IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud
サービス記述書
IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud
本「サービス記述書」は IBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書 (PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud は、すべてのコンテンツ管理およびワークフロー要件に対応するように設計された、集中的にプロビジョニングされるセキュアでスケーラブルな環境を提供する仮想プライベート・クラウド・ソリューションです。 このソリューションは、ナレッジ・ワーカーやビジネス・アナリストに以下の機能およびフィーチャーを提供します。
a. コンテンツへの Web アクセスおよびモバイル・アクセス (iOS および Android デバイスのサポート付き)
b. コラボレーティブな文書管理 (これにより、チームは容易に文書を共有し、連携できます)
c. Microsoft Office との統合 (これにより、Microsoft Office アプリケーションに文書を保存し、閲覧することができます)
d. 文書のバージョン管理 (チェックイン、チェックアウトが容易)
e. 迅速な文書検索 (「クラウド」およびオンプレミスの IBM Content Manager リポジトリー、または
CMIS インターフェースに準拠した第三者のリポジトリーにわたる文書検索を含みます)。
f. 端末に依存しない (zero footprint) 閲覧機能および数百にのぼるファイル・タイプの注釈 (デスクトップへのカスタム・ビューアーのインストールは不要です)。
g. Box との統合 (これにより、エンタープライズ内外のユーザーとの間で、それらのユーザーに Content Manager Enterprise Edition on Cloud へのアクセス権を付与することなく文書を共有することができます)。Box サービスは、本「クラウド・サービス」には含まれていません。お客様は、Boxサービスを別途取得する必要があります。
h. 組み込みのドキュメント・ルーティング (コンテンツ指向のワークフローの定義と自動化を促進します)
i. API スイート (利用可能な Java API、WebServices または CMIS インターフェースを使用して、カスタム・アプリケーションを開発し、 IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud と統合します)
j. 保存管理ポリシー (IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud にコンテンツを保存する期間を定めて管理するためのもの)。
k. 災害復旧を支援する、2 次ロケーションへの実稼働データの複製
l. 最大 4 TB のアウトバウンド帯域幅 (別途引用される高めの帯域幅)
m. 1 日 24 時間 週 7 日の実稼働環境モニタリング、ウィルス・スキャン、侵入検知 / 侵入テストの各サービス、ソフトウェア・パッチ、ならびにソフトウェア更新 (別途見積もられるカスタムの構成や拡張に必要なデータ移行のサービスや活動) を提供します。
n. アクティブ・ディレクトリーの統合
含まれるオプション: (Microsoft Active Directory または IBM Tivoli Directory Server)
● オンプレミスのお客様の LDAP に再複製する「クラウド・サービス」の LDAP サーバーの認証
● お客様のドメインにある「クラウド・サービス」で (読み取り専用) ドメイン・コントローラーを提供する。
● お客様はすべてのエンド・ユーザーのクラウド環境へのアクセス (グループ、ID、アクセス) を管理する。
● お客様に対する完全な管理者権限
● (お客様のドメインではない) お客様がユーザーを管理する「クラウド・サービス」の LDAP
サーバーの認証。
● 認証のためにオンプレミスのお客様のドメイン・コントローラーへポイントする:
● パフォーマンスへの影響の可能性
● セッションの有効期間の認証
別途引用されたその他の構成 (例:「クラウド・サービス」への LDAP ファイル・ディレクトリーの手動またはスクリプトによる引用。SAML、MS フェデレーション・サービス、その他を含むフェデレーション・オプション)。
基本オファリングには、選ばれたデータセンターのマルチテナント環境でのプロビジョニングが含まれます。こうしたセンター以外でのプロビジョニングには、「専用アドオン」が必要になります。各オ ファリングは、以下の特定期間における特定の量のデータ・ボリュームとユーザー操作を処理するためのキャパシティーを表します。キャパシティーに関する記述は、意図されたワークロードの適切な構成
をお客様が選択する際に役立つガイドラインであり、実際の結果は使い方により異なる場合があります。
1.1 IBM Content Manager Enterprise Edition Bronze
● Bronze 構成は、1 日当たり最大 6,000 件の文書、および実際に作業を行っている最大 50 名の同時ナレッジ・ワーカーの取り込み、表示、編集、または保管をサポートします。
● Bronze 構成では、1TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.2 IBM Content Manager Enterprise Edition Silver
● Silver 構成は、1 日当たり最大 15,000 件の文書、および実際に作業を行っている最大 250 名の同時ナレッジ・ワーカーの取り込み、表示、編集、または保管をサポートします。
● Silver 構成では、1TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.3 IBM Content Manager Enterprise Edition Gold
● Gold 構成は、1 日当たり最大 100,000 件の文書、および実際に作業を行っている最大 1,000 名の同時ナレッジ・ワーカーの取り込み、表示、編集、または保管をサポートします。
● Gold 構成では、3TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.4 IBM Content Manager Enterprise Edition Platinum
● Platinum 構成は、1 日当たり最大 200,000 件の文書、および実際に作業を行っている最大 5,000 名の同時ナレッジ・ワーカーの取り込み、表示、編集、または保管をサポートします。
● Platinum 構成では、5TB のストレージが提供されます。追加の TB ストレージを別途購入できます。
1.5 オプション・サービス
1.5.1 IBM Content Manager Enterprise Edition Storage Add-On
お客様が、選択された構成に含まれる TB ストレージを超える場合、お客様は追加の使用許諾を購入する必要があります。
1.5.2 IBM Content Manager Enterprise Edition Dedicated Add-On
お客様は選択された仮想プライベート環境をシングル・テナントのプライベート・インフラストラク
チャーへアップグレードできます。これには最大 20 TB のアウトバウンド帯域幅 (別途引用される高めの帯域幅) が含まれます。
1.5.3 IBM Content Manager Enterprise Edition Non-Production Environments
お客様はテストおよび開発の目的で追加インスタンスを取得することができます。この非実稼働環境は、実稼働目的に使用することはできません。
a. IBM Content Manager Enterprise Edition Non-Production Environment Bronze
(1) 「非実稼働」環境の構成は IBM Content Manager Enterprise Edition Bronze と同じサイズに設定されています。
b. | (2) IBM | 「非実稼働」環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。 Content Manager Enterprise Edition Non-Production Environment Silver |
(1) | 「非実稼働」環境の構成は IBM Content Manager Enterprise Edition Silver と同じサイズに設定されています。 | |
(2) | 「非実稼働」環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。 | |
c. | IBM | Content Manager Enterprise Edition Non-Production Environment Gold |
(1) | 「非実稼働」環境の構成は IBM Content Manager Enterprise Edition Gold と同じサイズに設定されています。 | |
(2) | 「非実稼働」環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。 | |
d. | IBM | Content Manager Enterprise Edition Non-Production Environment Platinum |
(1) | 「非実稼働」環境の構成は IBM Content Manager Enterprise Edition Platinum と同じサイズに設定されています。 | |
(2) | 「非実稼働」環境では、高可用性や災害復旧は提供されません。 |
1.6 セットアップ・サービス
1.6.1 IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud Jump Start
このセットアップ・サービスは、スタートアップ・アクティビティーについて最大 50 時間のリモート・コンサルティング時間を提供します。これには、(1) ユース・ケースによる支援、(2) レポート、ダッ
シュボードおよびその他システム・ツールの実績のあるプラクティスに関する指導、(3) 初期データ・ ロードの準備、実行および検証に関するガイドによる支援およびアドバイス、(4) その他管理および構成に関して関心のある主題が含まれます。(以下総称して「スタートアップ・アクティビティー」といいます。) このリモートで提供されるセットアップ・サービスは、「エンゲージメント」ごとに購入されるものとし、すべての時間数が使用されたか否かに関わらず、お客様の「証書 (PoE)」に記載された使用許諾の購入日から 90 日後に終了します。
1.6.2 IBM Content Manager Enterprise Edition on Cloud Accelerator
このオンデマンド・サービスは、アクティビティーの実行に使用される最大 50 時間のリモート・コンサルティング時間を提供します。これには、(1) ユース・ケースによる支援 (1 回限りのポイント・イン・タイムのデータ移動を支援するデータ移動のユース・ケースを含みます。)、(2) レポート、ダッシュボードおよびその他システム・ツールの実績あるプラクティスに関する指導、(3) 初期データ・ロードの準備、実行および検証に関するガイドによる支援およびアドバイス (ソース環境およびターゲット環境のセットアップ、およびデータ移動のユース・ケースに定義されるデータ移動を含みます。)、(4) その他管理および構成に関して関心のある主題が含まれます。(以下総称して「アクティビティー」といいます。) このリモートで提供されるセットアップ・サービスは、「エンゲージメント」ごとに購入されるものとし、すべての時間数が使用されたか否かに関わらず、使用許諾の購入日または「クラウド・サービス」の当初サブスクリプション期間の最終日のいずれか早い日から 12 か月後に終了します。
2. セキュリティーの内容
本「クラウド・サービス」は、IBM の「IBM SaaS」に関する「Data Security and Privacy Principles」 (xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxx-xxxxxxxx で入手可能) および本セクションの追加条件に従うものとします。 IBM の「Data Security and Privacy Principles」が変更される場合であっても、それにより「クラウド・
サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
保護対象のデータの処理およびデータの特性により提示されるリスクに対して技術的および組織上のセキュリティー対策が適切であると、お客様がデータ管理者として判断する場合には、本「クラウド・ サービス」を使用して、個人データが含まれるコンテンツを処理することができます。お客様は、本
「クラウド・サービス」ではセンシティブ個人データや追加の規制要件の対象となるデータを保護するためのフィーチャーが提供されないことを認識しています。お客様は、IBM がコンテンツに含まれているデータのタイプを把握していないこと、および「クラウド・サービス」の適合性や適用中のセキュリティー保護に関して評価を行えないことに同意します。
2.1 セキュリティー機能および責任
「クラウド・サービス」には、以下のセキュリティー機能が実装されています。
「クラウド・サービス」では、IBM ネットワークとクライアント・ネットワーク・アクセス・ポイント間のデータ伝送中にコンテンツを暗号化します。「クラウド・サービス」では、静止時にコンテンツを暗号化します。
すべてのデータは、FIPS 1402 レベル 1 に準拠したディスク全体の暗号化を活用して保護されます。本ソリューションのデータの分類は、クライアント・センシティブと分類されているデータに初期設定されています。意図されたワークロードについてお客様から要求があった場合、IBM はお客様と協力してその他の規制要件 (HIPAA、PIPEDA など) に対処します。また、IBM はソリューション・アーキテク
チャーおよびサービス料金に影響を及ぼすことができます。
本「クラウド・サービス」は、IBM の「プライバシー・シールド」認定に含まれ、お客様が「クラウド・サービス」を米国にあるデータセンターでホストすることを選択した場合に、「IBM Privacy Shield Privacy Policy」(xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxx/xxxxxxx/xx/xx/xxxxxxx_xxxxxx.xxxx に掲載) が適用されます。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント (以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間 (以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 50% を超えないものとします。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
< 99% | 5% |
< 97% | 10% |
< 95% | 25% |
< 90% | 50% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
例:「契約月」における「ダウンタイム」が 440 分である場合
30 日の「契約月」における合計 43,200 分 -「ダウンタイム」440 分 = 42,760 分 合計 43,200 分 | =「契約月」における 98.9% の可用性につき 5% の「可用性クレジット」 |
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、オンライン問題報告システムまたは電話を介して提供されます。IBM は、テクニカル・サポートの連絡先情報および関連する情報と手順を提供します。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。応答時間は、以下に記載のとおり、問題の性質および重要度に よって異なります。
重要度 | 重要度の定義 | サポート時間内の目標応答時間 |
1 | 重大な事業影響/サービス・ダウン 事業上の重要な機能が作動不能である、または重要なインターフェースが機能しない状態。これは通常実稼働環境に適用され、サービスにアクセスできないことによって業務に重大な影響が生じることを示します。この状況は、即時に解決する必要があります。 | 1 時間以内 |
2 | 著しい事業影響 利用中にサービスのフィーチャーまたは機能が著しく制限されているか、お客様が事業の最終期限に間に合わない危険にさらされている状態。 | 2 営業時間以内 |
3 | 軽度の事業影響 サービスまたは機能を使用することができ、業務に重大な影響が表れていないことを示す。 | 4 営業時間以内 |
4 | 最小の事業影響 問い合わせまたは非技術的な依頼。 | 1 営業日以内 |
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」とは、「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または
「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
b. 「テラバイト」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。1 テラバイトは、2 の 40 乗バイトです。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」によって処理される「テラバイト」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
c. 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 1 か月に満たない期間の料金
「取引文書」に記載された 1 か月に満たない期間の料金は、按分にて算定される場合があります。
5.3 セットアップ・サービス料金
セットアップ・サービスは、「エンゲージメント」ごとに購入するものとし、「取引文書」に記載された料金で請求されます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. イネーブリング・ソフトウェア
「クラウド・サービス」には次のイネーブリング・ソフトウェアが含まれます。お客様は、「クラウド・サービス」の利用に関連してのみ、イネーブリング・ソフトウェアを使用することができます。
a. System Administration Client Software
お客様は、System Administration Client Software にアクセスして、それをダウンロードできます。 System Administration Client Software は、Java のアプリケーションで、管理者としてのアクセス権限を持つユーザーのデスクトップにインストールすることができます。これによりこのユーザーは、項目種別の定義および閲覧、ユーザーやグループの定義、ACL や特権の定義などを行うことができます。
b. Java SDK
お客様は、「クラウド・サービス」にアクセスするカスタム・アプリケーションを開発するために、このソフトウェアにアクセスして、それをダウンロードできます。
8. 追加条件
8.1 外部ユーザー・アクセス
お客様は外部ユーザーに「クラウド・サービス」へのアクセスを付与することを選択することができます。お客様は、それらの外部ユーザーに対して次の責任を負うものとします (ただしこれらの責任に限られません)。a) 外部ユーザーによる「クラウド・サービス」に関連するあらゆる請求、または b)「外部 ユーザー」による「クラウド・サービス」の不正利用。
8.2 第三者の Web サイトまたはその他のサービスへのリンク
お客様または「クラウド・サービス」ユーザーが、第三者の Web サイト、または「クラウド・サービス」にリンクされた、または「クラウド・サービス」で利用可能な他のサービスにコンテンツを伝送する場
合、お客様および「クラウド・サービス」ユーザーは、すべてのかかる「コンテンツ」の伝送を行うことに対する同意を IBM に提供するものとします。ただし、かかる伝送は、お客様および第三者の Web サイトまたはサービスの間でのみ行われるものとします。IBM は、かかる第三者のサイトまたはサービスに対し、いかなる保証または表明もするものではありません。また、これらに対するいかなる責任も負いません。
8.3 仮想プライベート・ネットワーク (VPN)
お客様は、安全に「クラウド・サービス」へ接続する目的でソフトウェア VPN 接続の利用を選択することができます。VPN に関する情報は、お客様からの書面による要求に応じて提供されます。
8.4 バックアップ
データおよび環境に対するルーチン・バックアップが提供されます。実稼働環境の場合、実稼働の VMイメージ、バックアップ、メタデータ、およびコンテンツを非同期で 2 次センターへ複製することも含まれます。
8.5 クラウド・サービスの有効期限
「クラウド・サービス」の満了または終了の前に、お客様は「クラウド・サービス」について提供された報告機能またはエクスポート機能を使用してデータを抽出することができます。カスタム・データ抽出サービスは、別途契約に基づいて提供されます。
「クラウド・サービス」の満了日または終了日から 30 日以内にお客様からサポート要求を受け取った場合、IBM はお客様のコンテンツの電子コピーをネイティブ・アプリケーション形式でお客様に返却します。
8.6 災害復旧
「クラウド・サービス」は、以下に定義された事業継続性の目標をサポートするよう構成されています。事業継続性の目標は、1 次コンピューティング・ロケーションでの災害発生後、合理的に想定される短期 間のうちに、データの損失を最小限に抑え、組織の重要なビジネス機能が運用状態にまで復旧している
ことを確認するのに役立ちます。1 次コンピューティング・ロケーションで事故が発生した際に確実に 2次ロケーションへのフェイルオーバーが行われるとの判断が下されたら、下記の復旧目標をサポートするために、IBM が事業継続性計画および関連する活動を実行するものとします。本「クラウド・サービス」については、1 次ロケーションでのサービスがリストアされるまで実稼働ワークロードを受け入れるために非実稼働環境のリフレッシュおよび再構成が実行されます。
事業継続性の目標 | |
目標復旧時点 | 4 時間 |
目標復旧時間 | ● 2 次の同等の「非実稼働」環境を購入した場合には連続して 4 時間。 ● 2 次の「非実稼働」環境を購入しない場合には、少なくとも連続して 24 時間。 |