三菱UFJフィナンシャル・グループ

ユニオンバンクの現状と北米戦略について

2011年4月

本書には、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ（以下「当社」という）およびそのグループ会社（以下「当グループ」という）に関連する予想、見通し、目標、計画等の将来に関する記述が含まれています。

これらは、当社が現在入手している情報に基づく、本書の作成時点における予測等を基礎として記載されています。また、これらの記述のためには、一定の前提（仮定）を使用しています。これらの記述または前提（仮定）は主観的なものであり、将来に

おいて不正確であることが判明したり、将来実現しない可能性があります。

このような事態の原因となりうる不確実性やリスクは多数ありますが、これらに関する追加情報については、当社の決算短信、有価証券報告書、ディスクロージャー誌、アニュアルレポートをご参照下さい。

なお、本書における将来情報に関する記述は上記のとおり本書の日付（またはそこに別途明記された日付）時点のものであり、当社は、それらの情報を最新のものに随時更新するという義務も方針も有しておりません。

また、本書に記載されている当社ないし当グループ以外の企業等にかかわる情報は、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切性等について当社は何らの検証も行っておらず、また、これを保証するものではありません。

<競合他行平均には以下19行が含まれます>

Bank of America Corp, JP Morgan Chase, Citigroup, Wells Fargo Co., U.S. BanCorp, PNC Financial Services Group, Inc., SunTrust Banks, Inc., BB&T Corp, Regions Financial Corp, Fifth Third Bancorp, KeyCorp, M&T Bank Corp, Comerica, Inc., Huntington Bancshares Inc., Marshall & Ilsley Corp, Zions Bancorporation, First Horizon National Corp,

Associated Banc-Corp, City National Corporation

ユニオンバンクの現状

⚫ ユニオンバンクの概況

(1) 企業概要・沿革

(2) フットプリント

(3) 米国内ランキング

(4) コーポレートガバナンス体制

(5) マネジメント体制

(6) 業務の特色

(7) ユニオンバンクの戦略

⚫ 2010年度業績の概要

(1) 損益サマリー

(2) 部門別業績概要

(3) BSサマリー

(4) 貸出金の推移

(5) クレジットクオリティ

(6) 預金の推移

(7) ネットインタレストマージン

5 (8) 流動性 20

6 (9) 資本ポジション 21

7 (10) FDICアシスト案件の状況 22

8 ⚫ 今年度の営業環境 24

北米戦略

⚫ BTMUにおける北米業務のウェイト 26

13 ⚫ BTMU米州本部の概要 27

14 ⚫ 北米経営会議の取組み 28

15 ⚫ 北米経営会議の取組み事例 29

16 ⚫ モルガン・スタンレーとの協働 30

17 ⚫ ノンオーガニック成長 31

ユニオンバンクの現状

北米戦略

⚫ ユニオンバンクの概況

⚫ 2010年度業績の概要

⚫ 今年度の営業環境

企業概要・沿革

1864年：xxxの商業銀行としてThe Bank of Californiaが設立 1883年：First National Bank of San Diego（後に、Southern

California First National Bankへ商号変更）が設立

1914年：Xxxxxxx Xxxx Commercial and Savings Bank（後に、 Union Bankへ商号変更）が設立

1975年：加州東京銀行がSouthern California First National Bankを買収し、California First Bank誕生

1984年：三菱銀行がThe Bank of Californiaを買収

1988年：California First BankがUnion Bankを買収（行名は Union Bank）

1996年：三菱銀行と東京銀行の合併に伴い、The Bank of CaliforniaとUnion Bankが合併し、Union Bank of Californiaが誕生

2008年：BTMUが100％子会社化。行名をUnion Bankに変更

⚫約150年の歴史を持つカリフォルニア州大手地銀

ユニオンバンクの概要

沿革

本店

サンフランシスコ

店舗数

加州中心に400ヵ店

従業員数

10,686人

総資産

6.5兆円

貸出金残高

3.9兆円

預金残高

4.9兆円

業務純益

808億円

純利益

470億円

＊計数は2010年度、2010年末

1$=82円で計算

フットプリント

⚫カリフォルニア州中心に400ヵ店展開する充実した店舗基盤

⚫多くの西海岸xx市場（サンディエゴ、ロサンゼルス、シアトルを含む）をカバーする店舗網

注：テキサス、ニューヨーク、イリノイで、法人業務拠点を有する

米国内ランキング

⚫ 預金残高ベースで全米第18位、カリフォルニア州第3位（2010年6月末現在）

全米ランキング

加州ランキング

順金融機関名預金残高

位（10億ドル）

・

Bank of America 829

Wells Fargo Bank 719

JPMorgan Chase Bank 633

Citibank 255

PNC Bank 177

U.S. Bank 169

・・

Regions Bank 96

・・

18 Union Bank 64

順金融機関名預金残高

位（10億ドル）

Bank of America 000

Xxxxx Xxxxx Xxxx 000

0 Xxxxx Xxxx 00

JPMorgan Chase Bank 61

Citibank 48

U.S. Bank 31

Bank of the West 23

City National Bank 17

East West Bank 13

Comerica Bank 13

コーポレートガバナンス体制

⚫ 持株会社UNBCの取締役会は15人で構成。その内、11人は独立取締役

⚫ 取締役会傘下に4委員会を設置。いずれの委員会も委員長は独立取締役が勤める

⚫ 情報開示に注力（四半期決算の自主開示、四半期報告・年次報告をSECファイリング）

Other subsidiaries (Leasing, etc.)

MUFG

100%

BTMU

100%

UnionBanCal Corporation (FHC)

100%

Union Bank, N.A.

(Bank subsidiary)

Other subsidiaries (Leasing, etc.)

Union Bank, N.A.

(Bank subsidiary)

Other subsidiaries (Securities, etc.)

Shareholder Board of Directors

Shareholder

Board of Directors

Audit & Finance Committee

Risk Committee

Audit & Finance Committee Risk Committee

Executive Compensation & Benefits Committee

Nominating & Governance Committee

Directors

◼ Xxxxx Xxxxxxxxxx (Chairman of BTMU)(*)

◼ Xxxxxx Xxxxxx (Chairman, Deputy president of BTMU)

◼ Xxxxxxx Xxxxxx (Managing executive officer, BTMU)

◼ Xxxxxxx Xxx (President & CEO)

(*) Director of Union Bank only

Independent Directors

🞐 Xxxx Xxxxxxx (former Administrator, Small Business Administration)

🞐 Xxxxx Xxxxxxx (retired SVP, Governmental Affairs, General Counsel & Secretary, PepsiCo, Inc.)

🞐 Xxxxxxxx Xxxxxxx (Partner, Forest Binkley & Brown)

🞐 Xxxx Xxxxxxxx (President, Piedmont Corporate Advisors, Inc.)

🞐 Xxxxxx Xxxxx (retired Chairman, CEO & President, Cost Plus, Inc.)

🞐 Xxxxx Xxxxx (Vice Chairman, Roamware, Inc.)

🞐 Xxxxxxxxx Xxxxxx (former global head of Corporate Real Estate & Services, Deutsche Bank AG)

🞐 Xxxxx Xxxxx (Professor, University of California, San Diego)

🞐 Xxxxxxxx Xxxxxx (President, International Technology Partners, LLC)

🞐 Xxxxxxx Xxxxx (CEO, Taconic Management Services)

🞐 Xxxx Xxxxx (retired Partner, PriceWaterhouseCoopers)

マネジメント体制

⚫現地採用マネジメント主体の執行体制を構築

⚫現在のExecutive Committee （経営会議に相当）メンバーは以下の通り

President & CEO

M. Oka

President & CEO

M. Oka

Vice Chairman & Chief Corporate Banking Officer

J. Erickson

Vice Chairman & CFO

J. Woods

Vice Chairman & CFO

J. Woods

Vice Chairman & Chief Risk Officer

M. Midkiff

Vice Chairman & Chief Risk Officer

M. Midkiff

Vice Chairman & Chief Retail Banking Officer

T. Wennes

Vice Chairman & Chief Retail Banking Officer

T. Wennes

Commercial Banking

R. Xxxxxx, SEVP

Global Treasury Management

J. Bourne, SEVP

Global Treasury Management

J. Bourne, SEVP

Real Estate Industries

M. Xxxxxxx, SEVP

Real Estate Industries

M. Xxxxxxx, SEVP

Community Banking

P. Habis, SEVP

Community Banking

P. Habis, SEVP

Human Resources

P. Fearer, SEVP

Human Resources

P. Fearer, SEVP

Deputy CFO & Chief Liaison Officer

M. Xxxxxx, SEVP

Deputy CFO & Chief Liaison Officer

M. Xxxxxx, SEVP

General Counsel

M. Xxxxxx, SEVP

General Counsel

M. Xxxxxx, SEVP

Independent Risk Monitoring

J. Wied, SEVP

Independent Risk Monitoring

J. Wied, SEVP

業務の特色

⚫法人、リテールにバランスの取れた事業ポートフォリオ

粗利の構成比（2010年）業務の特色

【部門別】

その他

法人

⚫法人部門

⮚ 中堅中小、全米カバー業種に対応、特に加州中堅中小に強み

⮚ 商業不動産

リテール

40%

55%

⮚ 全米カバー業種の事例

• 電力は全米でも競争力あるプレーヤー MUFGグループとして、プロジェクトファイナンス業務において北米No.１の実績を獲得

トレーディング等 11%

手数料

16%

【勘定科目別】

資金利益

73%

• 法人Cash Management Service業務

⮚ 資産運用サービス

⚫リテール部門

⮚ 顧客数約100万世帯

⮚ 優良な顧客サービス

⮚ 良質な住宅ローンポートフォリオ

ユニオンバンクの戦略

戦略目標

⚫地域密着型リレーションシップバンク、かつ特定分野で全米展開する、収益性の高い銀行

⚫組織・業務の最適化、収益性強化が2011年の重点戦略:

粗利最適化

域内リレーションシップバンキング及び戦略分野での全米ビジネス展開に

資源集中。徹底推進による粗利拡大

経費最適化:

効率化施策で削減した経費を、業務プロセス改善及びインフラ改善に投入

ノンオーガニック成長:

更なる収益拡大を目指し、域内シェア拡大や営業地域拡大につながるM&Aも検討

法人

リテール

⮚ 既存コアマーケットでの成長機会取り込み

- 北西部諸州でのプレゼンス拡大

- テキサス州の既存取引を梃子とした業務拡大

⮚ 富裕層ビジネスの強化

- 既存法人顧客ベースを活かした展開

- 商品ラインアップ、収益構造など事業戦略の再検討

⮚ 全米展開ビジネス

- 既存ニッチビジネス拡大と新規ニッチビジネス獲得

⮚ xxプライム住宅ローンビジネス

- 特性：高収益、マーケットシェアリーダー、良好な信用内容

- xx加州住宅ローンビジネスの成長継続

⮚ コンシューマークレジットの拡大

- プロダクツラインナップ、ビジネスライン、営業地域の拡大

⮚ ビジネスバンキング

- 成長、規模拡大へ向けた業務ラインの再構築

⮚ 販売チャネル

- 代替チャネルへの投資 (オンライン、モバイル、ATM)

⚫ ユニオンバンクの概況

⚫ 2010年度業績の概要

⚫ 今年度の営業環境

損益サマリー

⚫業務純益

◼ 資金利益増加

－BS最適化と有価証券ポートの見直しが増益 1

の主因 2

◼ 非金利収益増加 3

－証券ポート見直しによる売却益計上

－資本市場業務および手数料ビジネス好調 4

－金利低下や規制の影響に伴い預金収益は減少 5

◼ 営業費増加 6

－買収に伴う人員増加 7

－4Qに偶発損失引当金繰入れおよび固定資産 8

減損により、一時的な損失を計上 9

◼ 業務純益は前年度比10％増加 10

⚫貸倒引当金繰入額 12

◼ 環境好転に伴う貸出全般のクレジットクオリ

ティ改善により繰入額負担は前年度比84％ 14

の大幅減少 15

⚫

当期純利益 16

◼ 前年の赤字から黒字転換し、573百万ドル

の純利益を計上

（単位：百万ドル）

＜連結P/L＞

2010年

うち信託・資産運用手数料

うち投資銀行業務うち証券業務

うちカード関連

うちトレーディング

うち有価証券売買損益

638

573

▲65

当期純利益（損失）

税前利益(損失)

932

1,018

▲182

803

▲1,114

▲215

貸倒引当金繰入額

985

899

業務純益

人件費

物件費等

営業費

▲2 18

284

258

133

111

105

2,372

1,230

1,142

135

2,088

972

1,116

196

▲41

923

250

727

291

非金利収益

うち預金手数料

174

2,434

2,260

資金利益

370

3,357

2,987

粗利益

増減

2009年

部門別業績概要

⚫法人部門、リテール部門のいずれも前年度比増収

⮚ 法人は手数料収入や預金収益増加により増収

⮚ リテールは規制強化に伴う手数料収入の減少を、貸出･預金平残の増加や利ざや拡大で打ち返し増収

部門別粗利益

粗利益増減内訳

（百万ドル）

3,347

2,976

リテール

1,327

1,137

法人

1,638

1,841

201

179

3,500

3,000

（百万ドル）

3,500

リテール

190

その他

▲22

3,347

法人

203

3,000 2,976

2,500

2,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

09年度

その他

1,500

10年度

09年度

10年度

BSサマリー

⚫貸出金

◼ 買収効果に加え、下期以降、多くの貸出カテゴリーで成長軌道に回帰したことから、前年末比増加

⚫有価証券

◼ BS最適化やポートフォリオ見直しに伴い減少

⚫預金

◼ 利ざや拡大のため、利率の高い預金を中心に削減

⚫不稼動資産

◼ 不稼動資産残高は、景気の回復や資産の質の全般的な改善により減少

◼ 不稼動資産比率*1は1.15％と他行比低水準

＜連結B/S＞

（単位：百万ドル）

1 資産の部合計

2 貸出金

3 有価証券

4 その他有価証券

5 満期保有有価証券

6 負債の部合計

7 預金

8 無利息預金

9 有利息預金

10 純資産の部合計

ネットインタレストマージン

（09年）

3.40%

（10年）

3.24%

▲0.16%

09年12月末

85,598

47,220

23,787

22,559

1,228

76,018

68,518

14,559

53,959

9,580

10年12月末

79,097

48,094

22,114

20,791

1,323

68,706

59,954

16,343

43,611

10,391

増減

▲6,501

874

▲1,673

▲1,768

▲7,312

▲8,564 1,784

▲10,348

811

1,350

1.58%

1,142

1.15%

▲208

▲0.43%

不稼動資産比率*1

不稼動資産

*1 FDIC案件を除く

貸出金の推移

⚫強固なフランチャイズをベースに過去5年にわたり貸出成長を実現

⚫厳しい経済環境により2010年の貸出成長は困難だったものの、買収により残高を維持

⚫商業不動産のウエイトは他行比低く、バランスの取れた貸出ポートフォリオ

貸出xx残の推移

貸出種類別構成*1

（10億US$）

年度← →四半期

FDICアシスト案件

2行の資産が含まれる

49.0

47.7

47.8

48.1

48.0

46.1

46.8

39.4

35.7

CAGR+8%

Consumer 8.4%

Lease financing 1.4%

Commercial, financial and industrial 31.7%

Residential mortgage 36.8%

Commercial real estate 17.4%

Construction 4.4%

06年 07年 08年 09年 10年 10年1Q 10年2Q 10年3Q 10年4Q

*1 FDIC案件除く、2010年12月期平残基準

クレジットクオリティ

⚫ ニッチビジネスモデル、貸出構成、長期にわたる保守的なクレジットマネジメントにより、不稼動貸出比率は一貫して他行比低水準

⚫ ポートの分散、業種別限度、貸出限度、地理的分散、優良先へのフォーカス等により、与信リスクを管理

⚫ サブプライムローン、オプション付変動金利ローン（Option ARM）は取り扱いせず

⚫ プライムローンへの集中、良好な顧客信用状況、低水準のLTV（Loan To Value）により住宅ローン延滞率は低水準

不稼動貸出比率

ネット償却/貸出平残比率

競合他行平均

4.91%

4.21%

2.79%

2.46%

1.82%

1.10%

0.84%

0.47%

0.11%

0.14%

2.80%

競合他行平均

2.68%

1.53%

1.02%

0.79%

0.55%

0.33%

0.37%

0.04%

0.03%

6.0% 3.0%

5.0% 2.5%

4.0% 2.0%

3.0% 1.5%

2.0% 1.0%

1.0% 0.5%

0.0%

06年末 07年末 08年末 09年末 10年末

0.0%

06年末 07年 08年 09年 10年

資料 SNL 資料 SNL 17

預金の推移

⚫ 2008年より“質への逃避“に伴い預金増加

⚫ 預金の運用先としてリスクに見合った良質な融資･投資対象がないことから、2010年に「BS最適化プロジェクト」をスタート

⚫ 利率の高い預金の削減や証券ポートの見直しを通じた利ざやの拡大が、BS最適化プロジェクトの目的

預金平残の推移

（10億US$）

年度← →四半期

67.8

68.1

65.6

64.8

61.7

56.6

42.2

43.1

40.0

06年 07年 08年 09年 10年

10年1Q 10年2Q 10年3Q 10年4Q

ネットインタレストマージン

⚫金利低下による調達コスト低減が一巡、運用利回り低下継続により利鞘は低下傾向

⚫ただし、2010年2Q以降、バランスシート最適化が奏功し利鞘は反転

ネットインタレストマージンの推移

5.45%

年度← →四半期

資金運用利回り

ネットインタレストマージン資金調達利回り

4.21%

3.78%

3.76%

3.53%

3.40%

3.24%

3.36%

3.11%

2.98%

2.24%

1.08%

0.72%

08年 09年 10年

10年1Q 10年2Q 10年3Q 10年4Q

資金運用利回り＝Interest Income/ Total earning assets ネットインタレストマージン＝(Interest Income-Interest expense)/Total earning assets

資金調達利回り＝Interest Expense/ Total interest bearing liabilities 19

流動性

⚫ 強固な預金ベースと多様なホールセール調達手段により潤沢な流動性を確保

⚫ 米国債、エージェンシー債を主とする良質な証券ポートは、容易に換金もしくは担保供出が可能

預金およびホールセール調達

その他有価証券の内訳

Negotiable CDs

$2.6

FHLB

取得原価

評価損益

時価

計 20,726 65 20,791

米国債

6,839

6,914

$3.0

Commercial Paper

$0.7

Fed Funds Purchased

$0.4

Medium-and Long-term Debt

$2.6

（単位：百万ドル）

合

エージェン	12,743	13	12,756
シー債
その他RMBS	710	▲28	682
地方債	25	1	26
ABS等	369	4	373
株式	40	0	40
				20

Deposits

$57.4

$66.7 billion 2010年12月末

資本ポジション

⚫ 競合他行を大きく上回る中核資本を確保

⚫ BISベースでTier1比率12.44％、自己資本比率15.01％（2010年12月末）

⚫ 公的資金無し

⚫ オーガニック、ノンオーガニック両面による成長を可能とする充実した資本基盤

BIS自己資本比率の状況

中核自己資本比率の他行比較

16%

2010年12月31日時点

12.42%

12%

9.08%

9.67%

7.22%

Tier 1 common capital比率

UnionBanCal

Tangible common equity比率

競合他行平均

09年12月末

10年12月

末増減

自己資本比率

Tier1比率

ﾀﾝｼﾞﾌﾞﾙｺﾓﾝｴｸｲﾃｨ比率

14.54%

11.82%

15.01% 0.47%

12.44% 0.62%

8.29% 9.67% 1.38%

（単位：百万ドル）

Tier 1

Tier 2

自己資本

7,485

8,029 544

1,718

9,203

1,656 ▲63

9,685 482

リスクアセット

63,298

64,516 1,218

出所：会社公表資料

FDICアシスト案件の状況

⚫ 1月にTamalpais Bank 統合完了済

⚫ 4月のFrontier Bank統合完了に向け、進捗は順調

Tamalpais Bank

Frontier Bank

◼ 買収資産・負債

・資産約32億ドル（うち貸出約28億ドル）

・預金約25億ドル

◼ ネットワーク

・ワシントン州に47店舗、オレゴン州に4店舗

◼ 戦略的意義

・ワシントン州は市場規模、人口増加率等で全米50州中、上位に位置するxxなマーケット

・シアトルに強固な店舗網確立、米国西海岸をカバーする充実したネットワーク

◼ 買収資産・負債

・資産約6億ドル（うち貸出約5億ドル）

・預金約4億ドル

◼ ネットワーク

・カリフォルニア州マリン郡に7店舗

◼ 戦略的意義

・高所得者層の多いマリン郡における店舗網・顧客基盤の拡大

・自力出店が困難な地域

⚫ ユニオンバンクの概況

⚫ 2010年度業績の概要

⚫ 今年度の営業環境

今年度の営業環境

⚫ 経済環境

✓ 景気・金利

～景気回復色強まるも、金融当局は金融緩和早期解除に慎重

～FFレートは2011年を通じてほぼゼロ近辺と想定

⚫ 規制環境

✓ ドッドフランク法

～ダービン修正条項、ボルカールール、レギュレーションQ撤廃、リスクマネジメント高度化

✓ レギュレーションE

～顧客同意の無い貸越手数料の徴収禁止

✓ バーゼル

～流動性規制対応（LCR比率）

ユニオンバンクの現状

北米戦略

BTMUにおける北米業務のウェイト

⚫BTMU海外事業収益のうち北米が占める比率は約6割

⚫北米地域のレベニュープールは全世界の1/3を占める

粗利益の構成（09年度）

グローバルベースのレベニュープール

MUFG全体

(36,051億円)

BTMU連結

海外事業

BTMU連結

海外事業

(23,733億円) (5,646億円)

欧州

その他アジア

中国

北米

33%

アジア

日本

中南米

BTMU

66％

海外事業

24％

北米

14％

UNBC

45％

北米で海外収益の

約6割

中東・アフリカ

欧州

30%

中南米

ボストンコンサルティンググループ調べ

BTMU米州本部の概要

業務内容等

業務内容：北米、中南米地域での商業銀行業務対象顧客：日系及び非日系企業

主要ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ： xxxx米州本部長

xx副本部長（日系・アジア系） Chafetz副本部長（非日系・IB） Trunz副本部長（リスク管理）

業務ライン

米州営業第一部

・・・日系・アジア系企業取引の推進

（現ニューヨーク支店）

米州営業第二部

・・・日系・アジア系企業取引の推進

（現シカゴ支店）

米州営業第xx

・・・日系・アジア系企業取引の推進

（現ロスアンゼルス･サンフランシスコ支店）

米州営業第四部

フォーチュン500を中心とする優良非日系企業取引

・・・

の推進

米州CIB部

・・・米州地域におけるシンジケートローン、アセット

ファイナンス、ストラクチャードファイナンス業務の推進

米州金融市場部

・・・外貨資金、為替取引を中心とした市場性業務の推進

海外営業店（支店等）

・・・日系・非日系企業取引の推進

BTMU米州本部の粗利益推移

拠点網

（億円）

1,000

北米

バンクーバーシアトル

南米

カラカス

ボコタ

リマ

リオデジャネイロ

サンパウロ

サンチャゴ

ブエノスアイレス

モントリオール

800

600

サンフランシスコ

ミネソタ

シカゴケンタッキー

トロント

ボストン

ニューヨークワシントン

400

200

ロスアンゼルス

ダラス

ヒューストン

メキシコシティ

アトランタ

ケイマン

07年度

08年度

09年度

10年度上期

貸出収益預金収益手数料収益外為収益 CIB収益

北米経営会議の取組み

名称：北米経営会議

（North American Management Committee－NAMCO－)

設立： 2009年8月

目的：北米事業全体の統合的戦略立案とグループシナジーの実現

委員： xxxx 三菱東京UFJ銀行国際部門長（委員長）xxxx 三菱東京UFJ銀行米州本部x

xxx ユニオンバンク本部長

D. Xxxxxxx, Lead Director, UnionBanCal & UB Board

P. Xxxxx, President, Knox & Co.

B. Rambo, Strategy Designated Director,

UnionBanCal & UB Board

E. Xxxxxx, Founder and CEO, Promontory Financial Group

北米経営会議の取組み事例

•統合北米戦略

•米国 Top 10 のアスピレーション共有

•ノンオーガニックへの取組み強化

•重複業務の強化

•法人Power & Utility業界への一体型モデル導入、北米No.1実現

•P&Uモデルの他重複業種への展開開始

•クロスセル

•預金・CMS、投資銀行商品

•管理部門の協働促進

•リスク管理、財務管理におけるプロセス調和

•人材交流の強化

xxxx・xxxxxとの協働

MUFGとxxxx・xxxxxとの米州協働

【BTMU協働】

BTMU、MSの共同出資会社であるMorgan Stanley MUFG Loan Partners, LLCを通じた両社協働により、北米、中南米地域の顧客に対してコーポレートファイナンス業務や証券引受業務等における双方の強みを活かしたマーケティングを実施

－成果の一例－

・化学肥料メーカーA社による大型買収ファイナンス（2010年4月）

～両社がJoint Lead Arrangerとして総額40.5億㌦の大型買収ファイナンスのシンジケート･ローンを全額引受

【Union Bank協働】

信託（トラスティー業務の紹介等）、資産運用（マーケットリンクCD、運用商品のMSチャネルでの販売等）の分野において協働を推進

－成果の一例－

・Union Bankの運用・信託商品をMSグループの顧客向けに販売開始

ノンオーガニック成長

•米国Top10実現のため、一定のクライテリアを充足する優良投資機会には積極的に対応

（投資クライテリアの例）

•戦略上の適合性

•地理的拡大

•既存市場でのシェア改善

•収入･収益源の多様化

•規模の利益

•ビジネスモデルの適合性

•コストシナジー

•収益シナジー

•投資リターン

サービス

No.1

信頼度

No.1

国際性

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三菱UFJフィナンシャル・グループ

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