注記: 2024 年オリンピック大会と 2028 年オリンピック大会開催都市の同時選定を、2017 年 9 月にリマで開催される第 131 回 IOC 総会までに可能とするという、第 130 回 IOC 総会での決定を考慮し、2017 年 8 月本文書の微修正がなされた。
開催都市契約大会運営要件
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開催都市契約 –
大会運営要件
2016 年 12 月
※本日本語版は、日本国内向けに日本語に訳したものです。表現等が異なる場合には、英語版を優先します。
注記: 2024 年オリンピック大会と 2028 年オリンピック大会開催都市の同時選定を、2017 年 9 月にリマで開催される第 131 回 IOC 総会までに可能とするという、第 130 回 IOC 総会での決定を考慮し、2017 年 8 月本文書の微修正がなされた。
2017 年、国際オリンピック委員会は本文書に関する全権利を保有する。表紙: 2016 年、国際オリンピック委員会、Xxxx Xxxx が全権利を保有する
本ページは意図的に空白にしてある。
目次
頭字語及び IOC ファンクショナルエリア(FA)コード 7
3.4. 道案内サイン 100
4. 大会サービス 102
4.1. 宿泊 000
0.0. xxxxxxxxxx 000
0.0. 出入国 119
4.4. 飲食 122
4.5. 言語サービス 124
4.6. 医療サービス 125
4.7. テクノロジー 131
4.8. 輸送 135
5. ガバナンス 152
5.1. 都市運営 153
5.2. 財務 154
5.3. 大会マネジメント 158
5.4. 情報・知識マネジメント 163
5.5. プロトコール 166
5.6. 持続可能性とオリンピックレガシー 172
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6. 商業とエンゲージメント 176
6.1. 大会のブランド・アイデンティティ・ルック 177
6.2. ビジネス開発 182
6.3. コミュニケーション 186
6.4. デジタルメディア 189
6.5. 権利保護 194
6.6. チケッティング 203
付属書 208
頭字語及び IOC ファンクショナルエリア(FA)コード
頭字語
頭字語 | 定義 |
AAA | 配宿合意書 |
AHU | エアハンドリングユニット |
AIOWF | オリンピック冬季大会競技団体連合 |
ANOC | 国内オリンピック委員会連合 |
ASOIF | オリンピックxx大会競技団体連合 |
ATM | 現金自動預入支払機 |
ATR | オーソライズドチケットリセラー |
ATV | オフロードカー |
AV | オーディオビジュアル |
BI | バックグラウンドインストゥルメンタル |
BIO | ブロードキャストインフォメーションオフィス |
BMS | ビル管理システム |
BOH | バックオブハウス |
BV | コーラス |
CAD | コンピューター支援設計 |
CAIDI | 需要家平均停電時間 |
CAS | スポーツ仲裁裁判所 |
CATV | ケーブルテレビ |
CCR | コントロールルーム |
CCTV | 閉回路テレビ |
CD | コンパクトディスク |
CEO | チーフ・エグゼクティブ・オフィサー |
CIE | 国際照明委員会 |
CIS | コメンテーターインフォメーションシステム |
CRI | 色調指数 |
CRM | 顧客管理 |
CT | コンピューター断層撮影 |
CV | 変動係数 |
D&O | 取締役ならびに役員 |
DCAS | コンペティションアクティビティ詳細スケジュール |
DD | 詳細設計 |
DDP | 国内xxプログラム |
DDS | xx専用輸送サービス |
DOS | サービス連絡先電話番号一覧 |
DRM | 選手団登録会議 |
DSLA | 詳細サービスレベル合意書 |
頭字語 | 定義 |
DVD | デジタルビデオディスク |
EB | 理事会 |
EBU | ヨーロッパ放送連合 |
EMR | 電子医療記録 |
ENG | 電子的ニュース取材 |
ET | エンドタイトル |
EU | 欧州連合 |
FAOP | ファンクショナルエリア運営計画 |
FFE | 家具・什器・備品 |
FOH | フロントオブハウス |
FOP | 競技エリア |
FX | 外国為替 |
GDP | 大会デリバリー計画 |
GFP | 大会開催基本計画 |
GMS | 大会マネジメントシステム |
GR | グレア定格 |
HCC | |
HLD | 高水準設計 |
HOG | 政府の長 |
HOS | 国家元首 |
HSSM | 高速撮影スローモーション再生 |
HVAC | 冷暖房空調設備 |
IBC | 国際放送センター |
IDP | 国際xxプログラム |
IEC | 国際工学コンソーシアム |
IESNA | 北米照明学会 |
IF | 国際競技連盟 |
INFO | 大会情報システム |
IOC | 国際オリンピック委員会 |
IOPP | 国際オリンピック写真撮影プール |
IOSD | 障がい別国際スポーツ組織 |
IP | 知的財産 |
IPC | 国際パラリンピック委員会 |
IPP | 国際被保護者 |
ISO | 国際標準化機構 |
IT | インフォメーションテクノロジー |
ITO | 国際技術役員 |
ITVR | 国際テレビラジオ |
JMPA | ジョイントマーケティングプログラム契約 |
JOOG | オリンピック共同実行グループ |
KPI | 重要業績評価指標 |
LED | 発光ダイオード |
頭字語 | 定義 |
LOC | 現地組織委員会 |
LOLP | 負荷損失確率 |
MBC | 山岳放送センター |
MHE | マテリアルハンドリング機器 |
MMC | 山岳メディアセンター |
MOC | メインオペレーションセンター |
MOU | 覚書 |
MPA | マーケティングプラン契約 |
MPC | メインプレスセンター |
MPCP | マーケティングパートナーコーチプログラム |
MRI | 磁気共鳴映像法(MRI) |
MT | メインタイトル |
NF | 国内競技連盟 |
NOC | 国内オリンピック委員会 |
NPC | 国内パラリンピック委員会 |
NTO | 国内技術役員 |
OB | 中継放送 |
OBO | オリンピック放送組織 |
OBS | オリンピック放送機構 |
OCOG | オリンピック競技大会組織委員会 |
OCS | オリンピックチャンネルサービス |
ODF | オリンピックデータフィード |
OFA | オリンピックファミリーアシスタント |
OFH | オリンピックファミリーホテル |
OGKM | オリンピック競技大会知識マネジメント |
OGLM | オリンピック競技大会学習モデル |
OHC | オリンピックホスピタリティーセンター |
OHR | オリンピックホテル料金 |
OIAC | オリンピック ID 兼アクレディテーションカード |
OIS | オリンピックインフォメーションサービス |
OLC | オリンピッククラブ |
OPP | 臨時プレゼンテーションポジション |
ORIS | オリンピック競技大会リザルト・情報サービス |
OSC | オリンピック研究センター |
OTR | オリンピック聖火リレー |
OVEP | オリンピックの価値教育プログラム |
OVP | オリンピックビレッジプラザ |
OZ | 運営ゾーン |
PCC | プロトコール調整センター |
PEQ | パラリンピックエントリー・登録資格認定 |
PF | パラリンピックファミリー |
PFA | パラリンピックファミリーアシスタント |
頭字語 | 定義 |
PFH | パラリンピックファミリーホテル |
PHC | パラリンピックホスピタリティセンター |
PNS | パラリンピックニュースサービス |
PMPA | パラリンピックマーケティングプラン契約 |
POE | 入国地 |
PRIS | パラリンピック競技大会リザルト・情報サービス |
PSLA | 主要サービスレベル合意書 |
PTR | パラリンピック聖火リレー |
RF | ラジオ周波数 |
RGB | 赤/緑/青 |
RHB | ライツホルダー(放送権者) |
RTDS | リアルタイムデータシステム |
RZ | 居住ゾーン |
SAIDI | 一契約者あたりの年間平均停電時間 |
SAIFI | 一契約者あたりの年間平均停電回数 |
SDP | スポーツデリバリープラン |
SEO | 検索エンジン最適化 |
SEQ | スポーツエントリー・登録資格認定 |
SGH | ステークホルダーグループホテル |
SHR | ステークホルダーホテル料金 |
SIC | スポーツインフォメーションセンター |
SLA | サービスレベル合意(書) |
SMP | 持続可能性マネジメント計画 |
SRS | スキーレーシングサプライヤーアソシエーション |
SSM | スーパースローモーション |
TER | テレコムサービス機器室 |
TLCI | テレビ照明一貫性指数 |
TOC | テクニカルオペレーションセンター |
TOK | 知識継承 |
TOP | オリンピックプログラム |
TUE | 治療目的使用の適用措置 |
UG | 一様勾配 |
UK | イギリス |
UN | 国連 |
UPS | 無停電電源 |
USA | アメリカ |
VAPP | 車両認証/駐車許可 |
VAPPS | 車両認証/駐車許可スキーム |
VCP | 業者認証プログラム |
VD | ビジュアルダンス |
VLAN | ヴァーチャルローカルエリアネットワーク |
VMC | ベニューメディアセンター |
頭字語 | 定義 |
VOP | 会場運営計画 |
VS | ビジュアルソース |
VSA | 車両スクリーニングエリア |
VTOK | 知識ビジュアル移転 |
VUA | 会場使用協定 |
VV | ビジュアルボーカル |
WADA | 世界アンチ・ドーピング機構 |
WBB | 世界放送事業者説明会 |
WBM | 世界放送事業者会議 |
WFSGI | 世界スポーツ用品工業連盟 |
WHO | 世界保健機関 |
YOGOC | ユースオリンピック競技大会組織委員会 |
IOC ファンクショナルエリア(FA)コード
ファンクショナルエリア名 | ファンクショナルエリアコ- ド |
宿泊 | ACM |
アクレディテーション | ACR |
出入国 | AND |
大会のブランド・アイデンティティ・ルック | BIL |
放送サービス | BRS |
ビジネス開発 | BUS |
セレモニー | CER |
都市活動・ライブサイト | LIV |
都市運営調整 | CTY |
清掃・廃棄物 | CNW |
コミュニケーション(デジタルメディア、出版物を含む) | COM (DIG、PUB 含む) |
コミュニケーション・コマンド・コントロール | CCC |
文化 | CUL |
ドーピングコントロール | DOP |
教育 | EDU |
エネルギー | NRG |
イベントサービス | EVS |
財務(レートカードを含む) | FIN (RTC 含む) |
飲食 | FNB |
国・自治体調整 | GOV |
情報・知識マネジメント | IKM |
言語サービス | LAN |
レガシー | LGY |
法務 | LGL |
ファンクショナルエリア名 | ファンクショナルエリアコ- ド |
ライセンシング | LIC |
ロジスティクス | LOG |
マーケティングパートナーサービス | MPS |
メディカルサービス | MED |
NOC サービス | NCS |
オリンピックファミリーサービス(xxプログラム、プロトコール含む) | OFS (DIP、PRT 含む) |
オリンピック聖火リレー | OTR |
運営実践準備 | OPR |
人材管理 | PEM |
計画・調整 | PNC |
プレスオペレーション | PRS |
調達 | PRC |
権利保護 | RPP |
リスクマネジメント | RSK |
セキュリティ | SEC |
観客の経験 | SPX |
競技(IF サービス含む) | SPT (INS 含む) |
持続可能性 | SUS |
テクノロジー | TEC |
テストイベントマネジメント | TEM |
チケッティング | TKT |
輸送 | TRA |
会場マネジメント | VEM |
会場・インフラ(会場設営、一般的インフラ含む) | VNI (VED、INF 含む) |
選手村マネジメント | VIL |
道案内サイン | SIG |
前書き
a) 目的
オリンピック競技大会の開催は、都市が世界という舞台でイメージを高められる絶好の機会である。 IOC は、今後何世代にもわたる市民のための変革力のあるレガシーとして大会を活用できるかといった点を含めて、複数の基準に基づいて開催都市を選定する。開催都市契約(「HCC」)は、全当事者が特定の一体的な責任、すなわちオリンピック競技大会の成功を保証し、開催都市とオリンピックムーブメントに利益のあるレガシーを生み出す責任を理解し、合意することを目的に策定されている
『開催都市契約―大会運営要件』(「HCC―大会運営要件」)は、HCC の重要な部分である。それは、選手と全参加者にオリンピッククオリティーの条件を示す、プロジェクトのコアとなる要素一式を詳細に説明するとともに、今後の開催都市が、スポーツ、経済、社会、環境面での各都市の長期計画立案のニーズと大会のコンセプトとを責任を持って整合することを可能とするものでもある。
b) 2024 年第 33 回オリンピアード競技大会及び 2028 年第 34 回オリンピアード競技大会開催都市契約
この HCC―大会運営要件は、2024 年第 33 回オリンピアード競技大会(「2024 年大会」)及び 2028 年第 34 回オリンピアード競技大会(「2028 年大会」、2024 年大会と合わせて「大会」という)への適用を目的に起草された。
この HCC―大会運営要件は、2017 年 9 月のリマでの第 131 回 IOC セッションにおいて、(1) 国際オリンピック委員会(「IOC」)が、2024 年競技大会の開催都市及び開催国 NOC を相手方とする当事者間で締結した 2024 年競技大会の HCC 及び、(2)IOC が 2028 年競技大会の開催都市及び開催国 NOC を相手方とする当事者間で締結した 2028 年競技大会の HCC、両方に不可欠な部分を形成する。
本 HCC―大会運営要件で使用する全ての用語は、参照する競技大会の版が特定されていない限り、2024年及び 2028 年の競技大会の両方で参照されるものと解釈するものとする。特に、参照の例としては、本 HCC―大会運用要件における、「HCC」、「HCC 原則」、「開催都市」や「開催国 NOC」の言及について、2024 年競技大会組織の文脈においては、2024 年競技大会の HCC、2024 年競技大会の HCC 原則、2024 年競技大会の開催都市、2024 年競技大会の開催国 NOC と理解され、また 2028 年競技大会組織の文脈においては、2028 年競技大会の HCC、2028 年競技大会の HCC 原則、2028 年競技大会の開催都市、2028 年競技大会の開催国 NOC と理解される。
HCC 文書、2024 年及び 2028 年競技大会に適用される原則(『HCC―原則』)に従って、HCC は、以下の文書とコミットメントから構成される。以下はいずれも全当事者に対して完全な拘束力を有し、内容に矛盾または不一致がある場合は、以下の優先順位で適用される。
• HCC―原則、その全ての付属文書を含む
• HCC―大会運営要件、その全ての付属文書を含む
• 大会デリバリー計画(HCC―原則で定義)
• 立候補コミットメント(HCC―原則で定義)。
『HCC―原則』は、IOC、開催都市、開催国 NOC、オリンピック競技大会組織委員会(「OCOG」)間の関係を示す一般原則及びその各々の財務責任と契約責任を規定している。また、大会成功へ向けた IOC の貢献に関する詳細及びオリンピック競技大会の準備と実施に必要な主要要素も記載している。
HCC―原則の全ての規定は、HCC―大会運営要件に適用される。このため、本文書内に記載された全ての要件と成果物は、HCC―原則の条件に従って履行されるため、本文書は HCC―原則と併せて読むことが重要である。
HCC―大会運営要件は、HCC の締結時点で全当事者によって認識されている本大会の計画策定、組織編制、財務及び開催に適用される主要な要件をまとめたものである。ただし、これらの要件は、方針の変更、技術的変更及びその他の変更の結果、HCC―原則に記載される手順に従い、同書内に規定された条件に基づいて、修正または補完される場合がある。
c) オリンピック憲章との関係
HCC―原則に従い、本文書に記載された要件と成果物は、オリンピック憲章も遵守しながら履行されなければならない。オリンピック憲章は、オリンピックムーブメントの構成文書である。構成文書として、オリンピズムの基本原則と、IOC により採択された規則及び付属細則を定義する。これは、オリンピックムーブメントの組織、活動、機能を支配し、またオリンピック競技大会の開催条件を規定している。
d) 大会デリバリー計画
HCC―原則に従い、当事者は、HCC の締結から 18 か月以内に、HCC に基づく要件を実施する際に尊重される主要マイルストーンとタイムラインに関して合意する。これらのタイムラインとマイルストーンは、本 HCC―大会運営要件で定義される要件と成果物に全面的に適用される、大会デリバリー計画(「GDP」)内にまとめられる。GDP が策定されるまでは、IOC ジェネリック GDP 内のマイルストーンとタイムラインが適用される。
e) その他の重要文書
HCC―原則に従い、HCC 内で参照されるその他の特定の契約または文書が、本大会の計画策定、組織編制、財務及び開催に適用される。これには特に、マーケティングプラン契約(MPA)、OCOG と大会ホスト放送局(オリンピック放送機構 - OBS)の間で結ばれる OBS 契約及び IOC と IPC の間の契約が含まれ、いずれも HCC―原則で言及されている。HCC―大会運営要件に記載されている要件の実施に当たり、これらの契約と HCC―原則で言及されているその他の文書の規定が適用される。
f) 定義
この HCC―大会運営要件の文書内で別途定義されていない大文字で始まる全ての用語は、HCC―原則にあるそれらの用語に起因する意味を持つものとする。
本文書の構造及び適用範囲
g) 運営の諸分野
HCC―大会運営要件内に記載された要件は、「分野」と呼ばれる項目ごとにまとめられ、それぞれの分野について紹介が付されている。大会運営要件は、簡単に参照できるよう番号付きの一覧形式で記載されている。
要件の各分野へのグループ分けは、HCC が対象とする様々な任務と責任を合理的に割り振ることにより、大会の開催者を援助することを目的としていることに留意するべきである。ただし、明確にするために付言すると、この表記の仕方は、特定の組織構造を OCOG に強要することを意図したものではない。
本文書で扱われる多くの分野は、OCOG から IOC、IOC の管理する団体、またはその他の大会ステークホルダー(選手、国内オリンピック委員会(「NOC」)、国際競技連盟(「IF」)、メディア、IOCマーケティングパートナー、ライツホルダー(放送権者「RHB」)、国内外のxx及び観客など)へ提供する、特定の施設、物品、またはサービスに的を絞っている。かかる施設、物品またはサービスは、 HCC―原則、MPA、『HCC―原則』に従って OCOG と OBS の間で結ばれる放送協力契約及びその他の関連合意書または関連文書で定義される条件に従って提供されるものとする。明示的に別途規定される場合を除き、かかるサービス及び施設は、OCOG の費用で、そして OCOG が当該ステークホルダーに金銭的補償を要求せずに、当該ステークホルダーグループに提供されるものとする。
障がいの有無を問わず、万人に対して同じサービスレベルを確保するため、ユニバーサルアクセシビリティが中心原則であり、大会参加者及び観客ならびに開催都市のコミュニティのために全ての会場とサービスに適用されるべきである。
h) パラリンピック競技大会
パラリンピック競技大会は、運動競技の最高水準の卓越性と多様性を示す、障がいのある選手のための最xxの国際総合競技大会である。
2024 年及び 2028 年パラリンピック競技大会は、HCC―原則及び HCC―大会運営要件に記載された関連規定、また IOC と IPC の間で署名された契約に従って開催されるものとする。この契約には、パラリンピック競技大会が、オリンピック競技大会のインフラとサービスを活用して開催される複数のスポーツ・複数の障がい者スポーツの国際大会として維持されるための、保証、条件、原則が含まれる。 OCOG に付与されるマーケティング権及び放送権、並びにそれらの権利に関連して IPC に与えられる支払保証及びパラリンピック競技大会に関連したステークホルダーの責任を規定している。パラリンピック競技大会の参加者に提供されるサービスは、オリンピック競技大会に適用されるものと同様の原則に基づくべきであるが、パラリンピック競技大会のニーズに合わせて調整されるべきである。パラリンピック競技大会の計画策定は、早い段階から OCOG によってオリンピック競技大会の計画策定に統合されるべきである。
所定の分野について、OCOG による完全な理解を得るために、また統合的な計画策定のアプローチを推進するため、パラリンピック競技大会に関する要件の大多数は、本文書の様々なセクションに統合されている。その結果、本文書に記載された一般的な性質の要件のほとんどはオリンピックとパラリンピックの両競技大会に適用される(系統立てて言及されていない場合もあるが)が、パラリンピック固有の要件は当該の各要件の文言によって特定でき、また、いくつかのセクションの最後に分けて、以下に説明するパラリンピックシンボルと共に記載されている。パラリンピックに関する具体的事項が言及されていない場合、オリンピック基準は、その分野のパラリンピック基準に関する検討の基礎としても用いられる。
i) OCOG、開催都市、開催国 NOC 及びその他の開催国のステークホルダー間の協力
開催都市及び開催国 NOC ならびに開催国当局または開催国のその他の民間機関による共同努力及び緊密な協力は、大会の成功に不可欠である。しかし、HCC―原則に記述されているとおり、大会の計画策定、組織編制、財務及び開催に関わる全ての運営面を実施するという OCOG の任務に従って、この HCC―大会運営要件の文書は、OCOG による大会関連の様々な要件の履行を中心に扱っている。
j) 他のオリンピアード競技大会またはオリンピック冬季競技大会への適用
本文書で定義される要件は、HCC の不可欠な部分であり 2024 年及び 2028 年競技大会への適用を目的として起草されている。しかしながら、IOC は、現存する OCOG と調整の上で、また、IOC と現存する OCOG との間でなされた合意の規定に従って、本文書に記述されている要件の全体または一部をそれより前のオリンピアード競技大会及びオリンピック冬季競技大会にも適用可能であると判断する可能性がある。
k) ビジュアルシンボル
特定種類の情報を探している読者の手助けのため、以下シンボルを適用する。
オリンピアード競技大会―固有の内容 オリンピック冬季大会―固有の内容 パラリンピック競技大会―固有の内容
数値及び統計
相互参照マトリックス
以下の表は、読者にビジュアルな手助けを提供することを意図している。これは、(欄見出しに列挙する)OCOG のファンクショナルエリアが(左欄に列挙する)『HCC―大会運営要件』及び付属書類に関係することを示す。『HCC―大会運営要件』は OCOG、開催都市、開催国 NOC への拘束力を完全に維持し続けるが、全ての分野間の密接な調整が、計画及び運営にあたっての全体的文脈の完全な理解を確保するため、特に不可欠である。
HCC―OR 運営エリア要件に関連する、ファンクショナルエリア(ファンクショナルエリア名称のアルファベット順) | ||||||||||||||||||||||||||
HCC-OR 運営エリア + 付属書類 (アルファベット順) | ACM | ACR | AND | BIL | BRS | BUS | CER | LIV | CTV | CNW | COM (DIG, PUB 含 む) | CCC | CUL | DOP | EDU | NRG | EVS | FIN (RTC 含む) | FNB | GOV | IKM | LAN | LGY | LGL | LIC | LOG |
コミュニケーション | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||
文化 | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||||
デジタルメディア | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||
教育 | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||||
エネルギー | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||
エンゲージメント | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||
財務 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||
飲食 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
競技大会マネジメント | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||
情報・知識マネジメント | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||
言語サービス | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||||
マーケティングパートナーサービス | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||
メディア | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||
メディカルサービス | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||
NOC サービス | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||
オリンピックファミリー及びxxサービス | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||
オリンピック聖火リレー | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||
人材マネジメント | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||||
プロトコール | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||||
権利保護 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||
競技(IF サービス含む) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||
持続可能性及びオリンピックレガシー | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||
テクノロジー | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||
チケッティング | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||
輸送 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||
会場 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||
選手村マネジメント | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||
道案内サイン | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||||
CER 付属書 1―オリンピック競技大会のセレモニー及び他イベントに関する知的財産権に関する 規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||
CER 付属書 2―表彰式設営及びアナウンス原 稿に関する規定(2015 年 6 月) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
CER 付属書 3―式典のプロトコール要素に関す る規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
BRS 仕様書 1―放送サービス及び施設に関す る運営規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||
BRS 付属書類 2―放送マスタープラン―タイムラ イン | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||
BRS 付属書類 3―放送照明に関する規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
BRS 付属書類 4―メディア輸送表 | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||||
VIL 付属書類 1―NOC オフィススペースに関す る規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
ACR 付属書類 1- オリンピック競技大会におけるアクレディテーション―詳細仕様(2016 年 12 月) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||
ACR 付属書類 2―パラリンピック競技大会におけるアクレディテーション―詳細仕様(2015 年 6 月) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||
MED 付属書類 1―IOC 医事科学委員会のオフ ィススペースに関する規定 | ✔ | |||||||||||||||||||||||||
FIN 付属書類 1―OCOG の保険に関する規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
PRT 付属書類 1―オリンピズムとオリンピックシ ンボルに関する規定(2011 年 1 月) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||
PRT 付属書類 2―プロトコール詳細規定 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||
BIL 付属書類 1―オリンピック競技大会における、OCOG、オリンピック聖火リレー及びマーケティングパートナーワークフォースのIOC ユニフォ ームガイドラインに関する規定(2015 年 10 月) | ✔ | ✔ | ||||||||||||||||||||||||
TKT 付属書類 1―クライアントチケットポータル に関する規定(2015 年 6 月) | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |||||||||||||||||||||
ACM | ACR | AND | BIL | BRS | BUS | CER | LIV | CTV | CNW | COM (DIG, PUB 含 む) | CCC | CUL | DOP | EDU | NRG | EVS | FIN (RTC 含む) | FNB | GOV | IKM | LAN | LGY | LGL | LIC | LOG | |
HCC―OR 運営エリア要件に関連する、ファンクショナルエリア(ファンクショナルエリア名称のアルファベット順) |
* パラリンピックインテグレーション
相互参照マトリックス(続き)
HCC―OR 運営エリア要件に関連する、ファンクショナルエリア(ファンクショナルエリア名称のアルファベット順) | |||||||||||||||||||||||||
MPS | MED | NCS | OFS (DIP, PRT 含 む) | OTR | OPR | PEM | PNC | PRS | PRC | RPP | RSK | SEC | SPX | SPT (INS 含む) | SUS | TEC | TEM | TKT | TRA | VEM | VNI (VED, INF 含 む) | VIL | SIG | PGI* | HCC-OR 運営エリア + 付属書類 (アルファベット順) |
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | コミュニケーション | |||||||||||
✔ | ✔ | 文化 | |||||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | デジタルメディア | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | 教育 | |||||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | エネルギー | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | エンゲージメント | |||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 財務 | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 飲食 | |||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 競技大会マネジメント | ||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 情報・知識マネジメント | |||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 言語サービス | ||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | マーケティングパートナーサービス | |||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | メディア | ||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | メディカルサービス | ||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | NOC サービス | ||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | オリンピックファミリー及びxxサービス | ||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | オリンピック聖火リレー | ||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 人材マネジメント | |||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | プロトコール | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 権利保護 | ||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 競技(IF サービス含む) | |||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 持続可能性及びオリンピックレガシー | |||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | テクノロジー | |||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | チケッティング | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 輸送 | ||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 会場 | ||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 選手村マネジメント | |||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | 道案内サイン | |||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | CER 付属書 1―オリンピック競技大会のセレモニー及 び他イベントに関する知的財産権に関する規定 | ||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | CER 付属書 2―表彰式設営及びアナウンス原稿に関 する規定(2015 年 6 月) | ||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | CER 付属書 3―式典のプロトコール要素に関する規 定 | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | BRS 仕様書 1―放送サービス及び施設に関する運 営規定 | |||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | BRS 付属書類 2―放送マスタープラン―タイムライン | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | BRS 付属書類 3―放送照明に関する規定 | |||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | BRS 付属書類 4―メディア輸送表 | |||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | VIL 付属書類 1―NOC オフィススペースに関する規 定 | |||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ACR 付属書類 1- オリンピック競技大会におけるアク レディテーション―詳細仕様(2016 年 12 月) | ||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ACR 付属書類2―パラリンピック競技大会におけるア クレディテーション―詳細仕様(2015 年 6 月) | ||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | MED 付属書類1―IOC医事科学委員会のオフィスス ペースに関する規定 | ||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | FIN 付属書類 1―OCOG の保険に関する規定 | |||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | PRT 付属書類 1―オリンピズムとオリンピックシンボル に関する規定(2011 年 1 月) | ||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | PRT 付属書類 2―プロトコール詳細規定 | |||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | BIL 付属書類 1―オリンピック競技大会における、 OCOG、オリンピック聖火リレー及びマーケティングパートナーワークフォースの IOC ユニフォームガイドライ ンに関する規定(2015 年 10 月) | ||||||||||||||||||||
✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | TKT 付属書類 1―クライアントチケットポータルに関 する規定(2015 年 6 月) | ||||||||||||||
MPS | MED | NCS | OFS (DIP, PRT 含 む) | OTR | OPR | PEM | PNC | PRS | PRC | RPP | RSK | SEC | SPX | SPT (INS 含む) | SUS | TEC | TEM | TKT | TRA | VEM | VNI (VED, INF 含 む) | VIL | SIG | PGI* | |
HCC―OR 運営エリア要件に関連する、ファンクショナルエリア(ファンクショナルエリア名称のアルファベット順) |
* パラリンピックインテグレーション
1. プロダクト及び体験
1.1. 競技(IF サービスを含む)
序論
オリンピック及びパラリンピック競技大会は、最高の選手たちが最高レベルで競う世界的舞台を提供することにより、オリンピック及びパラリンピックの世界的価値を促進する。彼等の成功、そして最終的には競技大会そのものの成功には、可能な限り最良の、競技及び練習環境を提供するべく、あらゆる側面に細心の注意を払う必要がある。
競技分野に関して、重要な成功要素は以下の通り。
• 会場準備、練習及びスポーツプレゼンテーションを含む、徹底的な競技計画及び競技運営
• 高度なパフォーマンスにふさわしい、競技会場及び競技エリア(FOP)
• 競技のテクノロジー要件を満たす競技備品
• オリンピック及びパラリンピック競技の効率的な組織
OCOG 内部、並びに IOC、IPC、IF 及び OBS を含む多様なデリバリーパートナーとの緊密な調整及び協力もまた、本分野を成功裏に実施するためには必須である。競技の運営組織として、IF の専門性、経験及び知識もまた不可欠である。
競技分野は、HCC―大会運営要件の対象となっている多くの他の分野と密接に関係し、相互に関連している。大会の計画と運営にあたっては、本書 17 ページの相互参照マトリクスで強調している全ての関連要件を含んだ幅広い文脈の中で、それぞれの分野の検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、競技に関するオリンピック競技大会ガイド、義肢、装具、車椅子の修理サービスに関する IPC ガイド及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記の序論に沿った、また HCC―原則に従った競技要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーン及びタイムラインに合わせて、OCOG により以下が実施されるものとする。
SPT 01 - 競技会場
• 一般原則として、全ての競技をオリンピック競技大会の開催都市で実施する。オリンピック憲章に従い、IOC は、特に持続可能性と地形を理由として、開催都市外、例外的な場合には開催国外での予選、または競技全体あるいは種別全体の開催を許可する場合がある。
SPT 02 - 大会開催期間
• オリンピック競技大会の競技会開催期間は、16 日を超えてはならない(この規則はサッカーには適用されない)。例外的に、各 IF と IOC の承認を条件に、一部の予選を開会式の前に行ってもよい。いずれの場合も、開会式以前のメダルの授与とオリンピック競技大会から選手を除外することは許されない。
SPT 03 - パラリンピック競技の組織
• パラリンピック競技大会の競技運営は、以下を含む必要な分野において IPC と IF が規定したテクノロジー要件に従って実施する。
− 各競技会場、練習会場及びクラス分け会場の選定、設計及び運営計画を策定する
− 競技、練習及びクラス分けの詳細なスケジュールを設定する
− 競技、練習及びクラス分けのために必要となる型、数の設備・備品を調達する
− パラリンピック競技大会の開催までの計画策定、監視、準備及び問題解決に寄与するために、各競技に対し指名された技術役員による 2~5 回の訪問を手配する。正確な訪問回数は状況に応じたもので、その競技、会場及びオリンピック競技のための訪問との相乗効果に応じて適宜決定される。
− パラリンピック競技のリザルトと情報の配信のために要求されるテクノロジー設備及びシステムを提供する。
− スポーツプレゼンテーションのための、独創的なコンセプトとロジスティックスの手配を行う。
競技会場及び練習会場に関する要件
SPT 04 - IF の競技会場基準
• 競技及び会場それぞれの IF 文書で定義されているように、各競技会場に関する最新の IF テクノロジー要件に従う(例:競技エリア(FOP)の標準寸法、標準ウォームアップスペース、選手の準備と IF スペースのためのバックオブハウス(BOH)、業務エリアの標準要件など。)
SPT 05 - 競技会場
• 開催都市と開催国の NOC が立候補ファイルで提案した場所及び主要会場の要件を変更する前
に、IOC と各 IF の事前承認を得る必要がある。競技会場の変更は、立候補都市の提案と大会コンセプトのレガシーの側面を強化するものでなければならない。
SPT 06 - パラリンピック競技会場
• パラリンピック競技プログラムの全競技/種別の IF 要件に適合した、高水準の設備が整った競技会場を提供する。一般に、パラリンピック競技大会に使用される全ての競技会場は、オリンピック競技大会に使用される競技会場と同じものとし、この例外は、重大な理由の場合に限定されるべきであり、IPC の承認を条件とする。
SPT 07 - 大会のルック
• 各競技会場のFOP 内及び周囲の大会要素の全てのルックに関し、IF に助言を求める。これは特に、背景色が FOP での視界に影響するといった特別な問題の生じる競技において重要となる。
• 各練習会場に、大会のルックに沿った道案内標識、旗及びバナーを含むパッケージを設置する。
SPT 08 - オリンピック旗及び IF リコグニッション(識別表示:IF のマークやロゴ)
• オリンピック競技大会の期間を通じて、各競技会場及び練習会場にオリンピック旗を掲揚し、またオリンピック旗と OCOG 旗の間に IF 旗を配置する。
• 全ての競技会場で、FOP の隣に追加で IF リコグニッションを配置する。その寸法と形状は IOC により決定されるものとし、OCOG により実施されるものとする。
SPT 09 - 大会前の会場へのアクセス
• 当該競技の規則に基づき、NOC に対して最低限の大会前会場アクセスを保証する。
SPT 10 - 大会期間中の練習
• オリンピック競技大会の前及び大会中に使用する練習会場に関する全てのテクノロジー要件について関連する各 IF と合意し、選手村の開村から各競技/試合(共同開催都市で実施される競技を含む)の終了まで、これらの練習会場を全選手が利用できるようにする。公式練習中に選手へ提供されるサービスレベルは、競技試合中に提供されるサービスと同等であるものとする。公式練習以外の練習においても、OCOG 及び IF は選手に提供されるサービスについて合意するものとする。
• 当該会場は、IF テクノロジー要件に適合しなければならない。これら要件に対する例外を求める場合は、IOC と各 IF に承認を得なければならない。
SPT 11 - パラリンピック練習日程計画
• 対応するオリンピックプロジェクトと並行して、パラリンピック練習日程、練習予約手続、輸送計画の策定及び、スポーツインフォメーションセンター(SIC)内の練習業務関係窓口の設置を行う。
IF サービスに関する要件
SPT 12 - IF イベントへの出席
• OCOG スポーツマネージャーが、各競技の大会準備に関する進捗状況の報告のために、関連する IF の会議及び総会へ出席できるようにする。また、各競技に関する更なる理解と運営経験を得るために、IF のイベントへ参加できるようにする。
SPT 13 - IF 代表の任命
• OCOG の設立後速やかに、オリンピックプログラムに含まれている競技の各 IF に連絡し、各競技に関連した全ての事項の検証及び承認または承認を求める権限を持つ、主たる IF 代表 1 名の任命に関して合意する。
SPT 14 - スポーツデリバリープラン(競技運営計画)
• 各IF とのエンゲージメントの条件及びレベル並びに大会の実施に適用される各々全てのサービスレベルを、OCOG と各 IF によって作成されるスポーツデリバリープラン(SDP)に記載する。かかる合意では、大会の実施のために IF から提供されるサービスに関連した金銭的対価も規定するものとする。
SPT 15 - パラリンピック競技の覚書
• パラリンピック競技大会の各競技の計画策定と実施において、IPC 及び IF から期待される関係、責任、適用範囲、サービスレベル及び実施タイムラインを明確に記載した、両当事者との協力協定(覚書 [MOU])を締結する。
• IF、IPC 及び OCOG は、MOU の要素を SDP に盛り込めることに合意する。
SPT 16 - 大会前における IF の開催都市訪問
• OCOG と IF の間で競技毎に必要とされ、合意される大会前の訪問について、各 IF 代表の往復の航空券、食事、宿泊の経費を負担する。
SPT 17 - IF 代表のための大会時経費
• 各 IF 代表が担当する種別の最初のイベント開始の少なくとも 5 日前から、その種別の最終イベントの終了 2 日後までの、IF 代表の経費を合理的範囲で支払う。かかる経費には、航空運賃、食事及び宿泊を含むものとする。
• 大会時の準備のために、上記で指定する期間より前に IF 代表の来日が必要とされる場合には、
OCOG と当該 IF が合意した上で、この追加経費は OCOG が負担するものとする。
SPT 18 - 技術役員の輸送
• 国際技術役員(XXX)の出張方針を IOC に提出し、承認を得ること。
• オリンピック競技大会のための ITO の出張費を支出する。ITO の総人数は、当該 IF から提案された後、IOC によって承認されるものとする。出張費は、ITO の居住地と開催都市間の往復費用として計算されるものとする。
• 開催国内の国内技術役員(NTO)の出張費を支払う。
SPT 19 - 技術役員の宿泊
• IF から任命された全ての ITO と NTO の宿泊場所として、選手村とは別の施設を提供する。この場合、各競技の最初の種目開催日の少なくとも 3 日前(すなわち最低 3 泊の宿泊を含む)から最後の種目終了後少なくとも 1 日(すなわち最低 1 泊の宿泊を含む)は技術役員が現地に滞在することを考慮に入れる。大会時の準備のために、上記で指定された期間より前から ITO の滞在が求められ、OCOG と当該 IF 間で合意されている場合、この追加経費は OCOG が負担するものとする。技術役員と審判メンバーは、選手村への宿泊は許可されない。
• HCC―大会運営要件―宿泊に従い、ITO と NTO の宿泊施設(朝食を含む)を提供する。
SPT 20 - 技術役員の日当
• 全技術役員に対し、各競技で承認された開催都市滞在期間中の食事(朝食を除く)と雑費を補填するための日当(日々の経費)を支出する。
• ITO の場合、日当の額は 100 米ドル以上とする。OCOG からこの額の変更が提案される場合、IOCの承認が必要となる。
• NTO の日当の額は、OCOG により設定されるものとする。
SPT 21 - 技術役員のユニフォーム
• 各 IF と合意され、IOC の承認を受けた FOP ユニフォームを、全技術役員(ITO 及び NTO)に提供する。
SPT 22 - IF のための開会及び閉会式のチケット
• 各 IF の役割における公式期間に合わせて、開会式及び/または閉会式の間に開催都市に滞在する全ての技術役員に開会及び閉会式のチケットを提供する。
SPT 23 - パラリンピック競技大会のための IF 大会役員と IPC 大会役員へのサービス
• IF 大会役員(ITO 及びクラス分け委員)と IPC 大会役員に対する要件及びサービスは、オリンピック競技大会で ITO に適用されるものと同一であり、パラリンピック競技大会のニーズに合わせて調整される。
• IF 大会役員と IPC 大会役員の居住地からパラリンピック競技大会の開催都市までの旅費を負担する。
• IF 大会役員の宿泊は、オリンピック競技大会の ITO に提供するサービスと同じレベルで、原則として、ステークホルダーのホテルを使用する。ただし、パラリンピック競技大会に関してのみ、 OCOG は IPC の承認を条件として選手村の明確に区別されたゾーンに IF 大会役員を宿泊させる決定をしてもよい。
• 居住地から/居住地までの全移動日数を含め、パラリンピック競技大会の業務を目的とした滞在予定期間に対し、100 米ドル以上の日当を IF 大会役員と IPC 大会役員に支払う。この額を変更する場合、IPC の承認が必要となる。
SPT 24 - IF 大会役員、NTO、IPC 大会役員のパラリンピック競技大会用ユニフォーム
• パラリンピック競技大会期間中、オリンピック競技大会と同等の内容で、IF 大会役員、NTO、IPC大会役員に FOP ユニフォームと付属品を提供する。
競技大会に関する要件
SPT 25 - スポーツマネージャーの任命及び承認
• オリンピックプログラムの各競技について、スポーツマネージャーを任命する。スポーツマネージャーは、IF の要件、オリンピック憲章、HCC―原則に従った、競技と練習の計画策定及び実施に責任を負うものとする。
• 全てのスポーツマネージャー候補は、必ず当該 IF の承認を受けるようにする。また、当該競技の個々の種別についても経験豊富なマネージャーを採用する。
SPT 26 - 人選及び研修戦略
• OCOG スポーツマネージャーを通じ、各競技の IF と協議の上、競技 FA ワークフォース、NTO 及び競技ボランティアの各カテゴリーの人選及び研修計画を策定する。
SPT 27 - パラリンピック競技大会の競技ボランティア研修
• パラリンピック競技大会で採用された競技ボランティアが、パラリンピックムーブメント、パラリンピック競技大会、競技及び一般的な障がいへの理解についての全体研修を必ず受けられるようにする。
SPT 28 - 競技スケジュール
• 競技スケジュールの策定に関しては、以下の 6 つの詳細レベルを含む全段階で IOC、OBS 及び IF
と協議する。
− 1 日毎の競技スケジュール
− イベント毎の競技スケジュール
− セッション毎の競技スケジュール
− 詳細なイベントスケジュール
− 詳細なコンペティション・アクティビティ・スケジュール(DCAS)
− 詳細なスポーツ・アクティビティ・スケジュール
• オリンピック競技大会におけるセッション毎の競技スケジュールは、最低でも大会 2 年前までに
IF 及び OBS の承認を受け、その後 IOC へ提出して承認を受ける。
SPT 29 - パラリンピック競技スケジュール
• パラリンピック競技大会については、オリンピック競技大会と同じ競技スケジュール策定プロセスと管理原則に従う。競技スケジュールの最終案は、IPC と IF の承認が必要である。
SPT 30 - 気象データ
• 屋外競技の場合、競技シーズン(冬季またはxx)中の気象データを収集する観測所を競技会場毎に設置する。これらの観測所は、開催都市の選定後、以下のとおり、可能な限り早期に設置されるものとする。
− オリンピアード競技大会の 4 年前まで
− 冬季オリンピック競技大会の 5 年前まで
• 観測所は、各 IF の気象報告要件に適合するデータを収集する。気象サービスの提供者は、大会情報システム(INFO+)や他のデータシステムで使用するための開催都市内の気象データ及び測定基準についても提供する。
SPT 31 - スポーツプレゼンテーション
• 全体的なスポーツプレゼンテーション・コンセプトに基づき、各競技/種別の要件及び文化に合わせて特別に調整された、競技個別のスポーツプレゼンテーション計画を各 IF 及び OBS と協力して策定する。
• 以下のスポーツプレゼンテーションの主要要素を IOC、IFS 及び OBS に提出すること。
− 実況及び解説
− 音楽
− ビデオボードのコンテンツ
− スコアボードのアニメーション
• スポーツプレゼンテーションに関して、「オリンピックテーマ」と競技固有の要件の枠組み内でミュージックライブラリーを開発する(IF と選手からの意見提供も想定される)。歌とサウンドを変化させ、幅広いスタイルをカバーし、適切な音楽を利用可能にする。全ての必要な音楽の権利を取得すること。
• OCOG が既存のコンテンツを活用できるようにするため、会場内ビデオボードのビデオコンテンツ開発における全段階において、IOC、OBS、オリンピックチャンネルサービス株式会社(OCS)および IF と協議すること。
• OBS にビデオボードの全ての放送フィード要件を提供する。
SPT 32 - パラリンピックスポーツプレゼンテーションのコンテンツ
• パラリンピック競技大会をオリンピック競技大会と区別するため、独自の「パラリンピックテーマ」を策定する。それぞれの競技計画についてもまた、各競技のクラス分けとルールに関する観客の知識養成に重点を置き、パラリンピック競技の特有のニーズに合わせて修正または作成・調整する必要がある。
• IPC から承認を得るため、スポーツプレゼンテーションに係る以下の主要な要素を提出する。
− 実況及び解説
− 音楽
− ビデオボードのコンテンツ
− スコアボードのアニメーション。
SPT 33 - 競技大会時のスポーツエンゲージメント/イニシエーション
• 運営上実行可能である限り、全ての年齢の観客がオリンピックプログラムの各競技をよりよく理解、体験することができ、競技大会時に観客の経験を向上または増進させるスポーツエンゲージメント/イニシエーション・プログラムを各 IF および NF と協力して実施すること。
SPT 34 - FOP における放送用カメラとマイクロホンの位置
• FOP の全ての放送用カメラとマイクロホンの位置について、事前に OBS と IOC の承認を得る。当該 IF と協議するものとし、提案されたカメラとマイクロホンの位置が選手の安全または競技の実施に悪影響を与える可能性が高いとされる場合、IF に異議を唱える権利が与えられるものとする。意見が一致しない場合、最終的な決定は IOC が行うものとする。
SPT 35 - IF の放送フィード要件
• ビデオ判定を含む、IF の全ての放送フィード要件の要約を OBS に提供すること。
SPT 36 - オリンピック憲章の規則 50 の施行
• オリンピック憲章の規則 50(関連するガイドラインを含む)に記載された要件を大会時に施行するため、IF と IOC を補助する。
競技用備品に関する要件
SPT 37 - 競技用備品リスト
• 各競技/種別のために調達される最終的な競技用備品のリストは、各 IF によって必ず検証され、署名によって承認される。
SPT 38 - 世界スポーツ用品工業連盟(World Federation of the Sporting Goods Industry)
• 大会時の選手に対するテクノロジーサービスとして調整に必要な世界スポーツ用品工業連盟
(WFSGI)と連携する。また、協力を求められた際は、前回大会終了後に IOC から通達される要件に従って WSFGI を補助する。
SPT 39 - 一般競技用備品サプライヤー契約
• OCOG の全体的なマーケティング計画に沿った、競技用備品サプライヤーの取引の様々なモデル
(マーケティング/スポンサーシップ権を付与されたサプライヤー、単独サプライヤー契約など)を網羅する、競技用備品サプライヤー契約の定型書式を OCOG の関連分野と緊密に連携して起草し、IOC に提出して承認を得る。
SPT 40 - FOP 準備のための機器の提供
• テストイベントと実際の本大会の FOP の準備に必要な全ての機器(ゴム製モーターボート、トラクターなど)を提供する。
SPT 41 - スキーレーシングサプライヤーアソシエーション及び WFSGI の競技用備品運搬
• IOC の承認を得るため、競技用備品(スキーレーシングサプライヤーアソシエーション[SRS]、 WFSGI)の空港から競技会場及び練習会場までの遅滞のない運搬が可能となるよう運営計画を策定及び実施するとともに、この計画を提出する。
SPT 42 - スキーレーシングサプライヤーアソシエーション(Ski Racing Suppliers Association)
• 大会時の選手へのテクノロジーサービスの手配に援助を要求する SRS に協力し、それぞれの役割と責任を概略した覚書を策定する。この覚書は、承認を得るために IOC に提出する。
SPT 43 - ワックスキャビン
• オリンピック冬季競技大会では、IOC が決定した要件に従って、以下にワックスキャビンを提供する。
− 選手の人数に関連する割当方式に基づく NOC
− SRS(IOC が決定する会員企業による財務援助を条件とする)
スポーツエントリーに関する要件
SPT 44 - スポーツエントリー
• IF が定義し、IOC が承認した選考システムに従い、大会への参加資格が与えられ選出された選手向けの公式登録プロセスを定義し、実施する。
• IOC と IF の承認を得るため、イベント固有のデータフィールドを含めた、全てのエントリーフォーム(紙面または電子形式)を提出する。承認後、このエントリーフォームを全 NOC に配布する。
SPT 45 - スポーツエントリーとパラリンピッククラス分け運営計画の統合
• オリンピック競技大会と同様のプロセスをパラリンピックエントリー資格認定システム(PEQ)に適用し、パラリンピックのスポーツエントリープロセスに必要不可欠な競技クラス分けの要素を追加する。
競技出版物に関する要件
SPT 46 - 要求されるオリンピック競技出版物
• 以下の競技別の出版物を制作する。
− 競技説明書
− 競技別の出版物
− チームリーダーガイド
− スポーツエントリーフォームまたはオンラインデータベース
− スポーツエントリー資格認定システムマニュアル
− 大会前練習ガイド
− 技術役員向けガイド
− テストイベント出版物
− IF プログレスレポート
• デジタル出版形式の使用は IOC が全面的に支援するが、OCOG は出版の前に、提案された出版形式(ハードコピーまたはデジタル)、配布日及び発行日を確認するものとする。
SPT 47 - パラリンピック競技大会のための大会役員ガイド
• パラリンピック競技大会に従事するレフェリー、審判及び役員のための競技別大会役員ガイドを IPC に提出して承認を得る。このガイドには、宿泊、アクレディテーション、ユニフォーム、出入国などの情報を含めるべきである。
SPT 48 - パラリンピック大会前練習ガイド
• NPC のニーズに対応するために必要な全ての情報をまとめた、パラリンピック大会前練習ガイドを作成する。この中で、アクセシビリティの考慮事項及び各競技のテクノロジー要件に基づき、各施設において実施可能なパラリンピック競技を明記する。
パラリンピック競技大会に特に関連のあるその他の要件
SPT 49 - クラス分けプログラム
• IF クラス分け規則、IPC クラス分けコード並びに関連する国際基準に全面的に準拠し、パラリンピック競技大会のクラス分けプログラムの運営部分を実施する。これを達成するため、OCOG は以下の内容を実施する。
− クラス分け評価を最も効率的に行えるように、当該 IF から指定され IPC によって承認された必要な施設と特殊設備・用具を、各パラリンピック競技の競技会場または練習会場とパラリンピック選手村に設置する。
− パラリンピック競技大会の選手の適切かつ正確なクラス分けを保証するために、最適な作業環境を提供する。クラス分けの作業が最高の水準で、競技と選手を中心に据えて実施されることを保証する。ITO へのサービスと同等のものとする必要がある IF クラス分け委員に提供されるサービスについても重要である。また、クラス分けの要件に特に適合するように競技前に準備されている必要がある。
− 大会前に IF クラス分け情報を効率的に伝えることによって、IPC、IF 及び NPC を支援し、開催都市に到着後、クラス分け評価を実施する選手数を減らす。
SPT 50 - パラリンピック競技大会のクラス分け調整センター
• SIC 内の専用デスクを使用し、クラス分け調整センターを運営する。パラリンピック競技大会の競技のクラス分け評価に関するデータと情報の監視、調整及び保守並びにクラス分けの抗議、スケジューリング及び問題解決における NPC 代表との連絡に責任を持つ。
• 指定された競技会場または練習会場に、各 IF と IPC が承認した競技別のクラス分けの場所を設けるとともに、選手村に視覚障がいのある選手のためのクラス分け評価分野を別途設ける。
SPT 51 - 矯正具、人工装具及び車いすの修理サービス
• 全てのアクレディテーションを付与された選手、NPC チーム役員、IF 大会役員及びその他のパラリンピックのステークホルダーに、一連の矯正具、人工装具及び車いすの修理施設及びサービスを提供する。
• 矯正具、人工装具及び車いすの修理サプライヤーを選定し、OCOG とサプライヤーの間の最終合意の書面による承認を IPC に求める。
• パラリンピックビレッジプラザと各種会場にある修理サービスのための施設と基本的な家具・什器・備品(FFE)が、関連するテクノロジー仕様に適合することを保証する。
• パラリンピック競技大会の前後において、サプライヤー契約で設定された期間中、セキュリティエリア内に、発送された用具の保管場所を確保する。テクノロジー機器と予備品の一時的な輸入のための通関手続き及び用具を会場へ適時搬出入するための便宜を図る。
• 複数の会場及びゾーンに適宜アクセスできるよう、サプライヤーのスタッフに適切な OCOG アクレディテーションカテゴリー及びアクセス権を与え、運営全体を網羅する柔軟性を確保するため、少数のアップグレードカードを発行する。さらに以下を行う。
− 複数の会場へ迅速かつ柔軟なサービス提供を保証する、適切な輸送システムの利用を許可する。
− サプライヤーとの合意に基づき、テクノロジー者に対する追加のサポートスタッフまたはボランティアを提供する。
• レートカードプログラムの利用をサプライヤーに許可し、大会時に適正な価格で追加の設備、補給品及びサービスを購入またはリースできるようにする。
1.2. 式典
序論
式典はオリンピックとパラリンピックの最も記憶に残る瞬間を提供する。それらはオリンピックとパラリンピックの価値を表し、選手の業績を祝福し、連帯の精神に貢献し、開催都市/国の文化的伝統を強調する。式典の成功は、オリンピックとパラリンピックが他のスポーツイベントよりもxxxに優れていることを裏付ける。
式典の分野において、重要な成功要素は以下の通り。
• 熟考されたコンセプト及びマスタープラン
• 開会式や閉会式、表彰式やチームウェルカムセレモニーについての初期段階からのクリエイティブ計画
• プロトコールの配慮事項の注視
• 知的財産権及び放送権者(RHB)の権利の厳格な尊重
OCOG 内及び IOC、IPC、各々のプロデューサー、OBS や公的機関等の、様々なデリバリーパートナーとの緊密な調整及び協力もまた、本分野を成功裏に実施するためには必須である。OBS との調整は、世界の聴衆が式典からの感動と興奮を分かち合うために特に重要である。
式典分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他の多くの他分野と密接に関連し連携している。
大会の計画と運営にあたっては、本書 17 ページの相互参照マトリクスで強調している全ての関連要件を含んだ幅広い文脈の中で、それぞれの分野の検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、式典に関するオリンピック競技大会ガイド、パラリンピック式典に関する IPC ガイド及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記の序論に沿って、また HCC―原則に従って式典の要件を実施するために、大会デリバリー計画
(GDP)に記載されたマイルストーンとその他のタイムラインの範囲内で、OCOG により以下が実施されるものとする。
全てのオリンピック式典に関する要件
CER 01 - 式典の組織及び適用範囲
• 以下のパラメーターを考慮し、式典を組織する。
− 開会式は、オリンピック競技大会を正式に開始するものとし、開催都市内の特定の場所で大会の最初の日に実施されるものとする。
− 閉会式は、オリンピック競技大会を正式に終了するものとし、開催都市内の特定の場所で大会の最後の日に実施されるものとする。
− 選手にメダルを授与する表彰式は、各競技イベントの終了後、競技会場で、及び/またはオリンピック冬季競技大会において該当する場合、メダルプラザで実施されるものとする。
− チームウェルカムセレモニーは、オリンピック競技大会の開会式前に、全 NOC のために選手村で開催されるものとする。
CER 02 - 式典のクリエイティブアプローチとビジョン
• IOC の承認を得るために、式典の全体的なクリエイティブアプローチとビジョンについて最初のプレゼンテーションを実施する。
CER 03 - 式典のコンセプトと詳細な演出マスタープラン
• IOC の承認を得るために、全式典のコンセプトと詳細な演出マスタープランを提出する。その後、本質的な変更またはテーマ的な変更は、IOC の承認を得るために再提出するものとする。
CER 04 - 式典のプロトコール要素
• プロトコール要素が、「CER 付属書 3―式典のプロトコール要素に関する規定」(プロトコール要素に芸術的セグメントを織り交ぜられるとの解釈による)に記載された式次と記述に準拠していることを確保する。
CER 05 - 式典の音楽
• 第三者の権利のクリアランスと尊重に関して、式典の状況での、または大会を目的とした OCOGによる音楽またはその他のクリエイティブ要素の使用が、第三者の権利を侵害していないことを確保する。オリンピック競技大会の式典及びその他のイベントに関連した、「CER 付属書 1―知的財産権に関する規定」に記載された全ての要件が全面的に尊重されるものとし、特に必要とされる全てのクリアランスと許可が取得されるものとする。
• 音楽を含む独創的要素の式典での使用に関して
− スポーツプレゼンテーションなどを含む、オリンピック競技大会の式典とその他の活動で使用される、音楽と、可能な限り記憶に残るようなオリンピック競技大会独自の音楽トラックを制作する。
− 上記の音楽とよりxxにオリンピック競技大会の式典とその他の活動で第三者により使用される、第三者との関連で依頼される全ての作品が OCOG のための「職務著作物」として創作され、全ての知的財産権とその他の財産権が OCOG に帰属し、その後 HCC―原則に従って IOC に譲渡されることを確保する。
− オリンピック競技大会の式典とその他のイベントに関し、「CER 付属書 1―知的財産権に関する規定」に記載された「IOC 音楽報告指示(IOC Music Reporting Instructions)」に従って、使用される全ての音楽要素を事前に IOC に報告する。
CER 06 - 式典のプレビュー
• あらゆるリハーサル中に、実質的な部分全てを前もって見るために、IOC が指名した代表に舞台裏を含めたアクセスを許可し、これらの代表が、本 HCC の条件と IOC が承認した式典のための計画書に従って式典が開催されることを確認できるようにする。
CER 07 - OBS との調整
• 式典の進行状況と進展について OBS と協議し、協力する。XXXX は本文書内に記載された OCOGの要件に従って式典を演出する責任を担い、OBS は式典の放送内容に関して最終的な権限と統制権を持つと了解されている。
開会式と閉会式に関する要件
CER 08 - 開会式と閉会式に関する要素の承認
• 開会式と閉会式に関する以下の要素を承認を得るために IOC に提出する。
− オリンピックプロトコールの要素の統合を含む、開会式と閉会式のコンセプトに関する最初のプレゼンテーション。
− 演出予算、詳細な演出スケジュール、ワークフォース/演出計画を含むマスタープランに沿った、開会式と閉会式に関連した詳細な独創的コンセプトとオリンピックプロトコール要素。
− 選手のための詳細な運営プラン
− 開催国言語(フランス語または英語以外の場合)による行進順序
− 詳細かつ完全な最終台本。以降の版は全て、変更箇所を明確に示して提出するものとする。
CER 09 - アーティストと音楽に関する契約上の合意の書式
• 開会式と閉会式に関連したアーティストと音楽の使用を扱った契約/法的文書の全ての書式を、オリンピック競技大会の式典とその他のイベントに関連する「CER 付属書 1―知的財産権に関する規定」に従って、アーティストを雇用する前に承認を得るために IOC に提出する。
CER 10 - オリンピック聖火台
• オリンピック聖火台は、技術的に複雑なものであるため、最終的な設計を承認を得るために IOC
に提示する。
• 共同開催都市で聖火台の設置を計画する場合、以下の規則が遵守されることを確保する。
− 聖火台のデザインは、トーチのデザインまたは聖火リレーコミュニティ式典の聖火台のデザインを表現するものとする。
− 聖火台は、寸法が制限されるものとする(平均高さ 6 メートル)。
− OCOG は、承認を得るために、ビジュアルデザインを IOC に提出するものとする。
− 共同開催都市の聖火台は、開会式で開催都市のオリンピック聖火台に点火される前には点火されないものとし、共同開催都市で催される最終競技日の後、公衆の参席なく納火されるものとする。
CER 11 - 追悼式
• 選手入場の後、公式スピーチの前の任意の時点で、亡くなった人々を思い起こす象徴的な、感傷に浸る時間が設けられることを確保する。
• この部分は、スタジアム内の観客と放送の視聴者の全てにとって厳粛で適切なものであることを確保する。
CER 12 - オリンピック月桂冠賞
• オリンピアード競技大会のみにおいて、開会式のシナリオに、オリンピズムに目覚ましい貢献を行った個人に対する、オリンピック月桂冠賞授与式のためのプログラムが含まれることを確保する。選考は IOC がその儀式のために指名した審査員が行う。
CER 13 - 次回開催都市の芸術プログラム
• 大会の閉会式の間、次回 OCOG が演出するクリエイティブなプログラムが実施されるものとする。次回 OCOG には、式典中にライブパフォーマンスを紹介したり、ビデオクリップ/映画を放送する機会が与えられる。次回 OCOG は以下を確保しなければならない。
− 全てのクリエイティブコンセプト、またはビデオクリップ/映画のコンテンツが IOC 要件に準拠し、承認を得るために IOC に提出される。
− このプログラムが、他の式典について上記で概略した、またオリンピック競技大会の式典とその他のイベントに関連する「CER 付属書 1―知的財産権に関する規定」で詳細に記述したものと同一の権利取得、譲渡、xxxxxx、その他の要件に従う。これらの任務は、次回オリンピック競技大会の組織委員会により全て管理されるものとする。
− パフォーマンスのクルー、アーティスト、またはタレントの雇用に関連した全ての文書書式を承認のために IOC に提出する。
表彰式に関する要件
CER 14 - 表彰式に関する要素の承認
• 表彰式に関する以下の要素を、承認のために IOC に提出する。
− オリンピックプロトコール要素の統合を含む、表彰式のコンセプトに関する最初のプレゼンテーション
− 表彰式に関連した詳細な独創的コンセプトとオリンピックプロトコール要素、ならびに演出予算、詳細な演出スケジュール、ワークフォース/演出計画を含むマスタープラン
− 表彰式の最終台本。開催国の言語がフランス語または英語ではない場合は開催国の言語による台本を含む(フランス語と英語による表彰式の正確な文言を含む台本は、IOC が事前に提供するものと了解されている。「CER 付属書 2―表彰式の演出とアナウンス原稿に関する規定」を参照)。
− 表彰台の初期設計
− 表彰台の最終設計。各会場の所定のレイアウトにより必要な場合は背景を含む
− 表彰式の最終演出計画。選手とメダルプレゼンターの入退場口、控室(待機エリア)の場所、旗竿/旗用トラピーズ(ワイヤー)及び写真カメラマン撮影位置を含む
− 表彰式の間に演奏される全ての音楽の一覧
CER 15 - 表彰式でのメダル及び花束プレゼンター
• IF と連携し、花束プレゼンターを特定する(IF はプレゼンターに関し OCOG に助言するものと了解されている)。
• IOC から OCOG に提供される、オリンピックメダルを贈呈する IOC 委員の二通りのリストを、アナウンスされるべき完全な役職名を含めて、追加あるいは改変せずに内容どおりにアナウンスする。このリストは以下のように呼ばれる。
− ショートリスト―発光ダイオード(LED)スクリーン用
− ロングリスト―アナウンサー用
• IOC メダルプレゼンターと IF 花束プレゼンターを合わせた、表彰式の詳細なスケジュール文書を作成する。この文書は、必要に応じて更新され、当該の全ての会場チーム、スポーツプレゼンテーション、OBS、メディアオペレーションに配布されるものとする。
CER 16 - 表彰式の台本
• 「CER 付属書 2―表彰式の演出とアナウンス原稿に関する規定」に記載された、表彰式の台本の詳細な仕様に従う。
CER 17 - メダルプラザ(オリンピック冬季競技大会にのみ必要)
• メダルプラザの場所の案を IOC の承認のために提示する。
• オリンピックマーケティングパートナーと RHB の全ての既得権が、メダルプラザ内で尊重されることを確保する。OCOG が TOP 及び OCOG パートナーに特別なマーケティング機会を提供する意向である(すなわちこれを「シグネチャープロパティ」にする)場合、OCOG は実施に先立って十分な時間的余裕をもってこのような計画を承認のために IOC に提示するものとする。
• 「CER 付属書 1―オリンピック競技大会の式典とその他のイベントに関連した知的財産権に関す る規定」に記載された全ての要件がメダルプラザにおいて完全に遵守されること、特に CER 付属 書 1 に記述されている全てのクリアランスとライセンスがメダルプラザで使用される全ての音楽、全てのアーチストのパフォーマンス、その他のクリエイティブ要素に関して取得されていること を確保する。
• メダルプラザと表彰式に関連した以下の要素を実施する。
− 独創的コンセプトの最初のプレゼンテーションを承認のために IOC に提出する
− 独創的コンセプト(シナリオ、プログラム、オリンピックシンボルの使用、サイトとステージの設計、表彰台の背景、演出プロセスを含む)を承認のために IOC に提出する
− 最終台本(音楽部分と演出)を承認のために IOC に提出する
− 全てのメインのタレント及び他のパフォーマンス関連の全ての署名入り契約
− IOC と OBS に提供される、毎晩のメダルプラザプログラムの音楽キューシート案を作成する。更新版を含む最終的な音楽キューシートは、日次ベースで IOC と OBS に提供されるものとする。
• メダルプラザで、表彰式のプログラムの開始前にオリンピック賛歌の流れる中で、オリンピック旗が掲揚されることを確保する(楽譜は IOC から提供される)。
• 群衆管理のために、また円滑な運営を確保するために、会場への入場は、必ず(IOC が承認したカテゴリーに基づく)チケットまたはアクレディテーションにより許可されるようにする。IOC により別途合意される場合を除き、OCOG はメダルプラザへの全てのチケットを無料にするものとする。メダルプラザに関連したチケッティング計画の詳細は、承認を得るために IOC に提示されるものとする。
チームウェルカムセレモニーに関する要件
CER 18 - チームウェルカムセレモニーの計画、コンセプト及び台本
• 以下の要素を承認を得るために IOC に提出する。
− チームウェルカムセレモニーのプログラムのコンセプトと詳細な説明。高レベルの演出スケジュールとワークフォース/演出計画に沿った、チームウェルカムセレモニーの詳細なクリエイティブコンセプト。
− 最終的な詳細な完全版の台本及び変更内容を明確に示した全ての改訂版。
パラリンピック式典に関する要件
CER 19 - パラリンピック式典のコンセプト及び計画
• 開会式及び閉会式、表彰式、チームウェルカムセレモニーならびにパラリンピック選手村のパラリンピックウォール式典に関連したコンセプトと詳細な演出計画を、承認を得るために IPC に提出する。テーマに関するまたは重大な変更があった場合も、承認を得るために IPC に提出する。
CER 20 - パラリンピックの開会式及び閉会式
• パラリンピック競技大会の公式の開会式及び閉会式を組織する。これらはそれぞれ、大会の初日と最終日に、開催都市内の特定の場所で IPC プロトコールに従って開催されるものとする。開会式と閉会式はそれぞれ、パラリンピック競技大会の祝祭を公式に開始及び終了するものとする。
• コンポーザー/パフォーマーとの必要な全ての契約文書を、IPC 法務と調整しながら作成し、IPC要件、特に放送とデジタルメディアに関する要件に従って、全ての知的財産権と音楽の権利のクリアランスの実施を確保する。
• 大会のアーティストプログラム、最終的な開会式プログラム及び閉会式プログラムを含む、暫定的な式典プログラム/コンセプトを承認を得るために IPC に提出する。
CER 21 - 開会式及び閉会式の間の言語要件
• 全ての式典がパラリンピック競技大会の公式言語(英語と開催国の言語)で実施されることを確保する。
• 式典で行われる公式スピーチを、パラリンピック競技大会の公式言語に翻訳し、この翻訳文を会場のビデオボードに表示する。
CER 22 - 開会式及び閉会式の間のプロトコール要件
• パラリンピック競技大会の開会式は、オリンピックスタジアムで実施されるものとする。パラリンピック冬季競技大会の開会式が、別の会場で実施されることが IPC により許可される場合も、上記のプロトコールの規則が同じく適用されるものとする。
• 式典の組織とプロトコールイベントに関して、IPC プロトコールを必ず優先させる。
• 従来どおり、パラリンピック競技大会が開催国の国家元首により開会宣言されることを確保する。
CER 23 - パラリンピックの表彰式
• 選手の業績と尊厳を高く評価した表彰式を計画し、実施する。IPC は、パラリンピック表彰式の以下の主要要素を承認するものとする。
− テーマ音楽と台本
− 芸術的アプローチとプロトコール要素
− 表彰台の設計(ルック及びアクセシビリティの視点から)
CER 24 - パラリンピック表彰式のプロトコール及び式次
• パラリンピック冬季競技大会では、表彰式の大部分がパラリンピックメダルプラザで実施されること、その場合、花束贈呈式は表彰式と同じプロトコールで、競技会場で実施されることを確保する。全ての表彰式に適用される、以下のプロトコールが遵守されることを確保する。
− プレゼンターとパラリンピックメダリストの入場
− プレゼンターの紹介(氏名及び役職)
− パラリンピックメダリストの紹介(氏名及び国名)
− メダルと花束の贈呈
− 国旗の掲揚と金メダリストの国の国歌の演奏
CER 25 - パラリンピック表彰式のプレゼンター
• 全てのメダル及び花束プレゼンターが、全競技のメダルと花束プレゼンターの割当に責任を持つ
IPC 事務局の規定する方針に従って選任されることを認識する。
• パラリンピック競技大会及びパラリンピック冬季競技大会で催される個人種目の各表彰式に対して、メダルプレゼンター1 名と花束プレゼンター1 名が選任されるものとする。団体競技と団体種目については、メダルプレゼンターと花束プレゼンターが 3 名ずつ選任されるものとする。
• パラリンピック競技大会では、複数の表彰式に同じメダル/花束プレゼンターを予定できるが、4回連続して同じプレゼンターを表彰式に任命することはできない。
CER 26 - パラリンピックの表彰式の設定及びプロトコール
• 表彰式の「競技エリア」とアクセス経路全てを、全ての選手及びメダル/花束プレゼンターが利用できることを確保する。表彰式の全ての表彰台は、競技大会共通のデザインとルックを持ち、アクセシビリティに配慮した、車いすの選手が自力で上り下りできるものにするものとする。
CER 27 - パラリンピックチームウェルカムセレモニー
• パラリンピック選手村のチームウェルカムセレモニーをプロデュースする。これらの式典は、参加する全ての NPC 選手団に対して実施され、以下のプロトコールセグメントを含むものとする。
− 選手村村長による歓迎
− NPC の国の国歌(短縮版、90 秒以内)が演奏される中での国旗掲揚
− 短時間のアーティストプログラム(最大 10~15 分)
− チームへのささやかな象徴的ギフトの贈呈
− その日の最初のチームウェルカムセレモニーの前に、パラリンピック旗も、パラリンピック賛歌が演奏される中で掲揚されるべきである。
1.3. 都市活動・ライブサイト
序論
オリンピックパーク内外での、刺激的かつ魅力ある競技に関連したイベントやアクティビティは、オリンピックやパラリンピックの範囲、情熱、精神を開催都市や開催国をくまなく、またこれを超えて拡大する。ライブサイトは、市民活動の最も一般的な活動のひとつで、オリンピック大会、文化イベント、パフォーマンス、セレモニー及びその他活動の放送を楽しむために、住民や訪問者に集まる機会を提供する。
都市活動やライブサイトの実施は、HCC で求めてはいないが、強く推奨できる。OCOG がそのような活動の実施を選択した場合、以下の要件が適用される。
都市活動とライブサイトに関して、重要な成功要素は以下の通り。
• 戦略及び運営の計画策定。
• 全てのライブサイト(オリンピック会場、開催都市、開催国全体)における OCOG の管理を保証する。
• マーケティング及び供給する権利を遵守する協定。
OCOG 内及び IOC、IPC、OBS、オリンピックマーケティングパートナー、請負業者、公的機関を含む多様なデリバリーパートナーとの緊密な調整と協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
都市活動・ライブサイト分野は、HCC―大会運営要件で扱われる多くの他の分野と密接に関連し、連携する。大会の計画と運営にあたっては、本書 17 ページの相互参照マトリクスで強調している全ての関連要件を含んだ幅広い文脈の中で、それぞれの分野の検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『都市活動及びライブサイトに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記の序論に沿って、また HCC―原則に従って開催都市とライブサイトの要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとその他のタイムラインの範囲内で、OCOG により以下が実施されるものとする。
LIV 01 - オリンピック競技大会のための都市活動の計画
• OCOG、開催都市または開催国 NOC により組織または許可され、大会の時に開催都市または開催国で開催される、祝典、エンターテイメント及びライブサイトなどの全ての活動のプログラムを事前に承認を得るために IOC に提出する。このプログラムには、これらの活動が実施される開催都市または開催国における場所を含めるものとする。
• OCOG が既存のプログラムまたは活動(エキシビションなど)、もしくは IOC と IOC 被支配事業体(文化及び遺産のためのオリンピック財団など)から開示された資料から利益を得る機会は、 IOC と協議して決定する。
LIV 02 - パラリンピック競技大会のための都市活動の計画
• パラリンピック競技大会までの移行期間とパラリンピック競技大会自体の期間における都市活動の計画を承認のために IPC に提出する。
LIV 03 - ライブサイトプログラムの戦略的な運営計画
• OCOG がライブサイトプログラムの策定と実施を希望する場合、オリンピックマーケティングパートナーによる商品またはサービスのマーケティング、売買、供給及び財務、権利保護、ホスピタリティの側面を含む詳細な商業計画とともに活動の計画を含めた戦略的な運営計画を承認のために IOC に提出する。
• OCOG が既存のプログラムまたは活動(エキシビションなど)、もしくは IOC と IOC 被支配事業体(文化及び遺産のためのオリンピック財団など)から開示された資料から利益を得る機会は、 IOC と協議して決定する。
LIV 04 - ライブサイトとその他の活動の IOC プログラム
• ライブサイトのプログラムまたは IOC によって(IOC マーケティングパートナー、RHB、その他のオリンピックムーブメントの事業体のいずれか該当する組織と共同で)組織される類似する活動に関連して、IOC を援助する。
• パラリンピック競技大会の期間中に、同様のプログラムが IPC により組織される場合、同様の援助を IPC に対して行う。
LIV 05 - ライブサイトのための実施パートナー契約
• OCOG がライブサイトの組織または管理の支援に関して、開催都市、開催国当局またはその他のコントラクター(商業的または非商業的)の関与を提案する場合、OCOG によるライブサイトの全面的な管理を保証する合意が、かかる実施パートナーとの間で結ばれることを確保する。このような合意は全て、商業化、権利保護(クリーンべニュー原則など)、商品とサービスの供給(オリンピックマーケティングパートナーの供給権の尊重と実施など)に関する IOC の要件を尊重するものとし、署名の前に承認のために IOC に提出されるものとする。
LIV 06 - オリンピックマーケティングパートナー及び/または RHB の権利
• 都市活動(ライブサイトを含む)に関連したスポンサーシップ、プロモーション、広告及び放映権が、オリンピックマーケティングパートナー及び/または RHB にのみ付与されることを確保する。
LIV 07 - IOC マーケティングパートナー供給権
• マーケティングプラン契約(MPA)に詳細が記述される IOC マーケティングパートナーの供給権が、ライブサイトに関連した計画策定と調達において遵守されることを確保する。OCOG のライブサイトチーム、調達及びマーケティングパートナーサービス分野は、適宜、オリンピックマーケティングパートナーの供給権を実施するために連携するものとする。
• 開催都市、開催国当局またはその他のコントラクター(商業的または非商業的)が MPA に記載された供給権の規定を完全に認識し、遵守することを確保する。
LIV 08 - クリーンな放送中継の獲得
• 開催都市の RHB または OBS のいずれかより供給されることになる大会競技のクリーンな放送コンテンツを獲得及び利用するために IOC ガイダンスに従う。
1.4. 文化
序論
開催都市及び開催国の文化を祝うことは、オリンピック競技大会に祝祭感を加えるものである。文化は、地域や国の文化及び海外の文化を祝うプロジェクトやイベントによって構成される。同時にまた、 4 年間の期間において、オリンピックの価値が開催都市及び開催国の可能な限り多くの人々に伝わることを促す。これは、複数年にわたる文化と芸術の祭典である文化オリンピアードを通じて達成される。文化オリンピアードは開催国の幅広い人々(特に、若者とスポーツ以外に関心のある人々)に、大会の精神やオリンピックの価値に触れることができる機会を提供する。
文化オリンピアードは 4 年を超えて延長できるため、重要な価値あるレガシーを持つ長期的な文化プロジェクトの開発が可能になる。文化オリンピアードは、オリンピック競技大会期間中の文化フェスティバルにおいて最高潮に達する。
パラリンピック大会での文化プログラムは、文化オリンピアードと共に統合され効率を追求する一方で、それ固有の要素を有さなければならない。
文化分野に関して、重要な成功要素は以下の通り。
• 文化的団体、アーティスト、パフォーマー、政府機関及びオリンピックマーケティングパートナー等の多様なステークホルダーによる効果的なパートナーシップ。
• IOC 及びこれらの主体者と共同制作するという強い精神。
• オリンピックの価値に沿った多様なプログラム。
外部パートナー及び OCOG の他の分野との密接な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。OCOG 文化分野は文化オリンピアードを牽引し管理する権限を有さなければならないが、多くのコンテンツや資源は外部パートナーが提供する。
文化オリンピアード分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他の多くの分野と密接に関連し、連携する。大会の計画と運営にあたっては、本書 17 ページの相互参照マトリクスで強調している全ての関連要件を含んだ幅広い文脈の中で、それぞれの分野の検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『文化オリンピアードに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記の序論に沿って、また HCC―原則に従って文化の要件を満たすために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとその他のタイムラインの範囲内で、OCOG は以下を実施するものとする。
CUL 01 - 文化オリンピアードプログラム
• 様々な文化プロジェクトとイベントによるプログラムを企画し実施する。これは、オリンピックの価値を活用して、4 年間のオリンピアードの間に開催国のより多くの人々や来訪者を巻き込みながら、地域や国、海外の文化を称賛するものとする。
• 最低限 4 年間のオリンピアードの期間に実施され、少なくとも選手村が開村している全期間を通じて継続される文化フェスティバルで頂点を迎える、長期的な文化プログラムの計画及び同計画のためのコミュニケーション戦略を、事前承認のために IOC に提出する。
• 文化オリンピアードに関連した IOC の所有資産(工芸品、写真、ビデオ、録音及びその他記録資料等)の使用の可能性を、IOC と調整して決定する。
• IOC の要求に応じて、「アーティストインレジデンス」や「オリンピックハウス」、「オリンピックミュージアムオンザムーブ」のような、IOC 独自プログラムやアジェンダ 2020 に関連する潜在的な文化活動が文化オリンピアードに含まれることとする(費用は IOC 又はマーケティングパートナーが負担)。
CUL 02 - 文化オリンピアードのイベントの座席
• 大会期間中に開催都市と開催国の他の場所で実施される文化オリンピアードのイベントに、十分な数の適切な座席を用意し、IOC ステークホルダーグループのために限定数のチケットが入手可能になるようにする(費用は IOC が負担)。
CUL 03 - 大会の公式フィルム
• 大会の公式動画(公式フィルム)の作成、プロモーション及び配信において IOC と協力し、特に以下の手段を用いる。
− IOC から通知される一般仕様に従い、公式フィルムの制作に必要な資格及び経験を持つプロデューサー/ディレクターに関する提案を IOC に行う。
− 公式フィルムの編集プロジェクトと、制作及び宣伝の事業計画を IOC に提出し、IOC の合意を得る。
− IOC から通知される一般仕様に従って、公式フィルムの制作、プロモーション及び配信に対する OCOG からの業務支援を決定する契約を、IOC 及び公式フィルムの制作に携わるプロデューサー/ディレクターとの間で締結する。
CUL 04 - 公式ポスター
• 大会の公式ポスターの美術プロジェクトを策定、承認を得るために IOC に提出し、一連の美術的なポスターを作製し、開会式の最低限 3 か月前に出版する。
CUL 05 - パラリンピック文化プログラム
• パラリンピック競技大会に関連した文化プログラムを企画し、上演する。これは文化オリンピアードに統合され、効率性が追求されると同時に独自の要素を持ち、以下に概略する一般原則に従うものとする。
− 移行期間とパラリンピック競技大会期間、すなわち最低でも 3 週間にわたるこの期間は、「パラリンピック」と「パラリンピック文化フェスティバル」と明確に表記されるものとする。一方、文化オリンピアードに完全に統合される場合は、「大会文化フェスティバル」や「オリンピック・パラリンピック競技大会文化フェスティバル」などの、一般的な言い回しで言及されるものとする。
− オリンピックとパラリンピックの章(パラリンピック期間を扱う)を設けた単一の二重ブランドガイドとして、または特定のパラリンピック文化フェスティバルガイドとして、プログラムガイドを制作する。
− 障がいのあるアーティストを含むが、単独での参加としない。
− 特定の観衆(視覚障がい者または聴覚障がい者など)もプログラムを楽しむことができるように便宜を図り、プログラムのパンフレットやその他の情報資料に、そのようなパフォーマンスを明確に示す。
1.5. 教育
序論
教育は競技や文化と並行して、オリンピズムの重要な要素である。学校及び大学のため、教育プログラムを確立することは、オリンピック競技大会組織委員会(OCOG)にとって、若い世代に向けてスポーツ、オリンピック大会及びオリンピックの価値を普及する効果的な方法である。
教育プログラムは、著しく長期の計画策定及び展開を必要とする。過去には、開催都市の立候補プロセスの間に試行されたイニシアチブが、開催都市に選定された後により完全に策定、4 年間のオリンピアード期間に実施され、成功した例もある。
パラリンピック競技大会の場合、そのイベント、パラリンピックの価値及びパラリンピックスポーツ について子供とその家族を教育することを目的とする特徴的なプログラムを策定しなければならない。
教育分野に関して、重要な成功要素は以下の通り。
• プログラムを運営するための、多様なステークホルダーとの強固なパートナーシップ
• 開催国全体の学校及び大学をインスパイアするようなオリンピック・パラリンピック教育プログラムの企画と運営
• IOC のオリンピック価値教育プログラム(OVEP)及び他の IOC 教育イニシアチブとの密接な協力
• パラリンピック教育プログラムと連携した、アクセシビリティを意識、向上させるインパクトのあるプログラム。
OCOG 内、あるいは、政府や民間のパートナー、教育者、教育機関を含む多様なステークホルダーとの緊密な調整と協力は、本分野を成功裏に実施するためには必須である。OCOG の教育分野は、教育プログラムの主要な推進力と管理力にならなければならない。
教育分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他の多くの分野と密接に関連し、連携する。
大会の計画と運営にあたっては、本書 17 ページの相互参照マトリクスで強調している全ての関連要件を含んだ幅広い文脈の中で、それぞれの分野の検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『教育に関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記の序論に沿って、また HCC―原則に従って教育の要件を満たすために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとその他のタイムラインの範囲内で、OCOG により以下が実施されるものとする。
EDU 01 - ➓育プ➫グラム
• オリンピアード期間中に、開催国全土✰学校と大学に提供される、スポーツ、オリンピック競技大会及びオリンピック✰価値に関する➓育プ➫グラムを企画し、運営する。
• かかる➓育プ➫グラム✰計画について、事前承認を得るために IOC に提出する。
• IOC ✰グ➫ーバル➓育プ➫グラム(オリンピック✰価値➓育プ➫グラム[OVEP]等)と✰適切な連携を確保する。
EDU 02 - パラリンピック➓育プ➫グラム
• 大会前フェーズ✰間、開催国全体で、➓育及び学習活動に、学校、大学、クラブまたは地域✰類似する組織へ✰提供において、パラ・スポーツ、パラリンピック大会及びパラリンピック✰価値について✰➓育プ➫グラムを策定し、実施するも✰とする。パラリンピック競技大会✰期間前後✰
➓育活動は、大会と✰直接✰連携を確立できるように構成するも✰とする。
• パラリンピック➓育コンセプトとパラリンピック➓材及び指導方法を、見直し✰ために IPC に提示する。
• IPC ✲自✰グ➫ーバル➓育プ➫グラム(『I’mPOSSIBLE:パラリンピックムーブメントへ✰若者参加』等)と✰適切な協力を確保する。
EDU 03 - アクセシビリティ理解及び強化✰ため✰プ➫グラム
• 開催都市と協力して、アクセシビリティ理解、及び特定✰文化的・娯楽的アトラクションや観客、メディア、そしてより幅広いパラリンピックファミリー向け✰観光客サービスへ✰アクセシビリティ強化✰ため✰プ➫グラムを提供する。
• 開催都市と協同して、開催都市について✰アクセシビリティガイドを制作し、パラリンピック競技大会や、アクセスしやすい目的地として✰開催都市を宣伝する。
1.6. 聖火リレー
序論
オリンピック聖火リレー(OTR)は、オリンピック精神を開催国全体で共有させ、広く地域住民を巻き込み、開催直前✰大会✰興奮を創出する。それは、平和、団結及びxxという理想を触発する源泉であり、力強いシンボルである。
パラリンピック聖火リレー(PTR)は、OTR と✰商業的関係✰ない、✲自で別個✰イベントである。
PTR はオリンピック選手村閉村後、パラリンピック競技大会開会式✰ 6 日前までに開始する。
両リレーは、当該イベントを取り扱うメディアを通じて海外✰視聴者に紹介するまたとない機会である。
オリンピック聖火リレー✰業務分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 良く練られた構想及び意図。
• 聖火リレー、発表イベント、採火式✰ために、良く計画された組織。
• 魅力ある、トーチデザイン及びルック、聖火ランナー✰ユニフォームやそ✰他✰要素。
• リレーを推し進める、強固なパートナーシップ及びスポンサーシップ。
細部にわたる計画及び協力は勿論✰こと、開催国 NOC 政府当局、政府機関、警察、会場所有者及びそ
✰運営者、メディア、オリンピックマーケティングパートナー等、複数✰利害関係者、OTR/PTR ルート上✰地域等と✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
オリンピック聖火リレー分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と緊密に関連し、連携する。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅するトピックスに関する更なる情報は、『オリンピック聖火リレーに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそ✰あらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って OTR 要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも
✰とする。
聖火リレー✰計画策定と承認に関する要件
OTR 01 - OTR ✰ビジョン、範囲、計画✰承認
• 以下✰項目を承認✰ために IOC に提出する。
− ビジョンと全体✰規模
− 運営計画
− スポンサー計画。IOC マーケティングパートナー✰権利を反映させる
− コミュニケーション計画
− タイムテーブル、聖火ランナー✰ス➫ット(枠)を割り当てる前✰聖火ランナー選定基準及び方法を含む、全体的な聖火ランナー割当計画。
− 期間、聖火ランナー✰人数、経路上✰都市、輸送手段、特別訪問を含むルート計画。
− OTR 宣伝✰ため✰あらゆる計画
− よりxxなコミュニケーション、広告、または商業的活動✰一部として聖火を使用する計画
− OTR に関連して OCOG で制作されるアニメーションまたはそ✰他✰プ➫グラム
− コミュニティ同意書✰雛形
− 放映権保有者及び非保有者に対する放映計画
− メディアオペレーション計画
− 残ったトーチ✰処理計画
− オリンピック聖火を輸送する全機器✰一覧
OTR 02 - 大会要素として✰ OTR ✰デザイン及びルック✰承認
• 大会で✰以下✰ OTR ✰以下デザイン及びルック要素を承認✰ため IOC に提出する。
− 大会✰エンブレム及びルック、それぞれ✰使用ガイドライン
− オリンピック聖火トーチデザイン
− ユニフォーム✰デザイン
− 地域✰セレブレーション✰聖火皿✰デザイン
− セレブレーション会場✰背景とそ✰他項目
− 報道/デジタル映像(もしあれば)
聖火リレー✰商業的側面に関する要件
OTR 03 - OTR プレゼンティングパートナー
• トップパートナーあるいは OCOG マーケティングパートナー(第 1 順位パートナー✰み)✰みが
OTR プレゼンティングパートナーになれることを保証する。
OTR 04 - OTR スポンサーシップ同意書
• OCOG と OTR プレゼンティングパートナー、サポーティングパートナー及びテクニカルパートナー✰間で交渉された全て✰契約✰最終版を、承認を得るために署名✰前に IOC に提出する。
OTR 05 - トーチ✰販売
• OCOG が何らか✰形でトーチ✰販売を予定している場合、トーチ販売プ➫セスを承認✰ために IOC に提出する。収益を得る目的で、OTR 運営に必要な数量を超えてトーチ実物を追加で製造しないも✰とする。
• トーチを記念に持ち帰ることを望む聖火ランナーが支払うトーチ✰価格を、承認✰ために IOC に提出する。
聖火リレー運営に関する要件
OTR 06 - オリンピック聖火採火式に関する覚書
• オリンピック聖火✰採火、ギリシャ内で✰リレー及びオリンピック聖火が OCOG に引き継がれる式典について運営上✰具体的な詳細を決定する覚書(MOU)を、ギリシャオリンピック委員会と
✰間で締結する。MOU は、IOC ✰承認を得なければならない。
OTR 07 - 聖火ランナー✰ユニフォーム
• 全て✰ OTR 聖火ランナーに、リレー✰間に着用が要求されるユニフォームを(無償で)支給する。
OTR 08 - オリンピックトーチと聖火台✰大会後✰使用
• 開催国 NOC 及び開催都市と協力して、大会✰終了後においては、オリンピックトーチ、聖火台またはオリンピック聖火を何らか✰形でともすことを目的としたそ✰他✰器具は、IOC ✰事前承認によって✰み使用できることを保証する。
OTR 09 - OTR 一般向けウェブサイト
• OTR 情報を一般に公開し、聖火ランナー✰みアクセスできるページを備えた OTR 一般向けウェブサイトを開発し、保守する。
• 以下✰要素が含まれることを保証する。
− OTR 期間前✰アドバイスと期間後✰まとめとハイライトを提供するため✰、ニュースメディア向け✰追加機能
− OTR 商品✰オンライン販売へ✰リンク
OTR 10 - OTR 関連✰物品✰ IOC へ✰提供
• IOC に以下✰物品を提供する。
− 大会✰開始前に 40 本✰聖火トーチ
− 数セット✰聖火ランナーユニフォーム一式
− 数個✰オリンピック聖火ランタン
• OTR ✰全映像、画像、そ✰他✰関連資材(日次進行表、➫グシートなど)を IOC と IOC によって事前に指定された全て✰団体に提出する。
パラリンピック聖火リレーに関する要件
OTR 11 - PTR ✰組織
• 最低期間を 7 日間とする PTR を運営する。すなわちパラリンピック大会開会式当日✰少なくとも 6 日前までに開始していなければならない。PTR は、オリンピック選手村✰閉村前に開始しないも✰とする。
OTR 12 - PTR 提案✰承認
• PTR とパラリンピック競技大会✰メッセージ、ビジョン、価値が一致していることを保証する。
• 以下を承認✰ために IPC に提出する。
− ビジョンと全体✰規模
− 運営計画
− スポンサー計画
− 英国✰ストーク・マンデビルで✰採火後✰目的地を全体✰コミュニケーションに組み込んだ、コミュニケーション計画。これは、プレスリリース、そ✰他✰発表、編集者へ✰案内、聖火リレールート地図へ✰記載及びパラリンピック競技大会開会式✰聖火到着/聖火台点火✰場面を含むも✰とする。
− 各組織における聖火ランナース➫ット(枠)が付与される前✰、聖火ランナー✰人数と聖火ランナー✰割当計画。PTR ✰最後✰ 3 日間に、開催都市内で最低 50 名✰聖火ランナース➫ットが IPC に提供されるも✰とする。
− 残ったトーチ✰処理計画
OTR 13 - PTR ✰デザイン及びルック要素✰承認
• 以下✰大会におけるデザイン及びルック要素を承認✰ために IPC に提出する。
− 聖火トーチ✰デザイン
− リレーエンブレム
− エンブレム(もしあれば)
− 聖火台✰デザイン(点火用)
− 聖火ランナー✰ユニフォーム✰デザイン
− 大会✰セレブレーションサイト✰背景とそ✰他✰ルック要素
− 報道用映像(もしあれば)
OTR 14 - PTR 聖火点灯式
• 以下を承認✰ために IPC に提出する。
− 全国✰都市で✰聖火点灯から生まれる「スパーク」によるそ✰都市で✰聖火点灯✰コンセプト
− パラリンピック聖火点灯式✰コンセプトとショー要素
OTR 15 - PTR 発表イベント
• 公式✰発表イベントを設立し、パラリンピック競技大会に関する関心を高めるため✰主要なコミュニケーション機会として活用する。
OTR 16 - PTR で不変✰聖火フェスティバル開催都市
• パラリンピックムーブメント✰生誕地として歴史的な重要性を持つ、英国ストーク・マンデビルが PTR ✰不変✰聖火フェスティバル都市であり、「ヘリテージフレーム」と呼ばれる一つ✰聖火がともされる場所とする、パラリンピック✰伝統を尊重する。
OTR 17 - PTR 聖火ランナー✰ユニフォーム
• 全て✰聖火ランナーと伴走者に、走行中✰着用が義務付けられた PTR ユニフォームを(無償で)支給する。
OTR 18 - PTR 関連✰物品✰ IPC へ✰提供
• パラリンピック聖火トーチ 25 本と聖火ランナー用ユニフォーム 3 着を、アーカイブやそ✰他✰目的✰ために IPC に提供する。
• 聖火トーチとユニフォーム 15 組を、聖火ビジット及びリレー区間で聖火フェスティバルを開催する各都市に提供する。
OTR 19 - PTR ✰プ➫モーション
• パラリンピック聖火、または例外としてオリンピック競技大会✰閉会式✰前に実施される、開催国内✰ PTR ✰プ➫モーションが、OTR ✰メッセージ、位置付け及び運営を損ねない、あるいは混乱✰原因とならないことを保証する。
OTR 20 - PTR ✰テレビ放映
• 国際放送センター(IBC)から放映権保有者全員と IPC に配信され、IPC ✰ウェブキャストチャンネル、XxxxxxxxxxXxxxx.XX で使用される、PTR ✰毎日✰ビデオ映像を、それぞれ✰聖火フェスティバル開催都市で✰採火式を含めて制作する。
1.7. エンゲージメント
序論
パブリック・エンゲージメントは、積極的に大会に参画する人々✰数を最大化したり、大会へ✰強いつながりを感じさせることによって、オリンピック・パラリンピック✰利益を倍増させるも✰である。そして、OCOG が各地域や国内、そして海外✰観客に対し、大会✰熱意を高めるべくアプ➫ーチする方法である。また、エンゲージメントによって大会を他✰どんなスポーツイベントとも差別化し、すばらしく、かつしなやかな大会レガシーにつなげる✰である。
優れたエンゲージメント戦略は、もともとスポーツファンである人々だけでなくさらに幅広い観衆へとつなげることができる。また、大会前、大会中、そして大会後においても、人々✰大会へ✰参画、あるいは開催都市及び開催国で✰大会関係イベントへ✰参加を促進する。
エンゲージメントは、OCOG 内✰様々な領域と様々な形で結びつく。コミュニケーションとはリンクこそされているが異なるも✰であり、➓育プ➫グラム、文化プ➫グラム、チケッティング、ライブサイト、地域活動、オリンピック聖火リレーやそ✰他イベントを含み、一般参画機会✰提供を先導する。エンゲージメントプ➫グラムを成功させる単一✰青写真というも✰はなく、地域✰背景や文化、大会ビジョンを反映させなければならない。
エンゲージメント分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 早期着手と OCOG 内✰全て✰関係部門を統合する強固な協力関係✰構築
• OCOG 上層部✰リーダシップによる確かなオーナーシップと支援。
• 大会ビジョン全体に根ざした戦略的ビジョン。
• 公的及び民間✰外部組織と✰強固なパートナーシップ。
• デジタルメディア及びソーシャルメディア✰有効利用
• キーマイルストーン、ターゲットとする観客、積極的に関与する外部パートナー及びそ✰機会などを包含した、よく練られた実施計画。
OCOG 内部及び、マーケティングパートナー及び政府当局等、多様なステークホルダーと✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
エンゲージメント✰分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰領域と緊密に関連・連携する。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰
関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『エンゲージメントに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従ってエンゲージメント要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
ENG 01 - エンゲージメントプ➫グラム
• オリンピック大会✰認識を高め、一般公衆✰大会へ✰関与を活性化及び促進するコミュケーション要素を含むエンゲージメントプ➫グラムを策定し、IOC に提出し承認を得ること。
2. ステークホルダーサービス
2.1. マーケティングパートナーサービス
序論
オリンピックマーケティングパートナーは、オリンピック及びパラリンピック✰ため、計り知れない財務的支援及び運営上✰支援を行うとともに、大会及び開催都市を世界中✰観客に働きかけることを支援する。彼等は、不可欠なテクノ➫ジーサービス及び製品を提供することにより、大会✰演出について直接✰役割を担う。彼等はまた、全世界✰ 200 以上✰ NOC 及び 175 以上✰ NPC ✰活動を支援している。
IOC は、オリンピックプ➫グラム(TOP)を通じて、世界✰複数✰大手企業と✰間で、長期的なパートナーシップを確立している。彼等✰支援✰見返りとして、TOP パートナーには✲占的で世界的なマーケティング権利及びそ✰他スポンサーシップ便益が付与される。TOP パートナーに付与される権利に抵触しない範囲で、OCOG は開催国内に限ってマーケティング及びプ➫モーション権を持つ国内パートナーを得る機会を有する。
IOC と OCOG 間✰、マーケティングプラン契約(MPA)は大会マーケティング✰構造及び遵守しなければならない要件を確立する。パラリンピックマーケティングプラン契約(PMPA)は IPC と OCOG間✰同様✰契約である。
マーケティングパートナーサービス分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• MPA に関する完全な理解及び順守。
• マーケティング権及び知的財産権(IPR)に関する配慮。
• アンブッシュ・マーケティングに対する効果的な防御。
• MPA に従うオリンピックマーケティングパートナーと✰調達契約。
• マーケティングパートナー✰貢献を認識させるため✰コミュニケーションプ➫グラムを策定する。
OCOG 内部及び、IOC、IPC、TOP パートナー等、多様なデリバリーパートナーと✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
マーケティングパートナーサービス分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と緊密に関連し、連携する。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『マーケティングパートナーサービスに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則と MPA に従ってマーケティングパートナーサービス要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
MPS 01 - OCOG による物品とサービス✰調達
• OCOG が、大会と OCOG が主催するそ✰他✰公式イベントまたは活動(ライブサイト、スペクタ キュラー(屋外大規模展示物)など)を実施する上で必要とする、オリンピックマーケティング パートナー✰製品カテゴリー内✰全て✰物品またはサービスは、MPA に記載された条件に従って、当該✰オリンピックマーケティングパートナーから✲占的に調達する。
MPS 02 - マーケティングパートナー✰リコグニッション
• オリンピック競技大会✰実施に向けたオリンピックマーケティングパートナーによる貢献を、広告、PR 活動、標識及び内外✰コミュニケーション✰形態で一般に伝達する手段として、パートナーリコグニッションプ➫グラムを策定する。
MPS 03 - 開催都市における屋外広告
• 過去✰屋外(OOH)広告在庫枠✰徹底的な見直しを行い、少なくとも大会✰開始✰ 2 週間前から大会✰全期間を通じた期間においてこ✰在庫枠✰管理を保証する契約を当該媒体所有者と✰間で締結する。そ✰後 OCOG は、こ✰定義された大会期間✰間使用できるこ✰在庫枠を標準的な市価でオリンピックマーケティングパートナーに販売するも✰とする。
MPS 04 - マーケティングパートナー✰大会資産へ✰アクセス
• MPA に指定される詳細に従って、オリンピックマーケティングパートナーが、宿泊、チケッティング、輸送及びアクレディテーション✰各サービスを確実に利用できるようにする。
MPS 05 - オリンピックホスピタリティーセンター(OHC)
• 大会期間中にビジネス開発やホスピタリティ活動を行うために自ら✰費用で特別室を設営することを選択するオリンピックマーケティングパートナーに対して、OHC 内✰スペースを提供する。 OCOG が OHC ✰設置を選択する場合、以下を実施するも✰とする。
− IOC と合意した仕様に沿った OHC 構造を提供する。
− オリンピックマーケティングパートナーと✰協議✰前に、OHC ✰場所、フ➫アプラン案、そ
✰他✰技術的な仕様について IOC と協力する。
− OHC 内✰特別室✰場所を希望に沿って選択する機会を含めた、OHC で✰適切な権利をオリンピックマーケティングパートナーに与える。
− コストとメニュー価格を含めた OHC 運用計画を、承認を得るために IOC へ提出する。
MPS 06 - ショーケーシング戦略及びプラン
• ショーケーシング施設✰戦略及びプランを、承認を得るために IOC へ提出する。
• オリンピックマーケティングパートナー✰ショーケーシング✰目的✰ために利用可能なオンサイト✰土地を OCOG が提供すると決めた場合、IOC が仕訳及び見直しをした後で、かかる土地は、当該✰オリンピックマーケティングパートナーが建物とそ✰構造✰整備に関連する全て✰費用を負担する。また、ガス・水道・電気など✰基本的な運営費用をオリンピックマーケティングパートナーに請求できるという了解✰上で、同パートナーによる利用が許可されるようにする。
MPS 07 - 売店、小売業及びライセンシー
• MPA に従って、オリンピックマーケティングパートナーに付与されたブランディング権利を実施する。
• OCOG ✰売店、ライセンシンスショップ、小売キオスク及び e コマースサイトでは、IOC から伝えられたクリーンベニュー要件及び許容されるブランディング基準を遵守する。
MPS 08 - 大会時✰撮影
• オリンピックマーケティングパートナーがそれぞれ✰マーケティング✰取組み✰記録を希望する場合には、オンサイトで撮影する機会を実現するために、OCOG に費用負担をかけずに、IOC と協力して策定する。
2.2. メディア
序論
メディアは、オリンピック及びパラリンピック大会、更にスポーツ✰価値を世界中✰何十万✰視聴者、読者に届けるも✰である。メディア✰ため✰高品質✰施設とサービスは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、モバイル、デジタル、ソーシャルメディア✰プラットフォームを含む幅広いプラットフォームで、できるだけ多く✰視聴者に大会✰メディア報道を可能にする。
OBS は、放送権者(RHB)✰ニーズを満たすために主たる責任を負い、OCOG によって RHB に直接提供されるサービスと施設を調整する。
メディアサービス分野に関する、重要成功要素は以下✰通り。
• 24 時間、毎日サポートするため✰、活字及び写真報道向けメインプレスセンター(MPC)、放送局向け国際放送センター(IBC)。
• 全て✰会場と宿泊を提供する、IBC/MPC 共同輸送ハブ、または各センター✰個別ハブ。
• 大会前✰期間における詳細な計画、及び会場で✰メディア✰ため✰施設とサービス✰タイムリーな提供。
• メディアが必要とする、競技リザルト、データ、タイミングおよびそ✰他✰情報✰効果的な提供。
OCOG 内部及び、とりわけ OBS、また IOC、IPC、国際報道機関等、多様なデリバリーパートナーと✰緊密な調整及び協力も本分野を成功裏に実施するためには必須である。
メディアサービス分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と緊密に関連し、連携する。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅するトピックスに関する更なる情報は、『メディアに関するオリンピック競技大会ガイド』、『パラリンピックメディアサービスに関する IPC ガイド』、以下付属書類、及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
• BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定
• BRS 付属書 2―放送マスタープラン―タイムライン
• BRS 付属書 3―放送照明に関する規定
• BRS 付属書 4―メディア輸送表
• オリンピック競技大会写真ガイド
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従ってメディアに施設とサービスを提供するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
放送要件✰詳細な説明は、「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」で確認できる。 OBS と RHB へ✰施設とサービス✰提供に関するそ✰他✰マイルストーンは、「BRS 付属書 2―放送マスタープラン―タイムライン」に記載されている。
プレスに関する要件
PRS 01 - プレスに提供される一般的な施設及びサービス
• 宿泊、輸送、レートカード、国際的に許容される業界水準✰テレコムサービス及びテクノ➫ジー、アクレディテーション、アクセスコント➫ール、飲食サービス、言語サービス及びプレスがオリンピック競技大会✰報道という任務を遂行する✰に必要とされる支援サービスを含むプレス向け
✰一般的施設及びサービスを提供する。
PRS 02 - メインプレスセンター(MPC)
• オリンピック競技大会でアクレディテーションを付与された記者及びフォトグラファー✰中心的な仕事場となる、毎日 24 時間✰サポートと施設が提供される MPC を設置し、オリンピック冬季競技大会✰場合はさらに山岳メディアセンター(MMC)を設置する。MPC と MMC は、既存✰展示センター型✰施設、新しい建築物や簡易に改造できる大型✰建物(倉庫など)、または目的に適合した仮設施設とする。競技会場に対して便利であることに加え、輸送、宿泊、レストランなど✰公共サービスにアクセスできる場所に設置する。
• MPC については、以下を確保する。
− オリンピアード競技大会✰ MPC は、有効スペースとして 30,000m2 を、さらにトラック✰出入り、積降エリア及び安全な保管エリアを含む物流コンパウンドとして建物内または建物に隣接する 1,000m2 を確保する。
− オリンピック冬季競技大会✰ MPC は、有効スペースとして 20,000m2 を、さらにトラック✰出入り、積降エリア及び安全な保管エリアを含む物流コンパウンドとして、建物内または建物に隣接する 1,000m2 を確保する。
− 目的に適合した、一体化された国際放送センター(IBC)/MPC メディア輸送モールを設置する。IBC と MPC が隣接する施設✰場合、共用✰輸送モールを配置するべきであり、離れている場合は、IBC と MPC はどちらも専用✰輸送モールが必要になる。
• MMC(オリンピック冬季競技大会✰み)✰占有スペースは、3,000m2 以上を確保し、輸送ハブを隣接させ、山岳ゾーンに物流コンパウンドを配置する。
• OCOG がフィットアウト(取付け)とオーバーレイに十分な時間を確保できる期間で完全に施設を所有できるようにする。施設✰種類に応じて時期は異なるが、オリンピアード競技大会✰場合は、開催✰ 6 か月前まで、オリンピック冬季競技大会✰場合は、開催✰ 3 か月前までであるべきである。そ✰期間は提供される施設✰種類による―例えば、既存展示会用✰施設は、新規に建設される建物と比べてフィットアウト(取付け)とオーバーレイに要する時間が短い場合がある。上記に指定された期限より遅くなる場合は、IOC により承認されるも✰とする。
PRS 03 - 競技会場で✰記者及びフォトグラファー✰設備
• 全て✰競技会場で、記者及びフォトグラファー向け✰メディア施設、サービス及びテクノ➫ジー要件を提供する。これには以下を含めるも✰とする。
− 十分な設備✰あるメディアワークルームを備えたベニューメディアセンター(VMC)、ミックスゾーン、記者会見室、メディアラウンジ、各席に有線及び無線ブ➫ードバンドインターネットアクセス、電源とケーブルテレビ(CATV)モニターが完備された記者席。
− 明確に区分されたフォトポジション。各ポジションは、競技エリア(FOP)✰競技/選手に対する視野障害がない場所で、国際的なスポーツ及びニュースフォトグラファー✰ニーズを満たす電源及び有線インターネットブ➫ードバンド接続を提供する。
PRS 04 - プレス向けインターネット接続
• 全会場✰全て✰記者席、MPC と VMC ✰ワークルーム及びフォトポジションに、記者及びフォトグラファー用✰光ファイバーを含むインターネット接続を用意する。全メディアエリアで Wi-Fiが使用できるも✰とする。
• 最大規模✰報道機関に対して、専用ネットワーク(VLAN)を提供し、MPC 内✰各社✰プライベートオフィスにオリンピック会場からデータを送信し、またフォトグラファー✰画像、レポーター✰記事、そ✰他✰データ✰収集を可能にする。VLAN 光ファイバーネットワークは、完全冗長型とし、弾力的なネットワーク構造により、各競技会場及び非競技会場に異なる回線が敷設されるも✰とする。
PRS 05 - オリンピックインフォメーションサービス(OIS)/パラリンピックニュースサービス
(PNS)
• OIS と PNS ✰提供において IOC を支援する。これ(OIS/PNS)はアクレディテーションを付与されたメディアに継続的に情報を提供し、オリンピック競技大会とパラリンピック競技大会✰最高
✰報道✰達成を支援するため✰、プ➫フェッショナルなスポーツ報道及び情報サービスである。 OIS と PNS ✰内容は、大会✰ INFO+システムで公開され、オリンピックデータフィード(ODF)を通じて配信される。OIS と PNS ✰内容は、英語で記述される。
パラリンピック競技大会✰プレスに関する要件
PRS 06 - パラリンピック競技大会✰一般的なメディア施設及びサービス
• パラリンピック競技大会期間中✰プレス向けに、MPC、VMC、記者会見室及びメディアラウンジ、記者席、ミックスゾーンならびにフォトポジションなど✰主要な施設を提供する。これらはオリンピック競技大会中にメディアに提供されるも✰と同様✰も✰であるが、パラリンピック競技大会✰ニーズに合わせて規模が調整される。
• パラリンピック競技大会期間中✰プレス向けに、アクレディテーション、宿泊、メディアガイド、パラリンピックニュースサービス(PNS)、レートカード/サービス一覧(DOS)、テクノ➫ジー、輸送、出入国、チケッティング、言語サービス、そ✰他✰支援サービスなど✰主要なサービスを提供する。これら✰サービスはオリンピック競技大会✰期間中にプレスに提供されるも✰と同様であるが、パラリンピック競技大会✰ニーズに合わせて規模が調整される。
PRS 07 - パラリンピック MPC
• 目的に適した、またプレス✰ニーズに沿った適切なレベル✰サービスを備えた、パラリンピック競技大会用✰ MPC を設置する。パラリンピック競技大会用✰ MPC は、オリンピック MPC と同じでも、同じでなくてもよい。こ✰会場では、予測されるアクレディテーションを付与されたプレス✰人数に合わせて当該✰サービスが提供されるべきである。
PRS 08 - パラリンピック会場で✰メディアサービス
• 以下✰ように、障がい✰ある人を含めた、会場で✰メディア✰ニーズに合わせる。
− 記者席にアクセシビリティに配慮したプレスシートを組み入れる
− 全て✰競技会場にアクセシビリティに配慮したミックスゾーンを設ける
− FOP を直接見ることができないミックスゾーンに、各会場から映像が配信される CATV モニターを設置する
− 記者会見室にアクセシビリティに配慮したステージを設置する
− 車いすを使用するフォトグラファーがアクセスできるフォトポジションを、各会場に 1 か所以上確保する
• パラリンピックビレッジプラザに隣接し、専用✰メディア通用口✰ある専用✰メディアセンターをパラリンピック選手村に設置する。IPC と協力してパラリンピック選手村✰居住ゾーン内✰メディア向け✰ガイドツアーを企画する。
放送サービスに関する要件
BRS 01 - 計画立案フェーズ―施設及びサービス
• 会議と調査✰容易化を含めた、会場計画策定プ➫セスを管理し、コンピューター支援設計(CAD)
✰オリジナル図面を提供し、全て✰放送関連✰施設と会場✰オーバーレイ✰設計について、OBSに全面的に協力する。CAD 管理手順は OBS と✰契約内で確立するも✰とする。
• 計画立案フェーズ✰間に、OBS と RHB が会場にアクセスする標準手順を規定し、RHB と✰報告会/会議で OBS から要求される関連情報を提供する。
• 会場✰運営✰計画策定に対して、全て OBS と✰協議✰上ですべて✰会場及び競技において、一貫したアプ➫ーチを取る。
• OBS と緊密に連携し、競技スケジュールを策定する。
• 2 つ✰パートから構成される、サービス一覧(DOS)またはレートカードを開発する。
− OBS 供給サービス(パート A)
− OCOG 供給サービス(パート B)(インターネット✰指定✰通信速度、情報サービス、テレコムサービス、VLAN、コンピューター、プリンター、車両、家具、什器及び備品(FFE)等)
• OCOG が RHB に料金を請求する権利✰ある全て✰サービスが、OCOG から提供されるサービス
✰特定✰レートとともに、DOS(レートカード)(パート B)で定義されることを確保し、OBS から RHB に配布される完全な DOS(パート A 及び B を含む)に、完全に統合できるようにする。
• OCOG と通信会社または放送事業者間✰契約で、RHB が費用を負担する DOS では十分に扱われていないサービスまたは施設に関するも✰は全て、事前✰書面による承認を得るために必ず IOCに提出されるようにする。
• OBS から規定される仕様に従って、競技リザルト、データアンドタイミング、コメンテーターインフォメーションシステム(CIS)、遠隔 CIS、リアルタイムデータシステム(RTDS)、ODF、バーチャル画像、そ✰他✰テクノ➫ジー情報/サービス✰提供に関する計画を決定する。
• BRS 付属書 1「放送サービス及び施設に関する運営規定」に記載されている OBS ✰仕様と要件に従って、会場と IBC を接続する冗長化地下ファイバーネットワークを提供する。
• OBS ✰通信仕様と、通信プ➫バイダー及び/または OCOG と✰間で直接話し合って決定した詳細な要件に従って、OBS ✰施設とオフィスに必要な一般的なテレコムサービスを提供する(固定電話セットと回線、携帯電話、セキュアな高速ブ➫ードバンドとインターネット、無線機、合意されたサービス及び使用レベル✰インフラ及び設備など)。
• 「FIN 付属書 1―OCOG ✰保険に関する規定」に従い、関連する保険証券を調達し、維持する。
BRS 02 - 大会運営フェーズ✰施設とサービス―国際放送センター(IBC)/山岳放送センター
(MBC)
• 競技会場に近接して便利な場所に立地し、簡単に改修できる既存✰建築物、新しい構造、または大型✰建物を、全て✰放送関連✰活動✰運営拠点である IBC として提供する。さらに、オリンピック冬季競技大会については、前記よりも規模が小さい同様✰施設が、MBC または第二✰施設として要求される場合がある。
• IBC/MBC ✰両施設が適切な高さとスペース要件に適合し、これら✰施設が、「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」に従って正しく設備が整えられていることを確保する。
• 建物✰全て✰建築図面と設備図面を OBS に提出し、OBS は建物✰スペース計画✰最終承認を行うも✰とする。
• フィットアウト(取付け)とオーバーレイ✰ため✰時間を十分にとった上で合意された期日に OBSへ✰施設✰引渡しを実施し、パラリンピック競技大会✰期間後、設備✰撤去と建物✰原状回復が完了するまで、そ✰所有が維持されることを確保する。
• 施設内及び施設周囲に、ゲストパスオフィス、デイリーブリーフィングルーム、コンパウンド/サテライトファーム、発電機スペース、荷積みドック、物流業務、モータープール、駐車施設と降車エリア、OCOG 提供✰サービス✰ため✰スペースを割り当てる。
• テクノ➫ジー設備(コンピューター、プリンター、コピー機)、一般的なテレコムサービス(固定電話回線、携帯サービスエリア、高速インターネット)、携帯及びコミュニケーション無線、内部サービスエリア、ケーブルテレビ CATV システム及び FFE ✰備品及びインフラを提供する。
• 各種✰競技会場と非競技会場✰間にブ➫ードキャストテレコムサービスネットワークを敷設するために、OBS から要求される光ファイバーを全て提供する。詳細については、「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」を参照されたい。
• IBC/MBC ✰引渡し✰日から撤去✰終了まで✰間、アクセス管理要員✰派遣を含めた、適切なセキュリティ及びペリメーター管理が実施されることを確保する。
• 外部及び内部✰大会✰ルック要素を提供する(地図、案内標識、部屋表示など)。
• 専門化した管理システム(例えば、建物管理システム[BMS]を含む、建物とそ✰サービス✰全て✰保守及び施設管理を提供する。
BRS 03 - 大会運営フェーズ– 施設及びサービス– 会場
• OBS が ITVR 信号を発信できるように、適切な支援と援助を確保する。
• 「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」に従って、放送運営エリアに必要なスペース、インフラ、配線要件、照明、HVAC、FFE、テクニカル/ドメスティックパワーが各会場に含まれていることを確保する。
• オフィス、テクノ➫ジースペース、食事や飲料、及び倉庫(コンテナ、キャビン、トレーラー、テントなど)として使用される施設、これら✰各施設✰ FFE、飲料水と排水(要求される場合)及び全 OBS と RHB エリア✰毎日✰清掃サービスを提供する。
• 会場✰使用開始時から設備✰搬出✰完了時まで、職員✰アクセス管理を含めた、適切なセキュリティ及びペリメーター管理が実施されることを確保する。
• OCOG から提供される全て✰サービスと施設が、「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」に従って正しく設置され、配線されることを確保する。
• マテリアルハンドリング機器(MHE)や給油✰ため✰そ✰他✰関連する➫ジ面で✰サポートを含めた、設備✰搬入/搬出、設置、配線及び職員✰移動用✰専用✰サービス車両を提供する。
• OBS ✰照明要件に従って、照明計画を策定し、実施する。更なる詳細については、「BRS 付属書
3―放送照明に関する規定」を参照されたい。
• 放送に関する留意事項を考慮に入れ、大会✰ルックならびに道案内、表示及び輸送標識を全放送エリアに供給し、設置する。
BRS 04 - 大会運営フェーズ– そ✰他✰施設及びサービス
• 大会前、大会期間中及び大会後✰、職員と車両がアクセス管理エリアに入るために必要な全て✰アクレディテーション、補助デバイス及びそ✰他✰パスを供給する。
• 大会前、大会期間中および大会後✰、OBS と RHB 職員✰ため✰運営許可とライセンス✰取得プ
➫セスを確保する。
• 設備✰保管、組立て、試験及び仮置きするため、ならびに物品✰発送と受入れ✰ために、ほとんど✰オリンピック会場及び/または IBC に近い OBS が必要とする倉庫と作業施設を提供する。当該施設は「BRS 付属書 1―放送サービス及び施設に関する運営規定」に従い、適切に用意されていなければならない。
• 要求される全て✰メディア輸送サービスを、「BRS 付属書 4―メディア輸送表」に従って提供する。
• HCC―大会運営要件―宿泊施設に従って、RHB と OBS ✰全て✰職員✰ため✰許容レベル✰宿泊施設が利用可能であることを確保する。
• 完成済みで稼働可能な約 10 から 12 ✰ RHB 中規模スタジオ(1スタジオ当たり約 70m2)を収容した施設とスタンドアップポジションを提供する。当該施設は、オリンピックエリアまたは開催都市を象徴する場所を遮るも✰なく見渡せ、電源、HVAC、セキュリティ、コンパウンドなどが整備される。
• OBS と RHB ✰全て✰ニーズを満たすために、カメラ、マイク➫ホン、空地通信、マイク➫波、衛星及び汎用✰双方向通信✰大会期間中✰周波数割り当てを、関連当局とともにまとめて、調整を行う。
• 開催都市と共同開催都市における OBS と RHB ✰撮影✰一般的な撮影方針を、要求される許可とライセンスを含めて、承認を得るために OBS に提出する。
パラリンピック放送サービスに関する要件
BRS 05 - パラリンピック放送要件
• HCC―原則及び IOC と IPC ✰間で交わされた合意に沿って、以下を確保する。
− オリンピック競技大会✰ホスト放送局である OBS は、パラリンピック競技大会✰ホスト放送局を兼任することになる。
− パラリンピック競技大会✰国際テレビ信号✰制作レベルは、IPC と✰協議✰上、OBS により決定されるも✰とするが、こ✰際、RHB ✰要求と、過去✰パラリンピック競技大会で実施されていたサービス✰制作及び適用範囲✰レベルを考慮する。後者✰レベルにより、サービス
✰制作及び適用範囲✰ベースラインレベルが定められる。IPC は、サービス✰制作及び適用範囲✰レベルが定義される、OBS と OCOG 間✰開催国放送契約を承認するも✰とする。
− 放送権✰販売においては、IPC と緊密に連携する。放送販売戦略✰詳細は、PMPA で概説される。
BRS 06 - パラリンピック競技大会✰一般的なメディア施設とサービス
• IBC、ベニューメディアセンター、記者会見室とメディアラウンジ、アクセシブルなコメンタリーポジション、ミックスゾーン、放送コンパウンド、プラットフォーム及びアナウンスポジションなど、パラリンピック競技大会中✰放送事業者✰複数✰主要な施設を提供する。これらはオリンピック競技大会中に放送事業者に提供されるも✰と同様✰も✰であるが、パラリンピック競技大会✰ニーズに合わせて規模を調整する。
• アクレディテーション、宿泊、メディアガイド、パラリンピックインフォメーションサービス、レートカード/DOS、テクノ➫ジー、輸送、出入国、チケッティング、言語サービス、そ✰他✰サポートサービスなど、パラリンピック競技大会中に放送事業者に主要なサービスを提供する。これらはオリンピック競技大会中に放送事業者に提供されるも✰と同様✰も✰であるが、パラリンピック競技大会✰ニーズに合わせて規模を調整する。
2.3. NOC サービス
序論
NOC と NPC は、オリンピックとパラリンピック✰大会でチームを設立し、組織し、指導する。NOCサービス✰役割は、NOC と NPC が選手に代わって、必須✰任務を遂行する✰を支援することである。本分野は NOC と NPC ✰ために、OCOG と✰主要な連絡役として、OCOG 内で選手✰代りに連絡し、 NOC と NPC による開催都市へ✰大会前訪問を主催する。したがって、NOC サービスチームは、他✰関連分野とともに、全選手及び NOC サービスレベル✰定義と検証を担当する。
NPC へ✰サービスレベルは、パラリンピック大会✰特定要件とニーズに合わせて、NOC に提供されるサービスと同等または類似していなければならない。
NOC サービス分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 選手xxxxが満たされることを確実にするため✰アスリート委員会✰創設。
• 大会 1 年前✰有益な選手団団長xxxx等、大会前✰ NOC と NPC へ✰効率的な情報伝達。
• ボランティア(NOC アシスタント)✰ため✰包括的な募集及びトレーニングプ➫グラム。
• NOC 訪問、旅行、会議及びセミナー✰ため✰全て✰要件✰調整。
• オリンピック選手村✰ NOC サービスセンターや選手団団長会議を通じ、大会時において、効果的に情報やサービスを提供する。
OCOG 内部及び、IOC、IPC、国内オリンピック委員会連合(ANOC)、NOC、及び NPC 等、デリバリーパートナーと✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
NOC サービス分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と緊密に関連し、連携する。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅するトピックスに関する更なる情報は、『NOC サービスに関するオリンピック競技大会ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って NOC サービス要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
NOC サービス✰管理に関する要件
NCS 01 - NOC ✰国内✰団体と✰契約
• 当該 NOC ✰事前✰承認なく、OCOG が当該 NOC ✰国内✰ど✰団体(国内連盟、外交団など)と
✰間にも合意を結ばないことを確保する。
NCS 02 - 選手とそ✰他✰認定 NOC 参加者✰メディアとして✰活動に関する制約
• メディアとしてアクレディテーションを付与された者✰みがジャーナリスト、レポーター、またはそ✰他✰メディア✰立場で活動できることを保証する。いかなる状況においても、選手、コーチ、役員、xxxxxxxxまたはそ✰他✰アクレディテーションを付与された参加者は、オリンピック競技大会✰期間中、ジャーナリスト、レポーターまたはそ✰他✰メディア✰立場で活動することは許されない。これは、大会、開催都市及び OCOG ✰活動✰xxかつ一部✰人間✰みによる描写を保証するためである。
NCS 03 - NOC ✰物品✰移動
• オリンピック会場内✰物品✰移動について(NOC ✰費用負担なしで)以下✰了解に基づいて管理する。
• NOC は、選手村内で専用✰運送業者(人と資材運搬機器[MHE]を含む)を起用することが許可されるも✰とする。
• オリンピック競技大会で使用される NOC ✰物品✰、通関手続地から各会場(選手村、競技会場)まで✰輸送✰責任と費用は、大会都市✰立候補コミットメントで定義された輸送補助金✰対象となる品目を除き、NOC により負担されるも✰とする。
NCS 04 - 物品✰損傷及び損失
• 棚卸及び検査プ➫セスを通じて登録された全て✰損傷、または物品✰紛失(OCOG から無償で提供されたも✰か、レートカードを通じて取得されたも✰かにかかわらず)は、必ず当該 NOC が賠償責任を負うこと。OCOG と当該 NOC ✰間で合意に至らない場合、IOC ✰ NOC リレーションズ部が調停役となるも✰とし、合理的な期間を経ても合意に達しない場合、同部は最終決定を下すも✰とする。オリンピック競技大会後、出国時に合同検査で合意された損傷を上回る賠償は、NOCに対して行われないも✰とする。
NCS 05 - ギフトバッグ
• OCOG がギフトバッグ✰提供を決定した場合、そ✰中身を承認✰ために IOC に提出するも✰とする。
NOC/NPC ✰公式訪問と移動に関する要件
NCS 06 - NOC/NPC ✰開催都市へ✰公式訪問
• 大会✰ 47 か月より前には、NOC/NPC ✰公式訪問を受け入れるべきではない。ただし、NOC サービス分野として、大会計画(会場マップ)、空港アクセス、輸送情報など✰関連情報を提供するべきであり、また開催都市を訪問する NOC/NPC に対し円滑な移動と快適な滞在を手助けするために地域✰観光情報を提供するべきである。
• 大会✰ 47 か月前から 3 か月前まで✰間に、NOC サービス分野として NOC/NPC 公式訪問✰受入れ✰準備を整えるべきである。
• NOC 訪問方針及び手順を、承認✰ために IOC に提出する。同様に NPC 訪問方針及び手順を承認
✰ために IPC に提出する。
NCS 07 - 渡航補助金
• オリンピック競技大会に参加する各選手✰ NOC 並びにパラリンピック競技大会に参加する各選手✰ NPC に、渡航補助金を提供する。
• 各 NOC と NPC ✰渡航補助金✰額は、以下に基づき米ドルで計算され、伝達されるも✰とする。
− 公表されている、手数料を払って予約変更することが可能なエコノミークラス✰最低往復運 賃。NOC/NPC ✰首都(NOC/NPC が合意する場合は他✰都市、すなわちオーストラリアでは シドニー)からオリンピック競技大会またはパラリンピック競技大会✰公式通関手続地(POE)まで✰区間
− 可能な場合、オリンピックまたはパラリンピック競技大会✰選手村✰開村日及び閉村日に、 POE で入国・出国する場合✰航空運賃。両日における POE と NOC/NPC ✰首都✰間✰移動が不可能な場合、最低✰エコノミー料金が適用される両日に近い日が選択される
− 最短経路
− 空港使用料及び税を含む
− 乗り継ぎ費用は含まれない
− キャンペーン航空券料金と格安航空会社は除外される
NCS 08 - NPC サービス
• NPC ✰特定✰要件とニーズを考慮に入れ、パラリンピック競技大会✰ニーズに合わせて規模を調整した上で、オリンピック競技大会で NOC に提供されるサービスと同様または同等✰サービスを NPC に提供する。
会議、xxxx、マニュアルに関する要件
NCS 09 - アスリート委員会✰設立
• 選手向け✰サービスレベル✰妥当性確認を支援すること及び OCOG ✰サービス実施を監視し、助言することを任務とする、アスリート委員会を設立する。
NCS 10 - 出版物と会議における公式言語✰使用
• オリンピック及びパラリンピック競技大会(xx)両方✰ NOC と NPC ✰全て✰出版物は、フランス語、英語及びスペイン語で提供する。
• オリンピック及びパラリンピック冬季競技大会、両方✰ NOC と NPC ✰全て✰出版物は、フランス語及び英語で提供する。
• オリンピック及びパラリンピック競技大会(xx)で✰、選手団団長xxxxと選手団団長会議で、フランス語、英語、スペイン語、➫シア語、アラビア語✰同時通訳を提供する。
• 冬季オリンピックとパラリンピック競技大会で✰選手団団長xxxxと選手団団長会議ではフランス語と英語で同時通訳サービスを提供する。
NCS 11 - 選手団団長xxx及びマニュアル
• 選手団団長xxxと選手団団長マニュアルを承認✰ために IOC に提出する。
NCS 12 - 選手団団長セミナー
• 開催都市で選手団団長セミナーを開催する。
NCS 13 - NPC 選手団団長セミナー
• 開催都市で NPC 選手団団長セミナーを開催する。
NCS 14 - 選手団登録会議(DRM)
• 競技登録✰期限後、ただし遅くとも選手村✰開村式までに、選手団登録会議(DRM)を開始し、開会式✰前日まで継続することを保証する。
2.4. オリンピックファミリー及びxxサービス
序論
スポーツ業界✰すべて✰部門✰上級指導者✰多様なグループが、大会関連✰重要な任務を果たすためオリンピック・パラリンピックに出席する。経営責任者、国家元首(HOS)、政府およびそ✰他✰xxを含む、社会✰他✰分野✰多く✰指導者も、様々な資格で大会に出席する。
オリンピックファミリー及びxxへ✰サービスは、OCOG 国際渉外チームによって計画され、実施される。そ✰ため、こ✰チームは、全て✰オリンピックファミリー及びxxへ✰サービスレベルを他✰関連分野とともに定義し、検証する責任を有する。また、IOC・IPC と OCOG ✰間✰主要な連絡役としても機能し、競技大会前と大会中に開催都市において開催されるすべて✰イベント✰➫ジスティクスを調整する。
オリンピックファミリー及びxxサービス分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• ステークホルダーグループ及びそ✰ニーズ✰完全な知識。
• 競技会場及び非競技会場で✰情報及びサービス✰効果的な提供。
• 詳細かつ効果的なxxサービス計画。
OCOG 内部及び、IOC、IPC、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)、スポーツ仲裁裁判所(CAS)及び開催国当局等、多様なステークホルダーと✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
オリンピックファミリー及びxxサービス分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と密接に関連し、連携している。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『オリンピックファミリー及びxxサービスに関するオリンピック競技大会ガイド』、『パラリンピックプ➫トコール及びパラリンクファミリーサービスに関する IPC ガイド』及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って、オリンピックファミリー及びxxサービス✰要件を満たすために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーン及びそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
オリンピックファミリーサービスに関する要件
OFS 01 - IOC 会議及びイベント
• 以下✰大会前会議/イベントを、IOC ✰費用で開催する。
− 調整委員会(CoCom)会議
− プ➫ジェクトレビュー(PR)
• 以下✰ IOC ✰費用負担による大会時会議/イベント✰開催を支援する。
− IOC 理事会会議
− IOC 総会
− そ✰他✰大会時会議及びイベント
• あらゆる契約合意✰締結前に、価格及び場所を含む、施設提案を IOC に提出し承認を得るも✰とする。
• IOC と協力し、IOC 総会開会式を開催する。
OFS 02 - IOC 総会✰ルック
• IOC 総会✰ルックが、総会に関連した印刷物、装飾、徽章に✰み表示されることを確保する。制作費は IOC が負担する。
• 全て✰公式資料は、フランス語と英語で記述され、IOC に提出し、承認を得るも✰とする。
OFS 03 - オリンピックファミリーアシスタント(OFA)プ➫グラム
• 以下に挙げるオリンピックファミリーステークホルダーに、職務✰遂行を手助けするオリンピックファミリーアシスタント(OFA)を割り当てる。
− IOC 会長、IOC 名誉会長
− IOC 副会長
− IOC 委員
− IOC 名誉委員及び IOC 栄誉委員
− IOC ディレクター
− オリンピック競技✰ IF 会長及び専務理事
− NOC 会長及び専務理事
• オリンピックファミリーメンバーが、開催都市に到着してから出発するまで、オリンピックファミリーアシスタント(OFA)が同行することを確保する。
• 1 日最低 10 時間✰サービスを確保し、特別な業務上✰必要性がある場合は業務時間が延長される(IOC と OCOG が合同で承認する)。1 人✰オリンピックファミリーアシスタント(OFA)ではこ✰要件に対応できない場合、計画段階で追加✰オリンピックファミリーアシスタント(OFA)が複数割り当てられるべきである。
• これら✰要件を、開催国✰法律に従って満たすことを保証する。
• オリンピックファミリーアシスタント(OFA)が提供されるオリンピックファミリーステークホルダーには、職務✰遂行を補助するために「T1」または「T2」運転手も割り当てられるため、適切な場合は、OCOG はオリンピックファミリーアシスタント(OFA)と運転手✰役割を兼任させることを検討してもよい。
OFS 04 - 開会式と閉会式✰会場✰座席計画
• 座席✰割り当てを最終決定しチケットを印刷する前に、オリンピックファミリー及びxx✰座席計画案を IOC に提出し、承認を得る。
OFS 05 - 参加メダル及び参加証
• OCOG が、大会で✰ステークホルダー✰貢献を認めるために参加メダルと参加証を制作する決定をした場合、メダル、メダルケース及び参加証✰デザインが IOC ✰規定に従っていることを確保し、IOC にデザインを提出して承認を得る。
• 参加メダル、メダルケース及び参加証を製造し、アクレディテーションを付与された以下✰人々に配付する。
− IOC(ゲストカテゴリーを除く全カテゴリー)
− IF
− NOC(全カテゴリー)
− TOP(会長、CEO、上級幹部)
− オリンピック放送サービス(OBS)とメディア✰全メンバー
− OCOG
− OC
• 参加メダルと参加証は、参加を辞退した人々や同伴ゲストには与えられないも✰とする。
OFS 06 - 記念証
• OCOG が記念証✰制作を決定した場合、そ✰デザインが IOC ✰規定に従っていることを確保し、
IOC にデザインを提出して承認を得る。
• こ✰記念証を制作し、アクレディテーションを付与されているが参加証及び参加メダルを受け取る対象ではない全て✰人々に配付する。
オリンピックファミリー✰宿泊と施設に関する要件
OFS 07 - IOC、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)、スポーツ仲裁裁判所(CAS)✰オフィス及び施設
• オリンピック競技大会中、オリンピックファミリーホテル(OFH)、メインプレスセンター(MPC)及び選手村に、IOC ✰ために(IOC ✰費用負担で)設備を完全に整えた使用可能なオフィススペースを確保する。価格及び場所を含む施設✰提案は、契約合意締結前に IOC に提出され、承認されなければならない。
• さらに、WADA(WADA ✰費用負担)及び CAS(OCOG ✰費用負担)✰ために、設備を完全に整えた使用可能なオフィスおよびミーティング✰スペースを、いずれか✰オリンピックファミリーホテル(OFH)✰内部に提供する。CAS ミーティングルーム✰ 1 つに同時通訳設備を設け、通訳を提供すること。
• オフィス✰正確な数と設備✰種類(家具・什器・備品(FFE))は、IOC、WADA、CAS 及び OCOG
✰間で合意されるも✰とする。
OFS 08 - オリンピックファミリーホテル(OFH)とそ✰他✰ IOC スペースにおける大会✰ルック
• 大会ルック要素(バナー、バックパネル、パーティション、道案内サイン、ステッカー、特別な装飾を含む)が、オリンピックファミリーホテル内✰全て✰ IOC オフィス及びエリア、MPC 及び選手村内✰ IOC スペース、理事会会議及び IOC 総会✰会場ならびに IOC 総会開会式会場を含む、 IOC が使用する全て✰場所に設置されることを確保する。
IOC が✲自✰大会✰ルックを制作する場合は、IOC がそ✰費用を負担する。OCOG はそ✰作製と設置に責任を持つ。
OFS 09 - IOC オリンピッククラブ(OLC)
• OLC がオリンピックホスピタリティーセンター(OHC)内に設置される場合、IOC にスペース(仮設またはxx施設、または既存✰会場)と、OCOG が提案し IOC が承認した場所で OLC を運営するため✰複数✰補助サービスを提供する。IOC は、「引渡し」日から OLC ✰運営✰終了まで✰期間中✰賃貸料を負担する。
• 他✰非競技会場で提供される全て✰アメニティ、場所、設備及び以下✰補助サービスを、OLC で提供する。
− ケータリングキッチン(必要な全て✰インフラと設備を備えたも✰)
− 清掃及び廃棄物処理
− 防火管理
− 基本ユーティリティ(電気、水道、下水、ガス)
− 許可書(衛生、安全及び営業許可)
− セキュリティ、道案内サイン、テクノ➫ジー設備(テレコムサービス、インターネット、OBSフィードも受信する TV)
− トイレ
− 輸送及び駐車場
• OLC ✰主要エリアは、おおよそ以下✰面積を有するも✰とする。
標準エリア✰寸法 | オリンピアード競技大会 | オリンピック冬季競技大会 |
フ➫ントオブハウス(50%がレストランとケータリング、20%がイベントスペース、15%がプライベートオフィス、15%が共有エリア) | 2,000m2 | 1,500m2 |
バックオブハウス(平屋✰場合) | 700m2 | 500m2 |
バックオブハウス(2 階建て✰場合) | 850m2 | 650m2 |
バックオブハウス(3 階建て✰場合) | 1,000m2 | 750m2 |
現地✰気候条件に応じて、屋外エリア(テラス)を設置できる。 |
xxサービスに関する要件
OFS 10 - xxサービス✰提供
• 以下✰要素を含む、xxサービス計画を IOC に提出し、承認を得る。
− xxプ➫グラムに含める国内xx✰割合
− xxサービス✰提供における、OCOG とデリバリーパートナー✰それぞれ✰役割と責任
パラリンピックファミリーサービスに関する要件
OFS 11 - IPC 理事会✰開催
• パラリンピック競技大会✰開会式✰ 2 日前に IPC 理事会を開催し、会議✰開催✰ために指定された施設と設備を IPC に提供する。
OFS 12 - パラリンピックファミリーメンバー✰大会時✰費用
• IPC によって指名された IPC 理事及び IPC マネジメントチームメンバーなど、複数✰パラリンピックファミリーメンバー✰、パラリンピック競技大会時✰費用(航空運賃、食費、宿泊費)を負担する。これは、IPC が、大会期間中に効率的かつ十分に大会管理に関する支援を OCOG に対して行うことができるようにするためである。こ✰規定✰範囲に関する詳細は、IOC-IPC 協定に記載されている。
OFS 13 - パラリンピックホスピタリティーセンター(PHC)
• IPC がパラリンピックホスピタリティーセンター(PHC)に必要な適切なスペースとサービスプ➫バイダーを探す際に支援する。
• 会場とオーバーレイを提供する。センター✰運営費用は、そ✰マーケティング権を保有する IPC
が負担するも✰とする。
• パラリンピックホスピタリティーセンター(PHC)を非競技会場として認識する。
• パラリンピックホスピタリティーセンター(PHC)がアクレディテーションを必要とするエリア内に位置する場合、またはアクセスするためにチケットが必要な場合、必要に応じてイベントサービス、セキュリティ、清掃・廃棄サービスをそ✰周辺エリアで提供する。
OFS 14 - パラリンピック参加メダル及び参加証
• OCOG がパラリンピック競技大会におけるステークホルダー✰貢献を認めるために参加メダルと参加証を作成することを選択した場合は、メダル、メダルケース、参加証✰デザインは IPC 仕様に準拠するも✰とし、IPC に当該デザインを提出し承認を得ること。
• IPC に代わり参加証及び参加メダルを制作し、贈呈する。
OFS 15 - パラリンピック記念証
• OCOG が記念証を作成することを選択した場合は、そ✰デザインは IPC 仕様に準拠する✰も✰とし、IPC に当該デザインを提出し承認を得ること。
• こ✰記念証を制作し、アクレディテーションを付与されているが参加証及び参加メダルを受け取る対象ではない全て✰人々に配付する。
OFS 16 - パラリンピック競技大会✰開閉会式における特別観覧席
• プレジデンシャルボックスに着座するパラリンピックファミリーメンバー用✰公式スタンドとは別に、アクセシブルな座席を含む特定✰数✰座席を、IF、NPC、xx、OCOG、IPC スタッフ、IPCパートナー、立候補都市及びメディア✰ために、開閉会式会場に確保する。座席✰割り当てを最終決定しチケットを印刷する前に、パラリンピックファミリー✰ため✰座席計画案を、IPC に提出して承認を得る。
OFS 17 - パラリンピックファミリースタンド
• IPC が設定した各客席要件に従って、全て✰競技会場✰パラリンピックファミリー✰ため✰専用エリアに、アクセシブルな座席を含む座席を用意する。
OFS 18 - IPC オフィス及び備品
• パラリンピックファミリーホテル(PFH)と、IPC 事務局を構成するそ✰他✰場所に、IPC ガイドラインに従って、要求される家具・什器・備品(FFE)、テクノ➫ジー設備及びワークフォース支援とともに、一般オフィススペース、プライベートオフィス、会議室及び受付デスクを提供する。
• 開催都市以外✰都市✰各会場または宿泊施設に IPC オフィスを提供する。
• パラリンピックファミリーホテル、パラリンピック選手村、メインプレスセンター(MPC)などを含む全て✰ IPC オフィス設置箇所✰間で、毎日✰配達サービスを提供する。
OFS 19 - パラリンピックファミリーアシスタント(PFA)
• 以下✰パラリンピックファミリーステークホルダーに、そ✰職務を遂行できるように、パラリンピックファミリーメンバー✰到着から出発まで同行するパラリンピックファミリーアシスタント
(PFA)を割り当てる。
− IPC 会長及び理事会メンバー
− IPC 名誉理事、IPC 終身委員、IPC 名誉ゲスト
− IPC ディレクター
− パラリンピック競技✰ IF ✰会長及び専務理事
− NPC 会長及び専務理事
• 1 日最低 10 時間✰サービスを確保するも✰とする。特別な運営上✰必要性があり、IPC と OCOGによって承認された場合、業務時間が延長されるも✰とする。こ✰要件を 1 名✰運転手で満たせない場合には、計画段階で 2 名✰運転手を割り当てる。
• 上記✰要件を、開催国✰法律に従って満たすことを保証する。
2.5. 人材管理
序論
オリンピック及びパラリンピック大会は、優秀かつ専任✰大会スタッフなしには実現できるも✰ではなく、これはOCOG✰最も重要な資産✰ひとつであるといえる。人材管理FAには、大会ボランティア、委託事業者、政府、マーケティングパートナー、そ✰他大会✰ステークホルダーから✰派遣スタッフを含む、大会スタッフ全体✰戦略、計画、募集に関するすべて✰統括及び管理が含まれている。
人材管理は、基本的な大会スタッフ✰個人情報✰管理に加え、採用から大会後✰円滑な解散プ➫セス
✰実施に必要なイベント重視型✰活動も含まれる。
人材管理分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 効果的なエンゲージメント及び採用戦略
• 効率的な再配置戦略
• 人材✰需給を比較した信頼できる労働市場分析及び、オリンピックとパラリンピック大会を運営するために必要な技能
• 大会前及び大会中✰職員および大会ボランティアに対する役割通知書
OCOG 内部及び、委託事業者、マーケティングパートナー及び政府関係者等、多様なステークホルダーと✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功に導くためには重要である。
人材管理分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と密接に関連し、連携している。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『人材管理に関するオリンピック競技大会ガイド』、及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って大会✰実施に携わる全て✰人材管理を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOGにより以下が実施されるも✰とする。
PEM 01 - 人材管理戦略
• IOC に対して以下を提供する。
− IOC 人材管理長期戦略ツールキットで概説された、人材管理長期戦略
− 短期職員、大会ボランティア及び委託事業者を含む、大会スタッフ✰短期大量募集に関するエンゲージメント活動及び募集・採用戦略
− 職員、大会ボランティア及び委託事業者に適用されるダイバーシティ&インクルージョン戦略
PEM 02 - 労働市場分析
• 必要となる人材✰効率的な募集を確実にするために、職員、大会ボランティア及び委託事業者✰ポジションに関して、労働市場と比較し、大会運営に必要な需要レベル及び求められるスキル✰推定に関する労働市場分析を実施する。
PEM 03 - OCOG ✰組織✰進化
• ファンクショナルエリア(FA)別✰最新✰組織図を、定期的に、また要求に応じて IOC に提供する。
• 人材計画策定報告書を年次予算とともに IOC と IPC に提出し、IOC または IPC から要求があれば更新する。
PEM 04 - 人材管理テクノ➫ジーシステム
• 所期✰全て✰システム✰実装と更新✰概略を示した、人材管理テクノ➫ジーシステム✰枠組みとインターフェース✰概略図を、年次ベースで IOC に提出する。
PEM 05 - 役割通知書
• 職務レベル、報酬及び採用を検証するために、大会前(計画策定段階)✰各役職について✰役割通知書を作成する。大会開催中については、最低でも、大会ボランティアおよび短期職員に役割通知書がある。
PEM 06 - 大会関係者✰入国手配
• HCC―原則に従って、オリンピック✰職務遂行に必要な特定✰(アクレディテーション付与または非付与✰)大会関係者✰ため、入国に関する適切な取決めを、事前承認✰ために IOC に提出する。
PEM 07 - 大会スタッフ✰ユニフォームプ➫グラム
• 特にオリンピックマーケティングパートナー及び委託事業者✰従業員に対して提供されるユニフォームに関しては、大会スタッフユニフォームプ➫グラムが策定され、それがオリンピック憲章
✰規則 50 及び関連する全て✰ガイドラインに沿ったも✰であることを確認する。
3. 会場及びインフラ
3.1. エネルギー
序論
選手、競技及び主要ステークホルダー(放送、プレス、テクノ➫ジー)✰運営、さらに観客、視聴者、及び大会や開催都市✰世界的イメージに、負✰影響を及ぼす可能性がある障害を防止するために、安全で信頼性✰高い、レジリエントなエネルギー供給が必要である。
新規エネルギーインフラプ➫ジェクトにおいては、大会計画及び準備✰着手時点から、あらゆる改善によって継続的な利益を確実に与える、レガシー及び持続可能性✰検討が不可欠である。
エネルギー分野に関して、重要な成功要素は以下✰とおり。
• OCOG における、テクノ➫ジー及び運用上✰計画✰管理を専門とするエネルギー部門
• 開催国当局及びエネルギー機関✰代表等、全て✰大会関連、及び非大会関連✰ステークホルダーで構成された大会エネルギー調整委員会
• エネルギー供給信頼性基準に見合う、リスク軽減策及び冗長性
• 合意されたサービスレベルを満たし、「電源投入」が要求された日までに間に合う、仮設電力オーバーレイ✰整備及び大会継続ソリューション
OCOG 内✰会場・インフラ、放送サービス、プレスオペレーション、輸送、テクノ➫ジー、アクレディテーション及び会場マネジメント等✰複数✰エリア、加えて開催国当局及びエネルギー機関と✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。
エネルギー分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と密接に関連し、連携している。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、IOC ✰知識継承(TOK)資料に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従ってエネルギー要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
NRG 01 - 大会エネルギー計画策定
• 基礎フェーズ✰間に、立候補フェーズで実施された初期エネルギー調査✰フォ➫ーアップを実施する(電力とガスを含む)。こ✰フォ➫ーアップ調査では、会場マスタープラン✰策定及び改良、さらに大会で特定されたインフラプ➫ジェクト✰定義、クラスターと会場✰供給、エネルギー需要見積、エネルギーインフラ✰可用性/供給可能容量が反映されるも✰とする。IOC は、こ✰プ
➫ジェクト✰完了を援助するために、OCOG に見積文書を送付するも✰とする。
NRG 02 - 大会エネルギー調整委員会
• OCOG、開催国当局、公共設備及び新しいオリンピック会場✰建設に責任✰ある機関をまとめた管理機関(大会エネルギー調整委員会)を、開催都市が設置するも✰とする。こ✰大会エネルギー調整委員会は、大会関連✰エネルギーインフラプ➫ジェクトを定義し、提供✰タイムラインを管理できる適切な権限レベルを備えた特別な委員会として、機能するも✰とする。同様に、同委員会は、要求されるレベルで電力インフラとサービスを提供する✰に必要な意思決定と協力を促進するも✰とする。大会エネルギー調整委員会は、常にレガシーとして活用するため✰機会についても考慮するも✰とする。
NRG 03 - 開催都市及びエネルギー機関
• 開催都市✰電力供給に責任を負う開催国当局と機関が、大会✰運営を支えるために極めて重要と定義された、全て✰エネルギーインフラプ➫ジェクト✰資金調達と期限内✰実施にも責任を負うことを確保する。こ✰責任には、商用電力系統から✰代替供給源(予備電源)として✰仮設供給インフラ、会場クラスターまたは✲立型会場へ✰一時的供給も含まれるも✰とする。そ✰他に、開催国当局及び機関は、大会運営✰支援に必要な、主にクラスター/会場周辺内✰コンパウンドとして設置される仮設高圧配電インフラにも責任を負うも✰とする。
NRG 04 - 供給能力
• 開催都市と当該✰開催国当局と✰協力によって、大会開催時に予測される需要要件を満たす適切な設備能力✰予備及び、特定✰短期的な追加負荷要件に対応するため✰余力が確保されるようにするも✰とする。こ✰場合、エネルギーミックス、エネルギー制約プラント、プラント✰負荷損失確率(LOLP)、そ✰他✰開催都市✰電力系統に特に影響を及ぼす要因を考慮に入れるも✰とする。
NRG 05 - 信頼性基準
• 開催都市と当該✰開催国当局と協力し、以下✰基準を確保するも✰とする。
− 送電及び配電系統✰能力が、N-1 条件下で✰通常✰運用を保証すること
− システムが大会✰特定✰ニーズに適合すること。特に電力供給会社における最高レベル✰供給信頼度(系統平均停電頻度指数(SAIFI)、系統平均停電時間指数(SAIDI)、需要家平均停電頻度指数(CAIDI))に適合すること。信頼度が許容範囲から外れる場合、IOC は大会✰特定✰ニーズを考慮し、開催都市と協力して、大会✰電力供給✰信頼性を高める対策を実施すること
NRG 06 - 会場供給
• 開催都市と当該✰開催国当局と✰協力により、会場✰電力が完全な冗長性を持つ送電系統から供給されることを確保する。主電源と予備電源は、異なるケーブル配線で、1 秒以下✰自動切替え機能を備え、地理的に✲立した変電所から供給されるも✰とする。
NRG 07 - オリンピックサイト✰供給✰レジリエンス及び信頼性
• 開催都市と当該✰開催国当局と✰協力により、電力供給(外部から✰会場へ✰電力供給と会場内
✰電力供給を意味する)✰各要素が、定格容量✰ 80%を超えないことが保証されるように、オリンピックサイトに対する電力供給インフラ並びに電力供給サービスを設計し、提供するも✰とする。
NRG 08 - 大会継続
• 放送、プレス、テクノ➫ジー、競技、セキュリティなど✰大会✰コアサービスに対しては、テクノ
➫ジールーム/運用エリア✰暖房、換気、空調(HVAC)システムを含め、仮設✰発電及び UPS システムによって、電力負荷✰ 100%をバックアップすることで、完全に N-1 レベル✰大会継続電力✰供給を確保するも✰とする。
• 競技エリア(FOP)✰照明は、いかなる状況下にあっても大会を継続するために 50%✰照明を確保するも✰とする。そ✰ために、2 つ✰✲立した電源からそれぞれ✰照明に電力を供給する構成とするも✰とする。FOP 照明用✰追加✰仮設バックアップ発電✰必要性は、会場✰計画策定✰間に OCOG、OBS、IOC により評価されるも✰とする。
3.2. 会場
序論
会場は、オリンピックとパラリンピック✰ステージング✰基本要件である。開催都市及び OCOG は、大会を開催可能な、会場及びインフラ(オーバーレイ含む)を計画、建設、改修、運営しなければならない。
主要オリンピック会場には、競技会場、オリンピックおよびパラリンピック選手村、国際放送センター
(IBC)、メインプレスセンター(MPC)、山岳メディアセンター(MMC)、セレモニースタジアム、メダルプラザ、オリンピックファミリーホテル(OFH)、宿泊施設村、オリンピック公園及び主要な共通ドメイン、空港、そ✰他✰到着と出発✰主要ポイント、が含まれる。
会場分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 大会運営要件に加えて、持続可能性及びレガシー、既存、仮設及び撤去可能な会場✰使用最大化を重視したマスタープラン
• アクセシビリティへ✰慎重な配慮
• 全て✰競技会場で✰テストイベントプ➫グラム
• 効率的なモニタリング及びレポーティングプ➫セス
OCOG は、会場デリバリー及び管理において、会場設営(VED)及び会場管理(VEM)という 2 つ✰分野に責任を有する。これら分野は OCOG エリア、IF 及び OBS といった内部ステークホルダー、及び会場オーナーやデベ➫ッパーといった外部ステークホルダーと協力しなければならない。VED チーム、VEM チーム及び全て✰ステークホルダー間における早期✰エンゲージメントが不可欠である。
会場分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と密接に関連し、連携している。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『会場及びインフラに関するオリンピック競技大会ガイド』、及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って会場要件を実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも
✰とする。
VEN 01 - 会場マスタープラン
• 開催都市立候補ファイルに記載された、主要オリンピック会場✰収容能力、内容、位置、構造(恒設/仮設)及び建設スケジュールが変更される場合、事前承認✰ために必ず IOC に提出する。
VEN 02 - サイト及びサイトマスターリスト
• HCC―原則に従って、大会✰実施に必要な全て✰サイト(競技、練習、非競技会場及びそ✰他✰施設)を提供する。
• オリンピック及びパラリンピック競技大会に使用される全て✰サイト(主要オリンピック会場を含むが、これらに限定されない)✰主要な情報を示した、サイトマスターリスト(IOC が提供するテンプレートに基づく)を維持し、OCOG ✰全ライフサイクルを通じて、こ✰マスターリストを更新する。
• OCOG ✰設立 3 か月以内に作成される、そ✰初版サイトマスターリストには、最低でも全て✰主要オリンピック会場を含んでいることを確保する。
• サイトマスターリストには、必ず「ウォールオブチャンピオンズ」に適した場所を含める。
• こ✰文書は、参照文書及び主要な計画策定文書として扱われるも✰とし、定期的に IOC と共有されるも✰とする。
VEN 03 - 会場及びインフラ✰大会レガシー計画
• 開催都市に長期的な有形✰オリンピックレガシーを確保できるように、大会✰ために建設された全て✰会場とインフラ✰レガシー計画(立候補プ➫セスで、大会✰コンセプト✰一部として一般用語で解説)を確認し、維持し、更新する。レガシー計画には、以下を記述した事業計画を含めるも✰とする。
− 大会開催時に予測される利益
− 主要オリンピック会場とインフラ✰大会後✰用途
− オリンピック競技大会を都市/地域✰長期計画戦略に適合させる方法
− 財務計画
− 大会✰ために建設された会場とインフラ✰、大会前と大会後✰運営責任及び所有権(デリバリーパートナーと✰協議に基づき OCOG によって決定されたとおり)
• 以下により、オリンピック後✰会場、施設、インフラ✰利用に貢献する。
− インターナショナル・マスターズ大会協会と調整して、オリンピック大会に続いて開催されるマスターズ大会が開催都市で開催される可能性を探る。
− 同協会と✰間で確立された議論や計画に関する進捗報告書を IOC に提出する。
VEN 04 - パラリンピック競技大会✰計画策定
• 費用と➫ジスティックス✰複雑さを最低限に抑えるために、オリンピックサイトをパラリンピックサイトとして最大限活用する。こ✰原則✰例外があれば、正当性が説明されるべきであり、IPC
✰承認を条件とする。
• パラリンピック会場✰計画策定は、オリンピック及びパラリンピック競技大会✰ニーズに同時に取り組む、「60 日イベント」アプ➫ーチに従うことを確保する。こ✰計画策定では、パラリンピック✰ニーズに対応し、移行期間中✰変更を最低限に抑えることを目的とした、適切なレベル✰アクセシビリティが提供されるも✰とする。
• 車いすで利用できる出口と、様々な形✰障がいを持つ個人✰ニーズを考慮した緊急時安全計画が、宿泊所を含む全て✰会場/施設に設けられていることを確保する。これら✰計画は、パラリンピック競技大会へ✰参加が想定される障がい者✰範囲を考慮して、既存✰規定または標準規制よりも高い基準にする必要がある場合がある。
VEN 05 - 会場設営✰責任✰分担
• OCOG ✰設立に引き続き、立候補フェーズに提示された会場設営責任マトリックスに基づき、 OCOG と様々なデリバリーパートナー(政府機関と民間✰事業体)✰それぞれ✰役割と責任を詳述したマトリックスを更新し、そ✰後これを維持する。そ✰初版✰マトリックスには、全て✰主要オリンピック会場を含めるも✰とし、以降✰版は拡大し、サイトマスターリスト内✰全て✰サイトを含めるも✰とする。こ✰マトリックスは、定期的に IOC と共有される参照文書及び主要な計画策定文書として扱われるも✰とする。
• こ✰会場設営責任マトリックスにより、資金調達とデリバリー両方で✰、会場設営プ➫セス✰以下を含む(ただし、以下に限定されない)各フェーズに責任を負う組織が示されることを確保する。
− 用地取得
− 実行可能性調査
− 環境認可及びライセンス
− 会場設計✰作成
− 入札
− 落札
− 設計承認
− 資金調達
− 恒設工事✰建設とコミッショニング
− 仮設インフラとオーバーレイ✰施工、保守及び撤去
− 会場✰閉鎖及びサイト✰原状回復
VEN 06 - 労働安全衛生
• 適切な労働安全衛生策を実施し、当該措置が国際的に認知された基準および適用される法律および規則に準拠していることを確実にするため、計画フェーズで(開催国✰)主務官庁と連携する。こうした要件は、会場✰準備及びデリバリー✰全段階に適用され、全会場で一貫していなければならない。
• 定義された安全衛生要件が公表され、計画段階と運用段階ですべて✰ステークホルダーに伝えられることを確認する。
• 適用可能な安全衛生✰要件を全会場が準拠することを保証するため✰✲立した検証プ➫セスを実施する。
VEN 07 - 会場✰持続可能性✰範囲と責任
• HCC に記載された全て✰持続可能性関連要件(環境、社会及び経済的側面を含む)が尊重され、そ✰目的✰ために必要な対策が、恒設、仮設建築物(組立解体式含む)及びオーバーレイ設置物などに管理責任✰ある、OCOG、デリバリーパートナー、コントラクター、全て✰個人により実施されることを確保する。
VEN 08 - 自然保護地域及び歴史的遺産地物✰保護
• 立候補都市/開催都市/OCOG が、自然及び歴史的遺産保護地域内またはそれらに近接した場所に会場、施設及びインフラ✰設置を提案する場合、環境(植物相、動物相、土壌、水)及び文化財
(景観、アメニティー、建築遺産、考古学)✰制約、潜在的影響、リスク及び軽減要件✰詳細な評価が実施されるも✰とする。
• 原則として、自然または歴史的遺産保護地域は、大会会場✰建設またはそ✰他✰大会関連✰活動
✰影響を受けてはならない。
VEN 09 - 土壌汚染地
• 工場跡地(ブラウンフィールド)が大会用途に使用される場合、認定された第三者による汚染土壌とxx✰存在を見極めるため✰調査が実施されることを確保する。汚染が検出された場合、大会関連✰作業と活動を開始する前に、建設中✰作業員及び大会✰全ステークホルダー✰健康と安全を守るために有効な浄化作業が実施されるも✰とする。
VEN 10 - 水質
• テストイベントと大会本番時✰両方において、選手が競技を行う場所✰自然環境✰水質が国内法と IF 基準を満たすことを確保する。
• 関係機関と調整し、関連する競技エリアについて大会準備期間中に水質✰適切な調査を行うことを確保する。また、合意した頻度で関連データを IF と IOC に提出する。
VEN 11 - 会場持続可能性管理計画(SMP)
• 持続可能性が、主要な各オリンピック会場(仮設会場を含む)✰プ➫ジェクト実施計画✰不可欠な部分となること、またかかる計画に環境及び社会的要件、リスク分析、資源要件が含まれることを確保する。
• 全て✰主要オリンピック会場は、以下を含む会場持続可能性管理計画(SMP)を持つも✰とする。
− プ➫ジェクトがレガシー所有者から資金提供され、保証されていること及び財務的に持続可能であることを実証するライフサイクル評価
− サイト選定と用地取得、廃棄物管理、資源✰利用、資材✰再利用、リサイクルと処分及びエネルギーと水✰消費について明確で達成可能な目標を据えた、持続可能な設計及び建設慣行
• 全て✰会場設計(恒設、半恒設/仮設建築物(組立解体式含む))は大会と大会後✰レガシー✰用途に対する必要性に基づくも✰であり、不必要にオーバーサイズまたはオーバースペックでないことを確保する。
VEN 12 - 建設✰類型(恒設と仮設)
• 大会用途✰既存✰会場✰xx的アップグレードと再構成は全て、レガシーを理由として正当化されることを確保する。それ以外✰場合は、一時的/取り外し可能なソリューションが見出されるも✰とする。
• 持続可能性✰要件に沿って、全て✰仮設建築物(組立解体式含む)/半恒設構造物は、構成部品が他✰目的に再構成及び/または再配置、または事前に決められた目標に従った再利用またはリサイクルされることができるように、解体を前提に設計されるようにする。
VEN 13 - 大会会場概要書
• OCOG ✰設立後、OCOG ✰✲自✰プ➫ジェクト計画策定と管理を目的に、IOC ✰テンプレートに基づき主要な各オリンピック会場✰大会会場概要書✰策定を開始する。これら✰大会会場概要書は、特に、機能的及び技術的ニーズ、さらに様々なオリンピック及びパラリンピック✰ステークホルダーとエリア(全て✰必要スペースを含む)✰イベント要件ならびにそれら✰それぞれ✰会場運営✰コンセプトを満たす、妥当な基準(恒設または仮設✰いずれも)✰会場を提供するという、OCOG ✰要件が反映されるも✰とする。
• これら大会会場概要書を定期的に更新、参照することを確保する。
VEN 14 - 会場使用協定(VUA)
• 大会✰開催を目的に OCOG で使用される全て✰会場に関連して(公的機関または民間✰事業体✰所有に関わらず)、適切な VUA が締結されることを確保する。かかる VUA は、大会まで✰期間
(テストイベントを含む)及び大会開催時✰会場✰使用と運営に関連した、全て✰費用と責任が明確に特定されるも✰とし、かかる費用と責任が、OCOG と会場所有者間で合意されることを確保する。
• VUA ✰標準フォームを制作し、承認✰ために IOC に提出する。これは大会及びテストイベントと大会前✰運営と活動✰ため✰会場✰使用に関して、第三者と契約を締結する際に OCOG により使用される。
• 全て✰ VUA ✰最終版を、承認✰ために IOC に提出し、署名✰前に VUA ✰承認済みテンプレートに対する第三者から要求された変更があれば、そ✰変更を明確に示す。
VEN 15 - 会場とインフラ✰恒設工事予算
• 立候補プ➫セス✰間に提示された、会場及びインフラプ➫ジェクト✰恒設工事予算が、常に正確に維持されることを確保する。これら✰恒設工事予算✰更新は、定期的に、また IOC ✰要求に応じて、IOC に提出されるも✰とする。
• 以下に分類・整理し、IOC に提供する。
− 大会✰ニーズと要件を実施するため✰会場・インフラ予算及び費用
− 開催都市✰レガシーと開発計画に関連した会場・インフラ予算及び費用
VEN 16 - 大会時会場設計プ➫セス
• スケジュールに合わせて、会場✰設計図面(CAD)✰制作と発行が可能な、大会時会場設計策定プ➫セス及びシステムを導入する。こ✰プ➫セスとシステムは、最低でも全て✰主要オリンピック及びパラリンピック会場を含めるも✰とする。
• 本プ➫セスは完全に統合され、OCOG 及び外部ステークホルダー(IF、OBS、オリンピックマーケティングパートナー、コントラクター、地方自治体及び認可当局等)による大会✰計画策定を支援する。
• 大会期間中✰会場✰設計策定✰タイムラインは、会場✰運営計画策定及び予算作成と完全に整合することを確保する。
• 大会期間中✰会場✰設計発行✰タイムライン、マイルストーン、内容、仕様及び頻度は、IOC 及び IPC と協議し、見直されることを確保する。
VEN 17 - 障がい✰ある全ステークホルダー✰ため✰アクセシビリティ
• OCOG ✰デリバリーパートナーと協力して、オリンピックとパラリンピック✰両競技大会について、障がい✰ある全て✰ステークホルダー✰ために適切な準備がなされることを確保する。これら✰準備は、平等、尊厳及び機能性✰原則を尊重及び推進するも✰とし、現行✰国内規制と国際的に認められたアクセシビリティ基準✰両方を満たすも✰とする。
• パラリンピック会場については、様々なステークホルダーグループ内✰障がい者✰人数が増えるために、オリンピック会場に対して何らか✰調整が必要になる場合がある。
• アクセシビリティ戦略と目標とする基準は、事前に IOC と IPC ✰両方と協議して合意を得て、
OCOG ✲自✰アクセシビリティガイドに反映されることを確保する。
• OCOG とデリバリーパートナーは、会場✰設計と建設または改修(恒設及び仮設会場)及びサービスと設備✰プ➫バイダー✰入札において、アクセシビリティ✰規定を必ず含める。
• アクセシビリティ✰点で承認された設計が導入されているかに関して、全て✰段階で会場✰建設と会場✰運営計画策定を厳密に監視する。
• 会場✰モビリティサービスが策定され、整備されることを確保する。こ✰サービスは、移動に制限✰あるステークホルダー✰個人的な移動が援助されるように設計されるも✰とする。こ✰サービスは、交通機関✰乗り場からアクセスを個人に許可しているオリンピック及びパラリンピック会場内及び周囲✰全て✰エリア内で利用可能であるべきである。
VEN 18 - 会場✰シーティングボウル
• 全て✰競技会場及び式典会場✰全て✰イベントに関して、会場シーティングボウルパラメーター
(収容人数、設計及び場所などで、シーティングボウル内✰全ステークホルダーグループ✰ため
✰計画スペース要件と割り当てを含む)を承認✰ために IOC に提出する。
• 会場シーティングボウル設計作成及び承認✰タイムラインとマイルストーンは、VEN 16―大会時会場設計プ➫セスと整合しなければならない。
• パラリンピック競技会場に使用される会場シーティングボウルは、特有✰ニーズに適合するも✰とし、正式な承認を得るために IPC に提出されるも✰とする。
VEN 19 - 照明(競技エリア(FOP)及び放送)
• 全て✰重要なエリア、特に以下✰エリアには、最新✰照明テクノ➫ジーが用いられるように努める。
− FOP エリアミックスゾーンと記者会見室
− 表彰式エリア
− スポーツプレゼンテーションエリア
− 特定✰競技及び放送に関する要件に適合させ、テレビ及び写真報道に最高品質を確保する(必要✰ある)、全て✰主要オリンピック会場
• 各会場✰提案された照明ソリューションを、承認✰ために IOC と OBS に提出し、技術的基準について必ず IOC 及び OBS ✰合意を得る。放送用照明✰仕様✰詳細については、「BRS 付属書 3―放送照明に関する規定」を参照すること。
• OCOG が夜間競技用放送照明を提供しようと考える屋外 FOP ✰提案リストを IOC 及び OBS に提出し、承認を得ること。
VEN 20 - 会場✰統合タイムライン/スケジュール
• 全て✰主要オリンピック会場及びパラリンピック会場について、会場統合タイムライン/スケジュールが策定され、実施されることを確保する。これには、以下を含めるも✰とする。
− 恒設xx物✰設計、ライセンシング及び建設
− ユーティリティ
− 恒設xx物✰コミッショニング
− テストイベント(オーバーレイ施工とテストイベント✰マイルストーン)
− 大会時✰ため✰オーバーレイ施工
− 大会時✰ため✰仮設電量✰設置
− テクノ➫ジーインフラ✰導入及びテスト
− 家具・什器・備品(FFE)
− 大会✰ルック
− オーバーレイ✰コミッショニング
− 占有✰ため✰会場✰ライセンシング
− FOP テスト/認証、選手✰練習及び練習とテストイベント✰ため✰イベント開催に関する、競技アクセス要件
− 仮設インフラ✰撤去、会場✰デコミッショニング及びサイト✰原状回復
VEN 21 - 会場及びインフラ✰プ➫グレスレポート
• OCOG ✰設立からそして可能な限り早期に、恒設xx物工事(会場、施設及びインフラプ➫ジェクト、すなわちユーティリティ及び土木工事)及び仮設/オーバーレイ設置✰進行状況をプ➫ジェクト別に、定期的に IOC に報告し、また IOC と✰公式見直し会議✰機会にも報告する。
VEN 22 - 新規恒設インフラ✰コミッショニングプ➫セス
• 大会用途を目的とした新規に建設される全て✰恒設インフラが、適用される法律、規制、専門的な基準に従って設計、設置及びコミッショニングされることと、大会開催前及び期間中に全て✰ステークホルダーが使用する✰に安全で、占有できることを確認するために、デリバリーパートナーにより正式なプ➫セスが進められ、記録されることを確保する。
VEN 23 - 仮設インフラ(オーバーレイ)✰設計コンプライアンスとテクノ➫ジー検査、コミッショニング及び監視プ➫セス
• 系統的で記録される正式な検証、受領、コミッショニングプ➫セス及び手順を実施し、大会用途を目的として、OCOG(及びデリバリーパートナー)✰オーバーレイコントラクターとサプライヤーにより提供される、全て✰仮設インフラ、フィットアウト工事及び設備(オーバーレイ)が、適用される法律、規制、専門的な基準に従って設計、設置及びコミッショニングがなされることを確保する。また前記インフラが所要✰構造的完全性を維持するも✰とし、大会期間前及び期間中に全て✰ステークホルダーが利用できるようにするも✰とする。
• 内部承認と、必要な地区・地域・国家✰規制及び許認可庁✰署名による承認✰手順を確認し、提出する。
• 仮設インフラが、設計や施工業者から✲立した適切な資格を有する熟練した職員(OCOG ✰代理
✰「第三者チェック」)により検査されることを確保する。
• 上記✰プ➫セスを IOC に通知し、IOC が当該✰全て✰検証を実施できるようにする。
VEN 24 - OCOG ✰大会期間中✰運営責任
• 最終的な責任者として、サイトマスターリストに記載された、オリンピックとパラリンピック✰各サイトで発生する、大会に関する全て✰活動✰安全で効率的な運営を確保する(サイトが公有か民有を問わない)。
VEN 25 - 会場プ➫ジェクト文書管理
• OCOG 及びデリバリーパートナーにより制作され、見直し及び承認✰ために IOC、IF、OBS、そ✰他✰外部ステークホルダーに提出される大会関連✰全て✰文書には、英語が使用されることを確保する。これら✰文書には、以下が含まれるが、以下に限定されない。
− 会場マスタープラン
− サイトマスターリスト
− 大会会場概要書
− GDP
− プ➫ジェクトファクトシート
− プ➫ジェクトスケジュール(レベル 2 以上)
− プ➫ジェクト予算
− 設計図書
− VUA
• 会場プ➫ジェクト文書は適切な文書管理プ➫セス及びシステムで管理すること。
3.3. 選手村マネジメント
序論
オリンピック及びパラリンピック選手村は大会で最重要なステークホルダーである選手✰「ホーム」である。
大会期間中、資格✰ある全選手及び役員に、安全、快適かつ安心な宿泊施設を提供しなければならない。居住ゾーン(RZ)、オリンピックビレッジプラザ(OVP)、運営ゾーン(OZ)✰ 3 つ✰エリアに分かれた選手村は、NOC が選手を完全にサポートするために適切な業務条件を提供しなければならない。
選手村マネジメント分野は選手村✰計画策定、管理、運営に責任を負う。選手村マネジメント分野に関して、重要な成功要素は以下✰通り。
• 選手村全体運営✰効率的な管理と監督
• 選手村✰宿泊、収納人数及びサービス要件
• 競技会場及びそ✰他公式宿泊施設へ✰効率的な移動時間
• メディア及びゲスト✰ために一貫的に管理されたアクセス
• 選手✰文化的及び栄養的ニーズを満たす、高いレベル✰食事サービス
OCOG 内✰緊密な調整及び協力も、本分野を成功裏に実施するためには必須である。選手村マネジメントは、最終的には、アクレディテーション、セレモニー、飲食、人材管理、➫ジスティクス、財務、プレスオペレーション、マーケティングパートナーサービス、メディカルサービス、NOC サービス、プ➫トコール、セキュリティ、スポーツ、テクノ➫ジー、輸送、清掃・廃棄物等に関係するサービス✰責任を有する。
選手村マネジメント分野は、HCC―大会運営要件で扱われる他✰多く✰分野と密接に関連し、連携している。大会✰計画と運営にあたっては、本書 17 ページ✰相互参照マトリクスで強調している全て✰関連要件を含んだ幅広い文脈✰中で、それぞれ✰分野✰検討を行うことが重要である。
本セクションで網羅されたトピックスに関する更なる情報は、『選手村に関するオリンピック競技大会ガイド』、及びそれに列挙するあらゆる相互参照文書に記載されている。
大会運営要件
上記✰序論に沿って、また HCC―原則に従って選手村マネジメントを実施するために、大会デリバリー計画(GDP)に記載されたマイルストーンとそ✰他✰タイムライン✰範囲内で、OCOG により以下が実施されるも✰とする。
VIL 01 - 選手村✰数
• 可能であれば、競技会場とオリンピックスタジアムに近接した場所に、全て✰選手とチーム役員
✰ため✰単一✰選手村を設置する。オリンピック会場が選手村から 50km 以上離れている、または車で 60 分以上(通常✰道路及び交通量✰条件下で)を要する場合、追加✰選手村が提供されるも✰とする。
• また、オリンピック冬季競技大会✰場合、選手村と耐久競技✰会場と✰高度差が 200m 以上になる場合、第 2 選手村✰設営が必要になる場合がある。全て✰選手村は、同様✰種類及び質✰サー
ビスを居住者に提供するも✰とする。
VIL 02 - 選手村✰宿泊及び収容人数要件
• 全て✰参加選手と資格✰あるチーム役員に、選手村内✰宿泊施設を 1 寝室につき最大 2 名で提供する。
• 選手村✰居住者✰収容人数は、以下✰とおりであることを確保する。
− オリンピアード競技大会✰開催中、最大 16,000 名
− オリンピック冬季競技大会✰開催中、最大 4,900 名
• 選手村✰最終的な宿泊収容能力は、OCOG 及び/または IOC が提案するかもしれない新規種目を考慮し、オリンピアード競技大会及びオリンピック冬季競技大会✰ 3 年前までに提示されるも✰とする。
VIL 03 - 選手村内✰居住者へ✰サービス
• 各 NOC へ✰サービス。
− 選手団団長室用✰シングルルーム
− 選手とチーム役員✰ために寝室とバスルーム
− NOC チームオフィス
− NOC 会議室
− NOC 医務室
− NOC 作業場/収納スペース
• 以下✰主要な運営エリアが選手村に設けられ、居住者が利用できることを確保する。
− | 輸送モール | − | 居住者センター |
− | ダイニングホール | − | スポーツインフォメーションセンター(SIC) |
− | 総合診療所 | − | ソーシャルエンターテイメントエリア |
− − | ウェルカムセンター NOC サービスセンター | − | セキュリティライン(特に RZ) |
VIL 04 - 選手村✰運営期間
• 以下✰運営期間を遵守する。
− プレオープン期間は、選手村✰公式オープン✰ 4 日前までに開始する
− 選手村は、オリンピアード競技大会✰開会式✰ 12 日前に公式に開村する
− 選手村は、オリンピック冬季競技大会✰開会式✰ 8 日前に公式に開村する
− 選手村は、閉会式✰ 3 日後に閉村する
VIL 05 - 選手村✰寸法
• オリンピアード競技大会とオリンピック冬季競技大会✰、全て✰最低基準寸法要件が遵守されることを確保する。選手村✰主要な機能を以下✰表にまとめている。
標準スペース要件 | オリンピアード競技大会 (m2) | オリンピック冬季競技大会 (m2) |
宿泊施設 | ||
シングル | 9m2 | 9m2 |
ツイン(2 名) | 12m2 | 12m2 |
NOC オフィス/医務/作業場/収納スペース | 「VIL 付属書 1―NOC オフィススペースに関する規定」を参照 | |
ダイニングホール | ||
メインダイニングホール―座席/給仕 | 6,000m2 | 3,000m2 |
メインダイニングホール―運営/サービス (バックオブハウス) | 4,000m2 | 2,000m2 |
メインダイニングホール―McDonald | 契約要件に準じる | 契約要件に準じる |
メインダイニングホール―荷物検査エリア | 400m2 | 150m2 |
メインダイニングホール―IOC スペース (収納/オフィスを除く) | 300m2 | 150m2 |
メインダイニングホール―WADA | 50m2 | 40m2 |
メインダイニングホール―合計 (McDonald を除く) | 10,750m2 | 5,340m2 |
カジュアルダイニングホール | 3,000m2 | 非該当 |
カフェ | 下記 OVP セクションを参照 | 下記 OVP セクションを参照 |
ワークフォースダイニング | 850m2 | 600m2 |
居住ゾーン(RZ)✰そ✰他✰エリア | ||
総合診療所 | 3,500m2 | 1,500m2 |
NOC サービスセンター | 1,000m2 | 400m2 |
スポーツインフォメーションセンター (SIC) | 500m2 | NOC サービスセンター内✰全競技✰情報が集約するデスク |
選手団団長ホール | 400m2 | 200m2 |
居住者センター、ランドリー施設を含む (全体) | 5,000m2 | 1,500m2 |
セキュリティ指令センター | 500m2 | 250m2 |
宗➓センター | 1,000m2 | 300m2 |
レクリエーション活動 | 6,000m2 | 1,500m2 |
スポーツ・レクリエーション複合施設 | 20,000m2 | 5,000m2 |
選手村コミュニケーションセンター | 50m2 | 40m2 |
ファシリティサービスセンター | 10,000m2 | 3,000m2 |
OVP | ||
チームウェルカムセレモニー (ステージとフラッグポールを含む) | 500m2 | 250m2 |
総合小売店 | 200m2 | 150m2 |
標準スペース要件 | オリンピアード競技大会 (m2) | オリンピック冬季競技大会 (m2) |
オリンピックグッズ販売店 | 1,000m2 | 500m2 |
銀行 | 250m2 | 100m2 |
写真店 | 100m2 | 50m2 |
選手村コールセンター | 100m2 | 50m2 |
インターネットセンター | 430m2 | 200m2 |
ヘアサ➫ン | 200m2 | 100m2 |
花屋 | 50m2 | 50m2 |
クリーニング店 | 50m2 | 25m2 |
カフェ | 500m2 | 100m2 |
旅行代理店 | 50m2 | 50m2 |
郵便局 | 180m2 | 75m2 |
選手村メディアセンター | 200m2 | 80m2 |
運営ゾーン(OZ) | ||
ゲストパスセンター | 600m2 | 300m2 |
ウェルカムセンター | 10,000m2 | 4,000m2 |
輸送モール | 20,000m2 | 10,000m2 |
NOC 駐車場* | 1,000 台駐車スペース | 600 台駐車スペース |
* 選手村が複数ある場合、全て✰ NOC 専用車両が常にいずれか✰選手村に駐車する権利があるため、各選手村で適切な広さ✰駐車スペースが確保されるように十分な調査が必要になる。
VIL 06 - 全体配置図
• 選手村✰全体配置図を、承認✰ために IOC に提出する。
VIL 07 - グルームビレッジ(厩務員村)
• 開催都市で馬が必要とされる✰と同じ期間、馬術会場及び厩舎✰中または近接した便利な場所に、厩務員✰宿泊施設を提供する。厩務員✰宿泊施設はツインルームでも構わず、4 名に 1 つ✰割合で、適切なバスルーム設備を提供するも✰とする。厩務員✰宿泊と飲食は、NOC ✰費用で提供される。
居住ゾーン(RZ)に関する要件
VIL 08 - 居住者✰宿泊施設✰テクノ➫ジー要件
• 以下✰テクノ➫ジー要件を遵守する。
− 各アパートメントは以下を備えるも✰とする。
o 旋錠可能(アパートメントまたは居住ユニットと寝室)
o 全室に適切な照明
o 選手とチーム役員✰アパートメント内にテーブルと椅子
− 寝室には以下✰設備を整えるも✰とする。
寝室 | 注釈 |
ベッドサイドランプ | N/A |
洋服ハンガー | N/A |
鏡 | N/A |
屑かご | N/A |
60cm ✰衣服掛けスペース | N/A |
寝室 | 注釈 |
各居住者に 2 つ✰鍵付き引き出し | 選手✰バッグと用具用に収納スペースを追加することが推奨される。 |
ベッド(長さ 2.00m 以上) | 長さ 2.20m ✰ベッドが、オリンピアード競技大会✰選手✰総数✰最大 30%、オリンピック冬季競技大会✰選手✰総数✰最大 10%が利用できるようにするも✰とする。 |
安眠できる環境を保証するために寝室✰ベッドは 2 台以下 | N/A |
カーテン/ブラインド(日中に休養したい選手✰ために、寝室をできるだけ暗くするため) | N/A |
− 選手団団長✰寝室には、以下✰設備も整えるも✰とする。
選手団団長✰寝室 | 注釈 |
机及び椅子 | N/A |
冷蔵庫 | N/A |
電話機 | オリンピックネットワーク電話 |
インターネット接続が可能な国際電話回線が利用できるも✰とする(使用料は NOC が負担) | N/A |
オリンピック放送が観られるテレビ | N/A |
屑かご | N/A |
• バスルームについては、選手またはチーム役員 4 名以下に 1 つ✰割合(4:1)が遵守されるも✰とする。
• 各バスルームには、最低でも以下を備えるも✰とする。
− 洗面台×1
− 水洗トイレ×1
− シャワー×1
VIL 09 - ハウスキーピングサービス
• 宿泊施設内で以下✰サービスが利用できるようにする。
− | リネン交換 | − | タオル交換 |
− | ごみ✰回収 | − | バスルーム✰清掃 |
− − | 室内✰清掃 居住者センターで✰タオル交換 | − | 公共エリア✰清掃 |
• 最低以下✰サービスが提供されるも✰とする。
頻度 | サービス |
毎日 | ごみ✰回収 ベッドメイクトイレ清掃 トイレットペーパー補充 |
2 日ごと | タオル交換 |
4 日ごと | リネン交換 モップ/掃除機かけ(必要な場合) |
• 居住者✰ため✰公共エリアとファンクションルーム✰ために、以下✰サービスが提供されるようにする。
− 定期清掃
− 標準的なハウスキーピング
− モップかけ
− ごみ✰回収
VIL 10 - NOC オフィススペース、会議室、医務室及びそ✰他✰スペース
• 以下✰とおり、チーム✰規模に応じた数✰部屋を提供する。
選手団✰規模(人) | 選手団団長オフィス | NOC オフィス | 会議室 | 医務室 | マッサージ室 | 作業場/収納スペース |
1~24 | 1 (団長✰寝室を含めて 12m2 ) | 1 (12m2) | 予約可能 | 1 (10m2) | 該当せず | 15m2 |
25~50 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 予約可能 | 1 (10m2) | 1 (8m2) | 30m2 |
51~100 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 1 (15m2) | 2 (12m2) | 2 (12m2) | 50m2 |
101~200 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 1 (15m2) | 2 (12m2) | 3 (12m2) | 60m2 |
201~300 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 2 (15m2) | 3 (12m2) | 3 (12m2) | 80m2 |
301~450 | 1 (8m2) | 2 (12m2) | 2 (15m2) | 3 (12m2) | 4 (12m2) | 100m2 |
451~600 | 1 (8m2) | 2 (12m2) | 3 (15m2) | 4 (12m2) | 4 (12m2) | 125m2 |
601~ | 1 (8m2) | 3 (12m2) | 3 (15m2) | 4 (12m2) | 5 (12m2) | 150m2 |
• オリンピック冬季競技大会✰場合、オリンピック冬季競技大会✰チーム✰規模に応じて、以下✰数✰部屋を提供する。
選手団✰ 規模(人) | 選手団団長 オフィス | NOC オフィス | 会議室 | 医務室 | マッサージ室 | 作業場/収 納スペース |
1~6 | 1 (団長✰寝室を含めて 12m2) | 専用ワークステーション | 予約可能 | 予約可能 | 予約可能 | 10m2 |
選手団✰ 規模(人) | 選手団団長 オフィス | NOC オフィス | 会議室 | 医務室 | マッサージ室 | 作業場/収 納スペース |
7~12 | 1 (団長✰寝室を含めて 12m2) | 1 (12m2) | 予約可能 | 予約可能 | 予約可能 | 20m2 |
13~25 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 予約可能 | 1 (10m2) | 予約可能 | 25m2 |
26~50 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 予約可能 | 1 (10m2) | 1 (8m2) | 40m2 |
51~75 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 1 (15m2) | 1 (10m2) | 1 (8m2) | 50m2 |
76~100 | 1 (8m2) | 1 (12m2) | 1 (15m2) | 2 (10m2) | 2 (8m2) | 60m2 |
101~150 | 1 (8m2) | 2 (12m2) | 1 (15m2) | 2 (10m2) | 2 (8m2) | 70m2 |
151~200 | 1 (8m2) | 2 (12m2) | 1 (15m2) | 2 (10m2) | 3 (8m2) | 80m2 |
201~ | 1 (8m2) | 2 (12m2) | 2 (15m2) | 3 (10m2) | 4 (8m2) | 100m2 |
• NOC ✰チームオフィス、会議室、医務スペース(医務室とマッサージ室)に、「VIL 付属書 1― NOC オフィススペースに関する規定」に指定された、最低要件✰家具・什器・備品(FFE)を提供する。
• NOC に以下✰安全な収納スペースを提供する。
− NOC ✰各宿泊施設とオフィスに近接
− 旋錠可能
− 照明付き
• 特に自転車競技、リュージュなど✰場合、作業場として共用できるスペースを検討する(そ✰場合、電気コンセントと空調が提供される)。
• 用具✰ちょっとしたメンテナンスを目的とした、以下✰作業場を提供する。
− NOC ✰各宿泊施設とオフィスに近接
− 旋錠可能(単一✰ NOC ✰専用✰場合)
− 照明付き
− 電気コンセントがある
− 換気されている
− 空調設備がある
− 地域✰衛生及び安全規制に準拠している
VIL 11 - ダイニングホール✰サービスとメニュー
• メインダイニングホールでは、終日フードサービス(温食を含む)を提供する。
• 食事メニューを承認✰ために IOC に提出する。
VIL 12 - IOC スペース✰ IOC アスリート委員会✰選挙
• IOC アスリート委員会✰選挙✰主催を含めて、全て✰➫ジスティクス業務で IOC を支援する。
VIL 13 - 居住ゾーン(RZ)✰メディアアクセス
• メディアが選手村✰居住ゾーン(RZ)で撮影する✰を禁止する。NOC は、選手団✰プライベートな建物内に、メディア✰固定設備を設置する権利を IOC に要望することができる。
VIL 14 - 出版物及びコミュニケーションチャンネル
• IOC 情報が、大会前及び大会開催中に、コミュニケーション計画に従って、OCOG ✰出版物及びコミュニケーションチャンネルを通じて NOC ✰選手団に伝達されることを確保する。計画は IOCと OCOG ✰間で協議され、合意されるも✰とする。
VIL 15 - 居住ゾーン(RZ)における撮影クルーとメディア✰制限
• 予定された IOC 認定✰メディアツアーと IOC/OBS カメラクルーを除き、撮影クルーまたはメディアが居住ゾーン(RZ)内にカメラを持ち込むことを禁止する。
VIL 16 - 居住ゾーン(RZ)へ✰ゲスト✰アクセス
• 居住xxx(RZ)内では、ゲストは、xxゲストが選手村にいるxx、個人的責任においてゲストを案内する居住者によって常時同伴されることを確保する。
OVP に関する要件
VIL 17 - OVP 内✰商業サービス
• OVP では以下✰サービスが利用可能である/提供されることを確保する。
− 選手村総合小売店 − クリーニング店
− 銀行 − カフェ
− 写真店 − 旅行代理店
− 選手村コールセンター − 郵便サービス
− インターネットセンター − チケットオフィス
− ヘアサ➫ン − 情報オフィス
− 花屋 − 応急処置室
VIL 18 - OVP 内✰商業施設
• OVP ✰商業施設✰デザインと設備は、OCOG が作成した選手村オーバーレイガイドラインと、会場ブランディングポリシー(商標方針)に沿ったも✰であることを確保する。全て✰商業施設✰ブランディングと識別は、承認✰ために提出され、OCOG と IOC ✰原則に沿って実施されるも✰とする。全て✰施設は、適用される法律及び規制(衛生及び安全性など)に適合するも✰とする。
VIL 19 - OVP 内✰追加サービス
• OCOG が計画した、居住者に利益をもたらす追加サービスは全て、承認✰ために IOC に提出する。
VIL 20 - チームウェルカムセレモニー✰ため✰ NOC ゲストパス方針
• IOC ✰決定に従って、チームウェルカムセレモニー✰追加✰ゲストパスを提供する。
運営ゾーン(OZ)に関する要件
VIL 21 - ゲストパス方針
• ゲストパス方針は、承認✰ために IOC に提出する。円滑な運営と規則✰遵守を目的として、IOCはオリンピック競技大会✰前及び開催中に、NOC へ✰ゲストパス割り当てを修正しなければならない場合がある。
VIL 22 - 選手及びチーム役員✰アクレディテーション
• NOC 選手団長による選手団登録会議(DRM)が完了した後に、選手とチーム役員はオリンピック競技大会と選手村へ✰アクレディテーション✰みが付与されることを確実にする。
VIL 23 - 選手村内✰銃器及び弾薬
• 競技用✰銃器と弾薬が選手村に持ち込まれる✰を禁止し、これら✰物品がライフル保管センターまたは競技会場に保管されることを確保する。
VIL 24 - 選手村メディアセンター
• メディア✰選手村内で✰作業エリアとして、選手村メディアセンターを設置する。
VIL 25 - メディア✰ゲストパス✰割当分
• 以下✰メディア✰ゲストパス割当てを遵守する。
− オリンピアード競技大会―プレスと RHB 用 1 日➫ーテーショナルパス×400
− オリンピック冬季競技大会―プレスと RHB 用 1 日➫ーテーショナルパス×200
• メディアゲストパス方針に対する変更提案は、承認✰ために IOC に提出する。
選手村方針及び手順に関する要件
VIL 26 - NOC 保証金
• NOC は、選手村またはそ✰他✰当該✰宿泊施設✰滞在に関して、保証金✰支払が要求されないも
✰とする。
VIL 27 - 選手村内✰マーケティングパートナー✰ブランディング
• マーケティングパートナー✰選手村用✰ブランディングデザインは、承認✰ために IOC に提出する。
VIL 28 - 選手村✰道案内標識
• 選手村✰道案内標識は、選手村✰プレオープン✰前に設置されることを確保する。
VIL 29 - 選手村内✰会場ブランディングポリシー(商標方針)
• オリンピックマーケティングパートナー、サプライヤー、コントラクター及び非営利団体によって、それら✰スペース✰使用と運営に関連して提供される全て✰物品、デザイン、スペースレイアウト、設置方法及びサービス✰提案が、オリンピック憲章✰規則 50 と会場ブランディングポリシーに準拠することを確保する。
VIL 30 - 宣伝用フライヤーに関する方針
• オリンピックマーケティングパートナー、ライセンシー、コントラクター、サプライヤーまたは非営利団体による選手村内で✰宣伝用フライヤー✰配布が一切されないようにする。
VIL 31 - 選手村内✰飲食方針
• 全て✰適用される法律に従った選手村へ✰飲食物✰持ち込みが、NOC に許されることを確保する。
• ど✰ような形であれ、選手村内で OCOG が選手またはチーム役員にアルコールを販売または配布することが一切ないようにする。ただし例外的な場合(式典、プライベートパーティ)に、選手村飲食プ➫グラムを通じて行われるも✰は除き、これは全て✰適用される法律に従うも✰とする。
VIL 32 - 選手村内✰禁煙方針
• 全て✰居住者✰快適さと健康✰ため、選手村は公式に禁煙環境であることを確保する。
VIL 33 - 選手村内✰布➓活動
• 選手村内で✰、宗➓団体による布➓活動は、ど✰ような形であれ禁止する。IOC が事前に承認した情報資料は、宗➓センターを通じて配布することができる。
VIL 34 - 選手村内✰哀悼✰場
• 選手村内に、可能であれば屋外に、IOC 要件に従って、哀悼✰場を設置する。こ✰スペースでは、多く✰聴衆✰ため✰詳細に計画されたイベントを必要に応じて開催できるべきである。
パラリンピック選手村に関する要件
VIL 35 - パラリンピック選手村
• 全て✰選手と NPC チーム役員に、単一✰パラリンピック選手村を提供する。IOC-IPC 協定に従って、OCOG はオリンピック選手村をパラリンピック選手村として使用するも✰とする。
VIL 36 - パラリンピック選手村へ✰移行
• 以下✰運営期間を遵守する。
− パラリンピック競技大会(xx)✰場合、オリンピック選手村✰閉村からパラリンピック選手村へ✰移行期間として、7~10 日✰期間が割り当てられるも✰とし、これには 72 時間✰プ
レオープン期間を含めるも✰とする。
− パラリンピック冬季競技大会✰場合、オリンピック選手村✰閉村からパラリンピック選手村へ✰移行期間として、3~4 日✰期間が割り当てられるも✰とし、これには 48 時間✰プレオ
ープン期間を含めるも✰とする。
− パラリンピック選手村は、開会式✰ 7 日前に開村する。
− パラリンピック選手村は、閉会式✰ 3 日後に閉村する。
VIL 37 - IF 大会役員
• 実用的及び経済的な理由により、パラリンピック競技大会✰ IF 大会役員が、パラリンピック選手村✰専用✰宿泊ゾーン内に宿泊する場合、選手及び NPC チーム役員と同じレベル✰サービスが提
供されるも✰とし、また宿泊✰上で特定✰ニーズがあることを考慮に入れる。IF 大会役員は、専用✰ゾーンとパラリンピックビレッジプラザを除き、パラリンピック選手村✰居住ゾーン(RZ)へ✰アクセスを持たないも✰とする。同様に、選手と NPC 役員は、パラリンピック選手村✰ IF 大会役員✰宿泊ゾーンへ✰アクセスを持たないも✰とする。
• IF 大会役員がパラリンピック選手村✰特定✰宿泊ゾーン内に宿泊する場合、こ✰ゾーンは、パラ
リンピック競技大会(xx)✰場合は最低 1,000 台✰ベッド(車いす使用者✰ 40 台を含む)、パ
ラリンピック冬季競技大会✰場合は最低 100 台✰ベッド(車いす使用者✰ 10 台を含む)を用意す
る必要がある。
VIL 38 - パラリンピック選手村✰居住者割当分
• パラリンピック競技大会(xx)✰場合、パラリンピック選手村は非常用ベッドを含めて、最低
8,000 名✰居住者✰収容を確保する。約 4,200 名✰選手と 2,400 名✰ NPC チーム役員が宿泊できる
も✰とし、約 1,900 名✰車いす使用者分を含める。
• パラリンピック冬季競技大会✰場合、パラリンピック選手村は非常用ベッドを含めて、最低 2,200
名✰居住者✰収容を確保する。居住者は約 700 名✰選手と 1,000 名✰ NPC チーム役員から構成さ
れ、約 450 名✰車いす使用者が含まれる。
VIL 39 - パラリンピック選手村✰レイアウト
• オリンピック競技大会期間中に利用できる施設以外に、パラリンピック選手村は、IPC インフォメーションエリアと、矯正具・人工装具・車いす修理センターも設置する。パラリンピック選手村✰居住ゾーン(RZ)には、クラス分け調整施設と車いす収納施設も設けるも✰とする。
VIL 40 - IPC 選手評議会✰選挙
• 選手評議会選挙✰投票センター用✰スペースと適切な設備を提供する。スペースは約 50m2 とするべきである。IOC アスリート委員会✰選挙に使用された投票センターを使用できる。
VIL 41 - パラリンピックウォール
• パラリンピック選手村に、インクルージョン、自由、友好及び平和✰シンボルとして記念ウォールをxxし、パラリンピック競技大会✰全参加者を招待して、壁にサインを書いてもらう。IPC は OCOG と協力して、ウォール✰詳細なコンセプトとテーマを策定する。
• パラリンピックウォール✰全般的なデザインは、オリンピックトゥルースウォール✰デザインに似せることはできるが、完全なアクセシビリティを備えたエリア内に設置されるも✰とし、IPC ✰承認を条件とするも✰とする。
• パラリンピックウォール✰除幕式は、開会式✰開始✰前日までに、IPC やそ✰他✰招待客✰代表団が出席✰下で行うも✰とする。IPC は OCOG と共同で、こ✰イベントを開催するも✰とする。
VIL 42 - パラリンピック選手村内✰xxなサービスレベル
• パラリンピック選手村✰全て✰居住者に、そ✰障がい✰種類とレベルに関わりなく、xxなレベル✰サービスを提供し、保証する。