はじめに このマニュアルの構成 1 ソフトウェア使用許諾契約書 2 第 1 章 準備編 1-1. 鍵盤楽器とパソコンの接続 4 鍵盤楽器とパソコンの外部端子を確認する 4 鍵盤楽器とパソコンを USB ケーブルで接続する 6 鍵盤楽器とパソコンをシリアルケーブルで接続する 7 鍵盤楽器とパソコンを MIDI 変換ケーブルで接続する 8 MIDI-I/F 装置を介して鍵盤楽器とパソコンを接続する 9 1-2. 音の出力について 10 まず鍵盤楽器が音源を持っているかどうか確認しましょう 10...
はじめに | ||
第 1 章 準備編 | ||
第 2 章 入門編 | ||
第 3 章 | 機能編 | ||
第 4 章 | 資料編 | ||
4-1. 添付レッスン曲一覧 | 96 | ||
4-2. 歌本データの書き方 | 98 | ||
4-3. トラブルシューティング | 100 | ||
ピアノマスターが起動しなくなった | 100 | ||
Harp フォントが見つかりません | 100 | ||
スクリーンセーバーが起動して画面が乱れた | 101 | ||
突然画面が小さくなった | 101 | ||
音が出ない、鍵盤を弾いても反応しない | 102 | ||
メトロノームの音がピアノの低音で鳴る | 102 | ||
電子ピアノの音が鳴りっぱなしになる | 102 | ||
弾いた音が遅れて発音する | 103 | ||
ミスタッチしたら突然楽譜の位置が飛んでしまった | 103 | ||
鍵盤のショートカットでポーズしたら成績が悪くなった | 103 | ||
ネット画面が正しく機能しない | 103 | ||
レッスン曲の右手と左手を変更したい | 103 | ||
4-4. ショートカットキー | 104 | ||
4-5. アンインストール | 105 | ||
4-6. ユーザーサポートについて | 106 |
����
このたびは、「ピアノマスター」をお買い上げいただきありがとうございます。この「ユーザーズマニュアル」は、「ピアノマスター」のインストールの方法や、お使いいただくための準備、レッスンの進め方などを解説しています。
このマニュアルの構成
このマニュアルは、4 つの章で構成されています。
第 1 章「準備編」では、「ピアノマスター」をお使いいただくために必要な準備とインストールの手順を説明しています。
第 2 章「入門編」では、易しい添付レッスン曲である「きらきら星」を使って実際にレッスンを体験していただき、
「ピアノマスター」の大まかな流れを理解していただくように構成されています。まずはこの「入門編」を読みながらひととおりレッスンされることを強くお勧めします。
第 3 章「機能編」は、「ピアノマスター」の各機能についての詳しい解説です。順に読んでも理解できるように構成されていますが、「ピアノマスター」を使っていてある機能についてより詳しく知りたいときに、該当する項目を探して調べるという使い方もできます。
第 4 章「資料編」は、補足的な解説や関連する資料をまとめてあります。
そして、わからないことがあったら積極的に目次や索引を使って本書から情報を探し出してください。きっと、疑問だった事柄を見つけ出すことができるでしょう。
1
重要 ご利用前にお読みください
����
本ソフトウェアをご利用される前に、下記ソフトウェア使用許諾契約書を必ずお読みください。
本ソフトウェアは、下記使用許諾契約の内容について同意していただいた場合のみご使用いただけます。
(株)xx楽器製作所は、お客様に対し、下記の内容で、今回お求めいただきましたソフトウェア製品(プログラム、
データ及びマニュアル等の付属品)の使用を許諾いたします。
(著作権)
第1条 本ソフトウェア製品の著作権は、弊社および弊社が使用を許諾された原権利者が所有します。
(インストールおよび使用)
第2条 お客様は、特定の1台のコンピュータに限り本ソフトウェア製品をインストールして使用することができます。
(再販売等の禁止)
第3条 お客様は、本ソフトウェア製品及びその複製物を販売、譲渡、貸与、送信可能化または送信してはなりません。
(改変の禁止)
第4条 お客様は、本ソフトウェア製品を改変することはできず、第三者にこれらの行為を行なわせることもできません。
(リバースエンジニアリング等の禁止)
第5条 お客様は、本ソフトウェア製品をリバースエンジニアリング、逆コンパイル、または逆アセンブルすることはできません。
(保証・危険負担等)
第6条
(1)幣社は、本ソフトウェア製品の媒体またはマニュアルに物理的な瑕疵がある場合、お買い上げ後90日間に限り、
弊社の判断に基づき無償で交換いたします。
(2)前項記載の場合が、火災、地震、第三者の行為その他の事故、お客様の故意もしくは過失等、弊社の責に帰さない理由により生じたときは、弊社は保証の責任を負わないものとします。
(その他の保証)
第7条 弊社は、本ソフトウェア製品に関して前条に規定されているものを除き一切の保証をいたしません。
(責任の負担)
第8条
(1)弊社は、本ソフトウェア製品の使用によりお客様または第三者が被った直接的または間接的ないかなる損害についても、第6条に基づいて弊社が保証する場合を除いて、その責任を負いません。
(2)いかなる場合にも、本契約に基づく弊社の責任は、本ソフトウェア製品についてお客様が支払った金額を上限
とします。
(仕様の変更)
第9条 お客様への予告なしに本ソフトウェア製品の仕様を変更することがあります。
(契約の解除)
第10条 弊社は、お客様が本契約の条項に違反した場合、通知により本契約を解除することができ、かつ、被った損害の賠償をお客様に請求することができるものとします。かかる場合、お客様は本ソフトウェア製品およびその複製物を全て廃棄するものとします。
2
「ピアノマスター」をお使いいただくには、あらかじめパソコンと鍵盤楽
器を接続する必要があります。以下の手順に従って、機器の接続を行ってください。
● 鍵盤楽器とパソコンの外部端子を確認する
ここからスタート
鍵盤楽器に備わっている外部接続端子、およびパソコン側に備わっている
外部接続端子の種類によって、鍵盤楽器とパソコンを接続する方法は異なります。 まず、 下図のチャートを使って、 お使いの環境でどのような接続をする必要があるかを確認してください。
鍵盤楽器に USB 端子
が付いている?
6 ページへ
1-1. 鍵盤楽器とパソコンの接続
いいえ
いいえ
鍵盤楽器にシリアル端
子が付いている?
パソコンにシリアル端子
が付いている?
はい はい
7 ページへ
パソコンに USB 端子が
付いている?
はい
はい
いいえ
いいえ
次ページへ
前ページから
準備編
鍵盤楽器に MIDI 端子が付いている?
いいえ
残念ながら、 その鍵盤楽器では 「ピアノマスター」 は使えません。 新しい鍵盤楽器をお買い求めください。
はい
鍵盤楽器側が MIDI 端子だけの場合、 パソコンとの接続には 「MIDI インターフェイス」 が必要になります。 「MIDIインターフェイス」 にはさまざまな種類のものがありますが、 大きく 「ケーブルタイプ」 のものと 「ボックスタイプ」
のものに分けることができます。
ケーブルタイプの場合
ボックスタイプの場合
シリアルケーブルや USB ケーブルを使ってパソコンと接続する MIDI インターフェイスです。 MIDI音源を内蔵したものや、 オーディオインターフェイス機能と兼用のものなど、 さまざまなタイプ
があります。
9 ページへ
8 ページへ
準備編
鍵盤楽器とパソコンの両方に USB 端子が備わっている場合は、 この方法で接続します。 その他の接続方法については p.4 ~ 5 のチャートで確認してください。
1 鍵盤楽器、パソコン、USB ケーブルを用意します。
2 鍵盤楽器とパソコンを USB ケーブルで接続します。
3
鍵盤楽器に入出力の選択スイッチがある場合は、USB を選択します。
正しく接続されているかどうかは、 「ピアノマスター」を起動して 「MIDI 機器の設定」 で行います。
鍵盤楽器の USB ドライバをパソコンにインストールしていない場合は、 鍵盤楽器の取り扱い説明書をご覧になり、 必要に応じてドライバのインストールを行ってください。
この後、 音の出力についての接続を確認します。 p.10 へ進んでください。
USB
USB ケーブル
USB
準備編
鍵盤楽器とパソコンの両方にシリアル端子が備わっている場合は、 この方法で接続します。その他の接続方法については p.4 ~ 5 のチャートで確認してください。
1
鍵盤楽器、パソコン、シリアルケーブルを用意します。
2 鍵盤楽器とパソコンをシリアルケーブルで接続します。鍵盤楽器側は、
l O l O l
「TO HOST」などと表示された円形の 8 ピン端子です。パソコン側はのように表示された Dsub9 ピン端子です。
3
鍵盤楽器に入力の選択スイッチがある場合は、お使いのパソコンの種類に合わせて選択します。( 通常は PC-2 などです。)
正しく接続されているかどうかは、 「ピアノマスター」を起動して 「MIDI 機器の設定」 で行います。
鍵盤楽器のシリアル MIDI ドライバをパソコンにインストールしていない場合は、 鍵盤楽器の取り扱い説明書をご覧になりドライバのインストールを行ってください。
この後、 音の出力についての接続を確認します。 p.10 へ進んでください。
Dsub9 ピン
シリアルケーブル
ミニ DIN8 ピン
● 鍵盤楽器とパソコンを MIDI 変換ケーブルで接続する
準備編
鍵盤楽器側に MIDI 端子が付いており、 パソコン側に USB 端子またはゲームポート ( サウンドカードのジョイスティック端子 =Dsub15 ピン端子 ) が備わっている場合は、 この方法で接続します。 その他の接続方法については p.4 ~ 5 のチャートで確認してください。
1
鍵盤楽器、パソコン、MIDI 変換ケーブルを用意します。
2 鍵盤楽器とパソコンを MIDI 変換ケーブルで接続します。詳しくは変換ケーブルの取扱説明書をご覧ください。
正しく接続されているかどうかは、 「ピアノマスター」を起動して 「MIDI 機器の設定」 で行います。
ゲームポートタイプの変換ケーブルの場合、 ゲームポートを持つサウンドカードのドライバのインストールが必要です。 USB-MIDI 変換ケーブルの場合、 専用のドライバをインストールする必要があります。 これらのドライバをパソコンにインストールしていない場合は、 サウンドカードや変換ケーブルの取り扱い説明書をご覧になりドライバのインストールを行ってください。
この後、 音の出力についての接続を確認します。 p.10 へ進んでください。
USB-MIDI 変換ケーブル
MIDI 変換ケーブル
MIDI 端子
● MIDI-I/F 装置を介して鍵盤楽器とパソコンを接続する
準備編
パソコン用外部 MIDI 音源や、 USB-MIDI インターフェイス機器を使って鍵盤楽器とパソコンを接続する場合は、 この方法で接続します。 その他の接続方法については p.4 ~ 5 のチャートで確認してください。
1
鍵盤楽器、MIDI インターフェイス装置、パソコンを用意します。
2 MIDI インターフェイス装置とパソコンを接続します。詳しくは、インターフェイス装置の取扱説明書をご覧ください。
3
鍵盤楽器の MIDI 端子とインターフェイス装置の MIDI 端子を、MIDI
ケーブルで接続します。
正しく接続されているかどうかは、 「ピアノマスター」を起動して 「MIDI 機器の設定」 で行います。
MIDI インターフェイス装置のドライバをパソコンにインストールしていない場合は、MIDI インターフェイス装置の取り扱い説明書をご覧になりドライバのインストールを行ってください。
この後、 音の出力についての接続を確認します。 p.10 へ進んでください。
電子ピアノのように、 鍵盤楽器が音源を持ち、 その音を使って練習する場合は、 MIDI インターフェイスと鍵盤楽器間は 2 本の MIDI ケーブルで接続します。 音源を持たない鍵盤楽器を使う場合や、 インターフェイス装置の音を使って練習する場合は、鍵盤楽器の MIDI-OUT 端子とインターフェイスの MIDI-IN を1 本のMIDI ケー
ブルで接続します。
MIDI ケーブル
MIDI 端子
USB ケーブルシリアルケーブル
準備編
「ピアノマスター」は、あなたが鍵盤楽器を弾いた音、パソコンが演奏するお手本や伴奏の音、効果音や BGM など、いくつかの種類の音をパソコンや電子ピアノなどから出力します。これらの音をきちんと聴けるようにするためには、パソコンや電子ピアノなどとスピーカーやヘッドホンなどとを適切に接続する必要があります。
接続の方法にはさまざまな組み合わせが考えられるため、ここではそのすべてを説明することはできません。以下の接続のヒントを参考にして、正しく音が出るように接続してください。
● まず鍵盤楽器が音源を持っているかどうか確認しましょう
お使いの鍵盤楽器は音源を持っていますか?いわゆる電子ピアノであれば、もちろんそれ自体が音源を持っており、楽器のスピーカーから音が出ま す。しかし、DTM のデータ入力用キーボードやマスターキーボードの場合、楽器自体は音を出すことはできません。このようなタイプの鍵盤楽器をお 使いの場合は、あなたが弾いた演奏情報が、パソコンに内蔵された MIDI 音源や、パソコンに接続された外部音源に送られて、そこから音が出るこ とになります。
電子ピアノの場合、ピアノから音が出ます。
入力専用の鍵盤楽器は、 演奏データをパソコンや音源装置に演奏情報を転送するだけで、 音はパソコン ( または外部音源 ) から出ます。
準備編
「ピアノマスター」で出力される音には、大きく分けて次の 3 種類があります。それぞれ、どこから出力されるのか確認してみましょう。
A. あなたが弾いた音そのもの
左ページで説明したように、電子ピアノのような音源を持っている鍵盤楽器の場合は、 その鍵盤楽器のスピーカーや出力端子 (LINE OUT や HEADPHONE など ) から出力されます。 しかし、 音源を持っていない鍵盤楽器の場合は、一旦パソコンにデータが送られてから次の B と同じ装置で出力されることになります。
B. パソコンが演奏するお手本や伴奏、 メトロノームの音など
パソコンに内蔵された MIDI 音源やパソコンの外部に接続された MIDI 音源から出力されます。 その音は、 パソコンのスピーカーまたは、 MIDI サウンドカードや MIDI 音源に接続されたスピーカーやヘッドホンから聴こえてきます。
B は、 MIDI デバイスから出力される音楽の音、 Cは Windows のコントロールパネルの 「サウンドとオーディオデバイス」 で
「音の再生」 に設定されているデバイスから出力されます。
C. 効果音やレッスン中の BGM など
パソコンのオーディオデバイス装置から出力されます。 Windows が起動するときの効果音などと同じです。 通常はパソコンのスピーカーから聴こえてくるはずです。
準備編
さて前ページで説明した 3 種類の音ですが、これらを同時にバランスよく聴けるようにするためにはちょっとした工夫が必要です。それぞれがスピーカーから発音されるのであればまだ何とかなりますが、部屋でヘッドホンを使って練習する場合などはこの工夫が必須となります。
音源なしの鍵盤楽器を使って、 MIDI の演奏も効果音の出力もパソコンの内蔵音源で行う場合は、 そのままパソコンやサウンドカードのスピーカーやヘッドホンだけで聴くことができます。 そのような場合は、 以下の説明は読み飛ばしてください。
■すべての音をパソコンに集める
パソコンのサウンドカードにLINE IN( または AUDIO IN) 端子があり、鍵盤楽器に LINE OUT 端子がある場合は、これらの端子をオーディオケーブルで接続することによって、すべての音をパソコンから聴くことができます。
LINE IN
LINE OUT
■すべての音を電子ピアノに集める
電子ピアノに LINE IN 端子があり、パソコンのサウンドカードに LINE OUT 端子があれば、これらを接続して電子ピアノのスピーカーやヘッドホンから聴くことができます。
LINE OUT
LINE IN
準備編
■ミキサーを使ってバランスを調整する
上の方法では、パソコンのミキサーコントロールや各装置のボリュームを操作することによって音量のバランスを調整することはできますが、少々面倒です。そのような場合は、市販のオーディオミキサーを使って調整すると便利です。パソコン ( またはサウンドカード ) の LINE OUT と電子ピアノや外部 MIDI 音源の LINE OUT をすべてミキサーに接続して、そこからヘッドホンやスピーカーに接続すれば OK です。
LINE OUT
LINE IN
LINE OUT
LINE IN
準備編
W i n d o w s X P や W i n d o w s 2 0 0 0 をお 使 い の 場 合 は、 Administrator( コンピュータの管理者 ) でログインしてください。
お使いのパソコンに「ピアノマスター」をインストールする手順を説明します。
インストール
1
「ピアノマスター」の CD-ROM を、パソコンの CD-ROM ドライブに挿入すると、自動的に「KAWAI ピアノマスター 1.0 インストール
CD」プログラムが起動します。
ボタンをクリックしてください。
自動的にこのプログラムが起動しない場合は、
「 マイコンピュータ」 の CD-ROM ドライブを開いて、
「AutoCD」プログラムをダブルクリックして起動させてください。
次へ (N) >
この画面が表示される前に、 お使いの OS によって
2 「KAWAI ピアノマスター 1.0 - InstallShield ウィザード」が表示さ
は再起動を促されることがあります。 その場合は、指示に従ってパソコンを再起動してください。
れます。
をクリックしてください。
シリアル番号は、 半角のアルファベット大文字 (ABCDなど ) と数字の組み合わせです。 アルファベット小文字 (abcd など ) は使用できませんので注意してください。
「ソフトウェア使用許諾契約書」が表示されます。ソフトウェアの著作権や使用上の注意事項が記載されていますので、必ずお読みください。条項に同意される場合はインストールを続行できます。[ 使用許諾契約の条項に同意します (A)] をクリックして選択し、次へ (N) > をクリックしてください。
準備編
「ユーザ情報」のダイアログが表示されます。ユーザ名、所属 ( 任意 )およびシリアル番号を入力してください。シリアル番号はこのユーザーズマニュアルの裏表紙にシールで貼りつけてあります。
大文字 は、 Caps Lock をオンにするか、 [Shift] キーを押したままタイプして入力します。
シリアル番号を入力したら、
次へ (N) >
をクリックしてください。
3
4
次へ (N) >
インストールするドライブを
「セットアップタイプ」を選択するダイアログが表示されます。通常
準備編
5
標準とは別の場所に指定したい場合や、 インストール先に十分な余裕がないためにインストールするファイルを一部制限したい場合は、 [ カスタム (S)] を選択してください。
はこのまま、[ すべて (C)] を選択して、さい。
をクリックしてくだ
6 以上でインストールの準備が整いました。 インストール (I) をクリックしてください。
この後、 お使いのパソコンに QuickTime5.0 以上がインストールされていない場合、 次のステップ⑦ 「QuickTime5.0 のインストール」 が表示されます。 すでにインストールされている環境では、 ステップ⑧ 「インストールの完了」 へ進みます。
準備編
「ピアノマスター」では、指くぐりなどの奏法についてわかりやすく説明するために、ムービーを使った楽典ヘルプが用意されています。このムービーを再生するために QuickTime を使用します。お使いのパソコンに QuickTime5.0 以上がインストールされていない場合、次のような「QuickTime5.0 のインストール」ダイアログが表示されま
はい (Y)
す。 をクリックしてください。
「QuickTime5.0」 の イ ンストーラを実行する と、 QuickTime の 各 種 設 定画面が表示されます。 ピアノマスターのムービーを利用するためには、 「最小構成」 を選択し、 デフォルトの設定のままインストールすれば OK です。詳しくは、 QuickTime のインストーラの画面の説明をよくお読みください。
インストールが完了すると次のようなダイアログが表示されます。
完了 (F)
をクリックしてください。
7
8
「ピアノマスター」のユーザー登録はインターネット経由でオンラインで
準備編
行います。
ユーザー登録の方法については、3-8「. ネット」の「オンライン登録」(p.92)
で解説されています。次章「入門編」で「ピアノマスター」の基本的な設定と使い方をマスターしたら、ユーザー登録を行ってください。
入門編
本書で は、 WindowsXPでの操作を例にとり説明していきます。 右の起 動 方 法 に つ い て は Windows98/Me や 2000の場合、 [ スタート ] ボタンをクリックして [ プログラム ] の中から選択して起動します。
Windows の [ スタート ] をクリックして、[ すべてのプログラム ] の中から「KAWAI ピアノマスター」を選択し、「ピアノマスター」をクリックしてください。
「ピアノマスター」が起動し、下のようなオープニング画面が表示されます。
初めてピアノマスターを起動したときは、次のようなメッセージが表示されます。
入門編
O K
をクリックすると、 ピアノマスターのメニュー画面が表示されます。
「ピアノマスター」 の各画面の下方には、 このようにさまざまな操作を実行するための 「アイコンボタン」 が並んでいます。 マウスでクリックすると、 その機能を実行することができます。
「ピアノマスター」は、レッスンする曲の選曲や進行状況、レッスンの仕方の設定などを個人別に管理できる仕組みになっています。そのため、最初に使用者 ( ユーザー ) を追加して、そのユーザーの基本設定をしなくてはなりません。
アイコンボタンの中から [ 設定 ] ボタンをクリックして、ユーザーの設定を行いましょう。
初めて「設定」を実行すると、次のようなメッセージが表示されて自動的
O K
にユーザーが追加されます。 をクリックしてください。
入門編
ここで自動的に追加される 「ユーザー名」 は、 Windows の使用者名として設定されている名前が使われます。 このユーザー名を変更したい場合は、 後で 「ユーザーのプロパティ」を開いて設定してください。 ユーザーの設定の詳細については 3-4. 「設定」 の 「ユーザーを追加する」 (p.52) を参照してください。
「MIDI 機 器 の 設 定 ウ ィザード」 が自動的に表示されるのは、 「ピアノマスター」 をインストールして初めて [ 設定 ] を実行したときだけです。 自動的に表示されなかったときは、 設定画面の [MIDI 機器設定ウィザード ] ボタンをクリックしてください。
● MIDI 機器の設定
1
さて、初めての設定で上のように自動的にユーザーが追加された後、
今度は「MIDI 機器の設定ウィザード」が自動的に起動します。
「MIDI 機器の設定ウィザード」では、パソコンに接続された鍵盤楽器とのインターフェイスドライバや、お手本や伴奏などを演奏する MIDI デバイスのドライバなどを選択したり、鍵盤楽器のサイズやペダルの有無などを対話形式で設定します。
次へ (N) >
をクリックして、 ウィザードの 2/5( ウィザードが全部で 5 ページあるうちの 2 ページ目という意味です ) に進んでください。
MIDI 機器の設定を行うためには、 1-1. 「鍵盤楽器とパソコンの接続」 (p.4) の手順に従って鍵盤楽器が正しく接続されており、 必要なデバイスドライバがインストールされている必要があります。
2
「MIDI 機器の設定ウィザード (2/5) 鍵盤入力」では、鍵盤楽器からパソコンへの入力デバイスを設定します。
入門編
どのデバイスを選択しても、鍵の色が変わらない場合は、
◆鍵盤楽器の電源は入っているか
◆鍵盤楽器とパソコンが正しく接続されているか
◆ MIDI デバイスドライバは正しくインストールされているか
を確認してください。 ( → p.4 参照 )
パソコンに接続された鍵盤楽器を弾くと、弾いた鍵に対応する鍵の色が変わります。
入力デバイスを変更するにはこのボタンをクリックしてから選択します。
次へ (N) >
正しく接続できたら をクリックしてください。
3
「MIDI 機器の設定ウィザード (3/5) 楽音出力」では、パソコンが演奏
するお手本や伴奏に使用する出力デバイスを選択します。
次へ (N) >
正しく接続できたら をクリックしてください。
4
「MIDI 機器の設定ウィザード (4/5) 鍵盤楽器のタイプ」では、鍵盤楽器の鍵の数 ( スケール ) やペダルの有無を設定します。
入門編
次へ (N) >
正しく接続できたら をクリックしてください。
完了
5
これで MIDI 機器の設定は完了です。
器の設定ウィザード」 を閉じてください。
をクリックして、 「MIDI 機
6
以上で、「ピアノマスター」を使うための基本的な設定が整いました。設定画面の下にある [ メニュー ] アイコンボタンをクリックしてメニュー画面に戻りましょう。
ここをクリックしてメニューに戻ります。
さて、前ページまでの操作で基本的な設定が完了しましたが、これからレッスンする曲をまだ選択していませんね。
O K
レッスンする曲が 1 つも選曲されていないときにメニュー画面を表示さ
せると、このようなメッセージが表示されます。
ください。
[ 選曲 ] アイコンボタンをクリックして選曲画面に進みましょう。
をクリックして
入門編
インストール後初めて選曲画面を表示させたときには、 選曲の手順を説明するダイアログボックスが表示されます。
選曲画面は下図のようになっています。上半分には選曲できる曲のリストが、下半分にはあなたがレッスンのために選曲した曲のリストが表示されます。まだ 1 曲も選曲していないので、下の [ マイレッスン曲集 ] の欄には何も表示されていないはずです。
これより先、「入門編」 では 「きらきら星」 を実際に選曲してレッスンの流れを体験することで、ピアノマスターの基本的な操作方法を解説していきます。 そのために、 以下の手順に従って
「きらきら星」 を選曲して、 また手順どおりにレッスン曲のプロパティの設定を行ってください。
追加
1 [ レッスン曲集ソース ] のリストの中から「きらきら星」をクリック
リストのレッスン曲は、 難易度順に並んでいます。
入門編
「きらきら星」 は、 難易度が 「低い」 の中にあります。リスト右側のスクロールバーでリストをスクロールさせて探してください。
して選択し、
をクリックしてください。
2
インストール後初めてレッスン曲を追加したときには、次のような
「レッスン曲設定ウィザード」が表示されます。選曲したレッスン曲は、右手だけで練習するのか両手で練習するのか、運指などを表示するかどうかなどを曲別に設定することができます。 このウィザードでは、レッスン曲ごとのこれらの設定を対話形式でおこなうものです。
次へ (N) >
をクリックしてください。
「レッスン曲設定ウィザード」の最初は「レッスンクラス」を設定し
次へ (N) >
ます。「右手マスター」を選択して をクリックしてください。
入門編
以下同様に、「きらきら星」のレッスン方法を決定していきます。ウィザードの各ページの説明をよく読んで、ここでは規定の設定を変更し
次へ (N) >
ないでそのまま をクリックして最終ページまで進めてください。
完了
最終ページで をクリックすると、 次のような 「レッスン曲のプロ
パティ」 ダイアログボックスが表示されます。
O K
をクリックすると、 [ マイレッスン曲集 ] に 「きらきら星」 が追加
されます。
3
4
5
さて、 2-1. 「ピアノマスターを起動しよう」 の手順を終えたら、 いよいよ 「きらきら星」 のレッスンを開始できます。 でも、 その前に 「ピアノマスター」 のレッスンがどのようなコンセプトで構成されているのかを簡単に紹介しておきましょう。 この見開きページの間は、 マウスから手を離してじっくりと読んでください。
入門編
● ユニット ~ 楽曲を分割
「ピアノマスター」では、レッスン曲を何種類かの「ユニット」という単位で楽曲を分割してレッスンを進めていくようになっています。ユニットは、音符ずつという最小の単位で分割されたものから、小節単位やフレーズ単位で分割されたもの、そして最大の単位が楽曲全体というように、いくつかの種類が使われています。
「フレーズ」 というユニット
「モチーフ」 というユニット 「モチーフ」 というユニット
イ
ロ
最小のユニット 「トーン」
例えば添付曲の「きらきら星」は、上図のようなユニットに分割されてい ます。レッスンは、その進度 (「グレード」と呼びます ) に対応して設定 されたユニット別に行う仕組みになっています。「きらきら星」の場合、最初は 1 音ずつ練習することができ、グレードが上がると「モチーフ」単位、次に「フレーズ」単位という順番でレッスンできます。また、上図のイ とロのように同じ繰り返しのユニットがあった場合、イが合格したらロ も同時に合格するようになっていて、効率的に進めることができます。
すべてのレッスン曲は、グレードⅤからグレードⅠまでの 5 段階の「グレー ド」でレッスンできるようになっています。易しいグレードほど、ユニッ トのサイズが小さく、テンポがゆっくりに設定され、グレードテストの合 格基準も甘くなっています。グレードが進むと、より大きなユニット単位、より速いテンポ、より厳しい合格基準になります。
● レッスンクラス ~ 両手でも片手でも
「ペダルマスター」 はペダル情報データのないレッスン曲では選択することができません。
「グレード」の考え方とは別に、「レッスンクラス」という分け方でレッ スンする人のレベルに合わせたレッスン方法が設定できるようになって います。「ピアノマスター」には、次の 5 つのクラスが用意されています。
入門編
◆リズムマスター
◆右手マスター
◆左手マスター
◆両手マスター
◆ペダルマスター
「右手マスター」「左手マスター」「両手マスター」は、それぞれ右手だけ、左手だけ、両手でレッスンするクラスです。「リズムマスター」は、ま ずレッスン曲のリズムをつかむために、音の高さ ( 鍵盤の位置 ) に関係 なくレッスンするクラスです。「ペダルマスター」は、ペダル情報のあ るレッスン曲を練習する際に、ペダルを踏むタイミングも評価するクラ スです。クラスの設定はレッスン曲ごとに設定でき、レッスンの進度は そのレッスン曲のクラス別に管理されます。まず右手マスターでグレー ドⅠまで合格したら、次は両手マスターでグレードⅤからスタートする という進め方も、右手マスターで半分練習したら次に両手マスターで練 習するという進め方もできるようになっています。
● その他の便利な仕組み
ここにあげた以外にも便利な仕組みがいくつかあります。各ユニットの練習を「トレーニング→リハーサル→グレードテスト」という順番で進める
「エクササイズ」の仕組みや、効率よいレッスンの進行をコンピュータが進めてくれる「オートレッスン」と、自分の練習したいユニットやグレードを集中してレッスンする「セルフレッスン」とが選択できる仕組みなどです。これらの仕組みについては、この後の 2-3.「きらきら星をレッスンしてみよう」や「機能編」の各ページで少しずつ紹介していきます。
それではいよいよ「きらきら星」のレッスンを始めましょう。27 ページまでの手順で、「きらきら星」が [ マイレッスン曲集 ] に追加されているはずです。まず、これからレッスンする「きらきら星」の設定についてもう一度確認しておきます。[ マイレッスン曲集 ] のリストにある「きらき
入門編
プロパティ
ら星」をクリックして選択し、 をクリックしてください。
O K
「レッスン曲のプロパティ」ダイアログボックスに「きらきら星」のプロパティが表示されます。[ レッスン方法 ] が、「オートレッスン」「右手マスター」「ピアノロールビュー」「50%」になっており、その下の [ 運指表示 ] ~ [ アドバイス表示 ] のすべてに 🗸 がついていることを確認したら
をクリックしてダイアログボックスを閉じてください。
「きらきら星」のレッスンを始める前に、この曲がどんな曲なのか、またレッスンする上でのポイントは何か見ることにしましょう。
入門編
選曲画面の [ 試聴 ] ボタンをクリックすると、試聴画面が表示されます。
「きらきら星」の試聴を選ぶと、この曲をレッスンする上でのxxxxxが最初に表示されます。これを読んで、レッスンするポイントをつかんだ
閉じる
ら をクリックして「ガイダンス」ダイアログボックスを閉じ、
試聴してみましょう。[ 模範再生] ボタンをクリックすると、「きらきら星」
のお手本が演奏されます。
演奏を聴いたら、[ 閉じる ] ボタンをクリックして、再度「選曲」画面に
戻ります。そして、いよいよ「きらきら星」のレッスン開始です。
以下の説明は、 実際の操作をしながら読み進めていただきます。 オートレッスンでは画面が自動的に切り替わっていくので、 説明を読んでいる間に画面が切り替わってしまうと困りま
すね。 パソコンのキーボードの F7 キーを押すと、 進行を一時停止 (PAUSE) することができます。 たとえば、 次の [ レッスン ] ボタンをクリックした後も、 F7 キーを押して 「ユニット再生」画面をPAUSE させて読んでください。 PAUSE から解除するときはもう一度 F7 キーを押します。
入門編
選曲画面の [ レッスン ] ボタンをクリックすると、xxxxが始まります。
「オートレッスン」では、ユーザーが特別な操作をしなくてもどんどん自動的にレッスンが進んで行きます。レッスンを開始すると、次の「ユニット再生」が即座に始まります。
●「ユニット再生」でこれから練習するユニットを聴いてみる
「きらきら星」 は、 6 つの
「モチーフ」 というユニットに分割されています。 始めに、 モチーフ 1 の練習を行います。 画面では、この練習がグレードⅤのモチーフ 1 であることを示しています。
これから練習するユニットが白い枠で囲まれて表示されます。
「ユニット再生」画面では、これから練習するユニットをコンピュータが演奏します。ここで、これから自分が弾くユニットの雰囲気をつかんでおきましょう。
ユニットの再生が終わると、次の画面に自動的に進みます。
すべてのレッスン曲で 1 音ずつレッスンするわけではありません。 添付曲集の場合各レッスン曲に設定された難易度がやさしい曲では 1 音ずつですが、
通常は 1 小節ずつの繰り返しになっています。 詳しくは、 3-6. 「レッスンメニュー」 の 「ユニット分割の編集」 (p.80) を参照してください。
MIDI の出力機器を電子ピアノにしている場合、 メトロノームの音がピアノの低音で鳴ることがあります。くわしくは p.101 を参照してください。
正しい音を弾くと、 画面がスクロールします。
「ピアノマスター」では、「きらきら星」のようなやさしいレッスン曲を選択した場合、はじめに 1 音ずつコンピュータが弾く位置を指示してくれるようになっています。
入門編
あなたが弾く音は濃く表示されたエリアに表示されます。
このように薄く表示されたエリアは、 コンピュータが弾く音を表しています。
鍵盤の弾く位置や指の位置 ( 運指 ) が表示されます。
はじめにメトロノームの音で、カウントダウンが始まり、続いてコンピュー タがお手本として最初の「ド」の音を弾いてくれます。あなたは、コンピュー タのお手本に続いて「ド」の音を弾いてください。あなたが弾くタイミン グは、画面中央のカウントダウンの数字①が描画されて「消えた瞬間」です。
あなたが正しく「ド」の音を弾いたら、画面は次の楽音を表示し、タイミングよく次のお手本 ( 次もまた「ド」ですね ) を弾きます。先ほどと同じように、カウントダウンのタイミングを見て弾いてください。このようにして、モチーフ 1 の楽音を 1 音ずつコンピュータにまねて弾くと、続けてこのモチーフを通してコンピュータがお手本を示します。この流れを図にすると次のようになります。( がお手本 があなたが弾く音です。)
ラ
ソ
ソ
ド
ド
ド ド ソ ソ ラ
ラ
ドドソソララソー
ソー
ラ ソー ドドソソララソー
最後の音を弾き終わると、自動的に次の画面に進みます。
「きらきら星」の最初のユニットのトレーニングが終わると、下図のようにその結果が表示されます。( 約 15 秒経過すると次の画面に進むので、
F7 キーを押して PAUSE してご覧ください。)
入門編
真ん中に表示された大きなアルファベットは、あなたの演奏の成績を 9段階の「ランク」で表示したものです。SSS が最も正確な演奏で、ついで SS,S と続き、A,B,C,D,E,F の順となります。グレードに応じて、次の練習に進める基準のランクが決められています。それに合格したら、次の練習に自動的に進みます。
[ もう一度 ] ボタン
[ スキップ ] ボタン [ リピートモード ] ボタン
結果に満足がいかない場合や、もう一度このトレーニングを繰り返したい ときは画面下の[ もう一度] ボタンをクリックしてください。[ スキップ] ボタンをクリックするか、この画面で 15 秒経過すると次の画面に進みます。
また、何度も [ もう一度 ] ボタンを押すのが面倒な場合や、何度も同じトレーニングを繰り返したい場合は [ リピートモード ] ボタンを押しておくと便利です。[ リピートモード ] ボタンはもう一度クリックして解除するまで現在のユニットのレッスンをずっと繰り返します。
モチーフ 1 のトレーニングが終わったら、今度はモチーフ 1 の「リハーサル」に進みます。
ここで、 「ピアノマスター」 のレッスンの流れを簡単に説明しておきましょう。 選択したレッスン曲の練習は 「グレード」 ごとに割り当てられた 「ユニット」 単位で練習することは、 p.28 でも説明しました。 その各グレードの各ユニットのレッスンは、「ユニット再生」 → 「エクササイズ」
→ 「リザルト ( 結果の表示画面 )」 という順番で進行するようになっています。
入門編
「エクササイズ」 が練習の本体部分になります。 この 「エクササイズ」 は 「トレーニング」
「リハーサル」 「グレードテスト」 という 3 段階で構成されています。 オートレッスンの場合、
トレーニング
トレーニングの前のユニット再生
グレードⅤの各ユニットのレッスンは →
グレードテストの前のユニット再生
トレーニングのリザルト
リハーサルのリザルト
リハーサルの前のユニット再生
リハーサル
→ → → →
グレードテスト
→ → →
グレートテストのリザルト
の順に進行します。 そして、 グレードテストに合格したら、 次のユニットのレッスンに進みます。
下図は「リハーサル」の「ユニット再生」の画面です。先ほどの「トレーニングのユニット再生」と基本的には同じ画面、同じ操作ですが、ユニットの白い枠の中に、トレーニングの結果 ( ランク ) が表示されています。
このユニットのトレーニングがランク F で合格したことを表します。
「リハーサルのユニット再生」が終わると、「リハーサルのエクササイズ」の画面に切り替わります。今度は、コンピュータがお手本を弾きません。カウントダウンに続けてテンポよく弾いてください。
入門編
この線が楽音の下端に来て止まったタイミング
で弾くと好成績が得られます。
「リハーサル」を弾き終わると、「リハーサルのリザルト」が表示されます。グレードⅤの場合、リハーサルはランク E 以上で合格となります。リハー サルで失格すると、合格するまでリハーサルを繰り返します。合格したら、いよいよ次の「グレードテスト」に進みます。
モチーフ 1 のリハーサルに合格したら、いよいよ「グレードテスト」です。
「グレードテスト」でもこれまで同様に「ユニット再生」が行われ、続いてエクササイズ画面に進みます。
入門編
「グレードテスト」のエクササイズ画面は、リハーサルのものとは少し違っています。背景が少しシンプルになり、右下に演奏の良し悪しを表示するインジケータが現れます。
鍵盤を弾くタイミングの良さややミスタッチの量などによってピンクのランプが左右に移動します。 一番左に達すると即失格となります。
グレードⅤのグレードテストに合格するためには、ランク E 以上の成績をあげる必要があります。グレードⅤでは、鍵盤を弾くタイミングとミスタッチ、そしてユニットを通してのテンポが評価されます。リハーサルのときと同じように、黄色いラインが一番下に達するのに合わせてジャストのタイミングで弾きましょう。このタイミングがピタリのときには、弾いた楽音のところに Perfect! と表示されます。ある程度いいタイミングのときは Good、あまりにタイミングが悪いときやミスタッチをすると Badと表示されます。
「グレードテスト」を弾き終えると、「グレードテストのリザルト」画面が
表示されます。
入門編
「グレードテスト」では評価項目ごとに得点が加算されて、総合点によってランクが決定され、一定のランクに達したら合格するようになっています。合格すると、表彰状が表示され、モチーフ 1 を見事マスターしたことになります。
「きらきら星」をオートレッスンで練習している場合、モチーフ 1 のグレー
ドテストに合格したら、今度はモチーフ 2 のレッスンに進みます。モチー
フ 2 の最初の「ユニット再生」画面は下図のようになっています。
これから練習するモチーフが全 6 モチーフある
入門編
うちのモチーフ 2 であることを表示しています。
これから練習するモチーフが白い枠で囲まれて表示されます。
先ほど練習したモチーフ 1 の結果です。 真ん中に青い色で色分けされているユニットは、 グレードテストに合格していることを現します。
モチーフ 2 のレッスンも、p.33 ~ p.38 のモチーフ 1 のレッスンと同様 の手順で、「トレーニング」→「リハーサル」→「グレードテスト」の 各エクササイズを行ってください。モチーフ 2 のグレードテストに合 格したら、次ページから説明する「グレードⅣの練習」へ進んでください。
「きらきら星」はモチーフ 1 とモチーフ 2 が合わさって 1 つの「フレーズ」を構成しています (p.28 参照 )。オートレッスンではこのような場合、モチーフ 2 に合格したら、自動的にグレードⅣにグレードが進み、フレー
ズ 1 のレッスンを行うようになっています。
入門編
これから練習するグレードⅣのフレーズ 1 が白い枠で囲まれて表示されます。
グレードⅣになると、「トレーニング」は省略されて「リハーサル」からスタートします。これは、フレーズ 1 を構成するモチーフ 1 とモチーフ 2のトレーニングがグレードⅤで十分トレーニングされているからです。でも、もしリハーサルに合格しなかった場合、自動的に「トレーニング」に戻されてしまいます。グレードⅣのトレーニングは、グレードⅤのトレーニングと少し違います。グレードⅤではコンピュータがはじめに 1 音ず
つお手本を弾いてくれましたが、今度は 1 モチーフずつお手本が弾かれ、次にフレーズ全体のお手本が弾かれます。p.33 の図にならってその流れを表すと次のようになります。
フレーズ 1
モチーフ 2
モチーフ 1
モチーフ 1 モチーフ 2
フレーズ 1
入門編
* きらきら星のような難易度のやさしい曲では 1 音単位ですが、 通常は
1 小節単位です。
グレードⅣの合格ラインはランクD 以上と、少し厳しくなります。「リハーサル」に合格したら、自動的に「グレードテスト」に進みます。このように、グレードⅣとグレードⅤのレッスンは基本的には同じように進行しますが、いくつかの違いがあります。その違いを整理しておきましょう。
グレードⅤ | グレードⅣ | |
ユニットの単位 | モチーフ | フレーズ |
開始エクササイズ | トレーニング | リハーサル |
合格基準 | ランク E | ランク D |
トレーニングの最小単位 | 1 音ずつ * | 1 モチーフずつ |
テンポ | 曲のプロパティで設定された開始テンポ | 少し速くなります |
以上の基本的な操作手順をある程度マスターしたら、 「きらきら星」 をオートレッスンの流れに従ってしばらくレッスンしてみてください。 もちろんグレードⅠまですべて合格したら文句なしですが、 なかなか最後まで行かない場合も適当なところまでレッスンしてみて次のページ
へ進んでください。 次ページから、 「きらきら星」 のレッスンの流れが全体としてどのように構成されているかをまとめてあります。
「きらきら星」のグレードごとのユニットの構成は下図のようになっています。この図は、ユニット再生画面に表示される右側のユニットの図と同じイメージです。
1
1
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
1
モチーフ 1
フレーズ 1
モチーフ 2
モチーフ 3
モチーフ 4
モチーフ 5
フレーズ 3
モチーフ 6
�|Y��h
�.|fG9
f���5
入門編
フレーズ 2
グレード
オートレッスンでは、グレードⅤの最初のユニットである「モチーフ 1」からスタートし、このユニットに合格すると「モチーフ 2」へ進み、次にグレードⅣの「フレーズ 1」に進みます。そして、「フレーズ 1」に合格したら、今度はグレードⅤの「モチーフ 3」へ進みます。
ここで、p.28 で説明したように、「モチーフ 3」と「モチーフ 4」は全く同じユニットです。そのため、「モチーフ 3」に合格すると「モチーフ 4」も自動的に合格となり、そのままグレードⅣの「フレーズ 2」に進みます。
ところで、「きらきら星」の場合、モチーフ 1、2 とモチーフ 5、6 が全く同じであること、つまり「フレーズ 1」と「フレーズ 3」が同じであることにお気づきでしょうか。そのため、グレードⅣの「フレーズ 1」に合格すれば、「フレーズ 3」も自動的に合格します。
したがって、グレードⅣの「フレーズ 2」を合格すれば、グレードⅣの全
ユニットは合格したことになり、次にグレードⅢ→グレードⅡ→グレード
Ⅰと進んでいく仕組みになっています。
グレードと評価項目の関係は p.87 を参照してください。
なお、グレードが上がると合格基準がより厳しくなり、テンポも少しずつ 速くなっていきます。グレードⅠでは、レッスン曲の本来のテンポでかな り正確に弾かないと合格することができません。また、グレードⅢからは、評価される項目も増えてきます。
「きらきら星」 はうまくマスターできましたか?前節まででは、 指定の曲 ( きらきら星 ) を指定の設定でオートレッスンすることだけを説明してきました。 「ピアノマスター」 には、 ここまでに紹介できなかった機能が他にもいろいろあります。 あなたにピッタリの方法でより効果的にレッスンを進めるために、 この節ではその他の便利な機能や設定について紹介します。各機能の詳細な説明については、 第 3 章 「機能編」 を参照してください。
入門編
● 自分に合った設定と選曲をしよう
「ピアノマスター」には、全部で 100 曲のレッスン曲があらかじめ添付されています。これらの添付レッスン曲には、難易度が入門者向けの「とても低い」から、ある程度弾ける人のための「とても高い」まで、7 段階のレベル分けがされています。選曲画面で、自分に合った曲かどうかをまず
「試聴」してみて判断してください。
「レッスン曲のプロパティ」
→ p.59
「ユーザーのプロパティ」
→ p.53
また、少々難しい曲でも「右手だけ」マスターしたり、テンポを十分落としたトレーニングから開始することもできます。このような設定は選曲画面でマイレッスン曲集に追加した後、「レッスン曲のプロパティ」で変更することができます。
さらに、常にトレーニングを省略したり、ユニット再生を常に省略したりして、レッスンをサクサクと進めることもできます。そんなせっかち派の方は、設定画面の「ユーザーのプロパティ」を使ってこれらの設定を行うことができます。
● オートレッスンとセルフレッスン
「レッスンメニュー」 → p.78
前節の「きらきら星をレッスンしてみよう」では、「オートレッスン」での練習の仕方を説明しました。しかし、レッスン曲の特定のユニットを重点的に練習したいときや、いきなりグレードⅠのグレードテストからチャレンジしてみて、ダメならその下のグレードからレッスンするというような使い方をしたいときは、「セルフレッスン」でレッスンすると便利です。
「セルフレッスン」に設定するには、選曲画面の「レッスン曲のプロパティ」で「セルフレッスン」を選択するか、「レッスンメニュー」画面で「レッスンモード」を「セルフレッスン」に切り替えます。
レッスン中の画面の楽音の表示方法は、前節「きらきら星をレッスンして みよう」で行ったような楽音が縦にスクロールする「ピアノロールビュー」のほかに、通常の楽譜と同じ形式で表示する「楽譜ビュー」も選択できま す。ある程度楽譜が読める人なら、こちらの方がレッスンしやすいかもし れません。例えば♯や♭の少ない曲では「楽譜ビュー」で練習し、難しい 調の曲では「ピアノロールビュー」で練習するといった使い分けもできます。
入門編
ビューの切り替えボタン
「楽譜ビュー」と「ピアノロールビュー」の切り替えは、レッスン中いつでも行えます。[ ビュー ] ボタンをクリックするか、 F3 キーを押すと即座に切り替わります。
ここまで紹介した以外にも、「ピアノマスター」には多くの便利な機能があります。たとえば次のようなものです。
■運指、 指番号、 階名、 アドバイス表示
「指番号の編集」 → p.76
「アドバイス表示」 → p.58
「詳細」 → p.87
「楽譜の印刷」 → p.74
ピアノを弾くときの、指番号やドレミの階名をピアノロールビューの楽音や楽譜ビューの音符に表示したり、指くぐりなどの運指のアニメーションを表示したりすることができます。 また、指くぐりのような特殊な奏法については「アドバイス表示」 の機能を使って、 ムービーによるわかりやすい説明を見ることもできます。
入門編
■リザルト画面での詳細表示
各レッスンのリザルト画面では、 評価の項目別に結果が表示されます。 このとき、
「詳細」 を表示させると、 その項目別に具体的にどこが問題だったのかを詳細に確認することができます。 例えば、 音を弾くタイミング ( オンタイミング ) の場合は 「早すぎた音」 や 「遅すぎた音」 を確認したり、 ミスタッチではどの音を間違えたのかを一つ一つ確認できます。 こうして、 自分の弱点を探して次のレッスンへつなげることによってより確実に弾けるようになるのです。
■ピアノロールや楽譜をプリントアウトしてどこでもレッスン
レッスン曲のピアノロールや楽譜はプリンタで印刷することができます。 いつも練習している画面と同じですから、 持ち歩いてシャドーレッスンしたり、 ピアノの譜面台に置いて座って練習することもできます。
「ピアノマスター」では、添付の 100 曲以外にも自分で弾きたい曲を練習するための機能が用意されています。「レッスン曲のインポート」「歌本からの作成」「インターネットからのダウンロード」の機能です。
「e スコア楽譜ファイルからのインポート」 → p.62
入門編
「SMF ファイルからのインポート」 → p.65
「歌本によるレッスン曲の作成」 → p.69
「インターネットからのダウンロード」 → p.73
■レッスン曲のインポート
KAWAI の「スコアメーカー」や「音楽帳」で作成した楽譜ファイルや、インターネット上で入手できる「e スコアファイル」をインポートしてマイレッスン曲に追加することができます。また、世界標準の MIDI 演奏データ形式である SMF ファイルをインポートしてレッスンすることもできます。「レッスン曲のインポート」は選曲画面で行います。
■歌本からの作成
カラオケ用に市販されている歌本のスタイルで、歌詞とコードネームを入力してレッスン曲に変換することで、その曲の伴奏をレッスンすることができます。「歌本からの作成」 は選曲画面で行います。
■ダウンロード
インターネットに接続されていれば、専用サイトからレッスン曲をダウンロードすることもできます。
● インターネットとピアノマスター
「ネット」 → p.90
「ピアノマスター」はインターネットに接続されることにより、さらにそ の魅力が追加できるようになっています。ユーザーの皆さんからのレッス ン曲の「リクエスト」機能や、添付レッスン曲ごとの最高得点を競う「ラ ンキング」の機能、「掲示板」などのサポート機能などです。ネット機能には、今後も便利な機能が追加されていく予定です。
「ピアノマスター」の各画面の構成は下図のようになっています。
起動
ログイン (p.49)
注 1
終了
メニュー (p.50)
注 1
レッスン
(p.81)
注 2
詳細
(p.87)
試聴 (p.57)
指番号編集 (p.76)
印刷 (p.74)
リザルト (p.86)
エクササイズ (p.83)
選曲 (p.56)
ユニット再生 (p.83)
設定 (p.52)
レッスンメニュー (p.78)
ネット (p.90)
機能編
複数のユーザーで使用している場合に限って 「ログイン」 画面が表示されます。 ユーザーが一人のときは、 起動すると直接
「メニュー」 画面が表示されます。
注 2
レッスンモードが 「セルフレッスン」 のときは 「レッスンメニュー」 画面へ、
「オートレッスン」 のときはレッスンの 「ユニット再生」画面へ進みます。
複数のユーザーで使用している場合、「ピアノマスター」を起動すると「ログイン」画面が表示されます。
機能編
ここをクリックして、 ログインするユーザーを選択してください。
[ 終了 ] ボタン
ここに、 ユーザー名が表示されます。
[ メニュー ] ボタン
[ メニュー ] ボタンをクリックすると、選択したユーザーでログインして
「メニュー」画面に進みます。
[ 終了 ] ボタンをクリックすると、「ピアノマスター」を終了します。
[ ヘルプ ] ボタンをクリックすると、「ログイン」画面に関する「使い方ヘルプ」画面を表示します。
「ピアノマスター」 の各画面の下部にはこれらのアイコンボタンが並んでおり、いつも [ ヘルプ ]ボタンが表示されています。 各画面の[ ヘルプ ] ボタンをクリックするとその画面に関する「使い方ヘルプ」 を参照することができます。 「機能編」 では、 次ページ以降の各画面のアイコンボタンに関する説明のうち [ ヘルプ ] ボタンについての説明は省略します。 なお、 「使い方ヘルプ」 での操作については p.93 を参照してください。
「メニュー」画面は、「ピアノマスター」のトップメニューを表示します。これからレッスンする曲の情報が表示され、「ネット」「設定」「選曲」「レッスン」の各画面へ進むことができます。
● メニュー画面の説明と操作
「メニュー」画面は、大きく分けて「レッスン情報の表示部分」「日記」「アイコンボタン」の 3 つのエリアで構成されています。
機能編
ログインしているユーザー名と、 これからレッスンする曲の情報が表示されています。
日記( 次ページ参照)
これらのボタンをクリックして、 各画面へ進みます。
[ ネット ] ボタンをクリックすると、「ネット」画面に進みます。( → p.90)
[ 設定 ] ボタンをクリックすると、ユーザー設定や MIDI 機器の設定を行
う「設定」画面に進みます。( → p.52)
[ 選曲 ] ボタンをクリックすると、レッスン曲を選択したり、レッスン曲の試聴・設定・編集・印刷を行う「選曲」画面に進みます。( → p.56)
アイコンボタンとは別に、画面上部に
「選曲」と文字で表示されたボタンもあります。これをクリックしても、「選曲」画面に進むことができます。
「レッスンモード」が「セルフレッスン」の場合は、[ レッスンメニュー ]ボタンが表示され、クリックすると「レッスンメニュー」画面 ( → p.78)に進みます。「オートレッスン」の場合は [ レッスン ] ボタンが表示され、クリックすると「レッスン」画面 ( → p.81) へ進みます。
アイコンボタンとは別に、画面上部に 「レッスンメニュー」 または 「レッスン」 と文字で表示されたボタンもあります。 これをクリックしても、 同じことができます。
[ 終了 ] ボタンをクリックすると、「ピアノマスター」を終了します。
機能編
● 日記
「今日からいよいよ両手マスターにチャレンジ開始!」とか、「どうも今日はフレーズ 2 の左手がうまく弾けない」などと、レッスンの経過を日記に書きとめていくと、あとで自分の上達具合が実感できて便利です。
日記は、ユーザー別に管理されます。自由な形式で書き込んで上手に活用
しましょう。
一つ次の日記を表示します。
一つ前の日記を表示します。
このエリアに自由に書き込んでください。
「設定」画面では、ユーザーの設定と環境の設定を行います。
機能編
「メニュー」 画面に戻ります。
● ユーザーを追加する
「ピアノマスター」は、家族みんなで楽しめるように、ユーザー別にレッスン曲の設定やレッスンの進度を管理することができます。ユーザーの追加は以下の手順で行います。
追 加
1 [ ユーザー設定 ] の ボタ
ンをクリックします。すると、ユー
ザーが自動的に追加され、「ユーザーのプロパティ」ダイアログボックスが開きます。
O K
2 [ ユーザー名 ] の欄に追加するユー
ザーの名前を入力して、 ボ
タンをクリックしてください。
各ユーザーごとに、レッスンの進行の基本的な設定を行ったり、画面の表示や音量のバランスを設定することができます。
プロパティ
1 [ ユーザーリスト ] 中の設定したいユーザーをクリックして選択し、
[ ユーザー設定 ] の ボタンをクリックすると、そのユー
ザーの「ユーザーのプロパティ」ダイアログボックスが開きます。
「ツールヒント」 はアイコンボタンなどにマウスポインタを合わせると、 そのボタンの説明をポップアップして表示してくれる機能です。
「ピアノマスター」 を使い始めのころは、 アイコンボタンの意味、 画面の説明、レッスン時の画面の見方などを教えてくれる、 この 「ヒント」 表示はオンにしておきましょう。
*[ 演奏に追従して評価する ] がオンのとき、 場合によっては評価場所が誤って飛ばされることもあります。
** 添付レッスン曲の中では難易度が 「とても低い」レベルの曲が伴奏付きです。 また、 e スコアファイルや MIDI ファイルをインポートしたときに、 元データに伴奏パートがあれば伴奏付きになります。
[ ヒントを表示しない]……この項目に🗸 を入れると、各ボタンのツールヒントや、レッスン時のヒントなどが表示されません。
機能編
[ 演出に凝らずに表示を省く ]…… 「グレードテストのリザルト」 画面などでの演出を省略して、 画面の進行を迅速にします。
[ トレーニングを省略する ]……オートレッスンのとき、 「トレーニング」 を省略してレッスンします。
[ エクササイズ前のユニット再生をカットする ]……各レッスンでの 「ユニット再生」 画面を省略します。
[ 演奏に追従して評価する ]……多少音を飛ばして弾いても、 ユーザーの演奏している位置を判断しながら評価します。 *
[ グレードⅠ以外のテストでも伴奏を一時停止しない ]……グレードテスト時に伴奏がどんどん先へ進みます。
[ 移動ドを使用する ]…… 「ピアノロールビュー」 の楽音や 「楽譜ビュー」 の音符に階名を表示する際に、 移動ドを使用します。
[BGM の音量 ]…… 「メニュー」 画面および、「レッスンメニュー」 画面のバックで演奏される BGM の音量を調整します。
[ 伴奏の音量 ]……伴奏付きのレッスン曲の場合、 試聴やレッスン時に伴奏は少し小さめに演奏されます。 その音量バランスをここで調整します。 **
O K
2
各項目を設定したら、 ボタンをクリックしてください。
削 除
[ ユーザーリスト] 中の削除したいユーザーをクリックして選択し、[ ユーザー
設定 ] のます。
ボタンをクリックすると、そのユーザーが削除され
「ユーザーの削除」 を行うと、 レッスンの履歴などそのユーザーのすべてのデータが削除されます。 一度削除したデータは元に戻せません。
● MIDI 機器の設定
機能編
パソコンに接続された鍵盤楽器の入力デバイスや、お手本や伴奏の音を出力するデバイスの設定を行います。
ここをクリックして、 入力デバイスを選択します。
ここをクリックして、 出力デバイスを選択します。
MIDI 機器の設定が正しく行われているかどうかは、この画面で実際に鍵盤楽器を弾いてみると確認できます。 鍵盤楽器を弾いたときに、 画面下の鍵盤の絵の該当する鍵の色が変われば、 入力機器の接続と設定は OK です。 また、 鍵盤楽器を弾いたときに、 意図した出力デバイスの楽器から音が出ていれば出力機器の接続と設定は OK です。 どのように設定してみてもうまくいかない場合は、 「準備編」 の 1-1. 「鍵盤楽器とパソコンの接続」 (p.4) を参照して接続を確認してください。
パソコンに電子ピアノ ( または音源内蔵の鍵盤楽器 ) を接続して、 お手本や伴奏も電子ピアノから出力させる場合は楽音出力のデバイス装置には、 鍵盤入力と同じデバイスを選択してください。 鍵盤楽器に音源がなく、 パソコン内蔵の MIDI 音源等で出力する場合は、 その音源デバイスを選択し、 次の 「MIDI の詳細を設定する」 を参照してください。
お手本や伴奏も電子ピアノから出力させる場合、 電子ピアノの機種によっては自分が弾いた音とパソコンから送られてきた音とが干渉しあって、 ピアノの音色が時々金属的に発音したり、 つぶれた音色で発音することがあります。 そのようなときは次の 「MIDI の詳細を設定する」 を参照してこの現象を回避してください。
● MIDI の詳細を設定する
電子ピアノを使ってレッスンしていて自分の弾いた音がつぶれて鳴ったときや、パソコンの内蔵 MIDI 音源で出力する設定にしていて、弾いた音が発音されないときなどは、MIDI の詳細を
設定することができます。[MIDI 詳細設定 ] ボタンをクリックすると、次のようなダイアログボックスが表示されます。
デフォルト ( インストール後の規定値 ) はどちらもオンになっています。 電子ピアノをお使いの場合 ( 電子ピアノから自分の弾いた音を出力させる場合 )は、 「フィードバック」 をオフにしてください。 音源のない鍵盤楽器をお使いの場合は、 フィードバックをオンにしないと自分の弾いた音が鳴りません。
🗸 が付いていると、 鍵盤楽器で弾いた音をパソコンがフィードバックします。
🗸 を外すと、 トレーニングやリハーサルのエクササイズのときお手本の出力をしません。
機能編
● サウンド機器のオンオフ
「サウンドを使用する」の 🗸 を外すと、「ピアノマスター」の効果音や
BGM の再生をしません。
● 鍵盤のタイプや表示方法を設定する
鍵盤楽器の鍵の数にはいろいろなタイプのものがあります。この設定画面でお使いの鍵盤楽器のタイプを正しく設定しておかないと、正常にレッスンできないことがあります。必ず、お使いの鍵盤楽器にあったタイプに設定してお使いください。鍵盤楽器にペダルが付いている場合は、「ペダル付き」の 🗸 を付けてください。鍵盤のタイプが 88 鍵より小さい場合、「幅を拡大して表示する」の 🗸 を付けておくと、画面幅に合わせて鍵盤やピアノロールが表示されます。
「選曲」画面はレッスンする曲を選択する画面です。レッスン曲は、「ピアノマスター」に添付されている 100 曲の中から選択してそのまま使用できます。そのほかにも、他の形式のファイルからインポートしたり、歌本データから作成したり、インターネットからダウンロードしたりすることもできます。
機能編
項目名をクリックすると、その項目の内容順にソートされます。
また、「選曲」画面は、レッスン曲を選択するだけではなく、レッスン曲のレッスン方法を設定したり、指番号やアドバイスを編集したり、レッスン曲の楽譜を印刷したりすることもできます。
このリストの中からレッスンしたい曲をクリックして選択し、 [ レッスン ] または [ レッスンメニュー ] ボタンをクリックします。
「オートレッスン」 の場合は [ レッスン ] ボタン、 「セ
印刷 (p.74)
指番号編集 (p.76) 試聴 (p.57)
ヘルプ
メニュー
ルフレッスン」 の場合は、 [ レッスンメニュー ] ボタンが表示されます。
● 添付曲集からの選曲
レッスン / レッスンメニュー
「選曲」画面を表示させると、画面上半分には「ピアノマスター」に添付されているレッスンxx 100 曲がリストされています。この中から、実際にレッスンする曲を「選曲」して、画面下半分の [ マイレッスン曲集 ]に追加する必要があります。手順は以下のとおりです。
追 加
1 [ レッスン曲集ソース] のリストの中から、レッスンしたい曲をクリッ
クして選択し、 をクリックします。
。
2
「レッスン曲のプロパティ」ダイアログボックスの詳細については p.59 を参照してください。
追加した曲のプロパティを設定するダイアログボックスが表示されますレッスン方法などを設定したら、 O K をクリックしてこのダイアログを閉じてください。
[ マイレッスン曲集 ] からレッスン曲を削除するには、削除したい曲をクリックして選択し、 [ 削除 ] ボタンをクリックします。 削除すると、 その曲のレッスンの履歴は消えてしまいます。
[ マイレッスン曲集」のリストに、選曲したレッスン曲が追加されました。
機能編
3
この曲をレッスンする には、追加されたレッスン曲をクリックして選 択し、[ レッスン ] また は [ レッスンメニュー ] ボタンをクリックします。
● これから選択する曲やレッスンする曲を聴いてみる
これから [ マイレッスン曲集 ] に追加しようとする曲や、これからレッスンしようとする曲がどんな曲なのか、タイトルを見ただけではよくわかりません。そこで、その前にレッスン曲を聴いて見たり、楽譜やピアノロールで内容を確認したりすることができるのが「試聴」画面です。
[ レッスン曲集ソース ] ま たは、[ マイレッスン曲集 ] のリストの中から試聴した い曲をクリックして選択し、 [ 試聴 ] ボタンをクリック してください。すると、次 ページのような「試聴」画 面が表示されます。
[ 試聴 ] ボタン
「試聴」 画面
添付曲集のレッスン曲の中には、 その曲の練習方法に関するガイダンスが右図のように表示されるものがあります。 内容をよく読んで、 [ 閉じる ] ボタンをクリックしてください。
画面をスクロールさせて任意の小節を見ることができます。
機能編
[ ビュー] ボタンをクリックすると、「ピアノロールビュー」と「楽譜ビュー」
が交互に切り替わります。
[ 模範再生 ] ボタンをクリックすると、このレッスン曲を画面に表示されている小節から演奏します。もう一度このボタンをクリックすると演奏が停止します。
[ スクロール発音モード ] ボタンをクリックしてオンの状態にすると、ス クロールバーで画面をスクロールさせるときに現在位置の音を発音します。画面をスクロールさせながら音を確認することができます。
[ 閉じる ] ボタンをクリックすると、「試聴」画面を終了して「選曲」画面に戻ります。
音符の横に表示された ! マークは、 ここに弾き方や楽典に関するアドバイスが付いていることを表します。 このマークをマウスでクリックすると、 「楽典ヘルプ」 の画面が表示され
アドバイスのムービーが始まります。
追 加
[ レッスン曲集ソース] のレッスン曲を選択して [ マイレッスン曲集 ] に追加するために
をクリックしたとき、または [ マイレッスン曲集 ] にすでに追加されているレッスン曲を
プロパティ
選択して、 をクリッ
機能編
クしたとき、 その曲についての基本情報とレッスン方法を設定する 「レッスン曲のプロパティ」 ダイアログボックスが開きます。
添付曲集の場合、 [ ジャンル ] と [ 難易度 ] は変更できません。
[ タイトル][ アーティスト][ ジャンル][ 難易度] は、[ マイレッスン曲集]のリストに表示される情報です。[ コメント ] は、このレッスン曲に関するメモを自由に記入しておくことができます。
[ レッスン方法 ] は、このレッスン曲のレッスン時の設定です。[ レッスンモード ](p.43)、[ レッスンクラス ](p.29)、[ レッスンビュー ](p.44) については、このマニュアルの該当するページを参照してください。[ 最低テンポ率 ] は、グレードⅤをレッスンするテンポを設定します。 グレードが進むにつれてテンポはアップします。
「運指」 は添付曲集のレッスン曲の一部にあります。インポートしたり歌本から作成したレッスン曲では、
「運指」 は表示されません。
「指番号」 と 「アドバイス」 は、 自分で追加したり変更したりすることができます。 「指番号の編集」 (p.76) を参照してください。
[ 運指表示 ][ 指番号表示 ][ 階名表示 ][ アドバイス表示 ] は、レッスン時の音符にこれらの情報を表示するかどうかを設定します。
機能編
アドバイス
x
x
背景画像が表示されるのは、 「ピアノロールビュー」のときだけです。
「レッスン曲のプロパティ」の[ 背景画像] に🗸 を入れると、下図のように「ファイルを開く」ダイアログボックスが開きます。 ここで、そのレッスン曲の雰囲気に合った画像ファイルを選択しておくと、 「レッスンメニュー」 や 「グレードテストのエクササイズ」 画面の壁紙としてその画像が表示されます。
画像設定
背景画像を変更するには、 をクリックしてください。
「レッスン曲ウィザード」を使うと、「レッスン曲のプロパティ」を対話形式で設定することができます。
「レッスン曲ウィザード」 を最後まで操作して、 最終ページで [ 完了 ] ボタンをクリックすると、 設定内容を確認するためにそのレッスン曲の 「レッスン曲のプロパティ」 ダイアログボックスが自動的に開きます。
機能編
プロパティを設定したいレッスン曲を選択して、[ ウィザード ]ボタンをクリックすると、「レッスン曲ウィザード」の 1 ページ目が開きます。画面の指示に従って操作してください。
対応する「スコアメーカー」のバージョンは 2.1 以上です。
e スコアショップの URL
KAWAI の楽譜認識ソフト「スコアメーカー」で作成した楽譜ファイルや、インターネットの e スコアショップなどで購入できる電子楽譜ファイル を取り込んで、レッスンすることができます。e スコア楽譜ファイルを使っ てレッスンするには、まず楽譜ファイルから [ ユーザー曲集 ] のソースリ ストに「インポート」し、その曲を [ マイレッスン曲集 ] に追加するとい う 2 段階で行います。
1
「選曲」画面の、[ レッスン曲集ソース ] の [ xxxx ] を「ユーザー
曲集」に切り替えます。
機能編
① この部分をクリックして、
「ユーザー曲集」 にします。
② [ インポート ] ボタンをクリックします。
「e スコア楽譜ファイルからのインポート」 の操作は、
「SMF ファイルからのインポート」 の操作と、 ここまで共通です。 「ファイルを開く」 ダイアログボックスで、 拡張子が sdf ではなく mid のファイルが表示されていた場合は、 [ ファイルの種類 ] を SDF に設定してください。
をクリックすると、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されますので、インポートしたい e スコアファイルを選択して開いてください。
インポート
2
ここをクリックして、
「SDF[e-Score] に設定してください。
左手と右手の一方が大譜表で他方が別の譜表となるような選択はできません。 また、 左手と右手をどちらも同じ単独譜表パートに指定した場合、そのパートのxx記号にあったパートだけインポートされます。
「ピアノパートの設定」ダイアログが開きます。左手、右手に割り当
てるパートをそれぞれクリックして選択してください。
この曲の 3 パート目の大譜表をレッスンしたい場合はここをクリックしてください。
機能編
また、[ 曲名 ][ アーティスト ][ ジャンル ][ 難易度 ] などを必要に
応じて入力、修正してください。これらは、 レッスン曲リストに表示され、
「レッスン曲のプロパティ」 であとから変更することもできます。
難しい調の楽譜をインポートして、やさしい調で練習したい場合は、
移調
をクリックして、「移調」ダイアログボックスを開いて、任意の調に移調することができます。
3
4
O K
5 以上のインポートの準備が終わったら、
をクリックしてください。
インポートした楽譜によっては、 「運指番号の生成」に失敗することがあります。そのときは、 メッセージが表示されて、 運指番号は途中までしか生成されません。
「運指番号を生成しています」 というダイアログボックスがしばらく表示された後、 [ レッスン曲集ソース ] のリストにインポートした曲が追加されます。
ここまでが、 「e スコア楽譜ファイルのインポート」 の前半のステップです。 この後、 インポートしたレッスン曲を選択し、[ 追加] ボタンをクリックして[ マイレッスン曲集] に追加してください。
機能編
インポートできる SMF ファイルの種類は format0 と format1 です。
SMF( スタンダード MIDI ファイル ) は音楽データの世界的な標準形式で す。SMF 形式の音楽データは、いろいろな方法で作成したり入手するこ とができます。「ピアノマスター」はこの SMF ファイルを取り込んで、レッ スンすることができます。SMF ファイルを使ってレッスンするには、ま ず SMF ファイルから [ ユーザー曲集 ] のソースリストに「インポート」し、その曲を [ マイレッスン曲集 ] に追加するという 2 段階で行います。
1
「選曲」画面の、[ レッスン曲集ソース ] の [ xxxx ] を「ユーザー
機能編
曲集」に切り替えます。
① この部分をクリックして、
「ユーザー曲集」 にします。
② [ インポート ] ボタンをクリックします。
「SMF ファイルからのインポート」 の操作は、 「e スコア楽譜ファイルからのインポート」 の操作と、 ここまで共通です。 「ファイルを開く」 ダイアログボックスで、 拡張子が mid ではなく sdf のファイルが表示されていた場合は、 [ ファイルの種類 ] を SMF に設定してください。
をクリックすると、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されますので、インポートしたい SMF ファイルを選択して開いてください。
インポート
2
ここをクリックして、
「SMF format-0,1に設定してください。
「ピアノパートの設定」ダイアログが開きます。左手、右手に割り当
てるパートをそれぞれクリックして選択します。
機能編
左手と右手に別々のパートのデータを割り振った場合、下図のようにダイアログの鍵盤に左手と右手のパートで使用される音が色分けされて表示されます。
左手で使用される音 右手で使用される音
左手の音と右手の音の音域が、適切かどうかここで確認することができます。
このように、 左右別々のパートを割り振るときはあまり問題はありませんが、 左右同じパートから割り振る場合は注意が必要です。 次ページを参照してください。
3
SMF データには、音符が右手のパートなのか左手のパートなのかという情報は持つことができません。したがって、音の高さを基準にある音から下は左手、上は右手というように機械的に振り分けなくてはなりません。左手と右手に同じパートのデータを割り振った場合、 下図のようにこの鍵盤の下端が色分けされて表示されます。
機能編
この部分で色分けされ、 ここより低い音が左手、 高い音が右手に振り分けられます。
このボタンをクリックして、 左右に振り分けるポイントを変更します。
4
このオプションは、 インポートしようとしている SMF のパートが調号つきの場合のみ有効になります。
このダイアログの鍵盤に表示された左右の手で使用される音の位置を確認して、黒鍵が多い曲の場合、これをレッスン曲にインポートすると、とても難しい調の曲になる可能性があります。そのような SMFデータを、ハ長調などの簡単な調にしてくれると、より易しいレッスン曲になります。このように、黒鍵が多用される SMF ファイルを易しい調でレッスンするには、[ 調号なしに移調する ] に 🗸 を入れてください。
5
また、[ タイトル ][ アーティスト ][ ジャンル ][ 難易度 ] などを必要に応じて入力、修正してください。これらは、レッスン曲リストに表示され、「レッスン曲のプロパティ」であとから変更することもで
機能編
O K
6 以上のインポートの準備が終わったら、
をクリックしてください。
インポートした楽譜によっては、 「運指番号の生成」に失敗することがあります。そのときは、 メッセージが表示されて、 運指番号は途中までしか生成されません。
「運指番号を生成しています」 というダイアログボックスがしばらく表示され
た後、 [ レッスン曲集ソース ] のリストにインポートした曲が追加されます。
ここまでが、 「SMF ファイルのインポート」 の前半のステップです。 この後、 インポートしたレッスン曲を選択し、 [ 追加 ] ボタンをクリックして [ マイレッスン曲集 ] に追加してください。
一般的に SMF ファイルは演奏を重視したデータが多いため、 インポートしたレッスン曲が楽譜ビューにきちんと表示されないことがあります。 そのような場合は、 ピアノロールビューでお使いください。 e スコア楽譜ファイルからインポートしたレッスン曲では、 楽譜ビューでも元の楽譜のイメージをほぼ再現できます。
「最新のヒット曲などのソングブック ( 歌本 ) に載っている曲の伴奏が簡 単に弾けたらいいな」と思ったことはありませんか?「ピアノマスター」は、この歌本の歌詞とコードネームを入力するだけで、その伴奏のデータをx xしレッスン曲として使用することができます。
1
「選曲」画面の、[ レッスン曲集ソース ] の [ xxxx ] を「ユーザー
曲集」に切り替えます。
① この部分をクリックして、
機能編
「ユーザー曲集」 にします。
② [ 歌本から作成 ] ボタンをクリックします。
2 歌本から作成をクリックすると、「歌本編集」画面が表示されます。
「歌本データ」 の書き方にはいくつかのルールがあります。 「ピアノマスター」 には、 サンプルの 「歌本データ」 が 4 曲添付されていますので、 まずはこれらのサンプルを開いてみておおよその書き方を理解してみてください。 以下の説明では、 サンプルの歌本データからレッスン曲を作成する手順を紹介します。
機能編
開く (C)
通 常 の 環 境 で は C : \ P x x x x x x F i l e s \ KAWAI\ ピアノマスター
をクリックすると、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されます。サンプル歌本データファイルは、インストール先の Music¥SelfMade フォルダにあります。ファイルをクリックして選
開く
\Music\SelfMade
択し、
をクリックしてください。
[ 歌本データ入力領域 ] の欄に歌本データが表示されます。
3
4
止める
試聴
をクリックすると演奏が開始
します。 演奏を止めるには、 ([ 試聴 ] ボタンの表示が替わったも
のです ) をクリックします。 この演奏が、 レッスン曲として使われるようになります。
生成
6
をクリックするとこの歌本データをレッスン曲に変換します。 しばらくすると、 「選曲」 画面に戻り、 [ レッスン曲集ソース ] のリストに生成された曲が追加されます。
機能編
[ マイレッスン曲集 ] に [ 追加 ]するとレッスンに使用できます。
以上が、 サンプルの 「歌本データ」 からレッスン曲を作成する手順です。
以下に、 「歌本編集」 画面の操作と機能について説明します。 なお、 歌本データの書き方のルールについては 「資料編」 の 4-2. 「歌本データの書き方」 (p.98) にまとめてあります。必要に応じてそちらも参照してください。
● 歌本編集画面の操作
「歌本編集」画面は、左半分が歌本データを作成する領域になっており、ここにパソコンのキーボードから歌詞やコードネーム、伴奏のスタイルなどを書き込めます。右側には、この曲のヘッダー情報を入力する領域と、コードネームなどを簡単に入力するボタン類、そして機能ボタンが配置されています。
「パターン」 は、 伴奏のリズムを決定します。 シンプルな伴奏から、 ポップス、 ジャズ、 演歌などの中から選択します。
機能編
「スタイル」 は、 曲の中での 「イントロ」 や 「フィルイン」 などを設定しますので、 歌本データの中に任意に挿入できます。
使用できるショートカットは、
■歌本データ入力領域での操作
ここには歌詞やコードネームを直接入力できます。基本的な操作は、
Delete
Ctrl
x
Windows のメモ帳などと基本的に同じです。編集のためのメニューはあ
「使い方ヘルプ」 を参照し
りませんが、範囲を選択して
キーで消去したり、
+ キーで
てください。
カットして、
+ キーでペーストしたりのショートカットキーで編集できます。
Ctrl
v
■ヘッダー情報
「タイトル」 ~ 「難易度」 の 4 項目は、 そのままレッスン曲のプロパティに (p.59)になります。 そのほかに、「テンポ」 「拍子」 と 「パターン」 ( 伴奏のリズムの種類 )を設定します。
■挿入データ
これらは、 データ入力領域に直接キーボードからタイプして入力することもできますが、 誤った書き方を防止するためにもここで選択して挿入すると簡単です。 ここのボタンをクリックすると、 データ入力領域のカーソルの位置にそのデータが挿入されます。
試聴 |
開く |
保存 |
ヘルプ |
生成 |
キャンセル |
……生成される伴奏を聴くことができます。
……歌本データファイルを開きます。
……作成・ 編集した歌本データをファイルに保存します。
……この画面の 「使い方ヘルプ」 を表示させます。
……作成・ 編集した歌本データをレッスン曲に変換します。
……この画面を閉じます。
KAWAI のウェブサイトから、無料のレッスン曲をダウンロードしてレッスンすることができます。添付曲集には収録されなかった教則本の練習曲などが提供されています。これからも、レッスン曲の修正版や新しいデータが追加されていきます。
1
「選曲」画面の、[ レッスン曲集ソース ] の [ xxxx ] を「ダウンロード曲集」に切り替えます。
機能編
①この部分をクリックして、 「ダウンロード曲集」 にします。
② [ ダウンロード ] ボタンをクリックします。
ダウンロード
「ダウンロード」 機能を実行するためには、 インター
をクリックすると、次のような「ダウンロード」ダイアログボックスが表示されます。ダウンロードしたいレッスン曲をク
ダウンロード
2
ネットに接続されている必要があります。
リックして選択し、
をクリックしてください。
ダウンロードできるレッスン曲は、分類されてフォルダに分けられています。 ここをクリックして、まずレッスン曲の種類を選択してください。
3
[ レッスン曲集ソース ] のリストに、ダウンロードしたレッスン曲が
追 加
追加されます。この曲をレッスンするには、このレッスン曲をクリッ
クして選択し、
ください。
をクリックして [ xxxxxx曲集 ] に追加して
機能編
● 楽譜の印刷
レッスン曲を楽譜やピアノロールの形で印刷することができます。[ レッスン曲集ソース ] または [ マイレッスン曲集 ] のリストの中から印刷したいレッスン曲をクリックして選択し、[ 印刷 ] ボタンをクリックしてください。
印刷のプレビューイメージ で す。 スクロールバーでプレビューするページを変更できます。
楽譜形式とピアノロール形式を切り替えます
機能編
印刷画面を閉じます。
「背景画像」 の設定→ p.60
[ 小節数 ]……楽譜形式の場合 1 段落あたりの小節数を、ピアノロール形式の場合 1 ページあたりの小節数を設定します。
[ 段落数 ]……1 ページあたりの段落数を設定します。楽譜形式で印刷する場合だけ設定できます。
[ 指番号 ][ 階名 ]…… 「指番号」 「や 「階名」 を印刷するかどうか設定できます。 [ 背景画像 ]…… 「背景画像」 を印刷するかどうか設定できます。 ピアノロールビューの場合だけ有効です。
[ 鍵盤を 2 ページ目以降にも印刷する ]……ピアノロール形式で印刷すると、 用紙の下端に鍵盤を印刷します。 ここに 🗸 を入れておくと、 2 ページ目以降にも鍵盤を印刷します。 ピアノロールビューの場合だけ有効です。
プリンタの設定
印 刷
……印刷ダイアログを開きます。
……プリンタの設定ダイアログを開きます。
[ ビュー ] ボタン……楽譜形式とピアノロール形式を切り替えます。
[ 閉じる ] ボタン…… 「印刷」 画面を終了して 「選曲」 画面に戻ります。
「指番号の編集」 は、 あなたがピアノの初心者で 「ピアノマスター」 を添付曲集を中心としたレッスンのために活用しているのであれば、 まず使う必要のない機能です。
例えば、 インポートしたレッスン曲の指番号を修正したい場合や、 あなたがピアノの先生で生徒にレッスン曲を与える立場にある場合には、 この機能を使って指番号を編集すると便利です。
この画面では、 指番号のほかにも 「アドバイス」 を編集することもできます。
[ レッスン曲集ソース ] または [ マイレッスン曲集 ] のリストの中から指番号を編集したいレッスン曲をクリックして選択し、[ 指番号編集 ] ボタンをクリックしてください。
機能編
下図のような「指番号編集」画面が表示されます。( 左「ピアノロールビュー」の場合、右「楽譜ビュー」の場合 )
指番号の編集は、 レッスン曲のファイルの変更を伴います。 一度編集画面で行った操作は、編集前の状態には戻すことができませんので注意してください。 右ページで 「指番号の編集」 の操作を概説します。
選択した音符は、 ピアノロールビューでは黄色、
■編集する音符の選択
まず、 編集する音符をマウスでクリックして選択します。
Shift
Ctrl キーを押したままクリックすると任意の音符を同時に
楽譜ビューでは黄緑色の
選択できます。
キーを押したままクリックするとクリッ
枠で囲んで表示されます。
「インポート」 や 「歌本からの生成」 で作成された指番号はロックされていません。
クした範囲の音符をまとめて選択できます。
■指番号のロックを解除する
。
機能編
指番号は不用意に変更できないように「ロック」( 固定 ) することができます。「添付曲集」の指番号はすべてロックされています。ロックされている音符は紫色で表示されています。この音符の指番号を編集するためには、選択後マウスを右クリックしてポップアップメニューを表示させて[ 可変] を選択します
■選択した音符をポップアップメニューで変更します
音符を選択して右クリックすると、右図のようなポップアップメニューが 表示されます。この中から、新しい「指番号」や「指替えの表示」、「右手 か左手か」、「アドバイスの追加 / 削除」を選択して編集することができます。
■自動生成もできます
音符をまとめて選択、 または全選択して 「自動指番号生成」 を行うとコンピュータが自動的に指番号を割り振ります。 ポップアップメニューまたはアイコンボタンで行えます。
■まとめて選択するとき片手だけ表示させると便利です
Shift
キーを押したまま音符をまとめて選択するときに、 右手だけまたは左手だけ表示させて選択することもできます。 何も選択していない状態でマウスを右クリックすると、 表示を変更することができます。
■その他アイコンボタンについて
「ユーザーのプロパティ」 (p.53) で、 「ヒントを表示しない」 に設定してあると、ツールヒントは表示されません。
画面下部のアイコンボタンを使って 「楽典ヘルプ」 を参照したり、 編集中のレッスン曲を聴いてみたり、 一つ前の操作を取り消したりすることができます。 詳しくは、 マウスポインタをアイコンに合わせて表示されるツールヒントで確認してください。
「レッスンメニュー」は、「セルフレッスン」でレッスンを開始したときや、レッスン中などに [ レッスンメニュー ] ボタンがクリックされたときに表 示されます。「レッスンメニュー」では、レッスンの各種操作や、「ユニッ ト分割の編集」を行うことができます。
● レッスンメニューの説明と操作
機能編
「レッスンクラス」 「エクササイズの種類」 「レッスンモード」 の 3 つの表示部分は、 マウスでクリックして変更することができます。
スクロールバーの下端 ( 楽譜ビューの場合は左端 )
の + または - のボタンをクリックすると、 時間軸に拡大または縮小して表
示させることができます。
画面の上端には、「レッスンクラス」(p.29)、「グレード」(p.29)、「ユニット」(p.28)、「エクササイズの種類」(p.35 および 83)、「レッスンモード」 (p.43) が表示されています。
この部分に、 レッスン曲の各グレードの 「ユニット」 (p.29) が表示されています。 塗りつぶされたユニットは、 エクササイズしたことがあることを表しています。 縦 ( 楽譜ビューでは横 ) に筋が入っているユニットは、 「グレードテスト」 (p.83) に合格したユニットです。
「オートレッスン」 では、グレードテストに合格していないユニットより上位のユニットを選択することはできません。
マウスで、これからレッスンしたいユニットをクリックして選択することができます。選択されたユニットは白い枠で囲まれます。
機能編
画面下端に並んでいるアイコンボタンで、さまざまな操作を行うことができます。各機能について、左から順に説明します。
[ 成績表示モード ] ボタン……各ユニットで表示する成績や「詳細」で表示する内容を、最後にレッスンしたものに表示するか、最高点を出したときのものにするかを切り替えます。
[ 詳細 ] ボタン……「詳細」画面 (p.87) を表示します。
[ ビュー ] ボタン……「ピアノロールビュー」と「楽譜ビュー」を切り替えます。
[ 模範再生 ] ボタン……選択しているユニットの模範演奏をコンピュータが行います。
[ 結果再生 ] ボタン……自分の演奏を再生します。「成績表示モード」が LAST のときは最後に弾いたときのもの、HIGH のときは最高点を出したときのものが再生されます。
「結果再生」 の演奏は、必ずしも弾いたとおりには再生されません。 コンピュータの評価のタイミングの情報を元に再生するので、 ミスタッチのタイミングなどは変化します。
[ エクササイズ切替 ] ボタン……これからレッスンする「エクササイズ」
(p.83) を切り替えます。
[ レッスンモード切替 ] ボタン……「オートレッスン」と「セルフレッスン」を切り替えます。
[ レッスン ] ボタン……選択しているユニットのレッスンを開始します。
「オートレッスン」 のときは、 すでに合格しているユニットを選択して [ レッスン ] ボタンをクリックすると、 それより上位の最適なユニットのレッスンに自動的に進みます。 逆に、 まだ合格していないユニットを選択して [ レッスン ] ボタンをクリックすると、 必要な下位の最適なユニットのレッスンに自動的に進みます。
機能編
[ メニュー ] ボタン……「メニュー」画面に戻ります。
● ユニット分割の編集
添付曲では効率よくレッスンできるように、各グレードごとに最適な「ユニット」に設定されています。また、「インポート」や「歌本からの生成」によってレッスン曲を作成したときは、コンピュータが自動的に「ユニットの分割」を行っています。この「ユニット分割」は、ユーザーがカスタマイズすることもできるようになっています。以下に、「ユニット分割」を編集する手順を説明します。
ユニットの分割を追加したり削除したりしたいところにマウスポインタを移動し、 Ctrl キーを押し下げるとマウスポインタが + の形に変化します。この状態でマウスをクリックすると分割線が追加されます。( すでに分割線があるところでクリックすると、その分割線が削除されて 2 つのユニットが連結されます。)
すでにレッスンを開始しているレッスン曲のユニット分割を変更するときは、分割の変更によって成績データが失われることがあるので注意してください。
「レッスン」画面は、言うまでもなく「ピアノマスター」の中で最も重要な画面です。「メニュー」「レッスンメニュー」「選曲」の各画面から [ レッスン ] ボタンがクリックされると「レッスン」画面が表示されます。
「レッスン画面」 には、3 種類の画面があります。 「ユニット再生」 画面、「エクササイズ」 画面、
「リザルト」 画面です。 この 3 つの画面で行われることをまとめて 「レッスン」 と呼んでいます。これら 3 つの画面のアイコンボタンは基本的に共通しています。
機能編
ユニット再生
エクササイズ
リザルト
「レッスン」の 3 つの各画面の下部には、次のようなアイコンボタンが並んでいます。左から順にその機能を説明します。
[ 楽典ヘルプ ] ボタン……「楽典ヘルプ」を表示します。このボタンは「楽譜ビュー」のときだけ表示されます。
機能編
「セルフレッスン」 のときの 「リザルト」 画面には、 [ ビュー] ボタンの左に[ 詳細 ](p.87) ボタンが表示されます。
[ ビュー ] ボタン……「楽譜ビュー」と「ピアノロールビュー」を切り替えます。
[ もう一度] ボタン……もう一度「エクササイズ」をやり直します。「ユニット再生」画面では使えません。
[ スキップ ] ボタン……現在の画面を飛ばして次へ進みます。
[ ポーズ ] ボタン…… レッスンの進行を一時停止 (PAUSE) します。
PAUSE 状態でもう一度クリックすると解除されます。
[ リピートモード ] ボタン……このボタンをクリックしてオン ( 押し下げた状態 ) にしておくと、同じユニットの同じエクササイズをずっと繰り返します。苦手なユニットを集中的に練習するときに便利です。オンになっているボタンをもう一度クリックすると解除されます。
[ レッスンメニュー ] ボタン……「レッスンメニュー」画面を表示します。
[ メニュー ] ボタン……レッスンをやめて「メニュー」画面に戻ります。
[ ヘルプ ] ボタン……レッスンの「使い方ヘルプ」を表示します。
コンピュータの演奏は、 これから練習するユニットの少し前から始まり、 ユニットの先頭で効果音が鳴ります。
これから練習するユニットが、表示されコンピュータがそのユニットを演奏します。
これから練習するユニットが白い枠で囲まれて表示されます。
機能編
「ユーザーのプロパティ」 (p.53) で、 「ユニット再生」を省略するように設定することができます。
コンピュータが演奏し終わると、自動的に「エクササイズ」画面に進みます。
● エクササイズ
「オートレッスン」 では、グレードⅤのときだけ 「トレーニング」 が行われま
す。 それより上のグレードでは、 「リハーサル」 からスタートし、 合格しないとそのグレードのトレーニングに戻ります。
「セルフレッスン」 のときは、任意のグレードで 「トレーニング」 を選択できます。ただし、 グレートⅠには、
「トレーニング」 「リハーサ
ル」 はありません。
「ピアノマスター」の各ユニットのレッスンは、「トレーニング」「リハーサル」「グレードテスト」という 3 つのステップで行われます。この 3 種類のレッスンを「エクササイズ」と呼び、実際に鍵盤楽器を弾いて練習する画面を「エクササイズ画面」と呼びます。
「トレーニング」は、ユニット ( モチーフ ) がさらに小さな断片に分けられ、その断片ずつ「コンピュータのお手本」→「あなたの演奏」のように交互に弾く練習です。「リハーサル」は、そのユニットの「グレードテスト」に挑戦する前にしっかり練習するエクササイズです。そして、「グレードテスト」のエクササイズに合格すれば、そのユニットは合格したことになります。
各エクササイズの「エクササイズ画面」は、少しずつ異なっています。
トレーニングのエクササイズ画面
機能編
リハーサルのエクササイズ画面
「トレーニング」のときは、運指のアニメーションが表示され、コンピュータの演奏する番と、あなたが演奏する番の音符が交互に表示されます。
「リハーサル」のときは、カウントダウンに続いていきなりあなたが演奏します。
「レッスン曲のプロパティ」 (p.59) で 「背景画像」 が設定されていると、 バックにその画像が表示されます。
グレードテストのエクササイズ画面
「グレードテスト」のときは、背景にあった黒鍵と白鍵のラ インが消えてシンプルな画面 になります。そして、右下に うまく弾けているかを表すイ ンジケーターが表示されます。また、鍵盤を弾いたときにそ の音のタイミングの良し悪し やミスタッチの有無がリアル タイムに表示されます。
「グレードテスト」のエクササイズ画面を例に、エクササイズ中の画面の
見方を説明します。
このラインが一番下に到達した瞬間が、音を弾くべきジャストのタイミングです。そのとき楽音が赤く光ります。
弾いた音のタイミングが完璧なときは Perfect!、 ほぼ良いときは Good、 タイミングが悪いときやミスタッチをしたとき、 Bad が表示されます。
機能編
このバーが消えるタイミングが、 その鍵盤から手を離すべきジャストのタイミングです。
グレードⅠでは、 タイミングのラインがあなたの弾くのを待つことなく、 曲のテンポのままどんどん進
んでいきます。 それに追いつくように弾いてください。
上段が、 レッスン曲全体での現在の位置、 下段がレッスンしているユニットの中での現在の位置を表します。
楽譜ビューの場合の見方も、基本的には同じです。 ジャス トのタイミングのラインは右から左に動いてきます。 緑のラインに到達した瞬間が弾くべきタイミングです。 そのとき、音符は赤く光り、 正しく弾かれた音符はまた黒色に戻ります。
上手に弾けているかどうかを表すインジケーターです。 ピンクのランプが右へ行くほど高得点が狙えます。 左端に行ってしまうと途中で失格します。
各エクササイズを弾き終わると、「リザルト」( 結果) 画面に替わります。「リザルト」画面には、今弾いたエクササイズの評価結果と合否が表示されます。「トレーニング」のリザルト画面と「リハーサル」のリザルト画面は基本的に同じですが、「グレードテスト」のリザルト画面では、各評価項目ごとの得点が計算されて、このユニットに合格したかどうかが効果音やアニメーションと共に表示されます。
機能編
「トレーニング」 と 「リハーサル」 のリザルト画面
成績( ランク ) が表示され、評価項目のグラフがアニメーションで表示されます。
「ユーザーのプロパティ」 (p.53) で、 「演出に凝らずに表示を省く」 をオンにしておくと、 得点のアニメーションは表示されません。
「グレードテスト」 のリザルト画面
各評価項目ごとの得点と総合得点がアニメーションで表示され、合否が 「賞状」 のイメージで表示されます。
「評価項目」 の内容については p.89 を参照してください。
「リザルト」で表示される「評価項目」は、レッスンのグレードによって異なります。グレードが上に行くに従って、評価項目が増えます。また、合格の基準ラインもグレードが進むと厳しくなります。下表はグレードと評価の関係をまとめたものです。
グレード | 評価項目 | トレーニングの合格ライ ン ( ランク ) | リハーサル/ グレードテ ストの合格基準 |
Ⅴ | テンポ、 オンタイム、 ミスタッチ | F | E |
Ⅳ | ( Ⅴと同じ ) | E | D |
Ⅲ | テンポ、 オンタイム、 ミスタッチ、 リズム | D | C |
Ⅱ | テンポ、 オンタイム、 ミスタッチ、 リズム、 オフタイム | C | B |
Ⅰ | テンポ、 オンタイム、 ミスタッチ、 リズム、 オフタイム、 強弱 | ( グレードⅠにはトレー ニングはありません ) | A |
機能編
● 詳細 ( エクササイズの結果を分析する )
レッスン結果は、上の表のようにグレードに応じて最大 6 種類の項目別に評価されます。その評価の「詳細」を確認するのが「詳細」画面です。「詳細」画面は、「セルフレッスン」のときの「リザルト」画面にある [ 詳細 ]ボタンをクリックして表示させることができます。
「詳細」 画面へは、 「リザルト」 画面に表示されたグラフの頂点 ( 右の例では三角形の各頂点 ) をクリックして表示させることもできます。 この場合はクリックした項目の詳細を最初に表示させることができます。「オートレッスン」のリザルト画面では、 [ 詳細] ボタンが表示されないので、 この方法を使ってください。
このボタンをクリックすると、 「詳細」 画面が表示されます。
「リザルト」画面の [ 詳細 ] ボタンをクリックすると、下図のような「詳細」
画面が表示されます。
評価項目のグラフが表示されます。 グラフの中心には、 HIGH/LAST の区別が表示されます。 各評価項目のアイコンをクリックしてこの画面で表示する項目を選択してください。 ( このグラフはマウスで任意の位置に移動できます。 )
機能編
評価項目ごとの得点が表示されます。
選択している評価項目と、評価内容が表示されます。
このボタンをクリックして、 問題のあった音を 1 つずつ確認することができます。
「 成績表示モード」 が HIGH のとき は、 グレードテストのエクササイズを行ったユニットのみ、 詳細を見ることができます。
画面左上部にある多角形グラフの頂点に、評価項目別のアイコンが表示されています。赤色のアイコンは合格基準に達していない項目です。詳細を確認したい項目のアイコンをクリックすると、鍵盤の上の部分に評価項目と評価結果が表示されます。問題のある音を表示させるには、[ 前の NG]または [ 次の NG] ボタンをクリックしてください。
詳細画面に表示される成績には 2 種類あります。 「成績表示モード」 が HIGH のときは、過去のグレードテストでハイスコアを出したときの成績が、 LAST のときは今弾いた ( 最後に弾いた ) 結果が表示されます。 HIGH/LAST の切り替えは、 一度レッスンメニューを表示させてから [ 成績表示モード ] ボタンを使ってください。
[ ビュー] ボタンをクリックすると、「ピアノロールビュー」と「楽譜ビュー」
を切り替えることができます。
[ 模範再生 ] ボタンをクリックすると、このユニットの模範演奏をコンピュータが行います。
[ 結果再生] ボタンをクリックすると、レッスンした結果を再生します。「成績表示モード」が LAST のときは最後に弾いたときのもの、HIGH のときは最高点を出したときのものが再生されます。
[ スクロール発音モード ] ボタンをクリックしてオンの状態にすると、ス クロールバーで画面をスクロールさせるときに現在位置の音を発音します。画面をスクロールさせながら音を確認することができます。
機能編
[ 前の NG][ 次の NG] ボタンをクリックすると、問題のあった前のまたは次の音符の位置を表示します。問題のあった音符は黄色 ( 楽譜ビューでは黄緑色 ) の枠で囲まれます。
アイコン | 評価項目 | 評価の内容 |
テンポの速さ | 全体のテンポを評価します。 楽音ごとの評価ではないので、 NG になる音というのはありません。 | |
オンタイミング | 鍵盤を押すタイミングです。 早すぎたり遅すぎたりすると NG として表示されます。 | |
ミスタッチ | ミスタッチ ( 間違った音を弾くこと ) があると NG になります。 | |
リズム感 | 全体のリズム感を評価します。 流れの中で速すぎる音や遅すぎる音が NG となります。 | |
オフタイミング | 鍵盤を離すタイミングです。 早すぎたり遅すぎたりすると NG として表示されます。 | |
強弱表現 | 音の強弱が評価されます。 レッスン曲のデータに強弱が設定されている場合、 お手本に対して強すぎたり弱すぎたりした音が NG となります。 |
「強弱表現」 は、 レッスン曲の各楽音に設定された強弱を正しく表現しているか、 また強弱のばらつきがないかなどが評価されます。 レッスン曲の強弱は、 楽譜ビューでは強弱記号で表示されます。 ピアノロールビューでは、 強い楽音に▲、 弱い楽音に
▼が表示されます。
「強弱表現」 は、 お使いの鍵盤楽器が 「タッチセンス機能」 ( 鍵盤を弾く強弱を出力する機能 ) を持っていないと正しく評価されません。
[ 閉じる ] ボタンをクリックすると、「詳細」画面を終了して元の画面に
戻ります。
評価の各項目について下表にまとめておきます。これを参考にして、自分
の弱点を見つけ出してレッスンしましょう。
機能編
「ネット」 機能を利用するためには、 インターネットに接続されている必要があります。 ここで紹介するサービスは無料ですが、インターネットに接続するために必要な回線業者やプロバイダにかかる費用は、 お客様がご負担する必要があります。
「ピアノマスター」は、インターネットと組み合わせることにより、さらに魅力的な機能を追加します。「ネット」機能は、インターネットに接続してハイスコアを競い合ったり、レッスン曲をリクエストしたり、サポートを提供したりする無料のサービスです。
「ネット」 機能は、 インターネット上の KAWAI のサーバーで提供されます。 したがって、 ここで紹介する機能は発売時点でのものであり、 今後新しく追加されたり、 内容が変更されたりすることがあります。
「メニュー」画面で、[ ネット ] ボタンをクリックすると、「ネット」画面が表示されます。
「ネット」 画面を表示させてインターネットに接続されると、 現在レッスン中のユーザー情報 ( ユーザーのプロパティやシリアル番号 ) や曲の情報 ( レッスン曲のプロパティや成績 )がインターネットを経由して KAWAI のサーバーに送られます。 ユーザー個人の情報は送信されません。
ブラウザの [ 戻る ] や [ 進む ]ボタンと同じ機能です。
トップページ ( ネット機能のホーム)を表示します。
「ネット」 画面を終了して、
「メニュー」画面に戻ります。
「ネット」画面の中身は、通常のインターネットホームページのように、画面の任意の機能をクリックしてページを表示させることができます。アイコンボタンを使って、前のページに戻ったり、次のページに進んだり、トップページにジャンプしたりすることができます。
「グレードⅠのグレードテスト」に合格すると、ネット上にあなたの得点を登録することができます。グレードⅠに合格したら、そのレッスン曲を選曲した状態で「ランキング」ページを表示してください。
①あなたのxxxxxとそのときのレッスンの設定が登録画面に表示されます。
機能編
② 「ランキング表示」ボタンをクリックすると、 あなたの成績がサーバに登録され、 他のユーザーの成績とランキングが表示されます。
● リクエスト
あなたが「ピアノマスター」で練習したいと思う曲をリクエストするページです。リクエストの多い曲は、KAWAI の e スコアショップなどで販売される予定です。
「ピアノマスター」の使い方やトラブル集など、よくある質問とその答えが表示されます。本マニュアルや、使い方ヘルプで解決できない疑問はここで探してみてください。
機能編
● 掲示板
「ピアノマスター」に関する掲示板です。「ピアノマスター」のユーザーの方のみ利用できます。
● オンライン登録
シリアル番号は、 このマニュアルの裏表紙にシールで貼りつけてあります。
新たにユーザー登録を行ったり、登録情報の変更を行います。登録されたユーザーは、「ピアノマスター」のネット機能を使用することができます。
「ヘルプ」 のほかにも、 このマニュアルを十分読めば、 使い方に関するたいていのことはわかるようになっています。 また、「ネット」機能の「FAQ コーナー」や、 KAWAI コンピュータミュージックのホームページなどでも、 最新の情報を得ることができます。
「ピアノマスター」には 2 種類の「ヘルプ」機能が用意されています。「使い方ヘルプ」と「楽典ヘルプ」です。「使い方ヘルプ」は、各画面の説明や操作方法を解説します。「楽典ヘルプ」は、ピアノの弾き方や楽譜の読み方について解説します。
● 使い方ヘルプ
機能編
各画面の下部にある [ ヘルプ ] ボタンをクリックすると、その画面に関する「使い方ヘルプ」のページが表示されます。
ブラウザの [ 戻る ] や [ 進む ]ボタンと同じ機能です。
トップページ ( この機能の使い方ヘルプのホーム ) を表示します。
「ヘルプ」 画面を終了して、元の画面に戻ります。
「ヘルプ」画面の中身は、通常のインターネットホームページのように、画面の任意の機能をクリックしてページを表示させることができます。アイコンボタンを使って、前のページに戻ったり、次のページに進んだり、トップページにジャンプしたりすることができます。
「ピアノマスター」は、「楽譜ビュー」を使って実際の五線譜を見ながらピアノの練習をすることもできます。これは、ある程度楽譜が読める方に適したレッスン方法です。しかし、楽譜を読めない方でも、この「楽典ヘルプ」の機能を使えば、楽譜を見てレッスンすることもできるようになります。「ピアノマスター」で、ピアノがマスターできるだけでなく、「楽譜の読み方までマスターできる」のです。
機能編
また、3-5.「選曲」の「試聴」(p.57) の項でも紹介したように、ピアノの奏法に関するアドバイスを「ムービー」で見ることができます。「楽典ヘルプ」の中には、このムービーがたくさん収録されています。まるで「ピアノのレッスンビデオを見るような感覚で、ピアノの弾き方がマスターできる」のです。
「アドバイス」 のある音符には、このようなマークが付いていま
す。 ここをクリックすると、その 「アドバイス」 のムービーが表示されます。
「楽譜ビュー」のときの、「試聴」「指番号編集」
。
「レッスン」「詳細」の各画面に [ 楽典ヘルプ ] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、「楽典ヘルプ」のトップページが表示されますまた、「試聴」「指番号編集」「レッスン」の各画面でピアノロールや楽譜が表示されているとき、
「アドバイス」が付いている音符をクリックすると、その「アドバイス」に関連した楽典ヘルプの
「ムービーページ」が表示されます。