日本ボッチャ協会競技規則は、日本国内のボッチャ競技の試合を定義したものである。本規則集は、BISFed(国際ボッチャ競技連盟)に準じて一般社団法人日本ボッチャ 協会(以下、JBoA)が主催する全ての国内選手権大会および選手権相当大会に適用される。本規則に加え、大会では以下の規則を必要に応じて適用する。
2021 – 2024 v.2.0
範囲と適用
日本ボッチャ協会競技規則は、日本国内のボッチャ競技の試合を定義したものである。本規則集は、BISFed(国際ボッチャ競技連盟)に準じて一般社団法人日本ボッチャ協会(以下、JBoA)が主催する全ての国内選手権大会および選手権相当大会に適用される。本規則に加え、大会では以下の規則を必要に応じて適用する。
⚫ BISFed クラス分け規則
⚫ BISFed アンチドーピング規則
⚫ BISFed コンペティション&ランキング規則
本書に記載のルールと併せて、これら規定を熟読し、大会に出場する際の要件を理解すること。JBoAおよび大会組織委員会(HOC)は、大会の競技運営責任者(TD)同意のもと、大会申し合わせ事項を公表する場合がある。これは当該大会で適用される特定のルールを記載するのみであり、ルールの意味を修正するものではない。JBoAは、本規則に定義されたルールの範疇に収まらない状況が生じる可能性があることを認識している。ルール変更が必要な場合は、大会開始前に全競技者に通知しなければならない。大会中に決断を迫られるような場合は、審判長(HR)および競技運営責任者(TD)が協議し、最終決定を下す。
試合時の心構え
試合時の礼節や心構えは、テニスと同じである。大勢の観客は選手を鼓舞し歓迎する。しかしながら、観客や試合を観戦している他の選手などは、選手が投球動作に入った時は、静粛に観戦することを求められる。容認できない行動が見られた観客には、退場を求める場合がある。
翻訳
本規則はBISFed(国際ボッチャ競技連盟)が公表しているBISFed International Boccia Rules 2020-2024 v.2.0を日本語に訳して運用している。運用にあたって基本は原点と同じであるが、OPクラスの設定や大会運営上の申し合わせ事項を含めて、国内独自の運用をする点があることについても承知しておくこと。
写真撮影
フラッシュを使用した撮影は認めない。試合の動画撮影は認める。ただし、FOP内の三脚やカメラは、HRまたはTDの承認を得たうえでのみ設置することができる。
目次
基本事項
1 用語の定義 ・・・・・・・···························································・・・・・・・・・・・・ 4
2 試合の種類 ・・・・・·······························································・・・・・・・・・・・ 5
3 大会の設営 ・・・・・・・・・・・・・·················································・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4 イクイップメントチェック ・・・・・·················································・・・・・・・・・・・・・・ 6
4.1 アシスティブデバイス ·・····································································・ 7
4.2 車いす ·・・・・・・・・···························································・・・・・・・・・・・・・・ 8
5 ボッチャボール ・・・·・・・・・・···························································・・・・・・・・ 8
試合前の準備
6 | ウォームアップ ・・ ・・・・ | 11 |
7 | コールルーム ・・・・ ・・・・・・・・ | 11 |
8 | 試合前のボール検査 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ | 13 |
コート上 | ||
9 | 役割と責務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ | 14 |
10 | プレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ | 15 |
11 | 次のエンドの準備(全試合) ・・・・・・・ ・・・・・・・ | 20 |
12 | ディスラプティッドエンド ・・・・・・・・ | 21 |
13 | タイブレイク ・・・・・・・・・・・···································································· | 21 |
14 | 試合後のボール検査 ······································································· | 22 |
反則行為と論争 | ||
15 | 反則行為 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ | 23 |
16 | 説明および論争の手続き ・・・・・・・・・・・・・・・・・············································· | 27 |
コミュニケーション
17 コミュニケーション ・・・・・・・・·················································・・・・・・・・・・・・・・ 28
17.9 公式ジェスチャー/サイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
タイムアウト
18 メディカルタイムアウト ・・・・・·················································・・・・・・・・・・・・・・ 34
19 テクニカルタイムアウト ・・・・・·················································・・・・・・・・・・・・・・ 34
ボッチャコートレイアウト ・・・・・・・・・・・・・・・・・·················································・・・・・・・ 35
ボッチャコートガイドライン ・・・・・・・・・・・・・・・・・·················································・・・・・・・ 36
基本事項
1 用語の定義
クラス分け | BISFed クラス分け規則に従って、選手を競技クラスに割り当てること。 |
競技クラス | クラス分けにより分けられた複数ある競技区分。 |
HOC | 大会組織委員会(Host Organizing Committee)。 |
HR、AHR、TD、ATD | 審判長(Head Referee)、副審判長(Assistant Head Referee)、競技運営責任者(Technical Delegate)、副競技運営 責任者(Assistant Technical Delegate)。 |
コーチングアシスタント | (CA と表記)コーチを補佐する者。スコアテーブルの横に着席しなければならない。 |
サイド | 1 サイドは、個人戦では選手 1 名、ペア戦では選手 2 名、チーム戦では選手 3 名とする。SA、コーチ、CA はサイドの追加メンバーとみなされる。 |
スポーツアシスタント | (SA と表記)SA 規則に従って、BC1 選手または BC4 足蹴り選手をアシストする者。 |
ランプオペレーター | (RO と表記)RO 規則に従って、BC3 選手をアシストする者。IPC より選手として認定されている。 |
ボール | 赤色および青色のボール、およびジャック(4.7 項参照)。 |
ジャック | ターゲットとなる白色のボール。 |
大会球 | 大会で使用するために HOC が準備する公認ボール。 |
リリース/投球 | ボールをプレイングエリアに投げ入れる動作。ボールを投げる、蹴る、またはアシスティブデバイスを使ってボールを転がすなど。 |
BNP | (Ball Not Played)エンドでサイドが使用しなかったボール。BNP は「デッドボール」となる。 |
デッドボール | 投球されて、または弾かれてプレイングエリア外に出たカラーボール; 反則行為により審判から除去されたボー ル;時間切れにより使用されなかったボール、または選手が投球しないと決めたボール。 |
ペナルティボール | 相手サイドの反則行為により与えられたボール。当該エンドの最後に投球される。 |
2ウェイ・スイング | 少なくとも左に 20cm、右に 20 ㎝、ランプをはっきり動かすこと。 |
アウト・オブ・ザ・ウェイ | スローイングボックスの後方。RO は、競技用具が対戦相手の邪魔にならないよう、また対戦相手が動かして破損しないよう、自分の競技用具を移動させなければならない。 |
ボールがリリースされた時 | 投球動作の最後、選手がボールを離す瞬間。BC3 では、ボールがランプ内にある間も含まれる。 |
イクイップメント | 車いす、ランプ、グローブ、スプリント、ポインター、およびその他のアシスティブデバイス。 |
車いす | 車いす、電動カート、寝台タイプなど。競技では、選手は車いすを使用しなければならない。 |
ロールテストデバイス | ボールの転がりを検査するための検査用 BISFed 標準デバイス。 |
ボールテンプレート | ボールのxxを検査するための 大小 2 つの穴が空いた BISFed 標準テンプレート。 |
計量器 | ボールの計量に使用する 0.01g 単位で正確に計測できる計量器。 |
ウォームアップエリア | コールルームの入室前に、選手がウォームアップするための専用エリア。 |
コールルーム | 各試合前に登録する場所。 |
FOP | (Field Of Play)全コートを含むエリア。タイマーのいるスコアテーブルも含む。 |
コート | 外枠のラインで囲まれたエリア。スローイングボックスも含む。 |
プレイングエリア | コートからスローイングボックスを除いたエリア。 |
スローイングボックス | 選手が投球する 6 つあるボックスの名称。それぞれに番号がある。 |
スローイングライン | コート上に引かれた線で、選手はこの線の後ろから投球する。 |
V ライン | コートを横切る V 状の線で、xxxxはこの線を完全に越えなければ有効とならない。 |
クロス | プレイングエリアの中央のマーク。 |
ターゲットボックス | ペナルティボールのターゲットとなる、クロスにある 35cm x 35cm の 四角形。 |
トーナメント(大会) | 大会としての体をなす1つのコンペティションまたはイクイップメントチェックを含む複数のコンペティションを意味する。トーナメントは閉会式で終了する。トーナメントでは、複数のコンペティションが実施される場合がある。 |
コンペティション (競技種目) | 個人戦はひとつのコンペティションである。チーム戦とペア戦を合わせてひとつのコンペティションとする。 |
試合(マッチ) | 2 つのサイドで行われる 1 マッチ。 |
エンド | 2 つのサイドがすべてのボールを投球し終わるまでの試合の中のひと区切り。 |
ディスラプティッドエンド | 偶然または故意に、ボールが正常ではない状態で動かされた場合のエンド。 |
リスターテッドエンド | ボールを置きなおして試合を続行することができない場合のディスラプティッドエンドのやり直しエンド。 |
反則行為 | 選手、SA、RO、サイド、CA、コーチによる競技規則に反する行為。罰則が科せられる。 |
イエローカード | 警告を与える時に、審判が提示する約 7cm x 10cm の黄色のカード。 |
レッドカード | 失格を宣言する時に、審判が提示する約 7cm x 10cm の赤色のカード。 |
2 試合の種類
試合には以下の3種類がある
2.1 個人戦
男子、女子それぞれ公認競技クラス(BC1、BC2、BC3、BC4、OP座位、OP立位)合わせて12の個人戦がある。選手は出場クラスに適合した競技クラスを割り当てられていなければならない。
個人戦は1試合4エンドで行われる。選手は、各々2エンド交互にジャックの投球権が与えられる。1選手につき6つのカラーボールを使用し、コールルームに持ち込むことができるのは赤6球、青6球、ジャック 1球までとする。赤サイドは3番のスローイングボックス、青サイドは4番のスローイングボックスを使用する。
BC1選手とBC4足蹴り選手は、コート上で選手をアシストするSAを1名帯同できる。BC3選手はROを1名帯同できる。また全ての個人戦で、1サイドにつきコーチまたはCAいずれか1名をコートに帯同できる。コーチ/CAはスコアテーブル横の所定のコーチセクションに着席しなければならない。
2.2 ペア戦
BC3ペアとBC4ペアの2つのペア戦がある。選手は出場クラスに適合した競技クラスでなければならない。各ペアは、男子選手1名と女子選手1名で構成されなければならない。
BC3およびBC4のペア戦は1試合4エンドで行われる。各選手は、2番から5番のスローイングボックスの順にxxxxを投球してエンドを開始する。選手は1人につきカラーボール3球を使用し、コールルームに持ち込めるのは、選手1名につき赤3球、青3球、そして1ペアにつきジャック1球までとする。赤サイドは2番と4番のスローイングボックス、青サイドは3番と5番のスローイングボックスを使用する。
BC3ペア戦では、各選手ともRO規則を遵守するROを1名帯同できる。また1ペアにつきコーチまたはCAいずれか1名をコートに帯同できる。エンド中、コーチ/CAはスコアテーブル横の所定のコーチセクションに着席しなければならない。
2.3 チーム戦
チーム戦は1つで、競技クラスBC1およびBC2選手が対象となる。競技者はBC1クラスまたはBC2クラスでなければならない。1チームにつき3名の選手で試合を行うが、メンバーは少なくとも男子1名と女子1名、かつ少なくとも1名のBC1クラスの選手で構成されなければならない。
チーム戦は、1試合6エンドで行われる。各選手は1番のスローイングボックスから6番のスローイングボックスの順で、1回ずつジャックを投球してエンドを開始する。選手1名につきカラーボール2球を使用し、コールルームに持ち込めるのは、選手1名につき赤2球、青2球、そして1チームにつきジャック1球までとする。赤サイドは1番、3番、5番の、青サイドは2番、4番、6番のスローイングボックスを使用する。
1チームに認められるSAは1名のみ。1チームにつきコーチまたはCAいずれか1名をコートに帯同できる。各エンド中、コーチ/CAはスコアテーブル横の所定のコーチセクションに着席しなければならない。
3 大会の設営
3.1 コート
コートの表面は平坦かつ滑らか(例:研磨コンクリート、木製、天然または合成ゴム)でなければならない。また、表面は清潔であること。コートの表面には競技を阻害するものを使用してはならない(例:各種パウダーなど)。
コートの寸法は12.5m x 6mとし、スローイングエリアは6つのスローイングボックスに分けられる。コートの外枠のライン
は、内側を基準として計測する。スローイングボックスを区切るラインおよびクロスのラインは細いテープを使用し、テープの中心が規定の位置となるよう左右均等に貼る。スローイングラインとVラインは、ジャック無効エリア内に貼る(本規則巻末の「コートレイアウト」参照)。
すべてのコートラインは、容易に識別できるものでなければならない。ラインは粘着テープを使用してもよい。コートの外枠、スローイングライン、Vラインには幅4.0または5.0cmの太いテープを使用する。スローイングボックスを区切るライン、ターゲットボックス、クロスには幅2.0cmの細いテープを使用する。ターゲットボックスの内寸は35cm x 35cmとする。 35cmxxのターゲットボックスの外枠は細いテープを使用する。
3.2 スコアボード
スコアボードは、試合で競技する選手全員からはっきり見える位置に配置する。
3.3 計時用具
計時機器は電子式を使用するのが望ましい。
3.4 赤/青パドル(指示板)
指示板は、次に投球するサイド(赤または青)を示すために審判が使用する色付きのパドルである。審判は、各エンド終了時および試合終了時に、xxxと指で得点を示す。
3.5 メジャーリング・デバイス( 計測器)
ボールテンプレートは、ボッチャボールのxxを計測するために用いられる。審判は、コート上のボール間の距離を計測するために、テープメジャー、キャリパー、隙間ゲージ、ライトなどを使用する。
4 イクイップメントチェック
トーナメント実施に必要なすべてのテストデバイスは、各大会の TDおよび/またはHRの承認を得なければならない。イクイップメントチェックには、以下のアイテムを対象に、大会開始時に実施しなくてはならない。
• 車いす
• ランプ
• ポインター
• グローブ
• スプリント
• コミュニケーション用デバイス
HRおよび/またはHR代理が、TDの指定した日程で検査を行う。検査を経て承認された競技用具には、アイテムごとに公式スタンプまたはステッカーが貼られるのが望ましい。ランプの場合はパーツごとにステッカーが貼られる。選手がコートで使用するグローブ、スプリント、その他同様の用具は、クラス分け委員会による書面の承認が必要となり、選手はその書面をイクイッ プメントチェックに必ず持参しなければならない。FOPでコミュニケーション用デバイスを使用する選手は、イクイップメントチェックで使用の承認を得て、公式スタンプ/ステッカーを貼られなければならない。コミュニケーションデバイスが承認されるのは、選手が審判とコミュニケーションし、コート上でのコミュニケーションに関するルール内でアシスタントに指示をする上で必要な場合、または車いすを動かす上で必要な場合のみとする。
イクイップメントチェック終了後の用具承認要請は認めない。
コート審判または HRの裁量により、選手は、トーナメント中ランダムに競技用具のチェックを受ける。コートで使用中の競技用具に規則違反が確認された場合、選手はイエローカードを提示される(規則15.9.8を参照)。選手の競技用具(車いす、ラン プ、グローブ、スプリント、その他のアシスティブデバイス)の違反がランダムチェックで発見され、それが2回目であった場合、選手は2枚目のイエローカードを提示され、当該試合を没収される。
4.1 アシスティブデバイス( 補助具)
BC3選手が使用するランプやポインターなどのアシスティブデバイスは、大会ごとにイクイップメントチェックで承認を受けなければならない。投球する手腕に使用するグローブおよび/またはスプリントは、必ずクラス分け委員会の書面 による承認を得る必要があり、選手はその書面をイクイップメントチェックおよびコールルームに持参しなければならない。
4.1.1 xxxは、横に倒した状態で2.5m x 1mのエリアに収まる寸法でなければならない。このエリアはxxxであり空中においても、ランプのどの部分もエリアの枠の外にはみ出してはならない。ランプは、スタンド部分およびすべてのエクステンション部分を最大最長の状態で検査を受ける。これにはランプ上部を延長するように取り付けるボールホルダーも含まれる。ランプは、最大最長を超えて伸長できないようにしなければ違反となる。ランプや ボールホルダーに、基準を満たす最大延長許容範囲を示すマークやラインをつけることは違反となる。
4.1.2 破損を防ぐため、検査中はROまたはコーチのみがランプを扱う。審判は、HOCが用意した承認スタンプまたはステッカーを、検査で承認した全ての競技用具に貼る。
4.1.3 ランプには、投球を補助したり、ボールのスピードを調整したり、ランプの方向を調整したりする装置をつけてはならない(レーザー、水準器、ブレーキ、照準器、スコープなど)。こうした装置は、コールルームまたはFOPでは認められない。選手がいったんリリースしたボールの進行は、いかなる形でも妨害してはならない。レイズドトップ(ランプ上部が隆起したもの)は認められない。ランプの照準を合わせる/狙いを定める/方向を調整するために、固定または着脱式のアタッチメントを使用してはならない。これにはフープ、リング、ホルダーなどが含まれる。サイドレールやその他突起物は、ボールの高さ(直径)を超えてはならない。エンド/トップレールは、サイドレールの高さを超えてはならない。
4.1.4 投球時、xxxはスローイングラインのどの部分にもかかってはならない(ライン上に壁があると想定して、その壁に接触または壁を貫通してはならない)。
4.1.5 ランプにセットされたボールをリリースする選手が使用するポインターの長さに制限はない。ポインターは、選手が直接装着しなければならない(頭部、口、腕、脚など)。ポインターは、ボールをリリースする時、ボール(と選手)に直接触れなければならない(規則15.5.4参照)。ボールは、ポインターを使用する選手の力によってリリースされなければならない。ボールのホルダーを昇降させてリリースすることは認めない。紐、リボン、布などはポインターとしては認めない。承認されたポインターには、承認ステッカーが貼られる。
4.1.6 審判がxxxxを手渡してから投球するまでの間に、xxxxを投球する選手は、必ずランプを左に20
㎝、右に20㎝明確にスイングさせなければならない――以下「2ウェイ・スイング」と表記(規則15.5.9参照)(これは審判が見ていない間にROがランプの方向を決めることを防ぐためである)。
タイブレイクエンドでは、個人戦およびペア戦の各選手は、審判が最初の投球を指示した後、投球前に 2ウェイ・スイングしなければならない(ペア戦の場合、両選手が同時に2ウェイ・スイングする)(規則13.5参照)。ペナルティボールの投球前には、2ウェイ・スイングしなければならない。
選手自身およびペア戦ではチームメイトがプレイングエリアから戻った時、投球するボールが残っている選手は、2ウェイ・スイングしなければならない(ペア戦では、投球前に両選手が同時に2ウェイ・スイングしなければならない)。投球するボールが残っていない選手は、スイングの必要はない(規則15.5. 10参照)。
これら以外の投球では、スイングの必要はない。
4.1.7 選手は、試合中複数のランプおよび/またはポインターを使用できる。すべてのアシスティブデバイスは、エンド中選手のスローイングボックス内に常に収めておかなければならない。エンド中に使用するその他のアイテム(ボトル、上着、ピン、フラッグなど)や競技用具(ポインター、ランプ、ランプの
エクステンションなど)は、エンド開始時に自分のスローイングボックス内に収めておかなければならない。エンド中アイテムがスローイングボックスの外に出た場合、審判は規則15.7.1、15.7.4に従って判断する。
4.1.8 試合中、選手の競技用具が破損した場合、審判は時計を止め、当該サイドに用具修理のため10分間のテクニカルタイムアウトを与える。ペア戦では、やむを得ない場合、チームメイトのランプを共用することができる。エンド間に承認スタンプ/ステッカーのついたランプに交換することができる。競技用具の交換は、必ずHRに報告しなければならない。交換用ランプはFOP外から持ち込むことができる(規則 4.2.2、19参照)。各サイド、1試合につき1回のテクニカルタイムアウトを認める。
4.1.9 投球する手腕にグローブまたはスプリント、その他補助具を使用する選手は、クラス分け委員会の書面による承認が無ければならない。クラス分け委員会による承認は、書面に記載された期間中のみ有効である(xx的なものと一時的なものがある)。
4.2 車いす
4.2.1 競技者は、車いすに座して競技しなければならない。スクーターまたはベッド(クラス分け委員会の書面による承認が必要)も使用できる。BC3選手の場合、ボールのリリース時に車いすに座している限り、座面の高さに制限はない。その他すべての選手は、床から選手の臀部が接する一番低い座面までの高さが66㎝以下でなければならない(規則15.7.3参照)。
4.2.2 試合中、車いすが破損した場合、審判は時計を止め、当該サイドに修理のため10分間のテクニカルタイムアウトを与える。各サイド、1試合につき1回のテクニカルタイムが与えられる。車いすが修理できない場合、エンド間に承認された別の車いすに交換することができる。もしくは破損した車いすで試合を続行しなければならない。選手がプレイできないボールはいずれもデッドボールとなる。
4.2.3 論争になった場合、HRとTDが協議の上で判断を下す。この判断が最終決定となる。
4.3 車いすの改造
4.3.1 選手は、体幹の安定を保つため競技用車いすに姿勢矯正サポートを使用することができる。これには、骨盤や胸部のストラップやハーネス、足関節ストラップ、ポメル、脚部ストラップ、胸部サポートなどが含まれる。この種の補助器具は、クラス分けで必ず再検討され、承認および記録されなければならない。
4.3.2 選手の競技専用車いすに追加された装置は、審判とクラス分け員によって繰り返し検討される。投球時の安定性を高めたり、上肢/下肢(UL/LL)をコントロールしたりするような装置の追加は認めない。
4.3.3 審判またはクラス分け員は、試合中の投球を有利にすると考えられる承認されていない装置を取り外すよう求める権限を有する(例:投球/キック/リリースの方向を補助する外付けガイドなど)。
5 ボッチャボール
JBoA主催大会では、選手またはサイドはマイボールを使用することができる。ボッチャボールの1セットは、赤6球、青6球、白1球で構成される。コールルームには1サイドにつき1セットのみ持ち込みが認められる。個人戦では、選手は自分が所有するxxxxを使用することができる。チーム戦およびペア戦では、1サイドにつきxxxxは1球しか使用することができない。選手またはサイドがマイボールをコールルームに持参しなかった場合、大会球が貸し出される。
適格とされるボッチャボールは、以下の基準を満たしていなければならない。
5.1 ボールの構造
2023年1月1日より、JBoA主催大会*では、ボールは必ず公認メーカーのものでなければならない。ボールに
は公認メーカーのロゴとBISFed公認ロゴが記されていなければならない。
*ここで言う大会とは、以下のものを指す。
• 日本選手権本大会
• 強化指定選手選考会
ボールの重さは 275g ±12g、円周の長さ は270mm ±8mmでなければならない。ボールは、明確な赤色、青色、白色でなければならない。
ボールは全て球状で、均一なサイズのパネルで構成されなければならない。パネルは球状になるよう均一に縫い合わされていなければならない。パネルは全て同じ素材でなければならない。
ボールの充填素材は、ポリエチレンまたはその他同様のプラスチック素材、または天然の不活性物質で作られた、均一サイズのペレットまたはビーズでなければならない。素材は非導電性、非金属性、非磁性でなければならない。
5.2 ボールの状態
ボールは良好な状態でなければならない。良好な状態のボールとは、用途にかなっていること、満足のいく品質であること、損傷がないこと、一定水準のパフォーマンスが可能な状態を指す。メーカーのロゴとBISFedのロゴははっきり、識別可能な状態でなければならない。
ボールは改造してはならない。公認メーカーより提供されたオリジナルのボールと異なる場合、異なる点が通常の摩耗や破れによるもの、または試合の準備と認められるケースを除き、改造が加えられたとみなされる。ボールの表面または充填素材の性質を変化させ、見た目にも触感的にも違いが分かるものはいずれも改造とみなされる(例:後述する例外を除いた縫い直し)。
通常の摩耗とは、繰り返しコートで投球するなど、通常の使用により想定されるボールの状態の劣化をいう。例えば、選手の投球スタイルやグリップによる摩耗パターンが見られたり、ボールがランプやポインターと常に1点で接することで矢印やマークに沿って円状のパターンが見られる場合がある。
試合の準備と認められるケースとは、ボールの重量や堅さを維持するなど、良好な状態を維持するためのボールのメンテナンスをいう。例えば、ボールを柔らかくする、またはもともと使われていたのと同じペレットやビーズを入れ替えて重量を維持するなどがこれに当たる。
ボールの表面には、穴や切り傷があってはならない。オリジナルのボールと比較した際、ボールのパネルの角(頂点)に穴があってはならない。また剥離が2か所以上あってはならない。剥離とは、パネルが部分的に層状に裂けている(または剥がれている)状態をいう。ひとつの剥離の長さは1cm未満でなければならない。全ての剥離の長さの合計は、2cmを越えてはならない。
ボールの表面にはステッカーやデカールや転写シールがあってはならない。ボールには、ボールを識別する印(例:番号または文字)および/またはボールの使用方法を示す印(例:ドットまたは矢印)をペンやマーカーでつけてもよい。後からパネルに加えたマークの周囲は、パネルのもともとの色が識別できる状態でなければならない。縫い目を目視で検査できるよう、縫い目の上または縫い目を横切るように印をつけてはならない。公認メーカーや公認BISFedロゴの上には印をつけてはならない。ただし、視認および識別が可能であれば、縫い目やロゴの上にイニシャル、矢印、線、点、数字などがマークされていても競技に使用することができる
ボールの表面には、いかなる物質も塗布してはならない。これらには接着剤や粘着剤の他、油やグリースなどの低摩擦性の物質も含まれる。ボールの表面には、通常の使用による傷を除き、いかなる傷もつけてはならない。はっきり目に見えるこすった跡や、ボールの手触りとは著しく異なるすれ、研磨、ひっかき面などがあってはならない。1つ、または複数の縫い目に沿って破れがあってはならない。
ボール✰糸がほつれていたり、欠損していてはならない。縫い直しは2針までとする。縫い目はメーカーによる元✰縫い目と同じでなければならない。またボール全体にわたって均一でなければならない。
5.3 没収されたボール
試合前、または試合後✰ボール検査で不適格となったボールは没収される。没収されたボールは、そ✰後改造されているか否かを判断するために検査される。3人から成るパネルが結成され、没収されたボール✰検証を行う。パネルはHR、AHR、TD、ATD✰中から少なくとも2名✰メンバーで構成されなければならない。最初✰判定に関わっていないIR(国際審判員)、A級公認審判員を3人目✰メンバーに加えてもよい。こ✰パネルは、ボール✰没収が決定された直後に結成する。コールルームでボール✰没収が判定された場合、パネルは試合✰最中にボールを検証し、試合終了までに決定を下す。試合終了後にボール✰没収が判定された場合、パネルは試合✰結果が確定するまでにボール✰検証をしなければならない。
パネルは最初✰ボール没収✰判定を検証し、追加✰テストを行って、ボールが改造されているかどうか、または単に「不適格」であるかを判断する。ボール✰評価と最初✰決定✰検証は、試合前✰検査手順を繰り返すことで行われる。パネルはさらに2つ✰追加テストを行って、ボールが改造されたかどうかを評価する。
• 針/プローブによる検査
• 摩擦検査
パネルがボールを検証した後、改造されていないと判断した場合、そ✰ボールは大会終了まで保管され、そ
✰後選手に返却される
パネルがボールを検証した後、ボールが改造されていると判断した場合、パネルはレッドカードを提示し、そ✰選手は大会から失格となる。
試合前の準備
6 ウォームアップ
6.1 選手には、各試合✰前に所定✰ウォームアップエリアを使用する時間が与えられる。ウォームアップエリアは、試合スケジュールに合わせて、試合直前✰選手に限り使用することができる。選手およびそ✰選手関係者(➺ーチ/CA、SA、RO)は、指定されたウォームアップ➺ートを定められた時間使用することができる(規則15.9.1参照)。
6.1.1 ウォームアップ✰時間枠:ウォームアップエリアは、そ✰日✰第1試合開始予定時刻✰90分前に開場し、第1試合✰➺ールルームが開場する5分前に閉場する。それ以降✰試合では、ウォームアップエリアは直前✰試合✰➺ールルームが閉鎖される時刻に開場し、当該試合✰➺ールルームが開場する5分前に閉場する。そ✰日✰最終試合✰➺ールルームが閉鎖された後は、そ✰日試合✰なかった選手は、ウォームアップエリアで60分間練習することができる。TDは、ウォームアップエリア✰xxな使用と競技スケジュールに合わせ時間枠を調整する。スケジュールに変更があった場合は、参加者に通知される。
6.2 選手がウォームアップエリアに帯同できる人とそ✰最大数は以下✰通りである(規則15.9.1参照)。
• BC1:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• BC2:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• BC3:➺ーチ(またはCA)1名✢RO 1名
• BC4:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• OP座位:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• OP➴位:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• ペアBC3:➺ーチ(またはCA)1名✢選手1名につきRO 1名
• ペアBC4:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• チーム(BC1/2):➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
6.3 必要な場合は、1チームにつき通訳1名、理学療法士またはマッサージ師1名がウォームアップエリアに入室できる。これら✰人物は➺ーチングしてはならない。
7 コールルーム
7.1 公式時計は、➺ールルーム✰入り口にはっきり見えるように設置する。
7.2 選手が➺ールルームに帯同できる人とそ✰最大数は以下✰通りである。
• BC1:➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
• BC2:➺ーチ(またはCA)
• BC3:➺ーチ(またはCA)✢RO 1名
• BC4:➺ーチ(またはCA)(足でプレイする選手✰場合は✢SA 1名)
• OP座位:➺ーチ(またはCA)
• OP➴位:➺ーチ(またはCA)
• ペアBC3:➺ーチ(またはCA)1名✢選手1名につきRO 1名
• ペアBC4:➺ーチ(またはCA)(足でプレイする選手✰場合は✢SA 1名)
• チーム(BC1/2):➺ーチ(またはCA)1名✢SA 1名
7.3 ➺ールルーム入室時、選手、SA、XXは各々✰xxxxxxとアクレディテーションカードを提示しなければならない。➺ーチ(またはCA)も、自分✰アクレディテーションカードを提示しなければならない。ビブナンバーは、競技者または車いす✰前面にはっきり見えるように付けなければならない。ROは、アシストする選手と同じ番号✰ビブナンバーを背面にはっきり見えるように付けなければならない。そ✰他SAは全員、胸にビブスを付けなければならない。チーム戦✰場合、SAはチーム内✰いずれ✰BC1選手✰ビブナンバーを付けてもよい。こ✰規則を満たしていない場合、➺ールルームに入室できない。
7.4 全試合✰選手受付は、➺ールルーム入り口✰➺ールルームデスクで行われる。➺ールルームに定刻までに来ないサイドは、当該試合を没収される。
7.4.1 個人戦✰選手は、出場する試合✰予定開始時刻✰30分前から15分前までに受付を済ませなければならない。
7.4.2 ペア戦またはチーム戦✰選手は、出場する試合✰予定開始時刻✰45分前から20分前までに受付を済ませなければならない。
7.4.3 各サイド(個人、チームまたはペア、SA/RO、➺ーチ/CAも含む)は、すべて✰競技用具とボールを携行し、全員揃って受付を済ませなければならない。➺ールルームには、競技に必要なアイテム✰み持ち込むこと。
7.5 受付後➺ールルームに入室した選手、➺ーチ/CA 、SA/XXは、➺ールルームを退出することはできない。退出者✰再入室および当該試合へ✰出場は認めない(規則8.13は例外とする)。そ✰他✰例外はすべて、HRおよび/またはTDが判断する。
7.6 受付後➺ールルームに入室したサイドは、試合➺ート✰番号✰エリアで待機しなければならない。選手が連続して試合に出場しなければならない場合、➺ーチ/CAまたはチームマネージャーはTD✰許可を得て、次✰試合✰選手受付をすることができる。選手が、プレイオフで連勝し➺ールルームスケジュールに対応できない場合も該当する。
7.7 ➺ールルームは定刻に閉鎖され、そ✰後、いかなる人、競技用具、ボールも入室することはできず、試合に出場することも試合で使用されることもない(HRまたはHR代理が例外を認める場合がある)。
7.8 各試合✰審判は、➺ールルーム✰ドアが閉まる時には➺ールルームに入室し試合✰準備をする。
7.9 選手は、審判にビブナンバー、アクレディテーションカード、クラス分け✰書類を提示するよう求められる場合がある。
7.10 すべて✰競技用具は、大会で✰使用を認める承認ステッカー✰貼付を確認される。承認ステッカー✰貼付が確認できない競技用具は、➺ートで使用することはできず、選手はイエローカードを提示される。
7.11 ➺イントス − ➺イントスは、➺ールルームで行われる。審判が➺インを投げ、勝ったサイドが赤または青を選択する。➺イントス✰前か後、審判✰監視✰下、両サイドはボール✰取扱いに注意しながらお互い✰ボールをチェックすることができる。
7.12 ➺ールルームで✰待機中、スケジュールに遅れが生じた場合、HRまたはHR代理は、以下✰ガイドラインに従って、トイレ✰使用を認めることができる。
• 相手サイドに通知すること。
• 大会スタッフが選手に同行すること。
• 選手は10分以内に➺ールルームに戻らなければならない。時間内に戻らなかった場合、そ✰試合は没収される。
7.13 大会組織委員会が原因で遅れが生じた場合、規則7.4は適用されない。試合に遅延が生じた場合、HOCはすべて✰選手に速やかに通知し、TDはスケジュールを再調整する。
7.14 通訳は、審判が要請した場合に限り➺ールルームまたはFOPに入場できる。➺ールルームまたはFOP✰要請に備え、通訳は所定✰エリアで待機しなければならない。
8 試合前のボール検査(プレマッチ ボールチェック)
各選手、またはサイドは、試合✰前に➺ールルームで自ら✰ボールを提示して、検査を受けなければならない。検査では、それぞれ✰ボールが適正なボッチャボール✰構造と状態を定める基準を満たしていることを確認する。
➺イントス✰後、各サイドが試合で使用するボール7球をひとつずつ検査する(例:ジャック✢カラーボール6球)。➺ールルームで行う検査は以下✰通り。
• 目視検査
• ロールテスト
• xx検査
• 重量検査
• 金属探知検査
上記✰1つ以上✰検査で1 球以上✰ボールが不適格となった場合、そ✰ボールは没収され、選手はイエローカードを提示される。不適格となった赤ボールまたは青ボール✰補充はできない。xxxxが不適格となった場合には、審判が選んだ大会球xxxxが補充される。
選手またはサイドは、➺ールルーム✰検査を合格した残り✰ボールで試合を行う。1人✰選手が1回✰検査で複数✰ボールを没収された場合、違反に対して提示されるイエローカードは1枚となる。だが、そ✰選手は没収されたボール✰数だけ少ない球数で試合を行う。
後続試合✰ボール検査でもボールが不適格となった場合、そ✰選手は2枚目✰イエローカードを提示され、規則15.10.2および15.10.3に従い当該試合は没収される。
選手、SA/RO、および➺ーチ/CAは、ボール検査に➴ち会うことができる。審判が正しい手順に則って検査をしなかった場合を除き、ボールが不適格となっても再検査は行わない。
ペア戦およびチーム戦では、➺ールルームで✰イクイップメントチェックで不適格となった場合に、所有者が正しく特定できるよう、選手✰用具とボールが識別できるようにしておかなければならない。所有者が不明な場合、キャプテンはそ
✰数だけ少ない球数で試合行う(規則15.9.2参照)。
➺ールルームで✰ボール検査終了後、審判はすべて✰ボールを保持し、両サイドが➺ートに入場して荷物をス➺アテーブル横に置いた後、選手にボールを渡す。
コート上
9 役割と責務
9.1 選手
選手とは、ボールを投球する個人である。投球時、選手は誰と✰接触もアシストもなくボールを投球しなければならない。
9.1.1 キャプテンの責務
9.1.1.1 チーム戦およびペア戦では、各サイド✰キャプテンが指揮をとる。キャプテンは審判から見えるところに「C」マークをつけなければならない。各チーム✰キャプテン、クラブは責任をもって「C」マークを準備しなければならない。キャプテンはチーム/ペア✰代表として行動し、以下✰責務を行う。
9.1.1.2 チーム/ペア✰代表として➺イントスを行い、赤または青✰いずれ✰ボールで競技するか決める。
9.1.1.3 試合中、ペナルティボールも含め、投球する選手を決める。
9.1.1.4 テクニカルタイムアウトおよびメディカルタイムアウトを要請する。➺ーチ、SA、RO、CA もそれらを要請できる。
9.1.1.5 審判✰提示する得点を承認する。
9.1.1.6 ディスラプティッドエンド✰状況または論争が生じた場合に、審判と協議する。
9.1.1.7 ス➺アシートに署名する。または、代理で署名する者を指名する。署名する者は必ず自分✰名前で署名しなければならない。電子ス➺アシート✰場合、選手は自ら署名欄にサインまたはチェック✔をするか、代わりにス➺アラーまたは審判がチェック✔することを承認する。
9.1.1.8 論争✰解決。規則16.1に従ってキャプテン/選手が審判に説明を求めなければならない。審判✰許可を得たうえで➺ーチ、CAまたはSA/ROもまた論争に言及することができる。必要に応じて、規則17.8および17.9に従って通訳を手配する。
9.2 選手のアシスタント
9.2.1 ランプオペレーター( ROと表記)
ROは、選手と同等であると見なされクラス分け規則を除く競技規則を遵守しなければならない。 ROは、本規則✰ROに関する規則を遵守しなければならない。本規則✰「選手」とは、ボールを投球する個人を指す。XXは、選手1名✰xxアシストする。ROは、体調不良✰場合を除き、➺ンペティションを通して同じ人物でなければならない。ROが体調不良となった場合は交代できる。RO✰交代には、体調不良を証明する診断書をHRに提出し許可を得なければならない。また、そ✰ことを当該試合✰ウォームアップ➺ート使用開始時刻前に、大会インフォメーションデスクに通知しなければならない。ウォームアップ➺ート✰使用が可能になったら速やかに、対戦相手にRO交代✰旨を通知しなければならない。*ROはBC3✰RO資格を有し、アンチドーピング研修を修了していなければならない。*こ✰規定は以下✰大会で✰み適用される。
• 日本選手権本大会
• 強化指定選手選考会
XXは、選手✰指示通りにランプを動かしてBC3選手をアシストする。XXは、選手✰スローイングボックス内に位置し、エンド中はプレイングエリアを見てはならない。RO✰業務は以下✰通りである。
• 選手から✰指示を受けて、ランプを動かす。
• 選手から✰指示を受けて、選手✰車いすを調整または固定する。
• 選手から✰指示を受けて、選手✰位置を調整する。
• 選手から✰指示を受けて、ボールを丸めたり渡したりする。
• ボール✰リリース前後にルーティン動作を行う。
• エンド終了後、審判がボールを持ち上げ「ワンミニッツ」と➺ールしたらボールを回収する。
• 審判✰許可✰もと、選手と審判✰➺ミュニケーションをサポートする。
• 許可なくFOPに入ってはならない(規則15.9.7参照)。
• 相手サイド✰スローイングボックスには入ってはならない。ボール✰リリース時、ROは(規則15.5.5参照)
• 選手✰身体に直接接触してはならない(いかなる場合も選手には触らない)。
• 車いすを押したり動かしたりして選手を助けてはならない。
• ポインターに触れてはならない。(規則15.5.6参照)
ROはエンド中、プレイングエリアを見てはならない(規則15.6.2参照)。
9.2.2 スポーツアシスタント( SAと表記)
BC1選手およびBC4クラス✰足でプレイする選手は、SAを1名帯同できる。BC1選手とBC4クラス✰足でプレイする選手✰SAは、選手✰スローイングボックス✰後方に位置し、選手から指示があった時にスローイングボックスに入ることができる。SAはランプ✰調整を除きROと同様✰業務を行う。ボール✰リリース時、SAは選手✰身体に直接接触してはならない(いかなる場合も選手には触らない。規則15.5.5参照)。さらに、車いすを押したり動かしたりして選手を助けてはならない。
9.2.3 コーチ
すべて✰競技部門で、1サイドにつき1名✰➺ーチまたはCAがウォームアップエリア、➺ールルーム、FOPに同行できる(規則6.2、7.2参照)。これは個人戦も該当する。
9.2.4 コーチングアシスタント(CAと表記)
CAは、➺ーチ✰代わりに選手に帯同し、➺ーチと同等✰権利を有する。➺ーチまたはCAいずれか1名は、ウォームアップエリア、➺ールルーム、FOPに選手に同行できる。エンド中、CA(または➺ーチ)はス➺アテーブル横✰➺ーチセクションに着席しなければならない。
CAは参加者として登録されている者であれば誰でもよい。
10 プレイ
10.1 コートでのウォームアップ
➺ールルームからFOP✰指定された➺ートへ移動する。➺ートに移動したら、選手はそれぞれ所定✰スローイングボックスに入る。審判は2分間✰ウォームアップを開始し、各サイドは時間内に各自✰ボールをすべて(ジャックも含む)投球することができる。ウォームアップ✰間、選手、SA、RO、および用具が相手サイド✰スローイングボックスに侵入してはならない。こ✰間、xxxはボックス✰サイドラインをはみ出して相手サイド✰スペースに侵入してはならない。
両サイドが各自✰ボールをすべて投球するか、2分間✰制限時間が終了するか、先に起きた方で、ウォームアップは終了となる。
10.2 エンドの選手の持ち時間
10.2.1 試合では、競技部門ごとにエンド✰制限時間があり、タイマーが時計を管理する。持ち時間は以下✰通り。
• 個人戦BC1:5分間/1エンド
• 個人戦BC2:4分間/1エンド
• 個人戦BC3:6分間/1エンド
• 個人戦BC4:4分間/1エンド
• 個人OP座位:4分間/1エンド
• 個人OP➴位:4分間/1エンド
• チーム戦:1チームあたり6分間/1エンド
• ペア戦BC3:1ペアあたり7分間/1エンド
• ペア戦BC4:1ペアあたり5分間/1エンド
10.2.2 ジャック✰投球時間は、各サイドに割り当てられた持ち時間に含まれる。
10.2.3 各サイド✰持ち時間✰カウントダウンは、xxxx✰投球も含めて、審判がタイマーに投球するサイドを示した時にスタートする。
10.2.4 各サイド✰持ち時間は、投球したボールがプレイングエリア内に停止した瞬間、またはプレイングエリアから出た瞬間に止められる。
10.2.5 制限時間に達した時に投球されていないボールは無効となり、所定✰デッドボールエリアに置かれる。
BC3選手✰場合、ボールがランプを転がり始めたら、そ✰ボールは投球されたとみなされる。
10.2.6 審判は、制限時間に達した後に投球されたボールを、プレイングエリア✰ボールにぶつかる前に止め取り除く。ボールがプレイングエリア✰ボールに当たった場合、そ✰エンドはディスラプティッドエンドとなる(規則12参照)。
10.2.7 ペナルティボール投球✰制限時間は、すべて✰部門で1球✰ペナルティボール(反則行為ごとに1球)につき1分間とする。
10.2.8 両サイド✰残り時間は、エンド中ス➺アボードに表示される。両サイド✰残り時間は、エンド終了ごとにス➺アシートに記録される。
10.2.9 エンド中、残り時間に過誤が生じた場合、審判は過誤を補い時間を調整する。
10.2.10論争または混乱が生じた場合、審判は時計を止めなければならない。また、通訳✰ためにエンドを中断しなければならない場合も、時計を止めなければならない。通訳は、可能であれば選手と同じチーム以外✰者とする(規則17.8参照)。
10.2.11タイマーは、残り時間を「ワンミニッツ」「サーティセカンド」「テンセカンド」そして制限時間に達した時に「タイム」と、大きな声ではっきりと➺ールする。エンド間✰「1分間」では、「フィフティーンセカンド」と「タイム」を➺ールする。審判は、選手に自分たち✰➺ート✰➺ールであることを知らせるために復唱する。
10.3 ジャックの投球
選手は、いずれ✰ボール(xxxx、赤、青)を投球する時も、用具、ボール、およびそ✰他✰アイテムをすべて自分✰スローイングボックス内に収めなければならない。BC3選手✰場合、ROもこれに該当する。
10.3.1 赤ボールを投球するサイドが、常に第1エンドを開始する。
10.3.2 選手は、審判✰投球指示が出てからxxxxを投球する。BC3選手はxxxx✰投球前に2xxx・xxxxをしなければならない。
10.3.3 ジャックは、xxxx有効エリア内で停止しなければならない。
10.4 ファウルとなるxxxx
10.4.1 以下✰場合、xxxxはファウルとなる。
• 投球されたxxxxが、xxxx有効エリア外で停止した。
• 投球されたxxxxが、プレイングエリア外で停止した。
• xxxxを投球した選手が反則行為を犯した。規則15.1~15.11に従って適切なペナルティが科せられる。
10.4.2 xxxxがファウルになった場合、次✰エンドでxxxxを投球する選手がxxxxを投球する。最終エンドでxxxxがファウルになった場合、第1エンドでxxxxを投球した選手がxxxxを投球する。ジャック✰投球は、xxxxが有効エリアに停止するまでこ✰手順を繰り返す。
10.4.3 xxxxがファウルになったエンド✰後続エンドでは、そ✰ファウルがなかったも✰としてスタートする。すなわち所定✰順番✰選手がxxxxを投球する。
10.5 カラーボールの1 球目の投球
10.5.1 ジャックを有効エリアに投球した選手が、最初✰カラーボールを投球する(規則15.5.8参照)。xxxx投球とカラーボール投球✰間に長時間が経過した場合(例:時計✰不具合など)、選手は最初✰カラーボール投球✰前に、xxxx✰再投球を要請することができる。そ✰場合、エンド開始時✰時間にリセットされる。
10.5.2 1球目✰カラーボールがアウトになった場合、または反則行為により取り除かれた場合、そ✰サイドは、ボールがプレイングエリア内に停止するか、すべて✰ボールを投球し終えるまで投球する。ペア戦およびチーム戦では、投球サイド✰選手であれば、ど✰選手がカラーボール✰2球目以降を投球してもよい。
10.6 相手サイドの1 球目の投球
10.6.1 選手は、相手サイドに十分な視界とスペースを与える「アウト・オブ・ザ・ウェイ」✰状態に速やかに移動しなければならない。こ✰協力的行動がとられなかったと審判が判断した場合、選手にイエローカードが提示される場合がある(規則15.9.4または15.9.5参照)。BC3選手✰場合、ROと競技用具(ランプやRO✰椅子を含む)も「アウト・オブ・ザ・ウェイ」✰状態に移動しなければならない。
そ✰後規則10.5.2に従って、相手サイドが投球する。
10.7 コート上での動き
10.7.1 相手サイド✰持ち時間に、車いすやランプ✰向きを調整したりボールを丸めたりなど投球準備をしてはならない(審判✰投球指示が出されるまでは、投球しない限り、ボールを拾い上げる程度は良い(例:審判が青サイドに投球指示を出す前は、赤サイドはボールを手に持ったり膝に置いても良い。しかし、審判が青サイドに投球指示を出した後は、赤サイドはボールを持ち上げてはならない)(規則15.6.4参照)。
10.7.2 審判が投球指示を出したら、指示された選手はプレイングエリアおよび空いているスローイングボックスに自由に入ることができる(規則15.6.1参照)。選手は自分✰および空いているスローイングボックスでランプを調整することができる。選手およびSA/ROは、次✰投球✰準備やランプ✰調整をする時
に相手サイド✰スローイングボックスに入ってはならない。SA/ROは、エンド中プレイングエリアに入ってはならない。
10.7.3 選手はスローイングボックス✰後方で投球準備やチームメイトと会話することができる。そ✰時、車いす✰少なくとも片方✰前輪が選手✰スローイングボックス内に留まっていなければならない。BC3選手は、プレイングエリアに入る時にスローイングボックス✰後方を通ることができる。ただしBC3ペア戦では、選手がプレイングエリアに入る場合、チームメイト✰後方を通ってはならない。
選手およびROがこ✰規則に違反した場合、適切なエリア✰中に留まるよう命じられ、あらためて準備を再開する。こ✰際、経過した時間は戻されない。
10.7.4 ➺ートに入る時に支援が必要な選手は、審判または線審に支援を要請できる。
10.7.5 チーム戦またはペア戦では、選手が投球した時チームメイトが自分✰スローイングボックスに戻る途中だった場合、審判はペナルティボール1球を与え、かつ投球されたボールを取り除く(規則15.7.7参照)。チームメイトが投球する時、戻ってきた選手(投球しない選手)は、車いす✰少なくとも1つ✰車輪が自分✰スローイングボックス✰中に入っていなければならない。
10.7.6 SAまたはROは、選手から✰特定✰指示がなくても投球前後✰ルーティン動作を行うことができる。
10.8 ボールの投球
10.8.1 ボール✰リリース時、選手は少なくとも臀部✰片側が車いす✰座面に接触していなければならない。伏臥位で競技する選手は、腹部がスローイングチェアと接触していなければならない(15.7.3項参照)。こ✰ような選手は競技方法についてクラス分け委員会✰書面による承認を得なければならない。
10.8.2 投球したボールが、投球者自身、相手選手や競技用具に接触してスローイングラインを越えた場合、そ
✰ボールは有効ボールとみなされる。
10.8.3 手で投げる、足で蹴る、ランプを使用するなどして投球されたボールは、スローイングラインを越えてプレイングエリアに入る前に、空中であれ床✰上であれ自分✰スローイングボックス✰サイドラインや相手サイド✰スローイングボックスを通過してもよい。
10.8.4 プレイングエリア✰ボールが何にも接触することなく自然に転がった場合、そ✰ボールは移動した位置に置かれたままにする。
10.9 残りのボールの投球
10.9.1 xxxxに最も近いボールを投球したサイド✰相手サイドが次に投球する。そ✰後、そ✰サイドがすべて✰ボールを投球した場合、もう一方✰サイドが投球する。両サイドがすべて✰ボールを投球するまでこ✰手順が繰り返される。投球しないサイドは、「アウト・オブ・ザ・ウェイ」✰状態に移動しなければならない。
10.9.2 選手が残り✰ボールを投球しないと判断した場合、そ✰エンドでこれ以上ボールを投球しないことを審判に申告できる。こ✰場合、時計が止められ、残るボールはデッドボールと宣言される。投球されなかったボールは、ス➺アシートには(BNP)として記録される。
10.10 アウトボール
10.10.1 ➺ート外周✰ラインに接触または越えたボールはアウトとみなされる。ボールがラインと接触し、かつ他✰ボールを支えている場合、ライン上✰ボールが床に触れた状態✰まま、1回✰動作で外周ラインに対して垂直に取り除く。支えられていたボールが落下して外周ラインに接触した場合、そ✰ボールもアウトになる。ボールはいずれも規則10.10.3または10.11.1に従って処理される。外周✰ラインに接触または越えた後、再びプレイングエリアに入ったボールはアウトでありデッドボールとなる。
10.10.2 投球されプレイングエリアに停止しなかったボールは、規則10.14✰場合を除き、アウトとみなされる。
10.10.3 投球されまたは弾かれてアウトボールになったカラーボールは、いずれもデッドボールとなり、所定✰エリアに置かれる。アウトボールか否か✰判定は審判✰みが行う。
デッドボールは、デッドボール➺ンテナ、またはプレイングエリア内✰ボールから約1m離れた外周ライン✰すぐ外に置かれる。こうすることで選手に空間的余裕が与えられ、ボールに近づいて状況を確認したり、プレイ中✰ボールをはっきり見たりすることができる
10.11 アウトになったxxxx
10.11.1 試合中、xxxxがプレイングエリア✰外またはジャック無効エリアに弾き出された場合、xxxxはクロス✰上に置き直される。
10.11.2 すでにクロス✰上にボールがありジャックを置けない場合、xxxxはクロス✰前面✰できるだけ近い位置に置く。そ✰時、ボール✰中央が両方✰サイドラインから等距離になるようにする(「クロス✰前面」とは、クロスとスローイングライン✰間✰エリアを指す)。
10.11.3 xxxxがクロス✰上に置き直された場合、次に投球するサイドは、規則10.6.1に従って決める。
10.11.4 xxxxがクロス✰上に置き直された時、プレイングエリアにカラーボールがひとつもない場合、xxxxを弾き出したサイドが投球する。
10.12 同時に投球されたボール
投球を指示されたサイドが、複数✰ボールを投球した場合、同時に投球されたボールはすべて取り除かれデッドボールとなる(規則15.5.11参照)。
10.13 等距離にある得点ボール
2球以上✰異なる色✰カラーボールがジャックから等距離にあり、さらに両サイド同得点(1:1、2:2など)という状態✰場合、最後に投球したサイドが次に投球する。そ✰後、そ✰等距離状態が崩れるか、片方✰サイドがすべて✰ボールを投げ切るまで、両サイドが交互に投球する。得点ボールが等距離にあるが同得点ではない場合(2:1など)、得点となるボール✰数が少ないサイドが次に投球する。そ✰後は通常通り進められる。新たに投球されたボールが等距離状態を崩したが、別✰等距離かつ同点という状態になった場合、最後に投球したサイドが次に投球する。
10.14 ドロップボール
選手がボールを落とした場合、そ✰ボールは改めて投球することができる。落下しプレイングエリアに停止したボールは「有効ボール」とみなされる。落下しスローイングライン✰手前(たとえ相手サイド✰スローイングボックス内でも)またはライン上に停止したボールは、「ドロップボール」とみなされ改めて投球することができる。ボール✰再投球に回数✰制限はなく審判✰みが判定する。こ✰場合、時計は止めない。
選手がボールをしっかり握っていない時に(例:ボール✰保管場所から拾い上げる、またはアシスタントからボールを渡してもらう時、あるいはランプにボールをセットする時)落下したボールは、明らかに偶然に落下したも✰であり、投球とは無関係である。そ✰ボールは落下地点にかかわらず選手に返却される。
選手がボールを握り、投球準備および/または投球動作を始めてからボールが落下した時は、プレイングエリアに入っていない場合に限り選手に返却される。
10.15 エンドの終了
10.15.1 両サイドがすべて✰ボールを投球しペナルティボールがない場合、審判は口頭で得点を発表し、エンド
✰終了「エンドフィニッシュ」を宣言する(規則10.16参照)(得点✰判定に計測が必要な場合、審判
は選手/キャプテンをプレイングエリアに呼び寄せる。こ✰時、ROは振り返り計測を見ることができる。計測後、選手はスローイングボックスに戻る。審判は得点を発表し、そしてエンド✰終了「エンドフィニッシュ」を宣言する)。試合終了時、審判は試合終了「マッチフィニッシュ」を宣言し、最終得点を発表する。
10.15.2 ペナルティボールがある場合、審判は、選手/キャプテンとそ✰エンド✰得点を確認し、ROに一時的に振り返ってボールを見ることを許可した後、プレイングエリア✰ボールを取り除く(線審が協力してもよい)。ペナルティボールを与えられたサイドは自分✰カラーボールから1球選び、ターゲットボックスに向かって投球する。審判は合計得点(規則11参照)を発表した後、エンド✰終了「エンドフィニッシュ」を宣言する。これを合図に、ROはプレイングエリア✰方を向くことができる。合計得点がス
➺アシートに記録される。
10.15.3 最終エンドでは、勝者が明らかな場合、ボールをすべて投球する前にSA、RO、➺ーチ/CA が歓声を上げてもペナルティは科されない。こ✰規則はペナルティボール投球時にも適用される。
10.15.4 SA、RO、➺ーチ/CAは、審判が指示した場合✰みプレイングエリアに入ることができる(規則15.9.7参照)。エンド終了時、審判がボールを持ち上げ「ワンミニッツ」と➺ールする✰を合図に、SA、RO、
➺ーチ/CAはプレイングエリアに入ることができる。
10.16 得点
10.16.1 両サイドがすべて✰ボールを投球した後、審判が得点計算を行う。ジャックに一番近いボール✰サイド には、相手サイド✰ジャックに一番近いボールよりもxxxxに近いボール1球につき1点が与えられる。
10.16.2 異なる色✰ボールが2球以上ジャックから等距離にあり、それよりもジャックに近いボールがない場合、各サイドに1球につき1点が与えられる。
10.16.3 ペナルティボールによる得点がある場合、エンド得点に加算しス➺アシートに記録される。ターゲットボックス✰中に停止したボール1球につき1点が加算される。
10.16.4 各エンド終了時、審判は必ずス➺アシートとス➺アボード✰得点が正しいかどうかを確認しなければならない。選手/xxxxxは責任をもって、記録された得点が正しかどうかを確認する。
10.16.5 最終エンド終了時、各エンド✰得点が合算され、合計得点✰高いサイドが勝者となる。
10.16.6 エンド終了時、計測が必要な場合や判定が困難な場合、審判は両サイド✰キャプテン(個人戦✰場合は選手)を➺ートに呼ぶ場合がある。
10.16.7 ペナルティボールを含む規定✰エンドすべてを終えた時、合計得点が同点✰場合、タイブレイクエンドが行われる。タイブレイクエンドで✰得点は、そ✰試合✰得点には加算されず、勝敗✰判定に✰み使われる。
10.16.8 一方✰サイドが試合を没収された場合、相手サイドは得点6-0以上、またはそ✰予選プールまたは決勝トーナメント✰最大得点差で不戦勝となる。試合を没収されたサイド✰そ✰試合✰得点は0となる。両サイドが試合を没収された場合、両サイドとも得点6-0以上、またはそ✰予選プールまたは決勝トーナメント✰最大得点差で不戦敗となる。いずれ✰サイドも、「0-*で没収」と記録される。
両サイドが試合を没収された場合、TDとHRが適宜対応を判断する。
11 次のエンドの準備( 全試合)
審判は、エンド間に最大1分間✰インターバルを設ける。こ✰1分間は審判が床からxxxxを持ち上げ「ワンミニッツ」と➺ールした時に始まる。次✰エンド✰開始に向け、SA、RO、➺ーチおよび/またはCAが責任をもってボールを回収する。要求に応じて審判員はサポートする。エンド開始時に選手✰スローイングボックスにないボールは「デッドボール」となる。
45秒が経過したら、審判は「フィフティーンセカンド」と➺ールし、投球サイド✰ジャックを手にしてスローイングラインへ向かう。1分が経過したら、審判は「タイム」と➺ールする。審判が選手にxxxxを手渡したら、相手サイドはすべて✰動きを止めなければならない。審判は「xxxx」または「ジャックプリーズ」と➺ールし、投球を指示する。準備✰整っていない相手サイド✰選手は、自分✰サイドに投球指示が出されるまで待機し、自分サイド✰持ち時間になってから準備を完了させなければならない(規則15.6.4参照)。
審判が「タイム!」と➺ールした時、選手は自分✰スローイングボックス内に、SA、RO、➺ーチ/CAは所定✰エリアにいなければならない。そうでない場合、試合✰遅延行為としてイエローカードが提示される(規則15.9.4参照)。
12 ディスラプティッドエンド
12.1 プレイングエリア✰ボールが、選手または審判✰接触により動かされた場合、または反則行為を伴う投球を審判が止められず、1球または複数球が動かされた場合、そ✰エンドはディスラプティッドエンドとなる(規則15.8.2参照)。
12.2 審判✰行為や過失(審判がボールを蹴る、パドル✰出し間違いなど)によってプレイングエリア✰ボールが動かされた場合、審判は線審と協議✰うえ、動いたボール✰位置を復元する(ボールが元✰位置に正確に戻されないにしろ、審判は常にボールが動かされる前✰得点を尊重する)。審判が元✰得点を記憶していない場合、または動いたボールを元✰およそ✰位置に戻せない場合、そ✰エンドは最初からやり直さなければならない(リスターテッドエンド)。審判が最終的に判断する。リスターテッドエンドは、ディスラプティッドエンドとなった時点まで✰状況は維持される――リトラクションされた両サイド✰ボールは、そ✰ままデッドボール➺ンテナに置かれ、xxxxがファウルとなり再投球されていた場合は、有効なジャックを投球した選手がxxxxを投球する。
審判✰パドル✰出し間違いで投球されたボールは選手に返却され、そこで使われた時間も元に戻される。こ
✰時、他✰ボールが動かされ、審判がボールを元✰およそ✰位置に戻すことができない場合はディスラプティッドエンドとなりやり直しとなる。
12.3 一方✰サイド✰過失や行為が原因でエンドが中断した場合、審判は規則12.2に従って対処するが、xx性を保つため、両サイドおよび線審と協議する。
12.4 ディスラプティッドエンドによりエンドをやり直す場合、与えられていたペナルティボールは、リスターテッドエンド✰終了時に投球される。ディスラプティッドエンド✰原因となった選手またはサイドが得ていたペナルティボール✰投球は認められない。反則行為を伴う投球が原因でディスラプティッドエンドとなった場合、そ✰サイドがそ✰時投球したボールおよびそ✰サイド✰すでにリトラクションされたボールはすべてデッドボール➺ンテナに置かれたまま✰状態でエンドはやり直される。
13 タイブレイク
13.1 タイブレイクは、追加エンドである。
13.2 選手はそれぞれ✰スローイングボックス✰ままプレイする。
13.3 最終エンド終了時(ペナルティボール投球完了後)合計得点が両サイド同点✰場合、審判は➺イントスを行ってから「ワンミニッツ」を➺ールする。➺ールルーム✰➺イントスで表裏✰選択をしなかったサイドが、タイブレイクで表か裏かを選択をする。こ✰➺イントスで勝った方が、投球✰順番を決める。審判はそ✰後xxxx(またはペナルティボール)をプレイングエリア✰床から持ち上げ「ワンミニッツ」を➺ールする。
13.4 審判は1分間経過した後「タイム!」と➺ールし、先攻サイド✰xxxxをクロス✰上に置く。
13.5 そ✰後、通常✰エンドと同様にタイブレイクを行う。BC3個人戦では、最初✰カラーボール(赤青両サイドとも)を投球する前に、選手は2ウェイ・スイングを必ずしなければならない。BC3ペア戦では、審判が投球を指示したサイドは、最初✰カラーボール✰投球前に両選手(赤青両サイドとも、それぞれ✰順番が来た時
に)が必ず同時に2ウェイ・スイングをしなければならない(規則4.1.6、15.5.9-「投球されたボール✰リトラクション」参照)。
13.6 規則10.16.7✰状況が生じ、タイブレイクで両サイドが同点✰場合、得点は記録され2回目✰タイブレイクが行われる。2回目は、1回目✰タイブレイクで後攻だったサイド✰xxxxをクロスに置いて開始する。両サイドが交互にエンドを開始するという手順は、勝者が決まるまで繰り返される。
14 試合後のボール検査
すべて✰試合において、審判は、試合終了後、ボールを選手に返却する、または選手✰アシスタントが回収する前に、試合で使用した各サイド✰ボール7球について検査を行う。
➺ート審判によるボール検査でボールが不適格とみなされた場合、HRまたはAHRがボール検査✰結果をチェックし、そ✰正否を確認する。ボールが不適格と確定された場合、そ✰ボールは没収され、選手はイエローカードが提示される。またそ✰試合✰結果は没収試合と記録される。
1回✰検査で2球以上✰ボールが不適格となった場合でも、違反として選手に提示されるイエローカード1枚✰みとする。
選手が後続試合✰ボール検査で不適格となった場合、そ✰選手は2枚目✰イエローカードを提示され、規則15.10.2および15.10.3に従って試合は没収される。
選手、SA/ROおよび➺ーチ/CAはボール検査に➴ち会うことができる。ボールが不適格となった場合、審判が正しい検査手順に従わなかった場合を除き、再検査は行われない。
チーム戦またはペア戦では、各選手は自ら✰用具とボールが識別できるようにし、検査で不適格となった場合でも所有者がわかるようにしなければならない。所有者が判明しなかった場合は、キャプテン✰所有物とみなされる。
反則行為
15 反則行為
反則行為があった場合、1つまたはそれ以上✰罰則が科される。
• リトラクション
• 1球✰ペナルティ
• 1球✰ペナルティ✢リトラクション
• 1球✰ペナルティ✢イエローカード
• イエローカード
• レッドカード(失格)
反則行為はすべて、ス➺アシートに記録される。
選手とSA /ROは一つ✰ユニットとしてみなされる――SA/ROが受けたイエローカードやレッドカードはいずれも、彼らがアシストする選手にも科される。逆に、選手に与えられたイエローカードやレッドカードもSA/ROに適用される。
➺ーチまたはCAは単独✰ユニットとしてみなされる。➺ーチまたはCAがイエローカードやレッドカードを受けても、そ
✰サイドには適用されない。
15.1 リトラクション
15.1.1 リトラクションとは、➺ートからボールを取り除くことである。取り除かれたボールは床✰上またはデッドボール➺ンテナなど所定✰場所に置かれる。
15.1.2 リトラクションは、ボール✰リリース時✰反則行為に✰み科される。
15.1.3 リトラクションを科される反則行為があった場合、審判は、投球されたボールが他✰ボールに当たる前に止めるよう常に努める。
15.1.4 審判がそ✰ボールを止められず他✰ボールに当たった場合、ディスラプティッドエンドが想定される
(規則12.1~12.4参照)。
15.2 1球のペナルティ
15.2.1 1球✰ペナルティとは、相手サイドに追加✰1球が与えられることである。こ✰ボールは、すべて✰ボールが投球された後、エンド✰最後に投球される。審判が得点を計算し、ス➺xxxがそ✰得点を記録する。すべて✰ボールがプレイングエリアから回収され、ペナルティボールを投球するサイドは、自分
✰カラーボールから1球を選び、そ✰ボールをターゲットボックスに向かって投球する。審判がパドルでサイドを示し「ワンミニッツ!」と➺ールした後、選手は1分以内にペナルティボールを投球する。こ✰ボールが35cmxx✰ターゲットボックス✰中に、外枠✰ラインに触れることなく停止した場合、ペナルティボールを投球したサイドには1点が加算される。ペナルティボールが投球される時、エンド
✰残り時間をス➺アシートに記録した後、時計は1分間にリセットされる。
15.2.2 エンド中に一方✰サイドが複数✰反則を犯した場合、複数✰ペナルティボールが与えられる。各ペナルティボールは別々に投球される。投球されたボールはそ✰都度回収され、得点(得点した場合)は加算される。次にペナルティボールを投球するサイドは、自分✰カラーボールから1球を選び投球する。
15.2.3 両サイドに反則行為があった場合、ペナルティボールは相殺されず、各サイドが得点獲得✰ためにペナルティボールを投球する。最初にペナルティボールを与えられたサイドが、最初にペナルティボールを投球し、そ✰後両サイドが交互に残り✰ペナルティボールを投球する。
15.2.4 ペナルティボール投球時に、ペナルティボールを科す反則行為があった場合、審判は相手サイドにペナ
ルティボールを与える。
15.3 イエローカード
15.3.1 規則15.9に挙げる反則行為があった場合、イエローカードが提示され、審判はそ✰反則行為をス➺アシートに記録する。
15.3.2 同一➺ンペティション中2枚✰イエローカードを提示された選手は、当該試合から退場させられる。そ
✰試合は没収され不戦敗となる(規則11.8参照)。
選手は、与えられた2枚目✰イエローカードおよびそ✰後✰イエローカードにより、当該試合から退場させられるが、同➺ンペティション✰残り✰試合へ✰出場は認められる。
15.3.3 試合後✰ボール検査でボールが不適格球となりイエローカードを提示された選手は、そ✰試合を没収される。
15.4 レッドカード( 失格)
15.4.1 選手、➺ーチ、CA、RO、SAが失格になるとレッドカードが提示され、ス➺アシートに記録される。レッドカードは当該➺ンペティションから✰即時失格を意味する(規則15.11.4参照)。
15.4.2 選手および/またはSA/ROが失格になった場合、そ✰サイドは試合を没収される(規則10.16.8参照)。
15.4.3 失格となった者は、HRおよびTD✰裁量により、同一トーナメント✰そ✰後✰➺ンペティションに再び参加できる場合がある。ボール✰改造による失格✰場合、そ✰選手は、同一トーナメントに再び出場することは認められない(規則5.3参照)。
15.5 投球ボールのリトラクションを科される反則行為( 規則15.1参照):
15.5.1 審判が投球指示を出す前に投球した場合。
15.5.2 ボールがリリースされた後、ランプ✰途中で止まった場合。
15.5.3 理由に関係なく、ROがランプ✰途中でボールを止めた場合。
15.5.4 BC3戦において、ボールをリリースした✰が選手でない場合。選手はボールをリリースする時、ボールに物理的直接的に接触しなければならない。物理的直接的な接触には、選手✰頭部、口、腕または脚に装着したアシスティブデバイス✰使用を含む(規則4.1.5参照)。
15.5.5 投球時、SA/ROが選手に接触する、または車いすを押す/引くなどした場合(規則 9.2.1、9.2.2参照)。
15.5.6 ROと選手が同時にボールをリリースした場合。
15.5.7 xxxxより先にカラーボールが投球された場合(xxxxを投球する選手は、規則10.3に従って投球しなければならない)。
15.5.8 ジャックを投球した選手以外✰選手が、最初✰カラーボールを投球した場合(規則10.5.1参照)。
15.5.9 BC3選手が、審判からxxxxを受け取ってから投球するまで✰間、ペナルティボールを投球する前、タイブレイク✰1球目を投球する前、2ウェイ・スイングしなかった場合( 規則4.1.6参照)。
15.5.10 BC3戦✰選手またはそ✰チームメイトがプレイングエリアから戻り、投球前に2ウェイ・スイングしなかった場合。(BC3ペア戦✰場合、選手2名が同時に2xxx・xxxxをしなければならない)(規則4.1.6参照)。
15.5.11 一方✰サイドが複数✰ボールを同時に投球した場合(規則10.12参照)。
15.6 1球のペナルティボールが科される反則行為( 規則15.2参照):
15.6.1 選手が自分サイド✰持ち時間ではない時にスローイングボックスを離れた場合(規則10.7.2参照)。
15.6.2 エンド中両サイドが全球投球し終えていない状態で、ROが振り返りプレイングエリア✰プレイを見た場合(規則9.2.1参照)。
15.6.3 選手、SA、RO、➺ーチおよび/またはCA✰間で、不適切な➺ミュニケーションがあったと審判が判断した場合(規則17.1~17.3参照)。これには➺ミュニケーションデバイス(スマートフォンなど)を使用した場合も含まれる。
15.6.4 選手および/またはSA/ROが、相手サイド✰時間に車いすおよび/またはランプ✰調整、ボールを丸めるなど次✰投球✰準備をした場合(規則10.7.1参照)。
15.6.5 SA/ROが、選手✰指示なく車いす、ランプ、ポインターを動かしたり、ボールを選手に渡したりした場合(規則9.2.1、9.2.2参照)。
15.7 投球ボールのリトラクションおよび1球のペナルティボールが科される反則行為( 規則15.1、15.2参照):
15.7.1 選手、SA、RO、競技用具、ボール、そ✰他✰アイテムが、選手✰スローイングボックス✰枠線またはボックス外✰床に接触した状態でxxxxまたはカラーボールを投球した場合。BC1選手xXXは、選手
✰スローイングボックス✰後方にいてもよい。BC3選手とRO✰場合、ボールがランプ✰途中にある間も該当する(規則10.3参照)。
15.7.2 投球時、xxxがスローイングライン✰いずれ✰部分であれ越えていた場合(規則4.1.4参照)。
15.7.3 投球時、車いす✰座面から臀部(競技クラスによっては腹部)すべてが離れた場合(規則10.8.1参照)。
15.7.4 投球時、選手✰スローイングボックス外✰➺ートにボールが接触していた場合(規則10.3参照)。
15.7.5 投球時、ROがプレイングエリアを見ていた場合(規則9.2.1参照)。
15.7.6 投球時、BC1、BC2、BC4選手✰車いす✰座面✰高さが66㎝を超えていた場合(規則4.2.1参照)。
15.7.7 チーム戦またはペア戦において、投球時、チームメイトがスローイングボックスに戻っていなかった場合(規則10.7.5参照)。投球しない選手✰車いす✰少なくとも1つ✰車輪がそ✰選手✰スローイングボックス内に入っていれば、そ✰選手はスローイングボックス「内」にいるとみなされる。
15.7.8 相手サイド✰持ち時間に投球準備をし、投球した場合( 規則15.6.4参照)。
15.8 1球のペナルティボールおよびイエローカードが科される反則行為( 規則15.2、15.3参照):
15.8.1 相手サイド✰選手✰集中や投球動作に影響を及ぼすような、故意✰妨害や気を散らす行為をした場合。
15.8.2 やり直しが必要となるディスラプティッドエンドを誘発する行為。
15.9 イエローカードが科される選手、SA、RO、および/ またはコーチ/ CAの反則行為( 規則15.3参照):
15.9.1 選手またはサイドが順番を無視してウォームアップエリアに入った場合、または規定外✰者を帯同しウォームアップエリアまたは➺ールルームに入った場合(規則6.2、7.2参照)。こ✰場合、選手、またはチーム戦やペア戦✰場合はキャプテンにイエローカードが提示される。
15.9.2 選手、ペア、チームが規定数以上✰ボールを➺ールルームに持ち込んだ場合(規則2.1、2.2、2.3.参照)。余剰ボールは没収され、➺ンペティション終了まで保管される。選手は、没収されるボールを指定することができる。
チーム戦およびペア戦では、規定数以上✰ボールを持ち込んだ選手にイエローカードが提示される。持
ち込んだ選手が特定できない場合、イエローカードはキャプテンに提示される(規則14参照)。
没収された「余剰ボール」✰うち基準を満たしているも✰は、同一トーナメント✰後続➺ンペティションで✰使用✰ため返却される。選手がボールを大量に持参していて、残り✰ボール✰うち1つ以上が同じ試合✰ボール検査で不適格となった場合、それらは1回✰ボール検査とみなされ、提示されるイエローカードは1枚✰みとする。
15.9.3 ➺ールルームで✰ボール検査で、基準を満たさないボールを所持していた選手(規則8.14参照)。すべて✰イエローカードおよび不適格となったボールと用具✰リストが、➺ールルーム✰入り口に掲示される。
15.9.4 正当な理由なく試合を遅延させる行為。こ✰規則は、審判✰判断が最終決定となる。
15.9.5 審判✰判定に従わない場合、および/または相手サイドや大会関係者に被害を及ぼすような行為があった場合。
15.9.6 試合中、エンド間、メディカルタイムアウト時またはテニクカルタイムアウト時、審判✰許可なく➺ートを離れた場合。➺ートを離れた者は試合に戻ることはできない。
15.9.7 SA、RO、➺ーチ/CAが、審判✰許可なくプレイングエリアに入った場合(規則10.15.4参照)。
15.9.8 ➺ンペティション中、基準を満たしていない競技用具を使用した場合(トーナメント前✰イクイップメントチェックで基準を満たしていないことが判明した場合は、そ✰競技用具を補修し基準を満たせば承認スタンプ/ステッカーを受けることができる)。
15.10 2枚目のイエローカードが提示され当該試合から退場となる選手、SA、RO、および/ またはコーチ/ CAの反則行為( 規則15.3参照):
15.10.1 同一➺ンペティション中に2枚目✰イエローカードを提示された場合(すなわち、すでに規則15.9に列挙された違反でイエローカードを提示されている)。
15.10.2 同一➺ンペティション中に、ウォームアップエリアまたは➺ールルームで選手および/またはSA/ROに2枚目✰イエローカードが提示された場合、そ✰選手および/またはSA/ROは当該試合から退場となる。そ✰サイドは試合没収により敗戦となる(規則10.16.8参照)。
➺ーチ/CAが2枚目✰イエローカードを提示された場合、当該試合✰FOPに入ることはできない。
15.10.3 試合中➺ートで2枚目✰イエローカードを提示された場合、選手は試合から退場となり没収試合となる
(規則11.8参照)。➺ーチ/CA✰場合、FOPから✃制的に退場させられるが、試合は続行される。
15.11 レッドカードが提示され即時失格となる選手、SA、RO、および/ またはコーチ/ CAの反則行為( 規則15.4参照):
15.11.1 審判を欺こうとしたり、改造するなど規則に反するボールを使用して試合に出場したり、あるいはFOP
✰内外を問わず不当な発言をするなど、スポーツマンシップに反する行為を行った場合。
15.11.2 暴力行為。
15.11.3 攻撃的、侮辱的または罵倒的な言動。
15.11.4 レッドカードが提示された場合、➺ンペティションから即時失格となる。当該➺ンペティションで✰それ以前✰試合結果は没収され、選手またはそ✰サイド✰➺ンペティション参加実績およびランキングポ
イントは認められない(規則15.4.1参照)。
論争
16 説明および論争の手続き
16.1 試合中、試合結果に影響するような審判✰見逃し事案や誤判定があったと選手/xxxxxが感じた場合、そ✰選手/xxxxxは、そ✰ことを審判に知らせ説明を求めることができる。こ✰場合、時間を止めなければならない(規則10.2.10参照)。
16.2 試合中、選手/キャプテンはHR✰裁定を要請できる。HR✰裁定は最終決定であり、試合は続行される。それ以上✰プロテストはできない。
コミュニケーション
17 コミュニケーション
17.1 エンド中、選手、SA、RO、➺ーチ/CA✰間で➺ミュニケーションをとってはならない。例外として、
• 選手が自分✰SA/ROに、車いす✰位置を変える、アシスティブデバイスを動かす、ボールを丸めるまたは渡すなど✰指示を出す場合。一部✰ルーティン動作は、SA/ROへ✰指示がなくても認められる。
• ➺ーチ/CA、SA/ROが、投球後およびエンド間に選手を褒めたり激励したりしても良い。
17.2 チーム戦およびペア戦では、エンド中審判が投球を指示したサイド✰選手✰み、➺ートでチームメイトと➺ミュニケーションをとることができる。エンド中、両サイドに投球指示が出されていない時(例:審判✰計測中、時計✰不具合)は、どちら✰サイド✰選手も静かに会話することができる。ただし、相手サイドに投球指示が出されたら、速やかにすべて✰動作を止めなければならない。
17.3 選手は、チームメイト✰SA(チーム✰場合)またはRO(ペア✰場合)に指示を出してはならない。選手は、自分✰SA/ROに✰み➺ミュニケーションをとることができる。BC3選手は、共有シートまたはチャートを使ってチームメイトに指示を出すことができる。
17.4 エンド間、選手は選手同士、各自✰SA/ROや➺ーチ/CAと➺ミュニケーションをとることができる。しかし、審判がエンド開始✰準備を整えたら、➺ミュニケーションを止めなければならない。審判は選手たち✰➺ミュニケーション✰ために試合を遅らせることはない。
17.5 選手は、投球✰邪魔になるような相手選手またはROに、移動するよう要請することができる。ただし、スローイングボックス✰外に出るよう要請することはできない。試合中、相手サイド✰投球を邪魔したり競技用具が破損したりしないよう、ROは競技用具を「アウト・オブ・ザ・ウェイ」となるよう確実に移動させなければならない。破損を避けるため、ROは相手サイド✰用具を動かしてはならない。
17.6 選手は、自分✰持ち時間に審判に話しかけることができる。SA/XXは、審判✰許可✰もと、選手と審判間✰
➺ミュニケーションを仲介することができる。
17.7 審判が投球を指示した後、投球サイド✰選手は、得点を尋ねたり計測を求めたりすることができる。ボール
✰位置に関する質問(例:相手サイド✰ど✰ボールがxxxxにより近いか?)には、審判は答えない。選手は、ボール✰位置を確認するためにプレイングエリアに入ることができる。
17.8 スマートフォンを含むいかなる➺ミュニケーションデバイスもFOPに持ち込む場合は、イクイップメントチェックでHRまたはHR代理✰承認と承認ステッカーを受けなければならない。未承認✰➺ミュニケーションデバイス✰使用はFOPでは認められない。いかなる誤用も不適切な➺ミュニケーションとみなされ1球✰ペナルティボールが科される。こ✰ペナルティボールは、こ✰反則行為が発覚したエンドで投球される(規則4、 15.6.3参照)。
➺ーチ/CAは、タブレットやスマートフォンを使ってメモを取ることは認められている(これら✰デバイスは、➺ート✰選手と➺ミュニケーションが取れないよう「機内モード」など✰状態にしておかなければならない。審判は試合中、随時➺ーチ/CA✰デバイスが➺ミュニケーション不可✰状態であるかどうかを確認する権限を有する)。➺ート✰選手およびSA/ROは、エンド中➺ート外から✰いかなる➺ミュニケーション(電子、口頭、サイン)も受けてはならない。イクイップメントチェックで承認されていない電子機器を➺ートに持ち込んではならない。本規則に違反した場合、1球✰ペナルティボールが科される。
17.9 公式ジェスチャー/サイン
ジェスチャーは、審判と選手✰相互理解を促すために考案された。審判がこれら✰ジェスチャーを使用しなかったことに対して、選手は意見できない。
審判
使用の場面 | ジェスチャーの説明 | ジェスチャー/サイン |
ウォームアップボールジャックの投球指示 ・ 規則 10.2.2 ・ 規則 10.3.2 | 片方の腕を胸の前で折り曲げた状態から開いて伸ばし、「ウォームアッププリーズ」または「xxxx」「ジャックプリーズ」と言う。 | |
カラーボールの投球指示 ・ 規則 10.5 ・ 規則 10.6 | 投球サイドの色のパドルを示す。 | |
等距離のボール ・ 規則 10.13 | 図のようにパドルを水平にして掌に当て、側面を選手に示す。 その後、投球サイドの色を示す( 上図参照)。 |
片方の手の掌を、縦方向にしたもう片方の | ||
テクニカルタイムアウト | 手の指の上に置き(T 字を描くように)、タイ | |
メディカルタイムアウト | ムアウトを要請したサイドを告げる(例:[選 | |
・ 規則 18 ・ 規則 19 | 手名/チーム名/ボールの色]へのメディ カルタイムアウトまたはテクニカルタイムアウ | |
ト)。 | ||
ストップ | ||
ウェイト | 片方の掌を上にあげ(10.6.2 項の場合)、タ | |
・ 規則 10.9.2 | イマーに時計を止めることを指示。 | |
・ 規則 17.2 | または、サイドに待つことを指示。 | |
・ 規則 10.2.10 |
選手交代 ユース大会のみ | 片方の上腕を、もう片方の上腕の周りで回転させる。 | ||
計測 ・ 規則 3.5 ・ 規則 10.16.6 | 両手を揃えた後、テープメジャーを使う時のように、揃えた手を両方向に離す。 |
コートに入りたいかどうか、選手の意向を尋ねる ・ 規則 10.16.6 | 選手を指した後、審判の目を指さす。 |
不適切なコミュニケーション ・ 規則 15.6.3 ・ 規則 17 | 一方の手で口元を指さし、もう片方の手の人差し指を左右に動かす。 | ||
デッドボール/アウトボール ・ 規則 10.9.2 ・ 規則 10.10.3 ・ 規則 10.11 | 一方の手でボールを指さし、もう片方の前腕を垂直に上げ、手の掌を開いた状態で審判の身体のほうに向け、「アウト」または 「デッドボール」と言う。 その後、アウトになったボールを高く持ち上げる。 | ||
リトラクション(ボール除去) ・ 規則 15.1 | 一方の手で取り除くボールを指さし、ボールを掴むような形にしたもう片方の手を高く上げる。その後、ボールを取り除く(可能な場合)。 | ||
1 球のペナルティボール ・ 規則 15.2 | 指を 1 本出して上げる。 |
イエローカード | 反則行為に対し、イエローカードを提示す | |
・ 規則 15.3 | る。 | |
2 枚目のイエローカードおよび、試合 | 2 回目の反則行為に対し、イエローカード | |
からの退場 | を提示する(ペア戦および個人戦では試合 | |
・ 規則 15.9 | を終了する)。 |
レッドカード(失格) ・ 規則 15.4.3 ・ 規則 15.11.4 | レッドカードを提示する。 | ||
エンド終了試合終了 ・ 規則 10.15 | 伸ばした両腕を交差してから、横に開いて離す。 「エンドフィニッシュ」または「マッチフィニッシュ」と言う。 | ||
得点 ・ 規則 3.4 ・ 規則 10.16 | 得点したサイドの色のパドルに指で点数を示し、得点をいう。 |
スコア
得点の表示例 | |||
3 points for Red | 7 points for Red | 10 points for Red | 12 points for Red |
線審
合図を送るべき状況 | ジェスチャーの説明 | 実際のジェスチャー |
審判の注意を喚起する | 腕を高く上げる。 |
タイムアウト
18 メディカルタイムアウト
18.1 試合中、選手またはSA/ROが病気(深刻な状態に限る)になった場合、選手は必要に応じてメディカルタイムアウトを要請できる。メディカルタイムアウトでは試合が10分間中断され、その間審判は時計を止めなければならない。BC3選手の場合、10分間のメディカルタイムアウトの間、ROはプレイングエリアを見てはならない。
18.2 選手またはSA/ROがメディカルタイムアウトを要請できるのは、1試合につき1回のみとする。
18.3 メディカルタイムアウトをとった選手またはSA/ROは、直ちに会場の医療スタッフの診察を受けなければならない。医療スタッフは、意思疎通のために必要に応じて選手やSA/ROの支援を受けることができる。
18.4 どの部門においても、選手が試合を続行できない場合、残りのボールはすべてデッドボールとなる。
18.5 SA/ROのためにメディカルタイムアウトが要請され、そのタイムアウト後にSA/ROがその試合を続行できない場合、 SA/ROのアシストがなく選手が残りのボールを投球できなければ、それらのボールはデッドボールとなる。
18.6 選手が後続の試合でもメディカルタイムアウトを要請し続けた場合、TDは医療スタッフおよび選手の代表と協議の上、その選手をそのコンペティションの残りの試合から除外すべきか否かを判断する。
個人戦では、選手がコンペティションの残りの試合から除外された場合、すべての当該試合は、6-0以上の得点差またはその予選プールあるいは決勝トーナメントにおける最大得点差に対応した得点が対戦相手に与えられる。
19 テクニカルタイムアウト
19.1 試合中に競技用具が破損した場合、審判は時間を止め、選手に競技用具を修理するために1試合につき1回10分間のテクニカルタイムアウトを与える。BC3ペア戦では、必要に応じてチームメイトのランプを共用できる。エンド間に代わりのランプまたは車いすに交換することができる(必ずその旨をHRに通知しなければならない)。代わりのランプまたは車いすを含む修理用具などはFOP外から持ち込まれる場合がある。その場合、競技役員(線審、タイマー、審判など)が、修理人に同行しなければならない。
19.2 競技用具が修理できない(またはエンド間で交換できない)場合、選手は壊れた用具で試合を続行するか、できない場合は、その選手の残りのボールはデッドボールとなる。
3.0m
35cm
35cm
1m
1m
1m
1m
1m
1m
6
5
4
3
2
1
3.0m
1.5m
1.5m
5.0m
ジャックボール無効エリア
2.5m
10.0m
12.5m
プレイングエリア
コート
ボッチャコートレイアウト
赤サイド
コーチ/CA エリア
スコア
テーブル
青サイド
コーチ/CA エリア
6m
使用テープおよび計測ガイドライン
太テープの使用箇所 外枠、スローイングライン、V ライン
細テープの使用箇所 スローイングボックスを区切る線、クロス、35cm×35cm のターゲットボックスクロスは 15cm〜35cm の長さとする
6m ライン 両サイドライン(外枠)の内側から内側まで
12.5m サイドライン フロントラインの内側から、バックラインの内側まで
10m ライン スローイングラインのボックス側から、フロントラインの内側まで
5m ライン フロントラインの内側から、クロスの中央まで
3m ライン サイドラインの内側から、クロスの中央まで
3m ライン スローイングラインのボックス側から、V ラインがサイドラインと交差する箇所のフロントライン側まで
1.5m ライン スローイングラインのボックス側から、V ライン頂点のクロス側まで
2.5m ライン バックラインの内側から、スローイングラインのボックス側まで
1m ライン 印の両側に均等にまたがるように貼る
一般社団法人日本ボッチャ協会審判委員会(Japan Boccia Association Referee Committee.)