Contract
令和6年度xx間地域におけるオンライン診療実証実験業務委託仕様書
1 委託業務名
令和6年度xx間地域におけるオンライン診療実証実験業務
2 業務目的
本県のxx間地域は、人口減少や少子高齢化、医師不足等の課題を抱えている。
そのような地域において、オンライン診療は、限られた医療資源で地域医療を支える仕組みづくりの促進、今後も必要な医療が提供できる体制の構築のための有効なツールとなり得る。
本業務は、xx間地域でのオンライン診療実装を見据え、実証実験を通してその効果や課題について整理・検証をするとともに、その結果をもって工程表や収支計画表の作成を行い、地域における医療デジタル化の推進を図るものである。
3 委託期間
契約締結の日から令和7年3月31日まで
4 委託業務の内容
(1) オンライン診療に係る実証実験
以下に示す地域等において実証実験を行い、医療従事者や地域住民の意見の収集、効果や課題の整理・検証をするとともに、実用化に向けた工程表を作成する。
ア 実施地域
西臼杵郡五ヶ瀬町ほか
イ 内容(予定)
実験の内容は下記を基本とするが、関係機関との協議の結果、変更となる場合もある。
・医療施設(五ヶ瀬町国民健康保険病院)と福祉施設(五ヶ瀬町内及び隣接市町村)間におけるオンライン診療の実証を行う。
・実証に当たっては、ビデオ通話等による医師・患者間の相互会話、診療後の処方せん発行・共有等オンライン診療の実施に当たり必要となる手続きに一貫して対応が可能なサービス又はシステムを選定・使用すること。
ウ 実施日数
3日間程度
エ 実験の要件
(ア) 実験は、オンライン診療の実装を前提とすることから、通信環境の安定性、使用する機器の性能や使用感、サービスの利便性、導入・維持コスト等多角的な観点から検証をすること。
(イ) 実験の日時、工程等について、県及び関係機関と事前に協議し、合意を得ること。 (ウ) 次に掲げる実験に当たって必要となる準備、環境整備等を遺漏なく行うこと。
・実験の関係機関との連絡調整、地域住民等への説明による関係者の理解醸成
・実験に際し必要となる関係法令の許認可手続き(ある場合)
・実験に必要となる機材、サービス等の調達
・オンライン診療マニュアル(オンライン診療の実施に当たって関係者の対応フローや機器等の使用方法等が確認できるもの)の作成・共有
・その他実験の遂行に際し必要となる手続き及び連絡調整
(2) xx間地域におけるオンライン診療サービス・機器等のデモンストレーション
(1) において使用するサービス・機器等について、医療従事者への啓発を目的としたデモンストレーションの機会を設けること。
なお、実施地域及び医療機関(2か所程度を想定)については、県において候補選定を行い、受託者と協議の上、決定する。
(3) 実証実験の成果報告
(1)により実施した実証実験によって得られた意見や、オンライン診療のもたらす効果、懸念される課題等について整理するとともに、実装に向けた工程表、オンライン診療実施に係る収支計画表(機器、システム等の導入・維持に要する経費、人件費、診療報酬等想定される収入・支出を整理したもの)を作成し、報告書として提出すること。また、当報告書について、県が別途開催するxx間地域における医療デジタル化推進
検討会(令和7年3月を予定)において、報告・説明すること。
(4) スケジュール
打 合 せ 令和6年10月、11月
実証実 験 〃 12月~令和7年1月結果検証等 令和7年2月
検討会報告 〃 3月中旬
5 成果品等
(1) 成果品等
ア 事業実施報告書 紙媒体1部及び電子データ一式
イ 委託業務において作成・使用したイラスト、写真、動画等を記録したCD-R等 1枚
※ ア、イとも、ワード、パワーポイント等加工可能な媒体で提出すること。
(2) 納品場所
県が指定する場所
6 経費等
委託経費には、実証実験に係る人件費、機材調達経費、会場等使用料、交通費・宿泊費、資料等作成料等すべての経費を含む。ただし、次に掲げる経費は、委託経費に含めない。
(1) 10万円以上の機械、器具等の購入費
(2) 会議等での食糧費
(3) 団体等へ加入するための負担金
(4) 租税公課(消費税及び地方消費税は除く。)
7 その他
(1) 本仕様書により作成された成果品のすべての著作権は、xx県に帰属する。
(2) 本委託業務の遂行に当たっては、県や関係機関と十分な協議・連絡の上進めること。
(3) 業務の遂行に当たり発生した事故等については、受託者の責任において対処すること。
(4) 本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合又は定めのない事項については、別途協議の上決定するものとする。