IBM Cloud Video Streaming
サービス記述書
IBM Cloud Video Streaming
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
1.1 IBM Cloud Video Streaming Manager
IBM Cloud Video Streaming Manager の「インスタンス」には以下のフィーチャーが含まれます。
● ライブ・ストリーミング・コンテンツ作成およびビデオ・アセットのアップロードのためのツール
● ビデオ・コンテンツ管理システム(CMS)
● ライブ・ストリーミング機能
● 予め録画してあるビデオ・コンテンツのリニア・ライブ・プレイバック
● 入力ライブ・ストリームおよび録画ビデオ・ファイルについて追加の形式およびビットレートへのトランスコーディングを介した複数デバイスのプレイバック最適化、および適応ビットレート・プレイバック
● ソフトウェア定義済みCDN (SD-CDN) アーキテクチャーによって制御される複数コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN) を介したグローバル・ストリーム・デリバリー
● ライブ・プレイヤー、チャットおよびビデオ・ギャラリーによりホストされた表示ページ
● ライブ・コンテンツおよびオンデマンド・コンテンツのためのHTML5 互換の組み込み可能なプレイヤー
● ビューアーのためのホワイトレーベル・ビデオの体験(プレイヤーおよび関連機能のブランドをカスタマイズすることを含む)
● 構成可能な組み込み型ビデオ・プレイヤー、ビデオ・ギャラリーおよびチャット/ ソーシャル・ウィジェット
● コンテンツの読み込みおよび書き出し、xxxxの作成、表示エクスペリエンスのカスタマイズ、アクセス管理および解析検索のためのAPI
● コンテンツ使用量およびデリバリー・エクスペリエンス品質(QoE) 測定を含むビデオ解析
● パスワード、URL または地理ベースの制限よってコンテンツに対するアクセスを制限するために設計されたフィーチャー
● アカウントを管理するユーザーを追加する機能。1 名のマスター・アカウント管理者に対し、追加のアカウント管理者は、アカウント内のコンテンツおよび設定を管理するために追加することができます。
● お客様が行う開発作業により、モバイルおよび接続デバイス・プラットフォーム用のカスタム・アプリケーションの作成に使用できるソフトウェア開発キット(SDK)
● ビューアーの登録情報を取得し、登録者の電子メールにより、視聴率を追跡するためのフィーチャー
お客様は、上記のIBM Cloud Video Streaming Manager のインスタンスおよび以下のそれぞれの最小数量に対して使用許諾を取得するか、下記エディションのいずれか 1 つを購入しなければなりません。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Viewer
「時間」単位で課金され、100 の増分単位で利用できます。ビューアー時間は、ビューアーによるビデオの消費量の測定値になります。これは、コンテンツ・プロバイダーによるコンテンツの長さまたはストリーミングの時間とは無関係です。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Channel
1 の増分単位で利用できます。チャネルは、ライブまたは録画ビデオ・コンテンツのための固有のストリーミング・パスを提供します。複数チャネルは、ライブ・コンテンツのいくつかの異なる部分を一度にストリーミングするか、または、さまざまなアクセス管理またはプレイヤー設定によって、録画コンテンツの異なるグループを組み込む方法を提供します。各チャネルには、それぞれカスタマイズ可能なチャネル・ページがあります。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Storage
「ギガバイト」単位で課金され、10 の増分単位で利用できます。ストレージは、システムに追加された当初のアップロードされたビデオまたはアーカイブされたライブ・ストリームに、バックアップとこれらのアップロードされたファイルの複数の低解像度およびビットレート版を加えたファイル・サイズとして規定されます。
1.1.1 オプションの IBM Cloud Video Streaming Manager フィーチャー
● IBM Cloud Video Streaming Manager Premium Transcode
チャネルごとに、現在の解像度より 1 レベル高い解像度でのトランスコーディングを可能にします。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Ad Configuration Setup
本サービスは、単一のVideo Ad Serving Template (VAST)、Video Player Ad-Serving Interface Definition (VPAID) 広告タグ、または、単一チャネルのために直接ホストされた制作物のコンフィ ギュレーションを提供します。お客様は、提供された仕様書に一致するVAST またはVPAID 対応 URL またはメディア・アセットを提供しなければなりません。本番で使用する前に広告タグを設定し、テストするためには、1 週間前までに通知する必要があります。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Ad Configuration Changes
本サービスは、サブスクリプション・ベースまたは従量課金ベースで利用可能です。広告コンフィギュレーションの既存のタグ、クリエイティブ、ターゲティング、頻度または他の側面を変更するために、お客様からの要求に基づき変更を許可します。
● IBM Cloud Video Streaming Manager Live Event Management Services
ライブ・ストリーミング・イベントを準備、テストして提供するためのチャネルおよび設定のコンフィギュレーション行うために、最大 8 時間のライブ・イベント専用スペシャリストによるサービスを提供します。ライブ・イベントのモニタリングおよびイベント終了後のビューアー・パフォー
マンス報告の提供を含みます。8 時間を超えるサービスは、2 日目のイベント日として課金されます。
1.2 IBM Cloud Video Streaming Manager のエディション
以下のエディションそれぞれには、決まった数のIBM Cloud Video Streaming Manager「インスタンス」のフィーチャーと、必要なビューアー、チャネルおよびストレージの使用許諾が含まれます。「インスタンス」を購入したり、ビューアー、チャネルおよびストレージについて固有の数量を選択したりする選択肢があります。これらのエディションでは、ビューアーの使用許諾について超過分が許可されていますが、チャネルやストレージの使用許諾を増やすことはできず、チャネルやストレージには超過料金が適用されません。
1.2.1 IBM Cloud Video Streaming Silver Edition
a. 1 つのチャネル
b. 50 GB のストレージ
c. 100 ビューアー時間
1.2.2 IBM Cloud Video Streaming Manager Gold Edition
a. 2 つのチャネル
b. 250 GB のストレージ
c. 2,000 ビューアー時間
1.2.3 IBM Cloud Video Streaming Manager Platinum Edition
a. 3 つのチャネル
b. 500 GB のストレージ
c. 5,000 ビューアー時間
1.3 IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise
IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise の「インスタンス」には以下のフィーチャーが含まれます。
● ライブ・ストリーミング・コンテンツ作成およびビデオ・アセットのアップロードのためのツール
● ビデオ・コンテンツ管理システム(CMS)
● ライブ・ストリーミング機能
● 予め録画してあるビデオ・コンテンツのリニア・ライブ・プレイバック
● 入力ライブ・ストリームおよび録画ビデオ・ファイルについて追加の形式およびビットレートへのトランスコーディングを介した複数デバイスのプレイバック最適化、および適応ビットレート・プレイバック
● ソフトウェア定義済みCDN (SD-CDN) アーキテクチャーによって制御される複数 CDN を介したグローバル・ストリーム・デリバリー
● ライブ・プレイヤー、チャットおよびビデオ・ギャラリーによりホストされた表示ページ
● ライブ・コンテンツおよびオンデマンド・コンテンツのためのHTML5 互換の組み込み可能なプレイヤー
● ビューアーのためのホワイトレーベル・ビデオの体験(プレイヤーおよび関連機能のブランドをカスタマイズすることを含む)
● 構成可能な組み込み型ビデオ・プレイヤー、ビデオ・ギャラリー、チャットおよび質疑応答モジュール
● コンテンツの読み込みおよび書き出し、xxxxの作成、表示エクスペリエンスのカスタマイズ、アクセス管理および解析検索のためのAPI
● コンテンツ使用量およびデリバリー・エクスペリエンス品質(QoE) 測定を含むビデオ解析
● ライブおよびオンデマンドのコンテンツを視聴するためのカスタマイズ可能なポータルおよびチャネル・ページ
● 社内のディレクトリーと統合して、ユーザーにシングル・サインオン (SSO) エクスペリエンスを提供する機能
● 個々の視聴履歴を見るために、個々のビューアーを追跡
お客様は、上記のIBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise の「インスタンス」および以下のそれぞれに対して最低数量の使用許諾を取得しなければなりません。
● IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise Viewer
「許可ユーザー」単位で課金され、1 の増分単位で利用できます。本フィーチャーは、「許可ユーザー」がコンテンツを提供、視聴するかまたは管理インターフェースにアクセスすることを可能にします。
● IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise Channel
1 の増分単位で利用できます。チャネルは、ライブまたは録画ビデオ・コンテンツのための固有のストリーミング・パスを提供します。複数チャネルは、ライブ・コンテンツのいくつかの異なる部分を一度にストリーミングするか、または、さまざまなアクセス管理またはプレイヤー設定によって、録画コンテンツの異なるグループを組み込む方法を提供します。各チャネルには、それぞれカスタマイズ可能なチャネル・ページがあります。
● IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise Storage
「ギガバイト」単位で課金され、10 の増分単位で利用できます。ストレージは、システムに追加された当初のアップロードされたビデオまたはアーカイブされたライブ・ストリームに、バックアップとこれらのアップロードされたファイルの複数の低解像度およびビットレート版を加えたファイル・サイズとして規定されます。
1.3.1 オプションの IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise フィーチャー
● IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise Premium Transcode
チャネルごとに、現在の解像度より 1 レベル高い解像度でのトランスコーディングを可能にします。
● IBM Cloud Video Streaming Manager for Enterprise Live Event Management Services
ライブ・ストリーミング・イベントを準備、テストして提供するためのチャネルおよび設定のコンフィギュレーション行うために、最大 8 時間のライブ・イベント専用スペシャリストによるサービスを提供します。ライブ・イベントのモニタリングおよびイベント終了後のビューアー・パフォー
マンス報告の提供を含みます。8 時間を超えるサービスは、2 日目のイベント日として課金されます。
1.4 IBM Cloud Video Enterprise Content Delivery Network (ECDN)
本「クラウド・サービス」によって、お客様は、多数の「インスタンス」を有効化して企業ネットワーク内でビデオストリームをキャッシュして提供したり、Web ベースの管理ポータルを有効化してこれらの「インスタンス」を構成、管理、モニタリングしたりできます。
2. セキュリティーの内容
本「クラウド・サービス」は、IBM の「IBM SaaS」に関する「Data Security and Privacy Principles」 (xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxx-xxxxxxxx で入手可能) および本セクションの追加条件に従うものとします。 IBM の「Data Security and Privacy Principles」が変更される場合であっても、それにより「クラウド・
サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
お客様は、本「クラウド・サービス」では、個人データ、センシティブ個人データ、または追加の規制要件の対象となるデータを含むコンテンツ保護するためのフィーチャーが提供されないことを認識しています。お客様がお客様のコンテンツにかかるデータを含める場合、お客様は、技術的および運用上のセキュリティー対策が保護対象のデータの性質および処理することにより提示されるリスクに対して適
切だと判断した後、本契約に従ってかかるデータを処理するよう IBM に指示します。お客様は、IBM が、コンテンツに含まれているデータのタイプを把握していないこと、および「クラウド・サービス」の適
合性や適用中のセキュリティー保護に関して評価を行えないことに同意します。
2.1 セキュリティー機能および責任
「クラウド・サービス」には、以下のセキュリティー機能が実装されています。
「クラウド・サービス」では、IBM ネットワークとビデオ・プレイヤーとの間のデータ伝送についてコンテンツの暗号化を行います。IBM Cloud Video Streaming Manager SaaS では、お客様がHTTPS 内蔵プレイヤーを使用している場合のみこれを利用できます。「クラウド・サービス」では、記録されたビデオを休止時、データ伝送を待つ間に暗号化されたディスクに保存します。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用で
きない時間(以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対して支払われた年額料金の 12 分の 1 の 20% を超えることはできません。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
< 99.95% | 5% |
< 99.5% | 10% |
< 99% | 15% |
< 98% | 20% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
例:「契約月」における「ダウンタイム」が合計 500 分である場合
30 日の「契約月」における合計 43,200 分 - 予定外の「ダウンタイム」500 分 = 42,700 分 合計 43,200 分 | =「契約月」における 98.8% の可用性につき 15% の「可用性クレジット」 |
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートが、電子メール、オンライン・フォーラム、オンライン問題報告システム、および電話を介して提供されます。IBM は、テクニカル・サポートの連絡先情報
ならびにその他情報およびプロセスを規定する IBM Software as a Service Support Handbook を提供します。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングと
して提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「許可ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様は、直接または間接のいかなる方法においても(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーショ
ン・サーバーを通じて)「クラウド・サービス」へのアクセスを与えられた特定の「許可ユーザー」ごとに、個別に専用のエンタイトルメントをいずれかの手段により取得しなければならないものと
します。お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」へのアクセス権限が付与される「許可ユーザー」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメント を取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、「許可ユーザー」は、コンテンツを「クラウド・サービス」に提供するか、「クラウド・サービス」を通してお客様のコンテンツを閲覧するか、または、お客様の「クラウド・サービス」管理インターフェースにアクセスするユーザーです。
b. 「時間」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が処理する「時間」の全部または一部の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、ビューアー「時間」はビューアーによるビデオの使用量を測定するものです。これは、コンテンツ・プロバイダーによるコンテンツの長さまたはストリーミングの時間とは無関係です。一例を挙げると、1 人のビューアーがビデオ・コンテンツを 1 時間視聴すると 1 ビューアー時間としてカウントされ、2 人のビューアーがそれぞれ 30 分間視聴すると、同
じく 1 ビューアー時間となります。
c. 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」とは、「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または
「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
d. 「アイテム」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アイテム」とは、
「IBM SaaS」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のアイテム
が 1 回発生することをいいます。お客様の「PoE」または「取引文書」に規定されている課金期間中、
「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する各
「アイテム」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
e. 「ギガバイト」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「ギガバイト」とは、 2 の 30 乗バイトのデータとして定義されます(1,073,741,824 バイト)。お客様の「証書」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が処理する「ギガバイト」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、「ギガバイト」は、課金期間終了時にアカウントで使用したビデオ・ストレージの量を示す測定単位として使われます。
f. 「イベント」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「イベント」のエンタイトルメントは、「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のイベントの発生数に基づいています。「イベント」のエンタイトルメントは、当該「クラウド・サービス」に固有のもので、イベント種類は、別の「クラウド・サービス」またはイベント種類に対する他の「イベント」のエンタイトルメントと交換、置き換え、または集約することはできません。お客様の「証書 (PoE)」または
「取引文書」に定める課金期間中に発生するすべての「イベント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
本「クラウド・サービス」において、「イベント」は、ライブ・ストリーミング最大 8 時間を合計時間とする 1 暦日です。8 時間未満の時間は、1 日の「イベント」とみなされます。8 時間を超える時間は、複数日の「イベント」とみなされます。
5.2 セットアップ料金
1 回限りのセットアップを注文した場合、その料金は、発注された各セットアップ・サービスに対して
「取引文書」に記載された料金で請求されます。
オンデマンドセットアップ料金は、発注された場合、サービスに対して「取引文書」に記載された料金で請求されます。
5.3 超過料金
「許可ユーザー」、チャネルおよびストレージのエンタイトルメントについて、課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
ビューアー「時間」のエンタイトルメントについて、サブスクリプション期間中のお客様による 1 か月あたりの「クラウド・サービス」の実際の使用が、「PoE」または「取引文書」に記載されたエンタイトルメントの総数を超えた場合、総数に達した時点で、「PoE」に定める超過料金で、各月の超過分が後払い請求されます。かかる超過料金は、基本の月次エンタイトルメント料金に加えて支払う必要があります。サブスクリプション期間が 12 か月未満の場合、または 12 か月に満たない期間がサブスクリプション期間に残っている場合、サブスクリプションにおいて残存する月次エンタイトルメントの数は使用が許諾されたビューアー「時間」の総数に対して使用されます。12 か月目の課金期間後に、この総数はゼロにリセットされます。
5.4 従量課金制
従量課金制の料金は、かかる使用の翌月に「取引文書」に記載された料金で請求されます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
7.2 クラウド・サービスの有効期限
「クラウド・サービス」の満了または終了の前に、お客様は「クラウド・サービス」について提供された報告機能またはエクスポート機能を使用してデータを抽出することができます。カスタム・データ抽出サービスは、別途契約に基づいて提供されます。