IBM Cloud Video
サービス記述書
IBM Cloud Video
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
1.1 IBM Cloud Video Logistics Manager
IBM Cloud Video Logistics Manager は以下をお客様に提供する中核機能です。Web ベース・ダッシュボードおよびアプリケーション・プログラミング・インターフェース (以下「API」といいます。) を経由した高度な可視化と追跡により、お客様が、ビデオ「資産」(プレミアム TV およびプレミアム・ムービーを含みます。)、「資産」メタデータ、関連イメージ資産を取り込んで管理する、こうした資産やメタデータを複数のプラットフォームに対してインテリジェントに処理する、さらに、これはオプションになりますが、それらを複数の転送先に転送するといったことができる場所となる、クラウド・ベースのビデオ・プラットフォーム。最終転送先にはビデオ集約機能 (オンラインと従来の PayTV の両方) が含まれます。本「クラウド・サービス」の各「インスタンス」には、初期割り当てである 1000 件の「資産」が含まれます。
中核のVideo Logistics Manager を用いて、お客様はコンテンツをお客様が所有/運用するサービス(例: お客様自身の OTT サービスやデータセンター) に配布できます。追加の配布サービスは別途購入することができます。
1.1.1 IBM Cloud Video Logistic Manager のオプション・フィーチャー
a. IBM Cloud Video Logistics Manager Additional Asset
お客様が中核機能に含まれるもの以上の「資産」を必要とする場合、追加の「資産」を 100 件単位で購入できます。
b. IBM Cloud Video Logistics Manager Premium Workflow
専用の取り込みサーバー、ビデオ・オンデマンド(VOD) の「資産」をインポートする/取り込む機能、拡張メタデータ管理、複数の転送先への配布とツール・セット、コンテンツ測定のための追加の処理サービス (「資産」当たりの増分価格が適用されます。)、ID3 サポート、モバイル測定のためのウォーターマークとフォレンジック・ウォーターマーク、およびオプションのプレミアム自動化 QC (「資産」当たりの増分価格が適用されます。) が含まれます。
c. IBM Cloud Video Logistics Manager Premium for Hybrid Workflow
取り込み、管理および配布のためのワークフローAPI アクセスを備えた、IBM Cloud Video Logistics Manager Premium Workflow 機能が含まれます。また、テストを目的としたステージング環境へのアクセスが付与されます。
d. IBM Cloud Video Logistics Manager Premium Transcoding
IBM は、選択された各プラットフォームに対して事前設定されたIBM Cloud Video のプロファイルと、ABS (Adaptive Bitrate Streaming) に対して事前設定されたビットレートに合わせて構成されたエンコーダーを用いて、IBM Data Center でホストされるエンコード/トランスコーディング/暗号化を提供します。本「クラウド・サービス」によって、取り込まれたビデオ・ファイルのあらゆる二次的著作物へのトランスコーディング、サポート対象プラットフォーム用のクローズド・キャプション・ファイルの処理、サポート対象プラットフォーム用の字幕ファイルの処理、ならびにサポート対象プラットフォームのビデオ・プレイヤー内でトリックモードおよびキーフレームのプレビュー修正をサポートすることを目的としたコンテンツ処理中のキーフレーム・ファイルの抽出が可能になります。ファイルと、SD 形式およびHD 形式向けIBM 定義プロファイル間の標準トランスコーディングが含まれます。プレミアム・トランスコーディング(4K/8K/360 度ビデオを含みますが、これに限定されません。) を追加料金で利用することができます。
e. IBM Cloud Video Logistics Manager VOD Transcoding Automated QC Baton
IBM は、「資産」に関する自動化された品質制御分析を提供して、各「資産」の音声、ビデオ、およびメタデータを検証します。これには、プロファイル検証やクローズド・キャプションの検証が含まれます。IBM は、お客様の「資産」について所定の割合(通常は 15%) で自動化されたサービスを提供します。
f. IBM Cloud Video Logistics Manager Digital Distribution
IBM は、所定の第三者コンテンツの配布先への、所定の転送方法による直接配布をお客様に提供します。デジタル集約/小売サービスなのか、Multichannel Video Programming Distributor (MVPD)/Multiple System Operator (MSO) サービスなのかどうかは問いません。本「クラウド・サービス」により、各配布先を対象とした配布ルールの構成が可能になります(ライセンス交付期間など)。
g. IBM Cloud Video Logistics Manager Comcast Unified Workflow Distribution
お客様にデジタル/MVPD の第三者サービスへの配布を提供することに加えて、本「クラウド・ サービス」により、Comcast Unified Workflow のプロファイルおよびメタデータの認定された仕様を遵守した Comcast サービスへのデリバリーが可能になります。
1.2 IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager
IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager をプロビジョンするためには、お客様は、IBM Cloud Video Logistics Manager に対する使用許諾を取得しなければなりません。このフィーチャーは、IBM Cloud Video Logistics Manager に接続して、ビデオ・ストリーミング・サービスのキー・コンポーネント (例えば OTT (Over The Top) または TV Everywhere) を複数のデバイス上で消費者に直接提供します。具体的に言うと、Web、iOS、Android、TV 接続ストリーミング・プレイヤー、ゲーム・コンソールおよび セットトップ・ボックスといった、IBM Cloud Video Media サポート対象のプラットフォームおよびデバイスについては、以下が含まれます。
● アダプティブ・ビット・レート(ABR) ストリーミングを有効にするためのビデオ・コンテンツのパブリッシング。これには、マルチ・ビット・レート・ビデオ・ファイル、クローズド・キャプション、多言語サブタイトル、複数音声トラック、および検索と同時にプレビューを行えるサムネールのパブリッシングが含まれます。
● 有効なライセンス期間内でビデオ・オンデマンド・カタログの消費者ディスカバリーを可能にする、アプリ開発者向けのマルチスクリーン・プレゼンテーションAPI。このAPI は、多くのユーザー・ エクスペリエンス(UX) フィーチャー(何話もまとめて視聴するビンジ・ビューイングなど) もサ
ポートしています。
1.2.1 IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager のオプション・フィーチャー
a. IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager User Access and Management
このフィーチャーは、消費者向けのビデオ・サービスへのユーザー・アクセスを制御するためのテクノロジーやツール(お客様の顧客サポート・スタッフに対するカスタマー・ケア・ツールを含みます。) をお客様に提供します。さらに、パーソナライズされた、デバイスの枠を越えた各エン
ド・ユーザーの体験の継続性も実現します。
本「クラウド・サービス」の各「インスタンス」には、初期割り当てである 10,000 人の「許可ユーザー」が含まれます。また、以下も含まれます。
(1) ID 管理やユーザー認証などの「ユーザー・アクセス」フィーチャー (構成可能なパスワード制御を含む)。同時ストリームおよびデバイス制限(セットアップ期間中にIBM サービス・チームが構成可能なもの) の適用が含まれます。
(2) サブスクライバー・ストリーミング活動の検索を可能にするサブスクライバー・ダッシュ ボードなどのユーザー管理フィーチャー、およびビューイング・セッションの終了やアカウントのロック解除などのユーザー・サポート・ツール。
(3) デバイスの枠を越えた一時停止や再開に関する、最近視聴したコンテンツやビデオのブックマークなど、プレゼンテーションAPI 経由のその他のパーソナライゼーション・フィー
チャー。
(4) アプリ内購入(IAP) ベンダーや、その他のサービス・プロバイダー/ PayTV プロバイダーからのアカウント資格情報を使用して、サービスにサインインしたり、サービスについて請求を受けたりする消費者向けのサポート。これは、アプリ開発者がアプリ・ストアやサービス・プロバイダーの請求システムに統合できる API 経由で実行されます。
b. IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager User Access and Management の 1 回限りのセットアップ
このサービスは、1 回限りの構成としてお客様に提供されるもので、以下を含みます。
(1) ルールに従ったアカウントの作成および構成、ならびに ID 管理やユーザー・アクセスのための必要に応じたルール設定。
(2) ID 管理およびユーザー・アクセスならびにお客様サービス担当員(CSR) シナリオのテストと検証。
(3) ユーザー・アクセス・フィーチャーを有効化するためのプレゼンテーションAPI の構成。第三者アプリケーション開発者によるテストのための実稼働環境。
(4) お客様の管理者ユーザーがサブスクライバー・ダッシュボードにアクセスするための「サブスクライバー管理者」用ログイン。
(5) サブスクライバー・ダッシュボード・ツールに関する 1 回のリモート研修セッション(最大 1
時間)。
c. IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager User Access and Management Premium Billing Adapter
IBM は、以下を含むIBM Cloud Video の構成および Zuora またはVindicia への接続を提供します。
(1) ユーザー・アクセスとコンテンツ再生をアカウント・ステータスに基づいて実行できるようにすることを目的とした、ユーザー権限および使用許諾の確認。
(2) 追加のサブスクライバー・ダッシュボード・ビュー(ユーザー請求履歴を含む)。
1.2.2 IBM Cloud Video Catalog and Subscriber Manager のセットアップ・サービス
このサービスは、1 回限りの構成としてお客様に提供されるもので、以下を含みます。
a. アカウント・アクティベーション
以下を構成することを目的とした「資産」パブリッシングのためのアカウント作成およびIBM Cloud Video Logistics Manager への接続。
(1) カタログおよびプレゼンテーションAPI に対するメタデータ・パブリッシング。
(2) Akamai NetStorage に対するビデオ・ファイルのパブリッシング(Akamai 起点でコンテンツ配信ネットワーク (CDN) の料金が適用されます)。
b. カタログ・セットアップ
初期のお客様カタログ・メニューおよびプレゼンテーションAPI のアダプター(Web、iOS および
Android) ならびに実稼働テスト環境のセットアップ。
c. 以下に対応した「ビデオ・セットアップ」。
(1) iOS、Web およびAndroid に対応する標準の事前設定された取り込み仕様および事前設定された ABR の派生方式への、(IBM Cloud Video Logistics Manager 経由の)テスト「資産」の取り込みとトランスコード。
(2) プレイヤーAPI の標準サポート対象Web プレイヤーとの接続ならびに第三者のiOS アプリケーションおよびAndroid アプリケーション内のネイティブ・プレイヤーへの接続。
d. 以下に対応した「エンドツーエンド検証」。
(1) テスト「資産」のIBM Cloud Video Logistics Manager への取り込み、およびカタログへの自動公開。
(2) API 内のメタデータの可用性についての検証。
(3) ABR ビデオ・ファイルの再生テスト。および
e. ダッシュボードおよび研修
お客様の管理者用のアカウント・マネージャー・ログイン、およびカタログ・ダッシュボードに関する 1 回のリモート研修セッション(最大 1 時間)。
1.3 IBM Cloud Video Verified Access
本「クラウド・サービス」は、お客様の課金システムを介してユーザーの認証と権限を提供して、ユーザーの使用許諾を検証し、複数の消費者のデバイス上でストリーミング・サービスへのアクセスを付与または防止します。
1.3.1 IBM Cloud Video Verified Access Users
IBM は 100 パック増分単位で「許可ユーザー」を提供します。
2. コンテンツおよびデータ保護
「データ処理およびデータ保護に関するデータ・シート」(「データ・シート」) には、処理対象の「コンテンツ」の種類、発生する処理活動、データ保護機能、および「コンテンツ」の保存および返却に関する仕様書に関する、「クラウド・サービス」に固有の情報が記載されています。「クラウド・サービス」およびデータ保護機能に関する詳細または説明および条件 (お客様の責任を含みます。) がある場合には、本条に記載されます。お客様が選択したオプションにより、「クラウド・サービス」のお客様による使用に適用される「データ・シート」が複数ある場合があります。「データ・シート」は英語のみの提供となります(現地言語での提供はありません)。現地の法律または慣習の慣行にかかわらず、両当事者は英語を理解していること、および「クラウド・サービス」の取得および使用に関して英語が適切な言語であることに同意します。以下の「データ・シート」が「クラウド・サービス」およびその利用可能なオプションに適用されます。お客様は、i) IBM が、IBM のみの裁量により、「データ・シート」を随時変更することができ、かつ ii) かかる変更された内容が変更前の内容に置き換わることを承諾します。「データ・シート」に対する変更は、i) 既存のコミットメントの改善もしくは明確化、ii) 最新の採用された基準および適用法への整合の維持、または iii) 追加コミットメントの規定のいずれかを行うことを意図しています。「データ・シート」のいかなる変更も「クラウド・サービス」のデータ保護を著しく低下させるものではありません。
適用される「データ・シート」へのリンク:
Cloud Video Catalogue and Subscriber Manager
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=6E9C5B202F6211E6BB9940A4D7191A34
IBM Cloud Video Logistics Manager
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=AA6FC000EC7411E5AC7795820C28A037
IBM Cloud Video Verified Access
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=4EB24390FC1011E59F0A8FFE2AA0D031
お客様は、「クラウド・サービス」の利用可能なデータ保護機能を注文、有効化、または使用するために必要な対策を講じる責任を負うものとします。お客様がかかる対策を講じることを怠った場合 (「コンテンツ」に関するデータ保護またはその他の法的要件を満たさないことも含みます。) には、お客様は
「クラウド・サービス」の使用に対して責任を負います。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間 (以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するク
レジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止 または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロ ジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラットフォームまたはその 他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュ リティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性 に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、「クラウド・サービス」に 対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合 (個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お
客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
99.9% 未満 | 2% |
99% 未満 | 5% |
95% 未満 | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、{電子メール、オンライン・フォーラム、およびオンライン問題報告システム} を介して提供されます。IBM の IBM Software as a service support guide (xxxxx://xxx-00.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxx_xxxxxxx_xxxxx.xxxx) には、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスが規定されています。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
● 「許可ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様は、直接または間接のいかなる方法においても(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーショ
ン・サーバーを通じて)「クラウド・サービス」へのアクセスを与えられた特定の「許可ユーザー」ごとに、個別に専用のエンタイトルメントをいずれかの手段により取得しなければならないものと します。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」への
アクセスを与えられた「許可ユーザー」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」は、
「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「資産」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「資産」とは、管理対象となる、あらゆる有形リソースまたは項目をいいます。これには、実稼働設備、施設、輸送機関、IT ハードウェアおよびIT ソフトウェアが含まれます。「クラウド・サービス」で固有ID を保持するリソースまたは項目は、別個の「資産」となります。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」がアクセスまたは管理する「資産」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、各ビデオ・ファイルは 1 つの「資産」とみなされ、各「100
資産」エンタイトルメントは 100 個の「資産」を表します。
● 「イベント」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「イベント」のエンタイトルメントは、「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のイベントの発生数に基づいています。「イベント」のエンタイトルメントは、当該「クラウド・サービス」に固有のもので、イベント種類は、別の「クラウド・サービス」またはイベント種類に対する他の「イベント」のエンタイトルメントと交換、置き換え、または集約することはできません。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に生じるあらゆるイベントをカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「時間」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が処理する「時間」の全部または一部の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、「時間」エンタイトルメントは、派生的なアウトプット・ファイルの長さをいいます。
● 「アイテム」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アイテム」とは、「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のアイテムが 1 回発生することをいいます。お客様の「PoE」または「取引文書」に規定されている課金期間中、「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する各「アイテム」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、1 つのビデオ・ファイルとその関連メタデータおよびイメージのファイルをまとめた各パッケージは 1 つの「アイテム」とみなされます。
5.2 セットアップ料金
1 回限りのセットアップ料金は、発注された各セットアップ・サービスに対して「取引文書」に記載された料金で請求されます。
5.3 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超え
る場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
5.4 従量課金制
従量課金制の料金は、かかる使用の翌月に「取引文書」に記載された料金で請求されます。
5.5 請求頻度
選択された請求頻度に基づき、IBM は請求頻度期間の開始時点で支払い期日の到来している料金をお客様に請求します。ただし、後払いの対象となる超過分や料金の使用タイプは除きます。
5.6 検証
お客様は、i) IBM およびその独立監査人がお客様の本契約の遵守状況を検証するために合理的に必要となる記録、システム・ツールからの出力を保持し、要求に応じて提供し、ならびに ii) かかる検証の結果必要と判断されたエンタイトルメントを、IBM のその時点で最新の料金ですみやかに注文して支払うほか、その他の料金および債務を、IBM の請求書の記載に従い支払うものとします。これらの遵守状況検証義務は、該当する「クラウド・サービス」の有効期間中、およびその後の 2 年間有効に存続します。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
お客様は、次のような危険性の高い活動をサポートするものとして、「クラウド・サービス」を単独で、または他のサービスや製品と組み合わせて使用してはなりません。核施設、公共交通システム、航空管
制システム、自動車制御システム、兵器システム、または航空機航行もしくは通信の設計、建築、管理、または保守。あるいは「クラウド・サービス」の障害が生命の危険や重大な人身傷害を引き起こす可能
性があるその他のあらゆる活動。
本「サービス記述書」に記載されている利用可能な標準セットアップ・サービス・オファリングには含まれるものの範囲外にあるセットアップ・サービスは、「作業指示書」に基づいて契約を結び、別途請求されます。
お客様は、IBM の他の顧客および見込み顧客に対し、IBM の体験を伝えるために、IBM がお客様の会社名ならびに「クラウド・サービス」および IBM がお客様に提供する関連サービスの概要を引用することができることに同意するものとします。