IBM Kenexa Talent Insights
サービス記述書
IBM Kenexa Talent Insights
本「サービス記述書」は IBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、会社、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者をいいます。適用される「見積書」および
「証書 (PoE)」は、別個の「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Kenexa Talent Insights with 10 Users
IBM Kenexa Talent Insights は、ユーザーが人事データから迅速に洞察を得ることを可能にする人材分析ソリューションです。
● ガイド付きデータ・ディスカバリー – ユーザーが、人材に関する一式の事前定義された質問から選択して、分析を開始する機能。質問は、使用する人材データ・テンプレートに基づきます。
● 言語 – 英語でのみ提供されます。
● アクセス – お客様は、Talent Insights にアクセスするためのユーザーごとのユーザー名とxxxxxとともに URL を受け取ります。IBM Kenexa Talent Acquisition、IBM Kenexa Talent Optimization、または IBM Kenexa BrassRing on Cloud を購入しているお客様はシングル・サインオンにより Talent Insights にアクセスできます。
● 10 名のユーザーを含みます。
● お客様は、IBM Kenexa Talent Insights を使用する際、従業員に対して行ったデータの機密保持に関する誓約を維持する責任を負います。
IBM Kenexa Talent Insights は、お客様が応募者データ、雇用データ、および従業員データを入力、管理、分類、表示できるように設計された人事サービス・オファリングです。このサービスは、SoftLayer クラウド・コンピューティング環境において、専用仮想プライベート・ネットワーク接続で提供されます。このサービスにより、お客様は、適用可能なプライバシー法の下で個人情報およびセンシティブ情報と見なされる可能性のある情報を含んだコンテンツを入力して管理する必要があります。
● 連絡先情報 (例: 住所、電話番号や携帯電話番号、電子メール)
● センシティブ情報 (例: 行政機関の識別番号、生年月日、国籍、パスポート番号、その他)
● 雇用情報 (例: 教育、職歴、職場、報酬や手当、職歴、業績)
1.1 オプションのオファリング
1.1.1 IBM Kenexa Talent Insights Additional User
IBM Kenexa Talent Insights Additional User はサブスクリプション・オファリングの 1 つで、基本サブスクリプションに含まれる 10 名のユーザーを超える追加の「許可ユーザー」使用許諾を提供します。
1.1.2 IBM Kenexa Talent Insights の追加サービス
Starter Pack | Starter Pack | Starter Pack | Data | Data File | Workforce | |
Engagement | Engagement | Engagement | Preparation | Refresh | Consulting | |
– Year 1 | – Year 2* | – Year 3** | Services | Engagement | Engagement | |
Engagement | ||||||
フェーズ 1 – ビジネスの問題の定義 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔*** | ✔ | |
フェーズ 2 – データ受信 | ✔ | ✔ | ✔ |
Starter Pack | Starter Pack | Starter Pack | Data | Data File | Workforce | |
Engagement | Engagement | Engagement | Preparation | Refresh | Consulting | |
– Year 1 | – Year 2* | – Year 3** | Services | Engagement | Engagement | |
Engagement | ||||||
フェーズ 3 – データのプロファイル作成 | ✔ | ✔ | ||||
フェーズ 4 – データ変換 | ✔ | ✔ | ||||
フェーズ 5 – データの成形 | ✔ | ✔ | ✔ | |||
フェーズ 6 – データのカスタマイズ | ✔ | ✔ | ||||
フェーズ 7 – 分析と洞察 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||
フェーズ 8 – レビューとまとめ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
* 2 年間のスターター・パック・エンゲージメントには、上記の 1 年目および 2 年目のサービスがすべて含まれます。
** 3 年間のスターター・パック・エンゲージメントには、上記の 1 年目、2 年目および 3 年目のサービスがすべて含まれます。
*** Data Preparation Services のフェーズ 1 には、「データのニーズと可用性のレビュー」のみが含まれます。
フェーズの定義
a. フェーズ I (Starter Pack Engagements) – ビジネスの問題の定義
● リモートで管理されるキックオフ会議
● お客様固有のビジネスの問題が、お客様および IBM 専用コンサルタントのコラボレーションを通じて定義され、優先順位が付けられます。
● お客様の重要なビジネスの問題、戦略目的、および Talent Insights のデータに関する関心の特定、ならびにエンゲージメントに対する分析の単一領域の特定。
成果物:
● キックオフ・プレゼンテーションと書面による概要。ビジネスの問題/戦略目的、およびエンゲージメントに焦点を絞った、同意した単一領域の分析の概要が明記されます。 IBM による 1 次データ・ソースの特定。
● データのニーズと可用性のレビュー
● 主なビジネスの問題および戦略目的の優先順位付け。IBM コンサルタントがお客様と協力して調査する主な分析領域を 1 つ選択するためです。
● スターター・パッケージに含まれる 3 つのデータ・ソースは、コンサルティング・エンゲージメントに含まれる主な分析領域、ならびにそれよりも一般的なお客様主導のアナリティクスをサポートするのに十分なほど広範囲に構成されます。
● 追加のコンサルティング・エンゲージメントを購入することにより、さらなる分析領域のサポートも可能です。
● 抽出して、同意したデータ・ソースに提供するデータ要素を定義します。
成果物:
● データ提供のためのデータ構造についての推奨。これは、開始時点として既存のテンプレートが利用可能な場合には、それを使用して実行されます。
*** フェーズ I (Data Preparation Services Engagement 向け) データのニーズと可用性のレビュー
データ・ソースの要件のレビューと、Talent Insights HR アプリケーション・データ・テンプレートへの適合。(このサービスには、キックオフ会議は含まれません)。
● 抽出して、同意したデータ・ソースに提供するデータ要素を定義します。成果物:
● データ提供のためのデータ構造についての推奨。これは、コンサルティングなしでデー タ・サービスが実行される開始時点として既存のテンプレートを使用して実行されます。コンサルティングが購入され、データ・セットアップと併せて使用される場合、カスタ ム・テンプレートを開発できます。
b. フェーズ II – データ受信
IBM による処理対象のファイルの提供。
● 第三者データ・xxx
● お客様には、ファイルを転送するための詳細が提供されます
● お客様はデータ・ファイルを IBM に送信します
● ファイルは、標準フィールドに対する必要な命名規則 I に従って、IBM が事前定義した
csv スタイルのテンプレートで提供する必要があります。
● データ・ソースをサポートするために使用される完全なカスタム・テンプレートは、関連性のある最大 3 つの別個のファイルで構成できます。
● テンプレート内の各ファイルは、250 MB または 100 列を超えてはなりません。データ・ソースが、ファイル数、サイズまたは列数の基準を超えた場合、それらは複数の
データ・ソースとしてカウントされ、それに応じて料金が請求されることになります。
● データ階層がサポート対象の場合は、人口統計およびドリルダウンの詳細を提供する必要があります。
● IBM は購入されたファイル更新の必要に応じて、データのデリバリーおよび保管のツールをモニターしたり、テストしたりします。
成果物:
● 受信の確認とファイルに関する要件遵守。
● Kenexa データ・ソース
● コネクターが存在する場合、データのプロビジョニングとロードは毎日行われます。
c. フェーズ III - データのプロファイル作成
データ・ソースがレビューされ、当該データの構造、コンテンツ、関係および派生規則を明確にするためにファイルに関する統計および情報が収集されます。
● データ・ファイル品質の概要が生成されます。これには、欠落データ、誤った形式のデータ、および不整合な定様式データなどが含まれます。
● お客様は、欠落データまたは誤った形式のデータについて相談を受け、必要に応じて新規データ・ファイルが提供されます。
● お客様は、データの成形や変換のステップにおいて実装される予定の規則および手順について相談を受けます。
● ファイル同義語とカスタマイズの起草が実行されます。
● 最終ファイルの成形を受諾する前に、お客様側で最終ファイルについて最大 3 つのパスが許容されます。
成果物:
● 最終ファイル形式を構築して、お客様は最終ファイルを提供します。文書化されたファイル形式のカスタマイズ。
d. フェーズ IV - データ変換
データ・ソース内およびデータ・ソース間の全体的な構造の公式化。
● IBM Kenexa は Kenexa と第三者のデータ・ソース間のファイル関係をレビューします。
● IBM Kenexa は親/外部の主な関係を検証して、クロス・データ・セット・ディスカバリーを行います。
● IBM Kenexa は全体的なデータ構造プロトタイプを公式化します。
● IBM Kenexa はデータ構造を検証してテストします。成果物:
● お客様または IBM Data Services (オプションのデータ・リフレッシュ・エンゲージメントが購入された場合) が後続のデータ・ロードで使用できるように、全体的なデータ構造と変換のためのステップを文書化します。
e. フェーズ V - データの成形
データ・ソースのxx化とクレンジング
● IBM Kenexa は、データ成形のビジネス規則を作成したうえで、データ成形を実行します。これには以下が含まれますが、これに限定されません。
● 欠落データ、および任意のフィールドにおける不適切なタイプのデータ (アルファベットのフィールドに数字、通貨のフィールドに日付など) の特定、ならびにお客様との解決。
● xxxx・xxxxxの説明欄のヘッダーの強制と標準ファイルの命名規則の遵守。
● 基本的なファイル構造の問題 (行見出し、ネストされた見出し、空の行/列、データに続くテキスト行、要約の行や列、小計や総計、先行スペースや後続スペース、および重複排除データの削除など)。
● データ・サービスでは、追加の契約作業なしに、役職、学位、またはソース・データで制御されないその他のフリー・テキスト・データの書式設定に関する不整合に対処したり、欠損値、定数、不均衡、影響力の大きいカテゴリー、異常値および歪度に関連する基本的な品質上の問題に対処したりすることはありません。これらは、特に明記されない限り、お客様の責任です。
● IBM は、それが関連性のあるものである場合、再帰的なデータ・ロードのためのプロセスとスケジュールを確認します。お客様の判断により、追加のデータ・リフレッシュ・エンゲージメントを別途購入できます。
成果物:
● 実行されたデータ・クレンジング手順とロード準備ができたクレンジング済みのファイルの文書化。
f. フェーズ VI – データのカスタマイズ
データ・ソース統合フェーズ I で収集、実装されたデータのカスタマイズ仕様が実装されます。これには、同義語、データのグループ化、デフォルトの集約および事前定義された質問の追加や修正が含まれます。
● データ・ファイルがテストされます。
● IBM はカスタマイズの収集、文書化および実装を行います。
● IBM Data Integration はプロジェクトをコンサルティングに渡します。
成果物:
● テストとカスタマイズの確認
g. フェーズ VII – 分析と洞察
● キックオフで特定されたビジネスの問題/戦略目的に関連する洞察の共有。
● Talent Insights に関するベスト・プラクティスのデモンストレーションと共有。お客様がこのツールを最大限に活用できるようにお手伝いします。
● Talent Insights ユーザーおよびプロジェクト・チームとの、5 週間連続での週次コール。ビジネスの問題/戦略目的に関連する洞察について話し合います。
成果物:
● 特定されたビジネスの問題/戦略目的に関連する質問の分析と、お客様に提供するプレゼン テーションでの結果のまとめ。ツールで利用できるお客様のデータ・フィールドを説明したデータ参照ガイド。研修プレゼンテーション。概要が示されたお客様のビジネスの問題/戦略目的に固有の機能をお客様が理解できるように支援します。
h. フェーズ VIII – レビューとまとめ
● ビジネスの問題と戦略目標について Talent Insights による分析結果に関するエグゼクティブ・プレゼンテーション (リモートで提供)。
● お客様のグローバル・サポートへの移行と、必要に応じた増分サービスの購入の仕方を規定した詳細。
成果物:
● キックオフ・コール中に特定されたビジネスの問題および重点の置かれた戦略目標について Talent Insight で得られた知見に基づいたエグゼクティブ・プレゼンテーション。データの適切/不適切な解釈、潜在的なアクション/ソリューションに関する推奨、および次のステップの提案を含みます。
1.1.3 IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack - One Year Term
One Year IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack は、「セットアップ」サービスとして購入できます。これは、オンボーディングにおいて新規のお客様を支援するために設計されたサービス・バンドル (上表で説明) で構成されます。サービスには、ビジネスの問題を定義するための専用コンサルタントに
よる支援が含まれます。またサービスは、主なビジネスに関する質問の分析、3 つのデータ・ソースの初期準備と 1 回限りのロード、製品研修の提供、および洞察と推奨の向上に関するガイダンスをサポートするためのデータ・ソース (第 8.3 項に規定) を特定します。別途明記されない限り、キックオフ・コールを含むすべてのサービスはリモートで提供されます。
1.1.4 IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack Engagement – Two Year Term
Two Year IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack は、「セットアップ」サービスとして購入できます。これは、オンボーディングにおいて新規のお客様を支援するために設計されたサービス・バンドル
(上表で説明) で構成されます。「1 年目」について、サービスには、ビジネスの問題を定義するための専用コンサルタントによる支援が含まれます。またサービスは、主なビジネスに関する質問の分析、3 つのデータ・ソースの初期準備と 1 回限りのロード、製品研修の提供、および洞察と推奨の向上に関するガイダンスをサポートするためのデータ・ソース (第 8.3 項に規定) を特定します。
「2 年目」については、増分または継続のビジネスに関する問題の特定および分析をサポートするために追加のコンサルティング・サービスが提供されます。新規データ・ソースのセットアップまたはデータの再ロードは、追加的なオプションのデータ準備またはデータ・リフレッシュのサービスが購入される場合を除き、含まれません。別途明記されない限り、キックオフ・コールを含むすべてのサービスはリモートで提供されます。
1.1.5 IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack Engagement – Three Year Term
Three Year IBM Kenexa Talent Insights Services Starter Pack は、「セットアップ」サービスとして購入できます。これは、オンボーディングにおいて新規のお客様を支援するために設計されたサービス・バンドル (上表で説明) で構成されます。「1 年目」について、サービスには、ビジネスの問題を定義するため
の専用コンサルタントによる支援が含まれます。またサービスは、主なビジネスに関する質問の分析、3つのデータ・ソースの初期準備と 1 回限りのロード、製品研修の提供、および洞察と推奨の向上に関するガイダンスをサポートするためのデータ・ソース (第 8.3 項に規定) を特定します。
「2 年目」および「3 年目」については、増分または継続のビジネスに関する問題の特定および分析をサポートするために追加のコンサルティング・サービスが提供されます。新規データ・ソースのセット
アップまたはデータの再ロードは、追加的なオプションのデータ準備またはデータ・リフレッシュの サービスが購入される場合を除き、含まれません。別途明記されない限り、キックオフ・コールを含むすべてのサービスはリモートで提供されます。
1.1.6 IBM Kenexa Talent Insights Data Preparation Services Engagement
IBM Kenexa Talent Insights Data Preparation は、1 つの HR データ・ソース (第 8.3 項に規定) の 1 回限りのセットアップおよびロードで構成される、「セットアップ」または「オンデマンド・セットアップ」(上表で説明) のいずれかのサービスとして購入できます。既存の Talent Insights データ・テンプレートが存
在しない場合、コンサルティング・サービスと併せてデータ統合サービスを購入しなければなりません。
1.1.7 IBM Kenexa Talent Insights Workforce Consulting Engagement
IBM Kenexa Talent Insights Consulting は 1 回限りのセットアップおよびロードで構成される、「セットアップ」または「オンデマンド・セットアップ」(上表で説明) のいずれかのサービスとして購入できます。また、ビジネスの問題を定義するための専用コンサルタントによる支援が含まれ、主なビジネスに関する質問の分析、製品研修の提供、および洞察と推奨の向上に関するガイダンスをサポートするためのデータ・ソース (第 8.3 項に規定) を特定します。新規データ・ソースのセットアップまたはデータの
再ロードは、オプションのデータ準備またはデータ・リフレッシュのサービスが購入される場合を除き、含まれません。別途明記されない限り、キックオフ・コールを含むすべてのサービスはリモートで提供
されます。
1.1.8 IBM Kenexa Talent Insights Data File Refresh Engagement
IBM Kenexa Talent Insights Data File Refresh は、「セットアップ」または「オンデマンド・セットアップ」 (1 つの HR データ・ソース (第 8.3 項に規定) の 1 回のロードで構成) のいずれかのサービスとして購入で きます。ファイル・リフレッシュは、新規または増分のデータを、サービス・スターター・パック・エ
ンゲージメントまたはスタンドアロンのデータ準備サービス・エンゲージメントの一部としてセットアップされるデータ・ソースにロードすることです。
データ・ファイル・リフレッシュ・アクティビティーに含まれるサービスは後述のとおりです。
● サービスは、IBM Kenexa Talent Insights Data Integration の各フェーズ (ファイル・セットアップに含まれるデータ受信、プロファイル作成、変換、およびデータ成形の各ステージ) で構成されます。
● データ・リフレッシュ・エンゲージメントを利用するには、対象データ・ソースに対して Data Preparation Services Engagement を事前に購入すること、また以前設定したファイル構造に正確に準じることが必要です。
● この適用範囲を超えるデータ・ファイル・リフレッシュ・サービス (データ構造の変更、データ・クレンジング規則の変更、およびデータ・プロファイル作成で実行されたデータ・カスタマイズの変更を含みますが、これらに限りません。) は、「作業指示書」により別個に契約できます。
2. セキュリティーの内容
「クラウド・サービス」は、IBM の「Data Security and Privacy Principles for IBM SaaS」 (xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx/00 で入手可能) および本項で規定される追加条件に従うものとします。IBM の「Data Security and Privacy Principles for IBM SaaS」が変更されることがあっても、それにより「クラウド・サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント (以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」の可用性に影響を及ぼした事象について最初に知り得たときから 24時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して重要度 1 のサポート・チケットを記録しなければなりません。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM に合理的な支援を行わなければなりません。
「SLA」の未達成に対するサポート・チケットの請求は、契約月の末日から 4 営業日以内に提出しなければなりません。有効な「SLA」の請求に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間 (以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から
「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツまたはテクノロジーの問題、設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプ ラットフォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティー問題もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づいて適用可能なものの内で最高の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、「クラウド・サービス」に対する年額料金の 1/12 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合 (個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する単一月額料金の合算料金に基づいて計算されるものであり、各個別「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お
客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (「請求」の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
93.0% – 99.2% | 5% |
93% 未満 | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、「請求」の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
例:「契約月」における「ダウンタイム」が 500 分である場合
30 日の「契約月」における合計 43,200 分 - 予定外の「ダウンタイム」500 分 = 42,700 分 合計 43,200 分 | =「契約月」における 98.8% の可用性につき 5% の 「可用性クレジット」 |
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」の「テクニカル・サポート」が、電子メール、オンライン・フォーラム、およびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM は、「テクニカル・サポート」の連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスを規定する IBM Software as a Service Support Handbook を提供します。「テクニカル・サポート」は「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、個別のオファリングとして提供されるものではありません。
重要度 | 重要度の定義 | サポート時間内の目標応答時間 |
1 | 重大な事業影響/サービス・ダウン 事業上の重大な機能が作動不能である、または重要なインターフェースが機能しない状態。これは通常実稼働環境に適用され、サービスにアクセスできないことに よって業務に重大な影響が生じることを示します。この状況は、即時に解決する必要があります。 | 1 時間以内 |
2 | 著しい事業影響 サービス事業機能またはサービスの機能が著しく制限されているか、お客様が事業の最終期限に間に合わない危険にさらされている状態。 | 2 営業時間以内 |
3 | 軽度の事業影響 サービスまたは機能を使用することができ、業務に重大な影響がないことを示す。 | 4 営業時間以内 |
4 | 最小の事業影響 問い合わせまたは非技術的な依頼。 | 1 営業日以内 |
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」とは、特定の構成の「クラウド・サービス」へのアクセスを意味します。お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび使用することが可能な「クラウド・サービ
ス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
b. 「許可ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様は、直接または間接のいかなる手段であっても (例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーショ
ン・サーバーを経由して)、何らかの方法により「クラウド・サービス」へのアクセスを与えられた特定の「許可ユーザー」ごとに、個別に専用のエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。お客様は、お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」へのアクセス権限が付与される「許可ユーザー」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
c. 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 セットアップ料金
初回のセットアップ料金は、「取引文書」に規定された料率および支払条件で適用されます。
5.3 1 か月に満たない期間の料金
「取引文書」に記載された 1 か月に満たない期間の料金は、按分にて算定される場合があります。
5.4 オンデマンド料金
「取引文書」に明記されるオンデマンド料金は、お客様がオンデマンド部分のアクティブ化を要求した場合に適用されます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるのか、継続使用ベースで続行されるのか、期間満了時に終了するのかどうかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続使用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用できます。
7. オファリングの追加条件
7.1 Cookie
お客様は、IBM が「IBM SaaS」の通常の運用およびサポートの一環として、トラッキングおよびその他の技術により、「IBM SaaS」の利用に関連してお客様 (お客様の従業員および従契約者) から個人情報を収集することがあることを認識し、これに同意するものとします。IBM によるこのような情報収集は、ユーザー・エクスペリエンスの向上またはお客様との対話の調整を目的とし、「IBM SaaS」の有効性について使用統計および情報を収集するために行うものです。お客様は、IBM、その他の IBM グループ会社およびその従契約者が、営業活動を行う地域において、適用法に従い、IBM、その他の IBM グループ会社およびそれぞれの従契約者の範囲内で、収集した個人情報を以上の目的のために処理することがで
きるよう、お客様が同意を取得すること、または取得済みであることを確認するものとします。IBM は、収集した個人情報へのアクセス、更新、修正または削除について、お客様の従業員および従契約者から
の要求に従うものとします。
7.2 規範的データ
別段の定めがある場合でも、規範的な調査、分析、およびレポート作成の目的に限り、IBM は、本
「ToU」に基づいて IBM に提供されたお客様のコンテンツを、集約された匿名形式 (つまり、お客様を機密情報のソースとして特定できない形式、および個々の従業員および求職者、またはそのいずれかを特定できる個人情報が削除される形式) で維持、使用することができます。本条項の規定は取引終了後または満了後も存続するものとします。
7.3 データの処理
すべての EU 加盟国、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、およびスイスで行われる取引については、以下の条件が適用されます。
お客様は、IBM が、オランダ、アイルランド、およびアメリカ合衆国に対して、海外で「個人データ」を含むコンテンツを処理できることに同意するものとします。
お客様固有のサービス・サポート機構に応じて、お客様は、IBM が、以下のその他の国に対して、海外で「個人データ」を含むコンテンツを処理できることにも同意するものとします。
オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、フィンランド、ドイツ、香港、日本、ニュー ジーランド、ラテンアメリカ、メキシコ、オランダ、ポーランド、シンガポール、スペイン、南アフリカ、スウェーデン、およびスイス。
お客様は、IBM が、「クラウド・サービス」の提供のために必要であると合理的に判断した場合には、通知をもって、この国一覧を変更できることに同意するものとします。
IBM の「米国 - EU 間のセーフハーバー・フレームワーク」および「米国 - スイス間のセーフハーバー・フレームワーク」が EEA またはスイスの「個人データ」の移転に適用されない場合には、当事者またはその関連会社は、選択条項を除く EC Decision 2010/87/EU に従って、該当するそれぞれの役割において、
修正が加えられていない EU 標準契約条項を個別に締結することができます。これらの契約に起因するすべての紛争または責任については、両当事者は、関連会社間の紛争であっても、本契約の条件に基づき、紛争または責任が両当事者間で生じた場合と同様に取り扱うものとします。
7.4 データ定義
「人事 (HR) データ・ソース」 – HR データ・ソースは、応募者の追跡、認識、学習管理、報酬ベンチ マーキング、従業員エンゲージメント・サーベイ、従業員評価、または「人事情報システム (HRIS)」などの単一の HR アプリケーションです。これには、「Client Relationship Management システム (CRM)」などの HR 分析用データまたは財務データと連動して使用されるソースも含まれます。
「データ・ソース」 – データ・ソースは、オリジナル・ソース・トランザクション・システムと定義されます。データがデータウェアハウスからエクスポートされる場合も同じです。データ・ソースはテンプレートでサポートされています。これは、既存の IBM Kenexa テンプレートまたはサービスで構築されたカスタム・テンプレートに基づく場合があります。カスタム・テンプレートは、スターター・パッ
ケージの一部として提供されるコンサルティング時間を使用して、またはコンサルティング・エンゲージメントのアドオン・ブロックを用いて、開発する必要があります。
「データウェアハウス」 – データウェアハウスは、抽出されるデータのタイプにより、複数のデータ・
ソースとみなされる場合があります。データウェアハウスからの単一データ・ソースは、単一ファイル、または HR アプリケーションに関して相互に関連する最大 3 つのファイル (100 列未満) になります。応
募者の追跡、認識、学習管理、報酬ベンチマーキング、従業員エンゲージメント・サーベイ、従業員評価、または HRIS などがあります。
7.5 お客様の責任
● お客様は、IBM Kenexa Talent Insights を使用する際、従業員に対して行ったデータの機密保持に関する誓約を維持する責任を負います。
● お客様は、該当するデータへのユーザー・アクセスを制限するためにユーザー・タイプを割り当てる必要があります。
● オプションのコンサルティングまたはデータ統合サービスのエンゲージメントを購入する場合、お客様は、技術および人事 (HR) の適切な対象分野の専門家およびリソースを提供して、データの仕様と提供をサポートすること、ならびに同意したプロジェクト・スケジュールに基づいて適時に データを提供することについて責任を負います。データ提供の遅延は、プロジェクトの実装、プロジェクト・スケジュール全体、およびコストに影響を及ぼす可能性があります。
● お客様がスターター・パッケージ・エンゲージメント、オプションのコンサルティング・エンゲージメント、データ準備エンゲージメントに対する態勢が整ったことを確認し、キックオフが行われたら、サービス (以下の別個のポイントで対処されるデータ・リフレッシュは除く) を 3 か月以内に利用する必要があります。利用しない場合は有効期限が切れます。同時に購入した複数のエンゲージメントは、同じタイミングでキックオフする必要はありませんが、個々のキックオフが行われた後は、同じ有効期限が適用されます。
● サービスの完了後または満了後、お客様はグローバル・サポートでサポートされます。サービス・エンゲージメントの終了後、データ・チームまたはコンサルティング・チームによる継続サポートは提供されません。複数年スターター・パッケージを購入した場合、各コンサルティング・エン ゲージメントには、同じキックオフとエンゲージメントの期間が設定されることになります。複数年スターター・パッケージに関するエンゲージメント間のサポートは、グローバル・サポートにより提供されます。
● データ・リフレッシュ・エンゲージメント (月単位または四半期単位) を購入した場合、データは同意したプロジェクト・スケジュールで、定期的に提供される必要があります。お客様はリフレッ シュをスキップできません。スケジュールされたリフレッシュ期間から 5 営業日を超えて経過した場合には、使用されたものとみなされます。データ・リフレッシュおよびその他のサービスのエンゲージメントは、製品サブスクリプションの期間を超えて延長されることはなく、返金なしで自動的に有効期限が切れます。
● Talent Insights は明らかに HR 分析用に設計されており、HR 以外のデータは HR 分析をサポートするためのツールに組み込むことができます。ロードするのに適切なのはどのデータなのかについてガイドラインを遵守する責任はお客様にあります。