IBM eMessage
サービス記述書
IBM eMessage
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM eMessage Cloud Service は、IBM Campaign と共に使用するように設計されており、これによりお客様は、イベント・トリガーまたはバッチ処理によるメッセージングにおいて、デジタル・メッセージをセグメント化し、対象を絞り、パーソナライズするために、クロスチャネル、デモグラフィック、取引行動を通じて収集された顧客データ、または対話履歴を活用することができます。
IBM eMessage は、文書の作成、およびデジタル・メッセージの展開を可能にする電子メール・サービス・ソリューションです。「eMessage」は、電子メールおよびランディング・ページ・キャンペーンのテストおよび実稼働での導入のために、メッセージ・ドキュメント・コンポーザー、コンテンツ・ライブラリー、およびHTML プレビューの機能を提供します。さらに、「eMessage」は、デジタル・メッセージの永久的および一時的なバウンス、ほぼリアルタイムの開封やクリックの追跡について、キャンペーン後の分析情報を提供します。
IBM eMessage – Push Notification は、モバイル向けの顧客エンゲージメント・ソリューションで、これによりお客様は、ユーザーのスマートフォン・アプリケーションに対して、シンプル形式およびリッチ形式のプッシュ通知を作成し、送信することができます。
a. 電子メール・サービスのソリューション
IBM eMessage のサブスクリプションでは、以下を提供します。
(1) ドキュメント・コンポーザー:「クラウド・サービス」ユーザーは、電子メールやランディン
グ・ページを、テンプレートにより構成または編集することができます。テンプレートでは、静的コンテンツ (テキスト、画像、およびリンクを含みます。) の領域、および受信者の特性
に基づいて、ドラッグ・アンド・ドロップのグラフィカル・インターフェースによりシステムでコンテンツを付け加えることができる、カスタマイズ可能な領域が定義されています。パーソナライズされた、またはオンライン・フォームをベースとしたランディング・ページは、「クラウド・サービス」を通じてホスティングされるカスタマイズされたWeb ページです。
(2) コンテンツ・ライブラリー: お客様が作成したテンプレートを保存し、また、JPG、PNG、およびGIF の画像、個別のコンテンツ要素に関連する共通のテキストなどの、パーソナライズされた電子メール・メッセージおよびランディング・ページを作成するために必要なコンテンツ・ファイルを備えています。
(3) 電子メール・プレビュー:「eMessage」では、メール配信の間にアセンブルされるドキュメン
トのサンプルを表示するとともに、電子メール・クライアント (Yahoo、Gmail、Hotmail など)、 iPhone やAndroid ベースのデバイス、およびInternet Explorer や Firefox などのブラウザーで、 アセンブルされたドキュメントをプレビューできる機能が提供されています。
(4) メッセージ配信:「eMessage」では、ターゲット層およびホスト・ランディング・ページに対してパーソナライズされた電子メールを送信します。配信については、イベント・トリガーまたはバッチ処理によるメッセージングの 2 つの選択肢があります。イベント・トリガーによるトランザクション電子メールは、ビジネス・システムで検知された、特定の所定トランザクションに応じて送信される、1 件の電子メール・メッセージです。IBM は、トランザクション電子メール・メッセージを処理するホストWeb サービスとして、「eMessage」の Transactional Mailing Service (TMS) を提供しています。お客様は、アプリケーション開発者と協力して、会社のトランザクション管理システムを「eMessage」のTMS と統合することがで
きます。バッチ処理によるメッセージでは、指定された日時に、またはほぼリアルタイムで配信を行うことができます。
(5) 「eMessage」のシステム・テーブル:「eMessage」のシステム・テーブルは、ローカル・ネットワーク内で、企業のファイアウォールの内側にインストールされる IBM Campaign のスキー
マに含まれています。このシステム・テーブルは、メール配信ごとの宛先および応答データ、追跡可能なリンクに関するリンク追跡データ、電子メール受信者の各リストに対して選択さ
れたデータを格納します。
(6) レポートおよびバウンス管理:「eMessage」では、一般的なメーリング、個別のメッセージ、および各電子メール・メッセージに関連する特定のイベントに対する電子メールの応答(電子メールの開封、および外部のWeb サイトへのリンクのクリックについてのデータを含む) を記録します。さらに、「eMessage」では、メッセージの永久的および一時的なバウンスに関する情報が保存され、メッセージの不達についてISP にフィードバックを提供することができます。
b. モバイル向け顧客エンゲージメント・ソリューション
IBM eMessage Push Notification のサブスクリプションでは、お客様は、お客様のスマートフォン・アプリケーションのユーザーに対して、シンプルなテキストベースのリッチなプッシュ通知を作成
し、送信することができます。このソリューションは、マーケティング担当者に、メッセージ作成、ターゲティング、および分析の機能を提供します。また、開発者と技術チームに、シンプル・テキ スト形式およびリッチ形式によるプッシュ通知を可能にするソリューションを提供します。このソ リューションには以下が含まれます。
(7) 時間帯、地理的区分に基づくメッセージ・スケジューリング、頻度管理、および CRM に基づくセグメンテーションなどのキャンペーン管理機能
(8) メッセージの編集およびプレビュー、メッセージのパーソナライズ、およびバッジ管理用のコンテンツ管理ツール。ならびに
(9) マーケティング実績評価および分析機能。
1.1 セットアップ・サービス・オファリング
1.1.1 IBM eMessage Reputation Identify SaaS Setup
IBM eMessage Reputation Identity SaaS Setup の初回のプロビジョニングに対してセットアップ料金が適用されます。本サービスでは、利用可能なIBM eMessage – Email Onboarding Services で提供される量を超えて、追加の「レピュテーションID」を使用できるように「クラウド・サービス」環境が更新されます。
1.1.2 IBM eMessage Test Account SaaS Setup
IBM eMessage Test Account Setup の初回のプロビジョニングに対してセットアップ料金が適用されます。本サービスでは、利用可能な IBM eMessage – Email Onboarding Services で提供される量を超えて、追加の
「テスト・アカウント」を使用できるように「クラウド・サービス」環境が更新されます。
1.2 継続的なサービス・オファリング
1.2.1 IBM eMessage Push Notification Ongoing Advisory Services
以下を組み合わせて提供します。毎年、追加として 1 件のプッシュ通知実装受け入れテスト・サイクル、
20 時間 (年間合計) までの電子メールまたは電話による質疑応答。
1.2.2 IBM eMessage Push Notification Ongoing Standard Services
以下を組み合わせて提供します。IBM eMessage – Push Notification Ongoing Advisory Services に含まれる サービスに加えて、追加として 10 時間 (年間合計) までの電子メールまたは電話による質疑応答、毎年追
加として 1 件のプッシュ通知実装受け入れテスト・サイクル、2 件までの専用のキャンペーン実績報告書、
10 時間 (年間合計) までのコンソールの利用およびプッシュ戦略全般に関する指導。
1.2.3 IBM eMessage Push Notification Ongoing Professional Services
以下を組み合わせて提供します。IBM eMessage – Push Notification Ongoing Standard Services に含まれる サービスに加えて、追加として 10 時間 (年間合計) までの電子メールまたは電話による質疑応答、毎年追加として 4 件までのプッシュ通知実装受け入れテスト・サイクル、サポート・チケットについて優先度に応じた応答、2 時間(年間合計) までの季節的マーケティング活動に関する助言サポート、オプションとして、重要業績評価指標およびアプリケーション/プッシュ通知の短期あるいは長期の目標を取り扱う週 30 分間のミーティング。
1.2.4 IBM eMessage Campaign Strategy Services
毎月 1 件のキャンペーンについて、プッシュ通知のキャンペーン方法の戦略、頻度、およびスケジュールに関する助言を行います。
1.2.5 IBM eMessage Strategy & Campaign Configuration Services
毎月 1 件を限度としたキャンペーンについて、以下を組み合わせて提供します。Campaign Strategy Services に含まれるサービスに加えて、マーケティング・カレンダー通知スケジュールの作成支援、IBM eMessage – Push Notification のコンソールにおける 2 件までの通知のセットアップ、およびお客様に対する 2 つまでの通知のスクリーン・ショットの提供。
1.2.6 IBM eMessage Strategy, Planning & Campaign Configuration Services
毎月 3 件を限度としたキャンペーンについて、以下を組み合わせて提供します。Strategy & Campaign Configuration Services に含まれるサービスに加えて、お客様に対する (電話による) リアルタイムの通知テスト、および 2 件までの専用報告書の提供。
1.3 リモートから提供されるサービス・オファリング
1.3.1 IBM eMessage Email Onboarding Standard Services
IBM eMessage の電子メール・サービス・ソリューションを契約中のお客様に対してリモート・コンサルティング、ベスト・プラクティス、研修、および構成を 60 時間を限度に提供します。これには、増強、
教育、および配信可能量レポートの提供が含まれますが、これらに限られません。最大 2 個の「レピュテーション ID」のセットアップおよび 1 個の「テスト・アカウント」が含まれます。
1.3.2 IBM eMessage Email Onboarding Professional Services
IBM eMessage の電子メール・サービス・ソリューションを契約中のお客様に対してリモート・コンサルティング、ベスト・プラクティス、研修、および構成を 75 時間を限度に提供します。これには、増強、教育、配信可能量レポートおよびユース・ケース支援の提供が含まれますが、これらに限られません。
最大 5 個の「レピュテーション ID」のセットアップおよび 2 個の「テスト・アカウント」が含まれます。
1.3.3 IBM eMessage 配信サービス
エンゲージメントごとに以下の 3 項目について、合計 15 時間を限度にサービスを提供します。肯定的なメール評判を維持するための推奨事項を備えたメール評判の分析、受信箱への配信を改善するための審査および協議手順、スパムの苦情を最小限にするための分析および推奨事項。
1.3.4 IBM eMessage コンテンツ・サービス
エンゲージメントごとに以下の 3 項目について、合計 15 時間を限度にサービスを提供します。肯定的なメール評判を維持するための推奨事項を備えたメール評判の分析、受信箱への配信を改善するための審査および協議手順、スパムの苦情を最小限にするための分析および推奨事項。
1.3.5 IBM eMessage ベスト・プラクティス・サービス
エンゲージメントごとに以下の 3 項目について、合計 15 時間を限度にサービスを提供します。キャン
ペーン分析評価、多方面キャンペーンの開発、セグメントを適切に再活性化または不活性化させる方法、他のチャネルにおける購読中止またはスパムの苦情の分析方法、ブランドおよび評判戦略の管理、A/B
スプリットの設定評価、先進のスクリプティングの評価。
1.3.6 IBM eMessage カスタム電子メール・サービス
上記の eMessage「リモート・サービス」オファリング (上記のIBM eMessage Delivery Service、IBM eMessage Content Service、およびIBM eMessage Best Practices Service の各条項に記載されています。) の中から、任意の 2 項目を提供します。
1.3.7 IBM eMessage Push Notification Onboarding Advisory Services
以下を組み合わせて提供します。5 つまでのアプリケーション・キーのセットアップ、20 時間までの電子メールまたは電話による質疑応答、Android、iOS、Windows の通知サービスを使用する任意の 2 つのネイティブ・アプリケーションについて初回のプッシュ通知実装受け入れテスト・サイクル、1 時間までのマーケティング担当者に対するリモート・コンソールの研修および開発者に対する実装の研修。
1.3.8 IBM eMessage Push Notification Onboarding Standard Services
以下を組み合わせて提供します。IBM eMessage – Push Notification Onboarding Advisory Services に含まれ
るサービスに加えて、追加として 10 時間までの電子メールまたは電話による質疑応答、アカウント作成、
2 つまでのユーザー・インターフェースの画面のカスタマイズ、オプションとして週 30 分間のミーティング、Android、iOS、Windows の通知サービスを使用する任意の 4 つのネイティブ・アプリケーションについて初回のプッシュ通知実装受け入れテスト・サイクル、IBM または第三者の IBM eMessage – Push Notification 互換ソフトウェアとの 1 件までのソフトウェア統合サービス。
1.3.9 IBM eMessage Push Notification Onboarding Professional Services
以下を組み合わせて提供します。IBM eMessage – Push Notification Standard Services に含まれるサービスに加えて、追加として 10 時間までの電子メールまたは電話による質疑応答、カスタム・ロールおよび各アカウントのアクセス権の設定、アプリケーションのセットアップの一環としての証明書作成、IBM
eMessage – Push Notification に接続できる IP アドレスを特定するためのホワイトリスティング・サービス、 IBM または第三者のIBM eMessage – Push Notification 互換ソフトウェアとの追加として 2 件までのソフト ウェア統合サービス。
2. コンテンツおよびデータ保護
「データ処理およびデータ保護に関するデータ・シート」(「データ・シート」) には、処理対象の「コンテンツ」の種類、発生する処理活動、データ保護機能、および「コンテンツ」の保存および返却に関する仕様書に関する、「クラウド・サービス」に固有の情報が記載されています。「クラウド・サービス」およびデータ保護機能に関する詳細または説明および条件 (お客様の責任を含みます。) がある場合には、本条に記載されます。お客様が選択したオプションにより、「クラウド・サービス」のお客様による使用に適用される「データ・シート」が複数ある場合があります。「データ・シート」は英語のみの提供となります(現地言語での提供はありません)。現地の法律または慣習の慣行にかかわらず、両当事者は英語を理解していること、および「クラウド・サービス」の取得および使用に関して英語が適切な言語であることに同意します。以下の「データ・シート」が「クラウド・サービス」およびその利用可能なオプションに適用されます。お客様は、i) IBM が、IBM のみの裁量により、「データ・シート」を随時変更することができ、かつ ii) かかる変更された内容が変更前の内容に置き換わることを承諾します。「データ・シート」に対する変更は、i) 既存のコミットメントの改善もしくは明確化、ii) 最新の採用された基準および適用法への整合の維持、または iii) 追加コミットメントの規定のいずれかを行うことを意図しています。「データ・シート」のいかなる変更も「クラウド・サービス」のデータ保護を著しく低下させるものではありません。
適用される「データ・シート」へのリンク:
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=1413337857098
お客様は、「クラウド・サービス」の利用可能なデータ保護機能を注文、有効化、または使用するために必要な対策を講じる責任を負うものとします。お客様がかかる対策を講じることを怠った場合 (「コンテンツ」に関するデータ保護またはその他の法的要件を満たさないことも含みます。) には、お客様は
「クラウド・サービス」の使用に対して責任を負います。
EU 一般データ保護規則(EU/2016/679) (GDPR) が「コンテンツ」に含まれる個人データに適用される場合に、その適用範囲に限り、xxxx://xxx.xxx/xxx にあるIBM の「データ処理補足契約書」(DPA) および
「DPA 別表」が適用され、本契約の一部として参照されます。本「クラウド・サービス」に適用可能な
「データ・シート」は「DPA 別表」の位置づけです。DPA が適用される場合、「復処理者」の変更の通知を提供するIBM の義務およびかかる変更に異議を申し立てるお客様の権利は、DPA に規定されるとおりに適用されます。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間(以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合(個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別
「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
99.95% 未満 | 2% |
99% 未満 | 5% |
98% 未満 | 10% |
97% 未満 | 20% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、電子メール、電話、およびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM の IBM Software as a service support guide (xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxx_xxxxxxx_xxxxx.xxxx) には、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスが規定されています。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
● 「アドレス可能デバイス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アドレス 可能デバイス」とは、「クラウド・サービス」によりアドレス指定可能なアプリケーションがイン ストールされるデバイスです。「クラウド・サービス」によりアドレス指定可能なアプリケーショ ンの各インストールは、別個の「アドレス可能デバイス」としてカウントされます。お客様の「取 引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」によってレポートされる「アドレス可能デ バイス」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「デジタル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「デジタ ル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」が管理または処理する電子的なコミュニケーションです。お客様の「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」によって管理または処理される「デジタル・メッセージ」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「送信電子メール」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。電子メールは、
「クラウド・サービス」を介して送信する電子通信です。お客様の「取引文書」に定める課金期間中の「送信電子メール」の合計数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」は、
「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「レピュテーションID」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「レピュ テーション ID」は、IP アドレスもしくはドメインまたはその両方の組み合わせであり、電子メー
ルの到達率を向上させるために利用されます。「クラウド・サービス」内に作成するお客様の「レピュテーション ID」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「テスト・アカウント」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「テスト・アカウント」は、テスト環境、開発環境またはステージング環境内での使用に限定して設定されるアカウントです。お客様の「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」内でお客様のために作成される「テスト・アカウント」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 セットアップ料金
1 回限りのセットアップ料金は、発注された各セットアップ・サービスに対して「取引文書」に記載された料金で請求されます。
オンデマンドセットアップ料金は、発注された場合、サービスに対して「取引文書」に記載された料金で請求されます。
5.3 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
5.4 リモート・サービス料金
リモート・サービスの料金は、かかるリモート・サービスの「取引文書」に記載された料金で請求され、リモート・サービスが使用されたか否かにかかわらず、購入から 90 日後に満了となります。
5.5 請求頻度
選択された請求頻度に基づき、IBM は請求頻度期間の開始時点で支払い期日の到来している料金をお客様に請求します。ただし、後払いの対象となる超過分や料金の使用タイプは除きます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
お客様は、「クラウド・サービス」を、単体または他のサービスもしくは製品と組み合わせて、高リスク活動、即ち核施設、公共交通システム、航空管制システム、自動車制御システム、兵器システム、または航空機の航行もしくは通信の設計、構築、管理、もしくは保守、または「クラウド・サービス」の障害が生命の危険や重大な人身傷害を引き起こすおそれがあるその他のいかなる活動のサポートのためにも使用しないものとします。
7.2 イネーブリング・ソフトウェア
「クラウド・サービス」を使用するには、お客様がご自身のシステムにイネーブリング・ソフトウェアをダウンロードする必要があります。イネーブリング・ソフトウェアにより、「クラウド・サービス」の使用が促進されます。お客様は、「クラウド・サービス」の利用に関連してのみ、イネーブリング・ソフトウェアを使用することができます。イネーブリング・ソフトウェアは現状のまま提供されます。
7.3 ブラインド・カーボン・コピー
ブラインド・カーボン・コピー(BCC) で送信された電子メールは、「デジタル・メッセージ」または
「送信電子メール」として請求の対象となります。