IF PC-Software
IF PC-Software
取扱説明書
Rev. 1.10
SUS Corp.
■■ IF PC-Software 使用許諾条項 ■■
この度は、IF PC ソフトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
SUS(株)(以下「甲」という)が作成したソフトェア・プログラム IF PC ソフトのご使用にあたり、以下の契約に御同意戴きます。本契約に御同意戴けない場合は、IF PC ソフトをお客様のパソコンから直ちに削除して戴きます。
1.本契約はお客様が IF PC ソフトの使用を始めたときから発効します。
2.IF PC ソフトに関する著作権は、甲が保有します。
3.お客様は甲製 IF を用い、お客様自身に限り、自己の業務上の目的にのみ IF PC ソフトを使用することができます。
4.甲の書面による事前の同意を得なければ、IF PC ソフトおよび付属文書の複製、改変、他への引用はできません。
5.お客様が IF PC ソフトを使用された結果の影響については、甲は免責とさせていただきます。
(IF PC ソフト免責事項 参照)IF PC ソフトの使用によりお客様にいかなる損害が発生したとしても、甲に対して賠償を求めることはできません。
6.お客様が本条項に違反された場合や本契約を継続しがたい重大な事由がある時は、甲は直ちに使用許諾を解除できるものとします。
7.甲は IF PC ソフトに関するすべての仕様について、事前の通知なしに変更できるものとします。また IF PC ソフトに関するいかなる保証も行わないものとします。
8.
■■ IF PC ソフト 免責事項 ■■
●IF PC ソフトをご使用されたことによって、お客様のパソコン本体および周辺機器やデータなどに何らかのトラブルや損害が生じたとしても、当社では一切責任をおいかねます。このことをご理解いただいたうえで、IF PC ソフトをご利用下さい。
目次
○はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 4
○ご使用の際の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 4
○IF PC ソフトの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 5
○動作環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 6
○インストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P. 7~10
○アンインストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.11~12
○起動方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.13
○通信ケーブル接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.13
○IF PC ソフト取扱説明書について ・・・・・・・・・・・・・・・・ P.13
○通信ポートの確認方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.14
○IF PC ソフト画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.15
○1.メニュー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.16~18
○2.モード選択 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.19
○3.移動モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.19
○4.データ編集モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.20~23
(1)パラメータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.20~22
・動作設定パラメータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.20
・センサパラメータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.21
・原点復帰パラメータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.22
(2)アイコンボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.23
5.ステータス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.24~25
○通信エラー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.25
○IF PC ソフトに関するお問い合わせ先 ・・・・・・・・・・・・ P.25
はじめ
IF および IF PC-Software(以下 IF PC ソフト)をご利用いただき、誠にありがとうございます。ご利用の際には、取扱説明書をよくお読みになり、十分に内容をご理解いただいたうえ正しくご使用下さいますようお願い申し上げます。
特に注意事項はしっかりとお読みになり、注意事項を守ってご使用下さいますようお願い申し上げます。
■■ IF PC ソフト ご使用の際の注意事項 ■■
● IF コントローラに通信ケーブルを接続および取り外しする際は、必ず IF コントローラの電源を OFFにしてください。
● IF コントローラとお客様のパソコンでデータ通信を行う際は、当社指定の通信ケーブル
(PC232-8-CAB)をご使用下さい。
● IF コントローラとお使いのパソコンがデータ通信を行っている際は、IF コントローラの電源を OFFにしないでください。またデータ通信中に通信ケーブルがはずれたりしないよう、通信ケーブルはしっかりと接続してください。
● USB メモリをデータの保存先としてご使用の場合、ソフト起動中の取り外しはしないで下さい。
IF PC ソフト 概要
IF PC ソフトのサポートする機能を簡単に説明します。
◆データの編集(編集モード)
IF データ(パラメーター)の編集が可能です。データは、数値を直接入力したり、コントローラから読み込んで編集を行ったりすることができます。編集したデータは、ファイルとして保存したり、印刷したりすることができます。
◆モニター機能(編集モード)
I/O の状態を表示します。(データ編集モードでのみ可)
◆モード切り替え
IF コントローラの動作モードの切り替えが可能です。
◆IF 移動(移動モード)
IF を、位置を指定して1箇所ずつ、または連続で移動させることができます。
IF-PC ソフト 動作環境
IF PC ソフト を動作させるためには、以下の環境が必要です。
◆対応するパソコン機種
本ソフトが動作する事を確認した機種は以下の通りです。
Windows 2000
Windows XP (32Bit 版) Windows Vista (32Bit 版) Windows 7 (32Bit 版)
Windows 8 (32Bit 版)
が動作する機種 (IBM PC、および PC/AT 互換機(DOS/V))
※ 上記 OS であっても、機種によっては正常に動作しない場合もあります。
※ 64Bit 版 OS では動作しない事がありますので、ご注意下さい。
◆CPU&メモリ
ペンティアム 100MHz および同等の互換品以上を推奨拡張メモリ 128MB 以上を推奨
◆ハードディスク空き容量
空き容量 10MB 以上
◆ディスプレイ
解像度 1024×768 以上
カラー256 色以上
◆シリアルポート(RS-232C)
RS-232C シリアルポート COM1~16 までのいずれかが使用可能であること
※ RS-232C シリアルポートがなくても USB ポートがある場合は USB-RS232C(コンバータ)を使用し、通信を行うことができます。
IF PC ソフトのインストール方法
IF PC ソフトは、パソコンのハードディスクにインストールして使用します。ここでは、IF PC ソフトのインストール方法を説明します。
1 | SUS㈱ホームページ(xxxx://xxx.xxx.xx.xx)で、IF パソコンソフトの使用許諾契約書を読み、御同意戴けたらダウンロード用のホームページへ進みます。 | |
2 | 次に IF パソコンソフトのセットアッププログラムをお客様のパソコンにダウンロード(保存)して頂きます。ダウンロード用のファイルは2種類用意されています。ファイル名は、 ifp1_###.exe ( 自己解凍ファイル) ifp1_###.lzh(Lha による圧縮ファイル)の、2つです。 内容はどちらのファイルでも同じですが、自己解凍ファイル(ifp1_###.exe)の方が、解凍が簡単ですので、自己解凍ファイルをダウンロードすることを推奨します。 ここでは、 自己解凍ファイル(ifp1_###.exe)を ダウンロードする方法を説明します。 ※ ###には、バージョンの数値が入ります。 | |
3 | ダウンロードする自己解凍ファイル” ifp1_###.exe” の文字をクリックし、 「このプログラムをディスクに保存する」を選択して[OK]ボタンをクリックします。 | 確認 クリック |
4 | ファイルをダウンロードするフォルダを適当に作成し、そのフォルダを指定します。 ここでは、例として”temp”という フォルダを作成し、そこを保存する場所に指定し、[保存]ボタンをクリックして保存します。 | xxxxを指定 xxxx | ||
名前の確認 | ||||
5 | ホームページからダウンロード(保存)したファイルを、「マイコンピュータ」または「エクスプローラ」で表示させ、ダブルクリックして下さい。 | ダブルクリック | ||
6 | ダブルクリックすると、解凍先の指定が必要となりますので、適当な フォルダを指定してください。 例として、 ここでは先ほど保存した”temp” というフォルダに解凍します。 | 確認 クリック | ||
7 | 「IFPCvXXX_setup.exe」をダブルクリックし、インストールを開始して下さい。 | ダブルクリック |
※インストール時に、システムファイルや共有ファイルを、他のアプリケーションが
使用しているとインストールできない場合があります。従って、インストール前に他のアプリケーションを終了させるようにしてください。
※IF PC ソフトをインストールしようとしているパソコンに、旧バージョンの IF PC ソフト
がインストールされている場合、新バージョンのインストールはできません。旧バージョンの IDX-P1 を削除したいときは、「アンインストール方法」P.11 を参照して下さい。
8 | セットアップ開始の画面が表示されたら、[次へ(N)]ボタンをクリックして 下さい。 | クリック | ||
9 | IF PC ソフト の使用許諾契約書の内容を お読みいただき、使用許諾契約書の 内容に同意していただいた上で、[次へ]をクリックして下さい。 ※同意いただけない場合は、インストールを続行することができませんので、ご了承 下さい。 | 同意いただいた上で、[次へ(N)]ボタンをクリックして下さい。 | ||
10 | ユーザ名および所属を入力し、[次へ (N)]ボタンをクリックして下さい。 | 入力 | ||
クリック | ||||
11 プログラムのインストール先として、
標準では“Program Files”フォルダの
中に、” IFPC-SoftwareV###”というフォルダを作り、その場所にインストールします。
標準の設定で宜しければ、[次へ(N)]
インストール先を変更する場合
ボタンを押してください。
クリック
フォルダを変更するときは、[変更(C)]ボタンを押して、任意のフォルダを指定してください。 ※ ###はバージョン番号
12 インストール先や、入力した名前や所属
(会社名)を確認し、内容に間違えが無ければ、[インストール(I)]ボタンを押して下さい。
xxxx
13 完了ボタンを押してください。
クリック
14 インストール完了後は、ダウンロードに使 っ た フ ォ ル ダ ( 例 : ”temp” )や、”IDX-P1_###.exe”や解凍後に
できたファイル(“Setup.exe”など)は削除してもかまいません。
削除してかまいません
アンインストール方法
パソコンのハードディスクのハードディスクからファイルなどを削除することをアンインストールといいます。ここでは、IDX-P1 をパソコンのハードディスクからアンインストールする方法を説明します。
Windows 2000、Windows XP の場合
1 | [スタート]-[コントロールパネル]を クリックし、コントロールパネルを開いてください。 | クリック |
2 | [アプリケーションの追加と削除]を ダブルクリックして下さい。 | ダブルクリック |
3 | [ アプリケーションの追加と削除] で 「IDX-P1 Ver ###」を選択し、 [削除]ボタンをクリックして下さい。 | クリック |
4 | IDX-P1 の削除前に、 「コンピュータから IDX-P1 Ver#.##を削除しますか?」と確認 画面が表示されます。削除する時は、 [はい(Y)]をクリックして下さい。 | クリック |
Windows Vista , Windows 7 の場合
1 | [スタート]-[コントロールパネル]を クリックし、コントロールパネルを開いてください。 | クリック |
2 | [プログラムのアンインストール]を クリックして下さい。 | クリック |
3 | [プログラムと機能]で 「IDX-P1 Ver ###」を選択し、右クリックをして「アンインストール」を選択して下さい。 | 右クリック |
4 | [ユーザーアカウント制御]が表示されます。「はい」を選択して下さい。 | クリック |
IF PC ソフト 起動方法
インストールが終了すると、スタートメニューに IF PC ソフトのショートカットアイコンが作成されますので、それをクリックすることによってソフトを起動させることができます。
通信ケーブル接続方法
●パソコン側
通信ケーブル(PC232-8-CAB)のDSub9 ピンコネクタを、パソコンのシリアルポート(COM1
~3)につないでください。
シリアルポートが Dsub9 ピンでない場合は、変換コネクタを使用して接続してください。
(変換コネクタは弊社では扱っておりません)
●IF コントローラ側
通信ケーブル(PC232-8-CAB)の MiniDin 側をコントローラに接続してください。接続するときは、コントローラ本体を手で押さえながら、そっとコネクタを差し込んで下さい。
IF PC ソフトの取扱説明書について
IF PC ソフトの取扱説明書は、SUS(株)のホームページ(xxxx://xxx.xxx.xx.xx)からダウンロードできます。取扱説明書のは PDF ファイルで保存されています。
通信ポートの設定方法
パソコンソフトと IF で正常に通信を行うためには、OSによって割り振られるCOM番号と、
PCソフトの通信ポート番号が一致している必要があります。
まず Windows で通信ポートがCOM何番に割り振られているか確認します。
Windows の設定確認 [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]
デバイスマネージャによって、COM 番号を確認します。
(サンワワプライ製の場合、「ATEN USB to Serial Bridge(COM~) (コレガ製の場合「CG USBRS232R COM Port(COM~)
画面の例:COM6
次に IDX-P1 の通信ポートの設定を確認します。
IDX-P1 の通信ポート設定 メニュー[表示]-[オプション]
IF PC ソフトの通信ポートの番号を、
デバイスマネージャで確認したCOM 番号と合わせます。ここではサンワサプライ製の COM6 を例に説明します。
COM 番号を合わせてから[OK]ボタンをクリックします。
通信ポートの設定は、一度行うとパソコンに設定が保存され、2回目以降は設定を行わなくても信を行うことができます。ただし、USB-232C変換ケーブルの差し込む位置を変更すると、シリアルポート番号が変更されます。差し込むUSBコネクタの位置を変更した場合は、都度パソコンソフトのシリアルポート番号の設定を確認または変更して下さい。
IF PC ソフト画面構成
③移動モード
IF を移動させることができます。
(P.19 参照)
②モード選択
移動モードと編集モードの
切り替えを行います。(P.19 参照)
①メニューバー
各コマンドを実行するメニューを表示します。(P.16 参照)
IF PC ソフトを起動させると、通常以下のような画面が表示されます。ここでは、IF PC ソフトの画面の説明を5つに分けて行います。それぞれの詳細については、以下の項目番号の説明を参照してください。
⑤ステータス
エラー発生時にエラー内容を表示します。また RS-232C シリアルポートの状態を知らせます。(P.24 参照)
➃編集モード
IF データ(速度・加速・減速・停止時間・位置)の編集を行います。(P.20 参照)
1.メニュー
メニューのそれぞれの機能を簡単に説明します。
[ファイル]
● 全消去&新規作成
表示しているパラメータ(動作設定、センサ、原点復帰)をクリアします。またステータスの「ファイル名」も“新規作成”という表示に変わります。
● 開く
ファイルに保存したデータ(パラメーター)を開きます。ファイル名は、例:(XXXX.ifd)のように
拡張子は、.ifd です。
● コントローラから読み込み
コントローラに書き込まれているデータを読み込み、表示します。
※ コントローラからデータを読み込む際には、IF コントローラと通信します。IF コントローラに通信ケーブルを接続してから、実行してください。
● 上書き保存
一度、名前を付けて保存し、次も同じ名前で保存したい場合、データをファイルに上書き保存します。もし、ファイル名がまだついていない場合は、ファイル名を聞いてきますので、名前を付けて保存してください。
また、違うファイル名で保存したい場合は、メニューの[名前を付けて保存]をクリックして下さい。
※ ステータスの枠内で表示しているファイル名が、「新規作成」または「コントローラ内データ」の場合、ファイル名は付いていませんので、ファイル名を付けて保存してください。
● 名前を付けて保存
編集したデータにファイル名を付けて保存します。保存後、ステータスのファイル名に、ファイルに付けた名前が表示されます。
● コントローラへ書き込み
編集したデータを IF コントローラへ書き込みます。
※ コントローラへデータを書き込む際には、IF コントローラと通信します。IF コントローラに通信ケーブルを接続してから、実行してください。
● データ照合
① コントローラ内データと照合
編集モードで表示しているデータと、コントローラ内に書き込まれているデータの照合を行い、違う箇所があればその箇所を報告します。
② ファイルデータと照合
編集モードで表示しているデータと、ファイルに保存されているデータとの照合を行い、違う箇所があればその箇所を報告します。
※ [コントローラ内データと照合]を行う際には、IF コントローラと通信します。IF コントローラに通信ケーブルを接続してから、実行してください。
● プリンター設定
プリンターの設定を行います。お使いになるプリンターを設定してください。
● 印刷
編集モードの画面に表示されたデータ、または任意の IF データファイルのどちらかを印刷します。任意の IF データファイルを印刷する場合は、ファイルを選択してください。
※ IF コントローラ内の動作設定を印刷したい場合は一度データをコントローラから読み込んでから、印刷してください。
● 終了
IF PC ソフトを終了します。各種パラメータのデータに変更があれば、保存するか聞いてきますので、保存したい場合はそのまま名前を付けて保存してください。保存しない場合は、「いいえ」をクリックして、終了してください。
[表示]
● オプション
通信
使用する通信ポートを選択します。1~16 までのパソコンに装備された通信ポートを表示しますので、使用したい番号を選択してください。設定が正しくない場合、コントローラと通信を行った際に IF PC ソフトが強制終了されることも考えられます。通信がうまくできないときは、通信ポートの状態を確認し、通信ポートの設定を行ってから再度通信してください。
コントローラのバージョン
コントローラからバージョン情報を読み込み、表示します。
I/O モニター
コントローラと通信を行い、現在の入出力の状態を表示します。
また、出力をダブルクリックすることで ON・OFF の切り替えができます。
[コントローラモード変更]
コントローラの動作モードには、「通信モード」と「外部起動モード」があります。コントローラモード変更では、この二つのモードを切り替えます。
● 通信モード
クリックするとコントローラの動作モードを「通信モード」に切り替えます。
「通信モード」では、IF コントローラとの通信が可能です。また「通信モード」では、外部信号によって IF を動かすことはできません。
● 外部起動モード
クリックするとコントローラの動作モードを「外部起動モード」に切り替えます。
「外部起動モード」では、外部信号によって IF を動かすことが可能となります。
※「外部起動モード」で通信を行うと、動作モードが「通信モード」に自動で切り替わります。
2.モード選択
IF PC ソフトの動作モードには、「移動モード」と「編集モード」の2つのモードがあります。 モード選択では、[モード切り替え]ボタンを押すたび、「移動モード」と「編集モード」の切り替えを行います。
移動モード時は、編集モード枠内がグレイになり操作が無効となります。また編集モード時には、移動モード枠内がグレイになり操作が無効となります。
それぞれのモードについての説明は、3.移動モードおよび4.編集モードを参照してください。
3.移動モード
移動モードでは、実際に IF を原点、位置1、位置2へ移動させることができます。
● 原点復帰
[原点復帰]ボタンを押すと、IF は原点復帰を行い、移動完了位置の表示には「原点」と表示します。
● 移動
位置1または位置2への移動は、ポジションを選択してから[移動]ボタンをクリックして下さい。
※電源投入後、各ポジションへの初回移動時には、必ず原点復帰を行ってから移動します。
● 移動位置選択
移動させたい位置を選択します。「くり返し」を選択すると、位置1・位置2への連続移動を行います。
4.編集モード
編集モードでは、データ(パラメーター)の編集を行います。
また編集したデータをコントローラに転送したり、ファイルに保存したりすることが可能です。
具体的には、データとして以下のようなパラメータがあります。
(1)パラメーター
パラメータには以下に示すように「動作設定」、「センサパラメータ」、「原点復帰パラメータ」の
3つがあります。それぞれのパラメーターについて説明します。
■■ 動作設定 ■■
IF の動作に関係するパラメータで、速度や加速の設定などを行います。
動作設定は、下表のように速度、加速、減速、停止時間、位置(パルス)を設定します。
速度 | 加速 | 減速 | 停止時間 (msec) | 位置 (パルス) |
20 | 1 | 1 | 0 | 100 |
各設定の詳細について
項目 | 設定内容 | 設定範囲 | 設定値メ モ |
速度 | 各位置 No へ移動するときの速度を設定します。 数値が大きいほど高速になります。 | 1~30 | |
加速 | 各位置 No へ移動するときの加速を設定します。 数値が小さいほど高加速になります | 1~3 1:高加速 2:中加速 3:低加速 | |
減速 | 各位置 No へ移動するときの速度を設定します。 数値が小さいほど高減速になります。 | 1~3 1:高減速 2:中減速 3:低減速 | |
停止時間 (msec) | 動作後の停止時間を設定します。1回の振動動作につき、設定時間だけ停止する機能です。ワ ークの送り量の調整にも使用できます。 | 0~255 | |
位置 (パルス) | 移動位置を設定します。原点からの絶対値で設 定してください。 | 0~400 |
■■ センサパラメータ ■■
センサパラメータは、レールワーク検出・先端ワーク検出により、動作を制御するパラメータです。センサパラメータは初期画面では、表示されません。センサパラメータを変更するためには、
メニューバーの[表示]-[オプション]をクリックし、オプション設定画面を表示させます。次に[表示]を選択し、「センサパラメータ・原点復帰パラメータを表示する」にチェックを付け、[OK]ボタンをクリックします。
名 称 | x x | 設定範囲 | 初期値 | 設定メモ |
セパレートタイマ (自動機専用) | ワークを切り出す時間を設定します。切り出しxxxxが設定時間分、動作します。 (単位 1=5msec) | 1~255 | 100 | |
供給動作カウンタ | ワークを切り出した後ワークを整 列させる振動数を設定します。 | 1~255 | 8 | |
供給スタートディレー | 先端ワーク検出による停止後ワークなし(センサOFF)になってから再開するまでの遅延時間を設 定し、明日 | 1~255 | 100 | |
中間ワーク確認カウンタ | レール上のワーク有りを検出する回数(振動数)を設定します。レール満載による振動停止タイミン グに使用します。 | 1~255 | 15 | |
ワーク不足カウンタ | レール上のワークなしを検出する回数(振動数)を設定します。ワーク不足出力タイミングに使用し ます。 | 1~255 | 200 | |
先端ワークOFFタイマ | 先端ワーク検出による停止後、ワークなし(センサOFF)を検出する時間を設定します。 (単位 1=5msec) | 1~255 | 20 |
■■ 原点復帰パラメーター ■■
原点復帰パラメーターは、原点復帰に関係したパラメーターです。基本的に各数値は初期値から変更しないで下さい。
原点復帰パラメーターは初期画面では、表示されません。原点復帰パラメーターを変更するためには、メニューバーの[表示]-[オプション]をクリックし、オプション設定画面を表示させます。次に[表示]を選択し、「センサパラメータ・原点復帰パラメータを表示する」にチェックを付け、さらに「原点復帰パラメータを変更する」にもチェックを付け、[OK]ボタンをクリックします。
名 称 | 内 容 | 設定範囲 | 初期値 | 設定メモ |
原点復帰 速度 | 原点復帰にて反転する速度を 設定します。 | 1~16 | 8 | |
原点復帰 パルス | 原点復帰にて反転するパルス 数を設定します。 | 1~600 | 300 | |
オフセット 速度 | 原点復帰パルス動作後、正転す る速度を設定します。 | 1~16 | 6 | |
オフセット パルス | 原点復帰パルス動作後、正転す るパルス数を設定します。 | 1~100 | 2 |
注意:設定値を変更しないで下さい。もし変更されると本機の性能が発揮できなくなります。
(2)アイコンボタン
● ファイル読み込み
ファイルに保存されているデータを読み込み、画面に表示します。ファイルを読み込み後、ステータスのファイル名には、読み込んだファイル名が表示されます。
● ファイル上書き保存
一度ファイル名を付けて保存したデータは、同じ名前で上書き保存することができます。だたし、名前が付いていない場合は、ファイル名を聞いてきますので、ファイル名を付けて保存してください。
●コントローラから読み込み
コントローラ内のデータを読み込み、画面に表示します。データ表示後、ステータスのファイル名には、「コントローラ内データ」と表示されます。
●コントローラへ書き込み
表示しているデータをコントローラへ書き込みます。データ書き込み後に、コントローラをリセットするか問い合わせのメッセージが表示されます。そこで「はい」を選択するとコントローラはリセットされ、次回 IF を動かすときは、原点復帰を行います。
●コントローラとデータ照合
表示しているデータとコントローラ内のデータとの照合を行い、データに違いがあったときは、違った箇所を表示します。
※ [コントローラ内データと照合]を行う際には、IF コントローラと通信します。IF
コントローラに通信ケーブルを接続してから、実行してください。
●ファイルと照合
画面に表示しているデータとファイルに保存されているデータとの照合を行います。データに違った箇所があった場合、違った箇所を表示します。
※ [コントローラ内データと照合]を行う際には、IF コントローラと通信します。IF コントローラに通信ケーブルを接続してから、実行してください。
5.ステータス
ステータスでは、エラーの有無や通信ポートの状況、読み込んだり保存したファイル名などを表示します。それぞれの詳細については、以下に示します。
● ファイル名
1)ファイル読み込み時
読み込んだファイル名を表示します。
2)ファイル保存時
保存時に付けた名前を表示します。
3)コントローラからデータ読み込み時
「コントローラ内データ」の表示になります。
● アラーム
アラームの有無をランプの色で表示します。エラーがない時は緑色、エラー発生時には赤色になります。
またエラー発生時には、エラーNo.およびその内容を表示します。
アラーム No.とその内容
アラームNo. | エ ラ ー 内 容 |
01 | 通信コマンドエラー |
02 | 通信データの数値が不適当 |
03 | 通信データ長エラー |
04 | EEPROM 読みとりエラー |
05 | EEPROM 書き込みエラー |
06 | 速度指令データが不適当 |
07 | 加速度指令データが不適当 |
08 | 移動指令値が許容値をオーバー |
09 | 停止位置でリミットセンサが作動(脱調検知) |
0A | 送出パルス数の不一致 |
[リセット]ボタンは、エラーをリセットするためのボタンですが、エラーによってはリセットできないこともあります。その際には、コントローラの電源を入れ直してください。
● RS-232C
通信ポートの状態をランプの色で表示します。
・白: RS-232C 通信ポートが閉じられているとき。
・緑: RS-232C の通信ポートが開かれているとき。
● リセット
アラームリセットをします。[リセット]ボタンをクリックしても、アラームがリセットされないときや反応がないときは、一度 IF コントローラの電源を切り、再投入してください。
通信エラー
IF PC ソフトで通信エラーが発生した場合、以下の確認をしてください。
① 電源が入っていますか。
② 通信ケーブルが接続されていますか。
③ 通信ポートの設定は正しいですか。
④ USB変換ケーブルを使用の場合、ドライバインストールされていますか。
⑤ 自動機の場合、外部入力の運転入力<RUN>信号がONしていませんか。外部入力の運転入力<RUN>信号がONしていると、通信ができません。
⑥ 手動機の場合、自動起動用短絡プラグは外してありますか。
手動機は電源を入れると自動起動するように、プラグを短絡してあります。 (自動機の運転入力<RUN>信号に当たります)
運転入力<RUN>信号が入力されている状態ですと、通信ができませんので、短絡プラグを外して頂く必要があります。
短絡プラグの取り外し方法は「i-Feed 取扱説明書 9-3 ページ」を参照ください。
IF PC ソフトに関するお問い合わせ先
IF PC ソフトの不具合や不明点に関するお問い合わせは、電子メールにて以下のアドレス宛に御願い致します。