タイ・SCG Chemicals 社とアセチレンブラック製造販売事業を行う合弁会社設立に向けた契約を締結
2022 年10 月20 日
デンカ株式会社
タイ・SCG Chemicals 社とアセチレンブラック製造販売事業を行う合弁会社設立に向けた契約を締結
デンカ株式会社(本社:xxx中央区、代表取締役社長:xx xx、以下当社)は、SCG Chemicals Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、代表取締役社長:Xxxxxxxx Xxxxxxxxxxxxx、以下SCGC 社)と、アセチレンブラック製造販売事業を行う合弁会社設立に向けた契約を 10 月 18 日に締結し、同日調印式を実施いたしました。
10 月18 日 タイでの調印式の様子
当社のアセチレンブラックは、導電材料であるカーボンブラックの一種で、アセチレンガスの熱分解によって製造されます。当社は独自の熱分解合成技術により、金属、硫黄等の不純物が極めて少なく、超高純度かつ高い導電性を実現しており、xEV のリチウムイオンバッテリー、洋上風力発電の高圧送電線ケーブル用途で使用され、近年需要が急拡大しております。
当社は現在、国内外合わせて 3 拠点でアセチレンブラックの製造を行っており、急増する需要への対応策として新たな製造拠点の設立をかねてより計画してまいりました。契約締結先であるSCGC 社は、アジア有数のコングロマリット企業である「Siam Cement Public Company Limited」を母体に持ち、アセアン地域を代表する総合化学企業です。SCGC 社の豊富で安定したアセチレンガス原料の供給能力と、当社の高純度なアセチレンブラック製造技術および販売ネットワークを組み合わせた合弁会社の設立により、本製品のさらなる生産・販売体制強化に努めてまいります。
合弁会社設立後に両者共同で立ち上げる製造設備は年間約 11,000 トンの生産能力を予定しており、2025 年初の生産開始を見込んでおります。なお、新会社の詳細は今後SCGC 社と協議の上、決まり次第お知らせいたします。
当社は、xEV・5G を中心とした環境・エネルギー分野を事業戦略における重点分野の1 つに位置付けており、今後も SDGs を羅針盤に、誰よりも上手にできる仕事で全ての人がより良く生きる世界をつくる、社会にとってかけがえのない企業を目指してまいります。
1、SCG Chemicals 社 概要(2021 年12 月時点)
会 社 名 :SCG Chemicals Public Company Limited
本 社 所 在 地 :0 Xxxx Xxxxxx Xxxx, Xxxxxxx, Xxxxxxx, 00000 Xxxxxxxx
代 表 者 :Xxxxxxxx Xxxxxxxxxxxxx
設 | 立 年 | 月 :1983 年11 月1 日 |
資 | 本 | 金 :114,453 百万バーツ |
従業員数(連結) :8,325 名
事 業 x x :1)タイ国内での上流下流を含むオレフィンチェーン事業
2)塩ビ樹脂、塩ビコンパウンド、塩ビ最終製品等のビニルチェーン事業
3)その他(海外オレフィンチェーン事業、リサイクル事業、サービス・ソリューション事業)
H P :xxxxx://xxx.xxxxxxxxxxxx.xxx
2、合弁会社の概要
当社およびSCGC 社は、以下の事項について合意していますが、新会社の名称、代表者等その他具体的内容については今後両社協議の上で決定します。
所 | 在 | 地 :Rayong Province, Thailand |
事 | 業 x | x :アセチレンブラックの製造・販売 |
x | x 比 | 率 :デンカ 60%、SCGC 社 40% |
アセチレンブラック(デンカブラックⓇ)
以 上
【報道関係者からのお問い合わせ先】
コーポレートコミュニケーション部 電話:03-5290-5511
【お客様からのお問い合わせ先】
電子・先端プロダクツ部門 特殊導電材料部 電話:03-5290-5567