医師主導治験においては通常その計画や実施等の場面で大学や研究者の知見やノウハウが求められることから、試験データの提供の対価については、少なくとも研究に要する実 費相当額のみならず、研究の価値にも十分に配慮した額にすべきものとARO協議会では考え、本雛形を作成した。この考え方は、「産学官連携による共同研究強化のためのガ イドライン【追補版】(令和2年、文部科学省・経済産業省;以下「追補版」)」にも沿う。 そこでARO協議会では、契約現場の便宜を図るべく、パターンBを想定した雛...