Contract
平成 20 年 12 月 22 日
各 位
会 社 名 株式会社キムラタン 代表者名 取締役社長 xxxx
(コード番号 8107 大証第 1 部)問合せ先 取 締 役 xxxx
(電話 000-000-0000)
資金の借入れ及び社債の償還期日延長に関するお知らせ
当社は、平成 20 年 12 月 22 日付開催の取締役会において、資金の借入れならびに社債の償還期日延長に関する契約の締結について決議をいたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.資金の借入れ及び社債の償還に関する全体スキーム
当社が、平成 17 年 12 月 21 日に発行いたしました、第 4 回海外円貨建転換社債型新株予約権付社債(以
下、「本社債」といいます。)の残存額面総額は2億 80 百万円であり、その償還期日は平成 20 年 12 月 22日となっておりますが、目下の当社の営業キャッシュ・フローからその償還資金を捻出することは困難であるため、この度、新たに借入れにより1億 8 百万円の資金を調達し、本社債の一部償還に充当いたします。
残る1億 80 百万円につきましては、本社債の社債権者との間で償還期日を1年間延長し、その間月次で償還を行うことで合意し、本社債契約の変更契約の締結するに至ったものであります。
2. 資金の借入れ
(1)資金の借入れの理由
本社債の一部償還資金を調達するため。
(2)借入れの内容
借入先 | 当社役員 | 当社従業員 | セノーテキャピタル㈱他個人6名 |
借入金額 | 50 百万円 | 21 百万円 | 37 百万円 |
金利 | - | 2.0% | 2.0% |
借入方法 | 無担保 (注) | 無担保 (注) | 無担保 (注) |
返済方法 | 期限一括弁済 | 期限一括弁済 | 期限一括弁済 |
借入実行日 | 平成 20 年 12 月 22 日 | 平成 20 年 12 月 22 日 | 平成 20 年 12 月 22 日 |
返済期日 | 平成 22 年 12 月 22 日 | 平成 21 年 12 月 30 日 | 平成 22 年 12 月 22 日 |
(注) 金銭消費貸借契約に基づく借入れであり、他に条件は付しておりません
(3)資金の使途
本社債の残存総額 2 億 80 百万円のうち 1 億円の一部償還に充当する。
3.本社債の償還期日延長について
当社は、本社債の社債権者との間で償還期日の延長について協議を行ってまいりましたが、平成 20 年
12 月 22 日付で当該社債の残存総額2億 80 百万円のうち1億円を同日償還することを条件に、残存額1億
80 百万円について償還期日を1年間延長するとともに、その間、月次で償還を実行することで合意し変更契約を締結いたしました。
(1)変更契約の内容
① 償還期日の変更
変更前 | 変更後 |
平成 20 年 12 月 22 日 | 最終期日を平成 21 年 12 月 22 日とし、 平成 20 年 12 月 22 日以降最終期日まで、 毎月 22 日を期日として月次償還を行う |
② 変更契約の締結
当社は平成 20 年 12 月 22 日付で本社債の社債権者である、DKR Oasis社との間で、本社債に関する契約の変更契約を締結した。
③ 償還方法
償還期日 | 金額 |
平成 20 年 12 月 22 日 | 1 億円 |
平成 21 年 1 月 22 日から平成 21 年 11 月 22 日までの毎月 22 日 | 毎月 10 百万円 |
平成 21 年 12 月 22 日 | 70 百万円 |
④ 手数料
償還期日延長の手数料として、平成 20 年 12 月 22 日に 15 百万円を、平成 21 年 12 月 22 日に8百万円を本社債の社債権者に支払う。
(2)本社債の月次償還及び既存借入金返済ならびにこの度の新規借入金の一部返済計画(平成 20 年 12
月から平成 21 年 12 月)
(単位:百万円)
20/12 月 | 21/1 月 | 21/2 月 | 21/3 月 | 21/4 月 | 21/5 月 | 21/6 月 | 小計 | |
社債償還 | 100 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 160 |
社債手数料 | 15 | - | - | - | - | - | - | 15 |
既存借入返済 | 8 | 8 | 150 | 10 | 10 | 10 | 10 | 206 |
利息・手数料 | 10 | 2 | 1 | 5 | 1 | 1 | 4 | 24 |
合計 | 133 | 20 | 161 | 25 | 21 | 21 | 24 | 405 |
21/7 月 | 21/8 月 | 21/9 月 | 21/10 月 | 21/11 月 | 21/12 月 | 小計 | 合計 | |
社債償還 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 70 | 120 | 280 |
社債手数料 | - | - | - | - | - | 8 | 8 | 23 |
既存借入返済 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 31 | 81 | 287 |
利息・手数料 | 0.9 | 0.8 | 3 | 0.7 | 0.6 | 0.6 | 6.6 | 30.6 |
合計 | 20.9 | 20.8 | 23 | 20.7 | 20.6 | 109.6 | 215.6 | 620.6 |
平成 20 年 12 月から平成 21 年 12 月までの、向こう 1 年において本社債の償還、既存借入金の返済及び
利息・手数料の支払いならびにこの度の新規借入金の返済に必要な資金は、6億 20 百万円となる計画です
が、「1.資金の借入れ」に記載の新規借入金1億 8 百万円をこれに充当いたします。残額 5 億 12 百万円については今後の営業キャッシュ・フローより充当する予定であり、向こう1年間の営業キャッシュ・フロー(利息の支払額は含まない)は約6億円を計画しております。
(3)資金繰りの見通しについて
当社は、過去において継続的に営業損失及びマイナス営業キャッシュ・フローを計上してまいりましたが、かかる状況を打破し経営再建を果たすべく、平成 20 年 2 月 21 日に公表の「中期経営計画」において抜本的な収益改善に向けた諸策を打ち出し、前事業年度末においてそれらの諸策を概ね完了させるに至りました。
平成 20 年3月期(平成 19 年 4 月から平成 20 年 3 月)資金繰りの状況 (単位:百万円)
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 通期 | |
経常収入 | 1,455 | 1,320 | 1,552 | 1,544 | 5,871 |
経常支出 | 1,645 | 1,523 | 1,713 | 1,770 | 6,651 |
経常収支 | △190 | △203 | △161 | △226 | △780 |
財務収入 | - | 400 | 150 | - | 550 |
財務支出 | - | 16 | 89 | 15 | 120 |
その他収入 | 71 | 2 | 25 | 370 | 468 |
その他支出 | 92 | 100 | 48 | 30 | 270 |
総合収支尻 | △211 | 83 | △123 | 99 | △152 |
次期繰越残高 | 98 | 181 | 58 | 157 | 157 |
当期においてはエレクトロニクス事業からの撤退を決定、本業アパレル事業への経営資源集中を打ち出し、他方で本業アパレルにつきましては、ショップ業態におけるブランドの入れ替え、店頭演出及び販売員教育の強化等の諸策の実行、卸事業においては大手量販専門店との取り組み強化や新規得意先開拓に努めてまいりました。
その結果、当第 1 四半期における業績は、黒字転換には至っておりませんが、営業損失は前年同期に対し 71.5%減となり赤字幅の縮小に繋げることができました。さらに、発注管理の徹底による棚卸資産の圧縮、売上債権の回収強化に努めた結果、経常収支は 91 百万円となり、僅かながらもプラスとなっております。
平成 21 年 3 月期第3四半期(平成 20 年 4 月から平成 20 年 12 月)資金繰りの状況
(単位:百万円)
第1四半期 (実績) | 第2四半期 (見込み) | 第3四半期 (見込み) | 合計 | |
経常収入 | 1,305 | 960 | 1,234 | 3,499 |
経常支出 | 1,214 | 983 | 1,218 | 3,415 |
経常収支 | 91 | △23 | 16 | 84 |
財務収入 | 1,067 | - | 108 | 1,175 |
財務支出 | 1,116 | 35 | 153 | 1,304 |
その他収入 | 12 | 9 | 32 | 53 |
その他支出 | 62 | 23 | 17 | 102 |
総合収支尻 | △8 | △72 | △14 | △94 |
次期繰越残高 | 149 | 77 | 63 | 63 |
当社は当第 2 四半期以降も上記に記載の諸策を徹底して推進するとともに、新生児ブランドである「愛
情設計」について安心・安全をキーワードとした店頭演出力の強化、接客力の向上に努めております。 昨今の景気の後退感・先行き不透明感が高まる経済情勢に鑑みると、今後の業績推移については予断を
許さないものと考えております。当社では、年初より高感度・高品質・リーズナブルプライスの商品政策を打ち出しており、お客様のご支持をいただいているところでありますが、今後は低価格ラインの投入やボトムス企画等の必需アイテムの品揃えを強化し、景気変動の影響に対応した店舗運営を目指しております。また、前掲の「愛情設計」においては「売り切り型」から「追加生産型」へ品揃え及び生産体制をシフトしており販売状況の変動に弾力的に対応することにより、在庫リスクを軽減し、値下げによる利益率の低下の抑制を図っております。
さらに、従来画一的であった店舗の品揃えについては、各店舗の立地環境や販売実績に対応したよりキ メ細かな品揃えに修正し、各エリアのお客様の需用に即した店舗運営を目指した政策を実施しております。一方で、卸業態につきましては、店頭運営と同様に品揃えの拡充や低価格商品の打ち出しを図るととも に、重点得意先との取り組み強化をより一層推進してまいります。また、一般専門店との取引については、
売上債権管理をより強化してまいります。
他方で、当社は本年 8 月末に本社移転を行い、固定費の削減を図っておりますが、今後は、物流倉庫のフロア削減を含めた賃料削減、基幹システムの合理化による付帯コストの削減、各種業務委託の内容の見直し等、大小あらゆる固定費削減を図る計画を実行してまいります。
前掲の向こう1年間の資金繰り計画は、昨今の経済情勢を踏まえ、保守的な観点で見込んだ売上収入をベースとしたものでありますが、それを基礎とした上でさらに、上記に記載の営業・商品面の諸策ならびに徹底したコストカットを実行していくことにより、当該資金繰り計画は十分に実現可能なものと判断しており、本社債の月次償還ならびに既存借入金の返済に支障はないものと認識しております。
なお、前述の通り当該資金繰り計画は将来の収益を保守的に見込んで策定したものであります。当社は、昨今の経済情勢を踏まえ平成 21 年初頭に来年度(平成 22 年 3 月期)の予算策定を行う予定でありますが、
平成 21 年 2 月上旬を目途に平成 20 年 2 月 21 日に公表いたしました「中期経営計画」の修正を発表させていただきます。
向こう1年間(平成 21 年 1 月から平成 21 年 12 月)の資金繰り計画 (単位:百万円)
平成21 年3月期 | 平成 22 年3月期 | 合計 | |||
第4四半期 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | ||
経常収入 | 1,277 | 1,162 | 901 | 1,278 | 4,618 |
経常支出 | 956 | 1,055 | 896 | 1,138 | 4,045 |
経常収支 | 321 | 107 | 5 | 140 | 573 |
財務収入 | - | - | - | - | - |
財務支出 | 206 | 66 | 64 | (注) 151 | 487 |
その他収入 | 2 | 5 | - | - | 7 |
その他支出 | - | - | - | - | - |
総合収支尻 | 117 | 46 | △59 | △11 | 93 |
次期繰越残高 | 180 | 226 | 167 | 156 | 156 |
(注) 平成 22 年 3 月期 第 3 四半期の財務支出1億 50 百万円は、本社債の償還及び既存借入金の返済
に加えて、この度の借入金のうち従業員に対する返済額 21 百万円を含んでおります。
(注)前掲の資金繰り表の各項目には主に次の内容を含んでおります。経常収入 ・・・ 売掛金入金、受取手形取立入金
経常支出 ・・・ 仕入代金及び経費の支払い
財務収入 ・・・ 借入による収入、新株式及び新株予約権の発行による収入
財務支出 ・・・ 借入金返済、社債の償還又は買入、利息及び借入金等に係る手数料の支払いその他収入 ・・ 関連会社株式売却による収入、保証金の返還
その他支出 ・・ 固定資産の取得、保証金の差入等
以上