当社は、平成 29 年4月6日開催の取締役会において、株式会社シーズメン(JASDAQ 上場、証券コード「3083」、本社:東京都中央区、代表取締役社長:青木 雅夫、以下、「シーズメン」)と資本業務提携(以下、「本資本業務提携」といいます。)を実施し、同社の第三者割当による自己株式の処分につき、その全てを引き受けるこ と(以下「本株式取得」といいます。)について決議し、本日シーズメンとの間で資本業務提携契約を締結しましたのでお知らせいたします。
平成 29 年4月6日
各 位
会 社 名 | 株式会社ネクスグループ |
代 表 者 名 | 代表取締役社長 xx x |
(JASDAQ・コード 6634) | |
問 合 せ 先 | |
役職・氏名 | 代表取締役副社長 xx xx |
電 話 | 00-0000-0000 |
株式会社シーズメンとの資本業務提携契約締結に関するお知らせ
当社は、平成 29 年4月6日開催の取締役会において、株式会社シーズメン(JASDAQ 上場、証券コード「3083」、本社:xxx中央区、代表取締役社長:xx xx、以下、「シーズメン」)と資本業務提携(以下、「本資本業務提携」といいます。)を実施し、同社の第三者割当による自己株式の処分につき、その全てを引き受けること(以下「本株式取得」といいます。)について決議し、本日シーズメンとの間で資本業務提携契約を締結しましたのでお知らせいたします。
記
1.資本業務提携の理由
当社グループは IoT 分野を戦略的注力領域にあげ、デバイス製品のハードの提供だけに留まらず、サーバーアプリケーションや、その他のアプリケーションサービスなどの IoT 関連サービスを様々な産業分野へ提供することに注力してまいりました。また、2016 年8月には、エスニック衣料・雑貨の輸入販売を行う株式会社チチカカ(以下、「チチカカ」といいます。)を子会社化し、新たに服飾品の販売、トレードマーク(商標権)のライセンス事業、ファッション業界向けの IoT 関連サービスの開発(デバイス機器を利用した店舗在庫の管理や、AR(拡張現実)を利用した試着サービスなど)と普及に向けた取り組みをおこなうと共に、ブランドリテールプラットフォーム事業*1を当社グループの収益の基盤の一つとして成長させるために事業を推進しております。
*1「ブランドリテールプラットフォーム事業」は、雑貨及び衣料などの小売事業と、ブランドライセンス
(商標権)を取扱うライセンス事業をおこないます。
一方シーズメンは、カジュアルウェア「METHOD」や「流儀圧搾」などのブランドを有し、全国 53 店舗
(2017 年2月末現在)を展開する衣料品販売を中心とする小売事業社で、昨今では雑貨類やレディースやバッグなどの新規分野にも注力しております。
このたび、xxxxxが今後の成長のために、幅広い分野で協力できるパートナーシップを構築するとともに、自己株式を活用した資金調達による財務体質の強化を図ることを検討しており、パートナー及び自己株式の引受先を探しているとの話をいただき、具体的な内容を伺い社内で検討しました。
その結果、取得金額は時価を基準としてディスカウントされた妥当なものであることから、まずは投資案件として実行に値するものであると判断いたしました。
さらに、同社が行っている衣料品販売を中心とする小売事業は、当社子会社のチチカカと同種である ものの、ターゲット層が異なるためお互いの顧客を奪う事無くマーケティング上の協力関係が築けること、また同社が、当社グループが目指しているファッション業界向けの IoT 関連サービスの開発と普及に向けた 取り組みにおいても協力関係を築くことができます。具体的には、前述したデバイス機器を利用したサービ ス以外に、販売データや web 上の情報などをビックデータ化しAIと組み合わせる事で、お客様の好みに合 わせたアイテムをレコメンドしたり商品開発に活かしたり、また衣類そのものに導電性の高い繊維やセンサ ーを組み込んでウェアラブル端末の操作をしたり、生体データの送信をしたりするなど、様々な展開が考え られます。
上記のとおり、これらが両社の目指す戦略と合致し両社の企業価値向上に繋がることから業務提携を実施することと致しました。また、本件取り組みを密接かつ確実にすすめていくために、あわせて資本提携も実施することと致しました。
2.業務提携の内容等
(1)業務提携の内容等
①グループの経営機能を活用した事業戦略の再定義
ⅰ.シーズメンの既存業態「METHOD」「流儀圧搾」のリブランディングの実施。ターゲット顧客及びショップコンセプトの明確化と提供価値の再定義。
ⅱ.新業態の共同開発検討。
ⅲ.ICT などの技術を活用した新サービスの共同開発。
②グループシナジーによる具体的な業務改善
ⅰ.商品力の強化。当社グループのクリエイターを活用した新PBの企画・投入。MD機能の整備・強化による商品計画の精緻化。サプライヤーの見直し、戦略的取り組み強化。
ⅱ.販売力の強化。当社グループ小売業との人材交流・共同トレーニング。VMDや接客に関する共通ナレッジマネジメントのインフラ整備。
ⅲ.Eコマースの強化。当社グループでの専門チームの編成。
ⅳ.コスト削減策の共同立案。管理機能共同化の検討。物流機能の集約等、ロジスティクスの共同検討。出退店交渉機能の一元化検討。
(2)資本提携の内容等
シーズメンが保有する普通株式 184,500 株(本株式取得後の発行済株式総数に対する所有割合
19.01%)を 90,958,500 円(1株あたり 493 円)で自己株式の処分の引受により当社が取得することで合意いたしました。なお、本株式取得につきましては、シーズメンによる金融商品取引法に基づく届出の効力発生を条件としております。
3.資本業務提携の相手先の概要
(1)商号 | 株式会社シーズメン |
(2)所在地 | xxx中央区日本橋xx町9番9号 |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 xx xx |
(4)事業内容 | カジュアルウェアを主として扱う小売業 |
(5)資本金 | 245,000千円 |
(6)設立年月日 | 1989年3月1日 |
(7)大株主及び持ち株比率 | 株式会社シーズメン 19.01% |
日本プリンシパルインベストメント事業組合 6.73%シーズメン従業員持株会 5.80% 株式会社xx衣料 5.07% ジャパンポケット株式会社 5.00% | |||
(8)上場会社と当該会社との間の関係 | 資 本 関 係 | 当該事項はありません。 | |
人 的 関 係 | 当該事項はありません。 | ||
取 引 関 係 | 当該事項はありません。 | ||
関 連 当 事 者 へ の 該 当 状 況 | 当該事項はありません。 | ||
(9)当該会社の直近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:百万円) | |||
平成 26 年2月期 | 平成 27 年2月期 | 平成 28 年2月期 | |
純 資 産 | 2,115 | 2,025 | 1,772 |
x x 産 | 3,901 | 4,016 | 3,564 |
1 株当たり純資産(円) | 2,678.99 | 2,565.65 | 2,245.30 |
売 上 高 | 6,749 | 6,832 | 6,285 |
営 業 利 益 | △59 | △6 | △85 |
経 x x 益 | △69 | △16 | △103 |
当 期 x x 益 | △83 | △93 | △259 |
1 株当たり当期純利益(円) | △106.09 | △118.24 | △328.40 |
1 株当たり配当金(円) | ― | ― | ― |
4.日程
(1) | 取 締 役 会 決 議 | 平成 29 年4月6日 |
(2) | 資 本 業 務 x x 契 約 締 結 | 平成 29 年4月6日 |
(3) | 株 式 取 得 の 払 込 期 日 | 平成 29 年4月 24 日 |
5.今後の見通し
本株式取得による今期の連結業績に与える影響は精査中であり、今後の協力体制構築の中で業績に影響を与える事項が発生した場合には速やかに開示いたします。
以上