Contract
ホームページリニューアル業務および運用保守管理業務委託
仕様書(案)
国立循環器病研究センター平成 29 年 7 月
2. ホームページリニューアル業務 55
2.5. 現行ホームページのファイル数、リニューアル時の新規作成予定ページ数 8
2.7. ソフトウェアインストールおよび稼働開始準備作業 9
1.業務概要
1.1.目的
本契約は、平成 31 年 6 月 30 日に運用保守契約が終了する国立循環器病研究センター(以下「センター」という)ホームページについて、医療従事者や研究者、患者とその家族や一般市民など幅広い閲覧者に対し、信頼のおける情報を分かりやすく入手できるよう、魅力的で情報発信力の高いページにすることを目的に、デザイン・機能のリニューアルを計画している。また、リニューアル後は常に最新の情報を適切に提供するための運用保守を実施する。
リニューアルにあたっては、スマートフォン、タブレット対応など最新事情への対応、総務省「みんなの公共サイト運用モデル」や JIS X 8341-3:2010 といった国内外の規格・指針への準拠など複数の観点から、情報提供機能の充実を高めることを目指す。
1.2.基本方針
(1)センターでは、以下の項目を重視し、本業務を実施する。受託者は、十分に理解した上で業務を実施すること。
・ホームページのユーザビリティ、アクセシビリティの向上
・循環器病に関する情報発信の強化
・ページ作成、更新作業者の負担軽減
・センターのイメージの向上
(2)本業務の実施にあたり、センターが特に必要と認めた場合は、受託者との合意により本仕様書の一部について追加、変更ができるものとする。
(3)受託者は、必要な知識、経験、技能を持った従事者をもって業務実施にあたらしめ、適切かつ円滑な業務の遂行のために、常に責任ある業務の遂行に必要な体制を整備すること。
(4)受託者は、受託したすべての業務の遂行のために、従事者にセンターと常に円滑な連携を図らせること。
(5)受託者は、センターの目的を理解し、従事者にその達成を常に意識させるとともに常に問題意識を持ち、センターに対して業務改善のための企画・提案を行うこと。
(6)特別な専門知識を持っていない職員でも、簡単に操作できる仕様であること。
1.3.業務遂行に関する守秘義務等
(1)受託者は、受託した業務を遂行するための手順を明らかにし、最良の業務水準を維持するために、常にその改善を図ること。
(2)受託者は業務上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。また、業務終了後も同様とする。
(3)受託者は業務の実施に伴い個人情報を取り扱う場合には、行政機関個人情報保護法
および当センター個人情報管理規定に則り、受託者の責務を果たすものとする。受託者が本項に違反したことにより発生した損害については、センター受託者協議のうえ損害額を確定し、受託者がセンターに対して賠償するものとする。
1.4.委託期間
(1)ホームページ制作・リニューアル業務
・契約締結日~平成 31 年 5 月 31 日ホームページの試行運用
・平成 31 年 6 月 1 日~平成 31 年 6 月 30 日
(2)ホームページ運用保守管理業務
平成 31 年 7 月 1 日~平成 34 年 6 月 30 日
(※但し、受託者は平成 31 年 7 月 1 日の運用保守管理開始に向けて、前受託者から業務に関して十分な引継を受け、支障なく業務を開始しなければならない。)
2.ホームページリニューアル業務
2.1.デザイン・構造等
(1)利用者が必要な情報を迅速かつ確実に得られるホームページとすることを目指し、現行ホームページの構造を調査、他の類似サイトとの比較により改善すべき問題点や課題を洗い出し、改善を図ったうえで、情報分類とサイト設計を行い、分かりやすいメニュー、階層構造を実現すること。
(2)Web サイトを構成するすべてのページについて、ページ名称、URL、階層、ファイル名、最終更新日などで構成されたディレクトリマップを作成すること。
(3)直感的に理解がしやすく迷いにくいナビゲーションの仕組み(パンくずリスト等)や、掲載されている情報の識別が容易で内容を読み取りやすいデザインを実現すること。
(4)全ページで統一したデザインと操作に一貫性を持たせること。
(5)現在のセンターホームページが実現している水準以上のユーザビリティ、アクセシビリティを確保していること。
(6)最新のウェブアクセシビリティ(JIS X8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器・ソフトウェア・サービス-第3部:www コンテンツ」への準拠)を基準とした、年齢や性別の違い、インターネット利用の習熟度、障害の有無等に関わらず、それぞれの利用者が状況に応じて快適に利用できるサイトを実現すること。
(7)適用デザインの表現力を高め、センターの事業内容及び診療機能等を戦略的・効果的に PR していくことで、視覚的訴求力のあるホームページを実現すること。
(8)数年先でも陳腐化しない技術・デザインを提案すること。
(9)スマートフォンとタブレット双方の画面サイズに最適化したレスポンシブデザインであること。
(10)画面が正常に印刷できるように配慮すること。
(11)適切な方法により検索エンジンの最適化を行うこと。
(12)トップページのデザインは、センターイメージの向上につながるような洗練されたものとし、病院の利用者である患者さんの立場に立ちxxになりすぎないこと。
(13)トップページには各種のバナー設置に対する要望が多いことから、バナーを多く配置しても分かりやすく、見栄えも損なわないデザインまたは仕組みとすること。
(14)職員募集においては、次の要件を備えること。これらの要件は、センターの既設 Webサーバ(ホスティングサーバ)を利用して実現し、ホームページ利用者(モバイル端末用サイト利用者を含む)からみて、センターホームページと違和感なく一体として利用できるように対応すること。
・応募者・内定者の個人情報を Web 上で管理できること。
・応募者・内定者へのメール配信機能(グループ分けが可能であること)。
・応募者・内定者は、パソコン・モバイル端末いずれからもアクセス可能であること。
・業務説明会、採用選考、インターンシップ等の予定の掲示、参加申込機能を有すること。
・資料請求機能(設問内容は、職種に応じて項目等の調整が行えること)。
・登録されたデータは、暗号化された状態で保管されていること。また、その暗号化キーは適切なアクセス権限により保護され、悪意ある第三者によって利用されることのないよう対策を施すこと。
・登録されたデータは、必要に応じて復号を行い、ユーザによる修正・削除、CSV 形式等による出力が可能であること。
・個人情報の入力や送信にあたっては、SSL(認証含む)により、利用者のプライバシーを保護すること。
・適切なウィルス対策、外部からの不正アクセスに対し、情報漏洩、改ざんを防ぐ措置を施すなど、十分なセキュリティ対策を確保し、安定して稼働できると見込まれるシステムを構築すること。なお、個人情報を有するデータを外部のデータベース上で管理する場合においても十分なセキュリティ対策を確保すること。
・初期リリース時および大規模改修リリース時、ならびに CGI を含む動的ページの改修時には、リリースに先だってペネトレーションテストを行い、その結果をセンター担当者に報告すること。また、当該費用について見積金額に含めること。
・上記については、センター担当者と十分協議のうえ進めること。
(15)センター既設の Web サーバ(ホスティングサーバ)の利用については、センター担当者と事前に協議し、当該 Web サーバの動作環境および設定ポリシーを十分に確認したうえで提案を行うこと。なお、センター既設 Web サーバの設定変更等により別途費用が発生する場合は、当該費用についても見積金額に含めること。
(16)市販で購入できる汎用的なコンテンツ管理システム(CMS)を用いること。センター担当者の承認後に公開といった運用を容易に構築できること。そのための手順、ツール等を整備すること。また、CMS については、平成 34 年 6 月 30 日までの利用ライセンスを本調達費用に含み、複数年の運用に堪えるためのバージョンアップなど当然に必要なシステム構築を行うこと。
(17)その他、センターホームページガイドラインを理解し、業務を行うこと。
(18)契約締結後、業務実施スケジュールを当センター広報係及び契約係に提出すること。また、スケジュールが予定から変更となる場合は、都度当センター広報係及び契約係へと連絡し、スケジュールを提出の上、再調整の承認を得ること。
2.2.コンテンツ
(1)原則として現行のホームページの全コンテンツを整理、移設すること。現時点にお
ける情報価値が皆無であるコンテンツはこの限りではないが、その場合には移設しないコンテンツのリストを作成し、その妥当性について当センターの確認を受けること。
(2)コンテンツ移設にあたって、現行コンテンツに表組み等の書式化タグを含む場合はデザインと情報を分離して改訂後の枠組みに適合させることを原則とすること。
(3)コンテンツ移設にあたっては、現行ページにおけるコンテンツファイルのタイムスタンプ(作成、更新日時等)を損なうことがないよう注意すること。
(4)コンテンツ移設にあたっては、当センターの活動を周知しイメージアップを図る目的で、診療や研究のアクティビティを紹介する適切な写真、コンテンツの一部改訂、あるいは新規作成等の方法により追加すること。この際、最新の状況を取材、撮影することは本業務の範囲とする。
(5)ホームページを構成するコードファイルは、HTML、CSS、JavaScript を原則とし、標準的仕様に則ったコードを作成すること。
(6)職員募集ページを除き、CGI 等の動的なページは原則として作成しないこと。使用がやむを得ないと当センターが認める場合はこの限りではないが、セキュリティ上のリスクを十分評価、検討し、対策が十分であることを明示した CGI 設計書を提出すること。
(7)掲載する画像ファイル(図表、写真)のファイル形式は、GIF、JPG、PNG のいずれかとすること。
(8)マルチメディアファイル(音楽、ビデオ)の掲載が必要な場合には、そのファイル形式は、センターと協議の上決定すること。
(9)第三者が制作・配布したコード、画像、マルチメディアデータを使用・流用する場合は、著作権侵害とならないことを確認できる情報を添えて事前に当センターに報告し、承諾を得ること。
(10)原則として使用料の発生するコード、画像、図版等は使用しないこと。
(11)病院が主体者となって作成するホームページは、医療機関等の広告規制の対象外とされているが、不正確な情報、利用者に誤解や過大な期待を持たせる情報とならないように配慮する必要があるため、受託者はそのようなページを発見した場合は速やかにセンターに報告すること。
(12)SEO(Search Engine Optimization)を考慮したコンテンツ制作を行うこと。
(13)新規コンテンツについては、原稿や写真等はセンターで準備するものとし、受託者が作成するものとする。
(14)リニューアル時は、新規に作成するコンテンツについて、原則として公開予定日の 30 日前までにセンターから原稿を受託者に渡すこととする。
2.3.対応ブラウザ
(1)以下のブラウザでは、レイアウトを含めてコンテンツが正確に表示され、各種システムの機能が快適に利用できること。
Microsoft Internet Explorer11 以上
Mozilla Firefox52 以上
Google Chrome60 以上
Windows 版/Mac 版 Safari10 以上
iOS サファリ 10 以上アンドロイド ブラウザ
2.4.センター職員向けマニュアルの作成
センター職員向けに、以下のマニュアルを作成し、関係職員に対してホームページの運営に支障がないよう教育すること。
(1)CMS の操作方法
CMS の操作方法について、必要な事柄を説明する図解マニュアルを作成提出し、承認を得ること。なお、作成者向けマニュアルでは、CMS の操作方法だけでなく、センターホームページを作成するために必要な知識と手順を説明する。なお、当センター広報係より現地での説明依頼があった際は、当センターにて操作しながら説明すること。
(2)その他
保守・運用及び緊急時の対応について、必要な事柄を説明するマニュアルを作成する。
2.5.現行ホームページのファイル数、リニューアル時の新規作成予定ページ数
(1)現行ホームページ(2017 年 6 月時点)のファイル数は 4600。
リニューアル時に新規作成予定のページ数(見積もり時は以下の数字を使用すること)は 50 ページ。
(2)リニューアルの対象とする現行のホームページの URL は
全体のコンテンツをリニューアル対象とする。
2.6.Web サーバ等
(1)Web サーバはセンター既設の Web サーバ(ホスティングサーバ)を利用すること。
(2)CMS についてサーバを要する場合は、当センターが提供する仮想基盤システム上の仮想サーバを利用すること。また、サーバ OS ライセンスの費用を本調達に含むこと。
(3)仮想サーバは、以下の仕様のものが利用でき、OS インストール済みの状態でセンターより引き渡す。
・CPU:XeonE5-2620(6) 最大 1 個まで利用可能
・メモリ:最大6Gbyte まで利用可能
・HDD 容量:最大 100Gbyte まで利用可能
(4)上記仮想サーバで性能が不足する場合は、下記のシャーシに搭載可能なサーバにて機器を提案し、その費用を本調達に含むこと。
・IBM 製 FlexSystem シャーシ:【8721A1J】FlexSystemChassis
(5)サーバ仮想環境での稼働実績のあるシステムであること。
(6)CMS は、当センターのファイアウォール内(イントラネット)に接続し、Web サーバはセンター外部のネットワークに接続している。CMS から Web サーバへのファイル転送方法は当センターから情報を提供する。
2.7.ソフトウェアインストールおよび稼働開始準備作業
(1)基本要件
・作業の日程と体制を事前にセンターに提示し、センター担当者と協議を行い、その指示に従うこと。
・作業にあたっては、病院業務への妨げや患者への迷惑とならないよう、かつ、施 設を毀損することのないよう十分な注意を払うとともに、受注者が立ち会うこと。
・センターとの協議内容および作業内容に関して、それぞれ完了後1週間以内に書面で報告し、センターの承認を受けること。
(2)相互接続調整作業に関する要件
・調達ソフトウェア間の相互接続調整作業に関わる費用は、本調達に含まれること。
(センター側が行う費用は含まない)
・ネットワーク接続構成についてはセンターとの協議の上決定すること。
・既設ネットワークとの接続調整作業、および相互間の障害切り分け作業は、本調達に含まれること。(センター側が行う費用は含まない)また、センター担当者と作業日程を調整の上、その指示に従うこと。
・本システム導入に伴い必要となる既設ネットワークの設定変更に必要な技術情報の提供および作業への協力を行うこと。
・協議内容および作業内容を、それぞれ、完了後1週間以内に書面で報告し、センターの承認を得ること。
(3)本システムと既設システム間の接続調整作業に関する要件
・本システムを既設の認証システムなどと接続、調整すること。
・受注者は、センター担当者および既設システム設置者と協議の上、センターの指示に従うこと。
・既設システムの有するインターフェースに接続するための本システム側インターフェースは、本調達に含まれること。
・協議内容および作業内容を、それぞれ完了後1週間以内に書面で報告し、センターの承認を得ること。
(4)動作確認作業に関する要件
・導入する全てのソフトウェアについて動作確認を行うこと。
・本システムを構成するソフトウェアのうち、相互通信が必要であるシステム間の接続に関して通信テストを含む動作確認を行うこと。
・センター担当者と本システムと接続を行った既存および新設各システム間の接続に関して通信テストを含む動作確認を行うこと。
・本システムを構成するソフトウェアのうち、相互通信が必要であるシステム間の接続に関して通信障害テストを実施すること。
・障害テストにあたり既存システムに影響を与えることが想定される場合は、センターと協議すること。この際に費用が発生する場合本調達に含めること。
(5)稼働開始準備作業
・作業は、センターが無償で提供する指定された場所内で行うこと。
・稼働開始準備作業が完了し、本システムの稼働が確認された後は、保守などの作業に必要となる機器などを除き、速やかに撤収し原状に復旧すること。
2.8.センター側の体制
センター各部門へのコンテンツ原稿の依頼・回収の管理、原稿内容のチェック(医学的表記等)、各部門との連絡調整等は、センターが行う。
3.運用保守管理
3.1.運用支援
導入後、平成 34 年 6 月 30 日までの問、受託者は以下のとおり運用支援を実施すること。なお、技術支援に関連する質問及び相談に対する回答は、センターに出向いての口頭もしくは電話、メール等により迅速に行うこと。
(1)センターのホームページ担当者の指示に基づき、新規のコンテンツの作成、既存のコンテンツの変更(テキスト変更、画像差し替え・修正等)および公開・停止作業を迅速に行い、Web サーバによる公開情報の更新を支援すること。
(2)原則として、コンテンツ管理システム CMS(Content Management System)でコンテンツを作成・管理すること。
(3)トピックス、お知らせ、調達情報、職員募集、既存ページの修正など、日常的な更新に関しては、センター職員が行うので支援すること。
(4)外部からの更新作業を基本とし、センターの Web サーバと通信できる環境を有すること。
(5)平日 8:30-17:15 までの依頼に対しては即時対応できる体制であること。また、セン
ターでの作業が必要な場合においては、当日中もしくは 24 時間以内に訪問し対応すること。時間外の緊急依頼に対しても可能な限り迅速に対応すること。
(6)各種不具合の原因、対策の調査を迅速に行い、結果についてセンターに報告すること。
(7)テンプレートの作成・追加を行うこと。
(8)デザインの提案・修正・更新を行うこと。
(9)CMS、メール配信機能、参加申込機能の稼働上当然必要な事項を行うこと。
(10)2.1(2)で作成したディレクトリマップを更新し、月に一度センターに報告すること。
(11)定例で開催するセンターホームページ委員会に出席し(年 4 回程度)、アクセス統計等の分析を行い、分析結果の報告及び改善に向けた提案を行うこと。
(12)センターホームページの改修に関する費用は本契約に含まれるが、新たな技術を用いたサイト構築や大規模なシステム設計を伴う場合など、履行の難易度が相当高いと考えられる場合の費用については、センター担当者と協議のうえ決定する。
(13)各種解析等の結果、アクセス数の向上や一般に向けた読みやすさを考慮した業務改善提案をセンターに行うこと。
3.2.SEO 対策
循環器病に関連する疾患名や症状、看護師等の職員募集などに関連するキーワードについて、Google などの検索エンジンにおいて上位に表示されるように対策を講じること。
なおキーワードの設定にあたっては、センター担当者と十分協議すること。
3.3.保守管理
(1)保守管理
本業務で使用するサーバ(CMS、職員募集のための専用サイト等)について、導入後、平成 34 年 6 月 30 日までの間、オンサイト保守を行うこと。ただし、当センターのホームページを公開している Web サーバシステムの保守管理は、別途委託するので受託者の業務範囲ではない。
なお、保守に関する責任者及び担当者を定めること。また、責任者及び担当者等が記載された業務体制表を整備しておくこと。当センターが必要と認めた場合は、提示すること。
(2)障害対応
本業務で使用するサーバ(CMS、職員募集のための専用サイト等)に障害が発生した場合は、直ちに状況の把握を行い、障害箇所の特定、影響範囲の調査を行い、速やかに必要な障害復旧体制を構築すること。
なお、対応時間帯は原則として土、日曜日、祝日及び年末年始の休日(12 月 29
日~1 月 3 日)を除く 8:30~17:15 とする。
(3)ソフトウェアのバージョンアップ
ソフトウェアのバージョンアップに関しては、その適用の判断に必要な調査・評価を行ったうえで、バージョンアップ版の提供及びインストール作業を行う。
3.4.セキュリティ対策
なりすまし等による不法侵入やデータの盗聴・改ざんを防止するため、セキュリティ対策には万全の方策を行うこと。
3.5.センター外からのリモートアクセスについて
受託者が CMS でコンテンツを作成するために、当センター外からリモートで CMS サーバと WEB サーバにアクセスすること。そのための仕組みを当センター側で用意する。
受託者は安全なリモートアクセスの方法についてセンターに提案し、環境整備にあたってはセンターに協力すること。なお、環境整備に伴う費用についてはセンターが負担する。
3.6.センター側の体制
センター各部門からの掲載依頼は、センターのホームページ担当者が取りまとめて内容確認後にコンテンツ制作を受託者に依頼する(原稿は、MS-Word ファイル等で送付する)。
3.7.コンテンツ作成更新の頻度
これまでのコンテンツの掲載依頼件数は、月間 100 ファイル程度である(採用情報、調達情報はセンターにて処理するものとする)。
センターは、本業務の管理者を定め、受託者に通知する。
業務を適正かつ円滑に実施するため、管理者と受託者は常に密接な連絡をとり情報共有のうえ、業務の方針および業務の現状等に関する問題点を正すものとし、その内容についてはその都度記録し、相互に確認するものとする。
なお、全体としてのホームページ(WEB)システムを構成する要素のうち、次に記載する業務は別途委託するので、本業務の範囲外とする。ただし、これら業務の受託者と情報共有・相互連携のうえ本業務を履行すること。
(1)WEB システムが動作するハードウェア・OS・LAN・インターネット接続機器の運用管理及び保守業務、稼動監視、障害対応。
(2)一般的なインターネットの操作問合せ・障害受付の応対業務(ヘルプデスク)。ただしヘルプデスクから本業務に関連した事項について改善指示された場合の対応は、本業務の範囲内とする。
4.職員研修
4.1.職員に対する研修の実施
センター職員を対象に、ホームページ作成のための前提知識、CMS の操作等に関する研修をセンター担当者の変更の都度実施すること。(年 1 回程度)
4.2.研修対象者
センター職員 3~15 名程度予定。
(※上記は予定であり、状況に応じて人数変更の可能性がある。)
4.3.研修資料及び研修内容
研修資料は、「2-5 職員向けマニュアルの作成」で作成するマニュアルを使用するとともに、センターに導入する CMS を使用し、センター担当者が実際に操作しながら学習する内容とする。
4.4.時間数
所要時間は 1 回あたり 3 時間程度とする。
5.その他
5.1.著作権
センターホームページ及びCMS に格納される文書・画像等のデータ及び内容に関する諸権利は、原則としてセンターに帰属する。
受託業務の実施において、センターに限らず、原著作者の著作権を不正に侵害することのないよう、厳に注意すること。
5.2.第三者の権利侵害
画像等のデータを使用する場合には、第三者の肖像権・著作xxの権利を侵害することのないよう厳に注意すること。
5.3.法令の遵守
受託業務の実施に伴い適用を受ける法令、規程、基準等についてはこれを遵守すること。
5.4.疑義に関する協議
仕様書に記載されていない事項、法令により義務付けられている事項及びその他の事項についても、業務上当然必要な事項については、受託業務の範囲に含まれるものとする。
なお、疑義が生じた場合には、センターと受託者の問で協議し、取り決めるものとする。
5.5.その他
センターの規程等を遵守し、センターにとって適切な成果物を作成するよう、センターの立場にたち、業務を遂行すること。