ブタインフルエンザに対する家畜用 DNA ワクチン実用化に向けて評価と供給委託契約に合意
平成 22 年 11 月 17 日
各位
会社名 アンジェス MG 株式会社代表者 代表取締役社長 xx x
(コード番号 4563 東証マザーズ)
問合せ先 経営企画部長 xx xx電話番号 00-0000-0000
ブタインフルエンザに対する家畜用 DNA ワクチン実用化に向けて評価と供給委託契約に合意
―子会社ジェノミディアがバイカル社と契約を締結―
当社子会社ジェノミディア株式会社(以下、ジェノミディア)は、財団法人沖縄県産業振興公社による
「おきなわ新産業創出研究開発支援事業」の対象プロジェクトとして、パンデミックインフルエンザに対する高性能な家畜用 DNA ワクチンを開発中ですが、この度、ブタを含む動物での性能を実証するため、米国バイカル社(以下、バイカル)との間で、同社が所有する H1N1 型インフルエンザ DNA ワクチンの動物評価および供給委託に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。
この契約は、ジェノミディアが家畜用DNA ワクチンの開発にあたり、バイカルが所有するインフルエンザ DNA ワクチン(H1N1型)を活用して、家畜用ワクチンとしての有用性を評価するために製造委託するも のです。ジェノミディアは、バイカルの DNA ワクチンと独自の技術を組み合わせ、ブタを含む数種の動物で有効性を評価し、家畜用ワクチンとしての実用化を目指します。
今後、予測されている新型インフルエンザの世界的な大流行(パンデミック)は、ブタなど家畜での感 染・流行を経てヒトに感染するとされており、家畜でのインフルエンザの流行を阻止する事が重要となっております。DNA ワクチンは、新型インフルエンザウイルス同定から数週間で製造することを可能にできる技術であり、ジェノミディアが検討中の高性能化技術に応用することでパンデミックインフルエンザを家畜レベルで感染拡大を防止する新しいワクチンとして実用化が期待されています。
なお、バイカルは米国において H1N1 型インフルエンザに対する DNA ワクチンの臨床試験(P1)を進めており、2011 年第一四半期に結果が得られる予定です。
本件よる本年度連結業績への影響は軽微であり、業績予想には修正はありません。
以上