当社グループは、中期経営計画「PEGASUS フェーズⅡ」において、機能性化学品事業を「成長事業」に位置付けております。本事業譲渡後は、不飽和ポリエステル樹脂 などの機能性高分子製品や特殊化学品などの事業に経営資源を集中し、機能性化学品事業の拡大・強化を加速させてまいります。
平成 27 年 4 月 27 日
各 位
会 社 名:x x x 工 株 式 会 社代 表 者:取締役社長 xx xx
(コード番号 4004 東証第 1 部)問合せ先:総務・人事部広報室長 xx x
(TEL.00-0000-0000)
フェノール樹脂事業譲渡に関する契約締結についてのお知らせ
当社は、本日、アイカ工業株式会社(東証・名証第1部 4206)との間で、フェノール樹脂事業に関する事業譲渡契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.事業譲渡の理由
当社フェノール樹脂事業に関しては、電子・電気材料、住宅設備、塗料など、様々な用途に、液状・塊状・粉状・粒状の各製品を幅広くお客様に提供しています。
工業用フェノール樹脂の国内市場は、この数年間 10 万トン弱の生産量で推移しており、今後も大きな成長を見込むことが難しいと予測しています。一方、海外市場は中国・ASEAN地域の成長が期待されます。このような状況下、将来的に本事業のさらなる成長を図るためには、当社が国内に保有する本事業の事業拡大には限りがあり、当社が有する技術的な優位性をもとに、海外への展開を図ることが求められております。
他方、アイカ工業株式会社は、化学合成・積層・化粧板加工・木材加工・エレクトロニクスの 5 つの技術をもとに、化成品・建装材・住器建材の分野で幅広く事業を展開しています。また、同社は国内のみならず 2012 年に Dynea Chemicals 社のアジア太平洋部門を子会社化することによりフェノール樹脂の海外製造拠点を有しております。両社が有する事業の特長をあわせることで、フェノール樹脂事業のさらなる成長が期待されることから、今般、当社フェノール樹脂事業を譲渡するに至りました。
当社グループは、中期経営計画「PEGASUS フェーズⅡ」において、機能性化学品事業を「成長事業」に位置付けております。本事業譲渡後は、不飽和ポリエステル樹脂などの機能性高分子製品や特殊化学品などの事業に経営資源を集中し、機能性化学品事業の拡大・強化を加速させてまいります。
2.事業譲渡の内容
(1)譲渡対象事業
当社におけるフェノール樹脂事業
(2)譲渡対象事業の概要
売上高 40 億円(平成 26 年 12 月期実績)
(3)譲渡価額及び譲渡方法
当社は、新会社を設立した上、譲渡対象事業を吸収分割の形式により新会社へ継承した後、新会社の株式の 85%をアイカ工業株式会社に譲渡する予定です。当社所有の残り 15%の株式についても、初回譲渡から 2 年を目途に譲渡する予定です。その他詳細につきましては、今後、当社とアイカ工業株式会社との間で協議の上、決定する予定です。
3.日程
平成27年4月 最終合意契約締結
平成27年5月 新会社設立(予定)
平成27年9月 事業譲渡実施・新会社営業開始(予定)
4.相手先の概要
名称 | アイカ工業株式会社 |
所在地 | xxxxxxxxx 0000 xx |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 xx xx |
事業内容 | 化成品、建装材、住器建材、機能材料の製造・販売 |
資本金 | 9,891 百万円 (平成 26 年 3 月末現在) |
設立年月日 | 昭和 11 年(1936 年)10 月 20 日 |
総資産(連結) | 131,812 百万円 (平成 26 年 3 月期) |
純資産(連結) | 94,389 百万円 (平成 26 年 3 月期) |
従業員数(連結) | 3,482 人(平成 26 年 3 月末) |
大株主及び持株比率 (平成 26 年 9 月30 日現在) | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.62%日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.17% ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー) アカウント ノン トリーティー 4.11% アイカ工業取引先持株会 3.00% NORTHERN TRUST CO,(AVFC) RE 15PCT TREATY ACCOUNT 2.82% ジェーピー モルガン チェース バンク 385174 2.56% アイカ工業株式保有会 2.51% ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント 2.33% 住友生命保険相互会社 2.02% 株式会社三菱東京UFJ 銀行 1.99% |
5.当社業績に与える影響
本件に関する平成27年12月期業績への影響は軽微です。
以上