Contract

○国立大学法人上越教育大学年俸制Ⅱ型適用職員給与規程

（令和元年９月11日規程第54号）

最終改正 令和４年12月14日規程第68号

（ 目的）

第１条 この規程は， 国立大学法人上越教育大学職員就業規則（ 平成16年規則第10号。以下「就業規則」という。） 第22条の規定に基づき， 年俸制の適用を受ける職員のうち，年俸制Ⅱ型適用職員の給与について必要な事項を定める。

（ 対象者）

第２条 年俸制Ⅱ型適用職員は， 次の各号のいずれかに掲げる職員とする。

(1) 令和元年10月１日以降に採用された教授， 准教授， 講師， 助教又は助手（以下「大学教員」という。）

(2) 国立大学法人上越教育大学年俸制Ⅰ型適用職員給与規程（ 平成27年規程第28号） に規定する年俸制の適用を受ける大学教員（ 以下「年俸制Ⅰ型適用職員」という。）で，年俸制Ⅱ型適用職員となることを希望し，かつ，学長が年俸制Ⅱ型適用職員となることを認めた者

(3) 国立大学法人上越教育大学職員給与規程（ 平成16年規程第42号。以下「給与規程」という。） に定める教育職俸給表（ 一） の適用を受ける大学教員（ 以下「月給制適用教員」という。） で， 年俸制Ⅱ型適用職員となることを希望し， かつ， 学長が年俸制

Ⅱ型適用職員となることを認めた者

（ 給与の区分）

第３条 年俸制Ⅱ型適用職員の給与は，年俸及び諸手当とする。

２ 年俸は，基本給及び業績給とする。

３ 諸手当は， 給与規程第２条のxx給与の種類欄に掲げる種類の手当のうち第14条に規定する手当とする。

（ 給与の支給日）

第４条 基本給は， その12分の１の額を月額俸給（ 以下「俸給」という。） として， その月の21日（ ただし， その日が日曜日， 土曜日又は休日に当たるときは， その直前の日曜日，土曜日又は休日でない日） に支給する。

２ 業績給は，６ 月30日及び12月10日（ ただし，その日が日曜日に当たるときは，前々日，土曜日に当たるときは， 前日） に支給する。なお,第13条第１項第３号の間接経費相当額加算分は,２分の１の額を当該支給日に支給する。

３ 諸手当の計算期間及び支給日は， 給与規程第２条の規定を準用する。

（ 給与の支払）

第５条 年俸制Ⅱ型適用職員の給与は， 現金で直接職員にその全額を支払うものとする。ただし， 法令又は労働基準法（ 昭和22年法律第49号） 第24条に基づく協定に定めるものは，これを給与から控除して支払うものとする。

２ 前項の給与は， 原則として職員の同意を得て預貯金口座に所要金額を振り込むことによって支払うものとする

（ 日割計算等）

第６条 新たに年俸制Ⅱ型適用職員となった者には， その日から俸給を支給する。俸給に異動を生じた者には， その日から新たに定められた俸給を支給する。

２ 年俸制Ⅱ型適用職員が退職し， 又は解雇された場合には， その日までの俸給を支給する。

３ 年俸制Ⅱ型適用職員が死亡により退職した場合には，その月までの俸給を支給する。

４ 第１項又は第２項の規定により俸給を支給する場合であって，その月の初日から支給するとき以外のとき，又はその月の末日まで支給するとき以外のときは，その給与額は,その月の現日数から国立大学法人上越教育大学職員労働時間，休暇等規程（ 平成16年規程第47号。以下「労働時間等規程」という。） 第７条に規定する週休日を差し引いた日数を基礎として日割りによって計算する。

５ 前４項の規定は， 俸給の調整額， 管理職手当， 初任給調整手当， 地域手当及び広域異動手当の支給について準用する。

（ 給与の即時払）

第７条 年俸制Ⅱ型適用職員が次の各号のいずれかに該当する場合に，本人又は権利者の請求があったときは，第４条の規定にかかわらず， 速やかに給与を支払うものとする。ただし，給与を受ける権利に係争があるときには，この限りではない。

(1) 退職し， 又は解雇されたとき。

(2) 本人が死亡したとき

（ 給与の非常時払）

第８条 年俸制Ⅱ型適用職員が次の各号のいずれかに該当する場合で，かつ， 本人から請求があったときは， 第４条の規定にかかわらず， 当該請求があった日までの給与を速やかに支払うものとする。

(1) 本人又はその収入によって生計を維持する者の結婚， 出産若しくは葬儀の費用に充てるとき。

(2) 本人又はその収入によって生計を維持する者の病気又は災害の費用に充てるとき。

(3) 本人又はその収入によって生計を維持する者の帰郷費用に充てるとき。

(4) その他学長が特に必要と認めたとき。

（ 勤務１時間当たりの給与額の算出）

第９条 第14条に規定する手当のうち超過勤務手当， 休日給及び夜勤手当を支給する場合並びに第16条から第19条までの規定を適用する場合の勤務１時間当たりの給与額の算出については， 給与規程第７条の規定を準用する。

（ 端数計算）

第１０条 前条に規定する勤務１時間当たりの給与の額を算定する場合において， その額に50銭未満の端数を生じたときは， これを切り捨て， 50銭以上１円未満の端数を生じたときは，これを１円に切り上げるものとする。

（ 端数の処理）

第１１条 この規程により計算した確定金額に１円未満の端数を生じたときは，これを切り捨てるものとする。

（ 基本給）

第１２条 基本給の計算期間は， ４月１日から翌年３月31日までとする。

２ 年度途中に新たに年俸制Ⅱ型適用職員となった場合は， 俸給に年俸制適用日から３月

31日までの月数を乗じた額を当該年度の基本給とする。

３ 基本給は， 別表第１に定める級号俸とする。

４ 新たに年俸制Ⅱ型適用職員となる者の基本給は， 学歴， 業績，経歴等を勘案し決定する。

５ 前２項の規定にかかわらず，学長が特に必要と認める場合は，別表第１に定める級号俸以外の額に基本給を決定することができる。

６ 前３項の規定により決定した年俸制Ⅱ型適用職員の基本給は，３年ごとに，第１号の表に基づき当該職員の業績評価を実施した直近３年間の評価結果を点数化し，第２号の表に定める範囲内で， １月１日に号俸を改定することができる。

(1) 業績評価における評価区分と点数

評価区分	点数
Ｓ	３
Ａ	２
Ｂ	１
Ｃ	０
Ｄ	－ １

(2) 過去３年間の合計点数と改定する号俸

合計点数	改定する号俸
	55歳未満	55歳以上
８～９	８以下	３以下
６～７	７以下	２以下
４～５	６以下	１
２～３	５以下	なし
１	４以下
０	３
－１	２
－３～－ ２	なし

７ 前項に規定する基本給の改定は， 次の各号の期間中であっても行うことができる。

(1) 就業規則第13条第１項に規定する休職

(2) 労働時間等規程第28条第１項第６号及び第７号に規定する特別休暇

(3) 労働時間等規程第29条第１項に規定する育児休業

(4) 労働時間等規程第30条第１項に規定する介護休業

８ 年俸制Ⅱ型適用職員が昇任した場合の基本給は， 当該職員の職種のほか， その職員の業績等を総合的に勘案し決定する。

９ 別表第１は，給与規程の改定状況のほか， 大学の財務状況等を勘案し，これを改定することがある。

（ 業績給）

第１３条 業績給は，次の各号を合計した額とする。

(1) 期末手当相当額

(2) 勤勉手当相当額

(3) 間接経費相当額加算分

２ 業績給の計算期間は，４月１日から翌年３月31日までとする。

３ 前項の規定にかかわらず， 年度途中に年俸制Ⅱ型適用職員となった者の計算期間の始期は， 年俸制Ⅱ型適用職員となった日とする。

４ 期末手当相当額の算出は給与規程第41条の規定を， 勤勉手当相当額の算出は給与規程第42条の規定を準用する。この場合において，期末手当相当額及び勤勉手当相当額における「役職段階別加算額」は， 職名に応じて別表第２に定める加算割合を乗じて得た額とし， 勤勉手当相当額における「勤務成績に応じて別に定める割合」は，当該職員の直近の業績評価に基づき決定される成績区分に応じた別表第３に定める成績率とする。

５ 前項の規定にかかわらず， 次に掲げる者に別表第３を適用する場合の成績区分は， 採用，昇任又は年俸制Ⅱ型適用職員となった日以前の業績等を総合的に勘案して決定するものとする。

(1) 新たに年俸制Ⅱ型適用職員として採用された者

(2) 年俸制Ⅱ型適用職員としての在職期間中に昇任した者

(3) その他学長が定める者で年俸制Ⅱ型適用職員となった者

６ 間接経費相当額加算分は， 年俸制Ⅱ型適用職員が間接経費相当額加算分を支給する前年度（ 以下「加算分支給の前年度」という。） に上越教育大学において受託研究， 共同研究， 科学研究費助成事業その他の研究費補助金等で個人の研究に係る外部資金（以下

「外部資金」という。） を獲得し， 加算分支給の前年度に配分された外部資金の間接経費の総額が15万円以上である場合に， その総額の100分の10を乗じた額（100円未満切り捨て） を業績給に加算して支給する。ただし,加算額の上限は60万円とする。

７ 共同研究者等がいる場合の外部資金の間接経費の扱いは， 加算分支給の前年度に研究代表者又は共同研究者等それぞれに配分された外部資金の間接経費の額により算定する。

（ 諸手当）

第１４条 諸手当は，俸給の調整額，管理職手当，初任給調整手当，扶養手当，地域手当，広域異動手当， 住居手当， 通勤手当，単身赴任手当，大学入学共通テスト業務手当， 超過勤務手当，休日給，夜勤手当及び管理職員特別勤務手当とし， 給与規程第24条から第 31条まで，第32条の２及び第36条から第40条までの規定を準用する。

（ 休職者の給与）

第１５条 年俸制Ⅱ型適用職員が，就業規則第13条の規定により休職されたときの給与は，給与規程第20条の規定を準用する。

（ 育児休業等の給与）

第１６条 年俸制Ⅱ型適用職員が， 労働時間等規程第29条の規定により育児休業等をするときの給与は，給与規程第21条の規定を準用する。

（ 育児短時間勤務の給与）

第１７条 年俸制Ⅱ型適用職員が， 国立大学法人上越教育大学職員育児休業規程（平成16年規程第48号）第20条の規定により育児短時間勤務をするときの給与は， 給与規程第21条の２の規定を準用する。

（ 介護休業等の給与）

第１８条 年俸制Ⅱ型適用職員が， 労働時間等規程第30条の規定により介護休業等をするときの給与は，給与規程第22条の規定を準用する。

（ 給与の減額）

第１９条 年俸制Ⅱ型適用職員が勤務しないときは， 給与規程第23条の規定の例により給与を減額して支給する。

（ 職員給与規程適用教員への移行）

第２０条 年俸制Ⅱ型適用職員は， 月給制適用教員及び年俸制Ⅰ型適用職員となることはできない。

（ その他）

第２１条 この規程に定めるもののほか，年俸制Ⅱ型適用職員の給与に関し必要な事項は，別に定める。

附 則

この規程は， 令和元年10月１日から施行する。

附 則（ 令和２年規程第16号（ 令和２年３月26日））

この規程は， 令和２年４月１日から施行する。

附 則（ 令和２年規程第24号（ 令和２年７月８日）

この規程は， 令和２年７月８日から施行する。

附 則（ 令和４年規程第55号（ 令和４年10月24日）

この規程は， 令和４年10月24日から施行し， 令和４年７月１日から適用する。

附 則（ 令和４年規程第59号（ 令和４年10月24日）

この規程は， 令和５年４月１日から施行する。

附 則（ 令和４年規程第68号（ 令和４年12月14日））

この規程は， 令和４年12月14日から施行し， 令和４年12月１日から適用する。

別表第２ （第13条関係）

職 名	加算割合
教授	100分の15（別に定める職員にあっては100分の20）
准教授	100分の10（別に定める職員にあっては100分の15）
講師	100分の10
助教・助手	100分の５

別表第３ （第13条関係）

成績区分	成績率
Ｓ： 極めて顕著な業績がある者	Ｃに40～ 100%加算した率
Ａ： 特に顕著な業績がある者	Ｃに20～ 40%加算した率
Ｂ： 顕著な業績がある者	Ｃに10～ 20%加算した率
Ｃ：（ 標準）	学長が定める率
Ｄ： 顕著な業績がない者	Ｃに10～ 40%減算した率