島根県とタイ王国工業省とのパートナーシップに関する協力覚書締結式 H26.9.2(火)
島根県とタイ王国工業省とのパートナーシップに関する協力覚書締結式 H26.9.2(火)
サワディ- クラッ(こんにちは)。島根県知事のxxxxxです。
本日、タイ王国工業省と島根県との経済交流の促進に向けた覚書を締結することとなりました。
ご臨席いただいたxxxxx・シマチョークディ工業省次官をはじめ、工業省の皆様に対し深く感謝申し上げます。
島根県は、様々な特徴ある産業を育んできた地域であります。
例えば、国内第4位の生産を誇る鋳物産業や、農業機械や自動車部品の製造企業などで大きな集積があります。
また、日立金属株式会社で製造される特殊鋼は、自動車、エネルギー、航空機など付加価値の高い分野で使用されています。これは島根の産業にとって大きな強みであり、中小企業の航空機分野への参入に向けた動きにもつながっています。
一方、東南アジアでは、順調に個人所得が増加しており、アセアンの経済統合を来年に控えるなど、拡大する成長市場として世界から注目を浴びています。
特にタイ王国と日本とは古くからの友好国であり、日本からの投資も活発です。 2011年に発生した東日本大震災とタイ王国の大洪水の際には、お互いのサプライチェーンを補い困難な状況を乗り越えたことによって、両国関係はさらに緊密になったと言われております。
県内企業のタイ王国への進出事例も増加しており、島根県出身のビジネスマンを中心とする親睦組織がバンコクで昨年設立されるなど、タイ王国は我々島根の者にとっても、身近に感じられる国であります。
こうした中、県では、県内企業の海外展開に向けた支援を拡充しており、本日午前中には、スクンビット地区において「島根・ビジネスサポート・オフィス」を開設いたしました。
また、本日の協力覚書の締結に併せ、高度な技術を持つ日立金属株式会社と当地のキューティーシー・エナジー(QTC株式会社)が連携する合意が成立しました。
さらには、タイ王国内大学など4校と島根大学の連携協定も先ほど締結されました。
今後、こうした協定により、タイ王国と島根県の連携の象徴として、経済や人材育成において大きな成果が出ることを期待しています。
今後も、タイ王国と島根の企業が連携し、共に繁栄していくよう県としても最大限の努力をしてまいります。タイ王国政府におかれましても、連携促進にご支援をお願い申し上げます。
本日の覚書締結を契機として、タイ王国と島根の交流がますます活発になることを祈念して、ご挨拶といたします。