IBM Watson Campaign Automation SMS
サービス記述書
IBM Watson Campaign Automation SMS
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Watson Campaign Automation SMS は、Watson Campaign Automation デジタル・マーケティング・プラットフォーム内のクラウド・ベースのテキスト・メッセージング機能であり、以下の機能を提供します。
a. 「送信者 ID」を使用した 220 カ国における片方向のSMS メッセージングおよび SMS のショー ト・コードまたはロング・コードを使用した 100 カ国における両方向の SMS メッセージングをサポートする機能。
b. マーケティング担当者に使いやすいフレームワークおよびテンプレートを提供して、お客様のSMS
対話を構築できるようにする、SMS キャンペーン・ビルダー。
c. 定義済みテンプレートを使用した、ドラッグ・アンド・ドロップのSMS キャンペーン。片方向のメッセージ・テンプレートには、「参加のためのテキスト(Text to Join)」が含まれます。両方向のメッセージ・テンプレートには、「参加のためのテキスト(Text to Join)」、「情報のためのテキスト (Text for Info)」、「E メールのためのテキスト(Text for Email)」、「マルチステップ(Multi- step)」、および「コンペティション(Competition)」が含まれます。
d. すべての送信済みおよび受信済みSMS メッセージを表示するSMS トランザクション・レポートおよび SMS トラフィック・サマリー・レポート。
e. Watson Campaign Automation SMS API を活用して第三者システムから SMS メッセージを送信する機能。
f. 次の SMS イベントの 1 つ以上を実行したユーザーを特定またはフィルタリングするためのWatson Campaign Automation Query Builder の使用。「任意のSMS プログラムとの対話(Interacted with an SMS Program)」、「SMS プログラムから送信されたメッセージ(Been Sent a Message from SMS Program,)」、「SMS での任意のリンクのクリック(Clicked a Link in SMS)」、および「任意のマルチステップ・プログラムとの対話(Interacted with a Multi-Step Program)」。
g. Bitly インテグレーションを使用したURL 短縮およびトラッキングのサポート。
h. SMS メッセージを起動するための、Watson Campaign Automation プログラムの活用。
1.1 クラウド・サービスのアクセス
1.1.1 IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code
この「クラウド・サービス」では、IBM が所有する標準の、最大 16 桁の電話番号をお客様に提供します。お客様は、複数のIBM のお客様が使用する SMS「共有ロング・コード」、または対象のお客様だけが対 象国においてMobile Messaging Devices を送信先もしくは送信元としてテキスト・メッセージの送受信を
行うのに使用する、SMS「専用ロング・コード」のいずれかを提供されます。当該コードは、対象国およびその他の国 (無線通信事業者が、ロング・コードを使用したアプリケーション・トゥ・パーソン (A2P) メッセージ送信をサポートしている国) への SMS メッセージ送信に使用することができます。
1.1.2 IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code
この「クラウド・サービス」では、IBM が所有する標準の、最大 16 桁の電話番号をお客様に提供します。お客様は、複数のIBM のお客様が使用する SMS「共有ロング・コード」、または対象のお客様だけが対 象国においてMobile Messaging Devices を送信先もしくは送信元としてテキスト・メッセージの送受信を
行うのに使用する、SMS「専用ロング・コード」のいずれかを提供されます。
1.1.3 IBM Watson Campaign Automation SMS Shared Short Code
この「クラウド・サービス」では、IBM が所有し、複数のIBM のお客様が対象国において Mobile Messaging Devices を送信先または送信元としてテキスト・メッセージの送受信を行うのに使用する、特殊な短縮電話番号をお客様に提供します。
1.1.4 IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code
この「クラウド・サービス」では、対象のお客様だけが対象国において Mobile Messaging Devices を送信先または送信元としてテキスト・メッセージの送受信を行うのに使用する、特殊な短縮電話番号をお客様に提供します。
1.1.5 IBM Watson Campaign Automation SMS Sender ID
この「クラウド・サービス」オファリングにより、お客様は、「送信者 ID」を使用して、ロング・コードまたはショート・コードを必要とせずに、対象国において片方向の Mobile Terminated (MT) メッセージを送信することができます。
「送信者 ID」は、英数字を指定するか、または乱数の ID にすることができます。Watson Campaign Automation がサポートする「送信者 ID」は、対象国において各無線通信事業者がサポートするものに基づきます。地域の無線通信事業者が、対象国における「送信者 ID」の事前登録を要求することがあります。
「送信者 ID」は、一箇所で集中的に登録されるのではなく、1 社または複数の企業が使用することができます。IBM は、お客様が「送信者 ID」を使用した結果として生じるいかなる責任も負いません。
1.1.6 IBM Watson Campaign Automation SMS UBX Send
この「クラウド・サービス」により、お客様は、自社または自社のローカル SMS プロバイダーのゲートウェイを使用して片方向のSMS メッセージを送信することができます。
この「クラウド・サービス」に加入するお客様は、テキスト・メッセージ送信にあたり IBM のゲートウェイ・パートナーに対するアクセスを受け付けません。
1.2 クラウド・サービスのメッセージ・ボリューム
1.2.1 IBM Watson Campaign Automation SMS Message Volume
この「クラウド・サービス」オファリングでは、IBM Watson Campaign Automation SMS を通じて送信された標準レートのテキスト・メッセージ(その後、無線通信事業者に受け渡されて Mobile Messaging Device へのデリバリーが試行される)、または無線通信業者を通じて Mobile Messaging Device から発信されてWatson Campaign Automation SMS アプリケーションで受信される標準レートのテキスト・メッセージを提供します。160 文字を超える 7 ビット文字の MT SMS メッセージは、IBM により自動的に複数の 160 文字以下の 7 ビット文字のメッセージに分割され、お客様は各メッセージに対して請求されます。
メッセージ・ボリューム・オファリングには、以下が含まれます。
● IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Long Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Shared Short Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Sender ID
● IBM Watson Campaign Automation SMS UBX Send
IBM Watson Campaign Automation SMS Message Volume は、メッセージが着信する国に固有の複数のオファリングで構成されます。
1.3 セットアップ・サービス・オファリング
1.3.1 IBM Watson Campaign Automation SMS Basic Onboarding Services
本サービスでは、ユーザーがWatson Campaign Automation SMS を構成して利用できるように設計されたプロビジョニング・プロセス支援および製品コンサルティングの組み合わせを提供します。このリモートで提供されるサービスは、最大 15 時間のコンサルティングが提供されますが、Watson Campaign
Automation SMS の初回サブスクリプションが必要です。一連のリモート会議およびレコーディングされた web ベース学習セッションによって提供されるオンボーディング・プロセスを通して組織を案内するオンボーディング・コンサルタントが割り当てられます。オンボーディング・サービスには、プロビ
ジョニング・プロセス支援、構成およびセットアップ、製品コンサルティング、ならびに Q&A が含まれます。
1.3.2 IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code および IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code
本サービスでは、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。お客様には、使用可能なプールから 1 つのロング・コードが無作為に割り当てられます。本サービスは、メッセージが着信する国に固有の複数のオファリングで構成されます。
1.3.3 IBM Watson Campaign Automation SMS Shared Short Code
本サービスでは、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。IBM Watson Campaign Automation SMS の各お客様は、それぞれのモバイル・メッセージを特定し、そのコードを同時に使用する他のメッセージと区別するために、英数字を用いた固有のキーワードを選択する必要があります。本サービスは、メッセージが着信する国に固有の複数のオファリングで構成されます。
1.3.4 IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code
本サービスでは、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。お客様は、専用コードに対して固有の英数字を選択するか、あるいは、使用可能な数字のプールから 1 つのコードの無作為な割り当てを受けることができます。本サービスは、メッセージが着信する国に固有の複数のオファリングで構成されます。
1.3.5 IBM Watson Campaign Automation SMS Sender ID
本サービスでは、対象国において片方向の MT メッセージを送信するために、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。各お客様は、指定された英数字の ID または使用可能なプールから無作為に割り当てられたコードを提供されるものとします。
1.3.6 IBM Watson Campaign Automation SMS UBX Send
本サービスでは、お客様またはお客様のローカルSMS プロバイダーのゲートウェイを使用した片方向の
SMS メッセージ送信をサポートするために、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。
2. セキュリティーの内容
本「クラウド・サービス」は、IBM の「クラウド・サービス」に関する「Data Security and Privacy Principles」(xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxx-xxxxxxxx で入手可能) および本セクションの追加条件に従うものとします。IBM の「Data Security and Privacy Principles」が変更される場合であっても、それにより「クラウド・サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
IBM Watson Campaign Automation SMS は、mGage USA および mGage India が提供する第三者テクノロジーに依存するか、それを組み込んでいます。
保護対象のデータの処理およびデータの特性により提示されるリスクに対して技術的および組織上のセキュリティー対策が適切であると、お客様がデータ管理者として判断する場合には、本「クラウド・ サービス」を使用して、個人データが含まれるコンテンツを処理することができます。お客様は、本
「クラウド・サービス」ではセンシティブ個人データや追加の規制要件の対象となるデータを保護するためのフィーチャーが提供されないことを認識しています。お客様は、IBM がコンテンツに含まれているデータのタイプを把握していないこと、および「クラウド・サービス」の適合性や適用中のセキュリティー保護に関して評価を行えないことに同意します。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下のサービス・レベル・コミットメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプ・デスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関してIBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間(以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対して支払われた年額料金の 12 分の 1 の 20% を超えることはできません。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合(個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別
「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 可用性クレジット (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
99% – 99.949% | 2% |
98% – 98.999% | 5% |
97% – 97.999% | 10% |
97.000% 未満 | 20% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
例:「契約月」における「ダウンタイム」が 50 分である場合
30 日の「契約月」における合計 43,200 分 -「ダウンタイム」50 分 = 43,150 分 合計 43,200 分 | =「契約月」における 99.884% の可用性につき 2% の「可用性クレジット」 |
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートが、電子メール、オンライン・サポート・システム、
「ライブ・チャット」および電話を介して提供されます。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
重要度 | 重要度の定義 | サポート時間内の目標応答時間 |
1 | 重大な事業影響/サービス・ダウン 事業上の重要な機能が作動不能である、または重要なインターフェースが機能しない状態。これは通常実稼働環境に適用され、サービスにアクセスできないことによって業務に重大な影響が生じることを示します。この状況は、即時に解決する必要があります。 | 1 時間以内 |
2 | 著しい事業影響 利用中にサービスのフィーチャーまたは機能が著しく制限されているか、お客様が事業の最終期限に間に合わない危険にさらされている状態。 | 2 営業時間以内 |
3 | 軽度の事業影響 サービスまたは機能を使用することができ、業務に重大な影響が表れていないことを示す。 | 4 営業時間以内 |
4 | 最小の事業影響 問い合わせまたは非技術的な依頼。 | 1 営業日以内 |
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「アクセス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アクセス」とは、「クラウド・サービス」を利用するための権利です。お客様は、「証書(PoE)」または「取引文書」に記載された課金期間中に、「クラウド・サービス」を利用するために 1 件の「アクセス」のエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
b. 「100 デジタル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「デジタル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」が管理または処理する電子的なコミュニケーショ
ンです。お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が管理または処理する「デジタル・メッセージ」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメン トを取得しなければならないものとします。
c. 「1000 デジタル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「デジ タル・メッセージ」は、「クラウド・サービス」が管理または処理する電子的なコミュニケーショ ンです。お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が管理または処理する「デジタル・メッセージ」の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメン トを取得しなければならないものとします。
d. 「エンゲージメント」は、サービスを取得する際の課金単位です。「エンゲージメント」は、「クラウド・サービス」に関連するプロフェッショナル・サービス、研修サービスまたはその両方の サービスで構成されます。それぞれの「エンゲージメント」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 セットアップ料金
セットアップ料金は、「取引文書」に記載されます。セットアップ部分の初回のプロビジョニングに対してセットアップ料金が適用されます。「オンデマンド」オプションは、お客様がかかる「オンデマン
ド」オプションを採用した月に、「取引文書」に定められた料金で請求されます。セットアップ・オンボーディング・サービスには以下が含まれます。
● IBM Watson Campaign Automation SMS Basic Onboarding Services
すべての時間数が使用されたか否かにかかわらず、本オンボーディング・サービスは、「クラウ ド・サービス」へのアクセスが可能になった旨をお客様がIBM から通知された日から 90 日後に終了します。
以下のセットアップ・サービスでは、SMS 機能で「クラウド・サービス」環境を更新します。
● IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Shared Short Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code
● IBM Watson Campaign Automation SMS Sender ID
● IBM Watson Campaign Automation SMS UBX Send
5.3 従量課金制
従量課金制の料金は、かかる使用の翌月に「取引文書」に記載された料金で請求されます。下記の従量課金制料金は、モバイル通信業者のパススルー料金に厳正に適用されます。
● IBM Watson Campaign Automation SMS Verizon Pass-Through Fee
● IBM Watson Campaign Automation SMS T-Mobile Pass-Through Fee
● IBM Watson Campaign Automation SMS Sprint Pass-Through Fee
● IBM Watson Campaign Automation SMS US Cellular Pass-Through Fee
● IBM Watson Campaign Automation SMS Tier 3/4 US Carrier Pass-Through Fee
● IBM Watson Campaign Automation SMS Canadian Carrier Pass-Through Fee
5.4 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、お客様は、「取引文書」の記載に従い、その超過分について請求されます。
「デジタル・メッセージ」の課金単位を持つ「クラウド・サービス」について、IBM は、お客様が注文する「デジタル・メッセージ」エンタイトルメントに対して選択された請求頻度に基づいてお客様に請求します。実際の使用を計測して、サブスクリプション期間中に最大 12 か月の課金期間の総計で実際のメッセージの使用が許諾されたメッセージの総数を超える場合には超過料金を支払う必要があります。
ひとたび総計に達すると、「PoE」に記載された超過料金で各月の超過料金が後払いで請求されます。かかる超過料金は、基本の月次エンタイトルメント料金に加えて支払う必要があります。
サブスクリプション期間が 12 か月を超える場合、エンタイトルメントの総数は 12 か月の課金期間に基づくものとします。12 か月目の課金期間後に、この総数はゼロにリセットされます。次の 12 か月の課金期間に対する超過料金は、かかる 12 か月の課金期間の総計で実際のメッセージの使用が許諾されたメッセージの総数を超えるまで支払う必要はありません。
サブスクリプション期間が 12 か月未満の場合、または 12 か月に満たない期間がサブスクリプション期間に残っている場合、サブスクリプションにおいて残存する月次エンタイトルメントの数は使用が許諾されたメッセージの総数に対して使用されます。
ランプアップ期間を活用しているお客様については、各期間はサブスクリプション期間と同じ方法で取り扱われ、同じ原則が適用されます。
a. 例 1:
お客様は 12 か月のサブスクリプション期間を持っており、1 か月当たり 100 万「デジタル・メッセージ」を取得済みです。お客様が 12 か月間のサブスクリプション期間終了前に、1200 万を超え
る「デジタル・メッセージ」を送信する場合、お客様は翌月に超過した分の数量の料金を請求され、
サブスクリプション期間が終了するまで、以降の月におけるすべての使用に対して後日請求されます。
b. 例 2:
お客様は 3 年間のサブスクリプション期間を持っており、1 か月当たり 100 万「デジタル・メッ セージ」を取得済みです。お客様が最初の 12 か月の期間終了前に、1200 万を超えるメッセージを送信する場合、お客様は翌月に超過数量、および当該 12 か月の期間終了までのすべての使用に対
して請求されます。各 12 か月の期間の終了時に、使用数はリセットされます。お客様が次の 12 か月間の期間終了前に、1200 万を超える「デジタル・メッセージ」を送信する場合、お客様は翌月に超過した分の数量の料金を請求され、使用数がリセットされるか、残存するサブスクリプション期間が終了するまで、以降の月におけるすべての使用に対して後日請求されます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. イネーブリング・ソフトウェア
本「クラウド・サービス」には、「クラウド・サービス」期間にわたって、「クラウド・サービス」のお客様による使用に関連してのみ使用することのできるイネーブリング・ソフトウェアが含まれます。
8. 追加条件
8.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
8.2 モバイル・メッセージング固有の条件
a. IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code およびIBM Watson Campaign Automation SMS Shared Short Code
同一コードを共有しているIBM のその他のお客様による作為または不作為はそのコードの可用性に悪影響を及ぼす場合があります。IBM は、共有コードを同時に使用しているIBM の別のお客様の当該作為または不作為に起因した、共有コードに関連する「サービス」における中断について、お客様に責任を負わないものとします。
b. IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code、IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code、およびIBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code
「コンペティション」キャンペーンを実行する計画を立てているお客様は、無線通信事業者がコンテスト/懸賞の使用に合わせて構成し、その使用を承認したコードを所有する必要があります。お客様は、コンテスト/懸賞を実施する各国のコンプライアンスを確認する必要があります。
c. IBM Watson Campaign Automation SMS National Long Code、IBM Watson Campaign Automation SMS Dedicated Short Code、および IBM Watson Campaign Automation SMS International Long Code
IBM は、お客様に代わって、お客様がすでに持っている可能性のあるコードを取得/移行して、お客様が特定の国における無線通信事業者のコードを使用して承認を得て、アクティブ化/移行を行う
のに必要な書類を提出します。IBM は、お客様に代わって標準のコード管理サービスを提供します。これには、お客様の代わりにコードの更新を通知し、処理することも含まれます。一部のキャン
ペーンは制限されるか、または実行前に無線通信事業者から追加の承認を得る必要がある場合があります。IBM はこれを達成するためにお客様および無線通信事業者と連携します。
無線通信事業者がコードのアクティブ化/移行を行うのに要する期間は一般的に、記入済みのアク ティブ化/移行のフォームが無線通信事業者に提出された時点から 8 週間から 12 週間です。実際の期間は異なる場合があり、無線通信事業者の独自の裁量によります。アクティブ化/移行のフォームを必要とする更新により、プロビジョニング期間が再開するものとします。
8.3 パススルー料金
アメリカ合衆国およびカナダの無線通信事業者を選択することにより、そのネットワークを通じて送信される MT および Mobile Originated (MO) の追加パススルー料金が課金されます。パススルー料金は、無線通信事業者によって異なり、MT および MO メッセージに課金しない事業者もあります。お客様は、
「PoE」に記載のサブスクリプション料金に加えて、事業者から課金されるすべてのパススルー料金に責任を有します。IBM は、モバイル通信事業者から課金されるパススルー料金をお客様に請求することができます。
パススルー料金は、無線通信事業者からの事前の予告なしに変更されます。お客様は、パススルー料金の請求書を受領後、現行のパススルー料金およびIBM から課金されたメッセージのレポートを要求することができます。
8.4 配布先リスト
お客様は、「クラウド・サービス」に付随する配布先リストで、電子メールの通信を、とりわけお客様
から受信する目的でかかるリストに記載されることを許可していない個人が含まれるリストについては、お客様が当該個人と事業上または個人的な関係を既に持っている場合を除いて、使用しないものとしま
す。アフィリエイト・マーケティング・プラクティスにより生成されたリストまたはデータの使用は、どの場合においても明確に禁止されています。お客様は、各メッセージに、有効なオプトアウトの仕組みを含める必要があります。
8.5 データの保存
「クラウド・サービス」の個別のデータ要素は、「クラウド・サービス」内で以下のとおり利用することができます。メッセージおよびコンテンツ、未使用または非アクティブのデータベース - 450 日間、および送信/受信されたメッセージの履歴- 90 日間(以下「データ保存期間」といいます)。これらのデータ要素は、「データ保存期間」の満了後、IBM のネットワークおよびシステムから削除することができます。またいかなる場合も、当該「期間」が終了または満了してから 30 日後に、IBM が、これらのデータ要素のすべてのコピーおよびその他関連するお客様のデータを破棄することができます。お客様は、
「クラウド・サービス」と関連する使用目的で提供されるすべてのコンテンツについて、バックアップ・コピーを保持するものとします。
IBM Watson Campaign Automation SMS は、第三者テクノロジーに依存するか、それを組み込んでいます。上記の保存ポリシーは、IBM が処理するデータ要素にのみ適用され、第三者サプライヤーのデータ保存
ポリシーを保証するものではありません。「クラウド・サービス」に関する IBM 第三者サプライヤーのデータ保存ポリシーの概要は以下のとおりです。
● mGage USA – すべてのメッセージおよび関連データ要素は、お客様からの要求にかかわらず無期限に保持されます。送受信されたメッセージのヒストリーは、最新の日付から 12 か月間アクセス可能です。
● mGage India – すべてのメッセージおよび関連データ要素は、当該期間の満了日を含む暦月の末日までに削除されるものとします。
8.6 英語以外の言語バージョン
お客様は、「クラウド・サービス」の英語以外の言語バージョンへのアクセスおよび使用が、 xxxxxxxxxxxx.xxx (ユーザー・インターフェースを翻訳するための第三者の技術パートナー) の機能性に依存する場合があることを了承し、それに同意します。「クラウド・サービス」の英語以外の言語バージョンを使用する際、「クラウド・サービス」のユーザー・インターフェースは、お客様の要求でユー
ザー・インターフェースを翻訳することを目的とした「クラウド・サービス」専用の xxxxxxxxxxxx.xxx システムを通じて暗号化されていない「クラウド・サービス」のユーザー・インターフェース経由でアクセス可能なお客様データおよびコンテンツをパスできます。
8.7 第三者のコードに関する通知
本「クラウド・サービス」には、悪意のある目的で使用することができない、次のソフトウェアが含まれています。janrain4j_1.1.0、JSON、JSON-lib-2.3、JDK15、flexjson、および packtag。
9. お客様の表明および保証
9.1 共通事項
お客様は以下を表明し、保証します。
a. IBM が URL 短縮およびトラッキングのサポートのためお客様に代わって Bitly アカウントにアクセスし、これを使用するためのすべてのライセンスをお客様が有し、権限を付与すること。
b. お客様が使用する配布リストには、通信を受け取る目的でかかるリストに追加されるための事前で明示の書面による許可および同意をしていない者が含まれていないこと。
c. お客様が使用する配布リストには、SMS メッセージを受け取る目的でかかるリストに追加されるための事前で明示の書面による許可および同意をしていない者によって所有または使用される電話番号が含まれていないこと。
d. お客様のすべてのメッセージには、各メッセージについて有効なオプトアウトの仕組みが含まれていること。
e. お客様が伝送、送信、またはその他の方法で送信させるメッセージの各受信者は、すべての適用される制定法、法令、業界ガイドライン、およびプロビジョニング・プロセス中になされた適切な キャンペーン申請フォーム・コミットメントに従って、当該メッセージを受信するための事前で明示の書面またはその他の方法による同意を提供していること。
f. 「クラウド・サービス」のお客様による使用は、すべての適用される規則、規制、指令、ステートメント、および「クラウド・サービス」に関連する実施のための規範 (例: Telephone Consumer Protection Act、Mobile Marketing Associations Consumers ベスト・プラクティス・ガイドライン、 Cellular Telecommunications & Internet Association (CTIA) ガイドラインおよび契約、ならびに電話会社のコンテンツおよび使用標準(要求に応じて入手可能な)) を遵守していること。
お客様は、以下に起因するか、または以下に関連する請求や損害について、IBM を防御(IBM の単独の選択による)、または補償および免責します。(i) お客様による「クラウド・サービス」の使用、(ii) 本項の条件のお客様による違反、または(iii) お客様がIBM の代理人、当事者、共同事業者、パートナー、関連会社、代表者、従業員、雇用者、または受託者であると主張または請求する第三者によるメッセージの受信者またはお客様のメッセージの受信者。
IBM は、請求から防御するために合理的に必要な情報および支援をお客様に(お客様の費用で) 提供します。IBM による調査(不完全かどうかに関係なく) またはIBM が調査をしていないことによって、お客様から全てかつ完全な救済を得るIBM の権利や能力は制限されたり、その他の方法で影響を受けたりしないものとします。
9.2 情報および独立性
IBM は以下を行いません。
a. 通常IBM の排他的管理内にある情報やシステムへのアクセスをお客様に許可すること。
b. お客様のメッセージの内容をレビューまたは承認すること。
c. 配布リスト、顧客リスト、電話番号、またはお客様のメッセージを実際に受け取る者もしくは受け取る可能性のある者に関するその他の情報をお客様に提供すること。
d. 所有権、使用、または有効性を判断するために電話番号を調査すること。
e. 電話番号に電話をかけること。
f. すべての適用される制定法、法令、業界ガイドライン、およびプロビジョニング・プロセス中にな された適切なキャンペーン申請フォーム・コミットメントについて、お客様の遵守を監視すること。
お客様はIBM が以下を行うことを許可しません。
a. 通常お客様の排他的管理内にある情報やシステムへアクセスすること。
b. お客様のメッセージの内容を承認すること。
c. 配布リスト、顧客リスト、電話番号、またはお客様のメッセージを実際に受け取る者もしくは受け取る可能性のある者に関するその他の情報をレビューまたは承認すること。
d. 所有権、使用、または有効性を判断するために電話番号を調査すること。
9.3 mGage India コンテンツ責任契約
SMS メッセージが mGage India のゲートウェイを使用して送信される場合、お客様は、mGage India と別途コンテンツ責任契約を直接締結しなければなりません。お客様は、必要なフォローアップのため、本契約のコピーおよび mGage India の連絡先を付与されます。