CM:Construction Management
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医療施設建設計画における CMアットリスク契約方式のご紹介
CM:Construction Management
発注者の立場に立って設計から調達、施工管理を含む総合的な建設管理を行うこと
アットリスクとはCM会社に責任とリスクを負わせることを示す
はじめに
・付加価値が高く、競争力ある病院を作りたい
・経営戦略、事業収支をきちんと見極めたい
・施設設計や建設工事に詳しいスタッフがいない
・打ち合せの手間、スタッフの負担を極力抑えたい
・予算内にコストを抑え、納得の行く価格で発注したい
千代田テクノエースの
「医療施設エンジニアリング」力と
「CMアットリスク契約方式」が解決します。
・全体工程を短くし、出来るだけ早く開院したい
エンジニアリング力とプロジェクトマネジメント力
高い付加価値と競争力ある医療施設を実現するためには様々な問題を解決しなければなりません。
xxxテクノエースは、
医薬・医療関連施設建設で培った「エンジニアリング」力と
「プロジェクトマネジメント」力を駆使し、医療施設建設計画における調査分析/経営改善提案/基本構想/基本計画/設計/建設/開院準備支援 ならびに開院後の運用サポートまで、首尾一貫したご提案によって
諸問題を解決し、お客様に一番近い「オーナーズエンジニア」の立場で、高い付加価値と競争力ある医療施設実現のお手伝いをいたします。
また、医療施設に求められる高度な専門性への取り組みのために、病院施設設計のエキスパート「xxx設計室」、
業界トップクラスの医業経営コンサルタント「株式会社システム環境研究所」と提携し、多角的な視点からお客様の様々なニーズにお応えいたします。
設計施工一括請負方式によるプロジェクト遂行体制
事業計画/運営計画
設 計
x x
x x
開院支援
プロジェクト遂行体制
病 院 様
千代田テクノエース
システム環境研究所
xxx設計室
(元請)
一括請負体制
パートナーシップ
[ メリット ]全体工程の短縮
設計思想の完全な反映
事業計画設 計
設計思想の完全な反映
x x統括管理
責任の一元化
運営システム 建築
空調・給排水衛生設備
電気設備
医療機器 医療情報
システム
コストの圧縮
質の高い設計・施工
医療情報
システム業者
医療機器メーカー
ユーティリティ設備業者
電気設備業者
空調給排水設備業者
建築業者
協力会社の自由な選択
設計施工一括
ランプサム方式
CMアットリスク方式
xxxが推奨する契約方式
設計施工分離
ピュアCM
設計施工一括契約の場合、お客様は元請会社と契約を締結することになります。
医療施設の建設工事においては、同じ設計施工一括契約の中でも
「CMアットリスク方式」を推奨します。
設計施工分離、ピュアCM契約の場合、お客様は起用する CM会社/設計事務所/ゼネコン/医療機器メーカー等と
個々に契約を締結し、設計から施工まで各社をコントロールする必要があります。
契約方式の多様性について
「ランプサム方式」 | 設計施工一括請負契約方式 「CMアットリスク方式」 | 設計施工分離契約方式 | ||||
コスト管理 (低減、透明性) | △ | ブラックボックス化する可能性あり | ◎ | 協力業者の競争によるコスト圧縮ガラス張りによる透明性 | △ | 競争によるコスト圧縮 施工まで全体金額が決まらない |
責任の明確さ | ◎ | 一括請負責任 瑕疵担保責任あり(設計・施工) | ◎ | 一括請負責任 瑕疵担保責任あり(設計・施工) | × | 設計と請負に瑕疵責任が分離、責任の所在が不明確になる |
設計思想の施工への反映 | ◎ | 一括請負体制 | ◎ | 一括請負体制 | × | 設計と施工が分離してしまう |
施主の手間を削減 | ◎ | 窓口の一本化により軽減 | ◎ | 窓口の一本化により軽減 | △ | 窓口が複数で乱雑 |
工程管理 (短縮) | ◎ | 鉄骨、空調、医療機器などの先行発注することにより短縮することが可能 | ◎ | 鉄骨、空調、医療機器などを先行発注することにより短縮することが可能 | × | 施工コンペの開催+3か月 施工会社決定後の発注+4か月 |
○ | ◎ | △ | ||||
【メリット】 | 【メリット】 | 【メリット】 | ||||
工事費の実勢価格を反映出来るため、予算がオーバーするリスクが少ない | 工事費の実勢価格を反映出来るため、予算がオーバーするリスクが少ない | 設計事務所は設計者の立場で、客観的にコスト、技術に関し評価する | ||||
設計瑕疵、施工瑕疵の全ての瑕疵責任が明確になる | 設計瑕疵、施工瑕疵の全ての瑕疵責任が明確になる | 【デメリット】 | ||||
総 評 | 基本設計終了後、元請会社とトータル金額について合意すれば契約となる お客様が元請会社とネゴすることでコストが下がる可能性もある | コストの透明性が高く、どこにどれだけの金額が使われるのか明確になる 元請会社はオーナーズエンジニアとして、 お客様の立場でコスト、技術評価を実施し、発注者としてコントロール出来る | 工事費の実勢価格を把握できず、工事が不調になる、予算を超過する可能性がある 設計/施工が分離されることにより、瑕疵責任の所在が不明瞭になる | |||
【デメリット】 | 設計思想が施工段階まで反映されない | |||||
コストの透明性が低く、手法によっては、 要求仕様とコストの整合性を確保することが必要となる | 【デメリット】 最終的な金額確定は基本設計終了後、起用する各業者の確定後となる | 業者のコントロール、業者間連絡は発注者であるお客様が最終的な責任を負うことになる | ||||
各業者間の調整が上手く行かず、 全体工程が遅れが生じる可能性がある |
代表的な契約方式の種類と特徴について
「ピュアCM」と「CMアットリスク」契約方式
ピュア CM CMアットリスク
お客様
お客様
設計事務所
交渉/契約
交渉/契約
交渉/契約
千代田テクノエース
(CM/設計/施工)
CM会社
交渉/契約
会社ン)
総合建設
(ゼネコ
専門工事業者/メーカー
専門工事業者/メーカー
比較項目 | ピュアCM | CMアットリスク |
オーナーズエンジニアリング度の高さ | △ | ○ |
コストの透明性(査定能力含む) | △ | ○ |
責任の明確さ(コスト/納期/品質) | × | ○ |
お客様側のマンパワー(人的負荷) | × | ○ |
コスト削減/コスト管理 | × | ○ |
CMアットリスク契約方式の見積りについて
見積項目 | |
直接工事費 1. 共通仮設工事 2. 建築工事 3. 空調給排水衛生設備工事 4. ユーティリティ設備工事 5. 電気設備工事 6. 医療機器工事 7. 医療情報システム工事 | |
間接工事費 8.設計料 9.現場管理費 10.工事保険料 (労災保険/建設総合保険/第三者賠償責任保険) 11. 本社経費 |
左の模式図は契約段階において、xxxからお客様に提示する見積りのイメージです。
xxxは全体コストの低減を図るため、 全体コストの内、大半を占める直接工事費
部分について、ゼネコンに一括発注するのではなく、個々の工事について各専門工事業者に引合の上、競争原理を働かせます。 CMアットリスク契約方式の一番の特徴は、この直接工事費(xxxから各専門工事業者への発注金額)について、お客様の承認を 得ることにあります。
従って、CMアットリスク契約方式の採用により、全体コストの低減を図ることが出来る上、コストの透明性も確保できます。
CMアットリスク契約方式の契約金額決定プロセス
事業計画/運営計画
設 計 引合 x x
契約 x x 開 院
工事業者引合
(調達準備)
引合会社 金額
A社
A
1+2の合計金額で契約締結
= 1.直接工事費 (直接原価)
K’
I’
E’
A’
協力業者への発注金額を集計
建築工事
C社
B社
競争 B
C
お客様 xxx
(元請)
D
設備工事
E社
D社
競争 E
G社
F社
F
G
電気工事
H社
競争 H
I社
I
J社
J
医療機器工事
K社
競争
K
L社
L
M社
M
医療情報
システム工事
N社
競争
N
O社
O
+ + + +
N’
2.間接工事費
・設計料
・現場管理費
・工事保険料
・本社経費
+
CMアットリスク契約方式 採用のメリット
● 一括請負契約方式(ランプサム契約)と同様に、xxxに契約、品質、工期、コスト、安全など全ての責任を集約することが出来る。
● xxx傘下の工事協力会社、メーカーの選定についてお客様に決定権がある。
● xxx傘下の工事協力会社、メーカーのコストについて透明性が図れる。
● xxx傘下での徹底した競争原理により、全体コストの削減が図れる。
● ピュアCMに比べ、計画全般を通じてお客様側の人的負荷が大幅に軽減される。
● 設計施工分離方式に比べ、設計思想が施工段階まで完全に反映出来る。
● 一括請負方式に比べ、オーナーズエンジニアリングの姿勢がより鮮明になる。
(お客様の立場でのプロジェクト遂行)
コスト低減・責任の明確化・人的負荷の軽減