SiO-Programmer
SiO-Programmer
SiO コントローラ用パソコンソフト
取扱説明書
Rev 1.01
SiO-Programmer 使用許諾契約書
この度は、SiO-Programmer をご利用いただき、誠にありがとうございます。
SUS(株)(以下「甲」という)が作成したソフトウェア・プログラム SiO-Programmer のご使用にあたり、以下の契約に御同意戴きます。本契約に御同意戴けない場合は、SiO-Programmer をお客様のパソコンから直ちに削除して戴きます。
1.本契約はお客様が SiO-Programmer の使用を始めたときから発効します。
2.SiO-Programmer に関する著作権は、甲が保有します。
3.お客様は甲製 SiO コントローラ を用い、お客様自身に限り、自己の業務上の目的にのみ
SiO-Programmer を使用することができます。
4.甲の書面による事前の同意を得なければ、SiO-Programmer および付属文書の複製、改変、他への引用はできません。
5.お客様が SiO-Programmer を使用された結果の影響については、甲は免責とさせていただきます。(SiO-Programmer 免責事項 参照)SiO-Programmer の使用によりお客様にいかなる損害が発生したとしても、甲に対して賠償を求めることはできません。
6.お客様が本条項に違反された場合や本契約を継続しがたい重大な事由がある時は、甲は直ちに使用許諾を解除できるものとします。
7.甲は SiO-Programmer に関するすべての仕様について、事前の通知なしに変更できるものとします。また SiO-Programmer に関するいかなる保証も行わないものとします。
SiO-Programmer 免責事項
SiO-Programmer をご使用されたことによって、お客様のパソコン本体および周辺機器やデータなどに何らかのトラブルや損害が生じたとしても、当社では一切責任をおいかねます。このことをご理解いただいたうえで、SiO-Programmer をご利用下さい。
商標について
1. Windows のロゴは米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国おける登録商標です。
2. Adobe Acrobat Reader はアドビシステムズ社の商標です。
目次
・はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 4
・ご使用の際の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 4
・概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 5
・動作環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 6
・インストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 7~11
・アンインストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.12
・SiO コントローラの設定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.13
・USB ケーブル接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
・起動方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
・プログラム画面について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.15
・ツールアイコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.16~17
・データの編集 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.18~27
・入出力モニタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.28
・メッセージ表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.29
・SiO-Programmer に関するお問い合わせ先・・・・・・・・・・・・・・ P.29
はじめに
SiO-Programmer は、SUS Corp.の SiO コントローラ をサポートするパソコン用ソフトェアです。
プログラムデータやパラメータを、簡単かつ効率的に登録することができます。また、編集したデータをファイルに保存したり、印刷したりすることができます。
本ソフトにより、SiO コントローラ が皆様により使いやすいものと感じていただけることと思います。
ご使用の際の注意事項
● SiO-Programmer に通信ケーブルを接続および取り外しする際は、必ず SiO コントローラ
の電源を OFF にしてください。
● SiO-Programmer とお客様のパソコンでデータ通信を行う際は、当社指定の USB ケーブルをご使用下さい。
● SiO-Programmer とお使いのパソコンがデータ通信を行っている際は、SiO コントローラの電源を OFF にしないでください。またデータ通信中に USB ケーブルがはずれたりしないよう、USB ケーブルはしっかりと接続してください。
● USB メモリをデータの保存先としてご使用の場合、ソフト起動中の取り外しはしないで下さい。
● プログラムデータの登録時や IO モニタの強制出力などで激しくボタンを連打すると、通信が止まってしまう可能性があります。ボタンを激しく連打するような使用はしないで下さい。
概要
SiO-Programmer のサポートする機能を以下に簡単に説明します。
◆プログラムの編集
プログラムデータの編集を行います。
編集した各データは、ファイル保存や印刷ができます。
また通信によって各データの読み込み・登録・照合が可能です。
◆パラメータの設定
ハードタイマ最大値や ON/OFF 繰り返し設定のタイミングなどの編集を行います。
◆モニタ実行
入出力のモニタが可能です。出力は状態を強制的に切替えることができます。
動作環境
SiO-Programmer を動作させるためには、以下の環境が必要です。
◆対応するパソコン機種
本ソフトが動作する事を確認した機種は以下の通りです。
Windows 7 (32Bit 版)
Windows 8 (32Bit 版) Windows 8.1 (32Bit 版)
が動作する機種 (IBM PC、および PC/AT 互換機(DOS/V))
※ 上記 OS であっても、機種によっては正常に動作しない場合もあります。
※ 64Bit 版 OS では動作しない事がありますので、ご注意下さい。
◆CPU&メモリ
800MHz 以上の CPU、512MB 以上のシステムメモリを推奨拡張メモリ 512MB 以上を推奨
◆ハードディスク空き容量
空き容量 10MB 以上
◆ディスプレイ
解像度 1024×768 以上カラー256 色以上
◆その他
USB2.0 ポート
インストール方法
SiO-Programmer は、パソコンのハードディスクにインストールして使用します。ここでは、SiO-Programmer のインストール方法を説明します。
1 | SUS ㈱ホームページ(xxxx://xxx.xxx.xx.xx) で、 SiO-Programmer の使用許諾契約書を読み、御同意戴けたらダウンロード用のホームページへ進みます。 | |
2 | SiO-Programmer のセットアッププログラムをお客様のパソコンにダウンロード(保存)して頂きます。ダウンロード用の 自己解凍ファイルが用意されています。ファイル名は、 SiO-Programmer_###.exe です。 ※ ###には、バージョンの数値が入ります。 | |
3 | 実行画面が出てきたら、「保存(S)」ボタンをクリックします。 | クリック |
4 | ファイルをダウンロードするフォルダを適当に作成し、そのフォルダを指定します。 ここでは、例として”Temp”というフォルダを作成し、そこを保存する 場所に指定し、[保存(S)]ボタンをクリックして保存します。 | 名前の確認 xxxx |
5 | ホームページからダウンロード(保存)したファイルを、「マイコンピュータ」または「エクスプローラ」で表示させ、ダブルクリックして下さい。 | ダブルクリック |
6 | ダブルクリックすると、解凍先の指定が必要となりますので、適当なフォルダを指定してください。例として、ここでは先ほど保存した”Temp”という フォルダに解凍します。 | 確認 クリック |
7 | 「setup.exe」をダブルクリックし、インストールを開始して下さい。 | ダブルクリック |
※インストール時に、システムファイルや共有ファイルを、他のアプリケーションが使用していると
インストールできない場合があります。従って、インストール前に他のアプリケーションを終了させるようにしてください。
※SiO-Programmer をインストールしようとしているパソコンに、旧バージョンの
SiO-Programmer がインストールされている場合、新バージョンのインストールはできません。旧バージョンの SiO-Programmer を削除したいときは、
「アンインストール方法」P.12 を参照して下さい。
クリック
ユーザ名および所属を入力し、
[次へ(N)]ボタンをクリックして下さい。
10
同意いただいた上で、[次へ(N)]ボタンをクリックして下さい。
※同意いただけない場合は、インストールを
続行することができませんので、ご了承下さい。
SiO-Programmer の使用許諾契約書の内容をお読みいただき、使用許諾契約書の内容に同意していただいた上で、[次へ
(N)]をクリックして下さい。
9
セットアップ開始の画面が表示されたら、[次へ(N)]ボタンをクリックして
下さい。
8
入力
クリック
11 | プログラムのインストール先として、 | インストール先を変更する場合 クリック |
標準では“Program Files”フォルダの中 | ||
に、”SiO-Programmer###”というフォ | ||
ルダを | ||
作り、その場所にインストールします。 | ||
標準の設定で宜しければ、[次へ(N)] | ||
ボタンを押してください。 | ||
フォルダを変更するときは、[変更(C)] | ||
ボタンを押して、任意のフォルダを指定 | ||
してください。 | ||
※ ###はバージョン番号 | ||
12 | インストール先や、入力した名前や所属 (会社名)を確認し、内容に間違えが無ければ、[インストール(I)]ボタンを押して下さい。 | クリック |
13 | デバイスドライバのインストールウィザードが表示されます。[次へ(N)]をクリックします。 | |
14 | 右のような画面が表示されたら、[このドライバーソフトウェアをインストールします(I)] をクリックします。 |
15 | デバイスドライバのインストールが終了したら、[完了] をクリックします。 | ||
16 | SiO-Programmer のインストールウィザードがインストール完了画面に切り替わります。 [完了(F)]を押してください。 | クリック | |
17 | インストール完了後は、ダウンロードに使ったフォルダ(例:”Temp”)や、 ”SiO-Programmer_###.exe”や解凍後にできたファイル(“setup.exe”など)は 削除してもかまいません。 | ||
削除してかまいません | |||
アンインストール方法
パソコンのハードディスクからファイルなどを削除することをアンインストールといいます。ここでは、SiO-Programmer をパソコンのハードディスクからアンインストールする方法を説明します。
1 | [スタート]-[コントロールパネル]をクリックし、コントロールパネルを開いてください。 | クリック | ||
2 | [プログラムのアンインストール]をダブルクリックして下さい。 | ダブルクリック | ||
3 | [プログラムと機能]で 「SiO-Programmer」を選択し、右クリックをして「アンインストール」を選択して下さい。 | 右クリック | ||
4 | デバイスドライバのアンインストールを行う場合は「Windows ドライバパッケージ」を選択します。 | |||
5 | [ユーザーアカウント制御]が表示されますので、「はい」を選択して下さい。 | |||
クリック |
SiO コントローラの設定方法
SiO コントローラを使用するためには、以下の手順を実行します。
SiO-Programmer と
デバイスドライバのインストール
SiO コントローラと PC を接続
SiO-Programmer の起動
SiO-Programmer で
出力条件・パラメータを設定
SiO-Programmer で設定をコントローラに登録
SiO コントローラで動作を確認
USB ケーブル接続方法
パソコン側
コントローラを接続する前に、SiO-Programmer とドライバをインストールしてください。ドライバのインストールをせずに接続しても、コントローラを認識しません。(→P.7)
インストール後、USB ケーブルのコネクタのタイプA 側をパソコンのUSB ポートに繋いで下さい。
<注意>1台の PC に複数の SiO コントローラを接続すると、ポート No が最も小さいコントローラのみと通信を行います。複数のコントローラと同時に通信を行うことはできません。
コントローラ側
USB ケーブルのコネクタのマイクロ USB 側を、コントローラに接続してください。
接続するときは、コントローラ本体を手で押さえながら、そっとコネクタを差し込んで下さい。
起動方法
インストールが終了すると、スタートメニューに SiO-Programmer のショートカット
アイコンが作成されますので、それをクリックすることによってソフトを起動させることができます。
。
インストール時に登録先の変更がなければ、以下の場所にアイコンが登録されます [スタート]-[プログラム]-[SiO-Programmer V###] ※ ###はバージョン番号
プログラム画面について
(4)メモ→ P.23
入出力分のメモ欄があり、入出力に ついてメモすることができます。半角
文字 16 文字以下、全角文字 8 文字以下を入力できます。ここにメモした内容は、入出力モニタの設定画面モニタで表示さます。→P.28
※コントローラには登録されません。保存
する際はファイルに保存してください。→P.16
(6)読込ボタン・登録ボタン
コントローラ本体と通信し、設定の読み込みや登録を
行います。
(5)その他設定→ P.24
パラメータを設定します。
●画面各部の名称と機能を解説します。
(2)出力条件設定→ P.18
入力や時間、出力を指定し、SiO コントローラの設定を行います。
(1)ツールアイコン→P.16
データの比較や IO モニタ、設定ファイルの保存などができます。
(3)プロジェクト名
コントローラに登録できるコメントです。半角英数 8 文字以下を入力できます。
ツールアイコン
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7) (8)
(1) 比較
SiO-Programmer 上で設定されているデータと対象との比較を行います。比較対象は「接続された SiO コントローラ」又は「データファイル」から選択することができます。
異なった設定がある場合は、異なる部分が赤く表示されます。
※コントローラと比較する場合は、コントローラと通信を行いますので、パソコンと SiO コントローラを接続してください。
(2) 新規作成
設定中の画面を破棄し、新規に設定を開始します。
破棄した設定は復元できませんので、保存しておくことをお勧めします。
(3) 開く
保存された設定ファイルを開きます。設定データファイル(*.SiO)を選択してください。ファイルに保存されていた設定データが画面に反映されます。
※SiO ファイルを SiO-Programmer にドラッグアンドドロップすることでもファイルを開くことができます。
(4) 保存
現在の設定状況を、ファイル名を指定して保存します。
設定ファイルの拡張子は(.SiO)です。ファイル名を”sample”として保存した場合
“sample.SiO”と保存されます。
(5) 入出力モニタ
入出力モニタを開始します(→P.28)。
モニタでは、入出力状態を確認することができます。
また、コントローラが STOP 状態の場合のみ、出力の状態を強制的に切替えるさせることができます。
※コントローラと通信を行いますので、パソコンと SiO コントローラを接続してください。
(6) 印刷
設定された画面を印刷します。
(7) ヘルプ
取扱説明書を表示します。
pdf 形式で表示されます。Adobe Reader がインストールされていない場合は
表示することができませんので、Adobe Reader のインストールを行ってください。
(8) 言語選択
言語の変更を行います。
言語は日本語・英語に対応しています。
データの編集
<入出力プログラムの作成>
「出力条件設定」部分では、SiO コントローラのプログラミングを行います。
プログラムデータは新規に作成する以外に、ファイルやコントローラから読み込むことができます。
8点の出力設定が可能です。
拡張コントローラ接続時のみ、16点の出力設定が使用できるようになります。「ここから拡張ユニット」以下(出力 9~16)は、拡張コントローラの接続時のみ有効な出力設定ですが、条件として使用することは可能です(→P.27)。
1.出力する No をクリックし、有効状態にします。
クリックすることで、編集できるようになります。
※クリックされていない出力の設定もコントローラに登録されますが、
有効ではないため、動作に反映されません。必ずクリックしてから登録してください。
2.各項目を設定します。
各出力の設定を行います。詳細は各項目の詳細(→P. 20)をご覧ください。
項 目 | 設 定 x x | |
出力 | 条件を満たすと出力する出力先です。「OUT1」の場合は出力1の出力設定で す。 | |
ON の条件 | 出力する条件を指定する項目です。 条件は2つ設定することができ、「さらに」「または」で関連付けることができます。1つだけ条件付ける場合は、3~5つ目を「-」にしてください。 例:「入力1か入力2が ON になったとき」に出力する場合 押す 1 または 2 ON ON | |
状態 | すると | し続けると |
待ち時間 | 条件を満たしてから出力までの待ち時間を設定します。 例1:0.0→満たした瞬間に出力 例2:2.0→満たしてから 2.0 秒後に 出力 | ON にするための条件です。条件を満たし続ける時間を設定します。 例:3.0→条件を 3.0 秒間満たし続けると出力 |
値は直接値、ハードタイマーT1、T2 で設定できます。→タイマー設定を参照 | ||
OFF の条件 | 上記設定を満たして出力された後、OFF にする条件を設定します。 「ON 条件が不一致」「時間経過→※下記参照」「入出力の変化」から設定できます。 ・入出力の ON・OFF ・指定時間経過 ・条件の満足・不満足
| |
ON 状態 | 出力の種類を設定します。ON/OFF 繰り返しは 3 種類の間隔を指定できます。 |
3.設定をコントローラに登録します。
登録を行わないと、設定がコントローラに反映されませんので、必ず登録をしてください。
※コントローラが STOP 状態であることを確認してから登録を行ってください。
RUN 状態だと無効メッセージが表示され、登録することができません。
設定が正しくない場合、以下ようなウィンドウが表示されます。
正しく設定されていない項目が表示されますので、表示された項目を確認し、修正してください。
<各項目の詳細>
プログラム画面の設定で選択できる項目です。
①ON の条件
出力が ON するための条件です。2つ指定することができ、使用しない出力を条件に指定することで、3つ以上の条件を設定することができます。
項 目 | 設 定 x x |
RUN | コントローラが RUN 状態であることを表しています。 「RUN」を「ON」と登録することで、使用時には必ず条件を満たします。 「RUN」を「OFF」に設定すると、条件を満たしませんのでご注意ください。 |
INIT | コントローラを RUN 状態にしてから、指定した秒数だけ ON になる信号です。秒数は「その他の設定」で設定することができます。一斉に初期化や原点復帰を行いたいときに便利です。 「INIT」「ON」と登録すると、RUN 状態になってから指定秒間 ON になり、その後 OFF になります。 「INIT」「OFF」と登録すると、RUN 状態になってから指定秒間 OFF になり、その後 ON になります。 |
入力出力 | 「入力」「出力」により条件を設定します。 「入力1」「ON」で入力1が ON になると出力されます。 「出力1」「ON」で出力1が ON になると出力されます。 |
さらにまたは | 2つ目の条件を指定するときに使用します。 「さらに」は1つ目の条件と2つ目の条件をどちらも満たす必要があります。 「または」はどちらかの条件を満たすだけで構いません。 |
②状態
動作を開始するまでの時間や、条件とする時間を指定することができます。
項 目 | 設 定 x x |
すると | ON の条件が満たされた瞬間から、出力が ON になる待ち時間を設定します。一度条件が満たされたら、待ち時間の間に条件を満たさなくなっても出力さ れます。 |
し続けると | 「し続けると」を選択すると、ON の条件を一定時間満たした場合に出力され るようになります。 |
③OFF の条件
ON 状態の出力が OFF になる条件を指定します。
項 目 | 設 定 x x |
ON の条件 | 「ON の条件」で設定した条件を OFF の条件とします。 「OFF」とセットで使用することで、ON の条件を満たさなくなったときに出力を OFF にするよう設定できます。 「ON」に設定すると、出力されません。 |
時間 | 出力が ON になった瞬間から指定した時間が経過すると OFF になります。 「直接値」を指定することができます。 |
T1,T2 | 出力が ON になった瞬間から指定した時間が経過すると OFF になります。ハードタイマを設定することができます。 |
RUN | コントローラが RUN 状態であることを表しています。 「RUN」を「OFF」と登録することで、一度出力するとコントローラを OFF にするまで出力し続けます。 「RUN」を「ON」に設定すると、出力しませんのでご注意ください。 |
入出力 | 「入力」「出力」により条件を設定します。 「入力1」「ON」で入力1が ON になると出力が OFF します。 「出力1」「ON」で出力1が ON になると出力が OFF します。 |
④出力状態
出力の種類を設定できます。
項 目 | 設 定 x x |
ON | 出力が ON し続けている状態です。LED で表すと「点灯」となります。 |
ON/OFF 繰り返し | ON→OFF を交互に繰り返します。LED で表すと「点滅」となります。 ON/OFF 繰り返しは3つ設定することができ、間隔は「その他の設定」で変更することができます。 |
<タイマー設定>
「状態」「OFF の条件」項目でタイマーの設定を行う際、「直接値」を入力するかハードタイマーを使用するかを選択することができます。
1.直接値
時間を直接入力します。0~300.0 秒まで指定することができます。
2.ハードタイマー
「T1」「T2」はハードタイマーの使用を表しています。同じ値を繰り返し使用する場合や、PC がないときにタイマーを変更する可能性がある場合などに便利です。
ハードタイマーは、コントローラのアナログタイマーで設定する値です。設定された値をタイマーとして使用することができます。ハードタイマーの最大値はPCソフト内の
「ハードタイマー設定」で設定できます。最大値を登録したら、最大値からの割合分をアナログタイマーで設定します。最大値は 5.0~300.0 秒まで指定できます。
例.
0.0 秒 5.0 秒
①ハードタイマーの最大値を 5.0 秒に設定 ②最大値を 5.0 秒としてアナログタイマーを設定
<入出力メモ>
入出力メモを使用することで、動作をイメージしながらプログラミングを行うことができます。
メモで使用できる文字数は全角8文字以下、半角16文字以下です。
実際に接続されている入出力をメモすることにより、
プログラム画面のメッセージに反映され、実際の動作を確認することができます。また、IO モニタ画面にも反映されます。
<その他設定>
「その他設定」では、パラメータを変更することができます。
①ハードタイマ
ハードタイマの最大値を設定します。ハードタイマについては、P.22 を参照してください。
5.0 秒から 300.0 秒までを指定することができます。T1、T2 それぞれを設定できます。
②ON/OFF 繰り返し設定
プログラム画面の「ON 状態」の「ON/OFF 繰り返し1」「ON/OFF 繰り返し2」
「ON/OFF 繰り返し3」に関する設定です。ON と OFF が変化するタイミングを設定できます。
間隔:ON と OFF を足した長さを指定します。0.1 秒~100.0 秒を指定することができます。
ON 時間:ON の間の時間を指定します。
ON 時間
間隔
秒
③INIT 時間
プログラム画面の「ON の条件」で設定できる「INIT」の時間を指定します。INIT 時間は、コントローラが RUN 状態になると ON になり、ここで指定した秒数が経過すると
OFF になります。「ON の条件」において、この INIT 信号を条件として指定することができます。
<設定例>
例1:入力1が1秒間ONし続けると、出力1が8秒間ONします。 押す 1 1秒間 1 8秒間 1 ON ON OFF |
例2:入力1と入力3がONした瞬間、出力2がONになります。 入力1か入力3、あるいは両方がOFFになると、出力2はOFFになります。 押す 押す 押す 1 3 2 1 3 2 ON ON ON ON OFF OFF |
例3:入力6が5秒間ONし続けるか、入力7が5秒間OFFし続けると、 出力4が2.5秒後に5秒間点滅、その後OFFになります。ハードタイマーを使用します。 押す ま 6 2.5秒間 た ON 4 5秒間 4 は 7 2.5秒間 ON/OFF OFF 繰り返し 1 OFF ハードタイマー設定画面で、T1 と T2 を 5.0 秒と設定します。 T1 はアナログタイマーを半分に絞り、T2 はアナログタイマーを最大まで絞ります。 T1 T2 |
例4:入力1と入力2と入力3をONにすると、出力5がONになります。 1 押す す ON べ 2 押す 5 て ON ON 3 押す ON 出力6に入力2と入力3の条件を設定し、出力5の条件に入力1と出力6を設定することで、 3つ以上の条件を指定します。 |
<便利な設定>
プログラム画面で、知っていると便利な機能を紹介します。
①プロジェクト名を登録
プロジェクト名はコントローラに書き込むことができますので、どのようなプログラムが書かれているかをメモしておくことができます。ファイル保存を行う場合でもファイル名とは別に保存されるため、ファイルから読み込み、そのまま書き込むことができます。
②初期化
プログラム画面上で右クリックし「OUT□を初期化」をクリックすると、クリックした位置にある出力設定だけを初期化することができます。
③プログラム確認
出力 No の部分にカーソルを合わせると、出力設定を文章で表示させることができます。入出力メモの内容が反映されるので、プログラムの内容がわかりやすくなります。
※出力が有効の場合のみ表示されます。
④仮想出力
出力9以上は拡張コントローラを接続しなければ使用することはできませんが、 コントローラ内部での出力は行われるため、条件などに使用することができます。例えば、以下のようなプログラムがあります。
・
・
・
上記のプログラムでは、入力1をONにしたとき、出力1が出力されます。まず、入力1をONしたとき、出力9がONになります。
拡張コントローラは接続されていないため、出力9が ON になっても
SiO コントローラ上では変化はありません。
しかし、出力9はONになっているため、出力1がONになります。
上記のように、直接接続されていない出力を条件に指定することで、多様な動作が可能です。
入出力モニタ
入出力モニタでは、入出力の状態をモニタすることができます。
入出力モニタは、画面右上のモニタアイコンをクリックすることで表示できます。コントローラと PC が接続されていない場合は使用できません。
拡張コントローラ未接続時は、入力・出力共に8点ずつ表示されます。
モニタでは、コントローラの RUN/OFF の他、入出力の確認をすることができます。入出力の名前は、設定画面で記入されたメモの内容に置き換わります。
(3)入力チェック
入力を表します。
IN は赤、OFF はグレー
(2)出力チェック
出力を表します。
ON は緑、OFF はグレー コントローラ OFF 時のみ、
ダブルクリックで出力を反転させることができます。
(4)設定画面モニタ
設定画面のレイアウトで入出力モニタを行います。
ON は赤、OFF は白
(1)コントローラスイッチチェックコントローラの RUN か STOP を 表します。
RUN は緑、STOP はグレー
また、画面下部xxをクリックして、設定画面をイメージした入出力モニタを表示できます。
メッセージ表示
SiO-Programmer では、各種メッセージを表示し、ユーザへ状態をお知らせする機能がついています。
以下を確認してください。
メッセージ | x x |
読込みエラーが発生しました | XxX xxxxxxとの通信に失敗しました。 1.SiO コントローラと PC が接続されているか、SiOコントローラの電源が入っているか確認します。接続されている場合は、USB ケーブルが破損していないか確認してください。 2.最初から通信が行えない場合は、PC ソフトやデバイスドライバが古いバージョンである可能性があります。古いデバイスドライバや PC ソフトをアンインストールし、SUS の HP から新しいソフト又はデバイス ドライバをダウンロードしてください。 |
読込みに失敗しました | |
登録に失敗しました | |
通信に失敗しました | |
SiO コントローラではありません | |
不明なコマンドです | |
RUN 中は登録できません | SiO コントローラが RUN 状態の場合、プログラムを登録することはできません。SiO コントローラを OFF の状態にしてから登録を行ってください。 |
以上の項目の設定を確認してください | プログラムが正しく設定されていないため、登録することができません。赤で示された項目の設定を確認し、 正しい設定を行ってください。 |
IO 状態の強制出力に失敗しました | SiO コントローラの電源が落ちているか、USB ケーブルが抜けている可能性があります。又は、USB ケーブルが破損していないか確認してください。 |
強制出力に失敗しました | |
IO 状態の取得に失敗しました | |
RUN 中は強制出力できません | SiO コントローラが RUN 状態の際は、IO モニタの強制出力を行うことはできません。SiO コントローラを OFF の状態にしてから強制出力を実行してください。 |
Adobe Reader をインストールしてください | ヘルプボタンを押すと、pdf 形式の取扱説明書を表示しますので、Adobe Reader がインストールされていない PC では確認することができません。 |
言語ファイルが破損しています | SiO-Programmer の言語ファイルが破損しており、読み込むことができません。一度 SiO-Programmer をアンインストールし、再度インス トールしてみてください。 |
SiO-Programmer に関するお問い合わせ
SiO-Programmer の不具合や不明点に関するお問い合わせは、電子メールにて以下のアドレス宛に御願い致します。
改版履歴
版 | 年 月 x | x x | 変更ページ |
1.00 | ‘16/06/01 | 第1版制定 | |
1.01 | ‘16/08/30 | <設定例> 例3 T1の設定値を修正 <便利な設定>④仮想出力 解説修正 | P25 P27 |