FB リファレンスマニュアル
AnyWireASLINK マスタ用
FB リファレンスマニュアル
株式会社エニイワイヤ
AnyWireASLINK マスタ用 FB リファレンスマニュアル
ソフトウェア使用許諾契約
株式会社エニイワイヤ(以下、「弊社」という)は、お客様が本使用許諾契約に同意した場合にのみ、本ソフトウェアの使用を許諾します。本ソフトウェアをご利用いただく前に、あらかじめ本ソフトウェアの使用許諾契約書(以下、「本契約」という)を必ずお読みいただき、本契約に同意される場合のみご使用ください。
なお、本ソフトウェアの開封、ダウンロード、インストール、起動などの行為をもって、本契約に同意いただいたものとします。
第1条 使用許諾
1. 弊社は、お客様に対し、本契約条項に従って、本ソフトウェアのマニュアルで特定される弊社製品を活用する目的で本ソフトウェアを使用する非独占的な権利を許諾します。
2. お客様は、前項の目的のために、自らの責任において本ソフトウェアを改変し、第三者から本契約 の条件への同意を得ることを条件として、当該第三者に頒布(有償または無償による譲渡、レンタル、リース、貸与を含む)することができます。但し、お客様の変更、改造により生じた瑕疵や不具合に
ついては、いかなる場合にも弊社は一切責任を負わないものとします。
3. いかなる場合にも、お客様は、弊社以外の第三者の製品を利用するために本ソフトウェアを使用し、改変し、又は第三者に頒布することはできないものとします。
第2条 禁止事項
弊社提供のマニュアルに記載された方法及び目的以外に本ソフトウェアを使用することを禁止します。
第3条 免責事項
1. 弊社は、本ソフトウェアに関して、商品性の保証、特定目的への適合性の保証、第三者の知的財産権を侵害しないことの保証、その他いかなる保証も行ないません。
2. 弊社は、本ソフトウェアの使用、本ソフトウェアを使用できないこと、本ソフトウェアのバグ、セキュリティホール、誤動作その他の不具合、本ソフトウェアの改変、本ソフトウェアの頒布、
その他本ソフトウェアにより生じたいかなる損害(直接損害、間接損害、付随的損害、結果的損害、特別損害を含む全て)についても、一切責任を負いません。
第4条 有効期間
1. 本契約は、お客様による本ソフトウェアのパッケージの開封、インストール、起動、ダウンロードなどの行為をもって効力を生じます。
2. お客様が本契約のいずれかの条項に違反した場合、弊社は直ちに本契約を解除することができます。
3. お客様は、本契約が解除された後、4 週間以内に、お客様の負担で全ての本ソフトウェア及びその複製物を弊社に返還または消去もしくは破棄するものとします。
第5条 輸出関連法令の遵守
お客様は、当事者に管轄権を有するあらゆる国の輸出管理に関する法律及び諸規制など(外国為替及び外国貿易管理法、国連安全保障理事会決議による輸出管理に関する諸規制を含む全て)を 遵守することとします。資格あるいは政府機関の適切な承認が要求される場合には、かかる承認無く、いかなる国にも直接、間接を問わず本ソフトウェアの輸出を禁止します。また、直接、間接を問わず
本ソフトウェアを軍事用途に使用または販売することを禁止します。
第6条 著作権の帰属
本ソフトウェアに係わる著作権その他の知的財産権は、全て弊社及び弊社のライセンサーに帰属します。
第7条 バージョンアップ
1. 将来本ソフトウェアのバージョンアップを行うか否かは、当社の裁量とさせていただきます。また、バージョンアップを提供する場合は、有償とさせていただくことがあります。
2. 有償無償にかかわらず本ソフトウェアのバージョンアップが提供された場合には、弊社が提供の際に別段の定めを行なわない限り、本ソフトウェアの一部として本契約が適用されます。
第8条 責任制限
いかなる場合においても、本契約又は本ソフトウェアに関する弊社の責任は、1 万円を上限とします。
第9条 準拠法及び裁判管轄
1. 本契約は、日本国の法律に準拠します。
2. お客様及び弊社は、本契約に関連して発生した紛争について、京都地方裁判所を管轄裁判所とすることに合意します。
改定履歴
Ver | 改定内容 | 日付 |
- | 初版 V1.00A をリリース。以下の FB を同梱しました。 1) 「P+Anywire-QLJ51AL_ReadPx」 2) 「P+Anywire-QLJ51AL_SensigLv」 3) 「P+Anywire-QLJ51AL_SlaveStatus」 4) 「P+Anywire-QLJ51AL_STAndSen」 5) 「P+Anywire-QLJ51AL_WritePx」 | 2013/11/18 |
改定履歴1
目次
1 概要 1-1
1.1. FB ライブラリ概要 1-1
1.2. FB ライブラリ機能一覧 1-1
1.3. システム構成 1-2
1.4. ANYWIREASLINK マスタユニットの設定 1-3
1.4.1. プロジェクト作成 1-3
1.4.2. マスタユニットの設定 1-4
1.4.3. AnyWireASLINK システム構成 1-7
1.5. グローバルラベルについて 1-9
1.5.1. グローバルラベル一覧. 1-9
1.5.2. グローバルラベル設定. 1-10
2 FB ライブラリ詳細 2-1
2.1. P+ANYWIRE-QLJ51AL_READPX 2-1
2.2. P+ANYWIRE-QLJ51AL_SENSIGLV 2-7
2.3. P+ANYWIRE-QLJ51AL_SLAVESTATUS 2-12
2.4. P+ANYWIRE-QLJ51AL_STANDSEN 2-17
2.5. P+ANYWIRE-QLJ51AL_WRITEPX 2-22
i
1 概要
1.1. FB ライブラリ概要
本 FB ライブラリは、QJ51AW12AL または LJ51AW12AL を使用して、AnyWireASLINK 対応スレーブユニットの設定を支援する FB ライブラリです。
1.2. FB ライブラリ機能一覧
No | FB 名 | 内容 | Ver |
1 | P+Anywire-QLJ51AL_ReadPx | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、1 つの機器パラメータを読出します。 | 1.00A |
2 | P+Anywire-QLJ51AL_SensigLv | 指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アドレス自動認識した ID(アドレス)昇順で、最大 29 台分のセンシングレベルを読出しま す。 | 1.00A |
3 | P+Anywire-QLJ51AL_SlaveStatus | 指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アドレス自動認識した ID(アドレス)昇順で、最大 29 台分のステータス詳細を読出します。 | 1.00A |
4 | P+Anywire-QLJ51AL_STAndSen | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、ステータス詳細とセンシングレベルを読出します。 | 1.00A |
5 | P+Anywire-QLJ51AL_WritePx | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、1 つの機器パラメータを書込みます。 | 1.00A |
1.3. システム構成
No | 機種名 | 説明 |
1 | Q シリーズシーケンサ Lシリーズシーケンサ | 適用CPU: L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時)を除く全ての CPU |
適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | ||
2 | QJ51AW12AL LJ51AW12AL | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニット |
3 | GX-Works2 | Version1.95Z 以降を使用します。 |
4 | AnyWireASLINK スレ ーブユニット全機種 | AnyWireASLINK スレーブユニット全機種対象 |
1.4. AnyWireASLINK マスタユニットの設定
GX-Works2(Version1.95Z 以降)を使用して、AnyWireASLINK マスタユニットの設定を説明します。
1.4.1. プロジェクト作成
GX-Works2 を起動し、新規プロジェクト作成を実行します。
プロジェクトの新規作成画面にて、使用するシーケンサのタイプを選択します。
プロジェクト種別は「シンプルプロジェクト」、プログラム言語は「ラダー」、ラベルを使用するにチェックをつけます。
1.4.2. マスタユニットの設定
プロジェクトウィンドウのナビゲーション画面にて、「インテリジェント機能ユニット」を選択し、新規ユニット追加を実行します。
ユニット種別は AnyWireASLINK インタフェースユニットを選択し、装着位置を指定します。
インテリジェント機能ユニットの項目に、AnyWireASLINK のマスタユニットが作成されたことを確認し、
「スイッチ設定」および、「リフレッシュ設定」を設定します。
「スイッチ設定」では、伝送点数を設定します。
自動リフレッシュ設定で、AnyWireASLINK の入出力情報を転送する(or 転送される)シーケンサデバイスを設定します。
なお、入出力データのリフレッシュをラダープログラムで行う場合は、本設定を実施しないでください。
※使用可能デバイスは、「X、 Y、 M、 SM、 L、 F、 B、 SB、 D、 SD、 W、 SW、 J¥B、 J¥W、 U¥、 Z、 R、 ZR、 T、 ST、 C」
1.4.3. AnyWireASLINK システム構成
次に、AnyWireASLINK のシステム構成を確立します。
「AnyWireASLINK 構成」にて、右クリックを押し、接続機器の自動検出を行います。
事前確認項目にて、内容を確認し、「はい」を押下します。
<注意>
マスタユニットがアドレス自動認識を実行していない状態では、チェックボックスにチェックを入れてください。
また、アドレス自動認識済みのマスタユニットであっても、ALMLED が消灯であることを確認して、「はい」を押下してください。DP、DN 断線エラーが発生した状態では、接続機器の自動検出は実行できません。
※アドレス自動認識操作は、マスタユニットの SET スイッチや出力信号 Yn1 でも実行可能です。
接続機器の自動検出が完了すると、以下の構成画面となります。実際のシステムと相違がないことを確認してください。
1.5. グローバルラベルについて
本 FB ライブラリで使用するグローバルラベルについて記載します。
グローバルラベルはお客様のほうで直接入力いただくこともxxxxが、インストーラに同梱している csv ファイル「Anywire-QLJ51AL_V100A_J_Global_Label.csv」を読込むことも可能です。
1.5.1. グローバルラベル一覧
クラス | ラベル名 | データ型 | 定数 値 | デバイス | コメント |
VAR_GLOBAL | G_bASLUnitReady | BOOL | X0Z7 | ユニット READY | |
VAR_GLOBAL | G_bASLShortAlm | BOOL | X1Z7 | DP-DN 短絡異常 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLLowVoltage | BOOL | X3Z7 | 伝送電源低下異 常 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLDisconnect | BOOL | X4Z7 | DP、DN 断線異常 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLSlaveAlm | BOOL | X10Z7 | スレーブユニットア ラーム信号 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLPrmAccessCmp | BOOL | X11Z7 | パラメータアクセス 完了フラグ | |
VAR_GLOBAL | G_bASLPrmAccessErr | BOOL | X12Z7 | パラメータアクセス 異常 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLAdrAutoFlg | BOOL | X14Z7 | アドレス自動認識 フラグ | |
VAR_GLOBAL | G_bASLErrClr | BOOL | Y0Z7 | 異常フラグクリア 指令 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLAdrAutoReq | BOOL | Y1Z7 | アドレス自動認識 指令 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLPrmAccessReq | BOOL | Y10Z7 | スレーブ用パラメータアクセス要求 指令 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLAllPrmReadReq | BOOL | Y11Z7 | スレーブ用パラメ ータ一斉読出し指令 | |
VAR_GLOBAL | G_bASLAllPrmWriteReq | BOOL | Y12Z7 | スレーブ用パラメータ一斉書込みx x | |
VAR_GLOBAL | G_wASLLastErrCode | INT | U0Z6¥G10256 | 最新エラーコード 格納エリア | |
VAR_GLOBAL | G_wASLLastErrID | INT | U0Z6¥G10257 | 最新エラー発生 ID 格納エリア | |
VAR_GLOBAL | G_wASLPrmAccess | INT | U0Z6¥G10320 | パラメータアクセス 設定 | |
VAR_GLOBAL | G_wASLPrmAccessId | INT | U0Z6¥G10321 | パラメータアクセス 対象ID指定 |
VAR_GLOBAL | G_wASLPrmMemNo | INT | U0Z6¥G10496Z8 | パラメータ格納先 メモリ番号(対象I D) | |
VAR_GLOBAL | G_wASLPrm | INT | U0Z6¥G12288Z8 | パラメータ格納エリア(対象ID先頭メ モリ番号) | |
VAR_GLOBAL | G_wASLSpecificPrm | INT | U0Z6¥G0Z8 | 特定パラメータ |
1.5.2. グローバルラベル設定
<直接入力>
グローバルラベルをお客様のほうで直接入力される場合は、上記一覧を参照して、入力してください。
<CSV ファイルからの読込み>
①グローバルラベルの設定にて、右クリックを実行し、CSV ファイルからの読込みを選択してください。
②「Anywire-QLJ51AL_V100A_J_Global_Label.csv」を選択肢、実行してください。
③グローバルラベルが反映されます。
2 FB ライブラリ詳細
2.1. P+Anywire-QLJ51AL_ReadPx
名称
P+Anywire-QLJ51AL_ReadPx
機能内容
項目 | 内容 | |
機能概要 | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、1 つの機器パラメータを読出し ます。 | |
シンボル | ||
対象機器 | 対象マスタユニット | QJ51AW12AL、 LJ51AW12AL |
対象 CPU | L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時) を除く全ての CPU 適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | |
GX Works2 | Version1.95Z 以上 | |
使用言語 | ラダー | |
ステップ数 | 491Step(MELSEC-L シリーズの場合) ※ プログラムに組み込んだ FB のステップ数は、使用する CPU モデルや、入出力定義によって異なります。 | |
機能説明 | i_ib_FB_EN(実行指令)の ON で、指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対し て、指定した機器パラメータの値を一つ読出します。 | |
FB コンパイル方式 | マクロ型 |
項目 | 内容 |
制約事項・注意事項等 | 1)本 FB は、エラーを復帰する処理は含んでいません。エラー復帰処理については、お客様のシステムや要求動作に合わせて、別途作成して下さい。 2)本 FB を割込みプログラム内で使用することはできません。 1 回しか実行されないプログラム(例えば、サブルーチンプログラムや FOR~ NEXT)で本 FB を使用すると、FB_EN は正常な動作が出来なくなります。 3)本 FB では GOEND 命令を使用していますので、次の場合には演算エラーとなりますので、サブルーチンプログラム以外の箇所でご使用ください。 •CALL/ECALL 命令を実行後、RET 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •FOR 命令を実行後、NEXT 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •割込みプログラム中で IRET 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •CHKCIR~CHKEND 命令内で FB を実行したとき。 •IX~IXEND 命令内で FB を実行したとき。 4)FB_EN(実行命令)を OFF できるプログラムで使用してください。 5)本 FB ではインデックスレジスタ Z6~Z9 を使用しています。割込みプログラムを使用する場合は、当インデックスレジスタを使用しないで下さい。 6)本 FB を二つ以上並べて使用する場合は、一つ目の FB の o_ob_FB_OK(実行完了)を確認したのち、二つ目の FB の i_ib_FB_EN(実行指令)を ON する ようにしてください。 複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に ON した場合は、正常な動作が出来なくなります。 7)本 FB の i_ib_FB_EN(実行指令)は「P+Anywire-QLJ51AL_WritePx」の i_ib_FB_EN(実行指令)と同時に ON することはできません。一つ目の FB の o_ob_FB_OK(実行完了)を確認したのち、二つ目の FB の i_ib_FB_EN(実行指令)を ON するようにしてください。 複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に ON した場合は、正常な動作が出来なくなります。 8) コンパイル時に2重コイルのワーニングが発生しますが、内部処理にて同時実行 を回避しておりますので、問題ありません。 |
FB 動作 | パルス実行型(複数スキャン実行型) |
入出力信号の動き | 【正常終了の場合】 【異常終了の場合】 |
関連マニュアル | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル |
使用ラベル
入力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 有効範囲 | 説明 |
実行命令 | i_ib_FB_EN | ビット | - | ON:FB を起動する。 OFF:FB を起動しない。実行完了まで、本ビットは ON 状態を保持してください。 |
マスタユニットの先頭 IO 番号 | i_iwu_MasterIoNo | ワード | 対象の CPU ユニ ットの入出力点数 | AnyWireASLINK マスタユニットが設定されている先頭 IO番号を 16 進数で指定しま す。 (例えば先頭 IO 番号 0010 の場合、H10 を入力してください) |
範囲によります。 | ||||
詳細範囲は、対象 CPU のユーザーズマニュアルを参 | ||||
照して下さい。 | ||||
対象スレーブユニット ID | i_iwu_TargetID | ワード | 出力: 0000h~ 00FFh | しきい値を変更するスレーブユニットの ID を指定します。値は 10 進でも、16 進でも問 題ありません。 |
入力: 0200h~ 02FFh | 「例:アドレス10の入力センサの ID は 10 進表現で 528であり、16 進表現で 0210hとなります。 よって、入力する値は H210または K528 と指定してください。 | |||
対象機器パラメータの番号 | i_iwu_TargetPNo | ワード | 1~19(10 進) | 変更する機器パラメータの番号を入力してください。 |
出力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 初期値 | 説明 |
実行状態 | o_ob_FB_ENO | ビット | OFF | ON:実行中。 OFF:未実行。 |
正常完了 | o_ob_FB_OK | ビット | OFF | ON:正常完了。 OFF:未完了。 |
対象機器パラメータの値 | o_ow_ParaData | ワード | 0 | 読出した機器パラメータの値になります。 |
異常完了 | o_ob_FB_ERROR | ビット | OFF | ON:異常完了。 OFF:未完了。 |
FB エラーコード | o_owu_FB_ERRORI D | ワード | 0 | FB に異常完了が発生した場合は、ここにエラーコードが格納されます。 |
エラーコード (10 進数) | 内容 | 対処 |
10 | 入力値が有効範囲を超えています。 | 対象スレーブユニット ID、対象機器パラメータの値を再確認 してください。 |
11 | FB 実行タイムアウトエラー になります。 | 以下の内容を確認し、対処ください。 |
1)複数の FB の実行命令を同時 ON している可能性があります。 FB の実行命令は順番をつけて、実行するようにプログラムを見直してください。 | ||
2)アドレス自動認識中の可能性があります。 アドレス自動認識中は、FB を実行しないようにプログラムを見直してください。 | ||
3)お客様のプログラムでパラメータアクセスを行っている可能性があります。 | ||
お客様のプログラムでパラメータアクセスを行うときは、 FB を実行しないようにプログラムを見直してください。 |
FB のバージョンアップ履歴
バージョン | 日付 | 内容 |
1.00A | 2013/11/18 | 新規作成 |
お願い
本章はファンクションブロックの機能について記載しております。
ユニットやシーケンサ CPU の使用上の制限事項、組み合わせによる制限事項などについては記載しておりません。
ご使用にあたりましては、必ず対象製品のユーザーズマニュアルをお読みいただきますようお願い申し上げます。
使用例
M0 が ON で実行します。
実行完了まで ON 状態を保持
マスタユニット先
頭 IO 番号が
0030h
入力アドレス 10
のスレーブユニット
機器パラメータ 1
を読出します。
2.2. P+Anywire-QLJ51AL_SensigLv
名称
P+Anywire-QLJ51AL_SensigLv
機能内容
項目 | 内容 | |
機能概要 | 指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アドレス自動認識した ID(アドレス)昇順 で、最大 29 台のセンシングレベルを読出します。 | |
シンボル | ||
対象機器 | 対象マスタユニット | QJ51AW12AL、 LJ51AW12AL |
対象 CPU | L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時) を除く全ての CPU 適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | |
GX Works2 | Version1.95Z 以上 | |
使用言語 | ラダー | |
ステップ数 | 365Step(MELSEC-L シリーズの場合) ※ プログラムに組み込んだ FB のステップ数は、使用する CPU モデルや、入出力定義によって異なります。 | |
機能説明 | i_ib_FB_EN(実行指令)の ON で、指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アド レス自動認識した ID(アドレス)を昇順で、i_iwu_DataNum(センシングレベルのデータ数)で指定したデータ点数分の値を o_ow_SenLevel(センシングレベル)で指定し たワードデバイスを先頭に出力します。 | |
FB コンパイル方式 | マクロ型 |
項目 | 内容 |
制約事項・注意事項等 | 1)本 FB は、エラーを復帰する処理は含んでいません。エラー復帰処理については、お客様のシステムや要求動作に合わせて、別途作成して下さい。 2)本 FB を割込みプログラム内で使用することはできません。 1 回しか実行されないプログラム(例えば、サブルーチンプログラムや FOR~ NEXT)で本 FB を使用すると、FB_EN は正常な動作が出来なくなります。 3)FB_EN(実行命令)を OFF できるプログラムで使用してください。 4)本 FB ではインデックスレジスタ Z6、Z8 を使用しています。割込みプログラムを使用する場合は、当インデックスレジスタを使用しないで下さい。 5)本 FB を二つ以上並べ、複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に実行できます。 |
FB 動作 | 随時実行型 |
入出力信号の動き | 【正常終了の場合】 【異常終了の場合】 |
関連マニュアル | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル |
使用ラベル
入力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 有効範囲 | 説明 |
実行命令 | i_ib_FB_EN | ビット | - | ON:FB を起動する。 OFF:FB を起動しない。実行完了まで、本ビットは ON 状態を保持してください。 |
マスタユニットの先頭 IO 番号 | i_iwu_MasterIoNo | ワード | 対象の CPU ユニ ットの入出力点数 | AnyWireASLINK マスタユニットが設定されている先頭 IO番号を 16 進数で指定しま す。 (例えば先頭 IO 番号 0010 の場合、H10 を入力してください) |
範囲によります。 | ||||
詳細範囲は、対象 CPU のユーザーズマニュアルを参 | ||||
照して下さい。 | ||||
対象スレーブユニット ID | i_iwu_TargetID | ワード | 出力: 0000h~ 00FFh | しきい値を変更するスレーブユニットの ID を指定します。値は 10 進でも、16 進でも問 題ありません。 |
入力: 0200h~ 02FFh | 「例:アドレス10の入力センサの ID は 10 進表現で 528であり、16 進表現で 0210hとなります。 よって、入力する値は H210または K528 と指定してください。 | |||
センシングレベルのデータ数 | i_iwu_DataNum | ワード | 1~29 | 取得するセンシングレベルのデータ数を入力する。 最大 29(10 進)ID 分になります。 |
出力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 初期値 | 説明 |
実行状態 | o_ob_FB_ENO | ビット | OFF | ON:実行中。 OFF:未実行。 |
正常完了 | o_ob_FB_OK | ビット | OFF | ON:正常完了。 OFF:未完了。 |
センシングレベル | o_ow_SenLevel | ワード | 0 | i_iwu_DataNum(センシングレベルのデータ数)で指定したデータ点数分のセンシングレベルを、ここで指定するワードデバイスを先頭に出力し ます。 |
異常完了 | o_ob_FB_ERROR | ビット | OFF | ON:異常完了。 OFF:未完了。 |
FB エラーコード | o_owu_FB_ERRORI D | ワード | 0 | FB に異常完了が発生した場合は、ここにエラーコードが格納されます。 |
エラーコード (10 進数) | 内容 | 対処 |
10 | 入力値が有効範囲を超えています。 | 対象スレーブユニット ID、対象機器パラメータの値を再確認 してください。 |
FB のバージョンアップ履歴
バージョン | 日付 | 内容 |
1.00A | 2013/11/18 | 新規作成 |
お願い
本章はファンクションブロックの機能について記載しております。
ユニットやシーケンサ CPU の使用上の制限事項、組み合わせによる制限事項などについては記載しておりません。
ご使用にあたりましては、必ず対象製品のユーザーズマニュアルをお読みいただきますようお願い申し上げます。
使用例
M40 が ON で実行します。実行完了まで ON 状態を 保持
マスタユニット先頭 IO 番号が 0030h
入力アドレス 10
のスレーブユニット
ID 25 個分のセンシングレベルデータを読出します
W0 を先頭に、ID 25 個分のセンシングレベルが格納される。
2.3. P+Anywire-QLJ51AL_SlaveStatus
名称
P+Anywire-QLJ51AL_SlaveStatus
機能内容
項目 | 内容 | |
機能概要 | 指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アドレス自動認識した ID(アドレス)昇順で、最大 29 台分のステータス詳細を読出します。 | |
シンボル | ||
対象機器 | 対象マスタユニット | QJ51AW12AL、 LJ51AW12AL |
対象 CPU | L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時) を除く全ての CPU 適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | |
GX Works2 | Version1.95Z 以上 | |
使用言語 | ラダー | |
ステップ数 | 365Step(MELSEC-L シリーズの場合) ※ プログラムに組み込んだ FB のステップ数は、使用する CPU モデルや、入出力定義によって異なります。 | |
機能説明 | i_ib_FB_EN(実行指令)の ON で、指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、アドレス自動認識した ID(アドレス)を昇順で、i_iwu_DataNum (ステータス詳細のデータ数)で指定したデータ点数分の値を o_ow_Status (ステータス詳細)で指定したワ ードデバイスを先頭に出力します。 | |
FB コンパイル方式 | マクロ型 |
項目 | 内容 |
制約事項・注意事項等 | 1)本 FB は、エラーを復帰する処理は含んでいません。エラー復帰処理については、お客様のシステムや要求動作に合わせて、別途作成して下さい。 2)本 FB を割込みプログラム内で使用することはできません。 1 回しか実行されないプログラム(例えば、サブルーチンプログラムや FOR~ NEXT)で本 FB を使用すると、FB_EN は正常な動作が出来なくなります。 3)FB_EN(実行命令)を OFF できるプログラムで使用してください。 4)本 FB ではインデックスレジスタ Z6、Z8 を使用しています。割込みプログラムを使用する場合は、当インデックスレジスタを使用しないで下さい。 5)本 FB を二つ以上並べ、複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に実行できます。 |
FB 動作 | 随時実行型 |
入出力信号の動き | 【正常終了の場合】 【異常終了の場合】 |
関連マニュアル | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル |
使用ラベル
入力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 有効範囲 | 説明 |
実行命令 | i_ib_FB_EN | ビット | - | ON:FB を起動する。 OFF:FB を起動しない。実行完了まで、本ビットは ON 状態を保持してください。 |
マスタユニットの先頭 IO 番号 | i_iwu_MasterIoNo | ワード | 対象の CPU ユニ ットの入出力点数 | AnyWireASLINK マスタユニットが設定されている先頭 IO番号を 16 進数で指定しま す。 (例えば先頭 IO 番号 0010 の場合、H10 を入力してください) |
範囲によります。 | ||||
詳細範囲は、対象 CPU のユーザーズマニュアルを参 | ||||
照して下さい。 | ||||
対象スレーブユニット ID | i_iwu_TargetID | ワード | 出力: 0000h~ 00FFh | しきい値を変更するスレーブユニットの ID を指定します。値は 10 進でも、16 進でも問 題ありません。 |
入力: 0200h~ 02FFh | 「例:アドレス10の入力センサの ID は 10 進表現で 528であり、16 進表現で 0210hとなります。 よって、入力する値は H210または K528 と指定してください。 | |||
ステータス詳細のデータ数 | i_iwu_DataNum | ワード | 1~29 | 取得するステータス詳細のデータ数を入力する。 最大 29(10 進)ID 分になります。 |
出力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 初期値 | 説明 |
実行状態 | o_ob_FB_ENO | ビット | OFF | ON:実行中。 OFF:未実行。 |
正常完了 | o_ob_FB_OK | ビット | OFF | ON:正常完了。 OFF:未完了。 |
ステータス詳細 | o_ow_Status | ワード | 0 | i_iwu_DataNum(ステータス詳細のデータ数)で指定したデータ点数分のステータス詳細を、ここで指定するワードデバイスを先頭に出力しま す。 |
異常完了 | o_ob_FB_ERROR | ビット | OFF | ON:異常完了。 OFF:未完了。 |
FB エラーコード | o_owu_FB_ERRORI D | ワード | 0 | FB に異常完了が発生した場合は、ここにエラーコードが格納されます。 |
エラーコード (10 進数) | 内容 | 対処 |
10 | 入力値が有効範囲を超えています。 | 対象スレーブユニット ID、対象機器パラメータの値を再確認 してください。 |
FB のバージョンアップ履歴
バージョン | 日付 | 内容 |
1.00A | 2013/11/18 | 新規作成 |
お願い
本章はファンクションブロックの機能について記載しております。
ユニットやシーケンサ CPU の使用上の制限事項、組み合わせによる制限事項などについては記載しておりません。
ご使用にあたりましては、必ず対象製品のユーザーズマニュアルをお読みいただきますようお願い申し上げます。
使用例
M30 が ON で実行します。実行完了まで ON 状態を 保持
マスタユニット先頭 IO 番号が 0030h
入力アドレス 10
のスレーブユニット
ID 29 個分のステータス詳細データを読出します
W50 を先頭に、ID 29 個分のステータス詳細が格納される。
2.4. P+Anywire-QLJ51AL_STAndSen
名称
P+Anywire-QLJ51AL_STAndSen
機能内容
項目 | 内容 | |
機能概要 | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、ステータス詳細とセンシングレベルを読出します。 | |
シンボル | ||
対象機器 | 対象マスタユニット | QJ51AW12AL、 LJ51AW12AL |
対象 CPU | L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時) を除く全ての CPU 適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | |
GX Works2 | Version1.95Z 以上 | |
使用言語 | ラダー | |
ステップ数 | 175Step(MELSEC-L シリーズの場合) ※ プログラムに組み込んだ FB のステップ数は、使用する CPU モデルや、入出力定義によって異なります。 | |
機能説明 | i_ib_FB_EN(実行指令)の ON で、指定 ID の ASLINK スレーブユニットから、ステータス詳細とセンシングレベルを読出し、o_ow_Status(ステータス詳細)と o_ow_SenLevel(センシングレベル)で設定されたワードデバイスに出力します。 | |
FB コンパイル方式 | マクロ型 |
項目 | 内容 |
制約事項・注意事項等 | 1)本 FB は、エラーを復帰する処理は含んでいません。エラー復帰処理については、お客様のシステムや要求動作に合わせて、別途作成して下さい。 2)本 FB を割込みプログラム内で使用することはできません。 1 回しか実行されないプログラム(例えば、サブルーチンプログラムや FOR~ NEXT)で本 FB を使用すると、FB_EN は正常な動作が出来なくなります。 3)FB_EN(実行命令)を OFF できるプログラムで使用してください。 4)本 FB ではインデックスレジスタ Z6、Z8 を使用しています。割込みプログラムを使用する場合は、当インデックスレジスタを使用しないで下さい。 5)本 FB を二つ以上並べ、複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に実行できます。 |
FB 動作 | 随時実行型 |
入出力信号の動き | 【正常終了の場合】 【異常終了の場合】
|
関連マニュアル | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル |
使用ラベル
入力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 有効範囲 | 説明 |
実行命令 | i_ib_FB_EN | ビット | - | ON:FB を起動する。 OFF:FB を起動しない。実行完了まで、本ビットは ON 状態を保持してください。 |
マスタユニットの先頭 IO 番号 | i_iwu_MasterIoNo | ワード | 対象の CPU ユニ ットの入出力点数 | AnyWireASLINK マスタユニットが設定されている先頭 IO番号を 16 進数で指定しま す。 (例えば先頭 IO 番号 0010 の場合、H10 を入力してください) |
範囲によります。 | ||||
詳細範囲は、対象 CPU のユーザーズマニュアルを参 | ||||
照して下さい。 | ||||
対象スレーブユニット ID | i_iwu_TargetID | ワード | 出力: 0000h~ 00FFh | しきい値を変更するスレーブユニットの ID を指定します。値は 10 進でも、16 進でも問 題ありません。 |
入力: 0200h~ 02FFh | 「例:アドレス10の入力センサの ID は 10 進表現で 528であり、16 進表現で 0210hとなります。 よって、入力する値は H210または K528 と指定してください。 |
出力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 初期値 | 説明 |
実行状態 | o_ob_FB_ENO | ビット | OFF | ON:実行中。 OFF:未実行。 |
正常完了 | o_ob_FB_OK | ビット | OFF | ON:正常完了。 OFF:未完了。 |
ステータス詳細 | o_ow_Status | ワード | 0 | ステータス詳細を、ここで指定するワードデバイスを先頭に出力します。 |
センシングレベル | o_ow_SenLevel | ワード | 0 | センシングレベルを、ここで指定するワードデバイスを先頭に出力します。 |
異常完了 | o_ob_FB_ERROR | ビット | OFF | ON:異常完了。 OFF:未完了。 |
FB エラーコード | o_owu_FB_ERRORI D | ワード | 0 | FB に異常完了が発生した場合は、ここにエラーコードが格納されます。 |
エラーコード (10 進数) | 内容 | 対処 |
10 | 入力値が有効範囲を超えています。 | 対象スレーブユニット ID、対象機器パラメータの値を再確認 してください。 |
FB のバージョンアップ履歴
バージョン | 日付 | 内容 |
1.00A | 2013/11/18 | 新規作成 |
お願い
本章はファンクションブロックの機能について記載しております。
ユニットやシーケンサ CPU の使用上の制限事項、組み合わせによる制限事項などについては記載しておりません。
ご使用にあたりましては、必ず対象製品のユーザーズマニュアルをお読みいただきますようお願い申し上げます。
使用例
M20 が ON で実行します。
実行完了まで ON 状態を保持
マスタユニット先
頭 IO 番号が
0030h
入力アドレス 10
のスレーブユニット
2.5. P+Anywire-QLJ51AL_WritePx
名称
P+Anywire-QLJ51AL_WritePx
機能内容
項目 | 内容 | |
機能概要 | 指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対して、1 つの機器パラメータを書込み ます。 | |
シンボル | ||
対象機器 | 対象マスタユニット | QJ51AW12AL、 LJ51AW12AL |
対象 CPU | L シリーズ:全ての CPU Q シリーズ:安全コントローラ、二重化 CPU(基本ベース装着時) を除く全ての CPU 適用システムの詳細は MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル参照してください。 | |
GX Works2 | Version1.95Z 以上 | |
使用言語 | ラダー | |
ステップ数 | 644Step(MELSEC-L シリーズの場合) ※ プログラムに組み込んだ FB のステップ数は、使用する CPU モデルや、入出力定義によって異なります。 | |
機能説明 | i_ib_FB_EN(実行指令)の ON で、指定 ID の ASLINK スレーブユニット 1 台に対し て、指定した機器パラメータに対して、設定値を書込みます。 | |
FB コンパイル方式 | マクロ型 |
項目 | 内容 |
制約事項・注意事項等 | 1)本 FB は、エラーを復帰する処理は含んでいません。エラー復帰処理については、お客様のシステムや要求動作に合わせて、別途作成して下さい。 2)本 FB を割込みプログラム内で使用することはできません。 1 回しか実行されないプログラム(例えば、サブルーチンプログラムや FOR~ NEXT)で本 FB を使用すると、FB_EN は正常な動作が出来なくなります。 3)本 FB では GOEND 命令を使用していますので、次の場合には演算エラーとなりますので、サブルーチンプログラム以外の箇所でご使用ください。 •CALL/ECALL 命令を実行後、RET 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •FOR 命令を実行後、NEXT 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •割込みプログラム中で IRET 命令を実行する前に FB を実行したとき。 •CHKCIR~CHKEND 命令内で FB を実行したとき。 •IX~IXEND 命令内で FB を実行したとき。 4)FB_EN(実行命令)を OFF できるプログラムで使用してください。 5)本 FB ではインデックスレジスタ Z6~Z9 を使用しています。割込みプログラムを使用する場合は、当インデックスレジスタを使用しないで下さい。 6)本 FB を二つ以上並べて使用する場合は、一つ目の FB の o_ob_FB_OK(実行完了)を確認したのち、二つ目の FB の i_ib_FB_EN(実行指令)を ON する ようにしてください。 複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に ON した場合は、正常な動作が出来なくなります。 7)本 FB の i_ib_FB_EN(実行指令)は「P+Anywire-QLJ51AL_ReadPx」の i_ib_FB_EN(実行指令)と同時に ON することはできません。一つ目の FB の o_ob_FB_OK(実行完了)を確認したのち、二つ目の FB の i_ib_FB_EN(実行指令)を ON するようにしてください。 複数の i_ib_FB_EN(実行指令)を同時に ON した場合は、正常な動作が出来なくなります。 8) コンパイル時に2重コイルのワーニングが発生しますが、内部処理にて同時実行 を回避しておりますので、問題ありません。 9)本 FB はパラメータ値書込み後に、再度現在設定の読出しを行い、お客様の指定値と照合しております。 |
FB 動作 | パルス実行型(複数スキャン実行型) |
入出力信号の動き | 【正常終了の場合】 【異常終了の場合】 |
関連マニュアル | MELSEC-Q/L シリーズ AnyWireASLINK マスタユニットのユーザーズマニュアル |
使用ラベル
入力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 有効範囲 | 説明 |
実行命令 | i_ib_FB_EN | ビット | - | ON:FB を起動する。 OFF:FB を起動しない。実行完了まで、本ビットは ON 状態を保持してください。 |
マスタユニットの先頭 IO 番号 | i_iwu_MasterIoNo | ワード | 対象の CPU ユニ ットの入出力点数 | AnyWireASLINK マスタユニットが設定されている先頭 IO番号を 16 進数で指定しま す。 (例えば先頭 IO 番号 0010 の場合、H10 を入力してください) |
範囲によります。 | ||||
詳細範囲は、対象 CPU のユーザーズマニュアルを参 | ||||
照して下さい。 | ||||
対象スレーブユニット ID | i_iwu_TargetID | ワード | 出力: 0000h~ 00FFh | しきい値を変更するスレーブユニットの ID を指定します。値は 10 進でも、16 進でも問 題ありません。 |
入力: 0200h~ 02FFh | 「例:アドレス10の入力センサの ID は 10 進表現で 528であり、16 進表現で 0210hとなります。 よって、入力する値は H210または K528 と指定してください。 | |||
対象機器パラメータの番号 | i_iwu_TargetPNo | ワード | 1~19(10 進) | 変更する機器パラメータの番号を入力してください。 |
対象機器パラメ | i_iw_ParaData | ワード | - | 変更する機器パラメータの値 |
ータの値 | ※スレーブユニット | を入力してください。 | ||
の仕様に依存しま | ||||
す。 |
出力ラベル
名称 | 変数名 | データ型 | 初期値 | 説明 |
実行状態 | o_ob_FB_ENO | ビット | OFF | ON:実行中。 OFF:未実行。 |
正常完了 | o_ob_FB_OK | ビット | OFF | ON:正常完了。 OFF:未完了。 |
異常完了 | o_ob_FB_ERROR | ビット | OFF | ON:異常完了。 OFF:未完了。 |
FB エラーコード | o_owu_FB_ERRORI D | ワード | 0 | FB に異常完了が発生した場合は、ここにエラーコードが格納されます。 |
エラーコード (10 進数) | 内容 | 対処 |
10 | 入力値が有効範囲を超えています。 | 対象スレーブユニット ID、対象機器パラメータの値を再確認 してください。 |
11 | FB 実行タイムアウトエラー になります。 | 以下の内容を確認し、対処ください。 |
1)複数の FB の実行命令を同時 ON している可能性があります。 FB の実行命令は順番をつけて、実行するようにプログラムを見直してください。 | ||
2)アドレス自動認識中の可能性があります。 アドレス自動認識中は、FB を実行しないようにプログラムを見直してください。 | ||
3)お客様のプログラムでパラメータアクセスを行っている可能性があります。 | ||
お客様のプログラムでパラメータアクセスを行うときは、 FB を実行しないようにプログラムを見直してください。 |
FB のバージョンアップ履歴
バージョン | 日付 | 内容 |
1.00A | 2013/11/18 | 新規作成 |
お願い
本章はファンクションブロックの機能について記載しております。
ユニットやシーケンサ CPU の使用上の制限事項、組み合わせによる制限事項などについては記載しておりません。
M14 が ON で実行します。
実行完了まで ON 状態を保持
マスタユニット先
頭 IO 番号が
0030h
入力アドレス 10
のスレーブユニット
機器パラメータ 1
に書込みます。
パラメータ値‘5’
を書込みます。
ご使用にあたりましては、必ず対象製品のユーザーズマニュアルをお読みいただきますようお願い申し上げます。
使用例