会 社 名 株 式 会 社 リ ア ル ワ ー ル ド 住 所 東 京 都 渋 谷 区 元 代 々 木 町 30 番 13 号 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 菊 池 誠 晃 (コード番号:3691 東証マザーズ) 問い合わせ先 執 行 役 員 樋 口 隆 康 TE
令和2年2月 26 日
各 位
会 | 社 | 名 | 株 式 会 社 リ ア ル | ワ ー | ル | ド | |
住 | 所 | x x x x x 区 元 代 々 木 町 | 30 番 | 13 | 号 | ||
代 表 者 名 | 代 表 取 締 役 社 長 | x | x | x | x | ||
(コード番号:3691 東証マザーズ) | |||||||
問い合わせ先 | 執 行 役 員 | x | x | x | x | ||
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子会社の事業譲渡等に関する基本合意書締結に関するお知らせ
当社は、本日令和2年2月 26 日開催の取締役会において、下記のとおり、当社の子会社である株式会社リアルX(以下、「リアルX」といいます。)が運営する「Gendama」(以下、「Gendama」といいます。)の譲渡(以下、「本件譲渡」といいます。)を進めるにあたり、サイブリッジグループ株式会社(以下、「サイブリッジグループ」といいます。)との間で基本合意書(以下、「基本合意書」といいます。)を締結することを決議いたしましたので、下記のとおり、お知らせいたします。
なお、本件譲渡のスキームについては、新設分割等を含めて協議・検討しており「4.日程」に記載の最終契約において確定されますので、現時点においては未確定となります。
記
1.本件譲渡の理由
当社グループは 2018 年 9 月期より、「稼ぎ方革命」の経営指針のもと、より成長性の高い事業領域にリソースを投下することを目的として、戦略的な選択と集中を推し進め、企業価値及び株主価値の向上を目指してまいりました。
財務面においては、既に複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、2019 年 3 月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。
事業面においては、当社ビジョン「ネットからリアルへ」を背景とし「稼ぎ方革命」のコンセプトを掲
げて事業を推進してまいりました。
クラウドソーシング事業では、2019 年 11 月 14 日に、新規事業として、クラウドソーシングと AI を掛け合わせたマーケティングプラットフォーム「AI Marketing」をリリースし、飲食店や理美容院などの小売店舗を対象としファン獲得のためのマーケティング支援をサブスクリプションモデルで提供しております。また、新たな通信規格「5G」の普及により大幅な市場拡大が見込まれている動画広告市場においても、動画供給を行う株式会社カチコが 1,000 万人の会員基盤とテクノロジーの力を掛け合わせた高クオリティの動画をリーズナブルな価格帯で提供することを実現しています。
また、フィンテック事業では、既存の支払プラットフォームであった PointExchange を多様な稼ぎ方を支える報酬支払サービス「RealPay」として完全リニューアルいたしました。
今回、成熟したポイントアフィリエイト市場に位置する「Gendama」に投下していた経営資源の「選択と集中」を推し進め、一層の企業価値向上を実現するべく、サイブリッジグループとの間で基本合意書の締結を行うことを決議いたしました。
基本合意書においては以下を基本的な考え方としております。
①リアルワールド、及びサイブリッジグループは、リアルXが運営する「Gendama」の譲渡の完了を
2020 年 9 月末までを目途として進めること
②譲受け企業は「Gendama」の資産及び負債(ポイント引当金を含む。)を承継すること
③リアルXが保有する 1000 万人の会員基盤は、引き続き、リアルXが継続して保有するとともに、
「Gendama」の会員に対しても継続的にアプローチできるようにすること
これにより、当社グループは、以下のメリットと事業優位性を獲得できるものと考えております。
①具体的な業務の引継ぎを含めた本件譲渡を推し進め、当社グループのリソースをより成長性の高い事業領域に段階的に配分することが可能になること
②「Gendama」の負債部分を切り離し財務基盤のさらなる強化が実現されること
③1000 万人の会員基盤は継続してリアルワールドグループにて保有するとともに、「Gendama」の会員に対してもローコストで効率的にアプローチすることができるようになること
リアルXの業績については、「2.譲渡事業の概要」「(2)対象事業を運営するリアル X の経営成績、及び財政状態」のとおり、総資産及び純資産は減少を続けており、負債を多く抱える事業構造となっているところ、本件譲渡によりポイント引当金 2.3 億円(2019 年 12 月末時点)を含むその負債部分も相当の範囲で譲受け企業に承継することになるため財務基盤のさらなる強化が実現されます。
また、事業譲渡後もリアルワールドグループは引き続き 1000 万人の会員基盤を保持し続け、「Gendama」と当社が運営する「RealPay」との連携関係は維持される予定です。
上記を踏まえ、「Gendama」が位置する市場環境、リアルXの経営成績・財務状態、及び基本合意書に基づく、リアルワールドグループが取れるメリットと事業優位性等を総合的に鑑み、このタイミングで本件事業譲渡を進めることが最適であると考え、本基本合意書の締結を決議いたしました。
本件譲渡により、今後は、1000 万人超の会員基盤をもとにしたクラウドソーシングサービス運営に一層注力し、「稼ぎ方革命」の経営指針のもと、テクノロジー×クラウドソーシングにより在宅ワークを含む事業領域でxx的な稼ぎ方の改革「稼ぎ方革命」を推進し、企業価値向上を実現してまいります。
2.譲渡事業の概要
(1)対象事業の概要
クラウドメディア事業におけるポイントメディアサービス「Gendama」
(2)対象事業を運営するリアル X の経営成績、及び財政状態
区 分 | 平成30年9月期 | 令和元年9月期 | ||
第1期※ | 第2期 | |||
平成30年3月から 平成30年9月(7カ月) | 平成30年10月から 平成31年3月(6カ月) | 平成31年4月から 令和元年9月(6カ月) | ||
売上高 | (千円) | 1,290,305 | 690,193 | 434,882 |
経常利益(△損失) | (千円) | △47,659 | △49,136 | △56,528 |
当期純利益(△損失) | (千円) | △87,159 | △103,048 | △57,207 |
1株当たり当期純利益 (△損失) | ( 円 ) | △43,579.67 | △51,524.38 | △28,603.82 |
総資産 | (千円) | 587,065 | 347,536 | 168,606 |
純資産 | (千円) | 12,840 | △90,208 | △147,415 |
※リアルXは平成 30 年3月1日付で新設分割により設立しております。
(3)対象事業の資産、負債の項目及び金額
冒頭の尚書きのとおり、最終契約の中で、本件譲渡のスキームを確定させる予定であり、現段階では、本件譲渡のスキームが確定していないため、対象事業にかかる資産、及び負債については今後の協議事項となります。この点については、最終契約の締結を決議したときに改めて開示する予定です。
3.基本合意書の相手先の概要
現時点において、本件譲渡をする相手先については、サイブリッジグループの所属するグループ企業群等を含めて、協議中であります。
<基本合意書の相手方の概要>
(1)名称 | サイブリッジグループ株式会社 | |
(2)所在地 | xxx港区南青山六丁目2番9号 | |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役 xxx | |
(4)事業内容 | インターネットメディア事業 | |
(5)資本金 | 52,800 千円 | |
(6)設立年月日 | 平成 16 年5月 25 日 | |
(7)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 該当事項はありません。 |
人的関係 | 該当事項はありません。 | |
取引関係 | 該当事項はありません。 | |
関連当事者へ の該当状況 | 該当事項はありません。 |
(注)大株主の状況等につきましては、公開会社ではないため非公開とさせて頂いております。
4.日程
(1)最終契約締結日 | 令和2年8月末日まで |
(2)効力発生日 | 令和2年9月末日まで |
5.今後の見通しについて
令和2年9月期の業績予想については、現時点で合理的に算定することが困難であるため、開示しておりません。当該連結業績予想については、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示する予定です。また、本件譲渡が令和2年9月期の業績に与える影響については、本件譲渡のスキームを確定させ、その上で承継資産等の精査が必要であり、加えて、本件譲渡の価額についても未確定であることから、現時点で業績に与える影響を見積もることが困難な状況です。本件譲渡の業績に与える影響の合理的な算定が可能となり、当期において重要な影響を与えることが判明した場合には、速やかに開示いたします。
以 上