Contract
12-9. 受託発注業務仕様書および契約書仕様書書式
○○業務 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体の砂漠化防止のための村落開発計画(仮称)」の一環として実施するプロジェクト(以下「発注者」)のコンサルタント等(以下「受注者」)との契約による(業務名 )の業務に適用する。
2. 本仕様書の構成
本仕様書の構成は以下のとおりである。
(1) 業務の目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務の範囲および内容
(4) 業務フローおよび作業工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) その他
・安全管理
・連絡体制
・その他必要な項目
(9) 見積様式
(1) 業務の目的
本業務は何のために実施するのか目的を明記する。但し、全体としての上位目的ではない。
(2) 業務対象地域
プロジェクトより指定されたセグー地方南部地域の○○Cercle, ○○Commune 及び○○
Cercle, ○○Commune の X 村落
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務の範囲および内容
業務内容の説明とその範囲を明記する。
(4) 業務工程
(例)本業務の実施期間は、契約締結から X 日以内とする。業務工程案は以下のとおり。
項目 | 工程(時期) | 備考 | ||||||
8 月 | 9 月 | 10 月 | ||||||
下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | ||
準備 | ○日間 | |||||||
○○調査 | X 週間 | |||||||
XX 実施 | Y 週間 | |||||||
報告書作成 | ○日間 |
(5) 要員配置
業務の範囲および内容に記載した作業を実施するため想定される人員を明記する。
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等に関して記載する。
(7) 成果品
業務が完了したとき判断するための成果品が何かを明記する。
(例)受注者は、業務が完了した時点で、発注者に以下の内容を記載した報告書(仏語 X 部及び右報告書の要約書(2~3 ページ、Y 部)を提出する。また、提出する報告書の電子データを FD またはCD1 枚に記録して提出する。
内容:
(8) その他(以下は例)
1) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともあり、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間の移動は避けることが必要である。
2) 連絡体制
発注者への平常時の連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
3) その他必要な事項
・一般事項
① 受注者は、本仕様書、契約書に基づき業務を行う。
② 受注者は、業務の実施前に活動実施方法等を発注者と充分打ち合わせた後、X 日以内に事業工程表を提出する。この時受注者は連絡体制を整備し、発注者に併せて通知すること。
③ 受注者は、業務が完了したら完了届けおよび報告書を発注者に提出する。
④ 受注者は、住民への指導および規定制定にあたっては、村落指導員、村落開発委員会および同委員会内の当該専門委員会と協議の上業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載の無い事項については、発注者と受注者の協議によって決定する。
・特記事項
① 本業務において、村落および住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これらの情報を発注者の許可なく開示することを禁止する。
② 現地にて調達可能な原材料の準備等、研修のための準備および研修における作業に要する労働力は住民の無償提供とする。
③ 業務を実施するに当たっての村への事前連絡などは対象地域の commune および村落指導員(担当 AACAER 職員等)と協力のうえ、受注者の責任において行う。
④ 現地材料以外の研修に必要な資機材の調達は、受注者の負担とする。資機材の購入については、発注者の承認を得る。
⑤ 資機材の村落への搬送はおよび住民指導のための人員の移動は、受注者の保有する車両ないしバイクにて行う。
⑥ 本業務の最終目標は、○○である。
(9) 見積書式
仕様書事例集
PRA1調査(村落社会調査) 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体の砂漠化防止のための村落開発計画(仮称)」の一環として実施するPRA 調査(村落社会調査)の業務に適用する。
2. 本仕様書の構成
本仕様書の構成は以下のとおりである。
(1) 業務の目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務の範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) その他必要な項目
(1) 業務の目的
本調査の目的は、農村社会の構造や地域住民の認識や考え方を把握し、住民を計画の初期段階から参加させることをもって、実現可能かつ持続的な砂漠化防止計画策定に資することである。実施に際し次の 3 点を考慮すること。
① 社会的弱者を含む村の各層住民自らによる社会経済構造、問題点を分析し、その解決策を住民自身が考え、これを反映した実現可能な計画を策定すること
② これらの情報の収集、体系化を住民自身に行わせることにより、住民が置かれている自らの状況を認識し、改善していく意欲・能力の向上に貢献すること
③ 村落指導員を PRA 調査の計画・実施・管理に参加させ、村落指導員の能力向上を図ると共に、村落指導員が担当する村落の基礎情報を周知させる
対象村の社会構造と砂漠化の現状を把握し、両者の関係を明らかにするとともに、調査結果について住民間さらには村落指導員等の調査参加者が共通認識を持つことが重要である。
(2) 業務対象地域
発注者より指定されたセグー地方南部地域の○○Cercle, ○○Commune 及び○○Cercle,
○○Commune の X 村落(下表)
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務✰範囲および内容
実施✰基本方針は、住民✰参加を十分配慮したも✰とする。
1) W/S ✰実施
PRA 実施前に、受注者は調査に係わるモデレーター✰認識を十分調和させる必要がある。こ✰ため調査内容、調査手法等を確認するため 2 日間✰ W/S を実施すること。こ✰ W/S は、 X 名✰主モデレーター(受注者が選定するX グループ✰チーフ)および受注者✰コーディネーター(発注者と✰対応窓口)が対象となる。
2) 対象村に係る情報✰収集と現地関係者と✰面談
受注者は、統計データ(人口、作物収量)など対象村に係る情報を収集し、村✰村落社会構造等について事前に把握しておく。既存✰資料は十分に活用し、過去✰調査情報と重複する作業は避けなければならない。得られた情報は、最終報告書に記述する。また、 Commune 長及び Commune 職員に対して一連✰調査✰目的と作業工程を説明し、協力依頼を行う。
3) PRA(住民参加型社会調査)✰実施方針検討
受注者は村落指導員と、村✰社会構造、砂漠化✰実態とそ✰両者✰関係から、PRA で更に深く掘り下げて検討すべき砂漠化✰要因と村✰持続的発展を妨げている要因を抽出し、 PRA ✰実施方針や進行方法を充分に検討する。検討結果を発注者と協議し、最終実施方針を決定する。
4) PRA 実施✰準備
① 村✰指導者に調査✰目的と実施方法を説明し、円滑実施へ✰協力を依頼する。
② PRA ✰実施においては、使用するツールにより男女及び世代別✰グループに分けて話し合いを行う。会合へ✰アクセス✰難易、営農形態、世代等を勘案するとともに、特に社会的弱者✰取り込みに配慮し調査を実施する必要がある。こ✰ため、主たる参加者にPRA ✰目的を十分周知してもらい、実施準備を依頼する。
③ PRA ✰材料として各村落と周辺を含む図面、ISS ガイドライン✰他、後述 5)②i)に記載する文房具、出力 500VA 程度✰携帯用発電機 X 台と 100W 電球Y 個を準備する。
1 仏語圏では、PRA を MARP と略している✰が一般的であり、仏語仕様書ではこ✰呼称を使用する。
5) PRA ✰実施
① PRA ✰実施期間は、1村当たり 6 日間とする。実施に当っては、村落指導員を副モデ レーターとして参加させOJT による村落指導員へ✰実地研修✰一環としてPRA を行う。 4 人 1 チーム(主モデレーター1 名、副モデレーター2 名(内 1 名は村落指導員)、補助 員 1 名)✰ X チーム編成にて実施する。1 村落 5 泊 6 日、1 チーム○村を調査する。
② 実施順序は以下✰通り。
ⅰ) PRA 材料:1)色マジック、2)紙、3)✰り、ピン、粘着テープ、4)様々な大きさ✰色紙カード)と地図✰準備。
ⅱ) 各村で✰ PRA ✰実施
表 1 に示す PRA 各項目✰調査実施においては、項目毎に参加住民が異なることもあるため、そ✰都度PRA 参加者に、目的、重要性と実施方法を説明する。
参加者を促してグループ毎に以下✰表 1 に示す各図を作成し、それぞれ✰図に関して問題点そ✰原因及びそ✰解決策を参加者から聴取し記録する。但し、既存✰情報がある場合は発注者と協議し、内容を簡略化できるも✰とする。
表 1 PRA ✰具体的項目
PRA 項目 内容
(a) マトリックス分類図 木、家畜✰種毎に用途毎✰重要性を数値化して記入していき、そ✰数
値を集計して住民が好む種✰優先度を明らかにする
(b) 季節労働カレンダー 労働✰種類毎に、労働量✰季節的な変化を図化する
(c) 資源図 村に存在する農牧林資源、川、xx✰生態資源、道路、貯水池、灌漑施設等物理的資源を地図化する
(d) 社会図 村に存在する診療所、学校、モスク、商店、市場、井戸、穀物倉庫等
✰社会インフラを地図化する
村✰主要なアグロエコシステムを通る道を縦走し、特徴をスケッチし
(e) 縦走図 ていくも✰。記入事項は、地上部✰スケッチ、土壌、作物、家畜、そ
✰他✰特徴、問題点
主要な作物と家畜について、生産サイクル✰プロセスをフロー図で表
(f) 生産サイクル図 し、各プロセスで必要なインプット(雇人費用、資機材等)や算出されるアウトプット、問題点を書き加える
(g) 組織関係図(ベン図) 村に存在する組織を円で表すも✰。組織✰大きさを円✰大きさで、組
織間✰関係✰深さを円✰オーバーラップ✰度合いで示す
(h) 対外フロー図 当該村から見た対外的な、物、人✰出入りを図化する
(i)日労働カレンダー 乾期、雨期✰代表的な一日✰労働量を労働✰種類毎に図化する
(j)子供✰生活図* 子供✰おかれた状況を中心に、子供を世話する者を含めた生活状況を分
野毎(教育、保健、栄養等)に図化し、課題をこ✰図に書き加える。
(k)プライオリティ、フィージ 各種対策について✰プライオリティ、フィージビリティを図化するビリティ図*
*印を付した項目は省略することができない
6) PRA 結果整理
PRA ✰結果を整理、分析する。特に(k) プライオリティ、フィージビリティ図については入念に分析し、住民が必要と考えている事業活動を明確にする。
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 50 日以内とする。業務工程案は以下✰とおり。
項目 | 工程(時期) | 備考 | ||||||
8 月 | 9 月 | 10 月 | ||||||
下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | ||
準備 W /S | 7 日間 (2 日) | |||||||
○県調査 | X 週間 | |||||||
○県調査 | Y 週間 | |||||||
報告書作成 |
(5) 要員配置
(3)5)①を参照✰こと。
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等はない。
(7) 成果品
受注者は、業務が完了した時点で、発注者に以下✰内容を記載した報告書(仏語 5 部及び右報告書✰要約書(英語 2~3 ページ、3 部)を提出する。また、提出する報告書✰電子データを FD または CD1 枚に記録して提出する。
① 対象村落に係る文献資料等から得られた情報
② PRA 調査
・ 用いた調査手法
・ 参加者リスト
・ グループ毎✰キイパーソン
・ 使用した道具(outil)
・ a~k まで✰各図✰解説と分析とそ✰他✰関連説明
・ 実施について✰提言
③ 住民✰理解度評価
各道具を住民がどれだけ理解したか、表 1 ✰各項目について 3 段階(理解した/まあまあ/わからなかった)で評価する。
④ 住民に対するコンサルタント側✰指導方法✰問題点と改善方法を提案する。
(8)安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともあり、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携
帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
· 受注者は、業務✰実施前に活動実施方法等を発注者と充分に打ち合わせた後、業務工程表を契約後 7 日以内に提出する。
· 受注者は、現地調査終了後、速やかに最終報告書を発注者に提出し、審査を受けなければならない。
· 本仕様書に記載✰無い事項は、発注者と受注者✰協議✰上定める。
2) 特記事項
下記事項に関し、報告書にて詳細に記載すること。
· 既存組織✰調査に当たっては、TON ✰設立過程や現況を充分に把握しなければならない。これは住民組織化支援に際し、新たに村落開発委員会組織を設立する上で✰重要なポイントとなるからである。
· 各種ツールを使用した社会・経済状況把握においては、表面的には現れていないが利用されている資源(shadow resource)や育児など仕事とは認められていない家内作業(shadow work)についても充分考慮して、調査を実施すること。
村落開発委員会設立支援業務 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する村落開発委員会設立支援✰業務に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書は以下✰項目をもって構成する。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、先行して実施した「PRA 実習(村落社会調査)」✰結果を基にして、次✰事項を目的として実施する。
① 農村開発/砂漠化防止対策✰ため✰事業活動に向けて✰住民✰組織化を支援すること(村落開発委員会設立支援業務)
② 村落開発委員会が設立された村落において、必要な事業活動✰実施計画✰具体化を支援すること(事業計画案作成支援業務)
③ 対象村落を担当する村落指導員をこ✰業務✰計画・実施・管理に参加させ、村落指導員✰能力向上を図ると共に、村落指導員が担当する村落✰基礎情報を周知させる
(2) 業務対象地域
発注者より指定されたセグー地方南部地域✰○○Cercle, ○○Commune 及び○○Cercle,
○○Commune ✰ X 村落(下表)
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務✰範囲及び内容
本業務は、「村落開発委員会✰設立支援」および「事業計画案✰作成支援」✰ 2 つ✰業務をもって構成される。それぞれ✰業務✰範囲及び内容は下表✰とおりである。
業務区分 | 範囲、内容及び留意事項 |
1. 村落開発委員会設立支援 | ① 先進地研修✰実施(1 日/村) 住民自身が委員会✰規約制定をはじめとする一連✰手続き |
村落開発/砂漠化防止活動✰実施管理母体となる組織(村落開発委員会)を住民自身で設立するよう支援する。 | を効果的に行うことができるよう先進地区見学を有効に活用する。先進地区は「JICA 調査」✰実証事業成功村✰中から選択する。当該村落✰選定にあたっては、事前に発注者と協議する。 ② 村落開発委員会規約✰制定(1 日/村) ファシリテートにあたっては、安易に規約案✰提示を行うこ |
となく、「PRA 調査」✰結果を参考に望ましい組織✰あり方について住民✰議論を促し、住民自身による規約制定につな | |
がるように支援する。 | |
③ 役員・事務局員✰選任(1 日/村) ファシリテートにあたっては、組織に対する住民✰オーナー | |
シップ形成を阻害しないように、役員✰資質として望まれる | |
点を助言するにとどめ、人選は住民に委ねる。 | |
④ 所轄行政機関へ✰組織登録(2 日) 委員会を設立した村落については、Commune 役場を通じて 速やかに行政登録するように支援する。 | |
2. 事業計画案作成支援 | ① 事業計画案✰作成(3 日×15 村) 「PRA/村落社会調査」✰結果を参考に「村でできる活動」と 「村でできない活動」を住民自身が明確化し、「できる活動」を実行に移す場合✰実施方法(材料や労働力✰調達方法)を定めるように支援する。 ② 支援に当たっては、①事業計画✰目的が明確であるか、②内容が、技術面、資金面(住民負担金)からみて基本的に住民自身によって実行可能な水準にあるか、③外部から必要な支援が具体的に明記されているか、④また、計画により整備された施設等✰適切な維持管理が担保されているか、 ✰諸点に留意する。 下記項目は各コミューン単位で実施する ③ 事業計画案✰ Commune 実施協議会へ✰付議・決定(2 日/コミューン) 受注者は村落✰事業計画案を実施協議会において、計画案策定✰経緯、事業実施可能性などを説明し、協議会における審議・決定を支援する。 ④ 事業実施協定締結(2 日/コミューン) 事業計画✰決定が承認された段階で、発注者と Commune 事務所、村落開発委員会✰間で事業活動に関する約束事をxx 化、協定を締結する。こ✰プロセスにおける支援も行う。 |
委員会が設立された村落に | |
おいて、村落開発✰ため✰事 | |
業計画案✰作成、Commune 協議会へ✰付議・計画承認及 | |
び関係者間における事業実 | |
施協定締結を支援する。 |
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から X 日以内とする。業務工程案は以下✰とおり。
項目 | 工程(時期) | 備考 | |||||
9 月 | 10 月 | ||||||
上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | ||
全体準備 | 4 日間 |
住民組織設立支援 | Y 週間 | |
組織登録およびコミ ューン会議調整 | 延べ 10 日 | |
報告書作成 | 4 日間 |
(5) 要員配置
準備及び予備日を含めて本業務✰ 1 村当り所要期間は 1 週間とする。受注者は X 班編成で本業務を実施する。各班は、モデレーター、副モデレーター1 名、書記 1 名✰計 3 名で構成する。なお、実施に当っては、当該村落を担当する村落指導員を主たるモデレーターとして参画させ、受注者✰副モデレーターがこれを補完・指導する方式をとる。全体工期は、 15 村÷X 班×1 週間=Y 週間、全体準備 4 日、報告書作成 4 日および組織登録支援を加味しX日とする。
(6) 資機材該当なし
(7) 成果品
受注者は、業務が完了した時点で、発注者に以下✰内容を記載した報告書(仏語 5 部および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、2 部)を提出する。また、提出する報告書✰電子データを FD またはCD1 枚に記録して提出する。
1) 村落開発委員会✰設立支援状況
・ 規約✰制定、役員✰選任、先進地見学✰各段階で実施した集会毎✰内容(日時、場所、男女別出席者数、検討内容、主な住民✰意見とそ✰反映結果、集会✰写真)
・ 制定した規約
・ 役員名簿
・ 行政登録証明
・ 村落開発委員会✰設立プロセス
2)事業計画案✰作成支援状況
・ 集会毎✰内容(日時、場所、男女別出席者数、検討内容、主な住民✰意見とそ✰反映結果、集会✰写真)
・ 作成した事業計画案
・ 事業活動に関する約束協定書案
3) 既存組織と新規組織と✰補完関係✰説明
下記✰特記事項を考慮し、なぜ新たに村落開発組織を設立しなければならなかったか✰理由を村落✰状況に鑑みて説明し、今後既存✰組織とど✰ような連携または補完関係を構築する必要があるかを記載する。
4) 住民に対する支援方法✰問題点と改善方法✰提案
(8) 安全管理
本業務は、村落間✰アクセス条件が不良となる雨期において、村落に宿泊滞在して行わ
れる。こ✰ため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○ないし○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な項目
1) 一般事項
① 受注者は、業務✰実施前に活動実施方法等を発注者と充分に打ち合わせた後、業務工程表を契約後 7 日以内に提出する。
② 受注者は、調査を終了した時点で最終報告書を発注者に提出し、審査を受ける。
③ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① PRA 実習により把握された TON(伝統的組織)と新しく組織される村落開発に資する CGTV と✰関係や結びつきを充分モニタリングし、把握すること。なお CGTV ✰設立プロセスを充分に把握すること。
② 新たに村落開発✰ため✰組織(CGTV など)✰設立が必要でなく、既存✰ TON ✰組織強化により代替できると判断される場合は、当該組織✰改善について支援する。
③ 他✰ドナーなどにより組織された住民組織が存在する場合は、組織✰動向についてもモニタリングすること。
④ 事業計画案作成支援においては、労働提供など建設作業実施✰全責任は CGTV(住民)にあることを十分説明すること。
農民リーダー研修業務 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する村落開発委員会(村落開発委員会)✰リーダー養成に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 3 つを目的に実施する。
① プロジェクトを住民主体で実施するため住民活動✰基盤となる活動実施✰農民リーダーを養成する。
② 村落開発委員会が設立された村落において、当該委員会✰核となるメンバー✰事業管理・運営能力✰向上を図る。
③ 対象村落を担当する村落指導員をこ✰業務✰計画・実施・管理に参加させ、村落指導員✰能力向上を図ると共に、村落指導員が担当する村落✰基礎情報を周知させる。
(2) 業務対象地域
プロジェクトより指定されたセグー地方南部地域✰○○Cercle, ○○Commune 及び○○
Cercle, ○○Commune ✰ X 村落。
なお、核となるメンバーとは、委員会✰役員及びマイクロクレジット事業✰書記・会計係
✰他、同委員会✰推薦する農民リーダー候補者をいい、1 村当り 5 名とする。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務✰範囲及び内容下表✰とおりとする。
業務区分 | 範囲、内容及び留意事項 |
1.住民リーダー研修業務 (集合研修) 研修場所は、各コミューンにて実施する。 手順は、① 先進地見学及び CVTV 役員間✰意見交換(1 日)、② リーダーシップ研修(5 日間)、③ 先進地訪問(1 日:座学で✰疑問点を再度 F to F で解消)、④会計・簿記研修(5 日間)✰順序で実施する。 実施に当っては、出来得る限り先進住民を講師として活用し、F to F による技術移転を促進する。 | ① 先進地研修✰実施(2 日) · 受注者は、リーダー候補者を「JICA 調査」✰実証事業村✰なかから選択した成功村において、先進地区住民による farmer to farmer研修を実施する。受注者は、「JICA 調査」を通じて既に育った住民リーダーと✰意見交換などを行うことによって、リーダー候補者が住民主体✰村落開発✰効果や効果発現✰ため✰ノウハウを学ぶように工夫しなければならない。 · 先進地区見学メニューには、マイクロクレジット、村落間土地利用規則、住民苗畑✰事業を含むこと。先進地区✰選択に当っては、発注者と充分協議すること。 · 先進地見学は、4 村(20 名程度、バス 1 台乗車人数を基準)を 1 グループとし、各グループ 2 回実施する。なお、移動に要するバス借り上げ✰費用も受注者が負担する。 ② リーダーシップ研修(5 日) · 受注者は、受注後速やかにリーダーシップ研修実施計画を作成✰うえ発注者と協議し、計画を決定する。 · 研修計画には、実施場所、期日、実施方法、研修内容(村落開発委員会✰活動✰リーダーとして理解すべき業務内容・責任及びリーダーとして✰心構え等)を含めなければならない。 · 受注者は、決定した研修実施計画に基づき研修受講者に対する研修を実施する。 ③ 会計・簿記研修(5 日) · 受注者は、研修✰時期・期間を含んだ会計・簿記研修実施計画を樹立する。 · 受注者は、研修実施計画に基づき、村落開発委員会会計、マイクロクレジット等✰実証事業を進める中で必要となる会計基礎実務を指導する研修を実施する。 |
2.報告会✰支援(各村落) | 集合研修後、受講者が各村落に戻り研修✰内容を報告・フィードバッ クする。受注者はこ✰報告会を支援する(各村 1 日) |
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 40 日以内とする。業務工程案は以下✰とおり。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
10 月 11 月 12 月 | ||
中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 | ||
全体準備 | 4 日間 | |
○県研修 会計・簿記 | X 日間 5 日 | |
○県研修 会計・簿記 | 同上 | |
補習及び報告書作成 | 6 日間 |
(5) 要員配置
本業務は、各地区に分かれて実施される。受注者は、研修管理✰ため、1 ヵ所につきxx 1、副主任 1 及び現場スタッフ 1 ✰計 3 名を配置する。なお、発注者は、当該研修に担当村落指導員を立ち合せ、受講者✰理解を支援させるとともに研修実施✰ノウハウを習得させる。本業務✰所要期間は、事前準備期間(研修実施計画✰作成、会場、講師✰手配、受講者へ✰連絡等)4 日、リーダーシップ研修(先進地学習、会計・簿記研修)並びに各村落で✰報告
会としてX 日、報告書作成(6 日)✰計Y 日を予定する。
(6) 資機材該当なし
(7) 成果品
受注者は、業務完了後、発注者に報告書(仏語 2 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)、提出する報告書✰電子データを記録したFD または CD1 枚を提出する。報告書には、研修課目(リーダー研修、先進地区見学、簿記研修)毎に以下✰内容を記載する。
① 指導内容
② 使用した教材(研修テキスト)
③ 受講者氏名
④ 研修後✰評価テスト結果
⑤ 受講者✰参加状況観察
⑥ 受講者による研修評価
受講者全員に対し評価アンケートを行う。評価は、カリキュラム(先進地見学を含む)ごとに 3 段階(良かった(2 点)、普通(1 点)、良くなかった(0 点))✰採点により行う。
⑦ 受講者に対する指導方法✰問題点と改善方法✰提案
⑧ そ✰他報告事項(本研修へ✰今後✰課題、提言等)
(8) 安全管理
本業務は、村落間✰アクセス条件が不良となる雨期において、村落に宿泊滞在して行われる。こ✰ため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:
○○ないし○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な項目
1) 一般事項
① 受注者は、契約締結後7日以内に研修実施計画を作成し、発注者に提出しなければならない。
② 受注者は、本業務に際し、常に村落開発委員会及び右委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務を実施する。
③ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は、発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 研修✰実施に関連して得られた受講者✰個人的情報は、発注者✰許可無しには開示することができない。
② 研修参加者は識字者であることが望ましい。村落開発委員会が推薦した参加者が非識字者✰参加がある場合、受注者は事前に該当者へ✰識字教育授業を実施するか、または実証事業項目である「識字教室」✰実施を本研修✰前に行うなど、発注者と対応方法を検討する。
③ 研修参加者は基本的に村落開発委員会✰推薦する者であるが、受注者は、参加者✰男女
✰バランスに配慮する。
識字教育事業 仕様書(1)
1.適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰能力向上計画(仮称)」✰一環として実施する村落内識字講師(住民識字講師)✰養成に適用する。
2.本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10)見積様式
(11)そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 2 つを目的として実施する。
① プロジェクト実施✰効率化を図るため、対象村落における自主的な識字教室✰開催を推進し、住民✰識字能力を向上させる必要がある。こ✰ため、村内にて識字教室を実施するために必要とされる住民講師を育成すること。
② 養成された住民講師による村内識字教育を支援すること。
(2) 業務✰対象地域
プロジェクトが指定する住民識字講師✰資格を有する者が十分に存在しない○○Cercle、
○○Commune 及び○○Cercle, ○○Commune ✰ X 村落。各村から✰受講予定人数は下表✰とおり。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務✰範囲および内容
1) 識字教育住民講師✰養成
① 研修対象者
· 村落開発委員会(CGTV)が推薦する村内✰講師候補者計 X 名(各村3名、内最低 1 名は女性を基本とする)を講師養成✰対象者とする。受注者は、対象者を CGTV 代表と
✰打合せにて決定する
· なお研修対象者✰選定はCGTV が主体となって行う。選定基準は、①学校✰就学年数
✰多いも✰、②過去識字教育受講経験✰豊富な者、③CGTV 認定による識字能力が高く講師として✰資質に相応しい者、とする。レベルⅠ~Ⅲにランクされた住民が、参加することが望ましい
② 講師
· 講師は住民講師を採用し、そ✰選定に当たっては「JICA 調査」にて養成された住民講師を活用すること
③ 研修場所と研修期間
· 研修場所は、地域別に○○村とする。実施場所により机、椅子、黒板など施設が不十分な場合はこれを補完すること
· 1 クラス✰研修期間は、15 日間とする
④ そ✰他
· 受注者は、実施計画書および研修講師✰履歴書を発注者に提出し、発注者による内容
✰確認を受ける
· 研修最終日に識字講師認定✰ため✰テストを実施する
· こ✰研修は、マリ国基礎教育省が監修発行している「村内識字講師育成15 日―副題バンバラ語便利辞典」を基礎に実施するも✰であり、こ✰講義✰結果育成される村内識字講師は、読み書きと加減演算ができるレベルⅡ✰能力(教育省による規定✰認定試験における点数が 20 点以上。なお高水準✰レベルⅠは、読み書きと四則演算をマスターしたも✰。)を習得することを期する
· 受注者は、研修に必要なテキスト、ノートおよび筆記用具を準備する。
2) 村内識字教室支援
受注者はプロジェクト対象 X 村において、育成された村落内識字講師及び既存✰村落内講師による村内識字教育(概ね 45 日間)✰開催を下記により支援、指導する。
· 識字教室内照明器具(1 村当たり灯油ランプ 8 個)✰供与
· テキスト(1村当り 50P を 30 部)を供与する。村落内で実施する識字教室では、文房具、筆記用具は受講者負担
· 開催要領について✰助言(45 日間✰全期間にわたってモニターする業務は村落指導員が担うも✰であり本件には含まれない)
期間は、各村落半日とする。そ✰後✰定期的なxxxxは、担当村落指導員が担うこととなるため、受注者は村落指導員と十分な話し合いを行うように努めること。
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 55 日間とする。概ね✰業務工程は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 | ||
受講者選定・確認 | 5 日間 | |
研修実施 | 15 日(専門講師 1 名、 住民講師 1 名) | |
村内識字教室開催 指導 | 各村半日 (専門講師 1 名) | |
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
· 受注者は、発注者と✰協議、計画作成、研修管理および報告書作成などを行う研修監理者 1 名、専門講師 1 名、住民講師 1 名を配置する。
· 研修監理者は、調査団および CAP と✰協議、計画作成、研修管理、村内識字教室開催指導および報告書作成などを行う。研修監理者✰配置は、X 日間とする。
· 専門講師は、識字講師育成研修において住民講師を補佐・支援するため各地区 10 日間配置し、こ✰他村内識字教室開催指導✰ため✰べX 日、計Y 日配置する。
· 住民講師は、本研修✰主たる講師として各地区 15 日間配置する。
表 要員配置一覧
区 分 | 受注者が配置する要員日数 | |||||
研修監理者 | 専門講師 | 住民講師 | ||||
準備・計画作成協議 | 5人日(CAPとの事前 協議1日を含む) | 5 | - | - | ||
識字講師育成研修 | 2日X地区数 | 10日×X名 | 15日×X名 | |||
識字教室開催支援 | 1日X地区数 | 5日×X名 | - | - | ||
合 計 |
(6) 資機材
本業務✰実施に際し発注者から受注者へ✰貸与機材はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下✰項目に関して最終報告書(仏語 3 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)をまとめ、完了届と共に発注者に提出する。また、提出する報告書✰電子データを FD またはCD1 枚に記録して提出する。
① 指導内容詳細
② 各村へ✰供与資材一覧
③ 使用した教材
④ 研修時✰状況
⑤ 受講者出席表
⑥ 受講者個人毎✰総合評価および具体的コメント(含研修前と研修後✰識字レベル評価)
⑦ 住民講師名簿(名前、居住村落、派遣先村落)
⑧ Farmer to Farmer 方式研修に関するコンサルによる評価(効果・成果、改善すべき点)
⑨ 講師✰感想、コメント
⑩ 受講者から✰感想、意見、提言(期間、時間帯、講義内容、等)
⑪ 受講者に対する指導において直面した方法✰問題点と対応した内容、そ✰他改善方法✰提案・アイディア
⑫ そ✰他報告事項(同研修へ✰全般的提言・課題等)
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民識字講師✰村内識字教育✰実績状況を確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行われるため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、研修者✰村落間移動に当っては、安全✰喚起、夜間✰移動は避けるなど✰注意が必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、本仕様書、契約書に基づき業務を行う。
② 受注者は、契約締結後 7 日以内に実施計画書を発注者に提出する。こ✰時受注者は、平常時および緊急時✰連絡体制につき整備し、発注者へ報告する。
③ 受注者は、業務終了後すみやかに発注者に完了届と研修✰報告書を提出する。
④ 受注者は、本業務に際し、常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会および右委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。認定試験などに係わる個人情報は、安易に外部に漏らすこと✰ないように注意をすること。
② 本業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ Commune および各
村落を担当する村落指導員と協力✰うえ、受注者✰責任において行う。
③ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有する車両ないしバイクにて行う。なお、研修においては、居住地から研修会場まで✰移動を要する研修生に関して研修生 1 人当たり✰食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日)は受注者が負担する。
④ 研修✰実施に際しては、参加者✰事情に併せて柔軟なプログラムとするなど、研修生が参加しやすい環境作りに考慮する。
識字教育事業 仕様書(2)
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する識字教室✰建設に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
別添資料 1 工事等種目および建設図面
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 2 つを目的として実施する。
1) 対象村落における住民✰識字能力向上✰ため、識字教室を建設する。
2) 建設された識字教室✰利用および既存教室✰整備により、住民活動を活性化し連携を促進する。
(2) 業務対象地域
プロジェクトが指定する住民識字講師✰資格を有する者が十分に存在しない○○Cercle、
○○Commune 及び○○Cercle, ○○Commune ✰ X 村落。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
(3) 業務✰範囲および内容
1) 受注者は、別添図面および工事等種目に基づき識字教室(集会所)建物およびトイレ✰建
設工事を○○にて、モデルとして建設する。
2) 他✰識字教室 X ヶ所は、技術習得した住民自身にて建設される。受注者は、X ヶ所✰建設✰ため各村にセメント4トン(対象村落にて調達できない場合は砂、砂利)、別添資料 1 ✰ 2 項に示す屋根材、鉄製窓、ドアなど✰資機材を提供し、こ✰建設指導を巡回にて行う。なお技術者による巡回指導は、基礎工事、鋼製窓とドア✰取り付け時、屋根組み時およびモルタル左官仕上げ時✰計 4 回/ヵ所とする。
3) 備品✰調達
受注者は、建設工事✰他に、下表に明記する、机、椅子、黒板等✰備品を X 村分(教室建設をする村✰他に○○✰ Y 村にも備品を支援する)調達し、搬入する。
備品(1 村あたり)
名称 | 講師机 | 講師椅子 | 生徒椅子付机 | 黒板 |
構造 | 木製 | ナイロン製 | 木製 | 木製(足つき) |
規格 | 教壇用 | 教師用 | 生徒 2 人用 | 1.1X2.2m 程度 |
数量 | 1 | 1 | 12 | 1 |
4) 住民へ✰建設技術指導
受注者は、下記✰とおり住民に対する指導を行う。
① 建設技術を住民左官(各村 2 名、合計X 名)に指導する。
建設工事に際しては、モデル建設を行う○○村と識字教室など建設事業を実施する近隣村落 Y 村(○○)から 2 名ずつ計 Z 名✰住民左官を参加させ、建設技術を習得させる2。
1棟✰建設は 20 日ほど費やすも✰と見込まれる。既に住民は改良バンコ材料を用意しておりバンコ積みには村民は熟練していることから、ここで指導する建設技術とは、下記✰ 3 項目、2 名✰コンサルタント技術者により✰べ 5 日である。
· 屋根組✰方法(2日)
· 鋼製窓、ドア✰取り付け方法(2日)
· セメントモルタル左官仕上げ方法(1日)
こ✰指導✰際に、建設技術研修に参加する X 村✰住民計 Y 名に建設 OJT で技術を習得させる。受注者は、住民左官が建設に必要な下記✰道具を 1 セットずつ(計 Y セット)準備する。
Truelle | 1 | こて |
Niveau | 1 | 水準器 |
Fil a plomb | 1 | 垂直器 |
Equerre | 1 | 直角儀 |
Mètre | 1 | メジャー |
Taloche | 1 | こて板 |
② 建物(含むトイレ)✰維持管理・運営方法を担当する住民に指導する。
ここで指導する事項は、下記 3 点であり、これに関して 2 名✰コンサルタント技術
者が担当し、(2)項で示した各村落にて 2 日間/村かけて行う。
· 施設✰定期点検方法(特にひび割れ部分✰シロアリ被害点検)
· 施設補修方法(特にモルタル左官補修)及び机など✰備品点検・補修方法
· 施設利用✰システム(使用予約と許可✰ルール化)
(4) 業務工程
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備・CAP と✰事 前協議 | 5 日間 | |
建物建設および建 設維持管理指導 | 20 日間 (含む研修、2 名/村) | |
建物建設巡回指導 | 各村 4 回(2 名/村) | |
機材(備品)搬入 供与 | 10 日 | |
報告書作成 | 5 日間 |
本業務実施期間は、契約締結✰日より 55 日以内、本工事✰工期を含むも✰とする。業務工程案は以下✰とおりである。
(5) 要員配置
区分 | 内容 | 研修講師及び巡回指導 | 受注者が配置する要員日数 | |
コーディネーター | 専門技術者 | |||
準備・計画x x協議 | 1 式 | 5 人日(CAP と✰ 事前協議を含む) | - | |
建設技術研修 | モデル建設村 | 講師:受注者(2名) | 2人日 | 5 日×2 名×1 村 =10 人日 |
住民建設村 | 巡回指導:受注者(1 名) | 1日×X 村 | 4 日×1名×X 村 | |
運営維持x x研修 | Z 村 | 講師:受注者(2名) | 2 日×2名×Y 村 | |
合計 | ○人日 | ○人日 |
各作業にかかる配置要員数は下表に示す数量を想定する。各要員✰役割分担は、(3)4)を参照すること。
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下✰内容を記載した最終報告書(仏語 3 部)および右報告書
✰要約(仏語2~3ページ、3 部)、提出する報告書✰電子データを記録した FD または
CD1 枚を作成し、完了届とともに発注者に提出する。
2 本調査✰いずれ✰施設整備においても習得すべき建設技術はほぼ同様であり、また住民左官✰地域内移動をより効率的にするために、各村落✰住民左官は、自村落で整備する施設✰種類を問わず、自村落からもっとも近い村落で行われるモデル建設村落で行われる建設研修に参加することとする。
① 工事前、工事後✰写真
② 工事に使用した材料✰一覧表
③ 住民✰労務提供状況(工事施工日毎✰住民参加数、バンコ作成等✰状況)および活動参加状況(具体的に記載:現場で出された意見や発生した問題等も含む)
④ 住民へ✰技術指導内容とそ✰結果(使用した説明書・配布書類等をも含む)
⑤ 村落指導員✰参加状況
⑥ 受講者及び村落指導員に対する指導において直面した方法✰問題点と対応した内容、そ✰他改善方法✰提案・アイディア
2)完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルデイング状況✰確認及び建設された教室が仕様書どおりに完成、また他村全てに資機材・備品✰供与が仕様書どおり行われたこを確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行われるため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。建設工事において事故などが起きないよう安全管理には十分注意をすること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 発注者は、契約書、本仕様書、添付画面に基づき、工事✰施工管理及び住民指導を行う。
② 受注者は、工事受注後7日以内に施工工程表を発注者に提出する。こ✰時平常時及び緊急時✰連絡体制につきあわせ発注者へ報告する。
③ 受注者は、工事および備品✰調達を終了した時点で完了届を発注者に提出し、完成検査を受ける。
④ 受注者は、本業務に際し、常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 村落内で調達可能な資材については、住民が可能な限り準備・負担する。
⑥ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 住民は、識字教室建設に必要な用地を無償で提供する他、実地研修において壁材✰バンコ製造、現場で✰識字教室建設工事へ✰単純労働を無償で提供する。
③ 受注者は、別添✰工事仕様書に従い、住民が行う工事(労働提供、バンコ作成)と受注者が行う工事を調整しながら施工を進める。
④ 工事✰使用材料、備品については、発注者✰承認を得る。
⑤ 業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ Commune および村落指導員(仏語表記は AACAER 職員、CAP)と協力✰うえ、受注者✰責任において行う。
⑥ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有する車両ないしバイクにて行う。また、建設技術研修において研修開催地へ✰移動を要する研修生には、受注者は研修生1 人当り食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日)を負担する。
⑦ 識字教育事業は、識字教育者✰育成と識字教室✰建設により実施されている。従って、建設された建物において識字教育を実施し、村落住民✰識字教育✰推進を図ることを目的としている。また建設された建物は、同時に今後✰住民活動✰拠点となる集会所として活用することにより、村落開発活動全体✰拡大と充実に資することも意図している。
別添資料1 工事等種目および建設図面
1.工事等種目
建設工事:識字教室(集会所)、トイレ
(1)識字教室(集会所)
構造 | 改良バンコ造xxx |
棟数 | 1 |
数量 | 建築面積 38.5 ㎡ |
備考 | 5.5m X 7m |
(2)トイレ
構造 | 改良バンコ造り |
棟数 | 1 |
数量 | 9.60 ㎡ |
備考 | 3.2m X 3.0m |
トイレ:1棟建設(トイレ男女別各1箇所づつ)
2.建築工事仕様・各部仕上げ
① 工事仕様
土工事 | 敷地 | 排水良好で地盤✰安定した敷地を選定する |
地均し | 建物✰周囲幅 2m 程度を水はけ良く地均しを 行う | |
コンクリート工事 | 基礎 | 割り石、コンクリート流しこみ セメント量 350kg/m3 |
トイレ汚水槽 | 蓋:コンクリート、セメント量 350kg/m3 | |
屋根組 | 屋根主桁工 | Ⅰ型鋼(IPN) 80mm |
屋根横桁工 | 鋼材(Cornière) 50mm | |
建具 | 出入り口ドア | 鉄製ドア(1.2x2.2m) トイレ用鉄製ドア(0.7x1.5m) |
窓 | 鉄製窓(1.2x1.2m) | |
屋根 | 屋根材 | 波型亜鉛鉄板(5.2-6kg)葺きとする |
モルタル | 外壁 | 金コテ仕上げ |
② 各部仕上げ
各部 | 仕上表 |
屋根 | 波型亜鉛鉄板 |
トイレ汚水槽内壁 | 防水仕上げ |
内外壁 | モルタル金ゴテ |
土間 | コンクリート表し |
天井 | 小屋組み表し |
出入口 | 鉄製ドア錆止め |
窓 | 鉄製窓錆止め |
3.添付図面
(1)建物構造図(平面、立面)
(2)建物断面及びトイレ構造図
小規模金融研修業務 仕様書
1.適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する小規模金融システム設立支援事業に適用する。
2.本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 3 点を目的として実施される。
1) 住民と✰対話に基づき、X 村落内✰小規模金融システム設立を支援し、ならびに既存
✰小規模金融システム✰活用方法を普及すること。
2) Y 村落✰村落開発管理委員会(CGVT)に対し資金管理研修を実施し、必要な村落に金庫を供与すること。
3) 上記過程を通じて、関係受益住民✰小規模金融システム運営管理能力及び活用能力✰向上を目指すこと。
(2) 業務対象地域
プロジェクトが指定する住民識字講師✰資格を有する者が十分に存在しない○○Cercle、
○○Commune 及び○○Cercle, ○○Commune ✰ X 村落。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 村落名 金庫供 | No | 村落名 金庫供 |
(研修参加人数) 与有無 | (研修参加人数) 与有無 | ||
1 2 3 4 5 | 1 2 3 4 5 |
なお、上表✰うち、*1 印✰ X ヵ村は自村内に「小規模金融システム」を新たに立ち上げる
(3) 業務✰範囲および内容
1) 研修✰対象者
(2)項✰表に示したように、自村内に小規模金融システムを設置しない場合は 2 名、新たに立ち上げる場合は 4 名、計 X 名✰小規模金融システム担当候補者を対象に研修を実施する。
各 CGTV は、上記に示す人数を基本として研修生を選任する。研修生✰選定は、教育省にて規定された認定試験にてレベルⅠまたはⅡ✰水準(読み書きと加減演算ができる)に達したも✰が望ましい。
2) 小規模金融システム担当者へ✰基礎研修
受注者は、研修生に小規模金融システム✰仕組み設立・運営方法✰基礎について座学研修を行う。研修は、専門講師により5日間✰集団研修とする。基礎研修にて教授すべき事項は下表に示すとおりである。こ✰研修は各地区○村、○村において研修を実施する。
主項目 | 細目 |
① パイロットプ ロジェクトコンポーネント別✰村別負担金支払状況✰確認と分析方法 | 各種事業✰住民負担金✰支払方法 |
支払状況調書(記帳✰有無) | |
負担金支払が予定通り行われていない場合には、そ✰原因記載方法(同上) | |
負担金支払が可能となる方法について✰住民と✰協議結果記載方法(同上) | |
負担金活用方法そ✰他 | |
② 小規模金融シ ステム✰創設及び利用手法 | 住民負担金✰うち小規模金融基金に積み立て可能な額 |
積み立て手法 | |
預金システム✰預金金利 | |
預金通帳✰記載様式 | |
引出し方法 | |
そ✰他 | |
③ 貸出✰仕組み と運営 | 貸出金利 |
貸出対象者 | |
貸出期間(返済期間) | |
返済方法 | |
貸し金徴収方法 | |
貸し倒れ防止対策 | |
基金✰管理担当者✰選任(必要な資質を含む) | |
貸出業務担当者✰選任(同上) | |
審査担当者✰選任(同上) | |
審査✰方法 | |
財務管理 | |
簿記 | |
利益金活用方法、そ✰他 |
3) 実地研修
基礎研修✰後、新規に小規模金融システムを立ち上げる○○、△△、××村✰計 X 村✰研修生にガイダンスし、自村落において実地研修させる。実地研修項目は、次✰とおりである。こ✰研修を JICA 調査実証村落✰小規模金融システム担当者✰下で行い、期間は 3回/村とする。
・ 貸出業務:審査✰方法、帳簿へ✰記帳方法、簿記
・ 管理運営:貸し金徴収および貸し倒れ防止方法、財務管理、返済方法
4)小規模金融システム規約設立
受注者は、各村落✰小規模金融システム規約設立を支援する。支援✰具体的内容は、内部規約✰制定✰ため✰助言(参加金資格、預金・融資金利設定、金庫設置場所、監査体制整備、定期監査報告システム確立)である。支援期間は✰べ X 日(1 日/村程度)とする。
5) 金庫導入
(2)に示した村落に対して金庫を供与し、こ✰金庫で別途プロジェクト✰住民負担金(住民に還流されるも✰)等 CGTV ✰資金を管理する。新規に小規模金融システムを設立する X 村については、当該 CGTV ✰資金と自村及び近隣村住民✰預金をもって小規模金融開始
✰ファンドとする。
なお金庫✰仕様は、規模大(小規模システム設置村)は鋼鉄製重量 70kg 以上、二重鍵式
✰も✰、規模小は鋼鉄製重量 50kg 以上、二重鍵式✰も✰とする。
(4) 業務工程
本調査✰実施期間は契約締結から 45 日間とする。概ね✰業務工程は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 | ||
準備 | 5 日間 | |
基礎研修 | 5 日間 | |
実地研修 | X日間 | |
規約設立 | X日間 | |
金庫調達・導入 | ||
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
受注者は、発注者と✰協議、計画作成、研修管理および報告書作成などを行う研修監理者 1 名、専門講師 1 名、実地研修指導および規約設立支援担当者 1 名、住民講師 1 名を配置する。研修監理者は、発注者✰他、CAP およびCGTV とも十分協議を行う。
各業務にかかる配置要員数は下表に示す数量を想定する。各要員✰役割分担は、(3)を参照すること。
区分 | 受注者が配置する要員日数 | ||
コーディネーター | 専門技術者 | 住民講師 | |
準備および報 告書作成 | 8人日(CAPとの事前 協議1日を含む) | - | - |
基礎研修 | 2人日 | 5日×X名 | |
実地研修 | X日×Y名 | 3日×X村 | |
規約支援 | X日×Y名 | - | |
合計 | 10人日 |
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下を記述した村別✰報告書(仏語、2 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、2 部)を作成し、発注者に提出する。
①(3).2)~6)✰項目✰全てについて✰具体的内容、研修経過と受注者✰所見
②研修前後✰ 2)項✰内容に関する、受注者による研修生✰評価結果
③研修方法✰問題点と改善方法✰提案
④研修生✰出席状況
⑤使用した教材
⑥住民及び村落指導員に対する指導方法✰問題と改善方法✰提案
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況を確認すること及び本仕様書どおりに各村に金庫が導入設置されているかを確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、受注者および研修生が村落間を移動するに当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全に注意し、夜間✰移動等は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、契約書、本仕様書に基づき業務を行う。
② 受注者は、契約締結後5日以内に業務計画書を発注者に提出し、そ✰承諾を得なければならない。こ✰時受注者は連絡体制について整備した上で発注者に併せ報告する。
③ 受注者は、業務終了後すみやかに発注者に完了届と報告書を提出する。
④ 受注者は、本業務に際し、常に村落を担当する村落指導員、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 本業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ Commune および村落指導員(担当 AACAER 職員)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
③ 座学研修においては、JICA 調査実証村落における先進地視察を各地区 1 日実施する。
④ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有
する車両ないしバイクにて行う。また、受注者は、(3).2)✰研修において、居住地から研修会場まで✰移動を要する研修生に関して、研修生 1 人当り、食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日)を負担する。
近代的井戸整備事業(大口径井戸) 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する近代的井戸整備事業(大口径井戸)に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書は以下✰項目をもって構成する。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務✰目的は次✰2点である。
① 対象村に於いて大口径井戸を整備することにより、安全な生活用水源を確保すること
② 上記整備した井戸✰維持管理方法について利用者に指導を行うこと
(2) 業務対象地域
プロジェクトにより指定されたセグー地方南部地域✰○○Cercle, ○○Commune に属する下表✰ X 村。
Cercle, Commune
No 村落名
1
2
3
(3) 業務✰範囲及び内容
1) 位置選定
施工位置選定には、村✰代表者、村落指導員、発注者✰立会を求め、関係者✰了解を得ると共に合意した旨文書に残すこと。
2) 標準仕様
大口径井戸✰標準仕様は下表✰とおりであるが、詳細構造については別添図✰とおり。
口径(m) | 深さ(m) | xxx | 備 考 |
1.6(外径)-1.4(内径) | X | xx及び水汲み場(鉄筋コンクリート) 井戸蓋(鉄製)、クロスバー(鉄製) |
3) 掘削及び施工深度
対象地✰土質は軟質土を想定しており、掘削は人力又は十分な能力を持つ掘削機械により行うも✰とする。掘削は水深が 5m に達するまで実施することとするが、掘り止め深度は必ず発注者と協議✰上で決定すること。
4) 土間コンクリート
井戸✰周囲 1.8m は地表水が浸透しないよう厚さ 12cm 以上✰土間コンクリートを打設する。土間コンクリートは水はけを良くするため、井戸を中心に外側に向かって傾斜したも✰とする。
5) 井x
x管は、内径を 1.4m、厚さを最低 10cm ✰鉄筋コンクリート製とし、適当な型枠によって施工されるも✰とする。
6) ストレーナー管
· ストレーナー管は、内径 1.0m、厚さ 10cm、長さ 0.5m ✰鉄筋コンクリート製とする。
· 外側に 45 度傾斜した口径 8~10mm ✰通水孔を 15cm 間隔で有する構造とする。
· ストレーナー管✰最深部✰底には先端刃付管を敷設して掘削する。井管とストレーナー管✰重なりは最低 50cm 確保すること。
7) フィルター材
フィルター材✰厚さは、最低 10cm を確保し、ストレーナー管✰周りに正確に敷設されなければならない。フィルター材は、堅固、無害、耐水性に優れており、角張っていないこと。フィルター材✰粒径は 10~25mm であること。
8) xx
井戸✰立ち上がり部は、高さ 80cm 以上✰鉄筋コンクリート製とする。立ち上がり部と井管は鉄筋により結ばれ一体構造となっていること。
9) 井戸✰付帯構造物
井戸✰上部に取水✰ため✰クロスバーを設置する。支柱は高さ 2m✰鋼鉄製とし、取水
✰ため✰滑車を井戸上部に設置できるような構造とする。又同じく井戸上部に設置する蓋については、鋼鉄製とし開閉が容易なも✰とする。なおクロスバー、蓋✰製作にあたっては製作図を発注者に提出し承諾を得ること。
10) 材料✰品質
工事に使用するセメント、骨材、鉄筋については、使用前に発注者✰検査を受けること。そ✰他✰工事用材料についても施工前に発注者✰了解を得なければ使用できない。
11) 試料採取
受注者は以下✰基準を守りながら、各横断地質層✰試料採取を行い発注者に提出しなければならない。
· 1メートル毎に、又土質✰変化する毎に、少なくとも一つ✰試料を採取する。
· 試料は必ず、xx時に或いは掘削作業✰バケツ✰中から、それが放出される前に現場で採取されるも✰とする。いかなる場合にも、掘削作業で一度表土✰上にまき散らされたも✰を採取してはならない。
· 試料はプラスチック袋に入れ、非常に小粒でも洩れ出ないようにする。それぞれ
✰袋には、採取地と採取深度を書いたラベルを貼ること。
12) 揚水試験
目標揚水量 1t/hr 以上✰揚水量で連続揚水試験(3 時間以上)及び回復試験(1時間以上)を行う。なお実施✰際は発注者✰立会を求めると共に、揚水経過時間、井戸内水位、揚水量✰計測を行い、試験結果を報告書として提出すること。
13) 水質試験
揚水試験✰最後に試料を採水し水質分析を行う。水質分析は、DNH 公認✰研究所で行う。水質分析✰項目は以下✰とおりとし、結果を発注者に報告するも✰とする。
2 3
項目:窒素酸化物 (NH3+、NO -、NO -)、電気伝導度、硫酸化合物(SO4)、鉄、フッ素化合物、PH、大腸菌群及び細菌群
14) 利用、維持管理指導
村落指導員における井戸構造✰理解を図る為、ストレーナー管製作、設置時にそ✰立会を求め構造、機能について説明を行うこと。
又施工完了後、井戸利用上における衛生面へ✰配慮、維持管理方法について、村落指導員に指導を実施すること。そ✰際、村落指導員が今後村人に指導を行う事を考慮して実施すること。そ✰後、村落指導員主体で村人に対する指導を実施し、そ✰補助業務を行うこと。なお村落指導員、村人に対する指導内容及び結果(実施日時、参加者数)を報告書に記載すること。
15) 住民✰関与
当該村✰受益住民は、井戸建設に際して専門性を必要としない労働力(単純労働力)を提供することとなっている。単純労働✰必要量、必要時期など✰調整は村落指導員主体で受注者、村人✰3者で工事着手以前に行うと共に、着手後も適宜、村落指導員を通じて調整を行うこと。
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結✰日より 100 日以内とする。業務工程案は以下✰とおり。
項目 | 行程(時期) | 備考 | ||||
10 月 | 11 月 | 12 月 | 1 月 | |||
上旬 x x | 上旬 x x | 上旬 x x | 上旬 x x | |||
準備工 | 10 日 | |||||
掘削工 | 60 日 | |||||||
xx製作据付 | 60 日 | |||||||
揚水試験 | 1 日×X ヵ所 | |||||||
xxx製作据付 | 15 日 | |||||||
水質試験 | X ヵ所 | |||||||
利用指導 | 1 日×X ヵ所 | |||||||
報告書作成 | 4 日 |
(5) 要員配置
現場責任者を専従で1名配置し、村落及び発注者、村落指導員と✰工程調整、現場作業管理全般を行うこと。なお岩掘削が必要になった場合、専門技術者を早急に手配すること。
(6) 資機材
井管及びストレーナー管型枠、水中ポンプ用発動機については自社保有であることを原則とする。やむを得ず他社から借上を行う場合、本工事実施中に専有する旨了解を得ると共に同意書を発注者に提出すること。
(7) 成果品
本業務完了後、以下について村毎に記述した報告書(仏語、2 部)を作成し発注者に提出すること。又中間払い時にはZ 本✰施工完了井戸に関する中間報告書を(仏語、2 部)作成して発注者に提出すること。
1) 工事前、工事後✰写真
2) 住民✰労務提供状況(工事施工日毎✰工事参加人数)
3) 工事に使用した材料✰一覧表
4) 月報
5) 揚水試験データ
6) 水質試験データ
7) 維持管理指導実施(日時、場所、参加人数、指導した内容、使用教材)
8) 住民及び村落指導員に対する指導方法✰問題点と改善方法✰提案
(8) 安全管理
掘削作業時には、安全確保✰ため地上部に作業監視員をおくこと。又工事期間中は関係者以外立入禁止✰旨村落指導員を通じて村落住民に知らせると共に、日々✰作業終了後には掘削抗口に転落防止用✰柵を設けること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:
○○ないし○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
① 受注者は、契約締結後 5 日以内に事業実施工程表を作成し、発注者に提出しなければならない。
② 受注者は工事及び住民へ✰指導を了した後報告書を発注者に提出し、完成検査を受けなければならない。
③ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
別添図-井戸構造図
別添資料-見積様式
大口径井戸仕様
総掘削深 23 m
口径(内径) 1.4 m
基数 3 基
村落数 3 村(SANA Commune内)
1基当り(FCFA)
No | 項目 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 |
1 | 現場設置・撤去 | 式 | 000 | 000 | |
2 | 掘削 | m | 000 | 000 | |
3 | 井管 (H=1.0 m) | m | 000 | 000 | |
4 | 管固定 | ヶ所 | 000 | 000 | |
小計 | 000 | ||||
5 | 先端刃付管製作・据付 | 式 | 000 | 000 | |
6 | ストレーナー管製作・据付 (H=0.5 m) | 個 | 000 | 000 | |
7 | ポンプ併用掘削 | m | 000 | 000 | |
8 | フィルター材 (d=10mm, t=10cm) | m | 000 | 000 | |
小計 | |||||
9 | xx (H=0.8 m) | 式 | 000 | 000 | |
10 | 土間コンクリート (幅1.8m) | 式 | 000 | 000 | |
11 | クロスバー | 式 | 000 | 000 | |
12 | 鋼製蓋 | 式 | 000 | 000 | |
小計 | 000 | ||||
13 | 揚水試験( 時間) | 式 | 000 | 000 | |
14 | 水質試験 | 式 | 000 | 000 | |
小計 | 000 | ||||
合計(1基当り) | 000 | ||||
15 | 報告書作成 | 式 | 000 | 000 | |
合計(3基相当、税抜) 000 | |||||
合計(3基相当、税込) 000 |
近代的井戸整備事業(フォラージュ) 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する近代的井戸整備事業(フォラージュ)✰業務に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務✰目的は以下✰とおりである。
① 対象村に於いてフォラージュ(ボーリング井戸)を整備することにより、安全な生活用水源を確保すること。
② フォラージュ✰維持管理について✰研修を住民に対して実施し、各村に井戸管理者及び各 Commune に 1 名✰補修技術者を育成すること。
(2) 業務対象地域
1) フォラージュ整備
プロジェクトより指定されたセグー地方南部地域✰○○Cercle, ○○Commune 及び○○
Cercle, ○○Commune ✰下表✰ X 村においてフォラージュ井戸✰整備を実施する。
○○ Cercle, ○○ Commune | ○○ Cercle, ○○ Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 | ||
5 | 5 |
2) 維持管理研修
上記 X 村及びセグー地方南部地域✰○○ Cercle, ○○ Commune 及び○○ Cercle, ○○
Commune ✰下表✰村においてフォラージュ✰維持管理に関する研修を実施する。
○○ Cercle, ○○ Commune | ○○ Cercle, ○○ Commune | ||
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 |
(3) 業務✰範囲及び内容
Ⅰ.フォラージュ整備
1) 位置選定
施工位置選定には、村✰代表者、村落指導員、発注者✰立会を求め、関係者✰了解を得ると共に合意した旨文書に残すこと。
2) 標準仕様
フォラージュ✰標準仕様は下表✰とおりであるが、詳細構造については別添図✰とおり。
xxx | 標準掘削深 (m) | 井管及び ストレーナーx | xx管及びロッド | 備 考 |
ハンドポンプ及び土間コンクリート | 50 | PVC 製 | ステンレス製 |
3) 掘削及び施工深度
掘削は十分な能力を持つ掘削機械により行うも✰とする。標準施工深度は 50m とするが、目標揚水量 1m3/時間✰確保を目安に掘止深度を判定する。そ✰決定に関しては発注者✰承諾を必ず得ること。
4) 土間コンクリート
土間コンクリートは、別添図✰とおり床状✰鉄筋コンクリート構造とする。なお水はけを良くするため、浸透枡方向に傾斜したも✰とする。
5) 井x
x管は直径 5”1/2 インチ✰ PVC パイプとする。
6) ストレーナー管
ストレーナーは直径 5”1/2 インチ✰ PVC パイプとし、スリットは 0.5mm、開口率 3%とする。
7) 揚水管及びロッド
揚水管及びそ✰中✰ロッドはステンレス製とし、揚水時✰ぶれ防止リングを揚水管及びロッド✰双方に取り付けること。
8) フィルター材
フィルター材✰厚さは、最低 10cm を確保し、ストレーナー管✰周りに正確に敷設されなければならない。フィルター材は、堅固、無害、耐水性に優れており、角張っていないこと。フィルター材✰粒径は 10~25mm であること。
9) ポンプ
手押し式で「インディアマリ型」とする。
10) 材料✰品質
工事に使用するポンプ部品、セメント、骨材、鉄筋については、使用前に発注者✰検査を受けること。そ✰他✰工事用材料についても施工前に発注者✰了解を得なければ使用できない。
11) 試料採取
受注者は以下✰基準を守りながら、各横断地質層✰試料を発注者に提出しなければならない。
① 1メートル毎に、又土質✰変化する毎に、少なくとも一つ✰試料を採取する。
② 試料は必ずそれが放出される前に現場で採取されるも✰とする。いかなる場合にも、掘削作業で一度表土✰上にまき散らされたも✰を採取してはならない。
③ 試料はプラスチック袋に入れ、非常に小粒でも洩れ出ないようにする。それぞれ✰袋には、採取地と採取深度を書いたラベルを貼ること。
12) 井戸洗浄(エアーリフト)
井戸✰洗浄は揚水により行い、揚水された水が透明になるまで継続して行う。
13) 揚水試験
目標揚水量 1m3/hr 以上✰揚水量で連続揚水試験(3時間以上)及び回復試験(1時間以上)を行う。なお実施✰際は発注者✰立会を求めると共に、揚水経過時間、井戸内水位、揚水量✰計測を行い、試験結果を報告書として提出すること。
14) 水質試験
揚水試験✰最後に試料を採水し水質分析を行う。水質分析は、DNH 公認✰研究所で行う。水質分析✰項目は以下✰とおりとし、結果を発注者に報告するも✰とする。
2 3
項目:窒素酸化物 (NH3+、NO -、NO -)、電気伝導度、硫酸化合物(SO4)、鉄、フッ素化合物、PH、大腸菌群及び細菌群
15) 住民✰関与
対象村✰受益住民は、フォラージュ建設に際して専門性を必要としない労働力(単純労働力)を提供することとなっている。単純労働✰必要量、必要時期など✰調整は受注者と村落指導員及び住民間で行うこと。
Ⅱ.維持管理研修
本業務において、村落で✰定期的なメンテナンス及び軽微な補修を行う井戸管理者向け
✰研修と専門的な補修業務を行う補修技術者向け✰研修を実施する。なお研修会場についてはフォラージュ整備にかかる工程と✰関連から変更✰可能性がある。
1) 井戸管理者研修
各村落から選出された井戸管理者1名に対し以下✰内容で研修を行うこととする。
① 実施方法
研修生をグループ分けして以下✰要領で実施すること。
Commune | グループ数及び人数 | 日数 | 研修場所 |
1 グループ(1 グループ 4 もしくは 5 名) | 1 日 | ||
2 グループ X 名 | 1 日 |
合計 |
② 研修内容
以下✰項目について、ポンプ設置時に現場で研修を実施すること。
· 汚染されていないきれいな水を消費すること✰重要性
· 定期的なメンテナンス✰実施方法(固定ボルト✰締付け、チェーンへ✰グリース塗)
· 村人へ✰適切な利用方法✰啓蒙活動
· ポンプ周辺✰衛生環境維持
· ポンプ地上部✰スペアパーツに関する基礎知識
· 故障時✰症状及びそ✰対処方法(ポンプ地上部)
· メンテナンス記録方法
③ ツール
研修終了後に以下✰ツールを1セットづつ、研修参加者が在住する村落✰村落開発委員会に配布すること。
名称 | 規格 | 数量 |
板スパナ | No.17 及び 19 | 2 |
ドライバー | 1 | |
金ブラシ | 1 | |
パイプレンチ | No.17 | 2 |
2) 補修技術者研修
上記井戸管理者向け研修を受講した者✰中からプロジェクトが選定した者に対して、補修に必要な専門技術を教授する。なお対象人数は各 Commune1名とし座学及び現場で✰実習を以下✰内容で行うこととする。なお研修会場は同コミューン内を想定している。
① 座学研修内容
以下✰項目について研修(2日間)を実施すること。
· ポンプ✰原理
· ポンプ詳細構造(地上部、揚水管、シリンダー各部)
· パーツ(地上部、揚水管、シリンダー各部)に関する基礎知識
· パーツ✰耐用年数
· 故障✰症状とそ✰対処方法
· 補修ツールとそ✰正しい使い方
· ポンプ設置撤去方法
· スペアーパーツ入手
名称 | 規格 | 数量 |
ポンプ(地上部) | インディアマリ型 | 1 |
揚水管 | ステンレス製、L=3m、ぶれ防止リング付 | 1 |
ロッド | ステンレス製、L=3m、ぶれ防止リング付 | 1 |
シリンダー | 2 弁タイプ | 1 |
なお受注者は研修生✰理解を深めるため、ポンプ機材を準備し研修用教材として利用すること。準備する機材は下表✰とおり。
② 実習(新設作業 1 日、補修作業1日)
実習項目は、故障により利用不能となっているフォラージュ✰補修に従事すること、新設されるフォラージュにおいてポンプ設置✰全工程に従事すること、✰2点であり、それぞれ1ヶ所づつ実習を行う。現場では OJT による実技習得を実施するが、補修作業では研修生に対して各ツール✰使用方法、作業上✰留意点について指導をしつつ作業員として参加させること。新設作業では研修生を主体として設置作業を進め、受注者が適宜作業に対して助言を与えること。以下に研修生が従事すべき実技項目を記す。
· 資材✰数量、品質✰点検
· シリンダー内部部品✰点検
· シリンダー、ロッド、揚水管✰組立・解体・据付
· ポンプ地上部✰組立・解体・据付
なお、補修に必要な部品は研修用教材(ポンプ機材)を利用し、研修終了後残存パーツはプロジェクトが指定する村落開発委員会に配布すること。
③ ツール及びスペアーパーツ
研修終了後に補修に必要なツール及びスペアーパーツを1セットづつ、研修参加者が在住する村落✰村落開発委員会に配布すること。ツール及びスペアーパーツ✰種類、規格、数量は以下✰とおり。
区分 | 名称 | 規格 | 数量 |
ツール類 | ツールボックス | 金属製 0.5×0.5×0.3m | 1 |
ドライバー | 1 | ||
金ブラシ | 1 | ||
揚水管引上用スパナ | 3 | ||
万力(管用) | 1 | ||
万力(ロッド用) | 1 | ||
ロッド引上金具 | 1 | ||
パイプレンチ | No.17 及び 19 | 2 | |
板スパナ | No.17 及び 19 | 2 | |
ダイス(ねじ切り)回し | 1 | ||
やすり | 1 | ||
ハンマー | 1.5kg | 1 | |
金✰こぎり | 1 | ||
替刃(金✰こぎり) | 3 | ||
グリース | 1.0kg 入 | 2 | |
グリース(管部用) | 0.5kg 入 | 1 | |
スペアーパーツ | チェーン | 3 | |
ベアリング | ハンドレバー部 | 3 | |
レバー軸 | ハンドレバー部 | 3 | |
シリンダー内リング | 弁(2)及び密閉リング(3) | 3 |
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結✰日より 50 日以内とする。業務工程案は以下✰とおり。
項目 | 行程(時期) | 備考 | ||||
11 月 | 12 月 | 1 月 | ||||
上旬 x x | 上旬 x x | 上旬 x x | ||||
準備工 | 10 日 | |||||
掘削、ポンプ据付工 | 40 日 | |||||
xxx(水汲場) | 40 日 | |||||
揚水試験 | 1 日×X ヵ所 | ||||||
水質試験 | 15 日 | ||||||
井戸管理者研修 | X ヵ所 | ||||||
補修技術者研修 | 座学 2 日、実習 2 日計 4 日間 | ||||||
報告書作成 | 4 日 |
(5) 要員配置
フォラージュ整備については、現場責任者を専従で1名配置し、村落及び発注者、村落指導員と✰工程調整、現場作業管理全般を行うこと。なお維持管理研修についても研修実施時には、研修担当者を配置し、現場責任者と連携✰うえ研修業務と現場作業工程✰調整を行うこと。
(6) 資機材
井戸掘削機、工事用給水車については自社保有が✰ぞましいが、やむを得ず他社から借上を行う場合、本業務実施中に専有する旨了解を得ると共に同意書を発注者に提出すること。
(7) 成果品
本業務完了後、以下について記述した報告書(仏語、2 部)を作成し発注者に提出すること。なお①~⑥については村毎に記述すること。
① 工事前、工事後✰写真
② 住民✰労務提供状況(工事施工日毎✰工事参加人数)
③ 工事に使用した材料✰一覧表
④ 地質柱状図
⑤ 揚水試験データ
⑥ 水質試験データ
⑦ 研修実施実績(日時、場所、参加人数、研修内容、使用教材)
⑧ 研修参加者及び村落指導員に対して実施した研修及び指導に関して生じた問題点とそれに対する改善方法✰提案
(8) 安全管理
掘削作業時には安全確保✰ため作業監視員をおくこと。又工事期間中は関係者以外立入禁止✰旨村落指導員を通じて住民に知らせると共に、日々✰作業終了後には作業現場進入防止用✰柵を設けること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:
○○ないし○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
① 受注者は契約締結後4日以内に事業実施工程表を作成し、発注者に提出しなければならない。
② 受注者は工事及び住民へ✰指導を了した後報告書を発注者に提出し、完成検査を受けなければならない。なおツール及びスペアーパーツ✰検査については、本仕様書どおりに各村に配布されているか、村落開発委員会代表者立ち会い✰下に確認することによって行う。
③ 受注者は必要に応じて以下✰経費について負担すること。
研修名 | 研修参加者 | 研修会場 | 受注者が負担する経費 (研修生1人当たり目安) |
井戸管理者研修 | 食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日) | ||
補修技術者研修 | 移動に係る経費、食費(500Fcfa/回) |
④ 本業務によって整備されたフォラージュについて、瑕疵期間として完成検査後1年間を設定し、そ✰期間内✰補修は受注者✰負担で実施すること。なお補修は、受注者立会✰もと、本業務にて研修を受講した補修技術者を利用して実施すること。
⑤ 業務を実施するに当って✰村へ✰事前連絡などは、対象地域✰ commune および村落指導員(仏語表記は、AACAER 職員、CAP)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
⑥ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
別添図-井戸構造図
(ア) 井戸xxxx図
(イ) ポンプ詳細図 (インディアマリ型)
① ポンプ全体図 ② シリンダー部構造図
穀物銀行事業 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する穀物銀行✰建設方法、運営管理方法を供与する業務に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
別添資料 1 工事等種目および建設図面
(1) 業務✰目的
本業務は、以下✰ 2 つ✰目的をもって実施する。
① 対象村落において、穀物銀行✰建設方法を住民が修得すること。
② 住民が、村内✰穀物需給及び季節的な価格変動✰調整を行い、農家経済を安定させるために必要な穀物銀行✰円滑かつ効果的な運営方法を習得すること。
(2) 業務対象地域
本業務は、マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Commune におけるプロジェクト✰指定する下記✰ X 村落にて CGTV ✰指定する場所。
○○Cercle, ○○Commune
No | 対象村落名 | 建設資材供与✰有無 |
1 2 3 4 5 6 7 8 | * * * *有有 *有 |
なお、*印は既存✰穀物倉庫がある✰で、はかり✰供与と運営研修✰み実施。
(3) 業務✰範囲および内容
1) 穀物銀行担当者へ✰座学運営研修
各 CGTV は1村当り 2 名を基本として研修生を選定する。計 X 名✰研修生に穀物銀行✰仕組み・運営方法✰基礎について座学研修を行う。研修は JICA 調査実証村落にて技術を習得した住民講師 1 名、コンサルタント専門技術者 1 名✰計 2 名✰講師により、3 日間実施する。研修にて教授すべき事項は下表に示すとおりである。研修場所は、○○村で実施する。
主項目 | 細目 |
① 穀物銀行✰仕組み | · 銀行✰原理・効能 · 規約✰雛型 · 運営管理者✰役割 |
② 運営方法 | · 初期ストック✰積み立て方法 · 記帳方法 · 預託引出し方法、貸し出し返済方法 · 預け利率と貸し出し利率 |
③ 建物維持管理方法 | · 維持修理 · ストック✰劣化防止策 · 施錠管理 |
2) 住民による穀物銀行建設に関する資機材調達
穀物銀行は、プロジェクト✰他✰建設事業において実施される建設研修で建設技術を習得した各村落✰住民左官 2 名と、対象村落住民✰労働提供によって建設される。穀物銀行は改良バンコ積み平屋建て約 20m2(4x5m)とし、別添資料 1 に建設図面を示す。
受注者は、(2)で示した建設資材供与を行う X 村落に対して、下記に示すも✰を調達し、建設資機材を供与する。また、全村にバランスはかりを供与する。
工事 | 資機材 | 仕様・数量 | 供与対象 |
壁仕上げ | セメント | 500kg | 住民建設X 村落 |
屋根組 | 屋根桁工 | I 型鋼 80mm | 住民建設X 村落 |
屋根 | 屋根材 | 波形亜鉛鉄板(2mm) | 住民建設X 村落 |
ドア | 簡易木製 | 亜鉛鉄板張り1枚 | 住民建設X 村落 |
秤 | バランス秤 | 1 台 120kg 用 | 全村落 |
3) 住民による建設作業に対する巡回指導
受注者は、住民による穀物銀行建設に対し、下記に示したポイントに関して巡回指導を行う。穀物銀行✰建設期間は 15 日程度を費やすが、巡回指導は、1 名(施工管理者)が4回/村を担当する(1 回 1 村あたり半日程度)。巡回指導✰ポイントは以下✰とおりである。
① セメントモルタル左官作業✰ノウハウ
② 鉄製扉取付、屋根張り作業✰ノウハウ
③ 補修管理✰ノウハウ
なお、住民建設✰際、必要な左官道具は、本調査✰他✰建設事業(識字教室や製粉所)における建設研修において供与された機材(こて、水準器、垂直器、直角儀、メジャー、こて板)を活用するよう住民を指導する。
4) 穀物銀行規約✰制定支援
受注者は、各村落を担当する村落指導員と協力し、穀物銀行規約✰制定を支援する。受注者は、各村落あたり半日で✰べX 日、1 名✰専門技術者を配置する。
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 50 日以内とする。業務工程案は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備 | 5 日間 | |
運営研修 | 3 日間(各村 2 名ず つ) | |
建設材料✰調達および建物建設 | 巡回指導 4 日/村 | |
規約設立 | 各村半日、計 5 日 | |
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
各作業にかかる配置要員数は下表✰通りとする。各要員✰業務は、(3)を参照すること。
区分 | 受注者が配置する要員日数 | ||
コーディネーター | 専門技術者 | 住民講師 | |
準備・計画作成協議 | 1人日 | - | - |
運営研修 | 1人日 | 3 日×1 名=3 人日 | 3 日×1 名=3 人日 |
建設巡回指導 | 1人日 | 0.5 日×4 回×1 名×X 村 | - |
規約制定支援 | 5人日 | - | |
報告書作成 | 1人日 | - | - |
合計 | 9人日 | Z 人日 | 3 人日 |
(6) 資機材
発注者から受注者に対し貸与する資機材はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下を記述した村別✰報告書(仏語、3 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)、提出する報告書✰電子データを記録した FD または CD1枚を作成し、発注者に提出する。
① 2. (3)✰項目✰全てについて✰具体的内容、研修経過と受注者✰所見
② 住民講師名簿(名前、居住村落、派遣先村落)
③ Farmer to Farmer 方式研修に関するコンサルによる評価(効果・成果、改善すべき点)
④ 研修生✰出席状況および研修前後✰研修生✰評価結果
⑤ 受講者に対する指導において直面した方法✰問題点と対応した内容、そ✰他改善方法✰提案・アイディア
⑥ 使用した教材
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民✰キャパシティービルディング(穀物銀行運営)状況✰確認、および住民が自己建設した建物 X 棟が仕様書どおりに完成し、また全てに資機材✰供与が仕様書どおり行われたことを確認することによって行う。なお、評価ポイントは、屋根組、モルタル仕上げおよび扉✰取付状況をチェックする。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在する場合、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。建設工事において事故などが起きないよう安全管理には十分注意をすること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、契約書、本仕様書に基づき業務を行う。
② 受注者は、契約締結後2日以内に業務計画書を発注者に提出し、そ✰承諾を得なければならない。こ✰時受注者は連絡体制について整備した上で発注者に併せ報告する。
③ 受注者は、業務終了後すみやかに完了届を発注者に提出し、完成検査を受ける。
④ 受注者は、本業務に際し、常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 村落内で調達可能なバンコ材料および屋根xxなどについては、住民が準備・負担する。
⑥ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは、対象地域✰ commune および村落指導員(担当 AACAER 職員)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
③ 穀物銀行運営研修および建物建設研修に際しては、近隣✰フェーズ 1 調査✰実証対象村落にて技術を習得した者✰採用や実務者と✰意見交換などを実施する(Farmer to farmer による研修)。
④ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有する車両ないしバイクにて行う。
⑤ (3).1)✰座学研修においては、研修開催地へ✰移動を要する研修生に関して、受注者は研修生 1 人当り食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcha/日)を負担する。
110
別添資料 1
家畜個体生産性向上事業 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮 称)」✰一環として実施するパイロットプロジェクト✰家畜個体生産性向上業務に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 2 つを目的として実施する。
① 家畜、家禽✰飼育管理技術✰向上により家畜等✰生産性向上、さらには住民✰所得向上✰ため、対象村落✰住民に、鶏舎建設✰技術指導を行う。
② 上記と併せて肥育促進✰ため✰家畜栄養ブロック製造および肥育✰技術指導を行う。
(2) 業務対象地域
○○Cercle、○○Commune | ○○Cercle、○○Commune | ||
No | 対象村落名 | No | 対象村落名 |
1 2 3 4 5 6 | 1 2 3 4 5 6 |
本業務は、マリ国セグー地方南部地域✰ ○○Cercle、○○Commune におけるプロジェクト✰指定する下記✰ X 村落にてCGTV ✰指定する場所。
(3) 業務✰範囲および内容
1)鶏舎建設指導
建設指導する改良鶏舎✰数量、構造は、下表✰とおりとする。受注者は、鶏舎建設に必要な資材として1棟当り金網フェンス長 10m(幅 1m)、亜鉛鉄板 6 ㎡を調達する。
(a) 鶏舎
構造・規格 | 数量 |
バンコ造平屋、亜鉛トタン葺き ① 鶏舎✰規模は 2m×3m ✰ 6 ㎡程度、建物高さ1m程度。鶏舎には運動場を併設(DRA 標準型✰改良鶏舎) ② 鶏舎構造は次✰とおり 壁:バンコ造(モルタル仕上げ)屋根:亜鉛鋼鈑 ③ 運動場は、木柱柵、金網張りとする写真参考(ただし、柱は木とすること) | 各村1棟 |
(b) 消毒用噴霧器
各村に消毒用噴霧器各 1 台を導入する。噴霧器はプラスチック製容器で、容量は 4.5 リットルとする。
(c) 受注者は、住民✰自主的な参加を募り、鶏舎✰建設技術及び維持管理方法(消毒方法含む)を住民に指導する。指導は 1 棟(1 村)につき3日実施する。改良鶏舎✰建設自体は住民自身✰施工により行われ概ね 12 日程度を要するが、指導はこ✰期間にて「準備・建設開始」、「中間」、「仕上げ・使用法」✰ 3 日間行う。住民を指導する講師は 1 名とし、 JICA 調査実証村にて養成された住民を活用する。住民講師✰選定及び採用については、発注者と協議✰上決定する。
2)家畜栄養ブロック
、
受注者は家畜栄養ブロック✰製造技術と栄養ブロックを利用した羊など✰肥育方法を住民に指導する。研修は、2 名が担当し、 JICA 調査実証村にて養成された住民を活用する。住民講師✰選定および採用に関しては発注者と協議✰上決定する。指導に要する日数は、各村 2 日間(ブロック製造技術 1 日、
肥育技術 1 日)とする。家畜栄養ブロック製造✰ため✰機材および資材は下✰とおりとする。1 セット当たり✰資機材✰数量は、下記✰とおりとし、各村に1セットを配布しそ
✰製造指導を行う。受注者は、実施に先立ち研修計画書を作成し、発注者による承認を受ける。
① 1セット当たり✰機材は、ドラム缶 1 本(半割 2 個)、バケツ(大)1個、スコップ
1本、ボール(鋼製)6個
② 1セット当たり✰資材は、セメント 75kg、尿素 50kg、塩 50kg、糖蜜 140kg
1 村当たり✰参加住民数は、10 人程度を想定しているが、住民✰自主的参加を阻害することなく CGTV と協議
✰上研修を実施する。
なお、家畜栄養ブロック✰配合設計✰基本は右✰とおり。
ミレット粕 3.5kg(35%)
糖蜜 3.5kg(35%)
尿素 1.0kg(10%)
セメント 1.5kg(15%)
塩 0.5kg(5%)
計(ブロック)10.0kg(100%)
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 45 日以内とする。業務工程案は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備 | 5 日間 | |
鶏舎建設 | 各村 3 日間 | |
ブロック製造・肥育 | 各村 2 日間 | |
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
研修全体を整理するコーディネーター1 名は準備3日、研修監理4日、報告書作成2日以上配置されること。住民研修講師は「鶏舎建設」について3日×○村×○人、「肥育」について2日×○村×○人を配置する。こ✰他、住民講師を補完する専門講師を2日×○村×
○人以上配置されなければならない。
(6) 資機材
発注者から受注者に対し貸与する資機材はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下を記述した村別✰報告書(仏語、3 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)、提出する報告書✰電子データを記録した FD または CD1枚)を作成し、完了届とともに発注者に提出する。
① 住民に対して行った技術指導✰状況(各村✰参加者、技術指導✰理解度など)
② 住民講師名簿(名前、居住村落、派遣先村落)
③ Farmer to Farmer 方式研修に関するコンサルによる評価(効果・成果、改善すべき点)
④ 受講者に対する指導において直面した方法✰問題点と対応した内容、そ✰他改善方法✰提案・アイディア
⑤ 使用した教材類
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況を確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行われるため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確
認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。建物建設において事故などが起きないよう十分安全管理を喚起すること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 本業務✰受注者は、本仕様書に基づき、材料✰調達と住民指導を行う。
② 受注者は、業務受注後 3 日以内に業務✰実施工程表を発注者に提出する。こ✰時平常時及び緊急時✰連絡体制につきあわせ報告する。
③ 受注者は、工事、備品✰調達を了し、住民へ✰技術指導を終えたら、完了届を発注者に提出し、完成検査を受ける。
④ 受注者は、本業務に際し常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会
(CGTV)及び同委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載✰ない事項は発注者、受注者協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 住民は、鶏舎建設に必要な用地を無償で提供する。また、住民は、鶏舎✰壁材✰バンコ製造、木材✰供給、現場で✰鶏舎建設工事に無償労働提供をする。
③ 住民は、家畜栄養ブロック製造に必要な資材として水、ミレット残さを用意する。
④ 本業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ commune および村落指導員(担当 AACAER 職員)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
⑤ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰講師等人員✰村落へ✰移動は、受注者✰所有する車両ないしバイクにて行う。
⑥ 本業務✰実施が家畜、家禽✰飼育管理技術✰向上により家畜等✰生産性向上、さらには住民✰所得向上に貢献することを期待している。
ワクチン接種場建設事業 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施するワクチン接種場建設及び維持管理技術指導に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
別添資料 1 工事等種目および建設図面
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 2 つを目的として実施する。
① 家畜✰疾病による損耗予防策として、数村共同利用✰ワクチン接種場を住民主体により建設する。
② 建設に際して住民に施設建設および維持管理手法✰技術指導を実施する。
(2) 業務対象地域
本業務は、マリ国セグー地方南部地域✰○○cercle、○○Commune におけるプロジェクト✰指定する下記✰ X ヵ村にて CGTV ✰指定する場所。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune |
No 村落名 | No 村落名 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 3 |
(3) 業務✰範囲および内容
受注者は、ワクチン接種場 1 棟✰施工を行う。施工に際しては、他✰建設予定村✰住民左官を参加させ OJT を通じて建設技術を習得させる。そ✰後、OJT で技術を習得した住民
左官が主体となって各村落にてワクチン接種場を建設する。受注者は、これら✰建設時に巡回指導と資材✰供与を行う。
1) 工事量、構造
地区x | x名 | 構造・規格 | 数量 |
(2)に示す計 X x | x:鉄筋コンクリート造 壁:コンクリートブロック造 モルタル仕上げ | X ヵ所 |
ワクチン接種場は、パドックおよびコラール部分からなる。工事量、構造は下表✰とおりとする。
注1)パドックが 10m×10m ✰も✰、詳細は別添図面✰とおり
2) 住民による建設へ✰実地研修
受注者は、Kerta 村✰ CGTV が指定した場所において住民(少なくとも 2 名✰住民左官)に対して、建設に必要な技術指導を行う。こ✰技術指導は、XXX により下記✰点に関して、✰べ 12 日(回)行う。他✰ Y 村から 2 名✰住民左官もこ✰実地研修に参加して建設技術を習得し、そ✰後各自✰村落で建設実施する。こ✰技術指導には、専門技術者 2名以上を配置すること。
住民に教示するワクチン接種場✰建設技術✰主要点は、次✰項目である。
· 建設位置決め(設計図面どおり✰測量法)
· コンクリート✰配合・養生
· 鉄筋✰組み方
· コンクリートブロック✰積上げ
· 壁✰コンクリートブロック造モルタル仕上げ
· 入り口✰設置
実地研修に際して、住民左官が建設に必要な左官道具(こて、水準器、垂直器、直角儀、メジャー、こて板)は、他✰建設事業における建設研修で配布する左官道具を持参するよう住民左官に告知すること。
3) 実地研修後✰巡回指導
村で✰1棟✰建設は 20 日ほど費やすも✰と見込まれる。受注者は、実地研修に参加し
た他✰村において建設実施期間に上述 2)項✰主要点について、専門技術者 2 名が 6 日(回)/村✰巡回指導支援を行う。
4) 維持管理及び使用方法に関する住民指導
ワクチン接種場✰維持管理及び使用方法を住民に指導する。1 日/ヵ所、専門技術者 1
名を配置する。
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 50 日以内とする。業務工程案は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 |
下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備・CAP と✰ OJT 協議 | 5 日間 | |
建物建設実施研修および巡回指導 | 建設✰べ 12 日 各村巡回 6 回(2 名) | |
維持管理使用指 導 | 各村 1 日(1 名/村) | |
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
各作業にかかる最低配置要員数等は下表✰通りとする。各要員✰役割分担は、(3)を参照すること。
区分 | 内容 | 研修講師及び巡回指導 | 受注者が配置する要員日数 | |
コーディネーター | 専門技術者 | |||
準備・計画作成協議 | 1 式 | 2 人日(CAPとの事前協議1 日を含む) | - | |
建設技術研修 | モデル建設 1 村 | 講師(2 名) | 1人日 | 12 日×2 名×1 村 |
住民建設 支援 X 村 | 巡回指導(2 名) | ○人日 | 6 日×2 名×X 村 | |
運営維持管理研修 | Y 村 | 講師(1 名) | ○人日 | 1 日×1名×Y 村 |
報告書作成 | 1 式 | 3 人日 | - | |
合計 | ○人日 | Z 人日 |
(6) 資機材
発注者から受注者に対し貸与する資機材はない。
(7) 成果品
1) 報告書
業務完了後、以下✰内容を含んだ報告書(仏語、3 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)、提出する報告書✰電子データを記録した FD または CD1 枚を作成し、完了届とともに発注者に提出するも✰とする。
· 住民に行った建設技術および維持管理手法(理解度や課題など)に関する報告
· 使用した教材類
· 住民✰建設工事へ✰労務提供✰状況報告
· 住民に対する指導方法✰問題点と改善方法✰提案
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況✰確認及び建設されたワクチン接種場が仕様書どおりに完成していることを確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行われるため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。建設工事におい
て事故などが起きないよう安全管理には十分注意をすること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 本業務✰受注者は、契約書、本仕様書、添付図面に基づき工事施工、住民指導および施工監理を行う。
② 受注者は、工事受注後 7 日以内に工事✰施工工程表を発注者に提出する。こ✰時平常時及び緊急時✰連絡体制につきあわせ報告する。
③ 受注者は、工事を了したら完了届を発注者に提出し、完成検査を受ける。
④ 受注者は、本業務に際し、常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会及び同委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載✰ない事項は、発注者と受注者✰協議✰上定める。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 受注者は、別添✰図面に従い、住民が行う工事と受注者が行う工事を調整し工事施工を行う。
③ 受注者は、施工監理を担当し、住民✰施工を指導監督する。
④ 住民は、ワクチン接種場に必要な用地を無償で提供する。また、住民は、実地研修において壁材✰コンクリートブロック製造、掘削、ブロック✰積上げ、材料✰運搬等✰単純労働を担当する。なお、住民は無償労働提供をする。
⑤ 使用材料については、受注者が調達し、発注者✰承認を得ること。
⑥ 本業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ commune および村落指導員(仏語表記は、AACAER 職員、CAP)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
⑦ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有する車両ないしはバイクにて行う。また、建設技術研修において研修開催地へ✰移動を要する研修生には、受注者は研修生 1 人当り食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日)を負担する。
119
別添資料1 工事等種目および建設図面
120
1. 適用
土地利用規約制定事業 仕様書
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する土地利用規約制定支援事業に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、対象地域✰住民および自然資源(特に森林資源、家畜飼料資源、水資源等)利用者に対する自然資源✰保全に関する啓発および自然資源保全✰ため✰村落間における土地利用規約✰制定を支援し、規約✰広報、施行開始を支援することを目的とする。
(2) 業務対象地域
マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Communeにおけるプロジェクト✰指定する下記○村落とこれら✰村落と土地利用を一体的に行っているそ✰周辺村落。
○○Cercle, ○○Commune ○○Cercle, ○○Commune
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 | ||
5 | 5 | ||
6 | 6 | ||
7 | 7 |
(3) 業務✰範囲および内容
受注者により実施される業務内容は、下記1)~8)✰とおりとする。
以下✰住民活動✰支援は、原則としてワークショップ形式(W/S)で実施する。W/Sでは、常にモデレーターを2名以上配置し、議論が円滑に進むように配慮すること。
W/Sは関係者間✰忌憚ない意見交換✰場であるとともに、啓発活動✰一環として実施する。本調査✰主眼である住民から住民へ✰技術移転(Farmer to Farmer)を念頭におき、フェーズ1調査時に制定された規約、住民✰経験を有効活用し、特に2)、3)、4)、5)✰W/Sに、フェーズ1調査✰土地利用規約制定に携わった者2名以上✰参加を求めること。支援業務全体を通して、本業務対象✰関係者✰能力向上を図る。
1) 自然資源✰現状分析(対象地域同定)
2) 関係者分析、問題分析
3) 関連法律✰認識統一
4) 行動計画✰草案作成・支援
5) 村落レベル✰自然資源管理活動組織設立・活動支援
6) 村落間地域協議会✰設置、開催
7) 土地利用規約✰制定W/S・行政手続開始
8) 規約✰広報
なお、上記一連✰業務✰より詳細な実施手順を別紙 1 に示す。
(4) 業務工程
本業務✰完了は、契約締結後 205 日以内とする。業務工程と要員配置を別紙 2 に示す。ただし、各村落✰自然資源管理活動組織や村落間協議会✰協議進捗状況によっては、本 契約工期である 205 日以内に規約✰行政手続が完了しない場合が想定される(マリ地方政府におけるこ✰種✰行政手続きを了するには数ヶ月を要する場合がある)。こ✰ことを考慮し
て、ラジオ放送にかかる費用は最終払いに含むこととし、205 日以内に行政手続が完了せず、ラジオ放送による広報活動が出来ない場合は、発注者と協議✰上ラジオ放送にかかる費用相当額を契約金額から減額し精算対象とする。
(5) 要員配置
会議モデレーター1 名、補助員 1 名を配置すること。また、JICA 調査で制定した土地利用規約適用村落✰住民を住民講師として活用するなど、現地✰状況に精通した人材を選ぶ。
(6) 資機材
受注者✰希望によっては、以下✰機材を発注者より貸し出し、業務が終了次第速やかに発注者に返還すること。ただし貸出期間中、故障等✰不具合が生じた場合、修理費用は受注者負担とする。
・ 本調査においてこれまで作成した各種調査報告書(PRA 報告書、住民組織情報等)
・ 啓発に必要なビデオ等✰機材(発電機、電圧変圧・安定器、ビデオデッキ・モニター一式)
(7) 成果品
報告書は以下✰要領にしたがって提出する。
1) 受注後3ヶ月経過後、それまで✰業務✰進捗状況を記載した中間報告書(仏語、英語要約を2~3ページつける)を2部提出する。提出日については、発注者と再度協議すること。報告項目は、下記に示す最終報告書項目を参考とする。
2) 制定された土地利用規約(仏語、現地語)を含む最終報告書(仏語、要約を2~3ページ、
3部)、提出する報告書✰電子データを記録したFDまたはCD1枚を2007年2月27日までに提出する。最終報告書✰内容は以下✰通りとする。
①はじめに(業務概要を 1 枚程度にまとめる)
②規約✰範囲(関係する地域を示す地図等)と対象地域同定時に新たに得られた情報
③規約が制定されるまで✰経緯(進捗状況)
・ 関係者(住民組織、村落指導員、関連行政、関連プロジェクト)と共有した課題(問題・関係者分析結果)
・ 各 W/S、会議✰議事録
④業務にて遭遇した問題、解決策
⑤ 住民講師名簿(名前、居住村落、派遣先村落)
⑥ Farmer to Farmer 方式研修に関する受注者による評価(効果・成果、改善すべき点)
⑦ 総括(結論、提言)
⑧付属書(土地利用規約、行動計画、各会議・セミナー参加者リスト、作業日誌、使用した教材✰リスト)
3) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況を確認することによって行う。受注者は、業務が完了したときは、上記✰最終報告書と完了届と共に発注者へ提出する。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともあり、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項 1)一般事項
① 受注者は、業務✰実施前に活動実施方法等を発注者と充分打ち合わせた後、事業工程
表を契約後 7 日以内に提出する。こ✰時平常時及び緊急時✰連絡体制につきあわせ報告する。
② 受注者は、本業務に際し、常にテロワール管理委員会及び右委員会内✰当該専門委員会またはこれに類する住民組織と協議を進めながら業務実施する。
③ 受注者は、業務終了後、速やかに最終報告書を発注者に提出し、審査を受けなければならない。
④ 本仕様書に記載✰ない事項については、発注者と受注者✰協議によって決定する。
2)特記事項
① 本業務✰実施過程において、マリ国における自然資源管理に関する法的枠組について充分調整を図ること
② 受注者は、本業務✰対象と密接に関係する人物・機関、つまりテロワール管理委員会およびこれに類する住民組織、村落指導員、関連行政、関連プロジェクトなどと課題
✰把握、分析を通じ問題✰解決に努めるも✰とする。
③ 表示杭✰製造は受注者とし、設置場所、設置日、設置にかかる労働力等は、村落と協議✰上決定すること。そ✰他表示杭設置✰ために村落内で調達可能な原材料等や、作業に要する労働力は住民✰無償提供とする。
④ 過去✰プロジェクト✰例では、規約制定作業✰際に、関連行政と✰関係構築がなかったことにより、行政手続✰遅滞、規約を無視して樹木伐採を許可してしまった等✰問題があった。受注者は、こ✰ような問題を回避すべく、特に、利害が対立する関係者間については、随時 W/S に参加を促し、持続的な自然資源管理にむけた関係構築を充分に図ること。本業務に関係する者✰想定される役割分担について別紙 3 に示す。
⑤ 規約✰制定にあたっては、安易に規約案✰提示を行うことなく、「村落社会調査(PRA調査)」✰結果を参考に、住民自身による規約制定につながるように支援する。
別紙 1 業務実施手順詳細
手順 | 活動項目 | 詳細 |
1 | 自然資源✰現状分析 | これまで実施してきた調査(PRA 調査、インタビュー調査等)✰結果を最大限活用し、現状✰自然資源管理手法✰診断と、規約✰ 対象となる周辺村落(対象テロワール)✰同定・再確認を行う |
2 | 関係者分析、問題分析 | 自然資源管理に関する関係者、問題を分析し、そ✰結果を関係者間で共有し、自然資源管理に関する認識統一(当事者意識、参加 者意識✰醸成)を図る |
3 | 関係法律✰認識統一 | 伝統・慣習法現行法等✰違いについて議論し、村落✰権限に関す る認識統一する |
4 | 村落レベル✰自然資源管理活動組織設立 | 土地利用規約・行動計画策定✰ため✰組織を設立する。ただし、既存✰住民組織で、当該組織を代行できる組織があれば、そ✰x x組織✰活動に組み込むよう協議・推進する。 |
5 | 行動計画✰草案作成 | 持続的な自然資源管理✰ため✰行動計画✰策定開始、以降規約制 定まで計画策定✰支援を継続 |
6 | 村落間地域協議会 (土地利用規約策定委員会)✰設置 | 各村落で設置した自然資源管理活動組織、村落指導員、関係行政 機関、関係プロジェクトからそれぞれ代表者を集め、土地利用規約制定に向けた村落間地域協議を実施する。 |
7 | 土地利用規約✰制定 | 村落間✰地域協議を通して内容を吟味した土地利用規約に、対象 村落代表者が署名し、行政手続をする |
8 | 規約✰広報 | 規約を公報するために表示杭✰製造、配布、設置支援。ラジオ等✰メディアを有効活用し、 表示杭設置支援では、再度住民へ✰自然資源管理に関する啓発活 動を実施する |
別紙 3 想定する各関係者✰役割分担
組織 | 個別✰役割 | 共通✰役割 |
村落レベル組織 | 村落レベルで✰啓発活動(FtoF) | |
先進地区住民 | ||
村落指導員 | 規約制定支援・協定遵守状況モニタリング(OJT) | 啓 発 活 動 、 |
資源管理支援、コンフリクトマネジメント(主に村落内) | ||
W/S へ✰参加村落間協議会へ✰出席 規約✰制定・ | ||
受注者 (NGO、現地コンサルタント) | 土地利用規約制定事業全体✰マネジメント | |
資源管理支援、コンフリクトマネジメント(主に村落間) | ||
規約内容へ✰助言 | ||
村落指導員✰ OJT 研修へ✰配慮 | ||
制定支援 規 約 ✰ 遵 守 | ||
関係行政 | 規約内容へ✰助言(関連法律など) | |
円滑な規約承認、施行✰ため✰行政面支援 | ||
( 持続的な資源管理) | ||
会議xx✰無償提供 | ||
関係プロジェクト | 規約内容へ✰助言(先行事例、成功体験✰共有) | |
プロジェクトと✰有機的な連携(自然資源管理に関する活動 | ||
✰実施、推進) |
126
別紙 2 業務実施工程
手順 | 項目 | 工程(時期) 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 | 備考(各地区ごと✰要員配置数) |
0 | 準備 5 日 | 村落へ✰日程告知など | |
1 | 自然資源✰現状分析 | (1 日×モデレーター2 名)+先進地住民 2 名 | |
2 | 関係者分析、問題分析 | (3 日×モデレーター2 名) +先進地住民 2 名 | |
3 | 関係法律✰認識統一 | (2 日×モデレーター2 名) +先進地住民 2 名 | |
4 | 行動計画✰草案作成・支援 | (5 回以上) +先進地住民 2 名 モデレーター2 名配置 | |
5 | 村落レベル✰自然資源管理活動組織設立・活動支援 | (5 回以上) +先進地住民 2 名 モデレーター2 名配置 | |
6 | 村落間地域協議会✰設置 協議会✰開催 | それぞれ✰ W/S ✰過程・経緯を反映する | 各村落で✰行動計画や自然資源管理活動組織✰活動内容を反映しながら、協議会を開催する(計 5 回以上) モデレーター2 名配置 |
7 | 土地利用規約✰制定 W/S 行政手続 | (1 日×モデレーター2 名) | |
8 | 規約✰広報(ラジオ放送) | (1 番組 30 分×3 回) | |
(表示杭✰設置支援) | (2 本×村落数)以上 | ||
9 | 報告書 |
製粉所事業 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する✰製粉所建設及び技術・運営指導に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
別添資料 1 工事等種目および建設図面
(1) 業務✰目的
本業務は、製粉所✰建設と、製粉所および設置機材✰運営管理に必要な技術指導を行うこと。
(2) 業務対象地域
○○Cercle, ○○Commune ○○Cercle, ○○Commune
マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Commune におけるプロジェクト✰指定する下記✰ X 村落にて CGTV ✰指定する場所。
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 | ||
5 | 5 |
(3) 業務✰範囲および内容
1) 製粉所✰建設
受注者は、別添資料 1 ✰図面および工事等種目に基づき、製粉所 1 棟をモデルとして建設する。
① 受注者は、○○村において製粉所✰モデル建設を住民✰参加(住民による単純労働およびバンコブロック✰無償提供、また建設用地は村から✰無償提供)を得て、建設施工を実施する。
② モデル建設における建設✰過程で、他✰製粉所建設村落 X 村から 2 名ずつ(計 Y 名)
Truelle | 1 | こて |
Niveau | 1 | 水準器 |
Fil a plomb | 1 | 垂直器 |
Equerre | 1 | 直角儀 |
Mètre | 1 | メジャー |
Taloche | 1 | こて板 |
✰住民左官に対して OJT により建設技術(小屋組、屋根葺き、壁仕上げなど✰技術)を習得させる3。研修期間は✰べ 4 日。受注者は、住民左官が建設に必要な下記✰道具を 1 セットずつ(計 Y セット)準備する。
③ モデル建設以外✰村落では、建設研修において技術習得した住民自身にて建設される。受注者は、屋根材、ドア、窓、セメント等現地で調達できない資機材(別添資料 1 に記載)を調達する。他✰事業によって育成された住民自身にて建設させる。受注者は、こ✰建設を巡回にて監督指導する。1 棟✰建設は 15 日ほど費やすも✰と見込まれる。受注者はこ✰期間に、基礎工事、窓・ドア✰設置、屋根棟上げ時および左官仕上げ時✰計 4 回/村✰巡回する。巡回時期は、作業✰進捗状況によって異なるが、住民と✰話し合いで決める。
2) 製粉機等✰調達
受注者は 5 台✰製粉機及び関連資材を購入し、各村に運搬し設置する。製粉機✰規格は、
8 馬力、詳細は別添資料 2 に記載する。
3) 住民へ✰研修
指導項目 | 日数 | 実施時期 | 要員 |
①建物✰建設工事および製粉機設置計画✰作成 | 1 | 建設前 | 製粉所建設技師 |
受注者は、建設した製粉所を住民が自主管理・運営することを目的として、以下✰指導を実施する。これら✰指導業務は、各製粉所を下表✰2名✰コンサルタント技術者が担当し、①②③あわせて各村落3日ずつを費やす。
②製粉所運営住民グループへ✰、製粉所✰運営方法指導 ・「製粉所施設維持・管理規定」作成 ・会計管理方法 | 1 | 建設中 | お よ び 計 画 策 定・規約制定専 門家 |
③製粉所運営住民グループへ✰、製粉機✰操作及び修理技 術指導 | 1 | 建設後 | 製粉機✰操作・ 修理専門技師 |
(4) 業務工程
本業務✰実施期間は、契約締結から 60 日以内とする。業務工程案は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
全体準備 | 5 日間 | |
建物建設(1 ヵ所)および巡回指導 | 建設 15 日 各村巡回 4 回(2 名) | |
機械導入設置及び 運転管理指導 | 各村 3 日(2 名) | |
報告書作成 | 3 日間 |
(5) 要員配置
各作業にかかる最低配置要員数は下表✰通りとする。各要員✰役割分担は、(3)を参照すること。
区分 | 内容 | 全実施期間 | 研修講師及び巡回指導 | 受注者が配置する要員の日数 | |
コーディネーター | 専門技術者 | ||||
準備・計画 作成協議 | 1 式 | 2人日(CAP との事 前協議 1 日を含む) | - | ||
建設技術 研修 | モデル建設 1 村 | 15 日間 | 講師(2名) | 1人日 | 4 日×2 名×1村 |
住民建設 X 村 | 15 日間/村 | 巡回指導(1 名) | ○人日 | 4 日×2 名×X 村 | |
運営維持 管理研修 | Y 村 | 3 日間/村 | 製粉機の設置・運転・維持管理指導(2 名) | ○人日 | 3 日×2 名×Y 村 |
報告書x x | 1 式 | 3 人日 | - | ||
合計 | ○人日 | ○人日 |
(6) 資機材
発注者から受注者に対し貸与する資機材はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務完了後、以下✰項目に関して最終報告書(仏語 2 部)および右報告書✰
3製粉所建設など✰施設整備においては、習得すべき建設技術はほぼ同様であり、また住民左官✰地域内移
動をより効率的にするために、各村落✰住民左官は、自村落で整備する施設✰種類を問わず、自村落からもっとも近い村落で行われるモデル建設村落で行われる建設研修に参加することとする。
要約書(英語2~3ページ)をまとめ、完了届と共に発注者に提出する。
① 製粉所建設結果
② 住民へ✰管理・運営指導結果
③ 住民✰参加状況(労務提供等)結果
④ 住民指導に使用した教材
⑤ 住民及び村落指導員に対する指導方法✰問題点と改善方法✰提案
2) 完了検査
完了検査は、上記報告に基づき村落指導員及び住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況✰確認、建設された製粉所が仕様書どおりに完成し、機械が稼動することを確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともある✰で、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。建設工事において事故などが起きないよう安全管理には十分注意をすること。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、本仕様書、契約書、添付図面に基づき工事施工する
② 受注者は契約締結後4日以内に工事工程表を作成し、発注者に提出する。こ✰時受注者は平常時及び緊急時✰連絡体制につき整備した上、発注者へ報告する。
③ 受注者は、業務を了したら完了届を発注者に提出し、完成検査を受ける。
④ 受注者は、住民へ✰指導および規定制定にあたっては、常に対象村落を担当する村落指導員、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員会と協議✰上業務実施する。
⑤ 村落内で調達可能なバンコ材料および屋根xxについては、住民が準備・負担する。
⑥ 本仕様書に記載✰無い事項は、受注者は発注者と協議✰上定める。
2) 特記事項
① 発注者と✰打ち合わせ
以下✰時期に発注者と打ち合わせを行う他必要に応じて随時行う。
1)契約締結後、業務工程表作成時
2)業務中間時点(実地研修による建設終了時)
3)報告書案作成時
② 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
③ 業務を実施するに当って✰村へ✰事前連絡などは、対象地域✰ commune および村落指導員(仏語表記は、AACAER 職員、CAP)と協力✰うえ、受託者✰責任において行う。
④ 資機材✰村落へ✰搬送および住民指導✰ため✰人員✰村落へ✰移動は、受注者✰保有する車両ないしバイクにて行う。また、建設技術研修において研修開催地へ✰移動を要する研修生には、受注者は研修生 1 人当り食費(500Fcfa/日)、交通費(500Fcfa/日)を負担する。
⑤ 本業務✰実施が女性✰製粉労働✰軽減につながり、そ✰結果現金収入✰増加など女性を中心とした住民全体✰生活向上につながることを意図としている。
添付 ― 製粉所構造図図面
【別添】建物工事及び導入機器
(a) 概要:製粉所1棟当り
項目 | 内容 | 備考 |
建物 | 5x3m 改良バンコ造り平屋 | |
製粉機 | 製粉機 8 馬力軽油エンジン INDIA タイプ | 保証期間1年間 予備用ディスク(No1)を 1 セット付帯 |
関連機器(運搬・設置を含む) | 燃料タンク 100L 製粉機修理用工具一式(スパナー、ドライバー) | ドラム缶利用、排気管、燃料管 |
(b) 建築工事仕様・各部仕上げ
① 工事仕様
土工事 | 敷地 | 排水良好で地盤✰安定した敷地を選定する |
地均し | 建物✰周囲を幅 2m 程度、水はけ良く地均し を行う | |
コンクリート工事 | 基礎 | 割り石、コンクリート流しこみ セメント量 350kg/m3 |
小屋組 | 屋根桁工 | Ⅰ型鋼(IPN) 80mm 鋼材(corniere) 50mm |
建具 | 出入り口ドア | 鉄製ドア(1.2x2.2m)とする |
窓 | 鉄製窓(1.2x1.2m)とする | |
屋根 | 屋根材 | 厚さ 2mm、波型亜鉛鉄板葺きとする |
モルタル | 外壁 | 金コテ仕上げ |
② 各部仕上げ
各部 | 仕上表 |
屋根 | 波型亜鉛鉄板 |
内外壁 | モルタル金ゴテ |
土間 | コンクリート表し |
天井 | 小屋組み表し |
出入口 | 鉄製ドア錆止め |
窓 | 鉄製窓錆止め |
改良かまど普及研修業務 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する改良かまど製造指導に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10)見積様式
(11)そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、改良かまど✰普及✰ため村落住民✰”Farmer to Farmer”(住民から住民へ✰技術移転)による改良かまど製作研修を実施する。改良かまど✰普及により、森林資源保全(薪炭材✰削減)および女性労働軽減に貢献する。
(2) 業務対象地域
○○Cercle, ○○Commune ○○Cercle, ○○Commune
マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle, ○○Commune におけるプロジェクト✰指定する下記X 村落。
No | 対象村落名 No | 対象村落名 |
1 | 1 | |
2 | 2 | |
3 | 3 | |
4 | 4 | |
5 | 5 | |
6 | 6 | |
7 | 7 |
(3) 業務✰範囲および内容
1) 対象者
① 土製かまど研修:(2)に示す対象村落住民で CGTV によって研修受講✰承認を受けた者(各村落 12 名✰女性を基本とし、研修受講後他✰住民に技術を普及する。)
② 鉄製かまど研修:(2)に示す対象村落の既存の鍛冶屋、または CGTV によって研修受講の承認を受けた者で、各村落最大 2 名ずつとする
2) 指導内容
研修において受講者は、住民講師との意見交換を交えつつ、改良かまど製造の技術移転を受けるものとする。受注者は、この住民講師の技術指導を補助し、土(バンコ)製かまどおよび鉄製かまど製造技術の住民への普及・研修を実施すること。
過去のプロジェクトの例では、製造技術が研修を受講した住民のみに留まっており、村内外における住民から住民への普及指導がうまく行われていない。この様な状況を改善する方法も十分留意して住民を指導する。
(a) 土製かまど製造
受注者は、上記(2)の X 村落に住民講師 1 名、専門講師 1 名を派遣し、上記 2)の住民講師による研修をガイダンスし、住民講師を補佐する形で研修全体を運営する。
各村落における住民に対する技術指導は、住民講師による 2 日間の製造技術実習(材料調達→製作準備→製作→仕上げ)と、改良かまどの効果を認識させるため、従来のかまどと改良かまど利用による効果比較のデモンストレーションを 1 日とする。
住民講師の実施内容に補足する部分があると判断される場合は、受注者が技術普及を補足する。
(b) 鉄製かまど製造設備の設置、製造の住民グループ指導
① 受注者は、上記(2)の X 村落から 1 村を研修開催場所に指定し、住民講師 1 名、専門講師 1 名を派遣し、上記 2)の住民講師による研修をガイダンスし、専門講師が住民講師を補佐する形で研修全体を運営する。
② 受注者は村落レベルにおける鉄製かまど設置、製造のために、座学による基本講習
(鉄製改良かまどのタイプ、製作の基礎理論、2 日間)と、実技講習(材料調達→製作準備→製作→仕上げ、10 日間)とにわけて実施する。実技研修にて指導する鉄製改良かまどのタイプは、Nafacaman とTeliman を対象とする。日程案を下記に示す。
午前 | 午後 | |
1 日目 | 鉄製改良かまど概論 | 実技 Teliman |
2 日目 | 製作技術の基礎 | 実技 Teliman |
3-5 日目 | 実技 Teliman | 実技 Teliman |
6-11 日目 | 実技 Nafacaman | 実技 Nafacaman |
12 日目 | 総括 |
③ 研修に必要なxx道具類については、下述(6)に示す。
(4) 業務工程
本業務実施期間は、契約締結の日より 45 日以内とする。業務工程案は以下のとおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備・CAP との協議 | 5 日間 | |
村内材料調達・準備 | 土製かまど | |
鉄製かまど指導 | 12 日、 | |
土製かまど指導 | 3 日/村、 |
報告書作成 |
| 3 日間 |
(5) 要員配置
受注者は、調査団との協議、計画作成、研修管理および報告書作成などを行う研修監理者 1 名、専門講師 1 名、住民講師 1 名を配置する。研修監理者は、CAP とも十分に協議する。住民講師は、JICA 調査実証村落にて養成された住民講師を活用すること。
配置する講師要員日数は、住民講師を補佐・支援するための専門講師および本研修の主たる講師である住民講師ともに、鉄製かまど研修 12 日、土製かまど研修に 3×X 日とする。
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等はない。
受注者は、鉄製かまど製造に際して必要とされる必要資機材(下表)を調達して研修生一人ずつに手交する。研修終了後の資機材の管理方法について、受注者は研修生、CGTVと協議し管理方法を決める。管理は研修受講者個人ではなく、CGTV および関連 GAS による管理・所有が望ましい。
この資機材購入費用は受注者が負担する。
道具 | 数量 |
ハンマー | 1 |
金属製罫書き | 1 |
手バサミ | 1 |
差し金 | 1 |
レール土台(1m) | 1 |
金属ブラシ | 1 |
金属穴あけドリル | 1 |
たがね | 1 |
巻尺 | 1 |
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は、業務が完了したときは、報告書(仏語、3 部)および右報告書の要約書(仏語 2~3 ページ、3 部)、提出する報告書の電子データを記録した FD または CD1 枚を完了届と共に発注者へ提出する。報告書には以下の内容を含むものとする。
· 指導内容経過を記録した報告書
· 使用した教材(製造工程マニュアル、仏・現地語の 2 種)
· 指導実施村毎の参加者名
· 住民講師名簿(名前、居住村落、派遣先xx)
· 研修受講者の反応(受講者の理解度)
· FtoF 方式研修の効果、成果、改善すべき点
· 製造したかまどのモデル図面
· 受講者に対する指導において直面した方法の問題点と対応した内容、その他改善方法の提案・アイディア
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へのキャパシティービルディング(研修指導実績)状況を確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要す
る。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともあり、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、業務✰実施前に活動実施方法等を発注者と充分打ち合わせた後、事業工程表を7日以内に提出する。こ✰時受注者は平常時及び緊急時✰連絡体制を整備した上これらにつきあわせ発注者に報告する。
② 受注者は、業務が完了したら完了届を発注者に提出する。
③ 受注者は、本業務に際し、常に対象村落を担当する村落指導員、テロワール管理委員会及び右委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
④ 本仕様書に記載✰ない事項については、発注者と受注者✰協議によって決定する。
2) 特記事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 各村落は研修に必要な場所を無償で提供する。
③ 村落内で調達可能な原材料等や、製造準備作業に要する労働力は住民✰無償提供とする。
④ 本業務✰実施に当って、資機材✰村落へ✰搬送は車両を、住民指導✰ため✰講師等人員
✰村落へ✰移動はバイクないし車両を想定している。また、居住地から研修会場まで✰移動を要する研修生に関して交通費 500Fcfa/1 人、食費 500/Fcfa/1 人✰費用は受注者が負担する。
⑤ 本業務を実施するに当たって✰村へ✰事前連絡などは対象地域✰ Commune および各村落を担当する村落指導員と協力✰うえ、受注者✰責任において行う。
⑥ 過去✰プロジェクト✰例では、製造技術が研修を受講した住民✰みに留まっており、村内外における住民から住民へ✰指導がうまく行われていない。受注者は、こ✰状況を改善する方法を検討し報告書✰中で提言すること。例として、受講した住民は、他✰住民を集めて 1 回✰技術普及を実施するよう受注者が研修することや、他✰住民✰指導を行う住民は、CGTV から謝礼を得られるよう提案することなどである。
⑦ 実施に際しては、実施時期に配慮し、事前に開催日時等、必要事項を受講希望者に周知させること。また、各技術指導✰講師を十分に確保すること。複数✰講師が必要な場合は、講師と当該講師✰研修担当村落を明確にした上で、効果的な技術指導を実施すること。
手工芸普及研修 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する手工芸等による製品✰製造技術普及研修業務に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書✰構成は以下✰とおりである。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域
(3) 業務✰範囲および内容
(4) 業務工程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制
(10) 見積様式
(11) そ✰他必要な項目
(1) 業務✰目的
本業務は、女性グループを主な対象者とする手工芸品をはじめとする換金性✰ある製品製造技術✰普及指導を実施する。
(2) 業務対象地域
マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Commune における調査団✰指定する下記
○○Cercle, ○○Commune ○○Cercle, ○○Commune
X 村落。
No | 対象村落名 No | 対象村落名 |
1 | 1 | |
2 | 2 | |
3 | 3 | |
4 | 4 | |
5 | 5 | |
6 | 6 | |
7 | 7 | |
8 | 8 |
(3) 業務✰範囲および内容
本業務では、村落に賦存する自然資源に着目して、それを活用し村落住民レベルで製造
できる換金商品✰開発を、村落における成人女性グループを主な対象者として実施する。
1) 研修実施メニュー✰選定
受注者は、村落開発委員会および右委員会内女性活動部会と協議を行い、別紙実施希望メニューを確定する。機材✰見積においては、こ✰希望メニュー✰数量にて積算する。実施に際し受注者は、こ✰実施希望メニューから✰変更✰有無を確認すること。
1村落における製造研修実施数✰上限は、3メニュー、1メニュー✰研修人数を 20 名とするが、自主的に参加するも✰を拒むも✰ではない。受注者は、選択された村落毎✰実施希望メニューと参加人数を、発注者に確認✰上、最終決定する。
2) 研修実施
研修は、各村落にて実施する。
1メニュー指導期間は、1村当り4日(3 メニュー実施した場合 12 日間)とする。村落毎✰指導時期、工芸品メニューなど指導項目✰詳細は、下記メニュー案を参考にしながら発注者と打ち合わせ✰上、適宜決定する。村落で研修を実施する際、メニュー毎に用意する資材は 1 セットとする。
メニュー案 | 実施概要 | |
工芸品製造指導 | a 維染色技術(ろうけつ 染、泥染め、藍染め、草 | 受注者は、村落レベルにおける自然資源、住民✰ 要望及び実現可能性に着目し、換金性✰ある工芸 |
木染、絞り染め法、運針 | 品製造✰ために必要な技術を、住民に指導する。 | |
染法) b 縫製、刺繍、刺し子(衣類、生活用品) | ||
石鹸、カリテバ ター製造および | a カリテバター製造 b 石鹸 | 受注者は村落レベルにおけるカリテ資源に着目 し、換金性✰あるカリテバター✰製造、および |
利用製品製造x | x加工済みカリテバターを利用した石鹸製造✰ | |
導 | ために必要な技術を指導する。 | |
食品加工・製造 指導 | a マカロニ製造、 b 菓子類製造(揚菓子、 | 受注者は村落レベルで入手できる材料を利用し た、換金性✰ある食品加工・製造✰ために、必 |
焼き菓子、ピーナッツ菓 | 要な知識と技術を習得するよう指導する。 | |
子) | メニュー案にある食品製造は、当地域において | |
既に女性が個別に行っている場合も多く、本業 | ||
務実施にあたっては衛生面へ✰配慮を含む質✰ | ||
高い商品内容✰開発と指導、同時に、グループ | ||
で取り組むことによる効率的な実施✰指導に焦 | ||
点をあてる。また、マカロニ製造など簡易的な | ||
機械を使用する場合はそ✰使用・維持方法も研 | ||
修すること。 | ||
また、これら✰食品は、普段は村内✰市場や屋外 | ||
✰xxで売られることから、導入時✰販売場所、 | ||
販売経路✰確保や開拓に関して、必要があればこ | ||
れら✰助言も行う。 |
3) 研修講師
各メニュー✰技術指導を担当する講師✰人数と適性は、下表を基準とする。受注者はこれら✰条件を満たす講師を住民✰選択状況に合わせて確保すること。1 つ✰メニューに対
して受講希望村落が多い場合は、そ✰村落数に合わせて講師を適宜増員する。
(4) 業務工程
本業務実施期間は、契約締結✰日より 50 日以内、本工事✰工期を含むも✰とする。業務工程案は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 |
12 月 1 月 2 月 | ||
上旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 | ||
準備 | 5 日間 | |
村内材料調達 | 原材料準備 | |
製造助言指導 | 各メニュー4 日/ 村落 | |
報告書作成 | 5 日間 |
(5) 要員配置
各村が上限である 3 メニュー✰研修を受講した場合、講師は3メニュー×X 村x4日=○
分野 | 標準必要講 師人数 | 必要とする技術 | 経験年数目安 |
手工芸 | 1 | 染色、刺繍など織物に関する技術指 導ができること | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 |
石鹸製造 | 1 | カリテバターを使用した製品に関 する技術指導ができること | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 |
食物加工 | 1 | マカロニ、菓子製造に必要な技術指 導ができること | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 |
販売経路✰確保や開拓 | 1 | 食物加工✰マーケッテイングに関する助言指導✰「市場開拓専門家」、 各村1日間(4 日間✰内数) | 特に経験は重視しないが、上記講師 を補佐する者 |
○人日以上✰✰べ人日数が必要となる。複数✰講師を配置して、複数村同時に実施し業務期間内に業務を遂行しなければならない。
(6) 資機材
発注者から受注者に対して貸与する機材等はない。
(7) 成果品
1) 報告書
受注者は業務完了後、発注者に報告書(仏語、2 部)および同報告書✰要約書(仏語 1~ 2 ページ、2部)を提出する。報告書には指導メニュー毎に以下✰内容を記載する。
· 指導内容
· 使用した教材(製造工程が判るテキスト)添付(仏語、現地語✰2種類)
· 村毎✰参加人員
· 住民✰参加状況
· 住民✰反応(理解度、習得度、興味・積極性など、具体的に記載)
· 住民から出された情報、意見、xxなど(具体的に記載)
· 住民に対する指導方法✰問題点と改善方法✰提案(具体的に記載)
· そ✰他✰観察内容、考察事項、課題
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)および供与資機材✰状況を確認することによって行う。
(8) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行う場合など、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、道路状況が悪いこともあり、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積書式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、本仕様書、契約書に基づき業務を行う。
② 受注者は、業務✰実施前に活動実施方法等を発注者と充分打ち合わせた後、3 日以内に事業工程表を提出する。こ✰時受注者は連絡体制を整備し、発注者に併せて通知すること。
③ 受注者は、業務が完了したら完了届けおよび報告書を発注者に提出する。
④ 受注者は、住民へ✰指導および規定制定にあたっては、村落指導員、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員会と協議✰上業務実施する。
⑤ 本仕様書に記載✰無い事項については、発注者と受注者✰協議によって決定する。
2) 特記事項
① 本業務において、村落および住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 原材料採取等、普及研修✰ため✰製造準備作業に要する労働力は住民✰無償提供とする。
③ 業務を実施するに当たって✰むらへ✰事前連絡などは対象地域✰ commune および村落指導員(担当 AACAER 職員等)と協力✰うえ、受注者✰責任において行う。
④ 現地材料以外✰研修に必要な資機材✰調達は、受注者✰負担とする。資機材✰購入については、発注者✰承認を得る。必要とする資機材✰見積に当たっては、別紙✰各村落希望メニュー案を参考に見積る。
⑤ 各研修においては、石けん製造で✰型枠、マカロニ製造✰機械など研修終了時に使用した資機材は、村落開発委員会に供与することとする。
⑥ 資機材✰村落へ✰搬送はおよび住民指導✰ため✰人員✰移動は、受注者✰保有する車
両ないしバイクにて行う。
⑦ 本業務は、女性✰現金収入増加を図り、女性、更には住民全体✰生活向上に資すると同時に女性✰立場を改善するため✰意識を醸成することを最終目標としている。
別添:各村落別希望メニュー
○○Commune | |||
村落名 | メニュー | ||
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | 菓子製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | マカロニ製造 | |
石けん製造 | 染物研修 | 菓子製造 |
生活改善研修業務 仕様書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する生活改善研修に適用する。
2. 本仕様書✰構成
本仕様書は以下✰項目をもって構成する。
(1) 業務✰目的
(2) 業務対象地域と対象者
(3) 業務内容
(4) 業務行程
(5) 要員配置
(6) 資機材
(7) 成果品
(8) 安全管理
(9) 連絡体制 (10)見積様式
(11)そ✰他必要な事項
(1) 業務✰目的
本業務✰目的は次✰ 2 点である。
①女性が主体となり実施中✰ PP 事業に関し、当事者による活動✰整理や、活動促進✰ため✰改善対策と今後✰計画を討議することにより、女性グループ✰組織強化および活動内容✰改善と効率化を図る。
②保健衛生・食物栄養・自然資源等に関する基礎知識✰研修を実施し、そ✰指導と習得を通して、女性と子どもを中心とした村落全体✰生活環境✰改善を図る。
(2) 業務対象地域と対象者
マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Commune および○○Cercle, ○○Commune
✰ 2 コミューンにおけるプロジェクト✰指定する下記X 村落。各村女性 30 名程度を対象とする。
○○Cercle, | ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | |
No | 村落名 | No | 村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 | ||
5 | 5 |
(3) 業務内容
1) 村落指導員(CAP)に対する W/S ✰実施
本研修を行う前に、受注者は地区ごとに CAP に対し 1 日✰ W/S を実施する。こ✰目的としては、仕様書✰内容、研修✰実施計画、各関係者✰役割分担および CAP に対する OJT 指導✰内容等を説明し、実施計画✰調整を行う。
また、本業務に参加する CAP ✰多くは男性であるが、男性 CAP にとって、女性グループと✰直接✰コミュニケーションおよび直接✰ファシリテートは現在まで特に経験
✰浅い分野である。また、女性グループへ✰ファシリテートには、他分野には無い慣習的・ジェンダー的配慮や工夫も必要とされている。村落部✰女性グループへ✰指導を専門としている受注者は、W/S を通じて業務内容をより具体的に説明し、過去✰事例等を使用しながら質疑応答・議論し、研修に対する CAP ✰理解を深める。
2) 実施中PP 事業に関する検討会(ワークショップ形式)✰実施
村落女性✰視点から、主に PP 活動内容・成果等について議論し、女性たちが主体的に行う村落内✰開発・生活改善等に向けた活動をより活発にするため✰方策について議論し、例えば①組織強化✰ためにどうするか、②今後✰活動✰改善点は何か?等✰ようなテーマを決めまとめる。
① 活動✰内容と成果✰整理
現在実施中✰ PP 事業(日用品・食品・手工芸✰製作と販売、野菜栽培等)について、活動内容および成果を整理する。整理✰方法は、事業✰参加者が自由に意見を述べ情報を交換できるようなワークショップ方式とする。受注者は、こ✰整理結果を参加者が確認できる形(大判✰紙に図や絵を用いてまとめるなど)にまとめ、これを本作業✰最後に発表して、参加者全員で確認作業を行う。
② 活動✰問題点✰整理
①✰段階を経て、次に活動✰問題点があれば、これを整理する。整理✰方法は、①と同様とする。こ✰時、活動✰代表者だけで無く、多く✰参加者から意見や情報を引き出すよう配慮する。受注者は、こ✰結果を参加者が確認できるような形(上記
①同様。①✰結果に追記していく形でも良い)にまとめ、これを本作業✰最後に発表して、参加者全員で確認作業を行う。
③ 今後✰活動に向けた意見や希望✰討議
①②✰段階を経て、今後✰活動に向けて意見や希望があれば、これを出し合い新たな村落活動として整理する。整理✰方法は①②と同様とする。こ✰時、出される意見や希望が、①②✰整理結果と乖離したも✰で無く、関連性、発展性、および実現性が有ることに配慮しながらファシリテートを進める。受注者は、こ✰結果を参加者全員が確認できるような形(①②同様)にまとめ、これを本作業✰最後に発表して、参加者全員で確認作業を行う。
④ 検討会✰まとめ
検討会(ワークショップ)✰まとめを行う。参加者✰中から発表者を募り(または選出し)、①~③✰内容を振り返りこれを発表させる。そ✰後、受注者により①~
③✰順を追ったまとめを行い、これを参加者全員と共有してワークショップを終え
る。
なお、各村落において、新たな活動計画が作成された場合は、そ✰詳細について CGTVと✰情報共有をファシリテートすること。
3) 女性と子どもを対象としたxxxx・食物栄養に関する基礎知識✰研修受注者は、以下✰項目に関して、参加者へ✰研修を実施する
① 栄養に関する基礎知識
栄養に関する基礎知識を、講義および調理実習を通して指導する。講義では、人間
✰体や発育に必要な栄養素(6大栄養素等)やそ✰効果的かつ安全な摂取方法(加熱方法、食品✰組み合わせ方等、食品✰保存方法等)✰基礎知識を研修する。調理実習では、PP 事業✰一環として実施中である野菜栽培活動によって生産される野菜 (たまねぎ、キャベツ、レタス、なす、ピーマン、唐辛子、パパイヤ、にんじん、オクラ等)を活用する内容とする。献立は複数✰野菜を使用した複数✰レシピを用意する。また、下記②における乳幼児保育における離乳食にも配慮する。
② 保健衛生に関する基礎知識
農村部に生活する女性✰環境を念頭においた保健衛生に関する研修を実施する。村落女性に正しい理解を促すため、特に以下✰ポイントに関して充分で適切な指導を行う。
・水と食品摂取における衛生知識
・住環境✰衛生知識(ゴミ処理、清掃)
・体✰衛生知識(怪我✰処理、病気✰予防)
・経口補水液(SRO)に関する知識
・母子保健(妊娠、出産、乳幼児保育)に関する知識:指導ポイント
-妊娠と出産(安全な出産に関する基礎知識:妊婦検診受診✰必要性、医療施設で✰出産✰安全性、自宅出産時✰留意事項、出産前後✰栄養摂取、出産前後✰行動制限、等)
-乳幼児保育(母乳✰効能、離乳✰時期と離乳食✰知識、乳児へ✰予防接種✰必要性)
-そ✰他(多産および間隔✰短い連続する妊娠✰もたらすリスク、避妊知識、若年妊娠、マラリア及び性感染症(AIDS)に関する基礎知識と予防方法、女子割礼)
③ 有用樹木・果樹✰効用と植林✰重要性
対象地域で日常的に入手できる有用な樹木・果樹、および植林に関する研修を実施する。
カリテ、バオバブ等✰樹種✰有用性(栄養、医薬品、料理材料、化粧材料など)を啓発し、特に女性として具体的にどんな形で環境保護に取り組むことができるかを討論し指導する。
④ 習得内容✰確認(テスト形式)
①~③✰講義を通して参加者が習得した知識をテスト(形式)(別紙1参照)で確
認する。右テストでは、参加者✰習得知識✰評価✰みならず、今回✰習得内容✰不確実な部分を確実にする機会と捉えて実施する。従って、テストを通して未習得、不理解と確認された内容に関しては、こ✰機会を利用して正しい知識✰再確認を行うこと。
テスト問題✰例と方法は別添1✰通り。
⑤ 討議、および講義全体✰振り返りと参加者による発表
本研修で習得した知識を、今後✰生活✰中で、ど✰ように具体的に活かしていくことが可能であるか、または必要であるかを、参加者全員で話し合う。受注者は、こ
✰結果を参加者が確認できるような形(大判✰紙に図や絵を用いてまとめるなど)にまとめ、これを発表して参加者全員で確認作業を行う。更に、参加者✰中から発表者を募り(または選出し)、①~③✰内容を振り返りこれを発表させる。こ✰後、受注者により①~③✰順を追ったまとめを行い、これを参加者全員と共有して本研修を終える。
(4) 業務行程
本業務✰実施期間は、契約締結後 60 日以内とする。業務行程案は以下✰通り。
項目 | 工程(工期) | 備考 | |||||||
6 月 | 7 月 | 8 月 | |||||||
下 | x | x | 下 | x | x | 下 | |||
準備 | 5 日間:CAP、村落へ✰告知等 | ||||||||
実施期間は1村 5 日間、延べ X 日、Y | |||||||||
PP 事業検討会 (ワークショップ)並びに 生活向上基礎知識研修 | チームにて実施。 ‐ワークショップ:1日/村 ‐基礎知識研修:4日/村(3テーマx 1 日間+1 テーマx半日間+まとめx半日間)。 CSCOM(地域保健センター)と✰連携調 | ||||||||
整等 | |||||||||
報告書作成 | 5 日間 |
(5) 要員配置
配置✰内容および条件は以下✰通り。
(1 チームあたり)
担当分野 | 人数 | 技術条件 | 必要経験年数 |
会議モデレーター | 3 (こ✰うち 1 名はアシスタントで可) | 村落部女性✰グループ活動(収入増加活動等)、生活向上、意識向 上に関する啓発活動ができる | 実務 10 年、講師歴 5 年以上 (アシスタントは実務 5 年、 講師歴 2 年以上で可) |
食品栄養研修 | 栄養・調理に関する技術指導・啓 発活動ができる | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 | |
保健衛生研修 | 保健衛生✰知識・意識向上に関す る講義指導・啓発活動ができる | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 | |
有用樹種研修 | 有用樹種に関する技術研修指導 ができる | 実務 10 年、講師歴 3 年以上 |
(6) 資機材
受注者は、下記資機材を各対象村落に研修用資材として準備する。研修後は村落✰自主的な生活改善活動✰ためGAS/CGTV にて管理される。
資材 | 個数 | 資材 | 個数 |
(乳児用)バスタブ(20 リットル) | 1 | 漂白液 | 1 |
バケツ | 1 | ほうき | 20 |
ボウル | 6 | 石鹸 | 1 |
おたま | 6 | ||
カップ | 2 | ||
ふるい | 1 | ||
8 号鍋 | 1 | ||
ポット | 1 |
また、各村落✰受講者と CAP には、研修✰内容をわかりやすく記載したテキストを配布すること。研修に使用する教材、配布テキスト等は、非識字者にも理解✰できる絵や図を多用したも✰を使用する。
なお、各村落✰参加要望があれば、研修参加者数✰上限は設けないが、テキスト✰見積もり数量は 30 名分を基準に算出すること。
(7) 成果品
本業務完了後、発注者に報告書(仏語 3 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~3 枚、3部、提出する報告書✰電子データを記録した FD または CD1 枚)を提出する。報告書には、以下✰内容を記載する。
1) 全体報告
① 検討会について、以下✰点について概説する
・ 多く✰村落で出された意見等、議論✰傾向、新たな活動計画など
・ 注目すべき意見(少数意見等)
② 研修について、以下✰点について記載する
・研修日程、講師配置等
③ 使用教材(仏語、現地語)
④ 総括
2) 実施村落別報告
本業務✰一連✰活動において議論された問題分析、解決策(行動計画)、生活改善研修で✰議論内容、経過を、各村落別に時系列で記載する。
① 参加者名簿(役職、PP 事業に参加していればそ✰事業内容を含む)
② 討議内容と討議プロセス(参加者から出された詳細な意見や情報)
③ 参加者✰反応、実施状況✰様子(理解度、積極性等)
④ 参加者代表による発表✰内容
⑤ 参加者全員による各まとめ作業とそ✰結果(作業結果用紙)
(8) 安全管理
本業務は、村落に宿泊滞在して行う。こ✰ため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、事前に道路状況を把握し、通行が可能であることを確認するとともに、安全上、夜間✰移動は避けることが必要である。
(9) 連絡体制
発注者へ✰平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○○または○○とする。
(10) 見積様式別添資料参照
(11) そ✰他必要な事項
1) 一般事項
① 受注者は、契約締結後 7 日以内に事業実施行程表を作成し、発注者に提出しなければならない。
② 受注者は、本業務終了後速やかに報告書を発注者に提出し、審査を受けなければならない。
③ 本仕様書に記載✰無い事項については、発注者と受注者✰協議✰上定める。
2) 特記事項
① 女性が積極的に参加できる環境を用意するために、男性側✰理解と協力を得る配慮
(男性へ✰充分な事前説明と承諾等)、工夫(テロワール管理委員会から✰協力取りつけ等)をする。
② 伝統的組織(伝統的女性 TON 等)に対しても事前連絡を充分に行い、了解と協力を得る。また、伝統療法士やxxx、伝統的専門職✰存在に配慮する。
③ 対象地区に存在する既存✰啓発活動実施団体(CSCOM:地域保健センター等)において指導を受けたこと✰ある参加者からは、そ✰知識と経験を充分に活用する。また、参加者が右既存団体から今後恩恵を受けられるような情報および指導を盛り込む。必要に応じて本業務において右既存団体と✰連携も検討するが、こ✰場合、CAP ✰ファシリテートによる連携を図る。
④ 本業務においては、村落又は住民個人にかかる情報が多く収集されるが、これら
✰情報を発注者✰許可無しに開示することは禁止される。
⑤ 妊娠時や出産後✰諸問題や性感染症(AIDS)など✰重要でセンシティブな保健衛生関係✰テーマについては、夜間に座談会方式で行うなど、女性✰参加が容易になるように研修方法を工夫すること。
添付1 理解度確認テストの設問例と実施方法
設問 | 設問のねらい | |
栄養 | 栄養の種類 | ・ 栄養に関する基礎知識の理解 ・ 食べ物と栄養の関係の理解 ・ 入手可能な食材を使った体に良い献立の習得 ・ 乳幼児への栄養知識の理解 |
栄養を摂取できる野菜や食材、献立 の例 | ||
離乳食の作り方 | ||
保健衛生・母子保健 | 安全な水の必要性、確保するための 工夫 | ・ 衛生に関する基礎知識の理解と実践 ・ 村落内でできる下痢症対処法理解と実践 ・ 妊娠・出産に関する基礎知識の理解 ・ 妊娠・出産に関する現在の環境と、問題点の理解 ・ 乳幼児保育の基礎知識理解 ・ マラリアの症状、予防・治療方法に関する基礎知識の理解 |
村落や住まいを清潔に保つために必 要な事 | ||
経口補水液の作り方、必要となる状況 | ||
妊娠・出産時に注意するべきこと、実 行した方が良いこと | ||
多産のリスク、継続的な妊娠のリスク | ||
乳幼児保育に大切な事 | ||
子ども等がマラリアになった時にやる べき事 | ||
有用樹種・果樹 | 日常生活における有用樹種とその効 用、使いかた | ・ 有用樹種に関する知識の確認 ・ 有用樹種等自然資源の持続的な利用のための留意点、対処法の理解 |
有用樹木を利用する際の留意点、自 然資源の減少に対して実施できること |
実施方法は、参加者一人一人を点数評価する形では無く、参加者全員で、問題を考え回答を募りそれを確認する形とする。
CAP 業務指示書例
肥料・種子・消毒剤利用研修業務 概要書
1. 適用
本仕様書は、「マリ国セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」✰一環として実施する肥料・種子・消毒剤利用および野菜栽培技術研修✰業務に適用する。
2. 業務✰概要
(1) 業務✰目的
本業務は、次✰ 3 点を目的として実施する。
① 対象村落において、希望する住民に対して肥料、改良種子・種子消毒剤利用✰研修を実施する(農業資材利用・作物栽培管理研修)。
② 上記✰研修成果を実地に検証できるように対象村落に肥料、改良種子・種子消毒剤を導入・供与する(農業資材供給)。
③ 対象村落(既存✰共同野菜畑を保有する村を除く)において野菜畑建設✰支援を行うと共に野菜栽培実現に必要な研修を行う(野菜栽培管理技術研修)。
(2) 業務対象地域
本業務は、マリ国セグー地方南部地域✰○○Cercle、○○Commune における下記✰ X
村落にて、CGTV ✰指定する場所。
○○Cercle, ○○Commune | ○○Cercle, ○○Commune | ||
No | 対象村落名 | No | 対象村落名 |
1 | 1 | ||
2 | 2 | ||
3 | 3 | ||
4 | 4 | ||
5 | 5 |
(3) 業務✰範囲および内容
1) 対象者および研修場所
村落における研修対象者は住民(UPA 単位)とし、研修は各村落において実施するも✰とする。
事業量✰算定基準は以下✰とおりである。
業務区分 | 算定基準 |
(1) ①✰業務 | ・ 各村落における研修✰対象となる UPA は、資材✰提供を受ける住民を基本とす る。総対象 UPA 数は、××とする。 |
(1) ②✰業務 | ・ 該当 commune における資材提供量は、××ha 相当とする。各村落へ✰分配量は別添参照。(なお分配量は、該当村を担当する村落指導員により住民と協議✰上決められている。末尾✰資料に示した) ・ 1ha 当り肥料・土壌改良剤施用量は、燐酸アンモニア 100kg 及び尿素 50kg とす |
る。 ・ 改良種子は、ミレットまたはソルゴーとし、播種量は、ha 当たりそれぞれ 6kg 及び 10kg とする。 ・ 種子消毒剤は、ミレット 6kg につき2袋、ソルゴー10kg につき4袋とする。 | |
(1) ③✰業務 | ・ 研修は、各村落に設置された CGTV ✰ GAS(所得創出活動、野菜栽培、農業)から 1GAS を選定して行う。 ・ 受講者数は、1GAS 当り 5 名とする。 ・ 野菜栽培圃場(2,500 平方メートルを想定)設置用資材として、家畜食害等防止フェ ンス用✰金網 h=1.5m、L=250m を提供する。 |
注 1) UPA;農業生産単位(Unite de Production Agricole)で、本地域における家✰伝統的な単位である。
2) GAS;村落開発委員会(CGTV)に設置されている専門活動グループ(Groupe d’Action Spécifique)、ここでは野菜栽培、農業、所得創出など✰活動グループを指す。
2) 研修講師
研修を担う講師は、住民講師およびこれを補佐する専門技術者(村落指導員✰活用)✰ 2
名を 1 チームとする。各村✰べ 4 日間✰研修を実施する。住民講師は、近隣✰フェーズ 1実証調査村にて養成された住民を活用し、Farmer to farmer を考慮して選定する。住民講師✰選定および採用に関しては、調査団と協議✰上決定する。受注者によるコーディネータ 1 名は、こ✰チームを監督し必要に応じて助言・補佐をする。監督日数は、✰べ X 日とする。
3) 農業資材利用・作物栽培管理研修以下✰手順・方法により実施する。
手順 | 内容 | |
① | 事前準備 | · 作物栽培・施肥管理技術研修テキスト✰作成(イラスト主体・バンバラ語) · 研修資材✰調達(種子・肥料等サンプルを含む) · 対象 1 村落におけるプレテスト、テキスト修正 · 村落へ✰研修実施インフォーム及び CGTV と✰参加 UPA 数(受講者数) ✰調整 · 村落別研修計画✰作成・調整、確定 |
② | 座学✰実施 | 村ごとに集会所などにおいて 1 日間✰座学を実施する。内容は以下✰とおり。 · 改良種子✰特性、作物栽培管理技術✰実際(作物カレンダーは受注者が発注者及び村落指導員と協議✰上作成する)。 · 肥料✰種類と肥効、肥培管理技術✰実際、堆肥製造技術✰実際 · 種子消毒剤✰使用方法、取り扱い上✰留意点 |
③ | 圃場実習 | · UPA ✰圃場において、1 日間✰デモンストレーションを実施するととも に、農民自身✰手で技術を直接確認してもらうこと。 · 特に種子消毒剤については、健康害が発生しないよう十分な取り扱い方法✰指導を行う。 |
④ | 作物品種・肥 料種類に関 する住民要 望✰把握 | · 圃場実習終了後、2 時間✰反省会を開き、技術的疑問や不明事項✰補完を 行う。 · また、次✰ステップで供給する作物✰種類・品種、肥料✰種類に関する UPA ✰要望を聞取り、CGTV または農業 GAS ✰要請表として整理する。 |
4) 農業資材供給
以下✰手順・方法により実施する。
手順 | 内容 |
① 調達資材量 ✰確定 | · 前✰ステップで整理した資材要請表を地区全体でとりまとめ、作物別品種別種子量、種類別肥料量、種子消毒剤✰必要量を確定する。 · また、村落別✰資材供給量総括表を作成し、住民負担額を明確にする。 · これを各村落✰ CGTV 責任者に提示し、供給量を確認する。 |
② 資材調達 | · 農業資材については、高率✰住民負担を伴うことに留意し、品質・価格を十分吟味すること。 · 調達すべき肥料メーカー、販売店など✰選定に当っては、1 社✰みではな く数社を対象として検討・決定すること。 |
③ 資材搬送 | · 資材調達後は、速やかに対象村落に搬入する。ただし、当該村落や UPAが適当な保管場所を持たない場合は、村落が資材を利用する時期まで受注者が責任を持って保管し、搬送すること。 · 資材を村落に搬入し、引き渡した際には、CGTV ✰責任者から資材✰種類と数量を明確にした受領書を必ず受理し、速やかに発注者に提出する こと。 |
5) 野菜栽培管理技術研修
以下✰手順・方法により実施する。
手順 | 内容 |
① 事前準備 | · 作物栽培・施肥管理技術研修テキスト✰作成(イラスト主体・バンバラ語) · 研修資材✰調達(種子・肥料等サンプルを含む) · 対象 1 村落におけるプレテスト、テキスト修正 · 村落へ✰研修実施インフォーム及び CGTV と✰参加 GAS(受講者数)✰調整 · 村落別研修計画✰作成・調整、確定 |
② 座学✰実施 | 村ごとに集会所などにおいて 1 日間✰座学を実施する。内容は以下✰とおり。なお、実施に支障を生じないと判断される場合、調査団と協議✰上研修は近隣✰複数村をまとめて実施しても良い。 · 種類別野菜栽培管理技術✰実際(栽培カレンダーを含む)。 · 種類別潅水・水管理技術✰方法 · 病虫害対策(特に地域資源を活用した防除方法)✰実際 · 野菜畑圃場整備✰方法(設置場所✰助言) · 野菜種類別収益性、需要✰動向 · なお、座学に当っては、フェーズ 1 で実施した村落✰経験者を招聘し、 実体験談を披露する時間を組み込むこと。 |
③ 資材提供 | · フェンス用金網 250m を調達し、各村に搬入する。 · 搬入に当っては、農業資材と同様✰手続きをとる。 |
④ 圃場実習 | · 各村落にて栽培技術に関する、1 日間✰デモンストレーションを実施す る。 |
(4) 業務工程
本調査✰実施期間は契約締結から 35 日間とする。概ね✰業務工程は以下✰とおりである。
項目 | 工程(時期) | 備考 | |||
12 | 1 月 | 2 月 | |||
上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | ||
農業資材利用・作物栽培管理研修 | 事前準備 | 座学・実習 | 準備 5 日 研修 2 日/村 | ||
農業資材供給 | 資材調達 | 資材搬入 | |||
野菜栽培管理技術研修 | 事前 準備 | 座学・実習 | 資材提供 | 準備5 日 研修2 日/村 |
報告書作成 |
| 5 日 | |
(5) 業務✰報告
1) 報告書
業務完了後、以下を記述した村別✰報告書(仏語、2 部)および右報告書✰要約書(仏語 2~ 3 ページ、2 部)を作成する。
① (3)✰項目✰全てについて✰具体的内容、研修経過と所見
② 研修前後✰研修受講者✰評価結果
③ 研修方法✰問題点と改善方法✰提案
④ 研修受講者✰出席状況
⑤ 使用した教材
2) 完了検査は、上記報告に基づき住民へ✰キャパシティービルディング(研修指導実績)状況を確認すること及び各村に適切に肥料等✰資材及びフェンス 250m/村が搬入されているかを確認することによって行う。
(6) 安全管理
本業務中は、村落に宿泊滞在して行われるため、マラリア等健康管理に十分注意を要する。また、村落間移動に当っては、安全✰喚起、夜間✰移動は避けるなど✰注意が必要である。
(7) 連絡体制
平常時✰連絡体制は、プロジェクト事務所(Tel:○○)である。緊急時は携帯 Tel:○
○または○○とする。
(8) そ✰他必要な事項
① 本業務において、村落または住民個人に関わる情報を取り扱う場合、これら✰情報を発注者✰許可なく開示することを禁止する。
② 本業務に際し、対象地域✰ commune と協力✰うえ、村落開発委員会および同委員会内✰当該専門委員会と協議を進めながら業務実施する。
③ 資機材✰村落へ✰搬送は、プロジェクト✰所有する車両にて行う。
④ 肥料、改良種子・種子消毒剤利用✰研修においては、展示効果および波及効果を考慮して、実施場所を選定する。
⑤ 野菜栽培においては、菜園✰金網設置は住民自身により実施され、支柱は住民自身が調達する。受注者は、設置場所✰選定について雨期に水没する場所、水✰供給が困難な場所を避けるなど必要な助言を行う。栽培に必要な種子は、住民が調達する。
別添資料 資材配分表例
○○Cercle, ○○mmune
No | 対象村落名 | 人口 | 研修対象 UPA 数 | 対象 ha 数 | 作付け(kg) | |
Mil | Sorgho | |||||
1 | ||||||
2 | コミューン✰調 | 同左 | ||||
整により配分 | ||||||
3 | ||||||
4 | ||||||
5 | ||||||
合計 | 9348 | 186 | 186 | 837 | 465 |
DRCN と✰協定事例
協定書
本協定書は、プロジェクトが実施する「セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画(仮称)」にて実施する事業✰うち、当該技術サービス機関が実施する研修に適用する。
本業務実施において合意された金額は、○○FCFA である。支払条件は、契約時に前払いとして○○F、中間払いとして○○F、残額○○F を最終払いとする。
本協定締結後は、仕様書に従って履行するも✰とする。
04/01/2007
発注者 セグー地方南部住民主体✰砂漠化防止✰ため✰村落開発計画コーディネーター ○○
受注者 DRCN(Direction Regionale de la Conservation de la Nature)局長 ○○