本業務は、令和4年3月に開園 62 年を迎えた周南市徳山動物園のリニューアル整備にあたり、既存ストックを活用したコンパクトなまちなか動物園として、周南市最大の 観光施設である徳山動物園の魅力を引き出すため、動物園リニューアル基本計画及び基本設計に基づき、徳山動物園南園の管理ゾーン(約 0.2ha)及び南エントランス(約 0.8ha)の建築物等実施設計、及び造園土木実施設計、北園(約 0.5ha)の獣舎等実施設計、及び造園土木実施設計を行うものである。
別添②
xx動物園リニューアル管理ゾーン及び南エントランス外実施設計業務委託 参考仕様書
1.適 用 範 囲
本参考仕様書は、xx市(以下、委託者という。)が発注する「xx動物園リニューアル管理ゾーン及び南エントランス外実施設計業務委託」に適用するものとする。
2.業 務 目 的
本業務は、令和4年3月に開園 62 年を迎えたxx市xx動物園のリニューアル整備にあたり、既存ストックを活用したコンパクトなまちなか動物園として、xx市最大の観光施設であるxx動物園の魅力を引き出すため、動物園リニューアル基本計画及び基本設計に基づき、xx動物園xxの管理ゾーン(約 0.2ha)及び南エントランス(約 0.8ha)の建築物等実施設計、及び造園土木実施設計、xx(約 0.5ha)の獣舎等実施設計、及び造園土木実施設計を行うものである。
3.総 x
x仕様書に特段の定めがないものについては、「公共建築設計業務委託共通仕様書(最新版)国土交通大臣官房庁営繕部監修」、「xx県業務委託共通仕様書」及びxx市契約事務規則によるものとする。
また、動物園リニューアルに関連する各種資料(「xx動物園リニューアル基本計画」及び「xx動物園リニューアル基本設計報告書」等)に基づき設計業務を行うものとする。
4.業務計画書
(1)受託者は、契約締結後7日以内に業務計画書を作成し監督職員に提出しなければならない。
(2) 業務計画書には、契約図書に基づき下記事項を記載するものとする。
①業務概要 ②実施方針 ③業務工程 ④業務組織計画
⑤打合せ計画 ⑥成果品の内容、部数 ⑦使用する主な図書及び基準
⑧連絡体制(緊急時含む。) ⑨照査計画書 ⑩その他
5.打 合 せ 等
業務を適性かつ円滑に実施するため管理技術者と監督職員は常に密接な連絡を取り業務の方針及び条件等の疑義を正すものとし、その内容についてはその都度受託者が打ち合わせ記録簿に記録し、相互に確認しなければならない。
6.資料の貸与及び返却
(1)監督職員は、関係資料を受託者に貸与するものとする。
(2)受託者は貸与された関係資料等を丁寧に扱い損傷してはならない。万一、損傷した場合には、受託者の責任と費用負担において修復するものとする。
(3)受託者は、守秘義務が求められる資料については複写してはならない。
7.成果品の提出
受託者は業務が完了したときは、設計図書に示す成果品(照査報告書を含む。)を業務完了報告書とともに提出し、検査を受けるものとする。
(1)実施設計報告書(建築・造園土木) ファイル綴じ2部
(2)建築施設等実施設計図(A3版)ファイル綴じ2部
(3)建築施設等実施設計積算報告書(A4版)ファイル綴じ 2部
(4)建築施設等実施設計概要書(A4版又はA3版)2部
(5)建築施設等実施設計照査報告書(A4版)ファイル綴じ 2部
(6)造園土木実施設計図(A3版)ファイル綴じ2部
(7)造園土木実施設計各種数量計算書(A4版)ファイル綴じ 2部
(8)造園土木実施設計工事費算出書(A4版)ファイル綴じ 2部
(9)造園土木実施設計概要書(A4版又はA3版)ファイル綴じ2部
(10)造園土木実施設計照査報告書(A4版)ファイル綴じ 2部
(11)建築物等・造園土木実施設計 完成イメージ図 4枚 2部
(12)当該業務委託の電子データ 1式
(図面データ:JWW、SFC 及び PDF 形式,建築積算:RIBC2 及び PDF 形式)
(建築施設等実施設計、造園土木実施設計等に関する資料)
その他委託者が必要と認めるもの。なお、建築施設等実施設計の成果品は国土交通省告示第十五号に示す成果図書を提出すること。
※(2)、(3)、(6)~(8)については、ゾーンやフェーズ毎でとりまとめること。
※(2)、(3)、(6)~(8)、(11)の詳細については、打合せ協議にて決定する。
8.守 秘 x x
受託者は、業務の実施過程で知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。
9.業 務 x x
本業務委託の内容は下記のとおりとする。
(1)現況把握
項 目 | 業務内容 | |
与条件の確認及び調査 | ①与条件や基本設計の把握と整理 ②適用設計条件や設計基準の確認 ③関連機関との調整内容の確認 実施設計に先立ち又は、実施設計期間中、入園者及びスタッフの利便性や動物のエンリッチメント、安全面・管理面から、管理・飼育スタッフをはじめとする諸要求等を再確認し、必要に応じ設計条件の 修正を行う。 | |
建 築に係る要求等の確認 | 建築主の要求等の確認 | 実施設計に先立ち又は実施設計期間中、入園者及びスタッフの利便性や動物のエンリッチメント、安全面・管理面から、管理・飼育スタッフをはじめとする諸要求等を再確認し、必要に応じ設計条件の修正を行う。 |
設計条件の変更等の場合の協議 | 基本設計の段階以降の状況の変化によって、要求等に変化がある場合、施設の機能、規模、予算等基本的条件に変更が生じる場合又はすでに設定した設計条件を変更する必要がある場合においては建築主と協議をする。 | |
法令上の諸条件の調査及び関係機関との打ち 合わせ | 法令上の諸条件 の調査 | 建築物の建築に関する法令及び条例上の制約条件 について、基本設計に即した詳細な調査を行う。 |
計画通知申請にかかる関係機関 との打ち合わせ | 実施設計に必要な範囲で、計画通知申請を行うために必要な事項について各関係機関と事前に打合せ を行う。 |
(2)建築施設等実施設計
過年度設計の諸計画・基本設計等に基づき、設計意図をより詳細に具体化し、実施設計図、設計として以下の表の必要な設計及び設計図書の作成を行う。設計対象
は管理ゾーンの管理事務所、解剖棟、飼料庫、作業場・ゴミ置き場、堆肥プラント、検疫飼育ケージ、南エントランスのエントランスゲート、xxの野鳥、キツネ・タヌキ、コノハズクの各ケージ、オオワシ・オオカミ、トラ、サル・クマの各獣舎及びケージ、小動物舎とする。
①一般業務の内容及び範囲(総合、構造、電気設備、機械設備)
項 目 | 業務内容 | |
実施設計方針の策定 | 総合検討 | 基本設計に基づき、意匠、構造及び設備の各要素について検討し、必要に応じて業務体制、業務工程等 を変更する。 |
実施設計のための基本事項の確定 | 基本設計の段階以降に検討された事項のうち、協議して合意に達しておく必要のあるもの及び検討作業の結果、基本設計の内容に修正を加えるものを整理し、実施設計のための基本事項を確定する。 ※以下の項目について検討すること。 ・新エネルギーや脱炭素に関する取組み検討 ・当該建築物等の維持管理計画(案)の作成 | |
実施設計方針の 策定及び説明 | 総合検討の結果及び確定された基本事項を踏まえ、 実施設計方針を策定し、建築主に説明を行う。 | |
実 施設 計 図 書の作成 | 実施設計図書の作成 | 実施設計方針に基づき、建築主と協議の上、技術的な検討、予算との整合の検討等を行い、実施設計図書を作成する。なお、実施設計図書においては、工事施工者が施工すべき建築物及びその細部の形状、寸法、仕様、工事材料、設備機器等の種別、品質及び特に指定する必要のある施工に関する情報(工法、工事監理の方法、施工管理の方法等)を具体的 に表現する。 |
計画通知申請書 類の作成 | 関係機関との事前打ち合わせ等を踏まえ、実施設計 に基づき、必要な計画通知申請図書を作成する。 | |
概算工事費の検討 | 実施設計図書の作成が完了した時点において、当該実施設計図書に基づく建築工事に通常要する費用 を概算し、工事費概算書を作成する。 | |
実施設計内容の説明等 | 実施設計を行っている間、作業内容や進捗状況を報 告し、必要な事項について意向を確認する。また、 |
実施設計図書の作成が完了した時点において、実施設計図書を提出し、建築主に対して設計意図及び実 施設計内容の総合的な説明を行う。 |
②追加業務の内容及び範囲
・建築積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積りの徴集、見積り検討資料の作成)
・電気設備積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積りの徴集、見積り検討資料の作成)
・機械設備積算(積算数量算出書の作成、単価作成資料の作成、見積りの徴集、見積り検討資料の作成)
・計画通知申請手続き業務(計画通知手数料、適合性判定手数料の納付を含む。)
(3)造園土木実施設計
過年度設計の諸計画・基本設計等に基づき、設計意図をより詳細に具体化し、実施設計図、設計として以下の表の必要な設計及び設計図書の作成を行う。設計対象は管理ゾーン、南エントランス、極東アジアから北極圏の自然ゾーン、周南の里ゾーンとする。
①実施設計の標準作業内容
項 目 | 業務内容 |
実施設計の検討 | ①基本設計内容の整合性確認 ②意匠性・芸術性・独自性に関する検討と設定 ③安全性・機能性に関する検討と設定 (新エネルギーや脱炭素に関する取組み検討) ④施工性・市場性に関する検討と設定 ⑤維持管理性に関する検討と設定 (維持管理計画案の作成) ⑥既存施設の保全・撤去・再利用に関する検討と設定 ⑦目標工事費との調整 |
実施設計図の作成 | ①実測平面図に基づいた実施設計平面図の作成 ②割付平面図の作成 ③造成平面図の作成 ④施設平面図の作成 ⑤植栽平面図の作成 |
⑥供給処理設備平面図の作成 ⑦撤去平面図の作成縮尺 1/200~1/500 必要に応じて拡大平面図や各種系統別平面図を作成 ⑧造成断面図の作成(縮尺 1/50~1/200) 必要に応じてxx縦断図や排水縦断図を作成 ⑨各種施設の構造図の作成(縮尺 1/10~1/50)必要に応じて図面特記事項を付記 | |
数量計算 | ①図面および工事仕様書に基づく施工数量や材料の計算 ②実施設計の検討に伴う応力や容量の計算 |
概算工事費の算出 | 提供された単価、または見積り徴収による単価に基 づいた工事費の算出 |
実施設計説明書の作成 | 上記検討資料を取りまとめた報告書の作成 |
照査 | ①基礎情報や敷地情報の把握と設計計画の適正照査 ②設計方法や設計手法の妥当性の照査 ③成果品の内容の適正照査 |
設計協議 | 業務の主要な区切りにおいて監督員及び動物園の 管理・飼育スタッフ等と行う打合せ・協議 |
②追加業務の内容及び範囲
・単価作成資料の作成、見積りの徴集(原則、実勢単価による3社以上での徴取。資材費及び施工費(労務人役が分かるように取得すること。)、見積り検討資料の作成。
(4)建築撤去設計
管理ゾーン、南エントランスの旧管理事務所を設計対象とする。
(5)土木撤去設計
南エントランスを設計対象とする。
10.疑 x
x仕様書に定めのない事項及び疑義を生じた場合は、委託者と受託者が協議を行い、委託者の指示に従うものとする。