調達管理番号:24c00142000000
企画競争説明書
業務名称:2024-2026 年度課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」に係る研修委託契約(企画競争)
調達管理番号:24c00142000000
第1 競争の手順第2 業務仕様書
第3 プロポーザル作成要領
第4 見積書作成及び支払について第5 契約書(案)
別添 様式集
2024 年 5 月 17 日
独立行政法人 国際協力機構
東京センター
第1 競争の手順
本件に係る公示に基づく企画競争については、この企画競争説明書によるものとします。
1. 公示
公示日 2024 年 5 月 17 日調達管理番号 24c00142000000
2.契約担当役
独立行政法人国際協力機構 東京センター 契約担当役 所長
3.競争に付する事項
(1)業務名称:2024-2026 年度課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」に係る研修委託契約 (企画競争)
(2)業務内容:「第2 業務仕様書」のとおり
(3)契約書(案):「第5 契約書(案)」のとおり
(4)契約履行期間(予定):
2024 年度(第 1 年次):2024 年 9 月上旬から 2024 年 12 月中旬まで
(この期間には、事前準備・事後整理期間を含みます)
2025 年度(第 2 年次):受託者と調整の上で決定
2026 年度(第 3 年次):受託者と調整の上で決定
本件競争は、2024 年度、2025 年度、2026 年度を対象に実施する研修を対象に行います。2025 年度、2026 年度の実施時期は未定です。契約は、年度毎に分割して締結します。
4. 担当部署等
(1)書類等の提出先
【住所】〒151-0066
xxxxxxxx 0-00-0 xx行政法人国際協力機構東京センター人間開発・計画調整課
【電話番号】00-0000-0000
手続き窓口、各種照会等及び書類等の提出先は以下のとおりです。なお、本項以降も必要な場合にはこちらが連絡先となります。
(2)書類授受・提出方法
メールでの送信とします。メール送付先:上記(1)メールアドレス宛
機構のシステムでは受信できるメールの容量に制限がありますので 1 回あたりのメールの容量が 20 メガバイト以下になるよう、PDF データを分割するなどの調整をお願いいたします。また、圧縮ソフトを用いると機構のセキュリティシステムによりメールが排除されてしまうことがありますのでご注意下さい。書類等を提出いただいた場合には必ず当機構より受信確認のメールをお送りしますので、提出後 1 日以内に受信確認のメールが届かない場合は4.(1)のメールアドレスまでお問い合わせ下さい。
5. 競争参加資格
(1)消極的資格制限
以下のいずれかに該当する者は、当機構の契約事務取扱細則(平成 15 年細則
(調)第 8 号)第 4 条に基づき、競争参加資格を認めません。また、共同企業体の構成員となること、契約の下請負人(業務従事者を提供することを含む。以下同じ。)となることを認めません。
1)破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
具体的には、会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)又は民事再生法(平成 11
年法律第 225 号)の適用の申立てを行い、更生計画または再生計画が発効していない法人をいいます。
2)独立行政法人国際協力機構反社会的勢力への対応に関する規程(平成 24 年
規程(総)第 25 号)第 2 条第 1 項の各号に掲げる者
具体的には、反社会的勢力、暴力団、暴力団員、暴力団員等、暴力団員準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等を指します。
3)独立行政法人国際協力機構が行う契約における不正行為等に対する措置規程
(平成 20 年規程(調)第 42 号)に基づく契約競争参加資格停止措置を受けている者
具体的には、以下のとおり取扱います。
① 競争開始日(プロポーザル等の提出締切日。ただし、競争参加資格確認を事前に行う場合は資格確認申請書の提出締切日。以下同じ。)に措置期間中である場合、競争への参加を認めない。
② 競争開始日の翌日以降から、契約相手確定日(契約交渉権者決定日)までに措置が開始される場合、競争から排除する。
③ 契約相手確定日(契約交渉権者決定日)の翌日以降に措置が開始される場合、競争から排除しない。
④ 競争開始日以前に措置が終了している場合、競争への参加を認める。
(2)積極的資格要件
当機構の契約事務取扱細則第 5 条に基づき、以下の資格要件を追加して定めます。
1)全省庁統一資格
令和 04・05・06 年度全省庁統一資格を有すること。
2)日本国登記法人
日本国で施行されている法令に基づき登記されている法人であること。
(3)その他の要件
1)2024 年度案件を第 1 回目として受託し、2026 年度まで計 3 回、同一案件を受託可能であること。なお、2024 年度案件を受託した者とは、業務実施状況に特段の問題がない限り、2026 年度案件まで継続契約を行う予定です。(ただし、研修対象国の状況等予期しない外部条件の変化が生じた場合を除く)。また、契約は、年度毎に、業務量、価格等について見直しを行ったうえで締結します。
6.共同企業体、再委託について
(1)共同企業体:共同企業体の結成を認めます。
共同企業体の結成を認めます。ただし、共同企業体を構成する社、又は代表者及び構成員全員が、上記5(1)(2)(3)の競争参加資格を満たす必要があります。共同企業体を結成する場合は、「共同企業体結成届」(様式はありません。)を作成し、プロポーザルに添付してください。結成届への代表者印及び構成員のすべての社の社印は省略可とします。
(2)再委託:
1)再委託は原則禁止となりますが、印刷・製本、資料整理、翻訳・通訳、会場借上等の本業務に付随する軽微な業務を再委託することは可能です。
一部業務の再委託を希望する場合はプロポーザルにその再委託予定業務、再委託企業名等を記述してください。
2)再委託の対象となる業務は、本件業務全体に大きな影響を及ぼさない補助的な業務に限ります。
3)当機構が、再委託された業務について再委託先と直接契約を締結することや再委託先からの請求の受理あるいは再委託先へ直接の支払いを行うことはありません。
4)なお、契約締結後でも、当機構から承諾を得た場合には再委託が可能です。
7.企画競争説明書に対する質問
(1)質問方法
業務仕様書の内容等、この企画競争説明書に対する質問がある場合は、次に従い書面により提出してください。
1) 提出期限:2024 年 5 月 31 日(金) 正午まで
2) 提出先:「4.(1)書類等の提出先」参照
3) 提出方法:電子メール
メールタイトルは以下のとおりとしてください。
【企画競争説明書への質問(社名●●)】(調達管理番号●●:「スポーツ行政/スポーツ振興」業務委託
当機構より電子メールを受信した旨の返信メールをお送りします。
4) 質問書様式:「質問書」(様式集参照)に記入
(2)質問への回答
上記(1)の質問書への回答は、次のとおり閲覧に供します。
・2024 年 6 月 5 日(水)午後 4 時以降、以下のサイト上に掲示します。
・なお、質問がなかった場合には掲載を省略します。国際協力機構ホームページ(xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx)
→「調達情報」(xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxx/xxxxx.xxxx)
→「公告・公示情報」
→「各国内拠点(JICA 研究所を含む)」における公告・公示情報
→「JICA 東京」
(xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxx/xxxxxxxx/xxxxxxxx/xxxxx.xxxx)
(3)留意事項
1)xx性・xx性等確保の観点から、電話等口頭でのご質問は原則としてお断りしていますのでご了承ください。
2)回答書によって、仕様・数量等が変更されることがありますので、本件競争参加希望者は、質問提出の有無にかかわらず回答を必ずご確認ください。 見積金額は、回答による変更を反映したものとして取り扱います。
8.プロポーザル・見積書の提出等
(1)提出期限:2024 年 6 月 26 日(水)正午まで
(2)提出場所:「4.(1)書類等の提出先」参照
(3)提出方法:電子メール
PDF 化した書類にパスワードを設定の上、以下①~④のとおり 4 通に分けて提出してください。
① メールタイトル:【プロポーザルの提出(社名●●)】24c00142000000 課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」研修委託契約
② メールタイトル:【プロポーザルのパスワードの提出( 社名●● ) 】
24c00142000000 課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」研修委託契約
③ メールタイトル:【見積書の提出(社名●●)】24c00142000000 課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」研修委託契約
④ メールタイトル:【見積書のパスワードの提出(社名●●)】24c00142000000 課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」研修委託契約
(4)提出書類:
1)プロポーザル(提出部数:正1部)
「第3 プロポーザル作成要領」を参照してください。
2)見積書(概算)(提出部数:正1部)
① 本時点での見積書は任意様式とします。積算にあたっては、「第4 見積書作成及び支払について」を参照願います。
② 3 年分の総額(概算、研修 1 年度分の合計金額×3 年度分も可。)、及び初年度の見積額(概算)・支出項目内訳を提示してください。
③ 見積書作成にあたっては、最新版(2024 年度)の「研修委託契約ガイドライン(xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxxxx/xxxxxxx/xx_xxxxx/xxxxxxxxx.xxxx)を参照願います。
(5)その他
1)一旦提出されたプロポーザル等の応募書類は、差し替え、変更又は取り消しできません。
2)プロポーザル及び見積書等の作成、提出に係る費用については報酬を支払いません。
3)提出書類は、本件業務の契約交渉順位を決定し、また、契約交渉を行う目的以外に使用しません。
4)採用の有無を問わず、プロポーザル等については返却しません。機構が適切な方法で処分します。なお、受託者となった者以外のプロポーザル等にて提案された計画、手法は無断で使用しません。
5)プロポーザル等に含まれる個人情報等については、「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 59 号)」に従い、適切に管理し取り扱います。
6)以下ア)に挙げる提出書類の代
表者印又は社印押印の省略が可能です。なお、代表者印又は社印押印を省略する場合は、イ)の方法で対象書類を提出してください。
ア)押印省略が可能な書類
・プロポーザルおよび見積書の提出について(頭紙)
・プロポーザルおよび見積書の表紙
・共同企業体結成届イ)提出方法
該当の書類には、「本件責任者及び担当者」の氏名、役職、所属先及び連絡先
(電話番号及び電子メールアドレス)を必ず明記してください。提出時の電子メールを責任者本人から送付するか、担当者がメール送付先に責任者を加えて提出してください。詳細は下記サイト掲載の書類「研修委託契約における契約関連書類の押印等の取扱いについて」「別添押印を省略する場合の様式例」を参考にしてください。
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxxxx/xxxxxxx/xx_xxxxx/xxxxxxxxx.xxxx
9.プロポーザルの評価及び契約交渉順位の決定方法
(1)評価項目・評価配点・評価基準
「第3 プロポーザル作成要領」参照
(2) 評価方法
「第3 プロポーザル作成要領」参照。
(3)契約交渉順位の決定方法
プロポーザルの評価点が最も高い者を交渉順位 1 位とします。なお、評価点が
同じ者が 2 者以上あるときは、抽選により交渉順位を決定します。
10.プロポーザルの評価結果の通知
(1)プロポーザルは、当機構において審査し、プロポーザルを提出した全者に対して、その結果を文書にて通知します。2024 年 7 月 10 日(水)までに結果が通知されない場合は、「4.(1)書類等の提出先」にお問い合わせください。
(2)選定結果は、当機構ウェブサイト上で公表します。
(3)プロポーザル評価の結果、契約交渉の相手先として選定されなかった者は、その理由について書面(様式は任意)により説明を求めることができます。
詳細は、「15. その他(1)」をご参照ください。
11.契約交渉
(1)プロポーザル評価結果に基づき契約交渉順位1 位の者から契約交渉を行います。
(2)契約交渉に当たっては、当方が提示している業務仕様書及び提案いただいた内容に基づき、最終的な委託業務内容を協議します。
(3)また、当機構として契約金額(単価)の妥当性を確認するため、見積書金額の 詳細内訳や具体的な根拠資料を提出いただき、各業務に係る経費を精査します。
(4)契約交渉において、見積書及び最終的な委託業務内容に基づき、契約金額の交渉を行います。契約金額(又は最終的な委託業務内容)について合意できない場合、契約交渉を終了します。
12.最終見積書の提出、契約書作成及び締結
(1)「11.契約交渉」により合意に至った者は、速やかに合意された金額の最終見積書(XXXX が指定する見積書様式)を提出するものとします。
(2)「第5 契約書(案)」に基づき、速やかに契約書を作成し、締結します。契約保証金は免除します。
(3)契約条件、条文については、「第5 契約書(案)」を参照してください。
13.競争・契約情報の公表
本企画競争に基づき締結される契約については、機構ウェブサイト上に契約関連情報(契約の相手方、契約金額等)を公表しています。また、一定の関係を有する法人との契約や関連公益法人等については、以下の通り追加情報を公表します。詳細はウェブサイト「公共調達の適正化に係る契約情報の公表について」を参照願います。
(URL: xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxx/xxxxxx/xxxxxxxxx/xxxxxxxxxx/xxxxxxxxx.xxxx)
プロポーザルの提出及び契約の締結をもって、本件公表に同意されたものとみなさせていただきます。
(1)一定の関係を有する法人との契約に関する追加情報の公表
1)公表の対象となる契約相手方取引先
次のいずれにも該当する契約相手方を対象とします。
① 当該契約の締結日において、当機構の役員経験者が再就職していること、又は当機構の課長相当職以上経験者が役員等として再就職していること
② 当機構との間の取引高が、総売上又は事業収入の 3 分の 1 以上を占めていること
2)公表する情報
① 対象となる再就職者の氏名、職名及び当機構における最終職名
② 直近 3 か年の財務諸表における当機構との間の取引高
③ 総売上高又は事業収入に占める当機構との間の取引高の割合
④ 一者応札又は応募である場合はその旨
3)情報の提供方法
契約締結日から 1 ヶ月以内に、所定の様式で必要な情報を提供いただきます。
(2)関連公益法人等にかかる情報の公表
契約の相手方が「独立行政法人会計基準」第 13 章第 6 節に規定する関連公益
法人等に該当する場合には、同基準第 13 章第 7 節に規定される情報が、機構の財務諸表の付属明細書に掲載され一般に公表されます。
14.誓約事項
プロポーザルの提出をもって、競争参加者は、以下の事項について誓約したものとします。
(1) 反社会的勢力の排除
以下のいずれにも該当せず、将来においても該当することがないこと。
1) 競争参加者の役員等が、暴力団、暴力団員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動等標榜ゴロ、特殊知能暴力集団等(各用語の意義は、独立行政法人国際協力機構反社会的勢力への対応に関する規程(平成 24 年規程(総)
第 25 号)に規定するところにより、これらに準ずる者又はその構成員を含む。以下、「反社会的勢力」という。)である。
2) 役員等が暴力団でなくなった日から 5 年を経過しないものである。
3) 反社会的勢力が競争参加者の経営に実質的に関与している。
4) 競争参加者又は競争参加者の役員等が自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもって、反社会的勢力を利用するなどしている。
5) 競争参加者又は競争参加者の役員等が、反社会的勢力に対して、資金等を
供給し、又は便宜を供与するなど直接的若しくは積極的に反社会的勢力の維持、運営に協力し、若しくは関与している。
6) 競争参加者又は競争参加者の役員等が、反社会的勢力であることを知りながらこれを不当に利用するなどしている。
7) 競争参加者又は競争参加者の役員等が、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有している。
8) その他、競争参加者がxxx暴力団排除条例(平成 23 年xxx条例第 54号)又はこれに相当する他の地方公共団体の条例に定める禁止行為を行っている。
(2) 個人情報及び特定個人情報等の保護
法人として「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」及び「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)(平成 26 年 12 月 11 日特定個人情報保護委員会)」に基づき、個人情報及び特定個人情報等(※1)を適切に管理できる体制を以下のとおり整えていること。
(中小規模事業者(※2)については、「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」別添「特定個人情報に関する安全管理措置」に規定する特例的な対応方法に従った配慮がなされていること。)
1)個人情報及び特定個人情報等の適正な取扱いや安全管理措置に関する基本方針や規程類を整備している。
2)個人情報及び特定個人情報等の保護に関する管理責任者や個人番号関係事務取扱担当者等、個人情報及び特定個人情報等の保護のための組織体制を整備している。
3)個人情報及び特定個人情報等の漏えい、滅失、き損の防止その他の個人情報及び特定個人情報等の適切な管理のために必要な安全管理措置を実施している。
4)個人情報又は特定個人情報等の漏えい等の事案の発生又は兆候を把握した場合に、適切かつ迅速に対応するための体制を整備している。
(※1)特定個人情報等とは個人番号(マイナンバー)及び個人番号をその内容に含む個人情報をいう。
(※2) 「中小規模事業者」とは、事業者のうち従業員の数が 100 人以下の事業者であって、次に掲げる事業者を除く事業者をいう。
・ 個人番号利用事務実施者
・ 委託に基づいて個人番号関係事務又は個人番号利用事務を業務として行う事業者
・ 金融分野(金融庁作成の「金融分野における個人情報保護に関するガイ
ドライン」第1条第1項に定義される金融分野)の事業者
・ 個人情報取扱事業者
15.その他
競争参加資格がないと認められた者、プロポーザルの評価の結果契約交渉の相手先として選定されなかった者については、その理由についてそれぞれの通知から 7 営業日以内に説明を求めることができますので、ご要望があれば「4.(1)書類等の提出先」までご連絡願います。日程を調整のうえ、面談(若しくはオンライン)で説明します。
第2 業務仕様書
この業務仕様書は、独立行政法人国際協力機構(以下、「委託者」という。)が実施する 2024-2026 年度課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」に関する業務の内容を示すものです。本件応募者は、この業務仕様書に基づき、本件業務に係るプロポーザル等を機構に提出するものとします。
なお、本業務仕様書の第2-1「業務の内容・目的に関する事項」、第2-2「研修委託上の条件」に関しては、本業務仕様書の内容に基づき、応募者がその一部を補足又は改善したプロポーザルを提出することを妨げるものではありません。
第2-1 業務の内容・目的に関する事項
1.研修コース名
課題別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」
2.2024 年度研修期間(予定)
全体受入期間:2024 年 10 月 1 日(火)~2024 年 10 月 19 日(土)
技術研修期間:2024 年 10 月 2 日(水)~2024 年 10 月 18 日(金)
(2025 年度以降の実施時期は今後調整する)
3.研修の背景・目的
1978 年に採択され、2015 年に改定された UNESCO『体育・身体活動・スポーツに関する国際憲章』では、スポーツはすべての人の基本的権利であり、スポーツは教育や健康、社会包摂、平和構築等の観点から個人、コミュニティ、社会全体に幅広い恩恵をもたらすことができるとされている。また、2015 年に発表された
「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」では、スポーツが持続可能な開発の重要な鍵とされている。
開発途上地域においては、予算、人材、関連機関の組織力等から、政策があっても十分な事業ができていない場合が多い。また、競技スポーツのみを強調している場合も多く、特に障害者や女性などの社会的に弱い立場に置かれた人々のスポーツの機会は限られている。更に、学校体育は世界の 9 割以上の国で必修化されているにもかかわらず、十分な実施がなされていない場合が多い。
すべての人々にスポーツへのアクセスを可能とした学校体育の経験、ラジオ体操など生活や社会の中に早くからスポーツを取り入れた経験、スポーツ関連隊員の派遣、JGA「スポーツと開発」※1 における各種取組実績といった日本の強みを活かし、スポーツ分野での国際協力を行うことは、精神的な豊かさを含めて人間開発をとらえる日本の開発理念を実践し、日本らしい協力の存在感を示す意義がある。
本研修は、2022 年度~2023 年度に実施した南スーダン国別研修「スポーツ行政
/スポーツ振興」※2 をベースとした新規の課題別研修である。本研修においては、 JGA「スポーツと開発」における「①スポーツを楽しむ機会の拡充」、「②心身ともに健全な人材の育成」、「③社会包摂と平和の促進」の 3 本の柱のうち、主に「①スポーツを楽しむ機会の拡充」の観点をベースに、開発途上地域におけるスポーツへの参加機会を拡充し、開発途上国の人々に対してスポーツの価値や楽しさを届けることを達成するため、政策・制度・体制・機会を整備する「ソフトインフラ整備」、施設・用具・スポーツをしやすいまちづくりを整備する「ハードインフラ整備」、スポーツ指導者養成など「スポーツの普及・強化」を推進することを図る。
(※1 参考:JGA「スポーツと開発」) xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/Xxxxxxxx/xxxxxxxxxx/xxxxxx/xxxxxx/xx00xx00000xx0xx- att/sports.pdf
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxxxx/xxxxxx/xxxxxx/xxxxx.xxxx
(※2 参考:南スーダン国別研修「スポーツ行政/スポーツ振興」の研修概要)
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/Xxxxxxxx/xxxxx/xxxxxx/0000/x0xx0x0000000x0x.xxxx
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxx/xxxxx/xxxxxxxxxxx/xxxxxx/0000/0000000_000 52.html?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR0tVttBa7SSnvM- RyVGTwMgvaHBUAkf6db81P7iOGqyGXgXeKK_E6kxih8_aem_AfP2W1lA0 MjJbQkMV7zYgC0w3Bk19Utgg1h9x0ZtB-o- 7gvI9EpKc8PoG4ABJgB6KOmaSasCntfPEjwkUvmEGzOS
4.案件目標(アウトカム)
国民のスポーツへのアクセス機会拡充のために、スポーツ行政やスポーツ振興を向上するための各種知識・技術を習得することで、スポーツ振興にかかる計画や具体的施策の立案及びその実行ができるようになる。
5.単元目標(アウトプット)
(1)スポーツへのアクセスを向上させることの重要性について、各国の状況を踏まえて関係者に説明でき、国際社会の動向や日本の知見を学ぶことでスポーツの価値についての理解を深める。
(2)国レベルでの政策立案からコミュニティレベルでの具体的施策の実行までスポーツ振興にかかる全体的な枠組みについて理解し、所属組織における事業計画の立案や事業の実施をエビデンス・ベースで推進するために必要な知識・知見を身に付ける。
(3)各国のスポーツ振興にかかる課題を明確にし、それを踏まえたスポーツ振興に向けたアクションプランを作成する。
6.研修構成・内容
単元目標 | 想定される | 実施 | |
研修科目、視察先 | 方法 | ||
(※◎は必須項目。他項目は構 | |||
成・内容例。) | |||
単元1: | ・国際的なスポー | ◎「スポーツと開発」概論(国際 | 講義、 |
スポーツへのア | ツの潮流や動向を | 社会の動向や「スポーツを通じた | 視察、 |
クセスを向上させ ることの重要性について、各国の状 | 理解する。 ・「スポーツと開発」を理解する。 | 開発」を含む) ・SDGs とスポーツ ・オリンピック、パラリンピック | 実習 |
況を踏まえて関係 | ・スポーツへのア | ・スポーツを通じた共生社会の | |
者に説明でき、国 | クセスを向上させ | 実現 | |
際社会の動向や日 | ることへの重要性 | ||
本の知見を学ぶこ | について理解する。 | (想定される視察先) | |
とでスポーツの価 | スポーツ庁、日本スポーツ協会、 | ||
値についての理解 | 日本スポーツ振興センター、講道 | ||
を深める。 | xx。 | ||
単元 2: 国レベルでの政策立案から自治体やコミュニティレ | ・国レベルのスポーツ行政に関する政策立案手法につ いて理解する。 | ◎「スポーツ基本法(2011 年)」 「 第 三 期 ス ポ ー ツ 基 本 計 画 (2022~2026 年度」などの日本のスポーツ政策概論 | 講義、視察、実習 |
ベルまでの具体的 | ・自治体やコミュ | ◎スポーツ政策のエビデンス・ベ | |
施策の実行までス | ティレベルのスポ | ースでの立案についての概論 | |
ポーツ振興にかか | ーツ振興施策の手 | ・スポーツによる地域・経済の活 | |
る全体的な枠組み | 法を理解する。 | 性化 | |
について理解し、 | ・国レベルから地 | ・国民および地域住民へのスポ | |
所属組織における | 域のスポーツクラ | ーツ普及施策(特に生涯スポー | |
事業計画の立案や | ブ等のコミュニテ | ツ) | |
事業の実施をエビ | ィレベルまでのス | ・国民スポーツ大会等のスポー | |
デンス・ベースで | ポーツ行政、スポー | ツ大会運営 | |
推進するために必 | ツ振興の連携手法 | ・地域におけるスポーツ振興 | |
要な知識・知見を | について理解する。 | ・定期健康診断やスポーツテス | |
身に付ける。 | ・事業計画の立案 | ト等のスポーツと健康に関する | |
や事業の実施を推 | 施策 |
進するための知見 | ・公認スポーツ指導者、運動指導 | ||
を習得する。 | 士、ボランティアの育成 | ||
・「スポーツとジェ | ・クラブ運営(クラブ概要、理念、 | ||
ンダー」についての | クラブ資金確保、イベント等を通 | ||
留意事項を理解す | じたスポーツ振興の取り組み、行 | ||
る。 | 政や企業との連携、地域貢献等) | ||
・小学校・中学・高校における体 | |||
育、部活動 | |||
(想定される視察先) | |||
スポーツ庁、日本スポーツ協会、 | |||
日本スポーツ振興センター、地方 | |||
自治体、日本体育大学、公共スポ ーツ施設、講道館、J リーグ、同志社大学、日本体育・スポーツ政 | |||
策学会、民間企業、民間スポーツ | |||
クラブ、実業団、小学校、中学校、 | |||
高校、等。 | |||
単元3: 各国のスポーツ | ・各国におけるス ポーツ振興に係る | ・KJ 法によるワークショップ ◎アクションプランの作成、発表 | 実習、 発表 |
振興にかかる課題 | 課題について、アク | ||
を明確にし、それ | ションプランを作 | ||
を踏まえたスポー | 成し発表する。 | ||
ツ振興に向けたア | |||
クションプランを | |||
作成する。 |
7.研修使用言語:英語
8.研修員
(1) 定員:8 名
(2) 研修割当対象国(予定人数):8 ヶ国
モンゴル(1)、グレナダ(1)、イエメン(1)、ウガンダ(1)、
タンザニア(1)、ブルキナファソ(1)、ルワンダ(1)、南スーダン(1)
(3) 研修対象組織:
1)関連省庁や地方自治体等でスポーツを担当する行政官
2)スポーツ関連の技術協力及び草の根技術協力のカウンターパート
3)JICA 海外協力隊の配属先のカウンターパート
(4) 研修対象者:
下記1)~ 4)を満たす者。
1)先方政府の推薦により所定の手続きを終えたもの
2)関連分野での経験: スポーツ行政/スポーツ振興の分野で 3 年以上の経験があること。
3)十分な英語の理解力及び会話力を有する者
4)心身共に健康で支障なく研修生活を送ることができる者
*なお、男性候補者と女性候補者が拮抗している場合、xxxxx配慮の点から女性候補者を優先して選考する。
9.研修方法
(1)講義:テキスト・レジュメ等を準備し、必要に応じて視聴覚教材を利用して、研修員の理解を高めるべく実施する。
(2)演習・実習:講義との関連性を重視し、これらを通して講義で学んだ内容を研修員が確認するとともに応用力を養うことができること、加えて帰国後の実務により役立つことを狙いとして実施する。ワークショップ形式や体験型の実習形式も取り入れる。
(3)見学・研修旅行:講義で得た知見をもとに関係者との意見交換を通じて、事業実施において実践可能な知識・技術を研修員が習得できるように努める。スポーツ関連の実施機関だけでなく、大学、民間企業等への訪問も含め、研修員がより適応範囲の広い知見を習得することを狙いとして実施する。
(4)レポート作成・発表:各研修員の問題意識について研修員・日本側関係者間で相互理解を深めるよう配慮し、あわせて帰国後の問題解決能力を高めることを狙いとして各レポートの作成・発表をさせる。
(5)アクティブラーニングの導入:研修員間のコミュニケーションを活発化させるため、研修員スピーチや帰国研修員との交流会などの取組を実施する。また、日々の学びの定着やその過程での不明点などを整理するために、個別の振り返りシートを導入し、研修員間のみならず受託先関係者や講師とのコミュニケーションの機会を設ける。
※当機構は、本研修コース実施にあたって英語-日本語の逐次通訳等を行う研修監理員を配置予定です。研修監理員は、JICA が実施する研修員受入事業において、JICA、研修員及び研修実施機関の三者の間に立ち、当該言語を使用しつつ
(通訳)、研修員の研修理解を促進し、研修効果を高め、研修進捗状況を現場で確認する等、研修コースでの現場調整を行います。XXXX は登録された研修監理員の中から、研修コースごとに研修コースの特性等を勘案し、諸条件を提示して
個別に業務を発注します(準委任契約)。
10.研修プログラム作成上の留意点
技術研修以外に当機構が実施する以下の内容も日程案に含める。
(1)ブリーフィング(滞在諸手続き):0.5 日間(来日翌営業日の午前)
受入時事務手続き、滞在諸手当の支給手続き等についての説明を、来日翌日に実施する。
(2)プログラムオリエンテーション(研修概要説明):1 時間(来日翌営業日の午後)当該研修の関係者紹介、全体日程や案件目標・単元目標を含むカリキュラム及び構成に係る説明、その他研修実施に必要な事項について研修員に説明する。受託者は、機構と共にプログラムオリエンテーションを実施する。
(3)評価会、閉講式:2 時間(離日前日)
11.研修時間
標準研修時間は原則午前 10 時 00 分から午後 4 時 30 分までの 5 時間 30 分(休憩 1
時間)を想定する。また午前、午後各 1 コマずつの講義配置を原則とする。ただし移動時間や研修講師等の都合もしくはJICA 東京の承認がある場合はこの限りではない。また、土・日、祝日は休日とするが、研修旅行や移動日等にあてることも可能。
12.研修の評価
研修受託機関は研修実施状況及び以下の実施ツールを総合的に分析し、評価結果につき業務完了報告書に取りまとめる。
(1)質問票(Questionnaire)
研修員が回答したものを研修監理員が集計する。技術研修最終日に実施する評価会では質問票の集計結果を使用し、本研修の評価を関係者間(研修員及び研修受託機関、JICA)で行う。
(2)成果物評価
参加研修員が作成したファイナルレポート、最終総括及び評価会での報告・発言内容等の確認を行い、目標達成度を評価する。なお、評価会を実施の際は議事録を受託者にて作成する。
第2-2 研修委託上の条件
1.研修施設
研修に係る施設は、JICA 東京の施設や設備、機材を使用することができる。この場合、研修受託機関は JICA 東京の指示に従って使用することとする。
2.契約履行期間(予定)
2024 年 9 月 2 日から 2024 年 12 月 20 日まで (2024 年度)
(この期間には、事前準備・事後整理期間を含む)
本件競争は 2024 年度、2025 年度、2026 年度を対象に実施する研修を対象に行うが、契約は年度毎に分割して締結する。
3.委託契約業務の内容
(1)研修運営全般に関する事項
① 研修日程調整及び日程案の作成
JICA 東京が提示する案件目標及び単元目標を達成するための研修カリキュラムの企画・検討を行い、これに必要な講義、見学先等を選定し、日程(案)を作成する。日程(案)について、JICA 東京担当者と打合せのうえ、具体的な講義(実習)名、研修内容、講師名、研修場所、見学先等を含む最終的な日程及び研修カリキュラムを確定する。なお、移動手配結果を含めた詳細日程は XXXXが指定する「研修詳細計画書」(様式集参照)にて別途作成する。
② 研修実施に必要な経費の見積もり及び経費処理
各講師や見学先からのアポイントを取り付けるとともに、必要な経費について確認し、研修経費見積書を作成・提出する。
③ JICA 東京その他関係機関及び研修員との連絡・調整
研修計画の策定及び実施等にあたっては、JICA 東京等と適時に連絡・調整を行い、進捗状況については適宜報告する。変更(軽微なものは除く)や未定事項の決定時には事前に協議する。
④ 研修監理員との連絡・調整
本研修では、日本語-英語の研修監理員(通訳)を JICA 東京が配置する。研修受託機関は研修日程に基づき、研修場所や開始時間等について研修監理員と調整・確認を行う。研修監理員の配置人数は 1 名を想定。
⑤ プログラムオリエンテーションの実施
研修開始時に、詳細日程や案件目標・単元目標を含むカリキュラムの具体的な構成、その他研修実施に必要な事項を研修員に説明する。
⑥ 研修の運営管理とモニタリング
研修実施にあたっては、研修員に対して、単元目標をふまえた各講義の意図、
講師の略歴、全体の流れ等を十分に伝えるとともに、研修員のニーズ、途上国の状況についての講師への情報提供を随時行い、研修内容の理解の向上に努める。必要に応じ講義、見学に同行し研修実施状況をモニタリングする。
⑦ 研修員の技術レベルの把握
アプリケーションフォームからの情報抽出、個別面接や日常観察等を通じて、研修員の技術レベル等を把握するとともに、適宜研修の運営管理へフィードバックする。なお、提出されたインセプションレポートの内容に不備がある場合は、研修員へ適切に指導する。
⑧ 各種発表会の実施(プロポーザルに含める場合)、討議の先導
研修員作成のレポート発表会における実施準備や進行管理、研修員間の討議の先導を行う。
⑨ 研修員からの技術的質問への回答
研修員からの技術的質問に対して、講義や見学先の説明等も踏まえて適宜回答する。
⑩ 質問票の配布、回収及び集計補佐
研修監理員が JICA 指定の質問票様式を研修員に配布・回収し、評価会前に集計を行う際の補佐を行う。
➃ 評価会への出席及び実施補佐
研修終了時に研修の成果確認、改善点の抽出等を目的として行われる評価会に出席し、実施の補佐を行う。
⑫ 閉講式への出席及び実施補佐
閉講式に出席し、実施の補佐を行う。
⑬ 最終総括の実施
研修で学んだことの振り返り、まとめを行う。
(2)講義(演習・討議等)の実施に関する事項
① 講師の選定・確保
研修の講師に対するアポイントの確定、研修場所の連絡等を行う。なお、その 際、全体プログラムにおける当該講義の位置付けや留意点を講師に十分説明し、他の講義との重複を避けるよう調整を図る。
② 講師への講義依頼文書の発出
必要に応じ、講師本人又は講師所属先に講義依頼文書を発出する。
③ 講義室及び使用資機材の確認
講義室、及び講師から依頼のあった研修資機材(パソコン、プロジェクター、
DVD 等)を JICA 東京と調整のうえ、確保、準備する。
④ 講義テキスト、資機材、参考資料の準備・確認、教材利用許諾範囲の確認
講師が使用する講義テキスト、配布資料の取り付けを行い、英語翻訳(外注可)し、印刷製本したものを研修員に配布する。テキスト等の著作権の扱いについ
ては JICA の定める「研修事業における著作権ガイドライン」及び委託者の指示に基づくこととし、必要な処理を行う。
⑤ 講義テキスト、参考資料の CD-ROM 化
上記④で著作権処理が適切に行われた講義テキスト、参考資料については CD- ROM に記録し、JICA に一式提出する。
⑥ 講義等実施時の講師への対応
講義場所へ講師を案内する等、研修監理員と協議しつつ、適宜対応する。
⑦ 講師xxの支払い
講師に対し、当機構の基準に基づく謝金を、源泉徴収の有無、所得税課税の有無等を確認したうえで支払う。
⑧ 講師への旅費及び交通費の支払い
講師に対し、必要に応じ旅費又は交通費を支払う。
⑨ 講師(若しくは所属先)への礼状の作成・送付
必要に応じ、講師やその所属先等に礼状を発出する。
(3)視察(研修旅行)の実施に関する事項
① 見学先の選定・確保と見学依頼文書又は同行依頼文書の作成・送付
見学先に対するアポイントの確定、場所の連絡等を行う。必要に応じ、見学先への依頼文書、同行者への依頼文書を発出する。
② 見学先への引率
見学先に同行する。(必要に応じ補足説明を行う。)
③ 研修旅行の手配(研修員、講師と同行者の旅行手配)及び支払い
研修員及び研修監理員の移動及び宿泊に係る手配及び支払いを行う(研修員の当機構国内機関滞在期間中の宿泊費や本邦滞在期間中の日当は除く)。
研修受託機関から同行する場合は、移動及び宿泊に係る手配及び支払い、日当の支払いを行う。
④ 見学謝金等の支払い
見学先に対し、必要に応じ JICA の基準に基づく謝金等を支払う。
⑤ 見学先への礼状の作成と送付
必要に応じ、礼状を作成・発出する。
⑥ 研修旅行中の土日等を利用した日本文化理解プログラムの計画・引率
(4)事後整理に関する事項
① 業務完了報告書(教材の著作権処理報告及び情報廃棄報告含む)と経費精算報告書を作成する(下記 3.報告書の提出参照)。各報告書は日本語にて作成する。
② 資材返却
4.報告書の提出
本業務の報告書として、業務完了報告書、業務提出物、及び経費精算報告書を技術研修期間終了後速やか(契約履行期限 10 営業日前まで/若しくは業務実施要領で指定する期日まで)に提出する。業務完了報告書の記載項目は以下のとおりとするが、研修受託機関がその一部を補足又は改善することを妨げるものではない。
(1)業務完了報告書
【記載事項】
1)案件の概要
① 案件名(xx/英文)
② 研修期間
③ 研修員人数、国名
2)研修内容
① 研修全体概念図
② 単元目標ごとのカリキュラム構成
3)案件目標(アウトカム)と単元目標(アウトプット)の達成度
① 案件目標・指標・達成度・貢献要因/阻害要因
② 単元目標・指標・達成度・貢献要因/阻害要因
③ 達成度測定結果(上記達成度の判断根拠及びデータ)
4)研修案件に対する所見
(研修の運営や質の向上の観点から振り返りについて記述。特に工夫した内容や注力した取り組み及びそれらの結果、(継続契約の場合は)過年度からの変更点や新規導入した講義・視察等)
① 研修デザイン(研修期間・プログラム構成等)
② 研修内容(コンテンツ)(研修プログラム内容・研修教材)
③ 研修効果を高める工夫
④ 研修対象の選定(割当国、対象機関、研修員)
⑤ 研修運営体制
⑥ 事前活動・事後活動(ある案件のみ)
⑦ その他特記事項(日本社会への学びなど)
5)次年度へ向けた改善点及び提案
① 評価会における指摘事項
② 次年度以降の改善計画(案)
③ 次年度 GI に反映させるべき点
(2) 業務提出物
① 業務提出物一覧
② 研修日程表
③ 著作物の利用条件一覧
④ 研修教材一式(上記(2)③著作物の利用条件一覧に記載の動画等を含む教材(完成品)全て)
⑤ 情報廃棄報告書
(3) 業務完了報告書添付資料
① 添付資料一覧
② 質問票のまとめ(案件目標(アウトカム)と単元目標(アウトプット)の達成度として、質問票による回答結果を活用している場合のみ)
③ 研修員アンケート結果(XXXX による質問票以外で、受託者にて独自に実施したものがあれば)、研修員個々の評価、研修員レポート等
(4) 経費精算報告書
以下5(1)に掲載されている経費様式をご使用ください。
5.参考
(1)研修委託契約ガイドライン、契約書雛形、様式
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxxxx/xxxxxxx/xx_xxxxx/xxxxxxxxx.xxxx
(2)研修事業における著作権ガイドライン
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxx/xxxxxx/xxxxxxxxx/xxxxxxxxxx/xxxxxxxxx.xxxx
第3 プロポーザル作成要領
プロポーザルを作成するにあたっては、「第2 業務仕様書」及び以下についてプロポーザルに十分に反映いただくことが必要となりますので、その内容をよく確認してください。
1.プロポーザルに記載すべき事項及び評価項目
記載項目・評価項目 | 分 量 | 様 式 | 配点 |
■応募機関の経験・能力 | |||
(1)類似業務の経験 ・本研修実施に活用可能な「スポーツ行政/スポーツ振興」に係る研修又は同分野の技術協力業務に関する知見及び実務経験。当該業務実施に当たっての組織体制図、担当者名、その他特筆すべき知見・経験・関係機関とのネットワーク等を記載する。 ・国内外における当該分野の研修や指導を実施した過去 5 年間の実績を具体的に記載する。また、それらの業務経験が当該案件の実施にあたり、どのように有用であるかについても説明する。 *当機構発注業務に限らず、他団体が発注した類似業務も含める。 | 4 枚程度 | 不問 | 12 点 |
(2)業務実施上の支援体制等 ・当該研修コースの受託及び実施にあたり、組織の支援体制を具体的に記載する。 | 5 点 | ||
(3)資格・認証 ※以下の資格・認証を有している場合は、その証明書の写しを提出願います。 ・品質マネジメントに関する資格(ISO9001 等) ・情報セキュリティに関する資格(ISO27001 /ISMS 等) ・個人情報保護に関する資格(プライバシーマーク等) ・女性活躍推進法に基づく認定(えるぼし認定) ・次世代育成支援対策推進法に基づく認定(xxxん認定またはプラチナxxxん認定) ・青少年の雇用の促進等関する法律に基づく認定(ユースエール認定) | 3 点 |
■業務の実施方針 | |||
(1)技術面(カリキュラム編成方針・コース運営方針) ・業務の内容を踏まえ、研修目的及び到達目標(単元目標)に沿ったカリキュラムの編成方針(講義・実習のテーマの設定及び組み方、講師選定方針、研修旅行の活用方針等)を具体的に記載する。 | 8 枚以内 | 不問 | 20 点 |
(2)運営面(要員計画・業務分担) ・提示された業務の基本方針及び方法に見合った実施(管理)体制や要員計画等を具体的に記載する。 | 10 点 | ||
(3)研修日程案 ・上記(1)及び(2)を踏まえ、想定される具体的な日程案について記載する。 | 2 枚以内 | 様式 2 | 15 点 |
■業務総括者の経験・能力 | |||
(1)業務総括者の専門的能力 ・業務総括者の「スポーツ行政/スポーツ振興」分野の専門的知見・能力と研修運営・指導能力について記載する。 ・なお、プロポーザル記載対象の業務総括者は、業務従事者の中で最も深く研修に関与し、研修同行、コース運営(研修関係者に対する支援・調整及び研修の進行)及び契約業務の中心となる従事者 で、当該分野の業務経験があり、研修の目的や研修員の知識・技術レベルに基づいて適切にコース運営できる業務従事者を想定してい る。 | 6 枚程度 | 様式 1 | 20 点 |
(2)類似業務の経験 ・「スポーツ行政/スポーツ振興」分野における過去に従事した案件・業務ごとに、業務総括者自らが担当した業務・役割を明確に記載する(過去 5 年以内のもの)。また、それらの業務経験が当該案件の実施にあたり、どのように有用であるかについても説明する。 *当機構発注業務に限らず、他団体が実施する類似業務も含める。 | 10 点 | ||
(3)語学力(英語) ・語学の資格名、グレード名(又は取得スコア)及び取得年月を記載すると共に、その認定書の写しを添付のこと。認定書の写しがない場合には当該語学資格を語学評価の対象外とする。 *提出期限日時点で取得後 10 年以上経過した資格は語学評価の対 象外とする。 | - | - | 3 点 |
(4)その他学位、資格等 ・発注業務と関連性の強い学歴(専門性)、資格、業務経験などがあるか。 ・その他、業務に関連する項目があれば評価する。 | - | - | 2 点 |
2.プロポーザルの体裁
(1)プロポーザルの表紙には、業務名、提出年月日、全省庁統一資格業者コード(全省庁統一資格有の場合)、応募機関の名称を記載してください。
(2)プロポーザルは、A4 版(縦)、原則として 1 行の文字数を 45 字及び 1 ページの
行数を 35 行程度とします。
(3)提出されたプロポーザルが所定の文字数・枚数を大きく超える場合、所定の様式によらない場合は減点となる場合があります。
3.プロポーザルの無効
次の各号のいずれかに該当するプロポーザルは無効とします。
(1)提出期限後に提出されたとき。
(2)記名がないとき。
(3)同一提案者から内容が異なる 2 通以上のプロポーザルが提出されたとき。
(4)虚偽の内容が記載されているとき(虚偽の記載をしたプロポーザルの提出者に対して契約競争参加資格停止等の措置を行うことがあります)。
(5)前号に掲げるほか、本説明書に違反したとき。
第4 見積書作成及び支払について
・本基準及び単価は、以下 URL の「研修委託契約ガイドライン」一式に基づき設定されており、本件業務では同手引きに基づき実施するものとします。
xxxxx://xxx.xxxx.xx.xx/xxxxxxxxxx/xxxxxxx/xx_xxxxx/xxxxxxxxx.xxxx
(注1)講師謝金、原稿謝金等については、見積書提出時に講師氏名、所属先等経費積算に必要な事項が決まっていない場合は「未定」とし格付け等から類推した概算で積み上げることができます。また、交通費についても同様に概算で積み上げをしていただいて構いません。
(注2)見積総額を上回る支払い、見積時に計上されていない他費目への流用はできませんのでご留意ください。
(注3)開閉講式におけるレセプションは原則として JICA 国内機関が必要と認める場合のみ、JICA 主催で行う(支払いも JICA が行う)こととしますので、会議費の計上は行わないようにしてください。
第5 契約書(案)
契約書の構成は、以下の通りです。内容は、契約交渉の過程で協議の上確定しますが、様式は次頁以降を参照してください。
様式1.研修委託契約書(本体)様式2.研修委託契約約款
様式3.附属書I 業務実施要領様式4.附属書II 経費内訳書
様式1.研修委託契約書(本体)
様式2.研修委託契約約款
下記ウェブサイトに掲載の「研修委託契約約款(2024 年 3 月版)」のとおり。
https://www.jica.go.jp/activities/schemes/tr_japan/guideline.html
様式3.附属書I 業務実施要領
下記ウェブサイトに掲載の「附属書I 業務実施要領」の様式のとおり。「第2 業務の内容」は本企画競争説明書「第2 4.業務の内容」に記載の業務を想定しますが、単年度毎に契約交渉により確定します。
https://www.jica.go.jp/activities/schemes/tr_japan/guideline.html
様式4.附属書Ⅱ 経費内訳書
下記ウェブサイトに掲載の積上方式見積書の経費内訳書の様式のとおり。契約交渉にて確定した経費の内訳を添付します。
https://www.jica.go.jp/activities/schemes/tr_japan/guideline.html
別添 様式集
様式1.業務総括者の経験・能力様式2.研修詳細計画書
様式3.質問書