上記に加え、双日は、ロイヤルホールディングス 100%子会社であり航空機内食関連事業をおこなうロイヤルインフライトケイタリング株式会社(以下、「RIC」)の第三者割当増資引受を通して、普通株式全体の 60%を取得し双日の連結子会社とすることについて、ロイヤルホールディングスおよび RIC との間で合意し、同日付で株式引受契約および株主間契約を締結しました。
2021 年 2 月 15 日
各 位
双日株式会社
双日、「ロイヤルホスト」や「てんや」を展開する
ロイヤルホールディングスに出資・資本業務提携契約締結
~食品・リテール事業、航空事業におけるシナジー発揮を狙う~
双日株式会社(以下、「双日」)は、2021 年 2 月 15 日、ロイヤルホールディングス株式会社
(以下、「ロイヤルホールディングス」)との間で、第三者割当増資によるロイヤルホールディングスの普通株式 13.30%(※)および第 1 回新株予約権の引受をおこなうことについて合意し、同日付で資本業務提携契約を締結しました。
上記に加え、双日は、ロイヤルホールディングス 100%子会社であり航空機内食関連事業をおこなうロイヤルインフライトケイタリング株式会社(以下、「RIC」)の第三者割当増資引受を通して、普通株式全体の 60%を取得し双日の連結子会社とすることについて、ロイヤルホールディングスおよび RIC との間で合意し、同日付で株式引受契約および株主間契約を締結しました。
ロイヤルホールディングスグループは、「“食”&“ホスピタリティ”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を基本理念として以下 5 つの事業を展開し、確固たる事業基盤を有しています。
1. 「ロイヤルホスト」、「てんや」を主力とした外食事業
2. 法人からの委託などにより空港ターミナルビルや高速道路サービスエリアなどにおいて多種多様な飲食業態を運営しているコントラクト事業
3. 関西国際空港・福岡空港・那覇空港などにおいて国内外の航空会社から機内食の調製業務と搭載業務を受託している機内食事業
4. 全国に「リッチモンドホテル」および提携ホテルを展開しているホテル事業
5. 主にロイヤルホールディングスグループの各事業における食品製造、購買、物流業務などのインフラ機能を有し、グループ外企業向けの食品製造もおこなう食品事業
双日は、1956 年より米国ボーイング社の販売代理店として航空機の販売活動を開始し 60 年以上にわたり航空関連ビジネスに携わっており、近年では国内外の空港の運営事業をはじめとした航空関連事業などの運営をおこなうとともに、商業施設の運営やベトナムをはじめとする ASEAN を中心とした食品流通事業にも携わっており、ロイヤルホールディングスとの関連性の高い事業分野に関する様々なネットワーク・ノウハウを有しています。
今回の資本業務提携により、双日の有するネットワーク・ノウハウと、ロイヤルホールディングスの既存の顧客・事業モデルを掛け合わせることにより、両社の持続的な成長を目指し、消費者のより良い生活の実現に貢献していきます。
(※) 持株比率は、2020 年 12 月 31 日現在の発行済株式総数(自己株控除後)に基づき、本普通株式の発行により増加する株式数を加えた数で除して算出した数値となります。
■資本提携および業務提携の内容
(1)資本提携の内容
①双日は、第三者割当増資により、ロイヤルホールディングスの普通株式 5,820,700 株を
100 億円で引き受け、13.30%の普通株式を取得します。
②双日は、第三者割当増資により、ロイヤルホールディングスの新株予約権 41,124 個(潜在株式数 4,112,400 株、当初行使価額1,908 円(発行決議日の前取引日終値))を引き受けます。
③双日およびロイヤルホールディングスは、第三者割当増資により、RIC の普通株式 225,600 株を引き受け、双日は普通株式全体の 60%を取得します。この結果、RIC 株の双日による所有株式割合は 60%、ロイヤルホールディングスの所有株式割合は 40%となり、RICは双日の連結子会社、ロイヤルホールディングスの持分法適用会社となります。
(2)業務提携の内容
ロイヤルホールディングスは将来の経営戦略に「変化への対応」「経営効率化」「成長分野の育成」を掲げており、今後は下記の取り組みを共同で推進し、双方の事業基盤強化をはかると共に、消費者向けビジネスの新たなモデル構築を目指してまいります。
<変化への対応>
◼ 顧客基盤の共有により新たなマーケットを創造
◼ デジタルデータ(画像データ、購買データなど)の活用による集客と顧客満足度の強化
<経営効率化>
◼ 食材・副資材含めた調達の支援
◼ 物流改革サポート
<成長分野の育成>
◼ 双日とロイヤルホールディングスグループの保有するコンテンツ・ノウハウを活かした新規事業開発
◼ ロイヤルホールディングスグループ各事業の海外展開、および海外事業拡大の加速化
◼ 共同でのM&A
(参考)
<ロイヤルホールディングスの概要>
会社名: ロイヤルホールディングス株式会社設立: 1950 年 4 月 4 日
本社所在地: xxxxxxxxxxxxxx 00 x 0 x代表者: 代表取締役会長 xx xx
代表取締役社長(兼)CEO xx xx
事業内容: 外食事業・コントラクト事業・機内食事業・ホテル事業・食品事業
<RIC の概要>
会社名: ロイヤルインフライトケイタリング株式会社設立: 1988 年 8 月 30 日
本社所在地: xxxxxxxxxxx 0 xx代表者: 代表取締役社長 xx xx
事業内容: 航空機内食の調製・販売および搭載、食品販売、保税倉庫業など
【本件に関する問い合わせ】
双 日 株 式 会 社 広報部 03-6871-3404
会社案内(ロイヤルホールディングス株式会社)
双日リリース
参考資料
(2020年12月末)
◼ 店舗数 合計:739店舗
国内:701(直営646 FC55)海外: 38(FC)
◼ グループ会社(連結対象)国内:10社
◼ 従業員数 単体: 89名
連結:2,675名
(連結ベース)
◼ 売上高:843億円 (2020年12月期)
◼ 当期純利益:▲275億円 (2020年12月期)
(当社株主帰属)
◼ 総資産:1,058億円 (2020年12月末)
■ グループのビジョン
日本で一番質の高い”食”&“ホスピタリティ”グループを目指す
■ 経営基本理念
ロイヤルは食品企業である。お客様から代金をいただくからには、一、食品は美味しくなければならない。
一、調理・製造も取扱いも衛生的でなければならない。
一、サービス・販売は、お客様の心を楽しませ、
社会を明るくするものでなければならない。
以上のつとめを果す報酬として、正当な利潤を得られ、
ロイヤルも私共も、永遠に繁栄する。
■ロイヤルグループとは
1951年10月、福岡で創業以来、「食を通じて国民生活の向上に寄与する」ことを目指してまいりました。日本の経済、社会、食文化の環境が大きく変化する中、ロイヤルグループが変わらぬことなく求め続けてきたのは
「質の追求」です。日本で一番質の高い食とおもてなしの精神を活かした “ホスピタリティ”を提供することにより、持続的な成長を目指しています。
食品事業
ホテル事業
機内食事業
コントラクト事業
※外食事業、コントラクト事業、機内食事業、ホテル事業、食品事業を展開
外食事業
●ロイヤルホスト、天丼てんや、 シェーキーズ、シズラー等のチェーンレストランおよび専門店等の運営
●高速道路・空港施設、企業内施設及び医療関連施設における飲食店・売店の運営
●関西国際空港、福岡空港、那覇 ●「リッチモンドホテル」等の運営空港における機内食の調製と搭載
●福岡工場、東京工場での食品製造、物流業務等
●家庭用フローズンミール「ロイヤルデリ」
1
(2020年12月末)
◼ 拠点数 国内: 5(本社、支社、支店)
海外:80(現地法人、駐在員事務所等)
◼ グループ会社(連結対象)国内:127社
海外:296社
◼ 従業員数単体: 2,590名
連結:19,187名
(連結ベース)
◼ 収益:17,548億円 (2020年3月期)
◼ 当期純利益:608億円 (2020年3月期)
(当社株主帰属)
◼ 総資産:22,303億円 (2020年3月末)
■ グループスローガン
■ グループ企業理念
双日グループは、誠実な心で世界を結び、
新たな価値と豊かなxxを創造します。
■双日とは
それぞれ長い歴史を持つニチメン、日商xxをルーツに持ち、
150年以上にわたって多くの国と地域の発展を、ビジネスという側面からサポートしてきました。現在も国内外約400社の連結対象会 社とともに、世界の様々な国と地域に事業を展開する総合商社
として、幅広いビジネスを展開しています。
※ 9つの本部を通して多種多様な事業をグローバルに展開
2
◼ 一時的な業績悪化により棄損した財務基盤の早期改善
◼ コロナによる事業環境変化およびポストコロナに向けた変化への対応
課題
◼ 財務面:双日および主要取引行による金融支援・資金調達の実行
― 普通株式と新株予約権、優先株式を組み合わせることにより、実効性の高い自
己資本増強策を志向
◼ 事業面:双日との業務提携
― 総合商社である双日の有する国内外ネットワークやノウハウ活用による協業
対応策
①資本業務提携
◼ 普通株式:100億円
◼ 新株予約権:78億円*
主要取引行
(xxx銀行、日本政策投資銀行、福岡銀行、 西日本シティ銀行)
◼ 協業などの業務提携
②主要取引行による金融支援
◼ A種優先株式:30億円
◼ B種優先株式:30億円
※ 新株予約権による資金調達額は41,124個(潜在株式数4,112,400株)、当初行使価額1,908円(発行決議日
の前取引日終値)として算出 3
1
「変化への対応」
◼ 顧客基盤の共有により新たなマーケットを創造
調達・物流
◼ デジタルデータ(画像データ、購買データ等)の活用による集客と顧客満足度の強化
2
「経営効❹化」
◼ 食材・副資材含めた調達の支援
◼ 物流改革サポート
3
「成長分野の育成」
◼ 当社グループと双日の保有するコンテンツ・ノウハウを活かした新規事業開発
◼ 当社グループ各事業の海外展開、および海外事業拡大の加速化
◼ 共同でのM&A
天丼てんや オーチャード・セントラル店
(シンガポール1号店:2020年10月15日オープン)
4
◼ 航空業界を取り巻く環境の変化を踏まえて、航空分野における豊富な経験とネットワークを有する双日のRICへのマジョリティ出資により、機内食事業において、さらなる高いシナジー効果を見込んでおります
増資前 | 増資後 |
所有株式数 ロイヤルHD 80,000株
ロイヤルHD 150,400株
双日 225,600株
議決権比率 ロイヤルHD 100% ロイヤルHD 40%
双日 60%
現状
本件実施後
100%
(連結子会社)
40%
(持分法適用会社)
60%
(連結子会社)
※ 2021年4月1日付で社名変更を予定しております 5
社会的価値 グローバルな
“食”&“ホスピタリティ”グループ
働き方改革 CSR
持続的成長と社会課題解決の両立
お客様
経営ビジョン2030
第6次中期経営計画
従業員
ロイヤル
グループ
株主・投資家
双日との協業による
地域・社会
取引先
シナジー創出
2015~2017
2018~2020
第5次中期経営計画
「Beyond 2020」
緊急事態への対応 構造改革の推進
2012~2014
第4次中期経営計画
「Fly to 2017」
変化への対応経営効率化
成長分野の育成
第3次中期経営計画
「Fly to 2014」
経済的価値
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