Contract
2021 年11 月25 日
各 位
会 社 名 株式会社スズケン
代表者名 代表取締役社長 xx xx (コード番号 9987 東証・名証第1部、札証)問合せ先 代表取締役副社長
コーポレート本部長 xx x
(TEL.052-961-2331)
株式会社FRONTEO との業務提携に関する基本合意のお知らせ
当社は、2021 年11 月25 日に人工知能(AI)を活用したデータ解析事業を営む株式会社FRONTEO(以下、「FRONTEO」)との間で業務提携に関する基本合意を締結いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
1.業務提携の目的
FRONTEO は、自然言語処理に特化した自社開発AI エンジンを用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援するデータ解析企業です。
独自のAI 技術を活用し、医療従事者と患者との間の5~10 分程度の会話を解析して患者の認知機能障害の有無を判定する「会話型 認知症診断支援AI プログラム」(以下、「本AI プログラム」)※1の開発を行っており、自然言語を用いて認知症を診断する世界初の AI 医療機器として 2021 年4月に臨床試験を開始し、早期に製造販売承認取得・上市を目指しています。
この度、当社グループが有する医療流通プラットフォームの機能やサービスを FRONTEO より高く評価頂き、本 AIプログラムの医療機関等への販売活動をはじめとする包括的な業務提携の基本合意に至りました。「会話型 認知症診断支援AI プログラム」に関する業務のうち、物品の配送および債権管理などの流通関連活動を当社グループが独占的に行うことに合意しております。
今後は、本 AI プログラムの早期市場浸透および市場拡大に向けた体制の確立を目指します。加えて、様々な AI医療機器や AI ソフトウェアプログラムに適応する新たな医療流通プラットフォームの構築や、FRONTEO と当社グループや協業企業の機能やリソースの組み合わせによる新しいAI ソリューション開発におきましても検討を進めてまいります。
当社グループはこれからも、これまで培ってきた医療流通の経験やノウハウ、お得意さまとのチャネルを生かし、 FRONTEO をはじめ、様々な協業企業との取り組みを通じ、ヘルスケア領域における新たな流通モデルの構築に取り組んでまいります。
※1:会話型 認知症診断支援AI プログラムについて
「会話型 認知症診断支援AI プログラム」(AI 医療機器)は、FRONTEO 独自の自然言語解析AI「Concept Encoder」※2を利用し、医師と患者との間の5〜10 分程度の日常会話から認知機能障害をスクリーニングできるシステムです。FRONTEOは、本AI プログラムが超高齢化社会を迎えた日本において重要な課題である認知症対策に加え、遠隔医療をはじめとするデジタル医療の進展や医療の効率化・標準化などに貢献できるものと考えています。2021 年4月に臨床試験を開始し、現在、早期製造販売承認取得・早期上市に向けて取り組んでいます。(特許登録番号:特許第6733891 号)
URL: xxxxx://xxxxxxxxxxx.xxxxxxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxxx/
※2:Concept Encoder について
「Concept Encoder」は、FRONTEO がライフサイエンス分野に特化して開発した自然言語解析AI(人工知能)です。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づいて有効に解析・活用することを目的に 2018年に開発しました。Concept Encoder はテキスト以外のデータとの共解析も可能であり、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種検査値などの数値データとの共解析の研究を進めています。(特許登録番号:特許第6346367 号)
URL:xxxxx://xxxxxxxxxxx.xxxxxxx.xxx/xxxxxxxxxx/xxxxxxxxxxxxxx/
2.業務提携の内容
当社とFRONTEO との間で合意している業務提携の内容は、以下の通りです。
① 「会話型 認知症診断支援AI プログラム」の早期市場浸透・市場拡大に向けた体制の確立
② 様々なAI 医療機器やAI ソフトウェアプログラムに適応する新たな医療流通プラットフォームの構築
③ ①②に関連した両社の機能やサービスの組み合わせによる新たな AI ソリューションサービスの創出に向けた研究
3.業務提携の相手先の概要
(1) | 名 | 称 | 株式会社FRONTEO | ||||
(2) | 所 | 在 | 地 | xxxxxxx0-00-00 xxxxxx0X | |||
(3) | 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 xx xx | |||||
(4) | 事 | 業 | x | x | 人工知能(AI)を活用したデータ解析事業 | ||
(5) | 資 | 本 | 金 | 2,973 百万円 | |||
(6) | 設 | 立 | 年 | 月 | 日 | 2003 年8月 | |
(7) | 大株主及び持株比率 | xx xx 株式会社フォーカスシステムズxx x朝 楽天証券株式会社 株式会社SBI証券 株式会社学研ホールディングス 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)株式会社日本カストディ銀行(証券投資信託口) マネックス証券株式会社 BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ 銀行) ※2021 年3月31 日現在 | 17.69% 9.27% 6.93% 1.38% 1.32% 0.99% 0.87% 0.64% 0.55% 0.46% | ||||
(8) | 上場会社と当該会社と の 間 の 関 係 | 資 本 関 係 | 該当事項はありません。 | ||||
人 的 関 係 | 該当事項はありません。 | ||||||
取 引 関 係 | 該当事項はありません。 | ||||||
関連当事者へ の 該 当 状 況 | 該当事項はありません。 |
(9) | 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態 | ||
決算期 | 2019 年3月期 | 2020 年3月期 | 2021 年3月期 |
連 結 純 資 産 | 4,622 百万円 | 3,310 百万円 | 4,643 百万円 |
連 結 x x 産 | 13,442 百万円 | 10,461 百万円 | 11,942 百万円 |
1 株当たり連結純資産 | 113.96 円 | 79.77 円 | 114.23 円 |
連 結 売 上 高 | 11,262 百万円 | 10,470 百万円 | 10,370 百万円 |
連 結 営 業 利 益 | 244 百万円 | ▲844 百万円 | 507 百万円 |
連 結 経 x x 益 | 203 百万円 | ▲992 百万円 | 330 百万円 |
親会社株主に帰属する 当 期 x x 益 | 52 百万円 | ▲929 百万円 | 359 百万円 |
1株当たり連結当期純利益 | 1.37 円 | ▲24.37 円 | 9.33 円 |
1 株 当 た り 配 当 金 | 3 円 | -円 | -円 |
4.日程
契約締結日 2021 年11 月25 日
5.今後の見通し
本件に伴う業績への影響は軽微なものと見込んでおりますが、中長期的には当社グループの企業価値向上に資するものと考えております。今後、適時開示の必要性が生じた場合には速やかに開示いたします。
以 上
<ご参考>
【FRONTEO について】
FRONTEO は、自然言語処理に特化した自社開発AI エンジン「KIBIT」と「Concept Encoder」、「Looca Cross」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援するデータ解析企業です。
2003 年 8 月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「e ディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」などのリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。
同事業で培った AI 技術をもとに、2014 年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障へと事業のフィールドを拡大し、AI を用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。