カスタマイザー11000 (Ver. 1.2)
カスタマイザー11000 (Ver. 1.2)
取扱説明書
…ご注意…
ソフトウェア使用許諾契約書
以下の使用許諾契約書を注意してお読みください。
本使用許諾契約書(以下「本契約書」といいます)は、下記に示されたソフトウェア製品に関して、お客様(個人または法人のいずれであるかを問いません)と蛇の目ミシン工業株式会社(以下「ジャノメ 」といいます)との間に締結される法的な契約書です。
本ソフトウェア製品をインストール、使用、または複製することによって、お客様は本契約書の条項に拘束されることに承諾されたものとします。本契約書の条項に同意されない場合、ジャノメはお客様に本ソフトウェア製品のインストール、使用、または複製のいずれも許諾できません。
製品ライセンス
製品名 : カスタマイザー11000
1. 使用条件
お客様は、一人もしくは1台のコンピュータで、本ソフトウェアを使用することができます。例えば、本ソフトウェアはお客様お一人で使用する場合に限り、複数のコンピュータで使用することができます。また、本ソフトウェアを使用するコンピュータが1台のみの場合に限り、お客様はそのコンピュータ上で他の人に本ソフトウェアを使用させることができます。
尚、お客様は本ソフトウェアのご購入により、本ソフトウェアの使用権のみを得るものであり、本ソフトウェアの著作権はジャノメに帰属するものといたします。
2. 譲渡の禁止
お客様は、第三者に本ソフトウェアおよびそれを複製または改造したものの占有を移転し、または使用権を譲渡・貸与することはできません。
3. 本ソフトウェアの複製
お客様は、本ソフトウェアの保存、予備用(バックアップ)媒体の作成のためだけに、本ソフトウェアの複製を行うことができます。
4. 著作権
本ソフトウェアおよびそれを複製したものの著作権は、理由の如何に関わらずジャノメに帰属します。本ソフトウェアは著作xxおよび著作権に関する条約、その他の無形財産権に関する法律ならびに条約によって保護されています。したがって、お客様は本ソフトウェア製品を他の著作物と同様に扱わなければなりません。
5. サンプルデザイン
お客様は、本ソフトウェアに付属するサンプルの刺しゅうデータを個人の嗜好のために使用することができます。また、付属する原画および刺しゅうデータを自由に改変して使用することができます。
6. 契約期間
本契約は、お客様が本ソフトウェアのマスターディスクをケースから取り出した日に発効し、お客様が本ソフトウェアの使用をやめられるとき、または本製品のアップグレード品による契約が結ばれるまで有効とします。ただし、お客様が本契約のいずれかの条項に違反した場合、xxxxは本契約を一方的に終了させていただくことがあります。
7. 契約終了後の義務
本契約の終了後、お客様は本ソフトウェアを一切使用できないものといたします。
8. 保証の範囲
① ジャノメは、本ソフトウェアを購入していただいた時から
90日間、本ソフトウェアと取扱説明書等との不一致、または本ソフトウェアの記録媒体等に物理的な欠損等があった旨をお客様より通知していただいた場合、xxxxの判断により、その不一致の修正もしくは修正情報の提供、または不良品と良品との交換を行うものといたします。
② ジャノメは、お客様が本ソフトウェアの使用によって発生した直接的、間接的な損害に対して一切責任を負わないものとします。たとえ、そのような損害の可能性について知らされていた場合も同様といたします。
9. その他
本契約は、日本国法に準拠するものとします。
本契約書に関してご不明な点等がございましたら、下記宛に書面にてお問い合わせください。
蛇の目ミシン工業株式会社 本社・お客様相談室
x000-0000 xxxxxxxx0-0-0
著作権
xxxxxは著作権により保護されており、著作権関連諸権利は、すべて蛇の目ミシン工業株式会社にあります。蛇の目ミシン工業株式会社の文書による事前の承認なしに、いかなる手段あるいは形式によっても、マニュアルの内容の一部または全部を複製・改変または転載することは、固 くお断りします。
製品の改良に伴い、マニュアルの内容およびマニュアルに記載されている製品を予告なく変更することがあります。
商標について
Windows、ペイント、WORD、Microsoft IMEは米国 Microsoft Corporationの商標または登録商標です。 カスタマイザーは蛇の目ミシン工業株式会社の登録商標です。
その他の記載されているすべての製品名は各社の商標または登録商標となっています。
目 次
第1章 準備
1-1 カスタマイザー11000のインストールの方法 4~9
第2章 Windows の基礎
2-1 デスクトップの説明 11~13
2-2 ウィンドウの説明 14~15
2-3 ヘルプファイルの使い方 16~17
2-4 ファイルとフォルダの管理方法 18~19
2-5 文字入力の説明 20
2-6 用語の説明 21
第3章 カスタマイザー11000の使い方
3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方 23~31
3-2 カラー画像から自動登録で刺しゅうデータを作り、
編集する方法 32~46
3-3 文字の入力と編集を行う 47~51
3-4 大きな組み合わせ模様の作り方 52~62
3-5 刺しゅうデータを開く 63
3-6 デザインの保存について(補足) 64~66
3-7 USB メモリのデータ管理 67~70
第4章 困ったときは
4-1 カスタマイザー11000がインストールできない 72
4-2 カスタマイザー11000が正常動作しない 72
4-3 USB メモリに書き込みできない 73
4-4 テンプレートが印刷できない 73
第1章 準備
この章では、カスタマイザー11000を使用するための準備について説明します。
1-1 カスタマイザー11000のインストールの方法
1-1 カスタマイザー11000のインストールの方法
カスタマイザー11000は、刺しゅうデータを作るアプリケーションソフトウェアです。
ビットマップなどの画像から刺しゅうデータを作成したり、文字(ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字)の刺しゅうデータを作成したりすることができます。
また、刺しゅうデータを組み合わせて、テーブルクロスなどの大きな作品を作成することもできます。作成した刺しゅうデータは、USBメモリに登録して、ミシンでぬうことができます。
① コンピュータの電源を入れ、Windowsを起動します。Windows Vista、Windows XP または Windows 2000 の場合は、[administrator]またはコンピュータの管理者の権限を持つユーザでログオンします。一旦すべてのアプリケーションを終了します。
② [スタート]ボタンから[コントロール パネル(C)]を選び、[プログラムの追加と削除]のアイコンをクリックします。
※ Windows 2000 および Windows Me の場合は[設定(S)]から[コントロール パネル
(C)]を選び、[アプリケーションの追加と削除]のアイコンをクリックします。
③ [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスが開きますので、[プログラムの追加
(N)]ボタンをクリックし、[CDまたはフロッピー(F)]ボタンをクリックします。
④ カスタマイザー11000のCDをCD ドライブにセットしてください。そして[次へ(N)]ボタンをクリックします。
⑤ 自動的にセットアッププログラムが見つかりますので[完了]ボタンをクリックして、インストールを開始します。
⑥ インストーラが起動し、以下の画面になりますので、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
⑦ ソフトウェア使用許諾契約書が表示されますのでお読みになり、同意した場合に[使用許諾契約の条項に同意します(A)]をクリックしたあと、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
⑧ あなたの名前と会社名を入力し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
⑨ インストールする機種、メモリー クラフト200E(カスタマイザー上ではMC200Eと表示されます)を選択します。
インストールする機種以外はアイコンをクリックして、 にしておきます。
ミシンの機種名の左にあるアイコンは、インストール状態を示しています。アイコンをクリックして、各機種のインストール状態メニューをドロップダウンしてください。
各アイコンは、次のインストール状態を示します。
インストール先が表示されますので、標準のインストール先でよければ、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
変更する場合は、インストールする機種を選択し、[変更(C)...]ボタンをクリックし、インストール先を指定してください。
※ インストール先の指定がなければ、C:\Program Files\Janome\Customizer 11000\のフォルダにインストールされます。
※ 機種を選択しないと、[変更(C)...]ボタンは有効になりません。
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⑩ インストールの準備が完了しました。入力内容を確認または変更したい場合は、[戻る
(B)]ボタンをクリックしてください。よろしければ、[インストール(I)]ボタンをクリックします。インストールが開始され、プログラムファイルがハードディスクにコピーされます。
➃ インストールが終了し、[完了(F)]ボタンをクリックすると、デスクトップにカスタマイザー
11000のアイコンが作られます。
第2章 Windows の基礎
この章では、Windows XP の場合の基本的な操作方法について説明します。
2-1 デスクトップの説明
2-2 ウィンドウの説明
2-3 ヘルプファイルの使い方
2-4 ファイルとフォルダの管理方法
2-5 文字の入力の説明
2-6 用語の説明
2-1 デスクトップの説明
1.機能説明
① スタートボタン
アプリケーションを起動するときに利用します。
② タスクバー
起動しているアプリケーションの切り替えや、最小化したアプリケーションを再びウィンドウ表示するときに利用します。
③ ショートカットアイコン
機能を絵でわかりやすく表現したものです。アイコンの下部にはその名称が表示されます。
2.カスタマイザー11000の起動
(1) …ショートカットアイコンから起動する…
デスクトップにある「カスタマイザー11000のアイコン」③をダブルクリックすると、
[スタートカスタマイザー]ダイアログボックスが表示されます。
ミシンのアイコンが表示されているボタンをクリックすると、カスタマイザー11000が起動します。
(2) …スタートボタンから起動する…
[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]の中の[カスタマイザー11000]をクリックします。
※Windows Me、Windows 2000 の場合、[すべてのプログラム]のところは[プログラム]になります。
[スタートカスタマイザー]ダイアログボックスが表示されます。
ミシンのアイコンが表示されているボタンをクリックすると、カスタマイザー11000が起動します。
2-2 ウィンドウの説明
1.機能説明
① タイトルバー
ファイルの名称とアプリケーションの名称などが表示されます。
② メニューバー
アプリケーションの機能を呼び出すために利用します。
③ ツールバー
アプリケーションのよく使用する機能が登録されています。
④ ステータスバー
プログラムの状態に関連する情報を表示します。
⑤ ツールバーのプルダウンメニュー
ツールバーのアイコンの右脇にある▼をクリックすると、右の図のように垂れ下がってくるメニューのことです。 細かい項目の選択ができます。
⑥ ウィンドウの最小化
ウィンドウを最小化してタスクバーに収納します。
(ウィンドウが閉じるわけではありません。)
⑦ ウィンドウの最大化/元に戻す
ボタンのときにクリックすると、ウィンドウを画面一杯に広げることができます。 ボタンのときにクリックすると、xxxxxが元のサイズに戻ります。
⑧ 閉じるボタン
ウィンドウを閉じて、アプリケーションを終了します。
2.ウィンドウの操作
(1) …ウィンドウを移動する…
ウィンドウのタイトルバーにマウスを合わせてドラッグすると、マウスの動きに合わせて画面上をウィンドウが移動します。目的の位置でマウスのボタンを離してください。
(2) …ウィンドウを拡大/縮小する…
ウィンドウの枠の部分にマウスを合わせると、ポインタが両矢印に変化します。この状態でマウスをドラッグすると、ウィンドウの大きさを縦方向や横方向に拡大縮小できます。
また、ウィンドウの右下の角をドラッグすれば、縦横連動して大きさを変えることもできます。
(3) …ウィンドウを切り替える…
タスクバーに表示されているウィンドウのボタンをクリックするか、背後にあるウィンドウの一部が見えているときはそのウィンドウをクリックすることで、アクティブなウィンドウを切り替えることができます。
2-3 ヘルプファイルの使い方
操作方法がわからないときや、操作中に困ったときは、ヘルプを利用してください。xxxには、説明書より詳しい説明が載っています。
1.ヘルプの起動方法
[ヘルプ]メニューの[トピックの検索]をクリックしてください。
2.ヘルプの表示
ヘルプを起動すると、左側に「目次」、右側に目次の項目に対応した「トピック」が表示されます。
アイコン
章や節のタイトルを表します。
知りたい章のをダブルクリック、またはの左側にある をクリックすると、に表示に変わりその下の項目が表示されます。
アイコン
ヘルプの1つの項目を表します。
知りたい項目のをクリックすると、右側のウィンドウに選択した項目のヘルプが表示されます。
[キーワード]タブ
キーワードで項目を検索するときに使います。
[検索]タブ
単語単位で項目を検索するときに使います。
[戻る]ボタン
[戻る]ボタンが有効なときにクリックすると、1つ前に表示していた項目に戻ります。
[進む]ボタン
[進む]ボタンが有効なときにクリックすると、1つ先に表示していた項目に移ります。
青色のアンダーライン
文書中の青色のアンダーラインが引いてある文字をクリックすると、その項目のヘルプを表示します。あるいはその語句の説明が表示されます。
2-4 ファイルとフォルダの管理方法
1.機能説明
⑦
① 直前に表示したフォルダへ移動
② 1つ上のフォルダへ
③ 新しいフォルダの作成
④ 表示メニュー
フォルダ内のファイルの表示方法を設定します。アイコンとファイル名だけの表示や、更新日がわかる表示などがあります。
⑤ フォルダ内のリスト表示
フォルダ内にある、フォルダと[ファイルの種類]で選択されている拡張子のファイルを表示します。
⑥ ファイルの場所
[ファイルの場所]コンボボックス上をクリックすると、フォルダ等の一覧表(右図)が表示されます。また、一覧の中からフォルダやドライブをクリックすると、その場所に移動できます。
⑦ 刺しゅう情報
選択された模様の刺しゅう情報が表示されます。(縫い時間や推奨枠はミシンの機種によって異なります。)
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2.操作方法
(1) …ドライブに移動する…
ファイルの場所⑥のコンボボックスをクリックし、一覧から移動先のドライブをクリックします。
(2) …上のフォルダに移動する… ②をクリックすると、現在のフォルダの 1 つ上のフォルダに移動します。
(3) …下のフォルダに移動する…
リスト表示窓⑤に表示されているフォルダをクリックして、[開く]ボタンをクリックすると、そのフォルダ内に移動します。
(4) …ファイルを選択する…
リスト表示窓⑤のファイルをクリックすると、ファイルが選択表示になり、[ファイル名]エディットボックスに、そのファイル名が表示されます。
(5) …ファイルの種類を選択する…
[ファイルの種類]コンボボックスをクリックすると、ファイルの種類の一覧が表示されます。 表示したいファイルを選択すると、リスト表示窓⑤に選択した拡張子のファイルだけが表示されます。
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2-5 文字入力の説明
日本語入力ソフトの IME の基本的な使い方を説明します。
※IME の詳しい事については、IME のヘルプを参照してください。
1.IME の使い方の基礎
かな入力とローマ字入力の切り替え
画面右下にあるの KANA をクリックすることで、かな入力/ローマ字入力が切り替わります。
入力文字の種類の切り替え
のところをクリックすると、入力文字の一覧が表示されます。
ひらがな、全角カタカナ、直接入力等をクリックすると、のところの表示が選択中の文字の表示に変わり、キーボードから入力する文字が変更されます。
2.文字入力の基礎
キー入力
かな入力/ローマ字入力に合わせて、キーボードから入力してください。
文字の変換
入力した文字の下に点線があるときは、スペースキーを押すと変換されます。
もう一度押すと、変換候補の一覧が表示されます。目的の字が出てくるまでスペースキーを押してください。
Enter キーで文字の確定を行います。
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2-6 用語の説明
用語 | 説明 |
アイコン | コンピュータ上のファイルおよび操作を絵文字でわかりやすく表現し たもの。 |
クリック | マウスのボタンを1回押して離すこと。左ボタンをクリックすることを左クリックまたは単にクリック、右ボタンをクリックすることを右クリックと呼ぶ。 (ダブルクリック : マウスボタンを、すばやく2回クリックすること。) |
スクロール | ウィンドウの表示範囲をスクロールバーで上下左右に移動させ、画面に表示しきれない部分を表示させる機能。 スクロールバーは、ウィンドウの右、もしくは下に表示される。 |
ドライブ | データを保存したり読み込んだりする場所のこと。 ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブなどがある。 |
ドラッグ | マウスポインタをアイコンやファイルなどに合わせ、マウスのボタンを 押したまま移動させること。 |
ファイル | プログラムやデータなどを扱う際の最小単位。 一般的には、アプリケーションで作成したデータをハードディスクに保存したときに、出力されたデータのことを指す。 |
フォルダ | ファイルを整理するために利用する。 フォルダにはそれぞれ名前を付けておくことができ、フォルダの中にフォルダを作ることで階層的にファイルを管理することもできる。 |
ポインタ | マウスなどに連動して画面上を動く矢印マークのこと。 |
ポイント | マウスポインタを動かし、目的の位置に合わせること。 |
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第3章 カスタマイザー11000の使い方
この章では、カスタマイザー11000を使って、刺しゅうデータを作ったり、編集したりする方法を説明をします。
3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方
3-2 カラー画像から自動登録で刺しゅうデータを作り、編集する方法
3-3 文字の入力と編集を行う
3-4 大きな組み合わせ模様の作り方
3-5 刺しゅうデータを開く
3-6 保存について(補足)
3-7 USB メモリのデータ管理
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3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方
刺しゅう枠モードを選択し、サンプルデザインを配置する方法や、作成した刺しゅうデータを保存する方法など、カスタマイザー11000の基本的な使い方を説明します。
(1) …新規作成を選択する…
① [ファイル]メニューの[新規作成]をクリックするか、またはツールバーの[新規作成]アイコンをクリックします。
② [刺しゅう枠モード/レイアウトモードの選択]ダイアログボックスが表示されますので、希望の枠サイズのボタンをクリックします。
選択した枠のサイズに対応した新規ウィンドウが開きます。
(2) …刺しゅうデータを読み込む…
① [ファイル]メニューの[模様の読込み]-[模様の追加]をクリックするか、ツールバーの[模様の読込み]アイコンをクリックするか、または[模様の読込み]アイコンのプルダウンボタンをクリックして[模様の追加]メニューを選択します。
② [模様の追加/画像の取込み]ダイアログボックス(もしくは[模様の追加]ダイアログボックス)が開きます。既存の Jef+(*.jef+)、Jef(*.jef)、またはSew(*.sew)ファイルが入っているフォルダを選択して、模様ファイルを一度クリックすると、選択したファイルの刺しゅうイメージがダイアログボックスのプレビュー表示画面に表示されます。(総針数、色数、縫い時間(分)、模様のサイズ、推奨枠も表示されます。)
※ ミシンの機種や設定によって、縫い時間や推奨枠は変わります。
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③ 選択した模様ファイルを追加するためにダイアログボックスの[開く]ボタンをクリックします。メインウィンドウに刺しゅうイメージが表示されます。
④ ①~③を繰り返すと、複数の模様を配置することができます。
(3) …模様を希望の位置に配置する…
① 移動させたい模様を選択します。
(選択したい模様の上にマウスポインタを置き、模様をマウスの左ボタンでクリックします。)
② 移動させたい模様の上にマウスポインタを置き、マウスの左ボタンを押したままマウスを動かすと模様を移動させることができます。(ドラッグ:P21参照)
③ マウスの左ボタンを離すと、その位置に模様が配置されます。
※ 模様の拡大/縮小、回転、反転の操作方法は、「3-4 大きな組み合わせ模様の作り方」の手順(4)~(6)(P54~56)をお読みください。
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(4) …作成したデザインを保存する…
模様の組み合わせをレイアウトファイル(*.clf形式)で保存します。
※ *.jef 形式での保存についてはP.66の<jef ファイルとして保存する場合の注意>をおよみください。
① メインウィンドウに刺しゅうイメージが表示されているとき、[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックするか、またはツールバーの[名前を付けて保存]アイコンをクリックします。
② [名前を付けて保存]ダイアログボックスが開きます。
保存する場所を選択し、[ファイル名]エディットボックスに新しい名前を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
(5) …作成したデザインをUSBメモリに書き込む…
① パソコンにUSBメモリをセットします。
② メインウィンドウに刺しゅうイメージが表示されているとき、[USBメモリ]メニューの[模様の書込み]をクリックするか、またはツールバーの[模様の書込み]アイコンをクリックします。
③ [模様の書込み]ダイアログボックスが開きます。
[USBメモリ]リストボックスには、自動認識されたドライブが表示されます。
ドライブが複数ある場合は、[USBメモリ]リストボックスから、保存先のUSBメモリの場所を指定してください。
④ 模様を保存するフォルダを開きます。
フォルダを開くには、開きたいフォルダをクリックしてから [開く]ボタンをクリックするか、または開きたいフォルダをダブルクリックします。
フォルダの中から元の位置に戻りたいときは、 [1つ上へ]ボタンをクリックします。
※模様はフォルダの中に保存することができます。新しいフォルダを作成したい場合は、ファイルリストボックスの中でマウスの右ボタンをクリックして[フォルダの新規作成]を選択します。
(フォルダの中にフォルダを作成することはできません。)
⑤ [書込み]ボタンをクリックすると、メインウィンドウに表示されている模様がUSBメモリに書き込まれます。
※書き込みはjef形式のデータのみです。
※・USBメモリには、[書込み]ボタンの下のリストボックスに表示されているファイル名で書き込まれます。ファイル名を変更したい場合は、模様を書き込む前に[名前の変更]ボタンをクリックして、[ファイル名の変更]ダイアログボックスで名前を変更してください。
<ファイル名に関する注意>
ミシンでは、漢字、ひらがな、カタカナのファイル名をサポートしておりません。以下の半角文字の英数記号を使って、名前をお付けください。
A~Z, a~z, 0~9, ! # $ % & ' ( ) ` { } _ - ^ @
また、ミシンでは8文字までの名称が表示できるようになっています。8文字を超える場合は9文字目から『...』と表示されます。
[例] SantaCla...
そのため、あまり長い名前を付けないことをおすすめします。
特に、レイアウトモード選択時は、大型刺しゅう模様のグループと刺しゅうする順番の番号がファイル名に書かれるため、レイアウト名は4文字以内にすることをおすすめします。(ファイルの分割については、詳しくはカスタマイザー11000のヘルプの[USBメモリへの登録]-
[模様の書込み]をお読みください。)
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(6) …USBメモリをミシンにセットする…
作成したデザインを手順(5)(P28)でUSBメモリに書き込んだ場合、そのUSBメモリをミシンにセットします。
USBメモリの向きを確認して、ミシンのUSB差込口にまっすぐ差し込んでください。
※ミシンの電源スイッチが「入」「切」どちらのときでもUSBメモリのセットまたは取り出しは可能ですが、ミシンの画面に取り出し禁止マークや砂時計が表示されているときは、USBメモリを取り出さないでください。
(8)…刺しゅうする…
①「USBメモリ」キーを押します。
② 模様を保存したフォルダを選択します。
③ 模様の一覧が表示されます。
④ 模様を選択すると、「ぬい準備できました」と表示されます。
ここで押さえをさげて、スタート・ストップボタンを押すと、刺しゅうを開始します。
※詳しくは、ミシンの取扱説明書をお読みください。
3-2 カラー画像から自動登録で刺しゅうデータを作り、編集する方法
クリップアート集のデザインやお絵かきソフトで描いたオリジナルのビットマップ画像から、ワンクリックで刺しゅうデータを作ることができます。
簡単な図形や色使いのシンプルなデザインならば、とても簡単に刺しゅうデータに変換でき、すぐに刺しゅうすることができます。
(1) …カラー画像を取り込む…
① [ファイル]メニューの[模様の読込み]-[画像の取込み]をクリックするか、ツールバーの[模様の読込み]アイコンをクリックするか、または[模様の読込み]アイコンのプルダウンボタンをクリックして[画像の取込み]メニューを選択します。
② [模様の追加/画像の取込み]ダイアログボックス(もしくは[画像の取込み]ダイアログボックス)が開きます。wmf形式あるいはbmp形式のファイル名をクリックして選択すると、画像のプレビューを見ることができます。
③ 取り込みたいファイルを選び、[開く]ボタンをクリックすると、選択したファイルの画像が現在選択している刺しゅう枠の中央にくるように、線画編集ウィンドウに表示されます。
元の画像が枠より大きい場合は、枠にフィットするように調整されます。
参考 : マイクロソフトのペイントなどのお絵かきソフトで絵を描き、その絵をクリップボードにコピーして、カスタマイザー11000の線画編集ウィンドウに取り込むこともできます。詳しい手順は、カスタマイザー11000のヘルプの[カラー画像の取込みと線画の作成]-[画像のコピーと貼り付け]をお読みください。
(2) …カラー画像の大きさと位置を調整する…
① 画像の大きさを変える場合:
四角形の角と辺の中央にある黒い点(リサイズハンドル)にマウスポインタをぴったり合わせ、ポインタが矢印の形状に変わったら、ドラッグして画像の大きさを変えます。
② 画像の位置を変える場合:
マウスポインタを画像の上に合わせると、手形 のアイコンに変わりますので、ドラッグして画像を移動させます。
(3) …刺しゅうデータに変換する…
線画編集ウィンドウに表示されているカラー画像を、スタートボタンを押すだけで縫い目に変換し、刺しゅうデータとして登録することができます。
① [ステッチ]メニューの[自動登録]をクリックするか、またはツールバーの[自動登録]アイコンをクリックすると、[自動ステッチ変換]ダイアログボックスが開きます。
② [スタート]ボタンをクリックすると、刺しゅうデータへの変換を開始します。(変換には数秒かかります。)
参考 : [表示]ボタンをクリックすると、[色感度の選択]ダイアログボックスが開きます。[色感度の選択]ダイアログボックス内の「低い」、「標準」、「高い」のいずれかのボタンをクリックすると、色分けした様子をあらかじめ見ることができます。
③ 変換が終わると、メインウィンドウには自動生成した刺しゅうデータが表示されます。また、線画編集ウィンドウには原画から作ったアウトライン画像が表示されます。
この後の手順では、線画編集ウィンドウは使用しないので閉じてください。
(線画編集ウィンドウを再び開く場合は、P39の(5)線画編集ウィンドウに戻るをご覧ください。
※自動変換された刺しゅうデータは横方向のたたみ縫いだけで作られています。
アウトラインも刺繍したいときは、手順②で[スタート]ボタンをクリックする前に、[ふち縫い]のチェックボックスにチェックマークを付けてください。
(4) …パーツの編集(縫い順序の変更、色と縫い種類の変更、パーツの削除)を行う…
本アプリケーションで作成した模様は、パーツの編集を行うことができます。ただし、本アプリケーションで作成した模様でも、jef形式で保存するとパーツの編集を行えなくなります(色の変更のみ行えます)。jef形式で保存する場合は、保存前にパーツの編集を行ってください。
① パーツの編集を行いたい模様を選択します。
(選択したい模様の上にマウスポインタを置き、左クリックします。)
② [パーツの編集]ダイアログボックス(もしくは[パーツの表示]ダイアログボックス)が表示されていない場合は、メインウィンドウの[表示]メニューの[パーツ ダイアログ]をクリックするか、またはツールバーの[パーツ ダイアログ]アイコンをクリックします。
③ [パーツの編集]ダイアログボックスが開きます。
④ 縫い順序(パーツの並び順)を変更します。
縫い順序を変更したいパーツの上にマウスポインタを置き、マウスをドラッグします。マウスの左ボタンを離すと、その位置にパーツが移動します。
⑤ 色と縫い種類を変更します。
変更したいパーツをクリックしてから、[パーツの編集]ダイアログボックスの[編集]メニューの
[色と縫い種の変更]をクリックするか、変更したいパーツをダブルクリックすると、[フィルステッチの設定]または[ラインステッチの設定]ダイアログボックスが表示されます。新しい色と縫い種類を選択します。
※サテン縫いの登録方法については、P44の「参考 : …サテン縫いの登録方法…」をお読みください。
参考 :
jef形式の刺しゅうデータを読み込んで、その模様を選択した場合、[パーツの表示]ダイアログボックスが表示されます。
[パーツの表示]ダイアログボックスでは、パーツの色の変更を行うことができます。
色を変更したいパーツをクリックしてから、[パーツの表示]ダイアログボックスの[編集]メニューの[色/文字の変更]をクリックするか、変更したいパーツをダブルクリックすると、[糸色の設定]ダイアログボックスが表示されます。新しい色を選択します。
* なお、カスタマイザーPCのイージーインポートで画像から作成したjefデータの場合は、再編集情報を持つため、[パーツの編集]ダイアログボックスが表示されます。
⑥ パーツを削除します。
削除したいパーツをクリックしてから、[パーツの編集]ダイアログボックスの[編集]メニューの
[パーツの削除]をクリックします。
※パーツを削除すると、元に戻すことができません。削除するときは、もう一度確認してください。
⑦ [パーツの編集]ダイアログボックスの[再変換]ボタンをクリックして、刺しゅうデータを作り直します。
(5) …線画編集ウィンドウに戻る…
カラー画像から刺しゅうデータを作成した後でパーツの追加などを行いたい場合は、再度線画編集ウィンドウを開いてパーツの登録を行います。
※jef形式で保存すると、線画データが失われ、パーツの登録を行えなくなります。jef形式で保存する場合は、jef形式保存前にパーツ編集が可能なclf形式でバックアップ・ファイルを保存しておくことをおすすめします。
① 線画を表示したい模様を選択します。
(選択したい模様の上にポインタを置き、左クリックします。)
② メインウィンドウの[表示]メニューの[線画編集ウィンドウ]をクリックするか、[パーツの編集]ダイアログボックスの線画のアイコンをダブルクリックします。
([パーツの編集]ダイアログボックスが表示されていない場合は、メインウィンドウの[表示]
メニューの[パーツ ダイアログ]をクリックするか、ツールバーの[パーツ ダイアログ]アイコンをクリックします。このとき[パーツの表示]ダイアログボックスが開いた場合は、データがないので線画を表示することはできません。)
③ 線画編集ウィンドウに線画が表示されます。パーツの登録を行うことができます。
(6) …手動でパーツを登録する…
自動変換で作成した刺しゅうデータにパーツを追加することができます。また、カラー画像からアウトラインを作り出し、パーツを登録して刺しゅうデータを作ることもできます。
カラー画像からアウトラインを作り出すには、線画編集ウィンドウの[編集]メニューの[線画作成]をクリックするか、またはツールバーの[線画作成]アイコンをクリックします。
線画編集ウィンドウの[編集]メニューの[線画の確認]をクリックすると、あらかじめどのように線画が作られるか確認することができます。
(カラー画像からアウトラインを作り出す方法については、詳しくはカスタマイザー11000のヘルプの[カラー画像の取込みと線画の作成]-[線画の確認]または[線画の作成]をお読みください。)
① [ステッチ]メニューの[糸色の設定]をクリックするか、またはツールバーの[糸色の設定]アイコンをクリックすると、[糸色の設定]ダイアログボックスが開きます。
② 78色からお好みの色を選択して、「OK」クリックします。
③ [ステッチ]メニューの[縫い種類の設定]をクリックするか、またはツールバーの[縫い種類の設定]アイコンをクリックすると、[縫い種類の設定]ダイアログボックスが開きます。
④ 線で囲まれた面をステッチとして登録したい場合は、
[横のたたみ縫い][縦のたたみ縫い][クロスステッチ][サテン縫い]からどれか1つを選択してください。
アウトラインをステッチとして登録したい場合は、
[直線縫い][ジグザグ縫い]のどちらかを選択してください。
縫いの種類によっては細かい設定ができます。
⑤ 線画編集ウィンドウの左下の[カラー&ステッチバー]に選択された色と縫い種類がアイコンで表示されます。
面をステッチとして登録する場合は、刺しゅうしたい絵(線画)の内側をマウスでクリックし、線で囲まれた部分をグレーに変えます。
アウトラインをステッチとして登録する場合は、刺しゅうしたい線の近くをマウスでクリックし、線を赤色に変えます。ラインステッチにしたい線の付近を次々とクリックします。(自動的に選択されるのは、線が折れ曲がったところ、分岐したところ、あるいは線の先端までです。)
選択を取り消す(元の色に戻す)には、同じ場所で右クリックしてください。
参考 : 線画編集ウィンドウの[ステッチ]メニューの[すべてのラインを選択]をクリックするか、または[すべてのラインを選択]アイコンをクリックすると、一度にすべてのアウトラインを選択することができます。詳しい手順はカスタマイザー11000のヘルプの[ステッチの登録方法]-[すべてのラインを選択]をお読みください。
赤い線に変える
カラー&ステッチバー
⑥ [ステッチ]メニューの[登録]をクリックするか、またはツールバーの[登録]アイコンをクリックすると、色の変わっている部分が指定した色と縫い方でステッチに変換され、メインウィンドウに表示されます。
色の変わっている部分は薄いグレーに変わり、登録されたことを示しています。
※サテン縫いを選択している場合は、[登録]を選択した後、[サテン縫いの登録]ダイアログが開きます。サテン縫いの開始点と終了点を登録してください。詳しくは、次ページの「参考 :
…サテン縫いの登録方法…」をお読みください。
※ 一度登録したパーツの色や縫い種類を変更する場合は、パーツの編集を行ってください。
(P36の手順(4)を参照してください。)
参考 : …サテン縫いの登録方法…
注意:
⚫ サテン縫いには、細長い形状の線画が向いています。幅の広い線画にサテン縫いを指定すると、12mmより長い縫い目になってしまい、ジャンプステッチで1針ごとに停止しながら刺しゅうすることになります。
⚫ ドーナツ型や複雑な形状の場合、サテン縫いには変換できません。
⚫ 線画編集ウィンドウでパーツを選択してサテン縫いを指定する場合、一度に20個までパーツを選択することができます。20個以上登録したい場合は、二度に分けて登録してください。
⚫ [フィルステッチの設定]ダイアログボックスでは、1つのレイヤー内に20個以上のパーツがある場合はサテン縫いに変換できません。
① 線画編集ウィンドウの[縫いの種類の設定]でサテン縫いを選択するか、または[パーツの編集]ダイアログボックスで、パーツを編集する際に、[フィルステッチの設定]ダイアログボックスでサテン縫いを選択すると、[サテン縫いの登録]ダイアログボックスが開きます。
緑色の丸印
② サテンの縫い始めの位置を指定するため、ウィンドウの左上隅にある緑色の丸印を開始点としたい位置までマウスでドラッグして、線画の線と重なって明るい緑色に変わったとき、マウスの左ボタンを離します。
同様にして、サテンの縫い終了位置を指定するため、赤色の丸印を終了点としたい位置までマウスでドラッグして、線画の線と重なって明るい赤色に変わったとき、マウスの左ボタンを離します。
明るい赤色
明るい緑色
③ 複数のパーツが選択されている場合は、[次へ]ボタンをクリックし、②の操作を繰り返し、 OK ボタンを押して、全パーツの開始点と終了点を登録します。
④ 線画編集ウィンドウの場合は、[OK]ボタンをクリックすると指定した画像がサテン縫いに変換され、メインウィンドウに表示されます。線画のグレーの部分は薄いグレーに変わり、登録されたことを示しています。
[フィルステッチの設定]ダイアログボックスの場合、[サテン縫いの登録]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックした後、[フィルステッチの設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると、[パーツの編集]ダイアログボックスの[情報]の縫い種類がサテン縫いに変更されます。[パーツの編集]ダイアログボックスの[再変換]ボタンをクリックして、刺しゅうデータを作り直します。
(7) …模様を希望の位置に配置する…(P26)
…作成したデザインを保存する… (P27)
…作成したデザインをUSBメモリに書き込む…(P28)
…USBメモリをミシンにセットする…(P30)
…刺しゅうする…(P31)
※上記操作は「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(3)~(8)を参照してください。
3-3 文字の入力と編集を行う
(1) …文字の入力と編集の準備をする…
① [ファイル]メニューの[文字の入力と編集]をクリックするか、またはツールバーの[文字の入力と編集]アイコンをクリックします。
② [文字の入力と編集]ダイアログボックスが開きます。
ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットおよび数字の入力と編集を行うことができます。
(2) …文字の入力と編集を行う…
① [アルファベット書体]でアルファベット、数字の書体を選択し、[ひらがな書体]でひらがな、カタカナ、漢字の書体を選択します。
② [文字サイズ]で文字の相対的な大きさを設定します。
③ [文字入力]エディットボックスをクリックしてカーソルを表示し、入力したい文字列をローマ字あるいは仮名文字でキーボードから入力します。
最初の文字をキーボードからタイプすると、文字列を入力するダイアログボックスが自動的に開きます。
引き続き文字列を入力します。
Windowsの操作方法にしたがって、かな漢字変換やアルファベットの変換を行ってください。なお、文字列の入力をキャンセルするときは、キーボードのエスケープキーを押してください。
※半角文字の英数記号を入力した場合は、文字列を入力するダイアログボックスは開かず、直接[文字入力]エディットボックスに文字列が表示されます。
④ 文字列が入力できたら、Enter キーを押します。文字列が刺しゅうイメージで[文字入力]エディットボックスに表示されます。
カーソルを任意の位置の文字の下に移動し、上記③の手順を行うと、文字列がその位置に挿入されます。
※刺しゅうデータにない文字は表示されません。入力できない文字は外字にある場合があります。外字は[外字]ボタンをクリックして[外字選択]ダイアログボックスから選択できます。
⑤ [アルファベット書体]、[ひらがな書体]、[文字サイズ]は1文字ずつ変えることができます。入力途中で文字のフォントやサイズを変更したい場合は、①~④を繰り返します。
⑥ 文字列の配置を[フリーレイアウト]、[ストレートレイアウト]、[アークレイアウト]から選びます。
⚫ フリーレイアウトでは、[刺しゅうイメージ]にある文字を個別に移動、回転することによって、自由に文字をレイアウトすることができます。(文字列を変えることにより、縦書きで刺しゅうすることもできます。)
⚫ ストレートレイアウトでは、[刺しゅうイメージ]にある文字列を回転したり伸ばしたりすることができます。
⚫ アークレイアウトでは、[刺しゅうイメージ]にある文字列を円弧状に並べることができます。
⑦ [サイズ]で文字の大きさを選択し、[文字間隔]で文字と文字の間隔を選択します。
※[レイアウト]のストレートレイアウト、アークレイアウトを選択中の場合は、[文字間隔]の設定は無効になります。
※[サイズ]、[文字間隔]の設定は[文字入力]エディットボックス上の文字には反映されません。
⑧ [登録]ボタンをクリックすると、[文字入力]エディットボックス上にある文字列が、サイズ、間隔、レイアウトの設定を反映した文字列となって、[刺しゅうイメージ]の中に表示されます。
⑨ [色]ボタンをクリックすると、[糸色の設定]ダイアログボックスが開きます。[刺しゅうイメージ]にある文字列の色を変更することができます。
⑩ [刺しゅうイメージ]にある文字を1文字削除するには、削除したい文字を選択して、[削除]ボタンをクリックします。
すべての文字を削除したい場合は、[すべて削除]ボタンをクリックします。
※[レイアウト]のストレートレイアウト、アークレイアウトを選択中の場合は、1文字ずつの削除はできません。
➃ [刺しゅうイメージ]の文字列を編集して[OK]ボタンをクリックすると、文字列がメインウィンドウに表示されます。(文字列の編集方法は、カスタマイザー11000のヘルプの[文字]-[文字編集]の中のトピックをお読みください。)
参考 : 一度作成した文字の刺しゅうデータを再編集することができます。
詳しい操作手順は、カスタマイザー11000のヘルプの[文字]-[文字の再編集]をお読みください。
(3) …文字列を希望の位置に配置する…(P26)
…作成した文字列を保存する…(P27)
…作成した文字列をUSBメモリに書き込む…(P28)
…USBメモリをミシンにセットする…(P30)
…刺しゅうする…(P31)
※上記操作は「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(3)~(8)を参照してください。
例題:「さくら組」をぬってみましょう
① 「文字の入力と編集」ダイアログボックスを開きます。ひらかなで「xxx」と入力します。
② 次に「くみ」と入力しスペースキーを押して漢字に変換します。
③ 登録ボタンをクリックします。お好みに応じて文字をレイアウトします。
④ OKボタンをクリックすると「さくら組」の刺しゅうイメージが表示されます。
⑤ USBメモリをパソコンに挿入します。
⑥ USB メモリメニューの模様の書込みをクリックするか、またはツールバーの模様の書込みアイコンをクリックします。
⑦ 模様の書込みダイアログボックスが開きます。書込みボタンをクリックしてファイルを書込みます。
⑧ USBメモリをミシンにセットして、ファイルを開きぬいます。(ミシンの説明書をごらんください。)
3-4 大きな組み合わせ模様の作り方
レイアウトモードを選択すると、最大9枚のA4シート(縦3枚×横3枚)を使って、ベッドカバーや壁掛けのような非常に大きなサイズのテンプレートを作ることができます。
(1) …新規作成を選択する…
① [ファイル]メニューの[新規作成]をクリックするか、またはツールバーの[新規作成]アイコンをクリックします。
② [刺しゅう枠モード/レイアウトモードの選択]ダイアログボックスが表示されますので、[レイアウトモード]内の[横の枚数]、[縦の枚数]、[用紙の向き]を設定し、[レイアウト]ボタンをクリックします。
選択された用紙レイアウトに対応した新規ウィンドウが開きます。
(2) …使用する刺しゅう枠を選択する…
① [編集]メニューの[レイアウトの変更]をクリックします。
② [レイアウトの変更]ダイアログボックスが開いたら、[刺しゅう枠のサイズ]を選択します。標準枠(140x140)が選択できます。
③ 選択した枠の種類は、シート数とともにステータスバーに表示されます。
(3) …刺しゅうデータを配置する…
「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(2)(P24)を参照して刺しゅうデータを読み込むか、「3-2 カラー画像から自動登録で刺しゅうデータを作り、編集する方法」(P32
~)を参照してカラー画像から刺しゅうデータを作成し、メインウィンドウに配置します。
また、「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(3)(P26)を参照して模様を希望の位置に移動します。
(4) …模様を拡大・縮小する…
① 拡大/縮小したい模様を選択します。
⑨ 選択された模様の黒枠の四隅にマウスポインタを合わせると、マウスポインタが[両矢印]カーソルに変わります。
③ その状態でマウスをドラッグすると、模様を自由に拡大/縮小できます。
※拡大/縮小の制限は、刺しゅうデータの種類によって異なります。
※トゥルービュー表示の設定
「表示」メニューの「トゥルービュー表示」をクリックしてチェックマークを付けると、刺しゅうデータを実際の刺しゅうのように表示することができます。
(5) …模様を回転する…
① 回転したい模様を選択します。
模様の上にマウスポインタを置いてマウスで右クリックすると、カーソルが[回転]カーソルに変わります。
回転させたい方向にドラッグします。
※ツールバーからの回転を行うと、90度ごとに回転を行えます。
(6) …模様を反転する…
① 反転したい模様を選択します。
② ツールバーの[上下反転]アイコンまたは[左右反転]アイコンをクリックすると、模様が反転します。
参考 : …大きxx回転角度を指定して模様を編集する方法…
① 編集したい模様を選択します。
② メインウィンドウの[編集]メニューの[ステッチの変換/変形]をクリックします。
③ 刺しゅうデータの種類によって、[ステッチの変換]ダイアログボックスまたは[ステッチの変形]ダイアログボックスが開きます。
※詳しくは、「ヘルプ」の「模様の編集」、「ステッチの変換とステッチの変形」をおよみください。
④ ○模様の大きさを変更する場合
[大きさ]のスライドバーをドラッグするか、上下矢印ボタン をクリックして大きさを設定します。
○模様を回転させる場合
[回転]の90度間隔で置かれたボタンをクリックするか、回転角度エディットボックスの上下矢印ボタンをクリックするか、回転角度エディットボックスに直接角
度(0度~359度)を入力して、回転角度を設定します。
○模様を反転させる場合
希望の反転方法をクリックして、チェックマークを付けます。
<反転に関する注意>
ツールバーからの上下反転、左右反転は、メインウィンドウに表示されている模様が回転されていてもその状態のままで反転しますが、[ステッチの変換]ダイアログボックスまたは[ステッチの変形]ダイアログボックスの上下反転、左右反転は、回転していない状態の模様が反転し、それから回転します。そのため、ツールバーから反転を行う場合と編集メニューから反転を行う場合では、結果が異なります。
⑤ [OK]ボタンをクリックすると、設定した内容で模様が変更されます。
(7) …模様を結合する…
レイアウトモードを選択していて、現在選ばれている刺しゅう枠のサイズ内に2 つ以上の模様があるとき、1つの模様として結合することができます。
結合した模様は、刺しゅう枠の生地を張り直すことなく縫うことができます。
① レイアウトモードを選択し、メインウィンドウの枠内に2つ以上の模様を配置して、[編集]メニューの[模様の結合]をクリックするか、またはツールバーの[模様の結合]アイコンをクリックします。
② 刺しゅう枠の最大エリアを示す点線の枠がメインウィンドウに表示され、模様がグレーに変化します。
③ 結合したい模様の上まで点線の枠をドラッグしていき、枠内に模様が入ると模様がカラーに変化します。
※もし模様どうしの位置が悪くて点線の枠に入らない場合は、次の手順⑤の方法で一度結合から抜けて、模様の移動等を行ってください。
④ 結合できる位置でマウスの左ボタンを離すと、[確認]ダイアログボックスが開きます。
[はい]ボタンをクリックして 1 つの模様として結合します。
※一度結合すると、元の模様に戻すことはできません。
⑤ 結合を中止する場合は、[編集]メニューの[模様の結合]をもう一度クリックするか、またはツールバーの[模様の結合]アイコンをクリックします。
※刺しゅう枠モード選択時は、模様の結合を行うことはできません。
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(8) …オートレイアウトを行う…
この機能は選択した模様を自動的に配置する機能で、センター配置とコーナー配置があります。
⚫ センター配置
① センター配置したい模様を選択します。
② [編集]メニューの[オートレイアウト]を選ぶと、オートレイアウトメニューが開きます。
[センター]を選択すると、模様は自動的にレイアウトの中央に移動します。
⚫ コーナー配置(レイアウトの中心を基準に、選択された模様を四隅へ対象に配置します。)
① コーナー配置したい模様を選択します。
② [編集]メニューの[オートレイアウト]を選ぶと、オートレイアウトメニューが開きます。
[コーナー]を選択すると、模様は自動的に四隅へ対称に配置されます。
(9) …テンプレートシートを印刷する…
レイアウトモードを選択している場合、実物大のテンプレートが印刷されます。
刺しゅう枠モードを選択している場合、テンプレートのほかに、ファイル名、色のサムネール、選択された糸の色およびコード番号が印刷されます。
① メインウィンドウに刺しゅうイメージが表示されているとき、[ファイル]メニューの[印刷]をクリックするか、またはツールバーの[印刷]アイコンをクリックします。
② [印刷]ダイアログボックスが開きます。
2台以上のプリンタが接続されている場合は、希望のプリンタを選択してください。
③ [OK]ボタンをクリックして、印刷します。
※現在選択しているモード(刺しゅう枠モードまたはレイアウトモード)や、選択した印刷モードによって印刷結果が異なるので、印刷前に[ファイル]メニューの[印刷プレビュー]で印刷結果を確認することをおすすめします。
参考 : レイアウトモード選択時は、レイアウト全体を縮小して、A4サイズの用紙1枚で印刷することもできます。(詳しい操作方法はカスタマイザー11000のヘルプの[テンプレート]-[プリンタの設定]をお読みください。)
(10) …テンプレートシートとクロスセッターの使い方…
① 印刷したテンプレートシートにあるクロスセッター用の十字印(基準線)の端、4ヵ所にポンチで穴を開けます。
② 刺しゅうする布の上にテンプレートシートを置き、位置を決めます。
③ ポンチで穴あけした4ヵ所に印をつけます。
※印をつけるときは、チャコペン等の水性マーカーを使用してください。
④ 図のように、模様の上方向(矢印がついている方向)がわかるようにマーキングします。
この十字の線がクロスセッターテーブル(別売り)で位置合わせするときの基準線になります。
(模様の上側を示す矢印も書いておくと便利です。)
⑤ 刺しゅう枠をクロスセッター(オプション)にセット(セットする位置はクロスセッターの説明書をご覧ください。)し、布を刺しゅう枠にセットします。
このとき、クロスセッターの基準線と布の基準線が重なるように合わせてください。
クロスセッター基準線
布の基準線
⑥ クロスセッターから刺しゅう枠を外し、ミシンにセットします。
⑦ 1つ目の模様が縫い終わったら、布を刺しゅう枠にセットしなおしてテンプレートシートに書かれた順番に残りの模様を縫っていきます。
※詳しくはクロスセッターの説明書をお読みください。
※刺しゅうする模様のファイル名は「レイアウト名xx#y.jef」となっており、xxが刺しゅうする順番(01~)を意味し、テンプレートに書かれている番号と一致します。yはレイアウトのグループを意味し、内蔵フォルダ・マイカード・USBメモリに書き込むたびにa~zと変化します。
[例]BIG01#a.jef BIG02#a.jef
(11) …作成したデザインを保存する…(P27)
…作成したデザインをUSBメモリに書き込む…(P28)
…USBメモリをミシンにセットする…(P30)
…刺しゅうする…(P31)
※上記操作は「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(4)~(8)を参照してください。
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3-5 刺しゅうデータを開く
レイアウトファイル(*.clf、*.caf、*.arf、*.arr)は「模様の読み込み」―「模様の追加」では読み込むことができません。サンプルデザインや保存した刺しゅうデータを再編集するときは、「ファイル」ー
「開く」で開きます。
① [ ファイル] メニューの「開く」をクリックするか、ツールバーの「開く」アイコンをクリックします。
② 「ファイルを開く」ダイヤログボックスが開きます。保存先のフォルダを開き、開きたいファイルを選択して[開く]ボタンをクリックします。
※*.jef+、*.jef、形式の刺しゅうデータも開くことができます。
③ 新しいウィンドウが開き、刺しゅうデザインが表示されます。
※ウィンドウはファイルを保存したときのモード、枠サイズで開きます。
3-6 デザインの保存について(補足)
jef ファイルと clf ファイル
・jef ファイル
JANOME の刺しゅうデータファイルです。
ミシンで読み込めるデータ形式に変換しているため、再編集することはできません。 [模様の追加]メニューで現在のレイアウトに模様を追加することができます。
レイアウトモード選択時は、1 つの模様データにまとめることができないため、jef 形式で保存することはできません。
・clf ファイル
カスタマイザー11000で作成したデザインのレイアウトを保存するファイルで、各模様の位置情報や文字の情報などが含まれます。
位置情報などを持っているため、模様を再編集することができます。
ただし、[模様の追加]メニューで clf ファイルを追加することはできません。
保存後も模様の配置を変えるなど再編集したい場合は、clf 形式で保存してください。
カスタマイザー11000の刺しゅうモードで作成した模様を[模様の追加]メニューで追加したい場合は、jef 形式で保存してください。
・刺しゅう枠モード
選択した枠に収まる大きさの刺しゅうデータを作成するモードです。
・レイアウトモード
刺しゅうデータを画面上で配置し、大きな刺しゅう用の型紙を作成するモードです。刺しゅう枠モード
レイアウトモード
保存可能ファイル
clf
読込み可能ファイル
jef
保存可能ファイル
clf jef
読込み可能ファイル
jef
*.clf形式で保存すると、作成したデザインのレイアウトを保存することができます。カラー画像から刺しゅうデータを作成した場合は、線画データも保存されます。そのため、保存後も線画からパーツの登録を行ったり、パーツの編集を行うことができます。
(*.clf形式で保存する方法は、「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(4)
(P27~)を参照してください。)
刺しゅう枠モードを選択しているときは、作成した模様を*.jef形式で保存することもできます。作成したデザインを1つの模様として保存する場合は、*.jef形式を選択します。
<jefファイルとして保存する方法>
① メインウィンドウに刺しゅうイメージが表示されているとき、[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックするか、またはツールバーの[名前を付けて保存]アイコンをクリックします。
② [名前を付けて保存]ダイアログボックスが開きます。
保存する場所を選択し、[ファイルの種類]コンボボックスで[刺しゅうデータファイル (*.jef)]を選択し、[ファイル名]エディットボックスに新しい名前を入力して、[保存]ボタンをクリックします。
<jefファイルとして保存する場合の注意>
⚫ 複数の模様が配置されていても、1つの模様として保存されます。
⚫ jefファイルとして保存すると、ステッチの縫い種類やピッチを変更できなくなります。
⚫ jefファイルとして保存すると、線画データは失われます。保存後も線画データを使って刺しゅうデータを編集したい場合は、1つの模様でもclfファイルとして保存してください。
⚫ レイアウトモード選択時は、jef形式で保存することはできません。
<ファイル名に関する注意>
ミシンでは、漢字、ひらがな、カタカナのファイル名をサポートしておりません。以下の半角文字の英数記号を使って、名前をお付けください。
A~Z, a~z, 0~9, ! # $ % & ' ( ) ` { } _ - ^ @
また、ミシンでは8文字までの名称が表示できるようになっています。8文字を超える場合は9文字目から『...』と表示されます。
[例] SantaCla...
そのため、あまり長い名前を付けないことをおすすめします。
参考 : 保存した*.clf形式のファイルを開いて編集する場合は、[ファイル]メニューの[開く]をクリックするか、または[開く]アイコンをクリックします。
保存した*.jef形式のファイルを開いてメインウィンドウに模様を追加配置する場合は
[ファイル]メニューの[模様の読込み]-[模様の追加]をクリックするか、またはツールバーの[模様の読込み]アイコンをクリックします。
詳しい手順は、カスタマイザー11000のヘルプの[ファイルの読込み]-[刺しゅうデータファイルの追加]または[レイアウトファイルと刺しゅうデータファイルの読込み]をお読みください。
3-7 USBメモリのデータ管理
刺しゅうデータの書込み、読出し、消去など、USBメモリのデータ管理をパソコン上で容易に行うことができます。
(1) …[フラッシュメモリのデータ管理]ダイアログボックスを開く…
[フラッシュメモリ]メニューの[フラッシュメモリのデータ管理]をクリックするか、またはツールバーの
[模様の書込み]アイコンのプルダウンメニューから[フラッシュメモリのデータ管理]をクリックすると、
[フラッシュメモリのデータ管理(書込み、読出し、消去)]ダイアログボックスが開きます。
(2) …USBメモリに書き込む…
① パソコン側(左側)のファイルリストボックスからUSBメモリに書き込みたいファイルを選択して、チェックマークを付けます。
(選択を取り消したい場合は、ファイルをもう一度クリックして、チェックマークをはずします。)
<ファイル名に関する注意>
ミシンでは、漢字、ひらがな、カタカナのファイル名をサポートしておりません。以下の半角文字の英数記号を使って、名前をお付けください。
A~Z, a~z, 0~9, ! # $ % & ' ( ) ` { } _ - ^ @
また、ミシンでは8文字までの名称が表示できるようになっています。8文字を超える場合は
9文字目から『...』と表示されます。
[例] SantaCla...
そのため、あまり長い名前を付けないことをおすすめします。
※ファイル名を変更するには、変更したいファイルの上でマウスの右ボタンをクリックして、
[名前の変更]を選択します。
② 模様を書き込むUSBメモリを右上の[フラッシュメモリ]リストボックスから選択します。また、模様を保存するフォルダを開きます。
※模様はフォルダの中に保存することができます。新しいフォルダを作成したい場合は、ファイルリストボックスの中で右クリックして[フォルダの新規作成]を選択します。
(フォルダの中にフォルダを作成することはできません。)
③ [書込み]ボタンをクリックすると、選択された模様がUSBメモリに書き込まれます。
このメニューでは、ミシンの針数制限値(64,000針)を超えている模様を書き込むことはできません。このような模様を書き込みたい場合は、その模様を一度メインウィンドウに開いてから、
「3-1 カスタマイザー11000の基本的な使い方」の手順(5)(P28)で模様を書き込んでください。
(3) …USBメモリから読み出す…
① 右上の[フラッシュメモリ]リストボックスから読み出す模様が保存されているマイカードまたは USBメモリを選択します。また、フォルダを開き、書き出す模様をクリックしてチェックマークを付けます。
(選択を取り消したい場合は、ファイルをもう一度クリックして、チェックマークをはずします。)
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② 読み出した模様の保存先をPC側(左側)のボタン(アイコン)、コンボボックス、リストボックスから選択します。
③ [読出し]ボタンをクリックすると、選択された模様が読み出され、パソコンの指定した場所に保存されます。
(4) …USBメモリから刺しゅうデータを消去する…
① 右上の[フラッシュメモリ]リストボックスから消去する模様が保存されているマイカードまたはU SBメモリを選択します。また、フォルダを開き、消去する模様をクリックしてチェックマークを付けます。
(選択を取り消したい場合は、ファイルをもう一度クリックして、チェックマークをはずします。)
② [消去]ボタンをクリックすると、[削除確認]のメッセージボックスが表示されます。
③ [はい]ボタンをクリックすると、選択した模様が消去されます。
[いいえ]ボタンをクリックすると、消去の操作が中断されます。
※削除した模様は元に戻すことができません。削除する前に再確認してください。
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第4章 困ったときは
この章では、カスタマイザー11000を使用中トラブルがあったときについて説明します。
4-1 カスタマイザー11000がインストールできない
4-2 カスタマイザー11000が正常動作しない
4-3 カードまたは USB メモリに書き込みができない
4-4 テンプレートが印刷できない
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4-1 カスタマイザー11000がインストールできない
(1)…ご使用のOSは日本語版ですか…
カスタマイザー11000は日本語版対応なので、それ以外の言語のOSには対応していません。日本語版のOSをご使用ください。
(2)…Windows 2000、あるいは Windows XP、Vistaをご使用ですか…
カスタマイザー11000をインストールするには[administrator]またはコンピュータの管理者の権限を持つユーザでインストールを行ってください。
(3)…CD-ROM ドライブ、DVD-ROM ドライブはありますか…
カスタマイザー11000をインストールするには CD-ROM ドライブ、あるいは DVD-ROM ドライブが必要です。
(4)…ハードディスクの空きは十分ですか…
不要なソフト等の削除等を行って、ハードディスクの空きを増やしてから、もう一度インストールを行ってください。60MB 以上の空き容量が必要です。
4-2 カスタマイザー11000が正常動作しない
(1)…カスタマイザー11000が正常動作しない…
カスタマイザー11000は Windows Me、2000、XP、Vista用です。その他のOSでは正常動作しません。
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4-3 USB メモリに書き込みができない
(1)…パソコンに USB メモリが正しくセットされていますか…
パソコンが USB メモリを認識していないと、書き込むことができません。パソコンに USB メモリが正しくセットされているか、確認してください。
4-4 テンプレートが印刷できない
(1)…プリンタの電源が入っていますか…プリンタの電源を入れてください。
(2)…プリンタのドライバはインストールされていますか…
ドライバがインストールされていないと印刷できませんので、ご使用のプリンタの取扱説明書をご覧の上、プリンタドライバをインストールしてください。
(3)…紙やインクはありますか…
紙やインクがなくなると印刷できません。紙が入ってるかどうか、あるいはインクがあるかどうかを確認してください。なければ新しい物と交換してください。
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