NOVEMBER
11
NOVEMBER
213
特 集
タイ・インドネシア
ものづくりのグローバル展開
住友金属工業(株)と
統合基本契約を締結
新社名は「新日鐵住金株式会社」
住友金属工業(株)との経営統合
統合基本契約を締結
新社名は「新日鐵住金株式会社」に決定
当社と住友金属工業(株)は 月 日、来年 月1日に経営統合することにつき
合意し、統合基本契約を締結いたしましたので、統合の要旨、統合会社の商号、経営目標などについてお知らせいたします。
なお、本経営統合は、関係当局の認可および両社の株主総会の承認などを条件としています。
22
10
経営統合の要旨と統合会社の概要
商号
新日鐵住金株式会社
(英文名:Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation)本店所在地 xxxxxx区
合併期日 2012 年10月1日(予定) 経営統合の方式 新日鐵を存続会社とする合併
合併比率
新日鐵:1、住友金属:0.735
※住金の株式1株に対して、新日鐵の株式 0.735 株を割り当て交付
統合効果
(統合後3年程度を目途に実現、さらなる上積みに努力)
主な項目 年間効果額
経営目標
「総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカー」を目指します。そのために、
以下の6点を強力に推進します。
1.鉄鋼事業のグローバル展開
2.世界最高水準の技術力の発揮
3.コスト競争力の強化
4.製鉄以外の分野での事業基盤の強化
5.企業価値の最大化と株主・資本市場からの評価の向上
6.総力の結集
上記目標の早期実現に向け、全従③員、グループ全社・協力会社が一体
となって取り組んでいきます。
1.グローバル展開の拡充関連 300 億円程度
2.技術・研究開発関連 400 億円程度
3.生産・販売関連 400 億円程度
4.調達関連 400 億円程度
合 計 1,500 億円程度
2011 年9月 22 日 統合基本契約の締結
経営統合に向けたスケジュ-ル
2012 年4月 合併契約の締結(予定)
2012 年6月 合併契約承認株主総会(予定)
2012 年10 月1日 合併期日(効力発生日)(予定)
※ 詳しい対外公表文は、当社ウェブサイトの新着情報をご覧ください。
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY 2
タイ・インドネシア
ものづくりのグローバル展開
新日鉄はxx日本で培ってきた技術力と現場力を基に、海外に生産・加工拠点を展開し、国際競争力の強化を図っています。今号では経済成長の続くタイとインドネシアで「ものづくりのグローバル展開」を進めるため、絶え間ない挑戦を続ける新日鉄グループの姿を紹介します。
今般のタイでの大雨による洪水で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。本特集は20 1年8月7~12日に現地取材した内容を基に構成しています。
世界の鉄鋼需要は2011年には ・ 億
トンに達し、年率 〜 %程度の堅調な伸びが続くものと予測されている。アジアは世界需要の約 %を占めているが、中でも東南アジアは年率 %を超える高い伸びを示し、アジア全体で年間5000万〜6000万トンの新たな需要が生まれている。
その一方で供給量も急増している。中国の粗鋼生産は現在、年率 億トン超の高いレベルで推移し、需要拡大を上回る過剰生産問題が深刻化している。さらに韓国も昨年までに新設・増強した設備のフル稼働に伴い、対前年比で %近い大幅な生産拡大が続き、
2010年 月には純輸出国に転じた。こうした中国と韓国の需給構造の変化と、アジア各国の鉄鋼自国産化の流れが、世界市場に大きな影響を与え、拡大しているタイやイン
xx xx 常務取締役
8 20
7
10
成長戦略を加速
東南アジア市場のダイナミズムを取り込む
年 %を超える鉄鋼需要の伸び
10 65
5
6
13
6
ドネシアなど東南アジア市場においても競争
が厳しさを増している。
「当社は日本、アジア、環大西洋圏の三極を核とする供給体制の構築を目指すグローバルプレーヤー戦略を進めています。アジアの中でもタイ・インドネシアはxx、日本と強いつながりを持ちながら鉄鋼市場が発展しており、当社の戦略上も極めて重要な位置付けにあります。日本の鉄鋼メーカーにとって、東南アジア市場は日本からの輸送
USIMINAS
米州・大西洋圏拠点
◉ SUS (Siam United Steel)
冷延鋼板メーカー。1995 年設立。新日鉄 50% 出資。従業員約 830 名。
◉ BECC (Bangkok Eastern Coil Center)
薄鋼板の加工販売。1997 年設立。新日鉄 15%、日鉄商事(株)47% 出資。従業員約 250 名。
◉ STP (Siam Tinplate)
ブリキおよびティンフリーメーカー。1988 年設立。新日鉄 16% 出資。従業員約 590 名。
◉ SNP (Siam Nippon Steel Pipe)
自動二輪・四輪向け機械構造用鋼管、加工製品メーカー。1995 年設立。
新日鉄 61% 出資。従業員約 1,150 名。
◉ NBC タイ (Nippon Steel Bar & CH Wire (Thailand))
自動車部品等向け冷間圧造用鋼線メーカー。2006 年設立。新日鉄 28% 出資。従業員約 110 名。
◉ NSGT(Nippon Steel Galvanizing (Thailand) )
亜鉛めっき鋼板メーカー。2011 年設立、2013 年稼働予定。新日鉄 100% 出資。
ⓒ ASEAN-Japan Center
◉ LATINUSA (PT PELAT TIMAH NUSANTARA )
ブリキメーカー。1982 年設立。新日鉄は 2009 年より出資(35%)。従業員約 430 名。
◉ INP (Indonesia Nippon Steel Pipe)
自動二輪・四輪向け機械構造用鋼管、加工製品メーカー。2005 年設立。SNP95% 出資。従業員約 450 名。
Global Localization
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY 4
タイ新日鉄
xx xx 社長
新日鉄
国 内 グループ粗鋼 4,000万トン
規模
アジア拠点
アジア市場での
生産•加工
拠点拡充と新規立地を検討•実行
タイ新日鉄〈バンコク〉 SUS(冷延鋼板) BECC(コイルセンター) STP(缶用鋼板) SNP(自動車用鋼管) NBCタイ(自動車用棒線) NSGT(自動車用鋼板)
タイ
シンガポール
インドネシア
東南アジア新日鉄
〈シンガポール・ジャカルタ〉 LATINUSA(缶用鋼板) INP(自動車用鋼管)
総合力を活かした鋼材提案
東南アジア新日鉄 ジャカルタ駐在事務所
xx x 所長
東南アジアでは、まずタイで1950年代後半から建材用薄板需要の拡大に伴い、日本鉄鋼メーカーは溶融亜鉛めっきミルを現地に設立し、日本から冷xx板を供給する体制を構築した。またタイ・インドネシアでの農水産品の生産・加工産③の拡大と缶用ブリキ自国産化の動きに対応してブリ
や材料技術も日本から移管し、さらにアセアン全体の統括機能を強化・新設。タイは従来の単なる輸出基地から日本と並ぶ地域統括拠点へ、急速に変貌を遂げています。その中で今後も本社や製鉄所と連携し、お客様のニー
点から線、線から面への展開
新日鉄は現在、各事③拠点の製造体制強化はもとより、出資比率の引き上げや人員派
8
9
キミルを展開(関連記事
〜 頁)。その後
ズに応える材料・技術提案を行っていきます」
遣などを通じて、海外拠点と日本との連携を
日系自動車・電機メーカーが本格的に進出
(xxxxタイ新日鉄社長)。
強化している。さらに下工程への原板供給拡
80
し、 年代後半の円高を背景にこの動きが
「世界第
位の人口を抱えるインドネシア
大や加工・物流拠点との連携など、事③拠点
東南アジア新日鉄
xx xxx 社長
4
加速化すると、日系商社と共に加工流通拠点であるコイルセンターを整備した。そして1995年に新日鉄などは現地に冷延鋼
は、大きな潜在需要を持っており、日系企③をはじめ海外からの製造③進出ラッシュが続いています。同時に、石油、天然ガス、鉱物
間の連携を深めアセアン域内統合の動きにも対応。伸びゆく東南アジアの鉄鋼需要を確実に取り込む体制構築を進めている。
6
7
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
板ミルを建設(同 〜
頁)。新日鉄では現
などの豊富な資源を背景とした開発案件も
「当社の強みは、自動車やブリキをはじめ
5
在までに自動車用鋼管、特殊鋼線材の現地製造拠点を展開し、2013年には自動車用めっき鋼板工場の稼働を決定している(同
タイ•インドネシア
ものづくりのグローバル展開
10
13
〜 頁)。
5
「当社のお客様である日系自動車・家電メーカーは、タイを事③拠点として強化する動きを継続しています。特に自動車メーカーは、タイに生産車種を集約するだけでなく、設計
進んでおり、また電力・土木・建築など社会インフラ整備に関しては2010〜2014年の 年間で約1400億ドルの投資が必要と試算されています。鋼材市場の競争が激化する中、素材とエンジニアリングを組み合わせた事③創出や需要捕捉などを積極的に行っていきたいと考えています」(xxx東南アジア新日鉄ジャカルタ駐在事務所長)。
として、これまでお客様の厳しい要請に応え共同研究を進める中で培われた高い技術力と、信頼に裏打ちされた各地有力関係先とのパートナーシップにあります。東南アジアでの多品種にわたる海外事③経験を最大限に活かし、点から線、線から面への事③展開で、当社グループの総合力を発揮していきます」(xxxxx東南アジア新日鉄社長)。
Value Chain
│ 日本と変わらぬ高品質な製品・技術サービスを提供
新日鉄グループの中核拠点
新日鉄は1990年代、日韓の高炉メーカーや商社と共に、タイで冷延鋼板の製造・販売を行うサイアム・ユナイテッド・スチール(S US)の設立に参画した。筆頭株主は当初タイ側のパートナーであるサイアム・セメントだったが、2006年に新日鉄が出資比率を引き上げ連結子会社化している。
間圧延ライン)とCAPLやCAL(連続焼鈍ライン)で高品質かつコスト競争力の高い冷延鋼板を生産しています。また、自動車用
お客様
新日鉄
図 1 タイでの鉄鋼製品の流れと現地拠点の役割
熱延鋼板・冷延鋼板・亜鉛めっき鋼板
冷延鋼板
食缶用ブリキ
STP
SNP
自動車用亜鉛めっき鋼板
自動車用冷間圧造用鋼線
NSGT
NBC タイ
6
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
590メガパスカルハイテンが現地メーカーとして初めて採用されたり、新しいティンフリー・ブリキ原板の商品開発に着手するなど、お客様と共に世界トップレベルの冷延ミルを目指した取り組みを続けています」(xxxx SUS取締役技術部長)。
「SUSはハイエンド冷延鋼板を基軸として
2
工場は首都のバンコクから車で約
時間圏
グループ企③・需要家を結ぶ〝新日鉄のグロー
バンツーン・ジュイチャラン
取締役工場長
xx xx 社長
内にあり、国際港湾施設からも効率的な輸送ができるタイ東部の工③団地に立地している。母材の熱延鋼板は新日鉄などから輸入して、自動車・家電用の冷延鋼板、缶用のブリキ原板、建材などに使われる亜鉛めっき原板をつくり分け、全体で年間100万トンの生産能力を持つ。SUSの製品は同じタイの新日鉄グループ会社にも供給しており、今後建設されるニッポンスチール・ガルバナイジング・タイ(NSGT、自動車用亜鉛めっき鋼板)に
バル・サプライ・チェーン〞の最前線基地です。タイは世界への輸出が急拡大し、ハイテンや高級めっき鋼板などのニーズも一段と高度化しているため、グループ企③の総力を結集して現地ニーズを捉え、東南アジアの戦略的拠点としての責務を果たしていきたいと思います」
熱延鋼板
SUS
ブリキ原板
熱延鋼板
亜鉛めっき原板
線材
(xxxxSUS社長)。
生産システムの効率化と安全を極限まで追求
1
も冷延鋼板を供給する予定だ(図 )。
「SUSの冷延鋼板は日系自動車・家電やブリキメーカーのシェアが高く、お客様からの要求品質も厳しいため、新日鉄並みの品質管理が求められます。当社は母材の熱延鋼板を輸入し、自社のCDCM(連続酸洗・冷
SUSのタイ人従③員のモラルは高く、年連続で休③災害ゼロという安全操③を
高く
③を
振興
では
質管
10
続けている。タイ政府が国内産③の 興・育成を目的として制定した総理大臣賞では、受賞可能な安全管理、生産性向上、品質管
xx xx
取締役技術部長
6
の 部門すべてを受賞。さらに2005年から取り組んでいるTPM活動(※)も評価され、優秀賞を受賞している。
xx x
取締役社長室長
「まず自分の生産ラインは自分で清掃・保全することから始まり、今ではタイ人従③員自らがシステム効率化や安全管理向上に向けたプロジェクトを立ち上げています。引き続き新日鉄の支援のもと、トップから現場第一線の従③員まで全社的な管理を展開し、災害ゼロ、不良ゼロ、故障ゼロを目標に、生産システムの効率化を極限まで追求し安定操③を続けていきます」(バンツーン・ジュイチャランSUS取締役工場長)。
ブランドの安心感と
ローカルサプライヤーの競争力
タイ•インドネシア
ものづくりのグローバル展開
SUS
xx xx
営業部シニアマネジャー
xx xx
営業部シニアマネジャー
xx x
営業部長
冷延鋼板を生産する CAPL
10 年連続災害ゼロを達成したことを祝う垂幕
BECC
7
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
三井物産(株)と日鉄商事(株)、新日鉄によって1997年に設立されたバンコク・イー
スタン・コイルセンター(BECC)で 、S
は、S
品メー
じた形
いる
期など
する
るとと
ストイ
として
xx x工場長、xx xx社長、xx x副社長、xx xx営業第一部次長、x xx営業第一部長、xx xx営業第一部課長
(※)TPM(Total Productive Maintenance):生産設備のライフサイクル全体を対象に、全員参加で災害、不良、故障などあらゆるロスを未然に防止する取り組み
USの冷延鋼板を、自動車・電機部 メーカーからの少量多品種のニーズに応 た形状や寸法に切断・加工し販売を行っている。コイルセンターは、品質・サイズ・納 など多様化するお客様のxx注文を集約 ることで鉄鋼メーカーのロットに対応させ とともに、お客様の指定する納期にジャ トインタイムで対応するための流通拠点 して重要な機能を果たしている。
質・技
、ロー
ち合
株)に
タイ
日鉄
前列左から後列左から
母材をお客様のニーズに応じた形状と寸法に切断・加工し、ジャストインタイムで納入
「SUSには〝新日鉄ブランド〞の品 ・技術力に対する安心感があるだけでなく ローカルサプライヤーとしての競争力を持ち合わせています。BECCでは日鉄物流(株)による一括管理輸送、当社独自のリアル イムな生産管理システム、日鉄商事とx xの情報収集力を活かし、新規需要開拓も積極的に進めていきたいと考えています」(xxxxBECC社長)。
Kitchen
of the World
│ 缶詰大国の旺盛な需要に応える
26
8
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
STPの生産能力は年間
万トンで、タ
国内唯一のブリキメーカーであるラティヌ
3
1
タイの食品産業発展に貢献
イのブリキ需要の約
分の をカバーして
サ(LATINUSA)は、インドネシアの需
30
70
いる。ブリキの母材となるローモは約 %
要の %超に相当する年間約
万トンの生
Timah
50
13
タイではパイナップルやトウモロコシなど
をSUSから調達し、
%は新日鉄などか
産能力を持つ。1982年に国営錫鉱山
PT
の農産物が豊富に収穫され、また近海やインド洋で獲れるマグロやカツオが集まる漁③イ
ら購入。2009年には新日鉄と新日鉄エンジニアリング(株)の最新鋭技術を取り入
の子会社として設立され、1991年に国営鉄鋼メーカーのクラカタウ・スチー
xx xx
操業担当執行役員
xxxxxx X.A 社長
ンフラも整っている。タイ政府は、こうした
れた第
めっきラインを立ち上げ、薄く高
ルの傘下に入った。2009年に民営化を
2
天然資源を活かした「世界の台所」政策を展開し、農水産食品の輸出振興に力を注ぎ、果物や野菜、魚の缶詰で世界最大の輸出国となった。このタイにおける缶詰容器の材料となるブリキの♛盛な需要に応えるため、新日鉄はサイアム・ティン・プレート(STP)を合弁で設立し、1992年に操③を開始した。
「缶も輸出先である欧米や日本の市場向けに高い品質が求められています。優れた耐食性と強度を持ち、美しい外観のブリキは原板の品質と〝めっきの腕〞で決まります。現場では定期的な点検・清掃をはじめとするベーシックな品質管理活動に加えて、めっき条件の管理や設備の知識を深め、自らデータを分析し、改善につながる行動がとれるような人材の育成に取り組んでいます。今後はタイ人従③員のモチベーションをより高める人材登用も行っていきたいと考えています」(xxxxSTP社長)。
い強度で加工性に優れたティンフリースチールの生産能力増強を図った。
「お客様である製缶メーカー・パッカーは、さまざまなサイズ、仕様の高品質なブリキ・ティンフリースチールを求めています。当社の素材供給先であるSUSや新日鉄と定期会議を行い、新日鉄グループとしての総合力を活かした最適な素材調達から柔軟な納品対応までの一貫した技術・営③サービス体制を整えています」(xxxSTP副社長)。
世界第4位の人口を抱えるインドネシアに投資
インドネシアの缶詰需要は、タイと同様に魚缶・パイナップル缶のほか、人口増加を反映してミルク缶やイスラム教のラマダン明けの贈答品にも好まれる菓子缶が多いのが特徴だ。
図り、新日鉄が日本企③によるコンソーシアムを組織して入札し、子会社化した。新日鉄初の海外企③買収だった。
と新日鉄をつなぐ経営者として、当社の発展に尽くしていきたいと思います」(アーディマン T.A ラティヌサ社長)。
xx xx
技術アドバイザー
xx xx
副社長
現在、能力拡張に向けて新ラインの工事が、新日鉄エンジニアリングを中心としたコンソーシアムにより進められている。2012年稼働予定の新ラインは新日鉄方式を導入して、
16
xx xx
財務担当執行役員
年間生産能力を 万トンに引き上げるとと
もに、さらなる品質向上を図る。
xx xx社長
品質向上・能力増強工事が予定されている ET ライン。広々としたレイアウトの工場
「ブリキは薄板の極限技術が詰まった製品であり、改善の余地はまだまだあります。タイ・STPと交流会を行ったり、従③員を日本に派遣し新日鉄のものづくりを学ぶ機会をつくるなど、さまざまな施策により現場力の向上を図っています。また、お客様の声には品質改善のヒントがありますから、
タイ•インドネシア
ものづくりのグローバル展開
STP
xx xx技術アドバイザー
xx x副社長
6S が浸透したきれいな現場
新日鉄方式を導入した品質管理
ラボで厳格な検査・試験を実施
LATINUSA
25 年間稼働している剪断ライン
9
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
『国内唯一』という強みを活かし、丹念にすくい上げてさらに競争力を高めていきたいと思います」(xxxxラティヌサ副社長)。
Detroit
of the East
│ 日系メーカーの現地調達ニーズに応える
10
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
SNPはバーツ通貨危機を乗り越えた後、
タイやインドネシアでは素材から鋼管のつくり込み、引抜加工や切断、機械・プレス加工に至るまで一貫した自動車鋼管の製造体制で、多様なお客様ニーズに応えている
鋼管 2000年以降順調に販売数量を伸ばして
2
OEM
メーカー
OEM
メーカー
タイで二次加工まで含めた
おり、2009年に第
工場を立ち上げ、
6
一貫製造モデルを確立
2011年の生産量は過去最高の
万トン
タイは日本をはじめ世界各国の自動車メーカーが多数進出し、特に東部の工③団地は「東洋のデトロイト」と呼ばれ、自動車関連産③のxx集積地となっている。自動車生産台数
に迫る見込みだ。SNPの最大の特徴は、
部品
メーカー
(1次請け)
部品
メーカー
(1次請け)
素材から鋼管のつくり込み、引抜加工や切断、機械・プレス加工まで含めた一貫製造モデル
2
(図 )を構築した点にある。
部品
メーカー
(2 次請け)
「素材の熱延鋼板は名古屋・君津製鉄所、
56
の推移を見ると、1996年の
万台から
薄物の冷延鋼板はSUSから調達して、名
2010年には165万台へと堅調な伸びを示しており、数年後には250万台に達するものと予測されている。さらに2007年からタイ政府による輸出振興と環境対策を狙いとしたエコカープロジェクトが始まり、タイは日本や欧米などへの輸出向け低燃費小型車の生産基地へと飛躍を遂げようとしている。
自動車の海外生産では、柔軟な生産体制の確立やコスト削減の観点から、厳しい品質基準を満たす部品の現地調達比率をいかに高めていくかが重要なポイントとなる。こうした中、新日鉄は1995年に自動車用構造鋼管の製造・販売を行うサイアム・ニッポンスチール・パイプ(SNP)を設立し、自動車メーカーのニーズに応えてきた。
xx製鉄所と日鉄鋼管(株)の造管技術と、 SNPに資本参加しているxxxx③(株)の引抜・切断・二次加工技術を融合した新しいモデルをつくりました。これにより日本と同等品質の製品を、お客様のニーズに合わせて柔軟に生産できる体制ができました」
図 2 自動車用鋼管一貫製造モデルのコンセプト
プロセスフロー
日本の場合
伸管
メーカー
(引抜加工)
切断
メーカー
造管+ 伸管(引抜加工)+ 切断
+ 機械・プレス加工など
SNP
(xxxxSNP・INP社長)。
鋼管
メーカー
(造管)
鉄鋼
メーカー
新日鉄
鉄鋼
メーカー
新日鉄
SNPは素材の上工程から最終製品までの生産履歴をxx的に管理できる体制を整え、月間700万本という多種多様な製品の品質管理・保証を可能としている。
SNP の場合
「現場では寸法測定結果や外面キズのチェックなど作③の見える化を進めて、タイ人従
③員の製品の品質管理と信頼性向上に対する意識を高めています。また、お客様の工程省略やコスト低減につながる製品を提案
います」(xxxSNP製造部長)。
るしい市場の変化に応じた迅速で的確な判
断を迫られるなど、権限の大きさに緊張し
伸びている。特にオートバイのフロントフォー
ク用鋼管など構造部品については、国内に製
xx xxSNP・INP社長
70
「取引数量の
%が日系企③とはいえ、と
ながらもやりがいのある日々を過ごしていま
造技術を持つ鋼管メーカーがなく、SNPな
タイ•インドネシア
ものづくりのグローバル展開
SNP
xx xx営業部長
xx xx総務部長
xx x製造部長
25
13
11
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
りわけタイ国内向けについては商社を介さずに直接取引をしています。日々の営③活動においても、新日鉄時代には経験できなかった領域の③務も担っています。わずか 人の営③スタッフで総数120社(輸出 社を含む)のお客様をフォローする中で、目まぐ
す」(xxxxSNP営③部長)。
インドネシアへ展開
タイと共に経済成長が著しいインドネシアでは、二輪・四輪自動車の生産台数が急速に
どタイからの輸入に依存しており、急激な需要増による供給不足が懸念されていた。
自然光を採り入れた屋根構造で作業環境改善と省エネルギーを両立。写真は 50 台以上の精密切断機が並び、月当たり 700 万本以上の鋼管を切断する切断棟
INP
①
③
②
① 造管から二次加工まで一貫生産。写真は造管工程
② 全量の形状寸法を確認するなど徹底した品質管理を実施
③ 複雑な成形をする四輪・二輪用鋼管のサンプル
④ ステンレス鋼管が製造可能な第 2 工場
➃
こうした中、新日鉄グループは、2006年にインドネシア・ニッポンスチール・パイプ(INP)を設立した。INPでは一貫製造モデルをはじめとしたSNPが保有す
12
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
る鋼管製造ノウハウを全面的に導入 鋼線の素材となる線材の表面キズ検査を行
1
し、2010年に第
工場を増築、
鋼線・自動車ファスナー
うとともに、加工後の組織・機能検査を実施。
2011年にはステンレス鋼管を製
ジャストインタイムに対応
クオリティー・ゲートを設けて異材チェック
2
造できる第
工場の稼働を開始する
を徹底している。
など着々と生産能力の増強を図って
自動車
台には3000〜7000本の
「お客様の受け入れ検査は日本よりもむ
1
いる。
「インドネシアのモータリゼーションの発展が私たちの製品にかかっていると自負を持って工場を運営しています。2014年にはEUの厳格な排出ガス基準を満たさなければならず、排気系を中心にステンレス鋼管の需要増が見込まれます。ステンレスを複雑な形状に加工するためには、高度な造管・加工技術が求められますが、新日鉄グループのノウハウを結集し、需要に応えていきます」
(xxxXXX副社長)。
ファスナー部品(ボルト、ナットなど締結部品)が使用されている。ファスナー部品はサスペンション部、駆動部、エンジン部、操舵部などの重要保安部品に使われ、厳格な品質管理が求められる。日系自動車メーカーの生産台数増に比例しファスナー部品の現地生産数量も伸びており、材料となる冷間圧造用鋼
しろ厳しく、不良品ゼロが求められており、タイ人従③員の教育に注力しています。また工場がお客様に近いというメリットを活かし、日ごろから技術・営③両面での交流を行い、必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産するジャストインタイム対応を実現しています」(xxxxNBCタイ
線を日本から輸入する対応では、品質だけで
なくコストや納期の面から限界があった。 新日鉄は2006年、タイに冷間圧造用
鋼線の製造会社ニッポンスチール・バー&C Hワイヤ(NBCタイ)を設立。室蘭製鉄所の高品質な線材と松菱金属工③(株)、xxxx(株)、(株)サンユウの高度な二次加工技術の融合によって、素材から二次加工製品まで一貫で最適な供給体制を構築した。品質管理は、日本からの輸送距離を考慮して
社長)。
23
xx xx製造部長
「従③員の平均年齢は 歳と大変
INP
後列左から
x xxスーパーバイザー
xx xx日鉄鋼管(株)名古屋製造長
(短期派遣指導)
xx xスーパーバイザーxx x財務部長
xx xx社長
xx xx営業部xxxxx技術部長
前列は財務・営業・技術などの現地スタッフ。左から Lady、Ridzal、Subhan、 Latif、Wisnu
NBC THAI
製品コイル置き場
スケール除去と表面潤滑処理を行う酸洗工程
寸法精度・機械的特性を高める伸線機
xx xx社長
若く、工場に活気があり、また日本に留学経験のある優秀な技術者も採用できました。全員xxとなりインドネシアのナンバーワン鋼管メーカーの地位を確立していきたいと思います」(xxxxINP営③部長)。
AOYAMA THAI
100%出資の新会社で自動車用高級鋼板を供給
6
自動車メーカーがタイでの事③拡大を加速している中、新日鉄は自動車用外xxx張力鋼板などを含む高級・高品質な溶融亜鉛めっき鋼板の現地生産に乗り出す。2011年 月に100%出資のニッポンスチール・ガルバナイジング・タイランド(NSGT)を設立。
1
3
億米ドルを投じ日本国内の最新鋭設備と同じ製造ラインを持つ工場をSUSの隣接地に建設し、2013年中の稼働を目指す。
新日鉄の自動車用めっき鋼板の海外拠点と
回の公聴会も無事終了した。こうして住民の理解を得た上で、現在、官庁に最終審査を申請している。
2
NSGTは競争が厳しさを増すタイで、新日鉄グループの主要拠点として自動車用鋼板需要を確実に捕捉していくことが求められている。
「海外で厳しい競争に勝ち残っていくためには、日本から持ち込む技術やノウハウ自体に競争力がなければなりません。一方で、海外でこそ得られる新しいノウハウもあると思います。そうしたノウハウを日本にフィードバックし、グローバルプレーヤーとしての新日鉄のものづくりの基盤をより強固なものにしていきたいと考えています」(xx部長)。
5
しては カ所目となるNSGTは、母材の冷
ファスナー部品サンプル例
新日鉄 自動車鋼板営業部
xx x部長
(※)米国 I/N Tek、I/N Kote、ブラジル ウニガル、中国 BNA、メキシコ テニガル
延鋼板を主にSUSから調達することで、品質やコスト競争力を高める。さらにSUSをはじめタイの新日鉄グループの充実したインフラやこれまでの経験を活用できる点が大きな強みになっている。
4
13
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
「これまでの カ所の海外拠点(※)は、現地
マ・タイ社長
近隣自治会に NSGT の計画を説明するxx部長(右奥から 2 人目)と SUS タイ人スタッフ
パートナーとの合弁という形態で、パートナーの持つインフラやノウハウを活用してきました。しかしタイでは現地での事③運営ノウハウを蓄積しており、NSGTは100%独資での会社設立に踏み切ることができました」(xxx新日鉄自動車鋼板営③部部長)。
タイ•インドネシア
ものづくりのグローバル展開
ファスナー部品ライン
xx xx社長
NSGT
NSGTの工場建設準備においてもSUSやSTPの経験や信用の高さが活きている。 NSGTが工場を建設する地域では、住民の環境への意識の高まりから環境規制が強化されており、多くの新規プロジェクトが中断している。その中で、NSGTはSUSやST Pの協力を得て地元住民への説明会を実施し、
お客様の声
補完し合える
信頼感があり心強い
NBCタイの最大手需要家の一つであるアオヤマ・タイ(本社・(株)xx製作所 愛知県xx郡)は、1965年にタイに進出した老舗ファスナーメーカーだ。2000年代に入り自動車メーカーから現地調達比率アップ方針が打ち出されると、ファスナー部品の需要が急激に伸びたため生産能力を拡張。現在950人の従③員で月に約億3000万個のファスナー部品を生産
している。
「2008年にナットの加工割れが起こり頭を抱えていました。当時操③を開始したばかりのNBCタイから材料だけでなく、加工試験、量産化に至る当社の加工工程まで検討した新鋼種切り替えの提案を受け、問題を解決することができました。自動車用ファスナー部品は厳しい品質管理とコスト削減が常に求められ、輸入材との競合もあります。その中でNBCタイと当社は日系企③同士、足りないところを補完し合える信頼感があり心強いですね」(xxxxxxxx・タイ社長)。
xxxx://xxx.xxx.xx.xx/xxx/xxxxxx/xxxxx.xxxx
環境部 TEL:00-0000-0000 FAX:00-0000-0000 E-mail:xxxxxx@xxx.xx.xx
16
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
新日鉄は本年
月、『環境・社会報告書
Fe Future environment®
9
2011』を発行した。本年度の特集は
「 │ │鉄がつくる、
VOL.40
2011』を発行
地球のxx」。鉄が持つさまざまなxxの機能を最大限に引き出すことによって、
「いのち」と「くらし」を支え、xxの社会づくりに貢献していくことを使命とする当社の取り組みを、身近なところから宇宙・xxまで多様なスケールで紹介している。また巻頭コラムでは、「鉄」という物質に着目し、「鉄の特性」「生命と鉄」「社会と鉄」の3つの切り口で、その起源や素材としての特性、生命活動を支え文明の発展に貢献している鉄について提示している。
後半の基本報告は「マネジメント体制」
カーボン•ディスクロージャー• プロジェクトで高評価
世界の機関投資家が連携し、時価総額トップ500社に質問状を送り、企業に気候変動への戦略や具体的な温室効果ガスの排出量の公表を求める「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)
2011」で、新日鉄が高い評価を受けた。全体で第 位、世界の鉄鋼メーカーでは第2位、日本企業では素材メーカーとして最高位だった。
社会とともに 地域とともに
92
当社ホームページに本報告書をPDF 形式でアップしています
冊子のお申し込み・お問い合わせは
「環境報告」「社会性報告」の3部構成。新日鉄グループ全体で総合的に「環境経営」に取り組む姿を、豊富なデータを基に紹介している。
G
経
営
GROUP CLIP
竣工式の様子
工場内の様子
xx製鉄所の製鉄ダストリサイクルプラント
ベトナムで新日鉄初の建設用鋼材海外製造拠点が本格稼働
製鉄ダストリサイクル合弁プラントが
技
術
営業運転を開始
9
23
1
3
月 日、新日鉄の連結子会
の海外製造拠点が本格稼働した。
インフラ需要を捕捉し、当地域
新日鉄と(株)神戸製鋼所は
推進する。また新日鉄はxx製
10
社でベトナムにおける建設用鋼
竣工式はNPV出資者、日xx
の良質なインフラの構築に貢献
月 日、xx製鉄所構内で製鉄
鉄所の既設
基の製鉄ダストリ
材の製造販売会社「ニッポンスチール・パイプ・ベトナム」(N PV)の竣工式が現地工場で開催され、新日鉄初の建設用鋼材
府関係者、大学機関、需要家ら約230人が出席し盛大に行われた。新日鉄はNPVを通じて、東南アジア・オセアニア地域の
していく。
総務部広報センター 03│6867│2135
ダストリサイクル合弁プラントの営③運転を開始した。同事③は鉄鋼製造の過程で副産物として発生する製鉄ダストを再資源化することで、原料高騰下においても競争力のあるxxを安定
サイクルプラントで、新日鉄のアライアンス先を含めた関西圏全体での効率的な製鉄ダストリサイクルを推進していく。
総務部広報センター
経
営
日鉄物流(株)と日鉄運輸(株)の統合再編
術
機能を日鉄物流君津(株)へ吸収分割させるなどの事③再編を実
的に生産するとともに、広域リ
サイクル・ゼロエミッションを
03│6867│2135
新日鉄と日鉄物流(株)および日鉄運輸(株)は、物流③務の効
再編を決定した。
1
2012年1月
日に日xx
施するとともに、日鉄運輸の商号を日鉄物流八幡(株)に変更する。
4
1
率化を図り、競争力のある最適
輸を日鉄物流の完全子会社とし
成形性を2倍に高めた自動車用超ハイテンを
物流サービスを提供していくため、日鉄物流と日鉄運輸の統合
て両社事③を統合。同年 月 日をめどに日鉄運輸xxx③所
総務部広報センター 03│6867│2135
世界で初めて実用化
技
新日鉄は自動車の骨格部品に
2
高めるとともに、成形性を ラ
1
2
Pa
NIPPON STEEL MONTHLY 2011. 11
適用可能な高い成形性と ・ ンク低い強度レベルの780メ
営
Pa
ギガパスカル(G
)級の強度を
ガパスカル(M
)級と同等程度
経
試験分析会社の統合再編
日として、日鉄テクノリサーチを事③持株会社とし、他の試験
併せ持つ高張力冷延鋼板を開発し、日産自動車(株)が2013
に維持するなど、強度と各種特性を高い次元で両立させた。
新日鉄および新日鉄グルー
クリサーチ、(株)東海テクノリ
分析会社
社をその子会社とす
年に発売する新車に世界で初め
6
5
プの試験分析会社
社(株)日
サーチ、(株)日鉄大分テクノサ
る事③統合の実施を決定した。
て適用される。今回開発したx
xテクノリサーチ、(株)九州
ポート)は、一貫品質保証・研
成形性 ・ G
ハイテンは、
1
1
1
2
Pa
2
17
テクノリサーチ、ニッテツテク
x開発体制を一層強化するため、
総務部広報センター 03│6867│2135
プレス成形性の指標である伸び
総務部広報センター 03│6867│2135
ノ&サービス(株)、(株)ニッテ
2012年
月 日を効力発生
特性を同強度の従来材の 倍に
グループ
18
釜石市災害廃棄物溶融処理委託業務を受注
堺ブレイザーズが
スポーツ
2011. 11 NIPPON STEEL MONTHLY
xx市•大船渡市で バレーボール教室を開催
紀尾井ホール来場者
xxx
250万人を達成
経 営
9
君津冷延工場
1億トン達成
10
8
9
6
新日鉄エンジニアリング(株)
2013年度末までに約 万ト
新日鉄が支援する堺ブレイザー
月 日、紀尾井ホール
君津製鉄所冷延工場は、
6
10
1
は岩手県釜石市から災害廃棄物
ンの災害廃棄物の処理を見込ん
ズは、 月
・ 日、東日本大
(xxxxxx区)来場者数が
月 日、冷間圧延量累計1億
溶融処理委託③務を受注した。同事③は震災で発生したがれき処理の一環として釜石市旧清掃工場を再稼働させ、市内の仮置き場などで破砕・選別された災害廃棄物を溶融処理するもの。
でいる。同社は釜石市が一日も早く復興を成し遂げられるよう貢献していく。
新日鉄エンジニアリング(株)総務部広報室 03│6665│2366
震災で被災したxx市と大船渡市の中学生を対象にバレーボール教室を開催した。xxxxxxxのxxxx、xxxx、xxxx、xxxx、xxx選手が、約100名の中学生にゲームを交えた指導を行った。
「
2012Vリーグの準決勝は花巻市で
250万人に達した。同ホールは1995年に開館以来、上質なクラシック音楽と邦楽を提供し、熱心な音楽愛好家の方々に支えられてきた。250万人目の来場者には、新日鉄より記念品が贈呈された。
トンを達成した。冷延工場は
1965年に同所創③時の第一号工場として圧延を開始し、
1981年には世界初の酸洗・冷延連続ラインCDCMを稼働させた。
グループ
日鉄住金建材(株)防災商品「ノンフレーム工法」が
グッドデザイン賞を受賞
日 鉄 住 x x 材(株)の 防 災商品「ノンフレーム工法」が、
ノンフレーム工法
2011年度グッドデザイン賞を受賞した。同工法は自然環境や景観を保ちながらがけ崩れ対策が図れる画期的な斜面防災工法で、「人と自然が共生し、森林保全と斜面防災を
開催される予定で、選手たちは中学生と 今度は花巻で会いましょう」と固い握手を交わした。
両立させる」効果が高く評価された。
日鉄住金建材(株)土木鉄構商品部
新日本製鉄発信のプレスリリースは、ホームページに全文が掲載されていますのでご参照ください。
新日鉄文化財団
公演ご案内
邦楽 華麗なる技第二回 長唄
合奏の極致「合方」の陶酔
12 月16 日(金)/
18:30
唄:xxxxx 他 三味線:xxxxx 他囃子:xxxxx 他
xxxx也
聞き手:xxxx
合方集
「チンチリレン」
「髪洗い」などより
「呼応」(xxxx作曲)
「勧進帳」
xxxxx
xxxx
長唄では唄と三味線の演奏の間に三味線による「合方」が入ります。まさにここが作曲者と演奏家にとって、腕の見せどころ。華麗な超絶技巧で聴衆を陶酔の世界に誘います。
気鋭の演奏家たちが、この「合方」の魅力を解説と演奏でお届けします。
03│3630│2492
総務部広報センター 03│6867│2135
スケジュール
12月9日(金)/19:00 10日(土)/14:00
xxxxxxxxxxx東京第82回定期演奏会
指揮:xxxxxxxx・xxxxxピアノ:xxxx・x・xxxx
xxxx:xxxxxの墓 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
フォーレ:マスクとベルガマスクビゼー:交響曲ハ長調
12月13日(火)/19:00
新日鉄プレゼンツ
ニュー・アーティスト・シリーズ
第25回 xx xxxx x(xxx)
シューマン:
xxxxxとアレグロ変イ長調Op.70ベートーヴェン:
xxx・xxx第4 番ハ長調Op.102-1
J.S. バッハ:
無伴奏チェロ組曲第3 番ハ長調BWV1009ポッパー:
ハンガリー狂詩曲Op.68 他
総務部広報センター 03│6867│2147
250 万人目の来館者のxxxxxxxxxとピアニストのxxxx・xxxx氏
お問い合わせ・チケットのお申し込み先 紀尾井ホールチケットセンター(日・祝休)
TEL 00-0000-0000
君津製鉄所 総務部総務グループ 0439│50│2013
1
5
(OR)を学んだ。数学を駆使したITエンジニアリングによって、さまざまな企③活動に潜む問題の本質や法則性を明らかにし、最適な解決方法を見出すもので、経営の意思決定ツールとして活用されている。
※ オペレーショナル・エクセレンス:業務改善が現場に定着し、組織として強みとなっていること
住友金属工業(株)と統合基本契約を締結
新社名は「新日鐵住金株式会社」 2
特 集
タイ・インドネシア ものづくりのグローバル展開 3
社会とともに地域とともに VOL.40
『環境・社会報告書 2011』を発行 16
GROUP CLIP 17
研究開発の現場から Series15 挑戦しています。夢のものづくり 19
文藝春秋 9 月号掲載
〒 100-8071 xxxxxx区丸の内 2-6-1 TEL03-6867-4111 xxxx://xxx.xxx.xx.xx/xxxxx 総務部広報センター所長 xx x / 企画・編集・デザイン・印刷 株式会社 日活アド・エイジェンシー
NOVEMBER Vol. 213
2011 年 10月 31 日発行
表紙のことば『景色-分水嶺-』2011年 鉄・接着材・ガラス
右に行くのか左に行くのか
どちらに行っても 大きな違いはないしかし その先は
暖かい海か 冷たい海か
●皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。FAX:00-0000-0000
●本誌掲載の写真および図版・記事の無断転載を禁じます。
xx xx(xx・xxxx)
作者プロフィール/ 1952 年愛媛県xxx生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒③。 81 年にxx画廊で初個展を開催。以来、鉄を叩くことを通して制作を続ける。全国の画廊や美術館で個展を開催するほか、米国、韓国、バングラデシュでも作品が紹介されている。94 年には新日鉄本社にて開催された「第3回 STEEL ART展」に出品。 95年タカシマヤ文化基金新鋭作家奨励賞受賞。2003年第33 回xxxxx賞優秀賞受賞。07年文化庁買上優秀美術作品。09年より多摩美術大学教授、現在に至る。