Contract
教育研修実習時の個人情報の取扱いに関する覚書
(以下「甲」という)と大阪警察 病院(以下「乙」という)は、甲の被研修者(以下「研修者」という。)の教育研修実習(以下「研修」という。)における個人情報の保護および管理について、以下の通り合意する。
第1条(目的)
本覚書は、研修を遂行するにあたり、研修者が取得した個人情報(以下「取得個人情報」という)の適切な取扱いを確保することを目的とする。
第2条(定義)
「個人情報」とは個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日、住所その他の記述等により特定の個人を識別出来るもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別できることとなるものを含む)をいうものとする。
第3条(取得個人情報の保護義務)
研修者は、個人情報の保護に関する法律その他の個人情報に関する法令等を遵守して取得個人情報を取扱うものとする。
2.研修者は、研修にあたり、取得個人情報を秘密として保持するとともに、これを研修以外の目的に利用してはならず、また取得個人情報を加工もしくは複写・複製してはならないものとする。
3.研修者は、乙の事前の承諾なしに取得個人情報を、第三者に開示・提供してはならないものとする。
4.研修者は、研修終了後においても、前3項の義務を負うものとする。
第4条(教育の義務)
甲及び乙は、研修者に対し第3条の義務の必要かつ適切な教育を行うものとする。
第5条(個人情報の入手、返却・廃棄およびその承認・報告)
研修者は、研修の遂行上個人情報を乙の事業所外に持ち出す必要がある場合は、書面に必要事項を記載し、乙の承認を得たうえで当該個人情報を持ち出す。
2.研修者は、前項の取得個人情報の利用目的が終了した場合、または乙が要請する場合は、遅滞なく取得個人情報を返却または乙の要望に応じて速やかに当該個人情報が判読できない状態にして廃棄しなければならない。
第6条(事故発生時の措置)
甲及び研修者は、取得個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等の事故が発生した場合は、ただちに乙に報告するとともに、本人からの苦情への対応等を乙と協議し、その合意に基づいて適切な措置を講じるものとする。
第7条(損害賠償)
前条の規定にかかわらず、甲及び研修者の責に帰すべき事由により、取得個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等の事故が発生し、乙に損害が生じた場合は、甲は、これを賠償するものとする。
第8条(管轄裁判所)
本契約に関する訴訟については、大阪地方裁判所を第xxの専属的合意管轄裁判所とする。
第9条(協議事項)
本覚書に定めのない事項にもしくは本覚書の各条項の解釈について疑義が生じた場合には、甲および乙は誠意をもって協議し、これを解決するものとする。
上記覚書締結の証として本覚書2通を作成し、甲乙記名捺印のうえ、各1通を保有する。
令和 年 月 日
(甲)
(乙) 大阪市天王寺区xx町10番31号大阪警察病院 院長 xx xx