IBM Content Manager OnDemand on Cloud
サービス記述書
IBM Content Manager OnDemand on Cloud
本「サービス記述書」は IBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書 (PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Content Manager OnDemand on Cloud (クラウド・サービス) は以下を提供します。
a. 高速アーカイブ
● アプリケーションによって生成された印刷出力 (レポート、請求書、ステートメント、ポリシー、給付金関連資料、決済処理/信用取引など) のロード、索引付け、およびアーカイブを実行します。
● 複数の文書を備えた大容量データ・ファイルに対応できる柔軟性
● 各種ファイル形式 (PDF、AFP、LineData、XML) に対するサポート
b. 自動索引付け
● 「クラウド」における「ロードおよび索引付け」プログラムが自動的にレポート、ステートメントなどからメタデータを抽出して、リレーショナル・データベースの索引フィールドを埋めることで、検索と取得を効率的に行います。
c. 効率的なストレージの使用
● アーカイブ済みデータは、効率的にストレージを使用するために圧縮されます。
d. 文書の有効期限のあるアーカイブ
● ストレージの使用率をさらに最適化するために、アーカイブされたデータをレポート/ステートメントなどのタイプに基づいて自動的に失効させられるようにビジネス・ポリシーを定義することができます。
e. XML 標準に準拠している銀行取引のアーカイブ。
f. アーカイブ済みのステートメント、レポートなどへの Web およびモバイルによるアクセス。
g. 「全文検索」を有効化して、任意の文書内に含まれているテキストで、保管されている文書を探し出すことができます。
h. 「保留 (Hold)」機能により、文書の失効を防止できます。
i. 指定の内部ユーザーに対するレポートの定期配信
j. 災害復旧を支援する、2 次ロケーションへの実稼働データの複製
k. セキュアな仮想プライベート・インフラストラクチャー
l. 最大 4 TB のアウトバウンド帯域幅 (別途引用される高めの帯域幅)
m. 1 日 24 時間 週 7 日の実稼働環境モニタリング、ウィルス・スキャン、侵入検知 / 侵入テストの各サービス、ソフトウェア・パッチ、ならびにソフトウェア更新 (別途見積もられるカスタムの構成や拡張に必要なデータ移行のサービスやアクティビティー)。
n. 「災害復旧」のために「非実稼働環境」が購入された場合は、以下のとおりです。
(1) 少なくとも年に 1 回、お客様のポートフォリオ全体からの典型的なサンプルを対象にテストを実施します。
(2) お客様固有の環境を対象としたテストなど、追加要件については、別途見積もりが行われます。
o. アクティブ・ディレクトリーの統合
含まれるオプション: (Microsoft Active Directory または IBM Tivoli Directory Server)
● オンプレミスのお客様のLDAP に再複製する「クラウド・サービス」のLDAP サーバーの認証
● 1 つの「アクティブ・ディレクトリー」サーバーに対するサポート。
● お客様のドメインにある「クラウド・サービス」で (読み取り専用) ドメイン・コントローラーを提供する。
● お客様はすべてのエンド・ユーザーのクラウド環境へのアクセス (グループ、ID、アクセス) を管理する。
● お客様に対する完全な管理者権限
● (お客様のドメインではない) お客様がユーザーを管理する「クラウド・サービス」の LDAP
サーバーの認証。
● 認証のためにオンプレミスのお客様のドメイン・コントローラーへポイントする:
● パフォーマンスへの影響の可能性
● セッションの有効期間の認証
● 必要に応じて、SAML 認証を行う。
別途引用されたその他の構成 (例:「クラウド・サービス」への LDAP ファイル・ディレクトリーの手動またはスクリプトによる引用。MS フェデレーション・サービス、その他を含むフェデレー ション・オプション)。
作業指示書に基づき、追加料金でカスタム・ソリューションの導入、構成、統合の各サービス、および
「クラウド・サービス」に含まれていない追加オファリングを利用できます。
サービスの一部として、ソフトウェアのアップグレードが含まれます。データ移行またはカスタム拡張を必要とするアップグレードは含まれません。
基本オファリングには、選ばれたデータセンターのマルチテナント環境でのプロビジョニングが含まれます。こうしたセンター以外でのプロビジョニングには、「専用アドオン」が必要になります。各オ ファリングは、以下の特定期間における特定の量のデータ・ボリュームとユーザー操作を処理するためのキャパシティーを表します。キャパシティーに関する記述は、意図されたワークロードの適切な構成
をお客様が選択する際に役立つガイドラインであり、実際の結果は使い方により異なる場合があります。
1.1 IBM Content Manager OnDemand Bronze V2.0
a. PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Bronze 構成は 12 時間以内に最大 25GB のデータのロードと索引付けを行います。
b. AFP 文書および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Bronze 構成は 12 時間以内に最大 450GB のデータのロードと索引付けを行います。
c. 同時文書検索/取得による PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Bronze 構成は 12 時間以内に、30,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 15GB のデータのロードと索引付けを行います。
d. 同時文書検索/取得による AFP および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が
「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、 Bronze 構成は 12 時間以内に、30,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 250GB のデータのロードと索引付けを行います。
e. Bronze 構成では、1TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.2 IBM Content Manager OnDemand Silver V2.0
a. PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Silver 構成は 12 時間以内に最大 50GB のデータのロードと索引付けを行います。
b. AFP 文書および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Silver 構成は 12 時間以内に最大 900GB のデータのロードと索引付けを行います。
c. 同時文書検索/取得による PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Silver 構成は 12 時間以内に、60,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 30GB のデータのロードと索引付けを行います。
d. 同時文書検索/取得による AFP および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が
「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、 Silver 構成は 12 時間以内に、60,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 500GB のデータのロードと索引付けを行います。
e. Silver 構成では、1TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.3 IBM Content Manager OnDemand Gold V2.0
a. PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Gold 構成は 12 時間以内に最大 100GB のデータのロードと索引付けを行います。
b. AFP 文書および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Gold 構成は 12 時間以内に最大 1800GB のデータのロードと索引付けを行います。
c. 同時文書検索/取得による PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Gold 構成は 12 時間以内に、120,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 60GB のデータのロードと索引付けを行います。
d. 同時文書検索/取得によるAFP および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が
「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、 Gold 構成は 12 時間以内に、120,000 件の 文書検索および取得操作の同時実行と、最大 1 テラバイトのデータのロードと索引付けを行います。
e. Gold 構成では、3TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.4 IBM Content Manager OnDemand Platinum V2.0
a. PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Platinum 構成は 12 時間以内に最大 250GB のデータのロードと索引付けを行います。
b. AFP 文書および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Platinum 構成は 12 時間以内に最大 4.5 TB のデータのロードと索引付けを行います。
c. 同時文書検索/取得による PDF 文書のロードと「索引作成」: お客様が「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Platinum 構成は 12 時間以内に、300,000 件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 150GB のデータのロードと索引付けを行います。
d. 同時文書検索/取得による AFP および/または「行データ」文書のロードと「索引作成」: お客様が
「クラウド」の指定のステージング領域に文書を提出後、Platinum 構成は 12 時間以内に、300,000件の文書検索および取得操作の同時実行と、最大 2.5TB のデータのロードと索引付けを行います。
e. Platinum 構成では、5TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.5 オプションの機能またはサービス
1.5.1 IBM Content Manager OnDemand Storage Add-On V2.0
お客様が、選択された構成に含まれる TB ストレージを超える場合、お客様は追加の使用許諾を購入する必要があります。
1.5.2 IBM Content Manager OnDemand Report Application Definition Add-On 2.0
お客様は随時、オンデマンド・セットアップのための追加レポート/ステートメント定義またはアプリ ケーション定義を購入することができます。各「要求」使用許諾は、最大 10 個のレポート・ステートメント定義またはアプリケーション出力定義のセットアップを提供します。
1.5.3 IBM Content Manager OnDemand Federal Datacenter Add-On
IBM が承認した米国の官公庁のお客様およびその他のお客様に提供されるこのアドオン・サービスでは、仮想プライベート環境インフラストラクチャー (すべて連邦データセンターに含まれています。) として
実装される、お客様が選択した「クラウド・サービス」構成します。
1.5.4 IBM Content Manager OnDemand Non-Production Environment Bronze V2.0
お客様はテストおよび開発の目的で別途インスタンスを取得することができます。この開発環境は、実稼働目的に使用することはできません。
● この非実稼働環境構成は、IBM Content Manager OnDemand Bronze 2.0 と同じサイズに設定され、
IBM Content Manager OnDemand Bronze 2.0 と似たような処理機能を提供します。
● 非実稼働環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。
1.5.5 IBM Content Manager OnDemand Non-Production Environment Silver V2.0
お客様はテストおよび開発の目的で別途インスタンスを取得することができます。この開発環境は、実稼働目的に使用することはできません。
● この非実稼働環境構成は、IBM Content Manager OnDemand Silver 2.0 と同じサイズに設定され、IBM Content Manager OnDemand Silver 2.0 と似たような処理機能を提供します。
● 非実稼働環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。
1.5.6 IBM Content Manager OnDemand Non-Production Environment Gold V2.0
お客様はテストおよび開発の目的で別途インスタンスを取得することができます。この開発環境は、実稼働目的に使用することはできません。
● この非実稼働環境構成は、IBM Content Manager OnDemand Gold 2.0 と同じサイズに設定され、IBM Content Manager OnDemand Gold 2.0 と似たような処理機能を提供します。
● 非実稼働環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。
1.5.7 IBM Content Manager OnDemand Non-Production Environment Platinum V2.0
お客様はテストおよび開発の目的で別途インスタンスを取得することができます。この開発環境は、実稼働目的に使用することはできません。
● この非実稼働環境構成は、IBM Content Manager OnDemand Platinum 2.0 と同じサイズに設定され、
IBM Content Manager OnDemand Platinum 2.0 と似たような処理機能を提供します。
● 非実稼働環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。
1.6 セットアップ・サービス
1.6.1 IBM Content Manager OnDemand on Cloud Jump Start
このセットアップ・サービスは、スタートアップ・アクティビティーについて最大 50 時間のリモート・コンサルティング時間を提供します。これには、(1) ユース・ケースによる支援、(2) レポート、ダッ
シュボードおよびその他システム・ツールの実績のあるプラクティスに関する指導、(3) 初期データ・ ロードの準備、実行および検証に関するガイドによる支援およびアドバイス、(4) その他管理および構成に関して関心のある主題が含まれます。(以下総称して「スタートアップ・アクティビティー」といいます。) このリモートで提供されるセットアップ・サービスは、「エンゲージメント」ごとに購入されるものとし、すべての時間数が使用されたか否かに関わらず、お客様の「証書 (PoE)」に記載された使用許諾の購入日から 90 日後に終了します。
1.6.2 IBM Content Manager OnDemand on Cloud Accelerator
このオンデマンド・サービスは、アクティビティーの実行に使用される最大 50 時間のリモート・コンサルティング時間を提供します。これには、(1) ユース・ケースによる支援 (1 回限りのポイント・イン・タイムのデータ移動を支援するデータ移動のユース・ケースを含みます。)、(2) レポート、ダッシュボードおよびその他システム・ツールの実績あるプラクティスに関する指導、(3) 初期データ・ロードの準備、実行および検証に関するガイドによる支援およびアドバイス (ソース環境およびターゲット環境のセットアップ、およびデータ移動のユース・ケースに定義されるデータ移動を含みます。)、(4) その他管理および構成に関して関心のある主題が含まれます。(以下総称して「アクティビティー」といいます。) このリモートで提供されるセットアップ・サービスは、「エンゲージメント」ごとに購入されるものとし、すべての時間数が使用されたか否かに関わらず、使用許諾の購入日または「クラウド・サービス」の当初サブスクリプション期間の最終日のいずれか早い日から 12 か月後に終了します。
2. セキュリティーの内容
本「クラウド・サービス」は、IBM の「クラウド・サービス」に関する「Data Security and Privacy Principles」(xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxx-xxxxxxxx で入手可能) および本セクションの追加条件に従うものとします。IBM の「Data Security and Privacy Principles」が変更される場合であっても、それにより「クラウド・サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
保護対象のデータの処理およびデータの特性により提示されるリスクに対して技術的および組織上のセキュリティー対策が適切であると、お客様がデータ管理者として判断する場合には、本「クラウド・ サービス」を使用して、以下に記述される個人データおよび機密性の高い個人データが含まれるコンテンツを処理することができます。本「クラウド・サービス」は、さらなる規制要件が適用されるデータを処理するために設計されたものではありません。
2.1 セキュリティー機能および責任
「クラウド・サービス」には、以下のセキュリティー機能が実装されています。
「クラウド・サービス」では、IBM ネットワークとクライアント・ネットワーク・アクセス・ポイント間のデータ伝送中にコンテンツを暗号化します。「クラウド・サービス」では、静止時にコンテンツを暗号化します。
すべてのデータは、FIPS 1402 レベル 1 に準拠したディスク全体の暗号化を活用して保護されます。本ソリューションのデータの分類は、クライアント・センシティブと分類されているデータに初期設定されています。意図されたワークロードについてお客様から要求があった場合、IBM はお客様と協力してその他の規制要件 (HIPAA、PIPEDA など) に対処します。また、IBM はソリューション・アーキテク
チャーおよびサービス料金に影響を及ぼすことができます。
「クラウド・サービス」オファリングは現在、ISO27001 の認証を受けています。ISO27001 の認定を受けたクラウド製品のリストは以下で提供されています。xxxx://xxx-00.xxx.xxx/xxxxxx/xxx/xxx- bin/ssialiassubtype=ST&infotype=SA&htmlfid=KUJ12444USEN&attachment=KUJ12444USEN.PDF。
「クラウド・サービス」は HIPAA 対応であり、本要件の顧客通知を備えています。
本「クラウド・サービス」は、IBM の「プライバシー・シールド」認定に含まれ、お客様が「クラウド・サービス」を米国にあるデータセンターでホストすることを選択した場合に、「IBM Privacy Shield Privacy Policy」(xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxx/xxxxxxx/xx/xx/xxxxxxx_xxxxxx.xxxx に掲載) が適用されます。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント (以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間 (以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、(特定の機能の問題ではなく) システムが全く利用できないことに関連しており、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジー、設計もしくは指示の問題、サポート対象外のシステム構成およびプラットフォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリ
ティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性
に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
< 99.8% | 2% |
< 99% | 5% |
< 95% | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、電子メール、およびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM は、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスを規定するIBM Software as a Service Support Handbook を提供します。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
● 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」とは、「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または
「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「テラバイト」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。1 テラバイトは、2 の 40 乗バイトです。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」によって処理される「テラバイト」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「要求」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「要求」とは、IBM がサービスの実行を許可したお客様による行為をいいます。サービスによって、「要求」は、書面による通知や、電話、電子メール、またはオンラインによるサポート要求の形式を取ることがあります。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」に提出される「要求」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 セットアップ・サービス料金
「セットアップ・サービス」は、「エンゲージメント」ごとに購入するものとし、「取引文書」に記載された料金で請求されます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 イネーブリング・ソフトウェア
「クラウド・サービス」を使用するには、お客様がご自身のシステムにイネーブリング・ソフトウェアをダウンロードする必要があります。イネーブリング・ソフトウェアにより、「クラウド・サービス」の使用が促進されます。お客様は、「クラウド・サービス」の利用に関連してのみ、イネーブリング・ソフトウェアを使用することができます。イネーブリング・ソフトウェアは、以下の条件で提供されます。
イネーブリング・ソフトウェア | 適用されるライセンス条件 (ある場合) |
AFP ビューアー | お客様は「AFP ビューアー」にアクセスして、それをダウンロードできま す。「AFP ビューアー」は、AFP (高機能印刷) 形式の文書を表示するためにお客様がユーザーの Web ブラウザー上にインストールできる Web ブラウ ザー・プラグインです。お客様は、Web アクセスのセットアップがされ、 AFP 形式の文書にアクセスして表示する必要のあるユーザーの Web ブラウザーに AFP ビューアーをインストールできます。「AFP ビューアー」プラグインのダウンロードに関する情報は、お客様からの書面による要求に基づき提供されます。 |
IBM Content Manager OnDemand Windows Client Software | お客様は、テストおよび検証のために、または「クラウド・サービス」にアクセスする予定のお客様の組織内にいる人員のユーザー ID を作成するために、このクライアント・ソフトウェアにアクセスして、それをダウンロードできます。 |
OnDemand Web Enablement Kit | OnDemand Web Enablement Kit は Content Manager OnDemand 向けの Java APIを提供します。お客様は、「クラウド・サービス」へアクセスする必要があるか、または「クラウド・サービス」と相互運用する必要のあるカスタム・アプリケーションを開発するために、このソフトウェアにアクセスして、これをダウンロードできます。 |
7.2 バックアップ
データおよび環境に対するルーチン・バックアップが提供されます。実稼働環境の場合、実稼働の VMイメージ、バックアップ、メタデータ、およびコンテンツを非同期で 2 次センターへ複製することも含まれます。また、該当する場合には、かかる取り組みに対して請求される場合があります。
7.3 クラウド・サービスの有効期限
「クラウド・サービス」の満了または終了前に、お客様が、保持するデータを抽出するために「クラウ ド・サービス」の提供済みの報告機能またはエクスポート機能を使用する場合、その使用はお客様の責任となります。必要に応じて、IBM は、契約終了前に、業界標準の、相互に合意可能な形式でお客様のデータ抽出を支援できます。追加のデータ移行サービスも利用可能ですが、別途見積もりが行われる場合があります。契約の終了後、IBM は安全に当該環境およびすべてのデータ・バックアップを消去します。
7.4 外部ユーザー・アクセス
お客様は外部ユーザーに「クラウド・サービス」へのアクセスを付与することを選択することができます。お客様は、それらの外部ユーザーに対して次の責任を負うものとします (ただしこれらの責任に限られません)。a) 外部ユーザーによる「クラウド・サービス」に関連するあらゆる請求、または b)「外部 ユーザー」による「クラウド・サービス」の不正利用。
7.5 FTP ソフトウェア
お客様は、FTP (ファイル転送プロトコル) クライアント・ソフトウェアを使用して、「クラウド・サービス」へのロードと索引付けの対象であるレポート、ステートメントまたはその他の文書を提出する必要があります。IBM は、「クラウド・サービス」へのロードと索引付けの対象であるデータを提出する目的で「クラウド・サービス」に接続するための接続情報を提供します。
7.6 仮想プライベート・ネットワーク (VPN)
お客様は、安全に「クラウド・サービス」へ接続するためにソフトウェア VPN 接続の利用を選択することができます。VPN に関する情報は、お客様からの書面による要求に応じて提供されます。
a. 提供された 2 つの VPN エンドポイント (ゲートウェイ) の構成。
b. 別途見積もりが行われた追加エンドポイント。
7.7 第三者の Web サイトまたはその他のサービスへのリンク
お客様または「クラウド・サービス」ユーザーが、「クラウド・サービス」にリンクされた、または
「クラウド・サービス」で提供される、第三者の Web サイトまたはその他のサービスとの間でコンテンツを伝送する場合、お客様および「IBM ユーザー」は、「コンテンツ」の当該のすべての伝送を可能にする同意を IBM に提供するものとします。ただし、かかる対話は、お客様および第三者の Web サイトまたは他のサービスの間でのみ行われます。IBM は、かかる第三者のサイトまたはサービスに対し、いかなる保証または表明もするものではありません。また、これらに対するいかなる責任も負いません。
7.8 クラウド・サービスへの Web またはモバイルによるアクセス
お客様は、「ユーザー管理者」と呼ばれる特定の個人を指名して、「クラウド・サービス」への Web またはモバイルによるアクセスを要求するユーザーのアカウントをセットアップします。お客様組織内のユーザーのみが、Web またはモバイルのインターフェース経由で「クラウド・サービス」にアクセスできます。IBM は、Web/モバイル・アクセスについての接続情報を提供します。
7.9 クラウド・サービスの制限付き機能
本「クラウド・サービス」では、CD-ROM マスタリング・オプションの使用が禁じられており、お客様はかかる機能が利用できないことに同意するものとします。
7.10 災害復旧
「クラウド・サービス」は、以下に定義された事業継続性の目標をサポートするよう構成されています。事業継続性の目標は、1 次コンピューティング・ロケーションでの災害発生後、合理的に想定される短期 間のうちに、データの損失を最小限に抑え、組織の重要なビジネス機能が運用状態にまで復旧している
ことを確認するのに役立ちます。1 次コンピューティング・ロケーションで事故が発生した際に確実に 2次ロケーションへのフェイルオーバーが行われるとの判断が下されたら、下記の復旧目標をサポートするために、IBM が事業継続性計画および関連する活動を実行するものとします。本「クラウド・サービス」については、1 次ロケーションでのサービスがリストアされるまで実稼働ワークロードを受け入れるために非実稼働環境のリフレッシュおよび再構成が実行されます。
事業継続性の目標 | |
目標復旧時点 | 4 時間 |
目標復旧時間 | ● 2 次の同等の「非実稼働」環境を購入した場合には連続して 4 時間。 ● 2 次の「非実稼働」環境を購入しない場合には、少なくとも連続して 24 時間。 |