Contract

製造委託契約（ＯＥＭ）における適用税率

○ 製造委託契約により食品を製造する場合、「製造販売」か「賃加工」かにより適用税率が変わることとなります。「製造販売」であれば、飲食料品の譲渡として軽減税率、「賃加 工」であれば、役務提供として標準税率となります。

○ 「製造販売」に当たるか「賃加工」に当たるかは、その契約内容等により個別に判断されるものではありますが、

・ 完成品の所有権がどちらにあるか

・ 受託者の使用する原材料や包装資材は、どのように調達されるのか

（委託者からの無償支給か、有償支給か、自社調達か）といった点を踏まえて判断されることになります。

【食品製造業者】

（製造者）

製造委託（弁当）

【食品卸売業者等】

（製造元）

８％

【実需者】

弁当の納品 弁当の販売

食材の自社調達

食材の

無償提供

【判断の一例】

・完成品の所有権が「製造者」にある（完成品の引渡しで「製造元」に移る）のであれば、「製造販売」に当たり、軽減税率

・原材料等を「製造元」から無償で提供を受けているのであれば、

「賃加工」に当たり、標準税率