本市では,新庁舎の建設において,実施設計分割型のデザインビルド方式(実施設計のうち,意匠設計と総合調整業務を基本設計事業者に委託,設備・構造の実施設計と施工を 建設事業者に発 注)を採用予定としている。(以下,SDB(スプリットデザインビルド)方式という。)
xxx市庁舎整備事業支援アドバイザリー業務委託仕様書
1 業務名
八千代市庁舎整備事業支援アドバイザリー業務委託
2 業務の目的
本市では,新庁舎の建設において,実施設計分割型のデザインビルド方式(実施設計のうち,意匠設計と総合調整業務を基本設計事業者に委託,設備・構造の実施設計と施工を建設事業者に発 注)を採用予定としている。(以下,SDB(スプリットデザインビルド)方式という。)
本業務では,採用予定の事業手法を前提とした事業の業務分担や事業者選定基準,事業契約内容などの検討のほか,庁舎完成後の維持管理等費用の削減に関して,豊富な知識を有する事業者に専門的見地から支援を求め,庁舎建設事業の円滑な推進を図ることを目的とする。
3 場所
八千代市xxxxx312番地5
4 担当課
八千代市総務部庁舎総合整備課
5 履行期間
契約日の翌日から令和2年12月28日までとする。
※履行期間内に検査を終えること。
6 支払方法
年度毎の業務履行後一括払
7 施設概要
(1)市役所本庁舎
ア 延べ面積(想定面積) 18,500㎡程度イ 規模 5階建程度
(2)その他付属施設(倉庫棟)
ア 延べ面積(想定面積) 800㎡程度イ 規模 平屋建
8 業務内容令和元年度
事業実施に向けた調査・検討支援
(1)SDB 方式の採用に伴う,業務分担・リスク分担の整理
(2)民間事業者参入可能性調査
(3)事業実施に向けた事業者選定方法の調査
令和2年度
(1)事業者選定手続き及び事業契約締結に関する支援
ア 募集要項,事業者選定基準の作成イ 契約条件の整理,契約書案の作成
ウ 事業者選定委員会開催支援(5回程度の開催を想定。議事録の作成を含む。各委員のxx等は市が負担。)
(2)設計・維持管理に関する事項
ア 要求水準書の作成(要求水準書における設計仕様等は基本設計業者が作成。)イ 要求水準の維持管理等費用面からの精査,長期修繕計画の作成
ウ 事業者提案に係る維持管理等費用面からの精査
令和元年度・2年度共通
(1)各種委員会等開催支援
ア 市庁舎整備検討委員会(庁内部長級委員13名程度)
(2回程度の出席を想定。議事録の作成は事務局で行う。)
イ 市庁舎整備検討部会(アの下部組織,庁内課長級委員15名程度)
(2回程度の出席を想定。議事録の作成は事務局で行う。)ウ その他必要な業務
9 業務における規程
(1)業務の実施
ア 本業務の実施は,本仕様書に基づき実施すること。
イ 受託者は,業務の実施に当たっては,関係法令及び条例等を遵守すること。
ウ 受託者は,委託者と協議を行い,その意図や目的を十分に理解した上で適切な人員配置のもと業務を実施すること。
エ 受託者は,業務の進捗に関して,委託者に対して定期的に報告を行うこと。
オ 受託者は,自らの組織の中から,管理技術者を選任し,委託者に通知すること。カ 受託者は,本業務の一部を再委託する場合は,予め委託者の承認を得ること。
キ 本業務の実施に関し疑義が生じた場合は,速やかに委託者と協議を行い,指示を仰ぐこと。
(2)業務計画書の提出
ア 受託者は,契約締結後14日以内に業務計画書を作成の上,委託者に提出し,承認を得ること。
イ 業務計画書には,次の事項を記載すること。
①業務概要
②業務実施方針
③業務工程
④業務実施体制及び組織計画
(管理技術者,担当技術者名簿及び経歴,業務分担表を含む。また,協力企業の会社概要,担当技術者名簿及び経歴,業務分担表も含む。※1)
⑤業務フローチャート
⑥打合せ計画
⑦連絡体制
⑧その他委託者が必要とする事項
※1 協力企業に求める実績等
延べ面積5,000㎡を超える官公署又は地方自治体の庁舎並びに民間事務所ビルにおける総合ビルメンテナンス業務(清掃,点検,日常修繕工事,大規模修繕工事など)の実績を有し,かつ,将来にわたる建物維持管理費用低減についてのノウハウを有する企業とする。
なお,本業務における受託者の協力企業が,新庁舎でのビルメンテナンス業務の受託について制限を受けることはありません。
ウ 受託者は,業務計画書の内容を変更する場合は,理由を明確にした上で,その都度速やかに委託者に変更業務計画書を提出し,承認を得ること。
エ 委託者が指示した事項については,受託者は業務計画書に係る追加資料を提出すること。
(3)打合せ及び議事録
ア 本仕様書に明記していない事項,又は業務を行う上での疑義が生じた場合は,委託者と打合せを行い,その指示に従わなければならない。
イ 受託者は,定期に委託者と打合せを行い,議事録を作成し,相互に確認すること。
(4)守秘義務
受託者は,業務の過程で知り得た情報を第三者に漏らしてはならない。
(5)資料の貸与及び返却
ア 委託者は,業務を進めるにあたり必要となる関係資料を受託者に貸与するものとする。イ 貸与された資料は,紛失,汚損しないように取り扱うものとする。また,これを貸与し,
複製してはならない。ただし,委託者の同意を得たものはこの限りでない。ウ 貸与された資料は,業務終了後に,速やかに委託者へ返却すること。
エ 委託者が貸与する以外の業務に必要な資料は,受託者がその収集,整理等を行うものとし,委託者は業務の遂行に協力するものとする。
10 成果品の提出
受託者は次に掲げる成果品を提出するものとする。
(1)xxx市庁舎整備事業支援アドバイザリー業務報告書・・・2部 A4縦 カラー刷り 黒表紙金文字 ソフトカバー 印刷製本
(2)前号のデータを次に掲げる形式で電子媒体に保存し,委託名を印刷して提出する。ア 文書及び表・・・Microsoft Office Word 及び Microsoft Office Excel 形式
イ 表及びグラフ・・Microsoft Office Word 及び Microsoft Office Excel 形式ウ 写真・・・・・・Jpeg 形式
(3)電子媒体(DVD-R)・・・・・・・・・・・・・・・・・1セット
11 成果品に係る著作xx
(1)受託者は,事業支援アドバイザリー業務に係る成果品,資料等の所有権及び著作権は全て成果品の引渡し時に委託者に譲渡するものとする。
(2)受託者は,委託者の承諾を得ることなく成果品等の内容を公表してはならない。
(3)受託者は,著作xx第20条第1項に規定する権利を行使してはならない。
(4)受託者は,委託者に引き渡した成果品の全てについて第三者の有する著作xxを侵害するものではないことを保証するとともに,第三者の有する著作xxを侵害した場合は,その損害を補償し,必要な措置を講じなければならない。
(5)受託者は,第三者の有する特許権,実用新案権,意匠権,商標xxの知的財産を使用するときは,その使用に関する責任を負わなければならない。
12 検査
(1)年度毎の業務が完了した時は,業務完了報告書を提出するとともに,成果品を提出し,委託者の検査を受けること。
(2)業務完了期限前であっても,委託者があらかじめ成果品の提出期日を指定した場合には,その指定する期日までに,その時点における成果品を提出し,検査を受けること。
13 本業務への取り組み姿勢
(1)本業務は,市民共有の財産として次世代へ引き継がれる新庁舎を建設する事業者の選定を支援する業務であることから,議会や市民に対して明確な説明ができなければならない。受託者は,このことを深く認識し,本業務を実施すること。
(2)本業務を進めるにあたっては,受託者の組織力により,全国レベルの情報・事例を広く収集し,具体性のある提案を行い,本業務に資するよう努めること。
14 その他
(1)個人情報の取扱いについては,xxx市個人情報保護条例を遵守しなければならない。
(2)この仕様書に定めのない事項については,その都度,委託者と受託者が協議の上,決定するものとする。