Contract
xx市公共下水道事業xx浄水管理センターし尿受入施設建設工事
設計施工監理業務委託仕様書
令和4年10月
置賜広域行政事務組合
目 次
第1章 総則 1
第1節 一般事項 1
1 業務の目的 1
2 委託業務名 1
3 委託業務場所 1
4 履行期間 1
5 適用の範囲 1
6 疑義 1
7 業務内容の変更 1
8 守秘義務及び中立性の保持 1
9 関係官公庁及び関係機関等との協議 2
10 関係法令等の遵守 2
11 資料の貸与 2
12 提出書類 2
13 技術者の配置 2
14 議事録及び報告書 3
15 費用の負担 3
16 業務の完了 3
17 検査 3
18 その他 3
第2節 対象工事 4
1 工事の概要 4
2 工事名 4
3 工事場所 4
4 工期 4
5 工事内容 4
第2章 設計施工監理業務 5
1 設計監理業務 5
2 施工監理業務 6
3 報告書等の提出 7
4 業務分担 9
第1章 総則
第1節 一般事項
1 業務の目的
本業務は、置賜広域行政事務組合(以下「本組合」という。)が発注するxx市公共下水道事業米沢浄水管理センターし尿受入施設建設工事(以下「本工事」という。)に際して、本組合を補佐し、又は助言することにより、計画に示された工事の内容が設計及び施工の過程において適正に実施され、所定の性能、安全性及び維持管理の容易性を有した施設となるように行うものである。
2 委託業務名
米沢市公共下水道事業米沢浄水管理センターし尿受入施設建設工事設計施工監理業務委託
3 委託業務場所
xxxxxxxxx0000xx xxxxxxxxxxxxx
4 履行期間
契約締結の日から令和7年3月18日まで
5 適用の範囲
本仕様書は、本業務の遂行にあたって基本的内容について定めるものであり、本仕様書に明記されていない事項であっても、本仕様書の目的達成のために必要な資料及び書類、又は業務の性質上、必要と思われるものについては、本組合と本業務受注者(以下
「受注者」という。)が協議のうえ受注者の責任においてすべて完備しなければならない。なお、本仕様書に記載されていない事項は、国土交通省大臣官房官庁営繕部「建築工事監理業務委託共通仕様書」及び国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「建築工事監理指針」・「機械設備工事監理指針」・「電気設備工事監理指針」の最新年度版による。
6 疑義
受注者は、本仕様書の内容、本仕様書に明示のないもの及び業務遂行上疑義が生じた場合、速やかに本組合と協議のうえ、本組合の意図を十分に理解し、業務を遂行するものとする。
7 業務内容の変更
本組合が必要であると認めた場合には、本組合と受注者による協議により業務内容を変更するものとする。なお、業務変更に伴う委託料の変更については、本組合と受注者が別途協議のうえ決定するものとする。
8 守秘義務及び中立性の保持
受注者は、本業務の遂行上知り得た事項について、第三者に漏らしてはならない(契約期間満了後においても同様)。また、受注者は常にコンサルタントとしての中立性を
厳守すること。
9 関係官公庁及び関係機関等との協議
受注者は、関係官公庁との協議を必要とするとき、または協議を求められた場合は誠意をもってこれにあたり、その内容を遅滞なく本組合に報告し対応しなければならない。また、受注者は、本組合が本工事を進めて行くうえで必要な関係法令、規則、その他の手続、申請手続等の支援を行い、関係官公庁及び関係機関等への対応に協力すること。
10 関係法令等の遵守
受注者は、本業務の遂行にあたり、関係する法令規則、細則、通知等を遵守し、適切に対応しなければならない。また、受注者は常に最新の法令に基づき、本業務を遂行しなければならない。
11 資料の貸与
本業務の遂行上必要な資料の収集、調査、検討等は、原則として受注者が行うものであるが、現在本組合が所有し、業務に利用できる資料はこれを貸与する。この場合、貸与を受けた資料については、そのリストを作成のxx組合に提出し、業務完了とともに返却すること。
12 提出書類
受注者は、業務の着手及び完了に当たって下記の書類を提出しなければならない。
(1) 着手時 ア 履行届
イ 業務工程表承認願ウ 業務計画書
エ 管理技術者指定通知書オ 管理技術者経歴書
(2) 完了時
ア 業務完了通知書イ 業務報告書
ウ 業務報告書の引渡書 (3)その他
ア 契約書で定める書類
イ 必要に応じ本組合が求める書類
13 技術者の配置
受注者は、次に示す技術者を配置し、管理技術者をもって秩序正しい業務を行わせるとともに、高度の技術を要する業務については相当の経歴を有する技術者を配置しなければならない。なお、管理技術者、プラント担当技術者及び建築担当技術者はこれを兼ねることができる。
(1) 管理技術者
技術士法で定める技術士(衛生工学部門廃棄物・資源循環又は総合技術管理部門衛生工学廃棄物・資源循環)の資格を有する者
(2) プラント担当技術者
し尿処理施設又は汚泥再生処理センターに関する設計又は施工監理の実務経験を有
する者
(3) 建築担当技術者
建築士法で定める一級建築士の資格を有する者
14 議事録及び報告書
受注者は、打合せ及び協議の都度その内容に対する議事録を作成して本組合の承諾を得るものとする。
15 費用の負担
業務に伴う必要な検査及び調査等で、受注者が行う立会及び検査に要する旅費・検査費用等の一切の費用は、全て受注者が負担しなければならない。
16 業務の完了
受注者は、業務完了後速やかに業務完了届及び業務報告書を提出し、本組合の検査を受けなければならない。本業務は、本組合の検査合格をもって完了とする。ただし、工事延長に伴う業務期間の延長については、本組合と受注者による協議のうえ、変更することがある。また、本業務に関する図書類があった場合の著作xxは、全て本組合に帰属するものとする。
17 検査
(1) 受注者は、業務完了後所定の手続きを経て本組合の検査を受けなければならない。
(2) 受注者は、業務完了通知書の提出をもって業務の完了を通知する。また受注者は、業務の完了を通知する時までに、本仕様書及び契約書等により義務付けられた業務報告書及び調査職員が指示した書類等の整備を完了し、調査職員に予め提出しておかなければならない。
(3) 業務報告書の引渡し後、記入漏れや不備、誤りが発見された場合、受注者は責任を持って速やかに訂正のうえ、差替えをしなければならない。
18 その他
本工事の発注仕様書は、本組合ホームページにて閲覧することができる。
第2節 対象工事
1 工事の概要
本工事は、米沢浄水管理センターし尿受入施設建設工事発注仕様書(以下「発注仕様書」という。)に定められたし尿受入施設をxx浄水管理センターに建設を行うものであり、実施設計及び建設工事を一括発注するものである。
2 工事名
米沢市公共下水道事業xx浄水管理センターし尿受入施設建設工事
3 工事場所
xxxxxxxxx0000xx xxxxxxxxxxxxx
4 工期
契約議決の日(令和4年11月予定)から令和7年3月18日まで
5 工事内容
米沢市、南陽市、xx町及びxx町から汲み取ったし尿、浄化槽汚泥及び農業集落排水施設汚泥を受入し、前処理(夾雑物の除去)を行い、隣接する下水道処理施設に投入する施設を設計し建設するもの。
本工事は、設計及び施工を一括発注するもので、内容を次に示す。詳細は発注仕様書のとおりとする。
(1) 設計業務
本工事を受注した者(以下「工事受注者」という。)は、本組合と締結する建設工事請負契約に基づき、本工事の実施設計業務を行う。
(2) 施設の建設
工事受注者が完成させた実施設計図書を基に、プラント設備工事、土木建築工事、付帯工事及びその他の関連工事を行う。
(3) その他関連業務
本工事に伴って発生する建設廃棄物の処理・処分及び建築確認(計画通知)等の許認可申請、プラント設備の試運転及び引渡性能試験、本工事期間中の地域住民対応等の各種関連業務(住民・議会等説明用資料、交付金の申請手続、施設設置届出等、関係官庁との行政手続きに必要な書類作成の協力、支援を含む)を行う。
第2章 設計施工監理業務
業務の内容は、本工事におけるプラント設備工事、土木建築工事、付帯工事及びその他の関連工事の設計監理及び施工監理とする。
1 設計監理業務
設計監理業務は、工事受注者から本組合に提出される「実施設計図書」、「施工承諾申請図書」及び「その他の承諾申請図書」を審査する業務である。
また、工事施工に必要な官公庁等への届出又は申請書類に関する図書等について、その内容を検討し審査する業務である。
(1) 業務の進め方
工事受注者が成果物として提出する「実施設計図書」、「施工承諾申請図書」、「その他の承諾申請図書」等について、当初から設計業務の監理に携わり、技術的検討を行い、検討結果を本組合に報告するとともに、本組合が固有の判断又は工事受注者に対して指示を行おうとする事項について助言を行うこと。また、工事受注者との設計協議の場に参加し、本組合を補佐すること。
(2) 実施設計図書の審査
ア 審査対象となる実施設計図書
(ア) 設計計算書(構造計算書、水槽容量計算書、機器能力計算書、水量収支計算書) (イ) 建築設計図(意匠図、構造図、設備図)
(ウ) 機器・配管設備図(機器配置平面図・断面図、機器配管系統図) (エ) 電気計装設備図
(オ) 設備仕様書 (カ) 工事工程表 (キ) 設計内訳書
(ク) その他指示する図書(パース図(外観、内部など))イ 審査の方法
(ア) 要求水準書等との整合性に関する検討
工事発注時に要求水準書等によって本組合が指示した事項と工事受注者が作成した「実施設計図書」とを照合し、その整合性について検討すること。
(イ) 実施設計内容に関する検討
要求水準書等において定性的に指示された事項のうち、実施設計において工事受注者がより具体的に設計した事項等について、その妥当性(施設の全体計画、施設の機能性及び維持管理の容易性)を検討し、本組合の意図を反映した設計となっていることを確認すること。
(3) 施工承諾申請図書の審査
ア 審査対象となる施工承諾申請図書 (ア) 承諾申請図書一覧表
(イ) 機器詳細図(構造図、断面図、組立図、主要部品図、付属品図) (ウ) 配管図(組立図)
(エ) 施工要領書(搬入要領書、据付要領書を含む。) (オ) 検査要領書
(カ) 計算書、検討書 (キ) その他必要な図書イ 審査の方法
実施設計に基づいて作成される個々の設備・装置等の「施工承諾申請図書」について、「実施設計図書」等との整合性を確認するとともに、選定機種、能力、材質等の妥当性及び稼動時における操作性、保守点検の容易性、安全性に関して検討を行うこと。
(4) その他の承諾申請図書の審査
ア 審査対象となるその他の承諾申請図書 (ア) 官公庁等への届出又は許認可申請書類
(イ) 試運転計画書、試運転要領書及び試運転結果報告書 (ウ) 本組合職員に対する運転指導計画書
(エ) 引渡性能試験計画書、引渡性能試験要領書及び引渡性能試験結果報告書 (オ) 完成図書
(カ) その他本組合が指示する図書イ 審査の方法
本組合の整備方針等に基づき、「発注仕様書」「実施設計図書」等と「その他の承諾申請図書」との整合性及び記載内容の妥当性を確認し、本組合が承諾行為を行うに際して必要な技術的検討を行うこと。
(5) 設計協議への参加
必要に応じて委託場所に出向し、実施設計等に係る協議、打合せを行うこと。ア 工事の着工前
土木・建築関係、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の各担当技術者が、協議内容に応じて出向すること。
イ 工事の着工後
土木・建築関係、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の各担当技術者が、定例会議に合わせて適宜出向すること。
(6) 検討結果の報告
実施設計図書審査、施工承諾申請図書審査及びその他の承諾申請図書審査の検討結果は、図書の変更若しくは改善すべき事項を指摘し、又は設計者の意図について説明を要する事項等をとりまとめて速やかに本組合に報告すること。
2 施工監理業務
施工監理業務は、本工事の施工に際し、建築士法に定める工事監理を行うもので、設計図書及び施工計画書等に沿った適正な施工が行われていることの確認を行う業務である。かつ、本組合が行う業務を、専門的かつ技術的側面から補佐し、助言する業務である。
(1) 業務の進め方
し尿受入施設建設工事について、専門的かつ技術的側面から業務を補佐し、適宜、検査、確認、助言、立会等の重点監理を行うこと。
ア 設計施工に関する本組合への助言
イ 土木・建築設備、機械設備、電気・計装設備等の関係工事、本組合への助言ウ 必要に応じた各種検査の立会
エ 施工管理状況の確認
工事受注者側における施工管理体制及び施工管理実施状況を確認すること。オ 定例会議への出席
工事竣工引渡までに行う定例会議に出席すること。
設計打合せ、月間の工程、工事進捗状況等を確認するため原則月1回実施し、議
題に応じ土木・建築関係、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の各担当技術者が出向すること。
その他、工程、工事進捗状況等を確認するために必要に応じて担当技術者が出向すること。
(2) 施工状況の確認及び検査
「要求水準書」、「実施設計図書」及び「施工承諾図書」に基づいて行われる工事の施工状況について、各設計図書との整合性を工事の必要に応じて確認すること。 ア 施工状況の現場確認及び検査
イ 出来形検査及び出来高検査立会ウ 引渡性能試験立会
エ 現地出向
工事工程ごとに施工状況を確認するため、委託場所又は本組合が指示する場所に出向すること。
(ア) 工場検査立会
工場検査については、土木・建築関係、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の担当技術者が検査内容に合わせて適宜出向すること。
(イ) 施工状況の確認
a.土木・建築関係
施工状況の確認については、関係工事の着工後、土木・建築関係の担当技術者が行うこと。
b.機械・配管関係、電気・計装関係、その他
関係工事の着工後、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の担当技術者が行うこと。
(ウ) 出来形検査及び出来高検査立会
土木・建築関係、機械・配管関係、電気・計装関係及びその他の各担当技術者が、各年度末及び引渡前に出来形検査及び出来高検査に立ち会い、工事の最終確認を行うこと。
(エ) 引渡性能試験立会
引渡性能試験の実施に当たり、担当技術者が立ち会い、確認すること。
(3) 検討結果の報告
ア 施工状況検査等報告
施工状況に関する検査報告書、各種立会検査に関する検査報告書及び協議に係る議事録をとりまとめて速やかに本組合に提出すること。
イ 年度報告
受注者は、受託業務の実績について年度報告書を作成し、本組合に提出すること。
3 報告書等の提出
報告書等の提出は、次に揚げるとおり提出すること。
(1) 設計監理業務
・実施設計図書審査結果報告(図書審査の都度提出)
・施工承諾申請図書等審査結果報告(図書審査の都度提出)
・監理業務月報(月ごとの履行報告、進捗表及び業務記録書等をA4版にまとめ業務報告書として提出すること。)
・契約書で規定するもの。
・その他本組合が必要と認めるもの。
(2) 施工監理業務
・施工状況等検査報告(出向又は検査の都度提出)
・監理業務月報(月ごとの工事履行報告、工事進捗表(出来高)、工事施工記録書及び工事写真等をA4版にまとめ業務報告書として提出すること。)
・契約書で規定するもの。
・その他本組合が必要と認めるもの。
4 業務分担
業務区分 | 受託者 | 本組合 | ||||
立会及び 作成 | 調査 | 報告 | 立会及び 作成 | 調査 | 確認 | |
工事請負関係書類 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
施工計画書審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
工事工程表審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
設計施工監理日誌 | ○ | ○ | ○ | |||
設計打合せ議事録 | ○ | ○ | ○ | |||
実施設計図書審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
改善指示事項等報告書 (施工計画・実施設計審査等) | ○ | ○ | ○ | |||
交付金関係書類等審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
建築確認申請書審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
関係機関への申請・届出等審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
工事打合せ議事録 | ○ | ○ | ○ | |||
工事日報及び月報 | ○ | ○ | ○ | |||
施工図及び承認図審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
施工要領書審査(据付等) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
改善指示事項等報告書(施工図・承認図等) | ○ | ○ | ○ | |||
検査要領書審査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
材料検査簿 | ○ | ○ | ○ | |||
材料照査 | ○ | ○ | ○ | |||
材料検査 | ○ | ○ | △ | ○ | ||
品質管理調査 | ○ | ○ | ○ | |||
品質管理試験 | ○ | ○ | ○ | |||
工場検査 | ○ | ○ | △ | ○ | ||
工場検査報告書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
工事立会い | ○ | ○ | △ | ○ | ||
工事検査 | ○ | ○ | △ | ○ | ||
工事検査報告書 | ○ | ○ | ○ | ○ |
重点検査・重点試験 | ○ | ○ | △ | ○ | ||
重点検査報告書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
一部完成、出来形及び中間検査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
一部完成、出来形及び中間検査報告書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
設計変更等の報告 | ○ | ○ | ○ | |||
緊急処理 | ○ | ○ | ○ | |||
解体材、発生材処理 | ○ | ○ | ○ | |||
性能試験要領書審査 | ○ | ○ | ○ | |||
性能試験立会い | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
性能試験報告書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
取扱説明書審査 | ○ | ○ | ○ | |||
試運転報告書審査 | ○ | ○ | ○ | |||
実績報告書審査 | ○ | ○ | ○ | |||
竣工図書審査 | ○ | ○ | ○ | |||
完成検査 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
○:所掌とする
△:必要に応じ監督職員又は調査職員が立会を行う