IBM Cloud Application Performance Management
サービス記述書
IBM Cloud Application Performance Management
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Cloud Application Performance Management (APM) は、クラウド、オンプレミスおよびハイブリッドのアプリケーション、ならびに IT インフラストラクチャーをインテリジェントにモニター、分析および管理できるよう設計されています。この製品はユーザー・エクスペリエンスのモニタリングを可能にし、問題のxx原因を速やかに突き止めて障害を事前に防ぎ、ユーザーの満足度を維持できるようにすることでアプリケーション・インフラストラクチャーの安定度の向上を促します。主要な利点には以下が含まれます。
● ユーザーの観点からアプリケーション・パフォーマンスを理解できるようにすること。
● 実際の商取引の間にアプリケーションがどのように動作するのかを確認すること。
● ボトルネックと性能低下のxx原因を診断できるようにすること。
● 動的トレンドを管理するための洞察を引き出すこと。
● システム環境でアプリケーション・コンポーネントを検出すること。
1.1 IBM Cloud Application Performance Management, Base
本「クラウド・サービス」は、アプリケーション認識型のインフラストラクチャーでリソース・モニタリング機能を提供して、問題についてユーザーにアラートを発し、それらを迅速かつ効率的に解決できるようにします。
IBM Cloud Application Performance Management, Base は、以下の機能を搭載しています。
● IBM Application Performance Management UI (APM UI) により、ユーザーはアプリケーションの正常性を表示したり、関連するイベント、およびそのアプリケーションと関係のあるコンポーネントの
「重要パフォーマンス指標」(KPI) といった、より詳しい内容を確認するためにドリルダウンすることができます。
● 変更または削除が可能なアプリケーション構造を自動的に発見して定義します。
● エージェントを自動的にインストールして構成します。手動による介入は最小限で済みます。
● ユーザーは、コンポーネント全体にわたって分類された応答時間により、アプリケーションに対する真のエンド・ユーザー・エクスペリエンスを特定できます。
● ユーザーは、すべてのモニター対象リソースについて、正常性に関する主要なメトリックを確認することができます。
● ユーザーは、しきい値の作成および変更を行うことで、問題を視覚的に特定してアラートを受信することができます。
● IBM Cloud Application Performance Management のアラートに基づいた、問題に関するIBM Control Desk のサービス要求の自動生成をサポートします。
● IBM Cloud Application Performance Management のイベントのIBM Tivoli Netcool OMNIbus への統合をサポートします。
1.2 IBM Cloud Application Performance Management, Advanced
本「クラウド・サービス」は、トランザクションの追跡、エンド・ユーザー・エクスペリエンスのモニ
タリング、コード・レベルの診断などの拡張モニタリング機能を提供します。本「クラウド・サービス」
には、IBM Cloud Application Performance Management, Base の全機能に加えて、以下の機能が含まれています。
● トランザクションの追跡により、ユーザーは、すべてのモニター対象のブラウザー、Web サーバー、およびアプリケーション・サーバーにわたって、アプリケーション・パフォーマンスの障害を特定 することができます。
● ユーザーは、モバイルおよびデスクトップのサポート対象ブラウザーのユーザーに見える応答時間を、コンポーネントごとで分類することにより、アプリケーションに対する真のエンド・ユー
ザー・エクスペリエンスを特定することができます。
● パフォーマンスをコード・レベルにまで分解し、コンテキスト・データやスタック・トレースなどの重要な診断情報を含みます。
1.3 IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid
IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid オファリングの使用許諾により、お客様は、クラウドを介して「クラウド・サービス」を使用するか、ソフトウェア (すなわち「IBM プログラム」)をオンプレミスで導入できます。この使用許諾に含まれる「IBM プログラム」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base Private です。
お客様は、「クラウド・サービス」のサブスクリプションを継続している限り、「IBM プログラム」を使用、テクニカル・サポートおよび「IBM プログラム」アップグレードへアクセスできます。
1.4 IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid
IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid オファリングの使用許諾により、お客様は、クラウドを介して「クラウド・サービス」を使用するか、ソフトウェア (すなわち「IBM プログラム」) をオンプレミスで導入できます。この使用許諾に含まれる「IBM プログラム」は、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Private です。
● お客様は、「クラウド・サービス」のサブスクリプションを継続している限り、「IBM プログラム」を使用、テクニカル・サポートおよび「IBM プログラム」アップグレードへアクセスできます。
1.5 オプション・サービス
1.5.1 IBM Cloud Application Performance Management, Base Extension Pack
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base および IBM Cloud Application Performance Management, Advanced のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・リソースのモニタリングが追加されます。この Extension Pack で提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
1.5.2 IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Extension Pack
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・リソースの追加モニタリングのほか、一部コンポーネントを対象としたトランザクション追跡や診断情報が提供されます。この Extension Pack で提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
1.5.3 IBM Cloud Application Performance Management, Infrastructure Extension Pack
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base および IBM Cloud Application Performance Management, Advanced のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・インフラストラクチャー・コンポーネントのモニタリングが追加されます。この Extension Packで提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
1.5.4 IBM Operations Analytics Predictive Insights on Cloud for IBM Cloud Application Performance Management Base
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base および IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid のアドオンとして提供されます。IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid オファリングのこのアドオンの使用許諾により、お客様は、クラウ
ドを介した「クラウド・サービス」のみ使用できます (同等のオンプレミス・アドオンが存在しないため)。
本「クラウド・サービス」は、以下によって、IBM Cloud Application Performance Management, Base または IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid の機能を拡張します。
● 「通常」動作のベースラインを定義するためにパフォーマンス管理データを自動的に分析します。
● xxxxxの示す値がそのベースラインから逸脱すると、APM UI 上に異常として表示され、問題の発生をオペレーターに通知します。
● xx原因を突き止められるように関連するメトリックを制御するなど、その異常についてオペレーターが深く探れるようにします。
1.5.5 IBM Operations Analytics Predictive Insights on Cloud for IBM Cloud Application Performance Management Advanced
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced およびIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のアドオンとして提供されます。IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid オファリングのこのアドオンの使用許諾により、お客様は、クラウドを介した「クラウド・サービス」のみ使用できます (同等のオンプレミス・アドオンが存在しないため)。
本「クラウド・サービス」は、以下によって、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced
またはIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid の機能を拡張します。
● 「通常」動作のベースラインを定義するためにパフォーマンス管理データを自動的に分析します。
● xxxxxの示す値がそのベースラインから逸脱すると、APM UI 上に異常として表示され、問題の発生をオペレーターに通知します。
● xx原因を突き止められるように関連するメトリックを制御するなど、その異常についてオペレーターが深く探れるようにします。
1.5.6 IBM Cloud Application Performance Management, Availability Monitoring
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced およびIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のアドオンとして提供されます。IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid オファリングのこのアドオンの使用許諾により、お客様は、クラウドを介した「クラウド・サービス」のみ使用できます (同等のオンプレミス・アドオンが存在しないため)。
本「クラウド・サービス」は、世界中にある複数の拠点から Web アプリケーションの拡張シンセティック・モニタリング機能を提供し、お客様が以下を行えるようにします。
● 世界中のいくつかのロケーションから、アプリケーションの実行時間と応答時間を最短 1 分の頻度でモニターします。
● Selenium を使用してスクリプト化されたブラウザー対話経由で、Web ページのロード、API 呼び出し、シミュレートされたユーザー・フローの各パフォーマンスを測定するためのシンセティック・テストを実行します。
● ウォーターフォール分析を使用して、リンク切れ、大きな画像、遅い検索、または外部要求などから来る障害の正確なステップを特定します。
● ブラウザー障害の自動xxxxx・xxxxと過去のパフォーマンス統計の視覚化で問題を診断します。
1.5.7 IBM Cloud Application Performance Management, z Systems Extension Pack
z Systems Extension Pack では、お客様の既存のIBM OMEGAMON メインフレーム・モニタリング・エージェントを活用して、z/OS ベースのアプリケーション・コンポーネントを表示します。これにより、ビジネスはアプリケーション・オーナーの観点から、その他のアプリケーション・コンポーネントとともに重要なアプリケーションの z/OS コンポーネントについて正常性を確認することができます。
z Systems Extension Pack は、IBM Cloud Application Performance Management, Base、IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced、および IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のいずれかのアドオンとして提供されます。さらに、この拡張機能パックを使用するには、1 つ (またはそれ以上) の IBM OMEGAMON on z Systems オファリングに対する使用許諾が必要です。IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid オファリングまたはIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid オファリングのこのアドオンの使用許諾により、お客様は、クラウドを介した「クラウド・サービス」のみ使用できます(同等のオンプレミス・アドオンが存在しないため)。
z Systems Extension Pack により、お客様は以下が可能です。
● IBM Cloud Application Performance Management ダッシュボードで z/OS モニタリング・メトリックを表示すること。
● z Systems オペレーターおよび対象分野の専門家向けの z/OS OMEGAMON ユーザー・インター
フェースと、アプリケーション・オーナーおよびIT 運用向けのIBM Cloud Application Performance Management ユーザー・インターフェースとの間におけるデータの整合性。
1.5.8 IBM Cloud Application Performance Management, Base Extension Pack Hybrid
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid およびIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・リソースのモニタリングが追加されます。この Extension Pack で提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
1.5.9 IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Extension Pack Hybrid
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・リソースの追加モニタリングのほか、一部コンポーネントを対象としたトランザクション追跡や診断情報が提供されます。この Extension Pack で提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
1.5.10 IBM Cloud Application Performance Management, Infrastructure Extension Pack Hybrid
本「クラウド・サービス」は、IBM Cloud Application Performance Management, Base Hybrid およびIBM Cloud Application Performance Management, Advanced Hybrid のアドオンとして提供されます。この製品ではアプリケーション・インフラストラクチャー・コンポーネントのモニタリングが追加されます。この Extension Pack で提供されるモニタリングの完全なリストについては、製品資料をご確認ください。
2. コンテンツおよびデータ保護
「データ処理およびデータ保護に関するデータ・シート」(「データ・シート」) には、処理対象の「コンテンツ」の種類、発生する処理活動、データ保護機能、および「コンテンツ」の保存および返却に関する仕様書に関する、「クラウド・サービス」に固有の情報が記載されています。「クラウド・サービス」およびデータ保護機能に関する詳細または説明および条件 (お客様の責任を含みます。) がある場合には、本条に記載されます。お客様が選択したオプションにより、「クラウド・サービス」のお客様による使用に適用される「データ・シート」が複数ある場合があります。「データ・シート」は英語のみの提供となります(現地言語での提供はありません)。現地の法律または慣習の慣行にかかわらず、両当事者は英語を理解していること、および「クラウド・サービス」の取得および使用に関して英語が適切な言語であることに同意します。以下の「データ・シート」が「クラウド・サービス」およびその利用可能なオプションに適用されます。
お客様は、i) IBM が、IBM のみの裁量により、「データ・シート」を随時変更することができ、かつ ii)かかる変更された内容が変更前の内容に置き換わることを承諾します。「データ・シート」に対する変更は、i) 既存のコミットメントの改善もしくは明確化、ii) 最新の採用された基準および適用法への整合の維持、または iii) 追加コミットメントの規定のいずれかを行うことを意図しています。「データ・シート」のいかなる変更も「クラウド・サービス」のセキュリティーを著しく低下させるものではありません。
適用される「データ・シート」へのリンク:
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=1413346926904
お客様は、「クラウド・サービス」の利用可能なデータ保護機能を注文、有効化、または使用するために必要な対策を講じる責任を負うものとします。お客様がかかる対策を講じることを怠った場合 (「コンテンツ」に関するデータ保護またはその他の法的要件を満たさないことも含みます。) には、お客様は
「クラウド・サービス」の使用に対して責任を負います。
EU 一般データ保護規則(EU/2016/679) (GDPR) が「コンテンツ」に含まれる個人データに適用される場合に、その適用範囲に限り、xxxx://xxx.xxx/xxx にあるIBM の「データ処理補足契約書」(DPA) および
「DPA 別表」が適用され、本契約の一部として参照されます。本「クラウド・サービス」に適用可能な
「データ・シート」は「DPA 別表」の位置づけです。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間(以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合(個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別
「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
99.9% 未満 | 2% |
99% 未満 | 5% |
95% 未満 | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、電話、電子メール、オンライン・フォーラム、およびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM の IBM Software as a service support guide (xxxxx://xxx-00.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxx_xxxxxxx_xxxxx.xxxx) には、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスが規定されています。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「平均管理対象仮想サーバー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。サー バーとは、処理装置、メモリー、および入出力機能から構成され、1 人または複数のユーザー、あるいは 1 つまたは複数のクライアント・デバイスが要求するプロシージャー、コマンド、またはアプリケーションを実行する物理コンピューターのことです。ラック、ブレード格納装置、またはその他の類似装置が使用されている場合、必要なコンポーネントを持つ分離可能な物理デバイス(例えば、ブレードまたはラック・マウント・デバイス) については、それ自体が別個のサーバーとみなされます。「仮想サーバー」は、物理サーバーで使用可能なリソースをパーティション化することで作成される仮想コンピューター、またはパーティション化されていない物理サーバーのいずれかになります。お客様は、お客様の「PoE」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」により管理される「仮想サーバー」の平均数をカバーするのに十分な「平均管理対象仮想サーバー」のエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
b. 「100 万アイテム」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アイテム」とは、
「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のアイテムが 1 回発生することをいいます。「PoE」または「取引文書」に規定されている課金期間中、「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する各「アイテム」をカバーするのに十分なエンタイトルメント(100 万単位で切り上げ) を取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、「アイテム」は「データ・ポイント」と呼ばれます。「データ・ポイント」は以下のとおりに算出されます。T シンセティック・モニタリング・テストが M 分ごとに L ロケーションから実行される場合、1 か月あたりの「データ・ポイント」の数 = T * L * ((60/M)*24*30)。簡易テスト (HTTP がAPI およびWeb URL を呼び出す) の場合、1 つの簡易テス ト・インスタンス = 1 つの「データ・ポイント」。拡張テスト(Web ページ・ロード、Selenium を使用するスクリプト化されたブラウザー・ユーザー・フロー、スクリプト化された REST API シーケンス) の場合、1 つの拡張テスト・インスタンス = 100 の「データ・ポイント」。お客様は、
「100 万データ・ポイント」バンドルを利用して、簡易テストと拡張テストを組み合わせることができます。
5.2 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
5.3 請求頻度
選択された請求頻度に基づき、IBM は請求頻度期間の開始時点で支払い期日の到来している料金をお客様に請求します。ただし、後払いの対象となる超過分や料金の使用タイプは除きます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
お客様は、次のような危険性の高い活動をサポートするものとして、「クラウド・サービス」を単独で、または他のサービスや製品と組み合わせて使用してはなりません。核施設、公共交通システム、航空管
制システム、自動車管理システム、兵器システム、または航空機航行もしくは通信の設計、建築、管理、または保守。あるいは「クラウド・サービス」の障害が生命の危険や重大な人身傷害を引き起こす可能
性があるその他のあらゆる活動。
7.2 イネーブリング・ソフトウェア
「クラウド・サービス」を使用するには、お客様がご自身のシステムにイネーブリング・ソフトウェアをダウンロードする必要があります。イネーブリング・ソフトウェアにより、「クラウド・サービス」の使用が促進されます。お客様は、「クラウド・サービス」の利用に関連してのみ、イネーブリング・ソフトウェアを使用することができます。イネーブリング・ソフトウェアは現状のまま提供されます。