静岡県信用農業協同組合連合会と株式会社 TOWING との連携協定締結について
令和 5 年 11 月 30 日
静岡県信用農業協同組合連合会と株式会社 TOWING との連携協定締結について
静岡県信用農業協同組合連合会(代表理事理事⾧:xxxx、以下「当会」)と株式会社 TOWING(代表取締役 CEO:xxxx、以下「TOWING」)は、静岡県内における農業をはじめとした第一次産業における諸所の課題解決、並びにxxxの食料システム戦略の現場実装や協業実現に向けた検討を目的とし、次のとおり包括的連携に関する協定(以下「包括連携協定」)を締結いたしました。なお、TOWING と地域金融機関との連携協定締結は全国初となります。
1.背景
昨今、xxxの食料システム戦略の目標である、農業分野における温室効果ガスの排出 抑制や、減化学肥料に伴う有機肥料の利活用について、静岡県内の取り組みとして推進を 開始しています。当該取り組みを推進する製品の一つとして、静岡県内のバイオマスを原 料として、有機肥料を効率的に活用できる土づくりと、農地への炭素貯留を実現できる高 機能バイオ炭“宙炭(そらたん)”の静岡県内での普及の可能性について、当会は TOWING とともに 23 xx・夏作にて実証試験を推進してきました。県内生産者や JA との実証の中 で、宙炭の農地への利用については一定の成果を収めることができました。また、当会は TOWING とともに宙炭の静岡県内の製造可能性について議論を行い、静岡県内の有機性バ イオマスの排出事業者やたい肥センターの運営事業者などとのマッチングを中心とした、 バイオマスの地産地消モデルの実現に向けた協業の方針についても合意形成を行いました。
上記背景のもと、当会と TOWING は、静岡県内でのバイオマスを用いた宙炭の製造とともに、静岡県内の生産者に向けた普及、並びにバイオ炭を農地に利用することによるカーボンクレジットの創出についての協業検討を目的とした、包括連携協定を締結いたしました。
当会は、中期経営計画において「Agrigional Coodinator(アグリージョナル・コーディネーター)~食と農をxxへ ヒトと地域をつなぐ信連へ~」をビジョンに掲げ、静岡の誇る食と農をxxへとつないでいくため、ヒトと地域、食農分野をつなぎ、静岡の農業の発展になくてはらない存在を目指しています。足元では、減化学肥料や脱炭素といった
持続可能な農業実現に向けた取組みを自治体や県内JA・農業生産法人に働きかけながら進めています。
TOWING は、本来であれば廃棄・焼却される地域の未利用バイオマス(植物残渣、家畜の糞、食品・飲料加工残渣等)を炭化したバイオ炭に、独自スクリーニングした土壌微生物を付加し、有機肥料で培養した高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・販売しています。高機能バイオ炭を土壌に散布することで、GHG 排出削減や化学肥料の低減、土壌改良効果を発揮します。
2.連携協定内容
(1)静岡県内の生産者への高機能バイオ炭を活用した農地利用実証試験の提案・推進
(2)農業由来のカーボンクレジットの創出や販売に係る協業検討
(3)高機能バイオ炭の原料となるバイオマス資源の調査検討
(4)高機能バイオ炭の製造プラント建設・運用を実施するパートナー企業の探索
【静岡県信用農業協同組合連合会の概要】
住所 | x000-0000 xxxxxxxxxxxxxx 0 x 0 x |
代表者 | xx xx |
設立年月日 | 1948 年 8 月 17 日 |
URL |
【株式会社 TOWING の概要】
株式会社 TOWING は「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」をミッションに掲げ、2020 年 2 月に設立した、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー(※1)企業です。
温室効果ガス排出削減と、減化学肥料・有機転換を同時に実現する土壌改良材である、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発しました。xxxの食料システム法(※2)に基づき認定された基盤確立事業者として、2023 年 6 月にバイオ炭の農地施用の Jークレジット承認を受けました。今後は未利用バイオマスを宙炭としてアップサイクルし、農業に利用することで、温室効果ガスの削減はもちろん、持続可能な食料生産システムを実現します。
※1:グリーン&アグリテックベンチャーとは、グリーンテックとアグリテックを兼ね備えているベンチャー企業を表す造語です。 グリーンテックとは、環境問題に取り組むために開発された技術や製品の総称で、地球温暖化や大気汚染などの環境問題の解決を目指しています。 アグリテックとは、農業領域における生産性向上のために開発された技術や製品の総称で、AgriTech は Agriculture(農業)と Technology(技術)を組み合わせた造語です。
※2:農林水産省 xxxの食料システム法ページ
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/x/xxxxx/xxxxxx/xxxxxxx/xxxxxx/xxxxxxxx.xxxx
住所 | x000-0000 xxxxxxxxxxxxx0x 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設 |
代表者 | xx xx |
設立年月日 | 2020 年 2 月 27 日 |
URL | xxxxx://xxxxxx.xx.xx/ |
【本件に関するお問い合わせ先】静岡県信用農業協同組合連合会
営業統括部 営業統括グループ (担当:xx) TEL:000-000-0000
株式会社 TOWING
人事広報部 広報チーム (担当:xx)
お問い合わせフォーム:xxxxx://xxxxx.xxx/X0XxxX0XXXXxxx0X0