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2024年7月4日株 式 会 社 こ っ こ ー 株 式 会 社 ス ナ ダxxプラント株式会社中 国 電 力 株 式 会 社
xxxパネルのリユース・リサイクルに関する業務提携契約の締結について
株式会社こっこー※1(以下「こっこー」)、株式会社スナダ※2(以下「スナダ」)、xxプラント株式会社※3(以下「xxプラント」)および中国電力株式会社※4(以下
「中国電力」)は、本日、使用済みxxxパネル(以下「廃棄パネル」)のリユース・リサイクルに関する業務提携契約を締結しましたのでお知らせします。
脱炭素社会の実現に向け、xxx発電の導入拡大が進展していく一方、近年、廃棄パネルの大量排出に伴う不法投棄や産業廃棄物最終処分場のひっ迫等が社会的課題として懸念されており、廃棄パネルへの対応を検討する必要性が高まっています。
本業務提携では、各社の連携のもと、廃棄パネルを再利用(リユース)したxxx発電所の建設、発電電力の供給までを行う仕組みと、廃棄パネルの資源としての再利用
(リサイクル)を、一体的に進める体制を構築します。
具体的には、こっこーとスナダは、一般家庭や法人、xxx発電所から排出される廃棄パネルを収集・運搬し、選別したうえで、xxプラントがリユース可能なパネルを引き取ります。xxプラントは、様々な規格のパネルを組み合わせた発電設備の設計・施工、保守管理を行い、中国電力は、当該発電設備で発電したxxx発電電力をお客さまに供給します。なお、リユースできないパネルについては、専用の処理装置によりリサイクル処理を行います。
4 社の役割(イメージ)
また、この取り組みは本日、広島県の「令和6年度広島県廃棄物排出抑制・リサイクル施設整備費等補助金(研究開発)」において、「様々な規格のxxxパネルによるリユース発電所の建設」の実証事業として採択されました。今後、広島xx広島市の施設(広島県立総合技術研究所 農業技術センター)に第 1 号となるリユース発電所を建設し、リユース発電所の性能や事業性を検証してまいります。
この取り組みを通じて、廃棄パネルのリユース・リサイクルを促進し、xxx発電を電源として最大限活用するとともに、資源としても繰り返し利用していくことで、xxx発電の持続可能性を高めることが期待でき、循環型社会の形成にも貢献できるものと考えています。
今後、本業務提携に基づき、関係する自治体等の協力もいただきながら、取り組みを推進してまいります。
※1 代表取締役社長 xx xx、本社所在地 広島県呉市
※2 代表取締役 xx xx、本社所在地 広島xx広島市
※3 代表取締役社長 xx xx、本社所在地 広島県広島市
※4 代表取締役社長執行役員 xx xx、本社所在地 広島県広島市
以 上
【参考】xxxパネルのリユース・リサイクルの取り組みについて
xxxパネルの
xxxx・xxxxxの取り組みについて
2024年7月
中国電力株式会社
中国電力の取り組み
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• 当社は、2021年2⽉に「2050年カーボンニュートラル」への挑戦を公表し、グループ⼀体となってカーボンニュートラルに取り組むことにより、持続的なxx社会の実現に挑戦していくこととしています。
• ⾜元では、環境負荷の⼩さい再⽣可能エネルギーとして、xxx発電の開発が進められています。⼀⽅、森林を切り開いてのパネル設置や、今後の廃棄パネルの⼤量排出に伴う不法投棄、産業廃棄物最終処分場のひっ迫等が社会的課題として懸念されており、廃棄パネルへの対応を検討する必要性が⾼まっています。
• 当社は、地域に根差すエネルギー事業者として、地元の⾃治体、事業者等と連携し、xxxパネルのリユース・リサイクルを推進することにより、xxx発電が、電源・資源として繰り返し活⽤される持続可能なエネルギーとなるよう、循環型社会の形成にチャレンジしていきます。
◼ xxx発電の導⼊量は、固定価格買取制度(FIT制度)の開始に伴い急激に増加し、 2023年3⽉末時点において、全国で約7,400万kW(累計)まで増加しています。
◼ 廃棄パネルの排出量は、徐々に増加し、2030年代後半以降には、年間50〜80万t に到達するものと想定されています。
xxxパネル排出量の見通し
【xxx発電の累計導⼊量※1】 【廃棄パネルの排出量推計※2】
(累計 万kW)
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2012年にFIT制度が開始し、導⼊量が増加。
借地期間を要因とするFIT終了時、または、設備の耐
⽤年数経過時に排出。
(※1)出典︓令和4年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー⽩書2023)、
(※2)出典︓令和5年4⽉ 環境省 再⽣可能エネルギー発電設備の廃棄・リサイクルに係る現状及び課題について。
xxxパネルの構造と素材
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◼ ⼀般的なxxxパネルは、アルミフレーム、ガラス、封⽌材、xx電池セル(シリコン)、バックシート、ジャンクションボックスといった部品で構成され、適切なリサイクルを⾏うことで、素材利⽤
(ガラス、アルミ、銅、銀)や、最終処分量の削減に繋がります。
【xxxパネルの構造と素材】
アルミフレームガラス
封⽌材(EVA)
xx電池セル 封⽌材(EVA)バックシート
ジャンクションボックス
電極材料(銅・銀) 0.8%
プラスチック(EVA等) 15.7%
アルミフレーム 15.7%
セル(シリコン) 3.4%
ガラス
62.5%
・EVA・・・封⽌剤として⽤いられている合成樹脂の⼀種。
・バックシート・・・xx電池パネルの背⾯を保護するシート状の部材。
<xxxパネルの重量⽐>
(注)出典︓xxx発電開発戦略 2020(NEDO PV Challenges 2020)より⼀部加⼯。
廃棄パネルの処理状況(2021年度実績)
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◼ 廃棄パネルの処理プロセスとしては、7%がリユース、20.7%が⾼度選別処理、 72.3%が単純処理になっています。
◼ 処置結果としては、リユース不可の93%のうち、素材利⽤は36.7%に留まります。
◼ なお、⾃然災害に起因して排出量が増加する場合、リユースの割合が増加する傾向にあります。
【廃棄パネルの処理実績】
単純処理※3その他
(1,966t)
20.7%
⾼度選別処理
(563t)
7.0%
リユース (190t)
国内リユース
海外リユース
< プロセス > < 結果 >
7.0%
(61t)
36.7%
素材利⽤
(999t)
(95t)その他
(34t)
2021年度排出量
(2,718t)
72.3%
56.3%
くず
(277t)
最終処分
(1,529t)
(※3)アルミフレームを取り外した後、単純破砕し、ガラス等をリサイクル。
(注)令和4年度使⽤済xx電池モジュールのリサイクル等の推進に係る調査業務 報告書のデータに基づき、当社が作成。
廃棄パネルの処理プロセスの進化
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◼ 本取り組みでは、廃棄パネルの処理プロセスについて、次の2つの進化を図ります。
①⾼度選別処理量からリユースへの流れの構築による“リユースの拡⼤”
②⾼度選別処理量の増加、単純処理量の減少による“素材利⽤の拡⼤”および”最終処分の削減”
⽬的
リユースの拡⼤
素材利⽤の拡⼤
最終処分の削減
【処理プロセスの進化】 < 前 > < 後 >
リユース
リユース
増加
①⾼度選別処理から
リユースへの流れの構築
⾼度選別処理
増加
⾼度選別処理
単純処理
減少
排出
単純処理
②⾼度選別処理量の増加単純処理量の減少
高度選別処理とは
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◼ xxxパネル専⽤のリサイクル処理装置により、アルミフレームやカバーガラスとxx電池セルを含むバックシートを物理的処理により分離し、素材毎に再利⽤します。
◼ バックシートには⾦属が含まれており、精錬事業者に搬出され、銀や銅を抽出し、再利⽤します。
ブラスト処理技術
ホットナイフ処理技術
⾼度選別処理の⼯程
アルミフレーム・ジャンクションボックス分離 | |
アルミ、銅を再利⽤ | ジャンクション アルミフレーム ボックス |
【xxxパネル専⽤のリサイクル処理装置】 【⾼度選別処理の流れ】
ガラス分離 | |
ガラス発泡資材や建設資材等で再利⽤ | ガラス |
xx電池セル・バックシートを精錬 | |
銀・銅を 抽出・再利⽤ | セル/EVA/バックシート |
(注)出典︓xx創造株式会社、株式会社エヌ・ピー・シー。
残渣処理
リユースとは
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◼ これまでは、⼀定の品質が保たれたパネルが⼤量排出された際に、品質検査・保証を⾏ったうえで、リユース品として発電に活⽤する流れが⼀般的となっています。
◼ 当社は、⼀旦、廃棄物として排出された廃棄パネルの中から、リユース可能なパネルを抽出し、様々な規格のパネルを組み合わせて発電に活⽤する、ほとんど前例のない取り組みにチャレンジします。
【xxxパネルのリユースの⽐較】
通常のリユースの流れ (他社) | 品質検査 排出事業者 有償 (排出事業者に売却収⼊) | 品質 有価 保証 販売 同⼀規格のパネルを活⽤した発電所 | 発電事業 |
本取り組みにおけるリユースの流れ (当社) | 検査・選別 排出事業者 逆有償 (排出事業者が処理費⽀払い) | 有価引取 様々な規格のパネルを活⽤した発電所 | 発電事業 |
◼ 本取り組みでは、株式会社こっこー、株式会社スナダ、xxプラント株式会社、中国電⼒株式会社の4社が連携し、廃棄パネルについて、資源として再利⽤するリサイクルと、発電設備として再利⽤するリユースを⼀体的に進める体制を構築します。
◼ 具体的には、主に、こっこー、スナダが収集・運搬、リサイクル処理、xxプラントが発電設備の設計・施⼯、保守管理、中国電⼒が発電電⼒の供給を担います。
業務提携の枠組み
【各社の役割】
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廃棄パネルの収集・運搬、リサイクル処理
発電所の設計・施⼯、保守管理
ビジネスモデルの設計・構築地域での枠組みの構築
発電電⼒の供給
リユース・リサイクルの業務フロー
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◼ こっこー、xxxは、廃棄パネルを排出する各事業者と「産業廃棄物処理委託契約」を締結し、処理費を受領したうえで、廃棄パネルを収集するとともに、簡易測定検査装置等を使って、リ ユース品とリサイクル品に選別します。
◼ xxプラントは、リユース可能なパネルを有償で引き取り、当該パネルを使って発電所を建設し、中国電⼒が、当該発電電⼒をお客さまに供給します。
◼ リユース発電所から排出される廃棄パネルについても、こっこー、スナダにおいて、リサイクル処理を
⾏います。
こっこー、スナダ
保管・検査
中国電⼒
リユース
リサイクル
廃棄パネル
リユース発電所
設計・施⼯
xxプラント
最終処分 他
お客さま
電⼒供給オンサイト、オフサイト
中間処理(分離・選別)
収集・運搬
【リユース・リサイクルの業務フロー】
(電力買取)
(有償引取り)
(処理費受領)
排出事業者
排出
目指す姿
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◼ 当社は、エネルギー事業者として、xxx発電の開発を進めており、併せて、xxxパネルのリユース・リサイクルを推進することにより、xxx発電が、電源・資源として繰り返し活⽤される持続可能なエネルギーとなるよう、循環型社会の形成にチャレンジしていきます。
【循環型社会のイメージ】
⼯場
新設発電所
家庭
再⽣可能エネルギー
ガラス アルミ銅・銀
素材利⽤
リサイクル
循環
リユース
リユース発電所