（１） 個人情報とは、通貨の発行又は利用に際し発行者が提供を受けた、氏名、電話番号、 E メールアドレス、郵便番号等、特定の個人を識別することができる情報（他 の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含みます。）をいいます。

寄居町電子地域通貨利用規約

寄居町電子地域通貨利用規約（以下「本規約」といいます。）は、寄居町（以下「発行者」といいます。）が、株式会社トラストバンク（以下「ＴＢ」といいます。）の提供するシステムを利用して発行する寄居町電子地域通貨（以下「通貨」といいます。）の利用に関し、ユーザーの遵守事項並びに発行者及びユーザーの権利義務関係を定めるものです。通貨を利用する方は、本規約の全文を必ずお読みください。

（定義）

第１条 本規約において使用する以下の用語は、各々以下に定める意味を有するものとします。

（１） 「アプリ型」とは、発行者が発行する通貨の発行形態のうち、ユーザーが使用する端末上の本アプリ（ユーザー）上のＱＲコードと紐づく形で本ＱＲ決済システム上に通貨のポイントが登録され、当該本アプリ（ユーザー）上のＱＲコードの提示を受けた取扱店がＱＲコードを読み取ることにより登録されたポイントの利用が可能となる形態をいいます。

（２） 「カード型」とは、発行者が発行する通貨の発行形態のうち、本カード上のＱＲコードと紐づく形で本ＱＲ決済システム上に通貨のポイントが登録され、当該本カードの提示を受けた取扱店がＱＲコードを読み取ることにより登録されたポイントの利用が可能となる形態をいいます。

（３） 「取扱店」とは、発行者から指定を受け、ユーザーとの間で自己が指定した対象商品等について通貨使用取引を行う個人又は法人をいいます。

（４） 「対象商品等」とは、取扱店が通貨の一定のポイント数と引き換えにユーザーに提供するものとして、発行者が指定した商品又はサービスをいいます。

（５） 通貨とは、発行者がユーザーに対し発行する、電磁的方法により記録されるポイントであって、ユーザーが本規約及び発行者が別途定める規約等の条件に従い、取扱店において通貨使用取引の決済に使用することができるものをいいます。

（６） 「通貨使用取引」とは、ユーザーが、取扱店において、発行者から発行を受けた通貨のポイントと引き換えに、対象商品等を購入し、若しくは借り受け、又はサービスの提供を受ける取引をいいます。

（７） 「本アプリ（取扱店）」とは、取扱店が通貨による決済、同決済情報の確認の目的で取扱店の情報端末上において利用する、ＴＢが開発し取扱店に提供するアプリケーションソフトウェアをいいます。

（８） 「本アプリ（発行者）」とは、発行者が通貨の発行、管理等の目的で発行者の情報端末上において使用する、ＴＢが開発し発行者に提供するアプリケーションソフトウェアをいいます。

（９） 「本アプリ（ユーザー）」とは、ユーザーが通貨の発行を受け、利用する目的でユー

ザーの情報端末上において使用する、ＴＢが開発しユーザーに提供するアプリケーションソフトウェアをいいます。

（１０） 「ｃｈｉｉｃａサイト」とは、ＴＢが運営管理する「ｃｈｉｉｃａ」という名称の通貨に関するサイトをいいます。

（１１） 「本カード」とは、通貨のポイントの発行、利用のために発行者がユーザーに対し交付する、ＱＲコードが掲載されているカードをいいます。

（１２） 「本ＱＲ決済システム」とは、ＴＢが運営管理する通貨の利用のためのＱＲコード決済用のシステムをいいます。

（１３） 「ユーザー」とは、本規約の内容に同意のうえ通貨の発行を受け、通貨を利用する個人をいいます。

（通貨の発行）

第２条 ユーザーは、本規約の内容を確認し、承諾の上、発行者に対し通貨の発行を申し込むことができます。ただし、ユーザーは、アプリ型の通貨の発行を申し込む場合、本アプリ（ユーザー）に登録しなければならないものとします。

２ 発行者は、以下に定める方法により、通貨を発行するものとします。

（１） アプリ型の場合、発行者が、本アプリ（発行者）を使用して、本アプリ（ユーザー）に表示されたＱＲコードを読み取り、本アプリ（発行者）に所定の情報を入力し、本ＱＲ決済システム上に同情報を反映させる方法

（２） カード型の場合、発行者が、本ＱＲ決済システムを通じて生成されるＱＲコードが掲載されている本カードをユーザーに交付し、本カードに表示されたＱＲコードを読み取り、本アプリ（発行者）に所定の情報を入力し、本ＱＲ決済システム上に同情報を反映させる方法

３ 発行者は、ユーザーによる第１項に従った通貨の発行の申込みを承諾するときは、ユーザーによる発行窓口における現金での入金、およびクレジットカード決済による発行代金の決済完了後、速やかに、前項に従い、通貨を発行します。ただし、通貨に発行限度額の定めがあるときは、当該発行限度額以上の通貨の発行を受けることができないものとします。また、発行者の責によらない通信機器、回線若しくはコンピューター等の障害、又は災害・事変等やむを得ない事由により、通貨の発行を一時的に停止する場合があることをユーザーはあらかじめ承諾するものとする。

４ ユーザーは、発行された通貨の残高を、アプリ型の場合は本アプリ（ユーザー）、カード型の場合は本カード上に表示されたＱＲコードを本アプリ（取扱店舗）若しくは本アプリ

（発行者）により読み取る方法、又はｃｈｉｉｃａサイト上の残高確認専用ページにアクセスし本カードに記載されている会員コードを入力する方法により確認することができます。

５ ユーザーは、初回の通貨の発行後、本アプリ（ユーザー）及び本カードを利用して、追加で通貨の発行を受けることができます。この場合も、第３項但書の定めに従います。

６ 通貨の発行に要する、ユーザーの携帯電話の通信料・接続料等はユーザーが負担するものとします。

（通貨の利用）

第３条 ユーザーは以下のいずれかの方法により、通貨を、取扱店との間の通貨使用取引の決済に利用することができるものとします。

（１） ユーザーが、本アプリ（ユーザー）上又は本カード上に表示されるＱＲコードを取扱店に提示し、取扱店が、本アプリ（取扱店）を使用して当該ＱＲコードを読み取り、当該決済においてユーザーが使用を希望する通貨のポイントを減じる操作を行い、当該ポイントが本ＱＲ決済システム上自動的に減算される方法

（２） ユーザーが、本アプリ（ユーザー）を使用して取扱店に置かれたＱＲコードを読み取り、当該決済においてユーザーが使用を希望する通貨のポイントを減じる操作を行い、当該ポイントが本ＱＲ決済システム上自動的に減算される方法

２ ユーザーは、事前にＱＲコードをキャプチャした画像、その他、本アプリ（ユーザー）、本カード及びこれらに表示されるＱＲコードの複製物を提示する形での通貨の利用はできません。

３ ユーザーは、通貨使用取引の完了後、本アプリ（ユーザー）、本カード上に表示されたＱ Ｒコードを情報端末により読み取る方法、その他の方法により、利用残高が正しく表示されていることを確認するものとします。

４ 通貨の利用に要する、ユーザーの携帯電話の通信料・接続料等はユーザーが負担するものとします。

（通貨使用取引の取消し等）

第４条 ユーザーは、法令に基づき売買契約の取り消し、解除等が認められる場合を除き、取扱店との間で行った通貨使用取引を取消し、又は解除することができないものとします。ユーザーが取扱店から返金を受ける必要がある場合、取扱店の責任において対応を行うものとします。

（払戻し）

第５条 ユーザーは、通貨の発行を受けた後は、払戻しを受けることはできません。

（ユーザーの義務）

第６条 ユーザーは本アプリ（ユーザー）、本カード、及びこれらにより表示されるＱＲコード並びに通貨を善良なる管理者の注意義務をもって管理しなければならないものとします。

２ ユーザーは、以下に定める行為を行ってはならないものとします。

（１） 本アプリ（ユーザー）、本カード、及びこれらにより表示されるＱＲコード並びに通貨を複製し、改変し、公衆送信し、若しくは貸与、譲渡、売買その他の方法により第三者に承継させ、又は第三者に利用させること

（２） 本アプリ（ユーザー）、本カード、及びこれらにより表示されるＱＲコード並びに通

貨を偽造し、変造し、又は改ざんするなど、不正な方法により使用すること。

（３） 違法又は公序良俗に反する目的で通貨の発行を受け、又は通貨使用取引を行うこと。

（４） 申込みに際し、発行者に対し虚偽又は事実に反する事項を届け出ること。

（５） その他本規約に反すること。

３ 前項に規定するほか、通貨を不正に利用する行為（ユーザーその他発行者が不適切と判断する行為）をユーザーが行った場合又はその恐れがあると発行者が認めた場合、発行者及び取扱店は、ユーザーによる通貨の利用を認めない場合があります。また、ユーザーが前二項に違反し、本カードを紛失し、その他の理由により通貨を第三者に利用されるなどして失った場合においても、発行者は一切の責任を負わないものとします。

４ ユーザーは、本規約に違反したことにより発行者又は取扱店に損害が生じたときは、当該損害額について一切の責任を負うものとします。

５ 発行者は、本条に基づき実施した措置に基づきユーザーに損害が生じた場合でも、一切の責任を負わないものとします。

（期限）

第７条 通貨の利用期限は、通貨発行時に定めるものとします。

（個人情報等の取扱い）

第８条 発行者は、通貨の発行又は利用にあたり収集された個人情報の利用・管理・共同利用等について、以下のとおり適切に取り扱うものとします。

（１） 個人情報とは、通貨の発行又は利用に際し発行者が提供を受けた、氏名、電話番号、 E メールアドレス、郵便番号等、特定の個人を識別することができる情報（他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含みます。）をいいます。

（２） 通貨の発行及び利用に関し発行者にご提供いただいた個人情報は、以下の目的にのみ利用します。

ア 通貨の運営及びサービス提供

イ サービス内容の充実・改善・新サービス提供を目的とした分析ウ 電子メール等の通知手段による情報発信

エ ユーザーからのお問い合わせ等に対する適切な対応オ 個人を特定できない形の統計情報として使用

カ その他上記各利用目的に準ずるか、これらに密接に関連する目的

（３） 発行者は、ユーザーから取得した個人情報を、下記イに定める目的で、下記ウに掲げる者と共同して利用します。

ア 共同して利用される個人情報の項目

発行者が通貨のサービスに関連して取得したユーザーの個人情報イ 利用目的

(ア)ユーザーからの通貨の発行

(イ)管理のためのシステムに関するお問い合わせ、ご相談、クレームへの対応、及び同システムの適切な運営管理

(ウ)ユーザーによる通貨の発行・

(エ)管理のためのシステムの利用の分析、新規サービスの開発、既存サービスの改善等ウ 共同して利用する者の範囲

株式会社トラストバンク

（反社会的勢力の排除）

第９条 ユーザーは、次の各号のいずれか一にも該当しないことを表明し、かつ将来にわたっても該当しないことを表明し、保証する。

（１） 自ら又は自らの役員が、暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から５年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動等標ぼうゴロ又は特殊知能暴力集団等その他これらに準じる者（以下総称して「暴力団員等」）であること

（２） 暴力団員等が経営を支配していると認められる関係を有すること

（３） 暴力団員等が経営に実質的に関与していると認められる関係を有すること

（４） 自ら若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもってするなど、暴力団員等を利用していると認められる関係を有すること

（５） 暴力団員等に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をしていると認められる関係を有すること

（６） 自らの役員又は自らの経営に実質的に関与している者が暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有すること

２ ユーザーは、自ら又は第三者を利用して次の各号のいずれか一にでも該当する行為を行わないことを保証する。

（１） 暴力的な要求行為

（２） 法的な責任を超えた不当な要求行為

（３） 取引に関して、脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為

（４） 風説を流布し、偽計を用い又は威力を用いて相手方の信用を毀損し、又は相手方の業務を妨害する行為

（５） その他前各号に準ずる行為

３ 発行者は、ユーザーが前各項の確約に反し、又は反していると疑われる場合、催告その他何らの手続を要することなく、ユーザーの保有する通貨の残高について、利用資格を取り消すことができます。なお、発行者は、かかる疑いの内容及び根拠に関して説明する義務を負わず、また、利用資格の取消しに起因してユーザーに損害等が生じた場合であっても、責任を負いません。

４ 前項の場合、当該ユーザーの保有する通貨残高は失効するものとし、払戻しはいたしません。

（利用中止）

第１０条

１ 発行者及び取扱店は、以下の各号に掲げる事由があると判断した場合には、ユーザーに対し事前に通知することなく、通貨の発行及び通貨使用取引の全部又は一部を停止又は中止することがあります。この場合、ユーザーは、通貨の全部又は一部を利用することができません。

（１） 発行者の責によらない通信機器、回線若しくはコンピューター等の障害、又は災害・事変等やむを得ない事由により、本ＱＲ決済システムを利用することができない場合

（２） システムの保守・点検等により、本ＱＲ決済システムを停止する必要がある場合

（３） ユーザーが本規約に違反し、又は違反したおそれがある場合

（４） 利用者が通貨を違法若しくは不正に入手、利用した場合、又はそのおそれがある場合

（５） 通貨の利用状況に照らし、利用者として不適格であると認められる場合

２ 発行者及び取扱店は、本条に基づき実施した措置に基づきユーザーに損害が生じた場合でも、一切の責任を負わないものとします。

（本規約の変更）

第１１条 発行者は、その裁量により、いつでも本規約を変更することができるものとします。発行者は、本規約を変更した場合には、所定のウェブサイト等への掲載その他発行者が適切であると判断する方法により、ユーザーに当該変更内容を通知するものとし、当該変更内容の通知後、ユーザーが通貨を利用した場合には、ユーザーは、本規約の変更に同意したものとみなします。

（権利義務の譲渡等）

第１２条 ユーザーは、発行者の書面による事前の承諾なく、本規約上の地位又は権利義務につき、第三者に対し、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすることはできません。

（通貨の発行及び管理に関する業務の終了）

第１３条 発行者は、天災地変、社会情勢の変化、法令の改廃、その他技術上又は営業上の判断等の理由により、通貨の発行及び管理に関する業務の全部又は一部終了することがあります。この場合、所定のウェブサイト等において掲載することによりユーザーに周知する措置を講じます。

（分離可能性）

第１４条 本規約のいずれかの条項又はその一部が、消費者契約法その他の法令等により無効又は執行不能と判断された場合であっても、本規約の残りの規定及び一部が無効又は執行不能と判断された規定の残りの部分は、継続して完全に効力を有するものとします。

（連絡、通知）

第１５条 本規約の変更に関する通知その他発行者からユーザーに対する連絡又は通知は、本アプリ（ユーザー）又はｃｈｉｉｃａサイト上の適宜の場所への掲示、その他発行者の定める方法で行うものとします。

（準拠法及び管轄裁判所）

第１６条 本規約の準拠法は日本法とし、本規約に起因し又は関連する一切の紛争については、さいたま地方裁判所を第xxの専属的合意管轄裁判所とします。

（令和３年１１月１日制定）