LINE エンターテインメント向けサービス 「LINE 公式アカウント」 個別約款
LINE エンターテインメント向けサービス 「LINE 公式アカウント」 個別約款
第1条 (約款の適用)
1.この LINE エンターテインメント向けサービス 「LINE 公式アカウント」個別約款(以下、「個別約款」といいます。)は、LINE 株式会社(以下、「当社」といいます。)が契約者に提供する「LINE公式アカウント」サービス(以下、「個別サービス」といいます。)の利用について定めるものです。なお、個別サービスには、当社が個別サービスに付随して契約者に提供する「LINE LIVE」サービス(以下、「LIVE サービス」といいます。)を含むものとします。
2.個別約款は、「LINE エンターテインメントサービス基本約款」(以下、「基本約款」といいます。)とあわせて適用され、基本約款と個別約款の内容が異なる場合は、個別約款が優先して適用されるものとします。
第2条 (定義)
個別約款において使用する用語は、以下の各号の意味で使用し、定義されない用語は、基本約款の定めによるものとします。
(1) 「本件アカウント」とは、契約者が個別サービスを利用するため、当社が契約者に貸与するエンターテインメント向けLINE 公式アカウントをいいます。なお、本件アカウントの追加または削除を希望する場合、契約者は別途当社が定める方法により当社に当該希望を申し込むものとし、当社は、当該希望を承諾する場合、別途当社が定める方法によりこれを通知するものとします。
(2) 「本件コンテンツ」とは、本件アカウントのプロフィール情報または本件アカウントから発信される情報(本件配信により配信される全情報を含みます。)として、本サービスに表示されるコンテンツ(文章、写真、イラストおよび動画を含みますが、これらに限りません。以下同じ)をいいます。
(3) 「本件配信」とは、契約者が、本件アカウントを使用して、LIVE サービスにおいて生放送配信、生放送された内容の生配信終了後における配信(以下、「アーカイブ配信」といいます。)、第三者のウェブサイトの埋め込み機能による閲覧のための配信(エンベッドによる配信)、その他のデータ配信、又はこれらの配信を組み合わせてコンテンツを配信することをいいます。なお、本件配信には、当社が提供する LINE アプリおよび LINE LIVE アプリ、LINE LIVE ウェブサイトその他の当社又は当社以外の第三者が提供する LIVE サービスを閲覧できるサービスでの配信を含みます。
(4) 「本件利用者」とは、個別サービスを通じて本件アカウントとコミュニケーションをする者をいいます。
(5) 「LIVE コイン」とは、当社が現に提供し、または将来提供する、LIVE サービス内のコンテンツまたはサービスに交換可能な当社所定の電子通貨をいいます。
(6) 「報奨金対象コンテンツ」とは、LIVE サービスにおいて利用することができ、第10 条 1 項に定める月額報奨金の算定の要素となる当社所定のコンテンツをいいます。なお、当社は、その裁量により報奨金対象コンテンツの種類・販売価格その他の条件等を定めるものとします。
第3条 (対価等)
1.当社および契約者は、個別約款に基づく利用契約上の当社による債務の履行と契約者による債務の履行とが対価関係にあり、その価値を同等とみなすことを確認し、個別約款に基づく利用契約に関し、相手方に対して、名目の如何を問わず一切の対価を請求できないものとします。
2.当社および契約者は、個別約款に基づく利用契約の履行に要する費用(本件配信にかかる一切の費用(制作費、出演料、楽曲使用・許諾料、ロケ費、スタジオ使用料等)を含みます。)をそれぞれ負担するものとし、かかる費用の支払いを相手方に請求しないものとします。
第4条 (本件アカウント)
1.契約者は、当社と別途合意する時期までに、本件アカウントのプロフィール情報の設定その他、本件アカウントの利用に必要な設定を完了し、当社が別途定める「LINE 利用規約」(以下、「利用規約」といいます。)に同意のうえ、本件アカウントの利用を開始するものとします。
2.契約者は、本件アカウントの利用に際し、利用規約および当社所定のガイドライン、配信マニュアル等を遵守するものとします。この場合、利用規約における「利用者」を「契約者」に読み替えて解釈するものとし、かかる利用規約の内容と、基本約款および個別約款に定める事項とに矛盾抵触があった場合は、基本約款および個別約款に定める事項が優先して適用されるものとします。
3.契約者は、当社の事前の書面(電子メールを含みます。)による承諾を得ることなく、個別サービスを契約者以外の第三者の為の広告媒体(本件コンテンツにおいて、契約者以外のサービスや商品名等を宣伝することを含みます。)として使用できないものとします。
4.当社は、契約者の本件アカウントの利用に対し、合理的な範囲内で補助する (機材および場所の提供ならびに本件アカウント上での各種設定および管理行為ならびに本件配信の配信等を含み、以下、総称して「補助行為」といいます。)ことができるものとし、当該補助行為に必要な範囲で、当社は、本件アカウントにアクセスし、本件アカウントを操作できるものとします。なお、当該補助行為または当該補助行為のために必要となる機材に関して、当社は、事実上および法律上の瑕疵
(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、暗号化・復号化の実施、権利侵害などを含みます。)がないことを明示的にも黙示的にも保証せず、また、かかる瑕疵を除去して機材を提供する義務を負わないものとします。また、当社は、当該補助行為に起因して契約者および本件利用者に発生した損害につき、一切その責任を負わないものとします。
5.当社および当社の関連会社は、契約者の承諾を得ることなく、本件アカウントに関する情報(ただし、本件コンテンツについては、通信の秘密の保護に抵触しないものに限ります。)を、本サービス、および本件アカウント、本件コンテンツおよび本件配信の広告・宣伝活動に無償利用(本件コンテンツを利用したサムネイルの作成および本サービス上での送信、および当社が必要かつ適正とみなす範囲で省略等の変更を加える行為を含みます。なお、サムネイルは、アーカイブ配信終了後も個別サービス上にて本件利用者により保存・閲覧・送信等されます。)することができるものとします。
6.当社は、ユーザーからの問合せへの対応および本サービスの向上のための当社内における検討資料として、本件アカウント、本件コンテンツ、本件配信および本件利用者に関するデータを取得のうえ保有し、利用することができるものとします。
第5条 (本件アカウントの管理者)
1.契約者は、本件アカウントの利用の開始までに、本件アカウントを管理する者(以下「本件アカウント管理者」といいます。)を選任し、これを当社に通知するものとします。
2.前項に関わらず、本件アカウントが、契約者に所属するタレント、芸能人、xxxxxx等(以下、
「本件タレント等」といいます。)のアカウントとして開設されている場合は、本件タレント等も本件アカウント管理者に含まれるものとします。
3.契約者は、当社に電子メールを含む事前の書面による承諾を得ることなく、本件アカウント管理者以外の第三者に本件アカウントを利用(本件アカウントへのアクセス、本件アカウントからの情報の発信、その他本件アカウントの一切の操作をいう。以下同じ。)させてはならないものとします。
4.契約者は、契約者以外の第三者を本件アカウント管理者に選任する場合、または本件アカウント管理者以外の第三者に本件アカウントを利用させる場合、当該第三者に対し、契約者が本契約に基づき負うのと同等の責任・義務を負わせなければならないものとし、当該第三者による本件アカウントに関する一切の行為につき一切の責任を負うものとします。
第6条 (本件アカウントの管理体制)
契約者は、本件アカウントの管理体制について、以下の各号の事項を遵守するものとします。
(1) 契約者は、本件アカウントの利用により本件利用者から取得した一切の情報(個人情報を含みますがこれに限りません。以下、「本件情報」といいます。)を、個別約款に基づく利用契約の履行に必要な範囲内でのみ使用するものとし、当社からの電子メールを含む書面による事前の承諾を得ることなく第三者に開示、提供または漏洩してはならないものとします。
(2) 契約者は、本件アカウントおよび本件情報の適正な管理のため、以下の各号に定める体制を構築するものとします。
① 本件アカウントおよび本件情報の一切の取扱いを監督する責任者を選任すること。
② 本件アカウントおよび本件情報にアクセス可能な端末装置を限定すること。
③ 前号に定める端末装置の ID およびパスワードを厳重に管理すること。
④ 本件情報が記録(記載)された有体物を使用する場合は、使用および保管する場所を限定すること。
⑤ 施錠可能なキャビネット、xxxx等によって前号に定める有体物を厳重に管理すること。
(3) 契約者は、前各項に違反する事実または前各項に違反するおそれのある事実を発見した場合、当社に対して直ちにかかる事実を通知するとともに必要な調査を実施し、その調査結果を速やかに当社に書面により報告するものとします。この場合、契約者は再発防止策を策定したうえで、当社に報告するとともに、かかる再発防止策を実施するものとします。
(4) 当社は、当社の事業年度を基準として 1 事業年度に 1 回、契約者に対して、契約者の情報管理体制およびシステムのセキュリティ状況について調査することができるものとします。かかる調査は、契約者が当社から送付された調査票に必要な事項を記入することにより行うものとします。
(5) 本契約が終了した場合、契約者は、速やかに全ての本件情報を当社の指定する方法で返還、消去または廃棄するものとし、かかる措置の完了を証する書面を当社に対して提出するものとします。
第7条 (本件コンテンツ)
1.契約者は、発信する本件コンテンツをオリジナルの内容としなければならず、契約者、本件タレント等またはその関係者が他の SNS、ブログ、その他のインターネットサービスから発信された情報を流用し、または他のインターネットサービスに対して配信してはならないものとします。ただし、予め当社と契約者との協議のうえ確認されたものについては、この限りではありません。
2.契約者は、本件タレント等または本件アカウント管理者をして、可能な限り頻繁に、本件アカウントから情報を発信させるものとします。当社は、契約者が本件アカウントからの情報発信を 1 年以上実施しなかったときは、個別サービスの提供を停止し、または利用契約を解除できるものとします。
3.本件コンテンツの内容は、契約者(本件アカウントが本件タレント等のアカウントとして開設されている場合は、本件タレント等。以下本項において同じ)と本件利用者とのコミュニケーションを可能な限り多くし、契約者からの一方的なお知らせ等は可能な限り少なくするものとします。
4.契約者は、利用契約期間中、当社および当社の関連会社に対し、本件コンテンツを個別サービスにおいて提供するために必要な行為(本件コンテンツの複製、送信可能化および自動公衆送信、並びに必要な範囲の翻案を含みます。)を行うことを許諾するものとします。
5.契約者は、本件利用者が、個別サービスにおいて受信した本件コンテンツを、利用契約終了後も個別サービスにおいて閲覧できることを承諾し、当該閲覧の範囲に限り、当社および当社の関連会社が当該本件コンテンツを利用する権利を本件利用者に許諾することを承諾するものとします。
第8条 (広告掲載)
1.契約者は、当社に対し、本件アカウントに関して、本件利用者が本サービスの利用ないし本件コンテンツの閲覧を行う画面に広告を掲載する枠(以下、「広告枠」といいます。)を設定し、当社の指定する広告を掲載する権利を独占的に許諾するものとします。
2.契約者は、当社に対し、本件配信に際して、当社または当社の指定する第三者の広告映像その他の広告用コンテンツ(以下、「広告コンテンツ」といいます。)を本件コンテンツの一部に挿入する権利を独占的に許諾するものとします。
3.当社は、広告枠の位置、数、大きさおよびレイアウト等、ならびに広告枠または広告コンテンツにより掲載する広告の広告主および内容について、その裁量により決定および編集することができるものとします。なお、契約者は、広告コンテンツにより掲載する広告の広告主および内容について要望がある場合は、当社に協議を申し入れることができるものとします。
4.契約者は当社に対して、広告枠または広告コンテンツによる広告掲載のために必要な HTML タグの貼り付け、その他必要な措置を行う一切の権限を付与するものとします。なお、当社は、当社の裁量で当社の指定する第三者に対し、広告枠または広告コンテンツにかかる編集権限を付与することができるものとします。
5.契約者は、当社の事前の書面による承諾を得ることなく、広告枠または広告コンテンツに関する一切の削除、変更および編集をすることはできないものとします。
6.契約者は、本件コンテンツの内容について、当社または当社が広告枠または広告コンテンツにより掲載する広告の広告主、広告配信会社等が別途定める基準等を遵守するものとする。また、契約者は、当該基準等に抵触するか否かの判断を当社に委ねるものとし、当社は、本件コンテンツの内容
が当該基準等に抵触すると判断した場合、当該抵触する部分を是正するための必要な範囲で、当社の裁量で定める措置を取ることができるものとする。
第9条 (収益分配)
1.契約者は、当社の事前の書面(電子メールを含みます。)による承諾を得ることなく、個別サービスの利用に関して、第三者に対する広告枠の販売を行わず、その他の収益を取得してはならないものとします。
2.契約者は、個別サービスの利用に関して、契約者が広告販売その他の方法により収益(消費税を含みます。以下「本件収益」といいます。)を得た場合、別途当社と契約者とで合意した条件にて、本件収益を分配することに同意します。契約者が本件収益を得た場合、契約者は本件収益の金額をすみやかに当社に開示するものとします。
第10条 (月額報奨金)
1.当社は、契約者に対し、契約者による本件配信に関して、下記の方法で算出する金額(消費税別。以下「月額報奨金」といいます。)を支払うものとします。当社は、毎月末日を締め日とし、各期間の月額報奨金の金額を契約者に報告し、当該締め日が属する月の翌月末日までに、契約者の別途指定する銀行口座に振込送金にて支払います。なお、送金手数料は当社の負担とします。
記
月額報奨金=報奨金対象実績値×報奨金料率
※報奨金対象実績値とは、当該本件配信内で本件利用者によって使用された報奨金対象コンテンツの数量(決済代行者の判断に基づき、本件利用者への返金対象となる場合を除きます)に、当社所定の日本円換算レートを掛けた数値をいいます。なお、本サービスを配信するアプリ配信マーケットの価格テーブルが変更された場合、当社は、日本円換算レートを、かかる変更に応じた合理的金額に増額又は減額することができるものとします。
※報奨金料率とは、当該本件配信ごとに、コメント数、視聴者数、視聴者によるリアクション数及びその他の本件配信の内容を考慮の上、当社所定の方法により、最大 35%を上限に決定される料率をいいます。
2.前項の定めにかかわらず、月額報奨金が 1 万円に満たない場合、当社はその支払を翌月に繰り越し、合計金額が 1 万円を超過するまで累積払いを行うことができるものとします。ただし、利用契約に基づく最終の月額報奨金の支払月についてはこの限りではありません。また、当社は、毎年 10 月末日時点における月額報奨金の繰越額を同年 12 月末日に支払うことができるものとします。なお、上記スケジュールに基づく契約者に対する月額報奨金の支払いに利息は発生しないものとします。
3.第 1 項の定めにかかわらず、契約者が月額報奨金の支払いに関する当社所定の手続きを実施しない場合、当社は契約者が当該手続を実施するまで、その支払いを留保することができるものとします。なお、この場合、支払留保期間にかかる月額報奨金に利息は発生しないものとします。
4.第 1 項の定めにかかわらず、以下に定める場合、当社の月額報奨金の支払債務は消滅するものとし、以後、契約者はかかる月額報奨金の支払を請求できないものとします。
(1) 契約者の指定する銀行口座への月額報奨金の振込送金ができず、その旨を契約者に通知したにもかかわらず通知後 30 日以内に契約者が適切な月額報奨金の受領方法を示さない場合
(2) 月別の月額報奨金について、当該月額報奨金が発生した日の属する月の末日から1 年が経過した場合
(3) 当社が本サービスを終了した時点で、未受領の月額報奨金総額が最低支払金額を超えない場合
5.月額報奨金の支払いに際して発生する振込手数料は当社が負担するものとします。なお、月額報奨金の計算および送金手続きは、特別の定めの無い限り、日本円で行われるものとし、月額報奨金の送金に際して為替手数料が発生する場合は契約者がこれを負担するものとします。
6.当社は、契約者に対する月額報奨金の支払いにあたり、適用される法律に従い消費税その他の付加価値税(以下「消費税等」といいます。)を課税する必要がある場合、月額報奨金に当該消費税等を加えた金額を契約者に対して支払います。
7.当社は、契約者に対する月額報奨金の支払いにあたり、適用される法律に従い源泉所得税その他の 税金(以下「源泉所得税等」といいます。)を徴収する必要がある場合、月額報奨金から源泉所得 税等を控除した金額を契約者に対して支払います。当社は、源泉所得税等の軽減または免除にかか る有効な書類を契約者から受領した場合、当該軽減または免除の適用のために必要な手続きを行い、当該手続き完了後に行われた月額報奨金の支払いより当該軽減または免除の適用を開始します。ま た、当社は、日本国外に居住する(事業者の場合は、日本国外に主たる事務所を置く)契約者から 要求があった場合、当社が源泉所得税等を徴収および納税したことを証する文書を、当社が定める 方法により契約者に通知します。当該文書の作成および通知にかかる全ての手数料は、契約者が負 担するものとし、当社は、契約者の月額報奨金の残高からこれらの手数料を控除できるものとしま す。
8.本件利用者への誤請求その他の事由により、契約者に対する月額報奨金の振込額に過払いが生じていることが明らかになった場合、当社は契約者に過払額の返還請求を行うことができ、または翌月分以降の月額報奨金の振込額から過払額を控除して支払うことができるものとします。
9.本件利用者への誤請求その他の事由により、契約者に対する月額報奨金の振込額に過少払いが生じていることが明らかになった場合、当社は翌月分以降の月額報奨金の振込額に不足額を付加して支払うものします。なお、この場合、不足額に利息は発生しないものとします。
第11条 (プロモーション配信)
1.当社と契約者の協議により、契約者、本件アカウントまたは本件コンテンツの広告・宣伝活動を行うことを目的として、当社の LINE 公式アカウントを利用して本件配信を実施すること(以下「プロモーション配信」といいます。)を合意した場合、契約者は、当社に対して、当該合意に従い、プロモーション配信を実施することを許諾するものとします(以下「本件許諾」といいます。)。
2.契約者は、本件許諾を無償で行うものとします。また、本件許諾と、プロモーション配信による契約者、本件アカウントまたは本件コンテンツの広告・宣伝活動とは対価関係にあり、その価値は同等とみなされるものとします。
3.契約者は、本件許諾を行う正当な権限があることおよび本件許諾が第三者のいかなる権利(著作権、著作者人格権、著作隣接権、特許権、商標権、意匠権、実用新案権、営業秘密、名誉権、肖像権、プライバシー権、パブリシティー権を含みますが、これらに限りません。)も侵害するものではな
く、かつ法令に違反するものではないことを保証するものとします。
4.当社は、プロモーション配信に関して、事実上または法律上の瑕疵(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、権利侵害などを含む。)がないことを明示的にも黙示的にも保証せず、また、かかる瑕疵を除去してプロモーション配信を実施する義務を負わないものとします。
5.基本約款および個別約款第3 条 2 項、第 4 条 2 項ないし 6 項、第 7 条 4 項 5 項、第 8 条、第 9 条に定められる規定は、プロモーション配信についても適用されるものとします。
第12条 (権利処理)
契約者は、本件コンテンツの発信に際して、基本約款および個別約款に定められた条件に合致するよう全ての権利処理を事前に適正に行わねばならないものとします。ただし、本件配信で利用する音楽著作物の権利処理については、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、および株式会社 Nextone が著作権の全部または一部を管理する楽曲の当該管理部分の著作権処理を除くものとします。
第13条 (表明保証)
契約者は、当社に対して、以下の各号の事項を表明しこれを保証します。
(1) 本件コンテンツが、第三者の権利(著作権、著作者人格権、特許権、商標権、意匠権、実用新案権、営業秘密、名誉権、肖像権、プライバシー権、パブリシティー権を含むが、これらに限られない。)を侵害しないこと。
(2) 本件コンテンツが、公の秩序または善良の風俗を害するおそれのある内容(過度に暴力的な表現、露骨な性的表現、その他反社会的な内容を含むが、これらに限られない)または法令によって禁止される内容を含まないこと。
(3) 契約者が、本件アカウントを開設する正当な権限を有していること。
第14条 (禁止事項)
1.個別サービスの利用においては、基本約款に記載の事項に加え、以下の契約者の行為を禁止します。同行為を行った場合、同行為を行うおそれがあると当社が判断した場合、または次項に定める資料等の提出を行わなかった場合、当社は、当社の裁量に基づき、契約者の事前の承諾なく、本件コンテンツの発信の禁止・停止・終了、本件コンテンツの削除、本件サービスの提供の停止・終了、本件アカウントの停止・削除、利用契約の全部または一部を解除等、必要と判断する措置を採ることができるものとします。かかる措置により、契約者が何らかの損害を被ることがあっても(契約者が本件配信に関する広告販売の相手方等との間で締結する契約違反に基づく損害を含みます。)、当社は当該損害を賠償または補償する義務を負いません。また、契約者は、当該措置に何ら異議を申し立てることはできないものとします。
(1) 違法または違法行為を助長するような内容の発信
(2) 公の秩序または善良の風俗を害するおそれのある内容の発信
(3) 著作権その他の知的財産権およびその他の第三者の権利を侵害するおそれのある表現を含む内容の発信
(4) 過度に暴力的な表現、露骨な性的表現、その他反社会的な内容を含み他人に不快感を与える
表現を含む内容の発信
(5) 自殺、自傷行為、薬物乱用を誘引または助長する表現を含む内容の発信
(6) 人種、国籍、信条、性別、社会的身分、xxxによる差別につながる表現を含む内容の発信
(7) 宗教活動または宗教団体への勧誘を目的とする内容の発信
(8) 他の契約者に対する嫌がらせや誹謗中傷を目的とする内容の発信
(9) 他人の個人情報、登録情報、利用履歴情報などを、不正に収集、開示または提供することを目的とする内容の発信
(10) 他者になりすました発信または意図的に虚偽の情報を流布させる内容の発信
(11) 当社が許諾していない第三者の商品又はサービス等の宣伝をする内容の発信
(12) 基本約款および個別約款記載の事項に反する行為
(13) 月額報奨金の支払いに関する手続、その他の個別サービスに関する当社所定の手続を実施せず、またはこれに違反する行為
(14) その他、発信することが不適切・不適当であると当社が認める内容の発信
2.当社は、本件コンテンツないし本件配信が前項に該当するおそれがあると判断するときは、契約者に対し、当社の指定する期日までに、本件コンテンツおよび本件配信に関する企画書・台本・脚本・スケジュールその他当社の指定する資料の提出を求めることができるものとします。
第15条 (免責等)
1.当社は、本件アカウントの機能および個別サービスに関して、事実上または法律上の瑕疵(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、暗号化・復号化の実施、権利侵害などを含む。)がないことを明示的にも黙示的にも保証せず、また、かかる瑕疵を除去して個別サービスを提供する義務を負わないものとします。また、個別サービスは現状有姿(本件コンテンツが当社が提供するサービス外にて第三者に利用される場合があること、または本件コンテンツの閲覧が想定されていた地域以外での閲覧される場合があることを含みます。)にて提供されるものとし、契約者は、自らの責任で個別サービスを利用し、当社は特定の機能または機能の改善を提供する義務を負わないものとします。加えて、当社は、本コンテンツのバックアップを行う義務及びアーカイブ配信の義務を負わないものとします。
2.契約者は、個別サービスの利用に起因して、第三者からクレーム、請求または訴訟等が提起された場合、自らの責任と費用負担によりこれに対応するものとし、当社、その関係会社、役員または従業員に損害を与えないものとします。
3.本件配信および当社又は関連会社による本件許諾に基づく配信の全部又は一部に関し、第三者からの問合せ、クレーム又は請求(損害賠償、使用差止請求等内容の如何を問いません。)その他第三者と紛争が生じた場合には、契約者が自らの責任と費用においてこれを解決するものとし、当社に何らの迷惑、負担等をかけないものとします。
4.当社は、当社が必要と判断する場合、あらかじめ契約者に通知することなく、いつでも、LIVE サービスの全部または一部を変更し、一時停止し、または終了させることができるものとします。LIVEサービスの変更、一時停止または終了により契約者が何らかの損害や損失を蒙ることがあっても、当社はそれを賠償又または補償する責任を負わないものとします。
第16条 (有効期間)
1.個別約款に基づく利用契約の有効期間は、申込日及び約款の制定日・施行日に関わらず、本件アカウントの利用開始日(本件アカウントが複数ある場合は、最も早く利用が開始された本件アカウントの利用開始日)から 1 年間とします。ただし、かかる有効期間が満了する 1 か月前までに当社または契約者が相手方に対し個別約款に基づくの利用契約を終了させる旨書面により通知しない限り、個別約款に基づく利用契約はさらに 1 年間継続されるものとし、その後も同様とします。
2.契約者は、個別約款に定める他、当社との間で個別サービスの利用条件が定められた場合は、当該条件を遵守するものとします。契約者が当該利用条件に違反したときは、当社は、個別サービスの提供を停止し、または利用契約を解除できるものとします。
第17条 (旧契約の終了)
当社および契約者は、当社および契約者の間で締結された「公式アカウント利用契約」および「LINE LIVE 利用に関する確認書」が存する場合、これらが、個別約款に基づく利用契約の締結をもって、当該利用契約の開始日より将来に向かって失効することに同意する。
第18条 (本件タレント等の所属変更)
契約者は、本件アカウントが本件タレント等のアカウントとして開設されている場合で、本件タレント等の一部または全部が契約者に所属しなくなったときは、当社に対し、直ちにその旨を通知するものとし、当該本件タレント等(ただし、本件タレント等が参加できる場合に限ります)、契約者および当社は、当該本件タレント等の本件アカウントの取り扱いにつき協議するものとします。ただし、当該協議の内容として、特段の事情のない限り、契約者は、当該本件タレント等の本件アカウントに関する利用契約に基づく権利、義務および当事者たる地位を当該本件タレント等(当該本件タレント等が新たに所属する第三者がある場合は、当該第三者)に譲渡するものとします。
第19条 (施設および機材の利用)
1.契約者は、本件配信に関連し、当社の管理する施設および機材を利用する場合には、下記事項を遵守し、また出演者・スタッフ・観客等の本件配信に関して当社の管理する施設および機材を利用する者に対して、下記事項を遵守させるものとします。
2.施設および施設内の機材を利用するにあたり、使用規則として当社から案内された規則または当社からの指示(個別約款に従うことを含みます。)に従うものとします。また、当該規則または指示以外に関しても節度ある利用をします。当該規則に違反している場合もしくは違反するおそれがあると当社が判断する場合、または当社の指示に従わない場合もしくは指示に従わないおそれがあると当社が判断する場合、当社は、施設および機材の利用の取消しおよび施設からの退去を含め、必要かつ適切と判断する措置を講じる場合があることを承諾し、当該措置に関する当社の指示に従うとともに、一切の異議を申し立てないことを約束します。
3.施設の利用を約束していた日時であっても、利用開始前または利用開始後、地震、津波、台風その他の天災、戦争、暴動、システムダウン等の不可抗力により、当社の判断に基づいて、施設の利用が不可能となる場合があること、また、そのような場合であっても、当社が一切の責任を負わないことを承諾します。
4.施設および機材の利用が不可能となった場合または利用が取り消された場合、施設および機材の利用に関連して発生していた費用等があったとしても、当社には一切の請求を行わないことを約
束します。
5.施設および施設内の機材および備品等は大切に使用します。万が一破損、汚損、紛失等が発生した場合には、直ちに当社にその旨を報告し、当社の指示に従って、自らの責任および費用負担のもと、速やかに原状復帰または損害額の全額を弁償することを約束します。
6.当社から明示的に許可された場所以外へは一切立ち入らないことを約束します。
7.施設および機材の利用にあたり知りえた当社の情報の一切について、当社の許可なく、施設内および施設外において、第三者に開示または使用しないことを約束します。
8.当社が、施設および機材に事実上および法律上の瑕疵(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効 性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、権利侵害などを含 みます。)がないことを明示的にも黙示的にも保証していないことを承諾します。また、当社が、施設および機材の利用に起因して生じたあらゆる損害について一切の責任を負わないことを承諾 します。
9.施設および機材の利用は自らの責任で行うものとし、利用行為および利用結果について一切の責任を負うものとします。万が一、当該利用行為または利用結果に関してトラブルが発生した際には、当該トラブルが当社の故意または重過失に基づくものである場合を除き、自らの責任および費用負担でトラブルを解決するものとし、当社が当該トラブルに起因して直接的または間接的に何らかの損害(合理的な弁護士費用を含みます。)を被った場合には、当社の請求に従って直ちにこれを補償するものとします。
10. 前各項に違反した場合、これにより当社が被った直接的または間接的な損害(合理的な弁護士費用を含みます。)の一切を賠償するものとします。
附則
(実施年月日)
1.この個別約款は2016年7月5日より制定・施行します。
1.この個別約款は2016年8月2日より改定・施行します。