MBP-12GUILE MBP-12GUI
取扱説明書
MBP-12GUILE MBP-12GUI
MBP-12 シリーズコントロールGUI MBP-12 Series Control GUI
Version.1.5.5 - Higher
この契約は、お客様(以下「使用者」と言う)と株式会社 朋栄(以下「当社」と言う)との間で締結される契約書です。本ソフトウェアおよび取扱説明書等の関連資料(以下「本製品」と言う)は、その使用を許諾されるもので、販売されるものではありません。使用者は、本ソフトウェアをインストールして使用することによって、または本ソフトウェアがインストールされた当社製品を使用することによって、この契約に同意されたものとします。本ソフトウェアの使用許諾条件は下記の通りとします。
第 1 条 使用許諾
1. 当社は、使用者に対し、本製品を取扱説明書及び付随文書により説明されている用法に従って使用することを許諾します。この用法以外の方法で使用することはできません。
2. 当社は、使用者自身が本製品を使用することを許諾するもので、使用者が第三者に使用許諾権を与えたり、その他の方法で第三者に本製品を使用させることはできません。
3. 本ソフトウェアは、原則として、1 台のコンピュータまたは 1 台のデバイス上でのみ使用することができます。
4. 本ソフトウェアは複数のプログラムにより構成される場合がありますが、これらを分離し個別のソフトウェアとして使用することはできません。
第 2 条 頒布・複製・貸与・譲渡の禁止
使用者は、当社の事前許可なくして、本製品の全部または一部を、通信回線を利用して頒布したり、電子メディア等に複製して貸与・譲渡することはできません。また、複製・貸与・譲渡を試みることもできません。
第 3 条 保証の制限
当社及び各プログラムのライセンサは、本製品に関する明示、黙示を問わず、あらゆる法律上の担保責任を負いません。本製品は使用者の責任でご使用ください。本製品の使用もしくは使用不能から生じたいかなる損害についても、当社及び各プログラムのライセンサは一切責任を負いません。
第 4 条 アップグレードまたはアップデート版の提供
本ソフトウェアのアップグレードまたはアップデートがなされた場合には、使用者は当社が別途定める対価を支払うことにより、新バージョンの製品を使用することができます。また、アップグレード後は、当社の事前許可なくして旧バージョンの製品を使用することはできません。
第 5 条 契約の有効期間
本契約の有効期間は、使用者が本ソフトウェアを使用開始した日から 1 年間とします。ただし、契約期
間満了期日の 1 ヶ月前までに、使用者または当社のいずれからも申し出がない場合は、更に 1 年間同一条件で延長するものとし、その後も同様とします。
第 6 条 契約の解除
1. 使用者が次のいずれかに該当した場合、当社は直ちに本契約を解除できるものとします。
(1) 本契約の条項のいずれかに違反した場合
(2) 使用者の支払い不能、または使用者が支払いを拒絶した場合
2. 次の場合には、使用者は書面による通知により、本契約を解除することができます。しかし、使用者は当社に既に支払った対価の返還を求めることはできません。
(1) 使用許諾権を放棄した場合
(2) 使用者が本ソフトウェアパッケージを滅失または紛失し、本ソフトウェアパッケージの存在を当社が確認できなくなった場合
3. 本契約解除後は、使用者は本製品を一切使用することはできません。第 7 条 権利の帰属
本製品の著作権、知的財産権その他一切の権利は、当社または各プログラムのライセンサに帰属します。使用者が、本ソフトウェアに含まれるプログラムに対して修正を加えること、また逆アセンブル、デコンパイル、リバースエンジニアリング等によりプログラムを解析することを禁止します。
第 8 条 その他
本契約は日本国の著作xx及び著作権に関する条約をはじめ、その他の無体財産権に関する法律並びに国際条約によって保護されています。使用者は、本製品の使用に当たり、著作xx等の法令を遵守するものとします。
第 9 条 管轄裁判所
本契約に関し紛争が生じた場合には、紛争解決のため東京地方裁判所をその管轄裁判所とします。第 10 条 サポート
使用者が本ソフトウェアの受領後1年以内に、当社が本ソフトウェアの誤りを発見したとき、またはプログラムを修正したときは、それに関する情報または修正したプログラムを無償で提供いたします。
Microsoft Windows ® XP, Windows ® 7, Windows ® 10 オペレーティングシステムは、米国
Microsoft Corporation の登録商標です。
Intel Core2Duo ® は、米国 Intel Corporation.またはその子会社の商標または登録商標です。
開梱および確認
このたびは、MBP-12 シリーズコントロールGUI をお買い上げ頂きまして、誠にありがとうございます。本製品を正しくご使用して頂くために、この取扱説明書をよくお読みください。また、本書はお読みになった後も大切に保管してください。
◆ 構成表
品 名 | 数 量 | 備 考 |
CD-ROM(*1) | 1 | インストレーションディスク MBP-12GUILE/GUI 取扱説明書 (PDF) |
ライセンスドングル(*1) | 1 | USB タイプ |
取扱説明書(*2) | 1 |
*1:MBP-100CK プリインストール版には添付されません。
*2:MBP-100CK プリインストール版にのみ添付します。
確認
もし、品物に損傷があった場合は、直ちに運送業者にご連絡ください。品物に不足があった場合や、品物が間違っている場合は、販売代理店までご連絡ください。
目次
2-1-1. ライセンスドングル用ドライバのインストール 9
2-1-2. Windows Installer 3.1 のインストール 12
2-1-3. .NET Framework 2.0 SP1 のインストール 14
2-1-4. .NET Framework 2.0 SP1 Language Pack のインストール 15
3-3-6. 出力選択ボタンアサイン:ユーザデフォルト設定 29
3-5. CK OPTION(MBP-12GUILE を除く) 37
3-6. WINDOW MASK(MBP-12GUILE を除く) 39
3-7. COLOR ADJUST(MBP-12GUILE を除く) 40
3-8-1. 外部カメラ入力映像静止画キャプチャ(基本) 41
3-8-2. 外部カメラ入力映像静止画キャプチャ方法(応用) 43
3-8-2-2. 静止画キャプチャ・ファイル名生成・保存連続実行 44
MBP-12GUILE/GUI は、バーチャル仕様マルチメディアプラットフォーム MBP-1244 を制御するためのコントロールソフトです。また、MBP-12GUI では、MBP-100CK および MBP-12CKクロマキーオプションの操作も可能です。MBP-12GUILE/GUI とは別に、リモートコントロールユニットによる MBP-1244 制御も御用意しています(MBP-12RU)。
(以下本書では、MBP-12GUILE と MBP-12GUI 両方を表し MBP-12GUI と記します。ただし MBP-100CK および MBP-12CK を制御できるのはMBP-12GUI のみです。MBP-100CK および MBP-12CK に関する記述は MBP-12GUI のみを対象とします。)
注意 MBP-12GUILE では MBP-12CK および MBP-100CK の制御はできません。
MBP-1244 搭載のBrainstorm PC およびMBP-100CK には、MBP-12Server がインストールされています。MBP-12RU および MBP-12GUI は、このサーバーを介して TCP/IP プロトコルにより MBP-1244 および MBP-100CK を制御します。ひとつの MBP-12GUI から 5 台までの MBP-1244 または MBP-100CK を切替えて制御できます。複数の MBP-12RU または MBP-12GUI から同じ MBP-1244 または MBP-100CK を操作することもできます。
MBP-100CK にプリインストールされている MBP-12GUI は、プリインストー
注意 ルされている MBP-100CK のみ操作することが可能です。ネットワーク経由で他のMBP-1244 やMBP-100CKを操作することはできません。別途、MBP-12GUI
をご購入ください。
MBP-1244 搭載 Brainstorm PC
TCP/IP
TCP/IP
MBP-12Server
TCP/IP
CAM IN
MBP-12GUI
MBP-12GUI
MBP-1244 (+ MBP-12CK)
MBP-12GUI
.......
【MBP-1244 構成】
CAM
TCP/IP
TCP/IP
MBP-12GUI
MBP-12GUI
CAMERA CG V
Brainstorm PC 等
MBP-100CK
TCP/IP
MBP-12Server
MBP-12GUI プリインストール版
.......
【MBP-100CK 構成】
CG K
CAM
⮚ MBP-1244/MBP-100CK を 5 台まで操作可能
⮚ MBP-1244/MBP-100CK との接続はイーサネット経由(100BASE-TX/1000BASE-T)
⮚ MBP-1244/MBP-100CK の制御は MBP-12RU と併用可能
⮚ GUI 画面によるわかりやすい操作
⮚ 100 イベントメモリ
⮚ MU 間、カメラ間での設定値のコピーが可能
機種 | PC/AT 互換機 |
CPU | Intel Core2Duo 1GHz 以上相当 |
メモリ | 1GB 以上 |
OS | WindowsXP SP2 以降 (32bit) Windows7 Professional/Ultimate(32bit/64bit) Windows10 Professional (64bit) |
ライブラリ | Microsoft .NET Framework 2.0 SP1 以降 |
画面解像度 | 1024x768 ピクセル、フルカラー以上 |
USB ポート | USB1.1 以上、1 ポート以上 |
ネットワークポート | 100BASE-TX/1000BASE-T、1 ポート以上 |
付属の CD-ROM で PC にライセンスドングル用ドライバ、Windows Installer 3.1、.NET Framework 2.0 SP1 および MBP-12GUI 本体をインストールします。
ただし、Windows7、10 では Winsows Installer3.1 のインストールは不要です。また、Windows7 xx.XXX Framework 2.0 SP1 のインストールは不要です。
注意 インストールは Administrators 権限を持つユーザで行ってください。
(1) 付属のインストール CD-ROM をPC にセットし、マイコンピュータ等 か ら エ ク ス プ ロ ー ラ で CD-ROM を 開 き 、
[¥LicenseDongle¥SSDI751.exe]をダブルクリックしてセットアップを起動します。
Windows7 の場合、次のようなユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される場合がありますので[はい]をクリックしてインストールを続行してください。
(2) [Next]をクリックします。
(3) "I accept the terms in the license agreement"を選択してから[Next]をクリックします。
(4) "Complete"を選択して[Next]をクリックします。
(5) [Install]をクリックするとインストールが開始されます。
(6) インストールが完了したら[Finish]をクリックしてください。
(7) ライセンスドングルをUSB 端子に接続してください。WindowsXP の場合、PC に初めてライセンスドングルを接続したときは次のようなダイアログが表示されます。"No, not this time"を選択して[Next]をクリックしてください。
(8) "Install the software automatically (Recommended)"を選択して[Next]をクリックしてください。
(9) 次のような注意が表示されますので"Continue Anyway"をクリックしてください。
(10) [Finish]をクリックしてください。これでライセンスドングル用ドライバのインストールは終了です。
2-1-2. Windows Installer 3.1 のインストール
(1) Windows に Windows Installer 3.1 (v2) がインストールされていない場合は、CD-ROM 内の [ ¥Microsoft¥WindowsInstaller-KB893803-v2-x86.exe]をダブルクリックしてセットアップを起動します。ただし、Windows7、10 ではインストールする必要はありません。
(2) [次へ] をクリックします。
(3) "同意します" を選択してから[次へ]をクリックしてください。
(4) インストールが完了すると再起動をうながすダイアログが表示されるので、そのまま
[完了]をクリックして再起動してください。
2-1-3. .NET Framework 2.0 SP1 のインストール
(1) Windows x.XXX Framework 2.0 SP1 がインストールされていない場合は、CD-ROM 内の [ ¥Microsoft¥NetFx20SP1_x86.exe ] をダブルクリックしてセットアップを起動します。ただし、Windows7 ではインストールする必要はありません。
(2) "同意する"を選択して[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
(3) インストールが完了したら[終了]をクリックしてください。
2-1-4. .NET Framework 2.0 SP1 Language Pack のインストール
(1) 日本語版 OS x.XXX Framework 2.0 SP1 Language Pack がインストールされていない場合は、CD-ROM 内の[ ¥Microsoft¥NetFx20SP1_x86ja.exe ] をダブルクリックしてセットアップを起動します。ただし、Windows7 ではインストールする必要はありません。
(2) "同意する"を選択して[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
(3) インストールが完了したら[終了]をクリックしてください。
2-1-5. MBP-12GUI のインストール
(1) CD-ROM 内の[SetupMbp12Gui.msi]をダブルクリックしてセットアップを起動します。
(2) [Next]をクリックします。
(3) 全てのユーザにインストールする場合は"Everyone"を、現在のユーザのみにインストールする場合は"Just me"を選択してから[Next]をクリックしてください。xxxxxは "Everyone"です。
(4) [Next]をクリックしてください。インストールが開始されます。
Windows7 の場合、次のようなユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示されることがありますので[はい]をクリックしてインストールを続行してください。
(5) インストールが完了したら[Close]をクリックしてください。
タスクバーの[スタート]メニューから[すべてのプログラム] → [FOR-A] → [MBP-12]→ [MBP-12GUI]を選択してソフトウェアを起動してください。MBP-100CK では電源投入後、自動的に起動します。MBP-12GUI が起動すると次の画面が表示されます。画面は 5 ペイン構成になっています。
(1) メニューボタン
(4) CAM 選択ボタン
(3) MU 選択ボタン
(2) 操作エリア
(5) 出力選択ボタン
(1) メニューボタン
操作するメニューを切替えます。CAPTURE および STILL ボタンは MBP-100CK のみ有効になります。
(2) 操作エリア
(1)のメニューボタンで選択したメニューの操作画面が表示されます。
(3) MU 選択ボタン
操作する MU を切替えます。同時に最大 5 台の MU を制御可能です。3-1.(1) (c)の AUTO CONNECT を ON に設定して接続中は文字がオレンジ色になります。OFF のときは黒、 ON にしていても接続できないときは灰色になります。
注意 MBP-100CK プリインストール版では MU1(自分自身)のみが有効で、MU2
から MU5 は選択できません。
(4) CAM 選択ボタン
カメラ毎(CAM1~CAM4)に設定したクロマキーパラメータを切替えます。MU に
MBP-12CK オプションが装着されていない場合、このボタンは無効になります。
(5) 出力選択ボタン
出力チャネル(V1 OUT~V4 OUT)に出力する信号を選択します。デフォルトでは左から CAM, CK, CK KEY, CG, CG KEY, MIX, MIX KEY, STILL, STILL KEY がアサインされて
います。アサインを変更するには「3-3-5. 出力選択ボタンアサイン変更」を参照してください。
MU に MBP-12CK オプションが装着されていない場合、CK およびCK KEY ボタンは無効になります。MU が CG2,V1 IN, V2 IN 信号に未対応の場合、および MBP-100CK の場
合は、CG2, V1 IN, V1 IN KEY, V2 IN ボタンは無効になります。また、STILL および STILL KEY ボタンは MBP-100CK のみ有効です。
各信号の詳細は「3-3-1 レイヤアサインソース信号」を参照してください。
もしライセンスドングルが接続されていない場合、または正常に認識できていない場合は次のようなエラーが表示されて MBP-12GUI を起動できません。また、動作中も常にライセンスドングルは接続しておく必要があります。ただし、MBP-100CK プリインストール版ではライセンスドングルは必要ありません。
Windows のスタンバイモードや休止状態モードから復帰したあと、ライセンス
注意 ドングルを正常に認識しない場合があります。その場合、Windows を再起動してください。
まず、制御する MU を MBP-12GUI に登録する必要があります。手順は次の通りです。
(1) MU 選択ボタンで、登録したい MU 番号(MU1~MU5)を選択します。
(2) メニューボタンで[MU SETUP]を選択します。
(3) [NETWORK] の[AUTO CONNECT]をOFF にします。
(4) [SERVER]に登録する MU のホスト名または IP アドレスを入力します。
以上の手順を MU の台数分だけ繰り返してください。
MBP-100CK プリインストール版ではSERVER のホスト名はlocalhost に固定され変更はできません。
MBP-12GUI のメニュー構成は以下の通りです。
MU 1 ~ MU 5
V1 OUT ~ V4 OUT (CAM, CK, CK KEY, CG, CG KEY, MIX, MIX KEY, STILL, STILL KEY, CG2, CG2 KEY, V1 IN, V1 IN KEY, V2 IN、ただし STILL および STILL KEY は MBP-100CK の
み)
CAM SELECT 1~4 MU SETUP
⚫ NETWORK (XXXXXX, XXXX, XXXX XXXXXXX XX/XXX)
x XXXXXX XXXXX (XXXXX, X, X)
⚫ CK (CURSOR SHOW CH)
⚫ VERSION INFO
VIDEO CONFIG
⚫ TV STANDARD
⚫ GENLOCK FORMAT
⚫ GENLOCK PHASE(V, H)
⚫ GENLOCK STATUS
MIXER
⚫ LAYER SOURCE ASSIGN (VIRTUAL / RCG / USER1 / USER2 / USER3)
⚫ SOURCE ON/OFF
⚫ MIX MODE (NORMAL, ADD)
⚫ KEY CLIP
⚫ KEY GAIN
CK(MBP-12GUILE を除く)
⚫ CURSOR CONTROL (X,Y, ON/OFF, SET)
⚫ BG CONDITION (STANDARD, BLUE BACK UNIFORM/UNEVEN, GREEN BACK UNIFORM/UNEVEN)
⚫ BACK COLOR (HUE, SATURATION, LUMINANCE)
⚫ TUNING (COLOR SUPPRESION, MATTE DENSITY)
⚫ FINE TUNING (COLOR SUPPRESSION, MATTE DENSITY) WHITE, BLACK, RED, GREEN, BLUE, SOLIDNESS
⚫ PARAMETERS ALL RESET CK OPTION(MBP-12GUILE を除く)
WINDOW MASK(MBP-12GUILE を除く)
⚫ WINDOW MASK (ON / OFF)
⚫ INVERT (ON / OFF)
⚫ KEY GAIN
⚫ EDGE SOFTNESS
⚫ REGION (TOP, BOTTOM, LEFT, RIGHT)
COLOR ADJUST(MBP-12GUILE を除く)
⚫ Y, Pb, Pr (OFFSET, GAIN)
CAPTURE(MBP-100CK のみ)
⚫ CAM INPUT CAPTURE
⚫ CK SOURCE (EXTERNAL, INTERNAL)
⚫ FILE (IMPORT, EXPORT)
⚫ PANE MODE (CAPTURE, FILER)
⚫ COPY, MOVE, XXXXXX, XXXXXX, XXXXX, XXXXX
x XXXXXXXX
XXXXX(XXX-000XX xx)
x XXXX (XXXXXX, XXXXXX)
⚫ COPY, MOVE, RENAME, DELETE, MKDIR, RMDIR
⚫ MULTISEL
EVENT MEMORY
⚫ LOAD
⚫ SAVE
⚫ DELETE
⚫ RENAME
⚫ IMPORT
⚫ EXPORT
COPY (MU) COPY (CAM) BACKUP (MU)
OPERATION LOCK
MU 設定を行います。MU SETUP には次の設定項目があります。
(4) VERSION INFO
(1) NETWORK
(2) CAMERA
(3) CK
(1) NETWORK
(a) SERVER
MU のホスト名または IP アドレスを入力します。最大長 256 文字です。
MBP-100CK プリインストール版では"localhost" 固定で変更はできません。
(b) PORT
MU の TCP ポート番号を設定します。範囲は 1~65534 です。通常はデフォルトの
13000 から変更する必要はありません。
(c) AUTO CONNECT ON/OFF ボタン
MU への接続 ON/OFF を設定します。
ON に設定すると MU へ接続を行います。もし何らかの原因で切断された場合でも自動的に再接続します。OFF に設定すると現在の接続を切断して、再接続も行いません。
(2) CAMERA DELAY
(a) DELAY ON/OFF
カメラディレイ機能のON/OFF を切替えます。ON にすると以下の(b)~(d)で設定した値が有効になります。
(b) FRAME (frame)
カメラディレイの FRAME ディレイ量をスライダまたは数値入力で設定します。設定範囲はテレビジョン方式に関係なく 0~6 フレームです。
(c) V (line)
カメラディレイの V ラインディレイ量をスライダまたは数値入力で調整します。設定範囲はテレビジョン方式によって変化します。
(d) H (pixel)
カメラディレイのH ピクセルディレイ量をスライダまたは数値入力で設定します。設定範囲はテレビジョン方式によって変化します。2 ピクセル単位で設定可能です。
(3) CK
MU に MBP-12CK オプションが装着されていない場合、この項目は、無効になります。
(a) CURSOR SHOW CH (V1 OUT ~ V4 OUT)
クロマキーカーソル表示を ON にしたときのカーソル表示・非表示を、出力チャネル毎に設定します。
(4) VERSION INFO
MU および MBP-12GUI のバージョン情報を表示します。
MU のバージョン情報は接続中のみ表示されます。
MU / GUI | 項目 | 内容 |
MU | SERVER | MBP-12GUI が接続している MBP-12Server バージョン |
DRIVER | MBP-1244 用デバイスドライババージョン | |
DLL | MBP-1244 用API DLL バージョン | |
PCIE FPGA | MBP-1244 PCI Express 用 FPGA バージョン | |
SDI FPGA | MBP-1244 SDI 用 FPGA バージョン | |
CK FPGA | MBP-12CK FPGA バージョン | |
MU MODE | MU の動作モード NORMAL: MBP-1244(通常)モード CK : MBP-100CK モード | |
FUNCTION | MBP-1244 搭載機能 DL : ディレイライン(カメラディレイ) | |
GUI | MAIN | MBP-12GUI メインプログラムバージョン |
CLIENT DLL | MBP-12GUI 通信用クライアント DLL バージョン | |
LICENSE | ライセンスモード NORMAL : 通常モード WITHOUT CK : CK オプション無し、および MBP-12GUILE モード LOCAL ONLY : MBP-100CK プリインストール版 |
ビデオ関連設定を行います。不用意な変更を防ぐため、このメニューを選択した直後は右上の LOCK ボタンが ON になっており設定変更不可能な状態になっています。設定変更するには UNLOCK ボタンをクリックしてください。設定変更後、LOCK ボタンをクリックするか、または別のメニューに移動すると、再び変更不可能になります。
VIDEO CONFIG には次の設定項目があります。
(1) TV STANDARD
(2) GENLOCK FORMAT
(3) GENLOCK STATUS
(4) GENLOCK PHASE
(1) TV STANDARD
テレビジョン方式を設定します。
設定できないテレビジョン方式のボタンはディセーブルになります。
(2) GENLOCK FORMAT
MBP-1244 の GENLOCK 端子に入力するゲンロック信号のフォーマットを BB または TRI (3 値シンク)で設定します。テレビジョン方式によっては、どちらか一方しか選択できません。
(3) GENLOCK STATUS
ゲンロック信号のロックステータスを表示します。ロックしている場合は LOCK、ロックしていない場合は UNLOCK と表示されます。
(4) GENLOCK PHASE
SDI 出力信号のゲンロック位相調整を行います。
(a) V (line)
垂直位相をスライダまたは数値入力で調整します。1 ライン単位で調整可能で、調整範囲はテレビジョン方式により変化します。UNITY ボタンをクリックすると 0に設定されます。
(b) H (clock)
水平位相をスライダまたは数値入力で調整します。1 クロック単位で調整可能で、調整範囲はテレビジョン方式により変化します。UNITY ボタンをクリックすると 0に設定されます。
ミキサ関連設定を行います。MBP-1244 は 4 入力 4 出力、ミキサ 2 系統 (各 4 レイヤ) を持ちます。ミキサ 2 系統はそれぞれミキサ 1 およびミキサ 2 と呼び、4 出力(V1 OUT~V4 OUT) のうち V1 および V2 はミキサ 1、V3 および V4 はミキサ 2 に属します。
各レイヤにアサインするソース信号は以下の 8 信号から選択可能です。
信号名 | 内容 |
NO ASSIGN | アサイン無し |
CAM (INT / EXT) | カメラ信号です。 MBP-1244 の場合は、CAM 端子入力信号(EXT)です。 MBP-100CK の場合は、「3-8-1. 外部カメラ入力映像静止画キャプチャ(基本)」[CK SOURCE] 切替えにより、CAM 端子入力信号(EXT)と、静止画の内部生成信号(INT)が切替わります。 |
CK (INT / EXT) | クロマキー信号です。 MBP-1244 の場合は、CAM 端子(AUX1)入力信号による CK 信号 (EXT)です。 MBP-100CK の場合は、「3-8-1. 外部カメラ入力映像静止画キャプチャ(基本)」[CK SOURCE] 切替えにより、CAMERA INPUT 端子入力信号による CK 信号(EXT)と、内部生成の静止画像による CK 信号(INT)が切替わります。 この信号は、クロマキーオプション MBP-12CK が装着されている場合のみ有効です。MBP-12CK が装着されていない場合は自動的にディセーブルになりNO ASSIGN 状態と同様になります。 |
CG (INT / EXT) | CG 信号です。 MBP-1244 の場合は、Brainstorm による内部生成CG(INT)です。 MBP-100CK の場合、CG(V/K) INPUT 端子入力信号(EXT)です。 |
CG2 | CG2 信号です。 MBP-1244 の場合は、Brainstorm による内部生成CG2 です。 MBP-100CK では無効です。 |
STILL | 内部生成の静止画 CG 信号です。 MBP-100CK の場合のみ有効です。 |
V1 IN | ビデオ入力 1 信号です。 MBP-1244 の場合は V1 IN 端子(V)およびV2 IN 端子(K)入力信号です。 MBP-100CK では無効です。 |
V2 IN | ビデオ入力 2 信号です。 MBP-1244 の場合は AUX 2 端子(V)入力信号です。KEY 信号入力はありません。 MBP-100CK では無効です。 |
レイヤのソースアサイン構成は、プリセット設定の「VIRTUAL」「RCG」の 2 パターン、
およびフリーアサイン可能なユーザ設定 3 パターンの合計 5 パターンから選択します。各パターンのレイヤ構成は以下の通りです。
レイヤ | VIRTUAL | RCG | USER1 | USER2 | USER3 |
1(Top) | NO ASSIGN | CG | フリーアサイン (デフォルトは全てNO ASSIGN) | ||
2 | CG | CK | |||
3 | CK | CG | |||
4(Bottom) | CG | CAM |
3-3-3. MIXER 設定項目
MIXERには次の設定項目があります。下図はミキサ1 のレイヤソースアサインをVIRTUAL、ミキサ 2 をRCG に設定している場合です。
(1) LAYER SOURCE ASSIGN
(2) SOURCE ON/OFF
(3) MIX MODE
(4) KEY CLIP
(5) KEY GAIN
(1) LAYER SOURCE ASSIGN (MIXER1, MIXER2)
ミキサのレイヤソースアサインモードをMIXER1 (V1 OUT, V2 OUT)、MIXER2 (V3 OUT,
V4 OUT)それぞれ、VIRTUAL、RCG、USER1、USER2、USER3 から選択します。
(2) SOURCE ON/OFF
ミキサ毎に各レイヤ出力の ON/OFF を設定します。クリックする度にトグルで ON/OFFが切替わります。MU にMBP-12CK オプションが装着されていない場合、CK に対応するレイヤは強制的に OFF になります。また、MBP-100CK 以外では、STILL をアサインしたxxxは強制的にOFF になります。
(3) MIX MODE
ミキサ毎に、各レイヤ(ただし最下段のレイヤは除く)の Mix モードをNormal または
Add で設定します。
(4) KEY CLIP
キーのクリップレベルをスライダまたは数値入力で調整します。0%~100%の範囲で調整可能です。UNITY ボタンをクリックすると、0 に設定されます。
(5) KEY GAIN
キーのゲインをスライダまたは数値入力で調整します。0%~3199%の範囲で調整可能です。UNITY ボタンをクリックすると、100 に設定されます。
レイヤソースアサイン構成のユーザ設定は次のように行います。
(1) LAYER SOURCE ASSIGN で USER1、USER2、USER3 のいずれかを選択してください。
VIRTUAL および RCG は固定されており、アサインの変更はできません。
(2) アサインを変更したいレイヤの SOURCE ON/OFF ボタンの上でマウスの右ボタンをクリックすると信号を選択するポップアップメニューが表示されます。アサインしたい信号を選択して左ボタンをクリックするとその信号がアサインされます。
(3) ユーザ設定を保存するには「3-10. EVENT MEMORY」を使用してください。
注意 NO ASSIGN に設定したxxxの出力は、自動的にOFF になります。
出力選択ボタンのアサインは MU ではなく MBP-12GUI 側の設定のため、MU
注意 に接続していない状態や、「3-14. OPERATION LOCK」によるオンエアロックまたは排他的制御ロック中でもアサインを変更することができます。
出力選択ボタンの信号アサインの変更は次のように行います。
説明のために、各チャネル毎にある 9 個の出力選択ボタンを、左から順にボタン 1 からボタ
ン 9 と呼ぶこととします。
(1) アサインを変更したい出力選択ボタンの上でマウスの右ボタンをクリックすると、信号を選択するポップアップメニューが表示されます。現在アサインされている信号の左側にはチェックがついています。
(2) アサインしたい信号を選択してマウスの左ボタンをクリックすると、選択した信号が出 力選択ボタンにアサインされます。ただし、同じ信号を 2 つ以上のボタンにアサインするこ とはできません。もし他のボタンに既にアサインされていた信号を選択した場合は、先にア サインされていたボタンは自動的に NO ASSIGN(アサイン信号無し)に変更されます。xx イン状態は自動的に保存され、アプリケーションを終了させても次回起動時に反映されます。
「3-3-4. レイヤソースアサイン構成ユーザ設定」は MU に保存されますが、出
注意 力選択ボタンのアサイン状態は MBP-12GUI 側に保存されるため、「3-10. EVENT MEMORY」および「3-13. BACKUP(MU)」で保存することはできませ
ん。
この例では、V1 OUT のボタン 1 のアサインを CAM から MIX に変更すると、先に MIX がアサインされていたボタン 6 が自動的にNO ASSIGN に変更されています。
3-3-6. 出力選択ボタンアサイン:ユーザデフォルト設定
前項で変更したアサインと同じ設定を他のチャネルにも行いたい場合には、ユーザデフォルト設定機能を使います。
(1) ボタンの上にV1 OUT、V2 OUT、V3 OUT、V4 OUT と表示されている各チャネルのラベル上でマウスの右ボタンをクリックしてください。次のようなポップアップメニューが表示されますので、まず「Store Current Assignments as User Default」を選択して左ボタンをクリックしてください。この例では、V1 OUT のアサイン設定をユーザデフォルトとして保存します。
(2) 確認ダイアログが表示されます。OK をクリックすると現在のアサイン設定がユーザデフォルト設定として保存されます。また、ユーザデフォルト設定はアプリケーションを終了させても保持されます。
(3) 次に、保存した設定を反映させたいチャネルのラベル上で同様に右クリックして、ポップアップメニューから「Assign User Default」を選択してください。この例では、V2 OUTに設定します。
(4) 確認ダイアログが表示されます。アサインして良ければ OK をクリックしてください。
(5) ユーザデフォルトとして保存した設定が選択したチャネルにアサインされます。この例では V1 OUT をユーザデフォルトとして保存して、V2 OUT にアサインした結果、V1 OUT とV2 OUT のアサインが同一になっています。
出力選択ボタンのアサインを工場出荷時設定に戻したい場合、次のように行います。
(1) 各チャネルのラベル上でマウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューから「 Assign Factory Default」を選択して左ボタンをクリックしてください。
(2) 確認ダイアログが表示されますので、アサインを工場出荷時設定に戻してよければOK
をクリックしてください。
(3) 選択したチャネルのアサインが次のように初期化されます。この例では V1 OUT のアサインを工場出荷時設定に戻しています。
ボタン番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
信号名 | CAM | CK | CK KEY | CG | CG KEY | MIX | MIX KEY | STILL | STILL KEY |
出力選択ボタンを使用せず、キーボードからミキサ出力を切替えることもできます。 MBP-12GUI のウインドウ上の任意の場所にマウスカーソルを移動し、マウスの右ボタンと左ボタンを両方とも押したままの状態で出力選択ボタンに対応したキーを押すと、信号が切替わります。キーと出力選択ボタンの対応を下図に示します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||||
TAB | Q | W | E | R | T | Y | U | I | O | ||
CAPS | A | S | D | F | G | H | J | K | L | |||||
SHIFT | X | X | X | X | X | X | X | ' | ・ | |||||
V1 OUT 出力選択ボタン 1~9 V2 OUT 出力選択ボタン 1~9 V3 OUT 出力選択ボタン 1~9 V4 OUT 出力選択ボタン 1~9
キーボードの"1"の段がV1 OUT、"Q"の段が V2 OUT、"A"の段が V3 OUT、"Z"の段が V4 OUTの各チャネルに対応し、左から順に出力選択ボタン 1~9 に対応しています。例えば、工場出荷時設定のボタンアサインでは、"1"はV1 OUT の CAM、"W"は V2 OUT の CK に対応します。ただし、キーに対応する出力選択ボタンがNO ASSIGN やディセーブル状態のときは切替わりません。
この機能は 2 つの出力を交互に素早く切替えたい場合に便利です。
注意 本機能はQWERTY 配列のキーボードにのみ対応します。
クロマキー設定を行います。この項目は、MU に MBP-12CK オプションが装着されていない場合は無効になります。
MBP-1244 では、外部ルーティングスイッチャ経由でカメラを最大で 4 台接続する場合を想定してカメラ別クロマキー設定切替え機能を持ちます。カメラは 2-2.(4)に示した「CAM 選択ボタン」で切替えを行います。以下のクロマキー設定は全て「CAM 選択ボタン」で選択中のカメラに対してのみ適用されます。複数のカメラに同じパラメータ値を設定したい場合は、後述の「カメラ間設定コピー」機能を使用してください。
まず、操作画面左側で基本調整を行い、必要に応じて右側で微調整を行います。
基本調整
微調整
基本調整 4 項目、微調整 2 項目、および「3-5. CK OPTION」のオプションスイッチを設定します。
基本調整では下記の 4 項目を設定します。
項目名 | 説明 |
BG Condition | クロマキーバックの色と濃淡の状態に有効な設定モードを選択しま す。モードを選択することでより適切なMatte(KEY)および FG ビデオが生成されます。 |
Back Color | Matte(KEY)信号を生成する際に使用する基準色です。ブルーバックのスタジオでは青色、グリーンバックのスタジオでは緑色となります。通常、クロマキー機能のカーソルを使用して設定します。Hue, Saturation, Luminance の 3 つのパラメータで設定を行い、それぞれ個別に補正可能です。 |
Color Suppression | FG ビデオを生成する際に使用します。 カメラ入力映像からバックカラーを抑制することが可能です。値を+側に増加させると抑制が強くなり、-側に減少させると抑制が弱くなります。 |
Matte Density | Matte(KEY)を生成する際に使用します。 バックカラーの近似色に対し、Matte 信号の濃度を調整する事が可能です。値を+側に増加させると濃度が増し、-側に減少させると濃度が減ります。 |
(1) CURSOR CONTROL
(2) BG CONDITION
(3) BACK COLOR
(4) COLOR SUPPRESSION
(5) MATTE DENSITY
(1) CURSOR CONTROL
出力映像にカーソルを表示して、バックカラーに設定する色をカメラ入力映像から取得します。
カーソルオペレーションエリア カーソル表示 ON/OFF ボタン
カーソル座標
バックカラーセットボタン
1. カーソルオペレーションエリアでマウスの左ボタンを押して、そのまま離さないでください。カーソル表示が OFF だったときは自動的に ON になり MU からの出力映像にカーソルが表示されます。このとき、3-1. (3)CURSOR SHOW CH で ON に設定したチャネルにのみカーソルが表示されます。
2. マウスの左ボタンを押したままドラッグするとカーソルが連動して移動し、カーソルオペレーションエリアの色がカメラ入力映像のカーソル位置の色になります。ドラッグ中にマウスカーソルがカーソルオペレーションエリアから外れてもかまいません。
注意 カーソルオペレーションエリアの色はカーソル表示が ON の間、0.5 秒間隔で更新されます。
3. バックカラーに設定したい色の上でマウスの左ボタンを放します。ボタンを放すとそのカーソル位置の色がバックカラーに設定されます。xxxx表示は自動的に
OFF になります。マウスカーソル位置はドラッグを開始した位置に戻ります。また、左ボタンを押したまま右ボタンを押すと、バックカラーを設定せずにカーソル表示を OFF にします。
バックカラーに設定されるのは「ボタンを放した瞬間におけるカーソル位置のカメラ入力映像の色」です。カーソルオペレーションエリアの色は実
注意 際のカメラ入力映像より遅れて更新されるため、ボタンを放す直前のカー
ソルオペレーションエリアの色と、実際にバックカラーに設定される色が異なる場合があります。
4. マウスドラッグによる設定以外に、カーソル表示 ON ボタンをクリックしてカーソル表示を ON にした後、カーソル座標欄の X, Y 座標を入力、または▲▼ボタンで値を変更したあと SET ボタンをクリックすると、カーソル位置の色がバックカラーにセットされます。このとき、カーソル表示は ON のままで、自動的に OFF にはなりません。
(2) BG CONDITION
クロマキーバックの色と濃淡の状態に有効な設定モードを選択することで、より適切な
Matte(KEY)および FG ビデオの生成が可能です。
モード | 説明 | |
STANDARD | 標準設定 | |
BLUE BACK | UNIFORM | ブルーバックで濃淡が一様な場合 |
UNEVEN | ブルーバックで濃淡にむらがある場合 | |
GREEN BACK | UNIFORM | グリーンバックで濃淡が一様な場合 |
UNEVEN | グリーンバックで濃淡にむらがある場合 |
ただし、状態によっては必ずしも最適とはならない場合もありますので、実際の映像に応じて設定してください。
(3) BACK COLOR
(1)で設定したバックカラーの HUE, SATURATION, LUMINANCE 各パラメータを必要に応じて調整します。パラメータ欄に直接入力、または▲▼ボタンで値を変更します。右側のエリアには現在設定されているバックカラーの色が表示されます。また、各パラメータのUNITY ボタンをクリックすると、最後にマウスドラッグまたは SET ボタンでセットしたバックカラーの値に初期化されます。
各パラメータの設定範囲は以下のとおりです。
パラメータ | 設定範囲 |
HUE | 0 ~359.5 (度) |
SATURATION | 0~100 (%) |
LUMINANCE | 0~109 (%) |
(4) COLOR SUPPRESSION
COLOR SUPPRESSION 値を-100%~+100%の範囲で調整できます。パラメータ欄に直接入力、または▲▼ボタンで値を変更します。UNITY ボタンをクリックすると 0 に初期化されます。
(5) MATTE DENSITY
MATTE DENSITY 値を-100%~+100%の範囲で調整可能です。パラメータ欄に直接入力、または▲▼ボタンで値を変更します。UNITY ボタンをクリックすると 0 に初期化されます。
微調整では下記の 2 項目を設定します。
項目名 | 説明 | |
Color Suppression Fine Tuning | Color Suppression を微調整します。 | |
White | 白(明るい)成分のバックカラーを抑制します。 | |
Black | 黒(暗い)成分のバックカラーを抑制します。 | |
Red | 赤成分のバックカラーを抑制します。 | |
Green | 緑成分のバックカラーを抑制します。 | |
Blue | 青成分のバックカラーを抑制します。 | |
Solidness | Color Suppression 境界の遷移を調整します。 | |
Matte Density Fine Tuning | Matte Density を微調整します。 | |
White | 白(明るい)成分から生成した Matte の濃さを調整します。 | |
Black | 黒(暗い)成分から生成した Matte の濃さを調整します。 | |
Red | 赤成分から生成した Matte の濃さを調整します。 | |
Green | 緑成分から生成した Matte の濃さを調整します。 | |
Blue | 青成分から生成した Matte の濃さを調整します。 | |
Solidness | Matte 境界の遷移を調整します。 |
(1) COLOR SUPPRESSION FINE TUNING
各パラメータに直接入力、または▲▼ボタンで値を変更します。各パラメータのUNITY ボタンをクリックすると、 0 に初期化されます。UNITY ALL ボタンをクリックすると、6 パラメータ全て 0 に初期化されます。
(2) MATTE DENSITY FINE TUNING
各パラメータに直接入力、または▲▼ボタンで値を変更します。各パラメータのUNITY ボタンをクリックすると、 0 に初期化されます。UNITY ALL ボタンをクリックすると、6 パラメータ全て 0 に初期化されます。
(3) ALL PARAMETERS RESET
クロマキーの全パラメータ(次項のオプションスイッチを含む)を初期化します。クリックすると確認ダイアログが表示されるので、初期化を実行する場合は OK をクリックしてください。次の値に初期化されます。
パラメータ名 | 初期値 |
カーソル表示 | OFF |
カーソル位置 | 画面中央 |
BG CONDITION | STANDARD |
HUE | 0 |
SATURATION | 71.2 |
LUMINANCE | 8.5 |
COLOR SUPPRESSION | 0 |
MATTE DENSITY | 0 |
COLOR SUPPRESSION FINE TUNING | すべて 0 |
MATTE DENSITY FINE TUNING | すべて 0 |
3-5. CK OPTION(MBP-12GUILE を除く)
クロマキーのオプションスイッチ設定を行います。
映像に応じてオプションスイッチを適切に設定することで、より自然な合成を行うことができます。次の設定項目があります。各ボタンはトグルで ON/OFF が切替わります。
(1) FG 用オプション
(2) Matte 用オプション
(1) FG(前景映像)用オプション
オプション名 | 説明 | 初期値 |
Color Suppression | カラー抑制機能(バックカラーの除去)の ON/OFF 設定です。Off 設定にすると、TUNING および FINE TUNINGの Color Suppression の値がすべて無効になります。 | ON |
Light & Darkness Emphasis | 明暗の強調を行います。バックカラーの輝度を基準に、明るい(白い)部分をより明るく、暗い部分(黒い)部分をより暗くします。例えば、照明の影響で明るくなった黒髪をより黒く、バックカラーの反射で暗くなった白煙や透明なグラスをより明るくすることが可能です。 | OFF |
Recursive Filter | チラツキノイズに有効なノイズフィルタのON/OFF 設定が可能です。フレーム間で映像データを比較し、差分値の低いものをリカーシブフィルタに通すことで、チラツキノイズが低減されます。 | ON |
Edge Replace Left | 左側エッジの色を内側の色に置き換えます。例えば、照明の映り込みで明るく(白く)なった輪郭や、カメラのレンズ収差で黒くなった輪郭を内側の色に置き換える ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | ON |
Edge Replace Right | 右側エッジの色を内側の色に置き換えます。例えば、照明の映り込みで明るく(白く)なった輪郭や、カメラのレンズ収差で黒くなった輪郭を内側の色に置き換える ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | ON |
Edge Replace Top | 上側エッジの色を内側の色に置き換えます。例えば、照明の映り込みで明るく(白く)なった輪郭や、カメラのレンズ収差で黒くなった輪郭を内側の色に置き換える ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | ON |
Edge Replace Bottom | 下側エッジの色を内側の色に置き換えます。例えば、照明の映り込みで明るく(白く)なった輪郭や、カメラのレンズ収差で黒くなった輪郭を内側の色に置き換える ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | ON |
(2) Matte 用オプション
オプション名 | 説明 | 初期値 |
Post Filter V | Matte 生成回路の最終段に実装されている、垂直方向用ローパスフィルタのOn/Off 設定が可能です。ON に設定することで、Matte の垂直エッジを滑らかにします。また、ノイズ状のチラツキも抑制されます。エッジをシャープにしたい場合は、OFF に設定してください。 | ON |
Post Filter H | Matte 生成回路の最終段に実装されている、水平方向用ローパスフィルタのOn/Off 設定が可能です。ON に設定することで、Matte の垂直エッジを滑らかにします。また、ノイズ状のチラツキも抑制されます。エッジをシャープにしたい場合は、OFF に設定してください。 | ON |
Recursive Filter | チラツキノイズに有効なノイズフィルタのON/OFF 設定が可能です。フレーム間で映像データを比較し、差分値の低いものをリカーシブフィルタに通すことで、チラツキノイズが低減されます。 | ON |
Luminance Coring | 輝度成分のジラジラノイズに有効なノイズフィルタの ON/OFF 設定が可能です。輝度成分から生成したMatte信号の低いレベルを強制的に 0 にすることで、レベルが小さいジラジラノイズを低減します。 | OFF |
Red Coring | 赤成分のジラジラノイズに有効なノイズフィルタの ON/OFF 設定が可能です。赤成分から生成した Matte 信号の低いレベルを強制的に 0 にすることで、レベルが小さいジラジラノイズを低減します。 | OFF |
Blue Coring | 青成分のジラジラノイズに有効なノイズフィルタの ON/OFF 設定が可能です。青成分から生成した Matte 信号の低いレベルを強制的に 0 にすることで、レベルが小さいジラジラノイズを低減します。 | OFF |
Green Coring | 緑成分のジラジラノイズに有効なノイズフィルタの ON/OFF 設定が可能です。緑成分から生成した Matte 信号の低いレベルを強制的に 0 にすることで、レベルが小さいジラジラノイズを低減します。 | OFF |
Edge Shrink Left | Matte 信号の左側エッジに対し、シュリンクON/OFF 設定が可能です。Matte 信号を細くする(縮める)ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | OFF |
Edge Shrink Right | Matte 信号の右側エッジに対し、シュリンクON/OFF 設定が可能です。Matte 信号を細くする(縮める)ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | OFF |
Edge Shrink Top | Matte 信号の上側エッジに対し、シュリンクON/OFF 設定が可能です。Matte 信号を細くする(縮める)ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | OFF |
Edge Shrink Bottom | Matte 信号の下側エッジに対し、シュリンクON/OFF 設定が可能です。Matte 信号を細くする(縮める)ことで、合成時の不自然さを減らすことが可能です。 | OFF |
White Mode | バックカラーに白や黒を選択する場合には、ON に設定してください。 ON のときはColor Suppression Fine Tuning および Matte Density Fine Tuning のWhite, Black 設定と、CK Option の Luminance Coring 機能が無効になります。 | OFF |
3-6. WINDOW MASK(MBP-12GUILE を除く)
カメラ映像の不要部分を隠すために、MU 内部で Window Mask と呼ぶ四角形のマスクを生成することができます。カメラの動きに連動することはできませんが、外部からのマスク入力が不要なため、固定カメラでの使用時に便利な機能です。
注意 Window Mask はクロマキーのキー信号にのみ適用されます。
Window Mask 設定はカメラ毎に保存され、CAM を切替えるとWindow Mask 設定も連動して切替わります。
(1) MASK ON/OFF
(2) INVERT ON/OFF
(3) KEY GAIN
(4) EDGE SOFTNESS
(5) REGION
(1) MASK ON/OFF
Window Mask のマスク ON/OFF を設定します。OFF の場合は(2)以降の設定項目はディセーブルになります。
(2) INVERT ON/OFF
生成するキー信号の反転/非反転を設定します。
(3) KEY GAIN
マスクのゲインを 0~100%で設定します。UNITY ボタンをクリックすると初期値
(100%)が設定されます。
(4) EDGE SOFTNESS
マスクのエッジをぼかす設定です。設定したピクセル数だけぼかします。
(5) REGION
マスク範囲を設定します。TOP、BOTTOM は 1 ライン単位、LEFT, RIGHT はピクセル単位で、それぞれ画面端からの値を設定します。最大値はテレビジョン方式により異なります。
TOP
LEFT
RIGHT
BOTTOM
マスク部分
3-7. COLOR ADJUST(MBP-12GUILE を除く)
MBP-12CK オプションのCK 出力信号に対してレベル調整を行います。
クロマキー処理された FG の Y,Pb,Pr 信号に対して、それぞれ Offset と Gain を設定します。 Color Adjust 設定はカメラ毎に保存され、CAM を切替えると Color Adjust 設定も連動して切替わります。
(1) Y OFFSET
(2) Y GAIN
(3) Pb OFFSET
(4) Pb GAIN
(5) Pr OFFSET
(6) Pr GAIN
(1) Y OFFSET
クロマキー処理された FG の Y 信号に対して Offset を-50.0%~50.0%の範囲で設定します (0.1%単位)。UNITY ボタンをクリックすると初期値 (0%) に設定されます。
(2) Y GAIN
クロマキー処理された FG の Y 信号に対して Gain を 50.0%~150.0%の範囲で設定します (0.1%単位)。UNITY ボタンをクリックすると初期値 (100%) に設定されます。
(3) Pb OFFSET
クロマキー処理された FG の Pb 信号に対して Offset を設定します。設定範囲は(1) Y OFFSET と同様です。
(4) Pb GAIN
クロマキー処理された FG のPb 信号に対してGain を設定します。設定範囲は(2) Y GAIN
と同様です。
(5) Pr OFFSET
クロマキー処理された FG の Pr 信号に対して Offset を設定します。設定範囲は(1) Y OFFSET と同様です。
(6) Pr GAIN
クロマキー処理された FG のPr 信号に対してGain を設定します。設定範囲は(2) Y GAIN
と同様です。
3-8. CAPTURE(MBP-100CK のみ)
MBP-100CK は外部カメラ入力映像の静止画キャプチャ機能を持っており、キャプチャした画像をカメラ入力として使用できます。CAPTURE メニューでは、キャプチャ処理、キャプチャ画像ファイルのロード・コピー・削除などの処理を行います。
CAPTURE メニューを選択すると次のメニューが表示されます。
(2) CK SOURCE (1) PANE MODE
(1) PANE MODE
(3) ファイラペイン (4) キャプチャペイン
メニューのペインモードを切替えます。ここではCAPTURE を選択します。
CAPTURE | 外部カメラ入力映像キャプチャ操作を行うモードです |
FILER | ファイルをディレクトリ間でコピー・移動を行うモードです。 (3.8.8「ディレクトリ間ファイルコピー・移動」参照) |
(2) CK SOURCE
CK の入力ソースを切替えます。同時にミキサにアサインされている CAM 信号も切替わります。
EXTERNAL | 外部カメラ入力映像(CAMERA INPUT 端子への入力信号) |
INTERNAL | 内部生成静止画映像(キャプチャ画像) |
(3) ファイラペイン
キャプチャして保存されているファイル情報が表示されます。初期状態ではファイルが存在しないため空になっています。
(4) キャプチャペイン
キャプチャを実行するための操作パネルです。
1. まず(2)CK SOURCE で EXTERNAL に切替えてから、ミキサ出力で CAM を選択してキャプチャを行いたい外部カメラ映像が入力されていることを確認します。
2. 次に(4)キャプチャペインの(5)CAPTURE をクリックしてください。キャプチャに成功すると、キャプチャした映像の(6)サムネイルが表示され、(7)RESULT に "Capture success"と表示されます。この時点では、まだファイルとしては保存されていません。
(6) サムネイル
(5) CAPTURE
(8) ファイル名入力欄
(9) SAVE
(7) RESULT
3. もしキャプチャをやり直したい場合はそのまま再度(5)CAPTURE をクリックしてください。キャプチャした映像を保存して良ければ、(8)ファイル名入力欄にファイル名を入力してから(9)SAVE をクリックしてください。ファイル名に使用できる文字は半角英数字、スペース、ハイフン、アンダーバーのみです。その他の記号や全角文字は入力しないでください。
4. 保存に成功すると(7)RESULT に"Save success"と表示され、ファイラペインに(10)保存したファイルが追加されます。キャプチャしたファイルは 24bit TARGA ファイルとして保存され、拡張子は自動的に".tga"になります。この例ではファイル名に"Woman_0001”と入力しています。既に同名のファイルが存在していた場合は保存に失敗するためRESULT に"Save fail"と表示されます。
(10) 保存したファイル
ファイラペインに表示されているファイル情報は以下の通りです。
画像解像度(Width x Height)ファイル作成日付(年 / 月 / 日)ファイル作成時刻(時, 分, 秒)
ファイル名
3-8-2. 外部カメラ入力映像静止画キャプチャ方法(応用)
ファイル名入力欄に入力するファイル名を、基本ファイル名+付加情報によって自動的に生成することができます。CREATE FILENAME ボタンをクリックすると、以下の情報からファイル名を生成してファイルネーム入力欄にセットします。
注意 CREATE FILENAME ボタンをクリックしただけでは保存はされません。生成されたファイル名確認してから SAVE ボタンをクリックしてください。
DATE、TIME、COUNTER はそれぞれのボタンをクリックするとトグルでON/OFF が切替わり、付加するかしないかを選択することができます。
項目 | 内容 | 補足 |
BASE FILENAME | 基本ファイル名で、ファイル名の先頭に付加されます。未入力でも OKです。 | xxxxxは"Capture"です。 |
DATE (ON/OFF 可) | 現在日付です。年・月・日の並び順を次の 3 つから選択可能です。 YMD = 年・月・日( デフォルト) DMY = 日・月・年 MDY = 月・日・年 | 現在日付が 2009 年 4 月 29 日の場合 YMD: 20090429 DMY: 29042009 MDY: 04292009 という文字列が付加されます。 |
TIME (ON/OFF 可) | 現在時刻です。時・分・秒で 24 時間制固定です。 | 現在時刻が 16 時 8 分 20 秒のとき 160820 という文字列が付加されます。 |
COUNTER (ON/OFF 可) | 任意値の 10 進カウンタです。 ZERO PADDING DIGIT の設定でゼ ロパディングする桁数を設定可能です。 また、AUTO INCREMENT を ON に 設定すると、SAVE を実行する度に自動的にカウンタ値が 1 ずつ増加します。 | カウンタ値=12、 ZERO PADDING DIGIT=6 のとき 000012 という文字列が付加されます。 |
例: BASE FILENAME="Capture"、DATE=ON(YMD)、TIME=ON、 COUNTER=ON(ZERO PADDING DIGIT=4)、COUNTER 値=36
現在日付時刻=2009 年 4 月 29 日 16 時 8 分 20 秒の場合、
"Capture_20090429_160820_0036"
というファイル名が生成されます。
3-8-2-2. 静止画キャプチャ・ファイル名生成・保存連続実行
CAPTURE & SAVE ボタンをクリックすると、CAPTURE ボタン→CREATE FILENAME ボタン→SAVE ボタンと連続してクリックした場合と同じ動作になります。付加情報の TIME=ON にする、または COUNTER=ON かつ AUTO INCREMENT=ON に設定してお けば、ワンボタンで異なるファイル名で連続してキャプチャを実行できるため便利です。
MBP-100CK プリインストール版 MBP-12GUI から実行した場合でも、ファイル名に付加された時刻と、ファイル作成時刻の間に 1 秒程度の誤差が生じる場合があります。これはファイル名を生成後、ファイル保存を実行してから実際に保存が完了するまでにタイムラグが存在するためで、異常ではありません。
注意 また、ファイル名に付加する時刻は MBP-12GUI を実行している PC の時刻を元に生成しています。そのため、他の PC で実行している MBP-12GUI から MBP-100CK を制御する場合、PC とMBP-100CK の時刻のずれがそのままファイル名に付加される時刻と、ファイル作成時刻のずれになりますのでご注意ください。
静止画キャプチャして保存した画像ファイルをロードすることによって、内部生成カメラ映像として、外部カメラ入力映像の代わりに使用することができます。
注意 前節でキャプチャおよび保存を行いましたが、保存しただけでは内部生成カメラ映像としては出力されません。ロードする必要があります。
1. まず CK SOURCE を INTERNAL に切替えてください。ミキサ出力で CAM を選択して、外部カメラ映像ではなく内部生成カメラ映像(MBP-100CK 起動直後はブラック映像)が出力されていることを確認します。
CK SOURCE: INTERNAL
ダブルクリック
2. ファイラペインに表示されているロードしたいファイルアイテムをダブルクリックしてください。確認ダイアログが表示されますので、ロードしてよければ OK をクリックします。画像がロードされますので出力を確認してください。
3. もし、現在 MU に設定されているテレビジョン方式の解像度と異なる解像度のファイルアイテムをダブルクリックすると、確認ダイアログに警告が表示されます。
ロードしてよければ OK をクリックします。ロードする画像は次のように処理されます。
ロードするファイルが MU の解像度より小さい場合 | 画面中央にセンタリングしてロードします。画像の周囲は黒になります。 |
ロードするファイルが MU の解像度よ り大きい場合 | 画像の中心が画面中央になるようにク リップして表示します。 |
注意 いずれの場合もアスペクト比の補正は行いません。
静止画キャプチャした画像ファイルはMBP-100CK内のキャプチャ画像専用ディレクトリに保存されます。そのディレクトリにサブディレクトリを作成してファイルを分類・整理することができます。また、作成したサブディレクトリの中にさらにサブディレクトリを作成して多階層構造でより細かい分類も可能です。
起動直後はルートディレクトリが選択されています。
以下、サブディレクトリのことを単にディレクトリと呼ぶこととします。
1. ファイラペインにフォーカスを移動するために、ファイラペインをクリックしてください。フォーカスされているファイラペインは枠がグリーンに変わります。
MKDIR
フォーカスされているペイン
2. MKDIR (MaKe DIRectory)をクリックしてください。ディレクトリ名を入力するダイアログが表示されますので、作成したいディレクトリ名を入力して OK をクリックしてください。この例では"XxxxXxxx"と入力します。
ディレクトリ名入力
3. ディレクトリ作成に成功すると次のダイアログが表示されます。
4. もし既に存在するディレクトリ名を入力すると作成に失敗してエラーダイアログが表示されます。
5. 作成したディレクトリはファイラペインに次のアイコンで表示されます。
作成したディレクトリ
1. ファイラペインのディレクトリアイコンをダブルクリックしてください。そのサブディレクトリに移動します。現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)はファイラペインの最上部に表示されます。
カレントディレクトリ
親ディレクトリへの移動 ルートディレクトリへの移動
2. 親ディレクトリ(1つ上の階層)に移動するには PARENT をクリックしてください。ROOT をクリックするとルートディレクトリに移動します。
ファイラペインで任意のディレクトリに移動してから、キャプチャペインを操作してファイルを保存してください。ファイラペインのカレントディレクトリにファイルが保存されます。
1. ファイラペインでファイル名を変更したいファイルアイテムをクリックして選択状態にしてください。選択状態になるとファイルアイテムの枠がグリーンになります。クリックする度に選択状態がトグルで切替わります。
選択状態
2. メニュー右側の RENAME ボタンをクリックしてください。新しいファイル名を入力するダイアログが表示されます。はじめは元のファイル名がセットされていますので、新しいファイル名に修正してから OK をクリックしてください。この例では、 "Woman_0001.tga"を"Woman_BlueBack_0001.tga"に変更しています。
RENAME
3. ファイル名変更に成功すると次のダイアログが表示されますので OK をクリックしてください。
既に存在するファイル名を入力するなどファイル名変更に失敗した場合はエラーダイアログが表示されます。
4.ファイラペインの表示も更新されます。
変更後ファイル名
注意 ディレクトリ名の変更はできません。
1. ファイラペインで削除したいファイルアイテムをクリックして選択状態にしてください。また、複数のファイルを一度に削除することも可能です。MULTISEL (Multi Select)をクリックして ON にすると複数アイテム選択が可能になります。クリックする度に ON/OFF がトグルで切替わります。
DELETE
複数ファイル
アイテム選択状態
MULTISEL
2. DELETE ボタンをクリックしてください。削除するファイル名を確認するダイアログが表示されますので、削除してよければOK をクリックしてください。ファイルが削除されます。
3. 削除に成功すると右のダイアログが表示されますので
OK をクリックしてください。
1. ファイラペインで削除したいディレクトリアイテムをクリックして選択状態にしてください。また、ファイル削除と同様、複数のディレクトリを一度に削除することも可能です。
2. RMDIR (ReMove DIRectory)ボタンをクリックしてください。削除するディレクトリ名を確認するダイアログが表示されますので、削除してよければ OK をクリックしてください。ディレクトリが削除されます。削除に成功すると成功ダイアログが表示されますのでOK をクリックしてください。
指定したディレクトリより下の階層は、サブディレクトリも含めて再帰的に全
注意 てのファイルが削除されますので、ディレクトリ削除は十分に注意して実行してください。
ファイルをあるディレクトリから別のディレクトリにコピーまたは移動することができます。
1. ペインモードをファイラモードに切替えます。メニュー右上の PANE MODE で FILER
を選択してください。ペインが両方ともファイラペインになります。
2. 片方のペインはコピー元ディレクトリに、もう片方のペインはコピー先ディレクトリにカレントディレクトリを移動してください。カレントディレクトリの移動は「3-8-4-2. ディレクトリ階層移動」を参照してください。この例では、左ペインをコピー元としてルートディレクトリに、右ペインをコピー先として/XxxxXxxx ディレクトリに移動しています。左右のペインで異なるディレクトリが選択されている場合だけ、COPY/MOVEボタンが有効になります。同じディレクトリ内でコピー・移動はできません。
FILER MODE COPY / MOVE
3. コピー元ディレクトリでコピー・移動したいファイルを選択してください。MULTISELモードで複数のファイルを一度にコピー・移動することも可能です。コピー・移動元ファイルを選択すると、左右のペインの間にファイル移動方向のインジケータが表示され
ます。フォーカスされているペインがコピー・移動元、もう片方がコピー・移動先となります。
4. ファイルをコピーする場合は COPY を、移動する場合は MOVE をクリックしてください。コピー・移動するファイル名を確認するダイアログが表示されますので、よければ OK をクリックしてください。コピー・移動が実行されます。この例ではコピーを実行します。
5. コピー・移動進行状況を表示するダイアログが表示され、終了すると"Finished Copying"
と表示されますので OK をクリックしてください。
6. もしコピー先に既に同名のファイルが存在するときは上書き確認ダイアログが表示されますので、上書きしてよければ OK をクリックしてください。上書きせずにスキップするときは CANCEL をクリックしてください。
MBP-100CK 本体で静止画キャプチャした画像だけではなく、PC などで作成した静止画画像ファイルをMBP-100CKにインポートして内部生成カメラ映像として使用することができます。
各テレビジョン方式用の画像ファイル解像度は以下の通りです。
テレビジョン方式 | Width (pixel) | Height (pixel) |
525/60 | 720 | 486 |
625/50 | 720 | 576 |
1080i, 1080p, 1080PsF | 1920 | 1080 |
720p | 1280 | 720 |
1. ファイラペインでインポート先ディレクトリを選択して、そのファイラペインをクリックしてフォーカスしてください。この例では左ペインで /ImportFiles を選択しています。
2. IMPORT をクリックしてください。ファイル選択ダイアログが表示されますので、インポートする画像ファイルを選択してください。インポート可能な画像ファイル形式は、 BMP、TGA、JPG です。この例ではWoman_0001.tga, Woman_0002.tga, Woman_0003.tgaの 3 ファイルを選択しています。
3. ファイルを選択してから「開く」をクリックするとインポートするファイルの確認ダイアログが表示されます。よろしければOK をクリックしてください。
4. ファイルのインポートが開始されます。インポート進行状況を表示するダイアログが表示され、終了すると"Finished importing"と表示されますので OK をクリックしてください。
5. もしインポート先に既に同名のファイルが存在するときは上書き確認ダイアログが表示されますので、上書きしてよければ OK をクリックしてください。上書きせずにスキップするときは CANCEL をクリックしてください。
注意 インポートしたファイルの作成日時は、元ファイルの作成日時ではなくインポートを行った日時になります。
MBP-100CK 本体で静止画キャプチャした画像ファイルを、MBP-100CK からダウンロードしてPC 上にエクスポートすることができます。
1. ファイラペインでエクスポートしたいファイルを選択して、そのファイラペインをクリックしてフォーカスしてください。MULTISEL モードで複数ファイルを選択して一度にエクスポートすることも可能です。この例では左ペインで Woman_BlueBack_0001.tga, Woman_BlueBack_0002.tga, Woman_BlueBack_0003.tga の 3 つのファイルを選択しています。
2. ファイルを選択してから EXPORT をクリックするとエクスポート先フォルダ選択ダイアログが表示されます。ファイルを保存するフォルダを選択して OK をクリックしてください。この例では D:¥Image¥Export を選択しています。
3. エクスポート先フォルダ名およびエクスポートするファイルの確認ダイアログが表示されます。よろしければOK をクリックしてください。
4. ファイルのエクスポートが開始されます。エクスポート進行状況を表示するダイアログが表示され、終了すると"Finished exporting"と表示されますので OK をクリックしてください。
5. もしエクスポート先に既に同名のファイルが存在するときは上書き確認ダイアログが表示されますので、上書きしてよければ OK をクリックしてください。上書きせずにスキップするときはCANCEL をクリックしてください。
注意 エクスポートしたファイルの作成日時は、元ファイルの作成日時ではなくエクスポートを行った日時になります。
ファイラペインでは 1 ページ当たり 4 アイテム表示可能です。それ以上のサブディレクトリまたはファイルが存在する場合はページを切替えて表示します。また、各ディレクトリとファイルは常にソートされて表示されます。
(4) SORT MODE
(5) SORT ORDER
(3) ページ切替えボタン (2) ページ番号 (1)総ページ数
(1) 総ページ数
例えばサブディレクトリが 2 個、ファイルが 15 個ある場合、合計 17 アイテムのため、
総ページ数は 5 ページとなります。
(2) ページ番号
表示するページ番号を設定・表示します。直接入力、またはアップダウンボタンで設定します。また、(3)ページ切替えボタンでページを切替えたときに表示が更新されます。最小値は 1、最大値は(1)の総ページ数です。
(3) ページ切替えボタン(PREV / NEXT)
PREV をクリックすると前のページを、NEXT をクリックすると次のページを表示します。ページ番号の最小値、最大値を越える場合はループします。例えばページ番号が 1のときにPREV をクリックすると、ページ番号は総ページ数になります。
逆にページ番号が総ページ数のときに NEXT をクリックすると、ページ番号は最小値の 1 になります。
(4) SORT MODE
ファイルの表示順をソートするキーを設定します。
NAME | ファイル名でソートします。 |
DATE | ファイルの作成日付時刻でソートします。 |
ディレクトリは SORT MODE 設定に関係なく、常に NAME(ディレクトリ名)
でソートされます。
注意 また、ディレクトリとファイルは別々にソートされ、常にディレクトリが先頭ページから配置されます。全てのディレクトリが配置された後にファイルが配置されます。
(5) SORT ORDER
ディレクトリ・ファイル表示順ソートの昇順・降順を指定します。
ASCEND | (4) SORT MODE で指定したキーで、昇順でソートします。 |
DESCEND | (4) SORT MODE で指定したキーで、降順でソートします。 |
3-9. STILL(MBP-100CK のみ)
MBP-100CK はスチル(静止画)画像をミキサへの入力信号としてアサインできます。STILLメニューでは、スチル画像ファイルのロード・コピー・削除などの処理を行います。
MBP-100CKはCG (V/K) INPUT 端子に入力されたCG 信号をキャプチャするこ
注意 とはできません。スチル画像ファイルはインポート機能を使用して
MBP-100CK に保存してください。
STILL メニューを選択すると次のメニューが表示されます。
基本的にはCAPTURE メニューのPANE MODE でFILER を選択したときと同一です。ただし、PANE MODE はFILER 固定になります。
スチル画像の保存先はキャプチャ画像の保存先とは別のスチル画像専用ディレクトリです。STILL メニューからキャプチャ画像保存先のファイルを参照することはできません。逆に CAPTURE メニューからスチル画像保存先のファイ
注意 ルを参照することもできません。
もしお互いのファイルを利用したい場合は、ファイルを一度エクスポートしてから、もう一方にインポートする必要があります。
この例では既に 2 つのスチル画像ファイルをインポートしてあります。
スチル画像ロードは「3-8-3. 静止画キャプチャ画像ファイルロード」と同様の操作で行います。
1. まずミキサ出力で STILL を選択して、スチル映像(MBP-100CK 起動直後はブラック映像)が出力されていることを確認します。
ダブルクリック
2. ファイラペインに表示されているロードしたいファイルアイテムをダブルクリックしてください。確認ダイアログが表示されますので、ロードしてよければ OK をクリックします。画像がロードされますので出力を確認してください。
3. もし、現在 MU に設定されているテレビジョン方式の解像度と異なる解像度のファイルをロードした場合、3-8-3.3.と同様に処理されます。
その他、以下のファイル操作は CAPTURE メニューと同様の操作で行います。
イベントメモリ設定を行います。
イベントメモリでは、以下の設定を一括で保存・呼び出し・削除が可能です。
⚫ テレビジョン方式
⚫ ゲンロック設定(フォーマット、位相)
⚫ カメラディレイ設定
⚫ ミキサ設定
⚫ クロマキー設定(MBP-12CK オプションが装着時、および MBP-100CK のみ)
・ イベントメモリのデータはMBP-12Serverが保持し、最大で100 イベント保存可能です。
・ 各イベントにはイベント名が付加されており、保存されていないイベントでもイベント名は変更可能です。
・ デフォルトのイベント名は「MBP EVENT MEMORY ####」です。####はイベントメモリ番号で例えば 10 のときは「MBP EVENT MEMORY 0010」となります。
(2) LOAD
(1) PAGE PREV/NEXT
(4) DELETE
(3) SAVE
(6) EXPORT
(5) IMPORT
(7) EVENT No. (8) EVENT NAME (9) TV STANDARD
(1) PAGE PREV/NEXT
ページ切替えボタンです。イベントは 1 ページあたり 10 イベント表示され、PREV、
NEXT ボタンで表示ページを切替えます。
(2) LOAD
保存されているイベントの読み出しを行います。
(3) SAVE
イベントメモリに現在の設定値の保存を行います。
(4) DELETE
保存されているイベントメモリの削除を行います。
(5) IMPORT
EXPORT でファイルに保存したイベントメモリデータを MBP-12Server に送信して登録します。
(6) EXPORT
イベントメモリデータを MBP-12GUI が動作している PC 上のファイルとして保存します。
(7) Event No.
操作するイベント番号を選択します。
(8) EVENT NAME
イベント名です。半角英数字、最大 40 文字。全角文字は使用できません。
(9) TV STANDARD
イベントに保存されているテレビジョン方式が表示されます。保存されていないイベントの場合は"-" (ハイフン)が表示されます。
イベントメモリに現在の設定値の保存を行う方法は次の通りです。
(1) 保存するイベント番号を選択します。No.1~100 の合計 100 イベント保存できます。
(2) SAVE ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されます。
(3) イベントの保存を実行する場合はOK ボタンをクリックしてください。選択したイベント番号のイベントに現在の設定を保存します。
(4) イベントの保存を中止する場合はCancel ボタンをクリックしてください。
保存されているイベントメモリの読み出しを行う方法は次の通りです。
(1) 読み出しを行うイベント番号を選択します。
(2) LOAD ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されます。
(3) イベントの読み出しを実行する場合はOK ボタンをクリックしてください。MU に選択した番号のイベント設定がロードされます。
(4) イベントの読み出しを中止する場合はCancel ボタンをクリックしてください。
保存されているイベントメモリの削除を行う方法は次の通りです。
(1) 削除を行うイベント番号を選択します。
(2) DELETE ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されます。
(3) イベントの削除を実行する場合はOK ボタンをクリックしてください。保存されている設定値を削除して、イベント名をデフォルト名 (MBP EVENT MEMORY _xxxx) にリセットします。(xxxx はイベント番号)
(4) イベントの削除を中止する場合はCancel ボタンをクリックしてください。
イベントメモリデータをファイルに保存するエクスポート機能と、次項のインポート機能を使用して、イベントメモリデータを個別に他の MU にコピーすることができます。
(1) エクスポートしたいイベント番号を選択します。
(2) EXPORT ボタンをクリックします。ファイルの保存先を指定するダイアログが表示されます。
(3) デフォルトのファイル名は MbpEvemtMem_xxxx.xml(xxxx はイベント番号)となっていますが、任意のファイル名に変更しても構いません。保存するフォルダとファイル名を指定してから保存ボタンをクリックしてください。もし既に存在するファイルを指定した場合は確認ダイアログが表示されますので、上書きして良ければ [はい]をクリックしてください。
(4) エクスポートに成功すると次のダイアログが表示されます。
MBP-100CK のC ドライブはライトプロテクトされているため、ファイルの保
注意 存は成功しますが、本体を再起動すると消去されてしまいます。D ドライブや
USB メモリなど他のドライブに保存してください。
エクスポートしたイベントメモリデータを MU に登録します。
(1) インポート先のイベント番号を選択します。
注意 エクスポートしたイベント番号とは関係なく、任意の番号にインポートすることができます。
(2) IMPORT ボタンをクリックします。ファイル選択ダイアログが表示されます。
(3) インポートするイベントメモリデータのファイルを選択してから開くボタンをクリックしてください。ファイル名とイベント番号を確認するダイアログが表示されますので、インポートを実行してよければOK ボタンをクリックしてください。
(4) もしすでにイベントメモリが保存されているイベント番号にインポートしようとした場合は、上書き確認ダイアログが表示されます。上書きして良ければ OK ボタンをクリックしてください。
(5) 完了すると成功ダイアログが表示されます。
もしイベントメモリデータではないファイルを選択したり、ファイルが破損していた場合はエラーダイアログが表示されますので、ファイルが正常かどうか確認してください。
イベント名の変更を行う方法は次の通りです。
注意 イベントが保存されていない番号でもイベント名は変更可能です。
(1) 変更したいイベント名の欄をダブルクリックするか、または、変更したいイベント名の欄にフォーカスがある状態で ENTER キーを押します。このとき、イベント No.選択ボタンでイベントを選択する必要はありません。
(2) 文字の背景が白から薄い青色に変わり、編集モードになります。イベント名を編集してください。
イベント名は最大 40 文字です。使用可能な文字は以下に示すアルファベット、数字、空白、ハイフン、アンダーバーです。全角文字は使用できません。
注意 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 -_
(3) 編集後、確定するには ENTER キーを押してください。確認ダイアログが表示されます。もし入力を破棄して変更を中止したい場合は ESC キーを押すと変更せずに編集モードを終了します。
(4) イベント名の変更を実行する場合は OK ボタンをクリックしてください。変更完了後、編集モードを終了します。
(5) イベント名の変更を行わない場合は Cancel ボタンをクリックしてください。イベント名を元に戻して編集モードを終了します。
MU 間で設定コピーを行います。コピー可能な項目は以下の通りで、選択可能です。
⚫ テレビジョン方式
⚫ ゲンロック設定(フォーマット、位相)
⚫ カメラディレイ設定
⚫ ミキサ設定
⚫ クロマキー設定
(1) SRC (2) DEST (3) COPY ITEMS SELECT
(1) SRC
(4) COPY START (5) RESULT
コピー元の MU を表します。MU 選択ボタンで選択されている MU が自動的に選択状態になります。
(2) DEST
コピー先の MU を選択します。現在接続中の MU のみが選択可能状態になります。
(3) COPY ITEMS SELECT
セクション | 項目 | 内容 |
VIDEO | TV STANDARD | テレビジョン方式 |
GENLOCK FORMAT/PHASE | ゲンロックフォーマット、ゲンロック位相 | |
CAMERA DELAY | カメラディレイ(ON/OFF, Frame, V, H) | |
MIXER | LAYER SOURCE ASSIGN | USER1, USER2, USER3 |
MIXER 1, MIXER 2 | ミキサ 1、ミキサ 2 設定(PRESET MODE, SRC ON/OFF, MIX MODE) | |
OUTPUT (V1~V4) | 出力チャネル設定 | |
CK | CAM 1, CAM 2, CAM 3, CAM 4 | 各カメラパラメータ設定 |
CURSOR SHOW CH | 出力チャネル毎クロマキーカーソル表示設定 |
コピーする項目を選択します。コピーしたい項目のみ ON にします。各セクションボタン(VIDEO, MIXER, CK)をクリックすると、そのセクションの選択状態が反転します。ただし、MU に MBP-12CK オプションが装着されていない場合、CK セクションは選択できません。
(4) COPY START
DEST でコピー先を選択してからクリックするとコピーを実行します。
(5) RESULT
コピーの実行結果が表示されます。成功すると「COPY SUCCESS」、失敗すると「COPY ERROR」と表示されます。
カメラ別クロマキー設定、Window Mask 設定、Color Adjust 設定を同一 MU 内のカメラ間でコピーします。
(1) SRC (2) DEST
(1) SRC
(3) COPY START (4) RESULT
コピー元のカメラを選択します。
(2) DEST
コピー先のカメラを選択します。
(3) COPY START
SRC, DEST 両方を選択してからクリックするとコピーを実行します。
(4) RESULT
コピーの実行結果が表示されます。成功すると「COPY SUCCESS」、失敗すると「COPY ERROR」と表示されます。
イベントメモリを含めた MU の全設定に関して次のバックアップ操作を行います。
ただし、システムログ保存フォルダおよびイベントメモリ保存フォルダ設定は対象外です。
⚫ MBP-12GUI を実行しているPC 上にバックアップを行う。
⚫ PC にバックアップした設定を MU にリストアする。
⚫ MU から他の MU にコピーする。「COPY (MU)」とは異なり、イベントメモリもコピーされます。
(1) SRC (2) DEST
(3) BACKUP START 4) RESULT
(1) SRC
バックアップ元の MU を選択します。MU 選択ボタンで選択されている MU と GUI だけが選択可能になっています。PC 上にバックアップしたデータを MU にリストアする場合は「GUI」を選択します。
(2) DEST
バックアップ先の MU を選択します。PC 上にバックアップを行う場合は「GUI」を選択します。
(3) BACKUP START
SRC, DEST 両方を選択してからクリックするとバックアップを実行します。
(4) RESULT
コピーの実行結果が表示されます。成功すると「COPY SUCCESS」、失敗すると「COPY ERROR」と表示されます。
3-13-1. PC 上へのバックアップ
DEST に「GUI」を選択して BACKUP START をクリックすると、バックアップデータの保存先フォルダを選択するダイアログが開きますので、保存先フォルダを選択して OK をクリックしてください。
バックアップファイルは 1MU あたり、イベントメモリ以外の設定を保存したファイル
(MBP12ServerIni.xml)、および、イベントメモリを保存したファイルが 1 イベント当たり
1 ファイル(MBP12EventMem_0001.xml ~ MBP12EventMem_0100.xml)の合計 101 ファイル作成されます。保存していないイベントに関しても、イベント名を保存するためにファイルが作成されます。
3-13-2. MU へのリストア
SRC に「GUI」を選択して BACKUP START をクリックすると、バックアップデータが格納されているフォルダを選択するダイアログが開きますので、フォルダを選択して OK をクリックしてください。選択したフォルダに「PC 上へのバックアップ」で作成されたファイル
(全 101 ファイル)が存在しない場合はエラーになります。
注意 リストア完了後にデータを適用するため、必ず MBP-12Server を再起動してください。
誤操作を防ぐため、他のクライアント(MBP-12GUI や MBP-12RU)による操作を制限する操作ロック機能です。オンエアロックおよび排他制御ロックの 2 種類の操作ロック機能があります。
(1) LOCK STATUS
(2) ONAIR LOCK
(3) EXCLUSIVE LOCK
(1) LOCK STATUS
(4) PASSWORD (5) RESULT
現在の操作ロックステータスを表示します。ステータスには 4 パターンあります。
(a) 自クライアントによるオンエアロック (ONAIR LOCK by MYSELF)
(b) 他クライアントによるオンエアロック (ONAIR LOCK by ANOTHER)
(c) 自クライアントによる排他制御ロック (EXCLUSIVE LOCK by MYSELF)
(d) 他クライアントによる排他制御ロック (EXCLUSIVE LOCK by ANOTHER)
(2) ONAIR LOCK
オンエアロック制御を行います。
LOCK をクリックするとオンエアロックを実行します。
RELEASE をクリックするとオンエアロックを解除します。ただし、他クライアントによるオンエアロックを解除するには PASSWORD 欄に適切なパスワードを入力してから RELEASE をクリックしてください。
(3) EXCLULSIVE LOCK
オンエアロック制御を行います。
LOCK をクリックすると排他制御ロックを実行します。
RELEASE をクリックすると排他制御ロックを解除します。ただし、他クライアントによる排他制御ロックを解除するには PASSWORD 欄に適切なパスワードを入力してから RELEASE をクリックしてください。
(4) PASSWORD
他クライアントによるオンエアロックまたは排他制御ロックを解除するときのパスワードを入力する欄です。使用できるのは 0~8 文字の半角英数字のみです。入力したパスワードはアプリケーション終了時に保存されません。
(5) RESULT
操作ロックを実行/解除したときの実行結果が表示されます。ロックに成功すると「LOCK SUCCESS」、
解除に成功すると「LOCK RELEASED」、
解除パスワードが一致しなかった場合「PASSWORD INVALID」と表示されます。
オンエア中の操作を禁止するための機能です。
次の 4 つの操作を除き、全クライアントからの全操作を禁止します。
(1) オンエアロックを実行したクライアント(MBP-12GUI または MBP-12RU)からのオンエアロック解除操作。クライアントの判別方法は TCP セッションで行うため、同じ MBP-12GUI でも一度接続を切断して再接続すると別クライアントとして認識します。
(2) 他クライアントからのステータス取得操作。
(3) MBP-12Server が実行されているワークステーション上で実行されているクライアントからのオンエアロック解除操作。
(4) パスワード認証されたオンエアロック解除操作。
パスワードは半角英数字 0 文字以上 8 文字以下とし、MBP-12Server の操作画面上から設定します。排他制御ロック解除用パスワードとは別に設定します。
1 つのクライアントが他のクライアントからの操作を禁止する機能です。
次の 4 つの操作を除き、排他制御ロックを実行したクライアント以外のクライアントからの全操作を禁止します。
(1) 排他制御ロックを実行したクライアントからの全操作。
クライアントの判別方法は TCP セッションで行うため、同じクライアントでも一度接続を切断して再接続すると別クライアントとして認識します。
(2) 他クライアントからのステータス取得操作。
(3) MBP-12Server が実行されているワークステーション上で実行されているクライアントからのオンエアロック解除操作。
(4) パスワード認証された排他制御ロック解除操作。
パスワードは半角英数字 0 文字以上 8 文字以下とし、MBP-12Server の操作画面上から設定します。オンエアロック解除用パスワードとは別に設定します。
2017/03/16 Printed in Japan
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