IBM Data Science Experience Enterprise
サービス記述書
IBM Data Science Experience Enterprise
本「サービス記述書」は IBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、会社、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される「見積書」および「証書 (PoE)」は、別個の「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Data Science Experience Enterprise は統合開発環境で、データ・サイエンティストがそれぞれの生産性を向上させることのできるツールや機能をまとめたスイートを提供します。
このオファリングにより、お客様は、管理対象 Spark などの IBM 付加価値を含む、構成済みの協業環境で RStudio および Jupyter ノートブックを使用してデータを分析できます。
RStudio はこのオファリングに組み込まれており、R と連携するための開発環境を提供します。
このオファリングは Jupyter ノートブックを提供します。これは、対話式コンピューティング用の Webベース環境です。お客様は、データを処理するコードの小さい断片を実行してから、ノートブック内でその計算結果を表示することができます。
このオファリングには、「プロジェクト」も含まれています。これにより、お客様はノートブック、 データ・セット、記事、および分析作業ストリームに関するコラボレーターのチームを順応させることができます。
このオファリングには 10 の「許可ユーザー使用許諾」が含まれます。
IBM Bluemix は、Data Science Experience Enterprise サービスを利用するための技術的な前提条件になります。新規ユーザーは、オンライン登録フォーム (xxxxx://xxxxxxx.xx.xxxxxxx.xxx/xxxxxxxxxxxx/) によりアクセス登録ができます。
1.1 オプション・サービス
1.1.1 IBM Data Science Experience Enterprise Additional
このオファリングにより、お客様は、追加の「許可ユーザー」使用許諾を取得して、IBM Data Science Experience Enterprise に含まれているものを拡張できます。
2. セキュリティーの内容
本「クラウド・サービス」は、IBM の「IBM SaaS」に関する「Data Security and Privacy Principles」 (xxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxx/xxxx-xxxxxxxx で入手可能) および本セクションの追加条件に従うものとします。 IBM の「Data Security and Privacy Principles」が変更される場合であっても、それにより「クラウド・
サービス」のセキュリティーのレベルが低下することはありません。
本「クラウド・サービス」は、個人情報またはセンシティブ個人情報などの規制対象コンテンツに関する特定のセキュリティー要件に則して設計されているものではありません。お客様は、お客様が「クラウド・サービス」に関連して使用するコンテンツのタイプについて、本「クラウド・サービス」がお客様のニーズを満たすものかどうか判断する責任を負います。
3. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、オンライン・フォーラム、および xxxxx://xxxxxxx.xxxxxxxx.xxx のお客様ポータルで利用可能なオンライン問題報告システムを介して提供されます。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオ ファリングとして提供されるものではありません。
重要度 | 重要度の定義 | サポート時間内の目標応答時間 |
1 | 重大な事業影響/サービス・ダウン 事業上の重要な機能が作動不能である、または重要なインターフェースが機能しない状態。これは通常実稼働環境に適用され、サービスにアクセスできないことによって業務に重大な影響が生じることを示します。この状況は、即時に解決する必要があります。 | 1 時間以内 |
2 | 著しい事業影響 利用中にサービスのフィーチャーまたは機能が著しく制限されているか、お客様が事業の最終期限に間に合わない危険にさらされている状態。 | 2 営業時間以内 |
3 | 軽度の事業影響 サービスまたは機能を使用することができ、業務に重大な影響が表れていないことを示す。 | 4 営業時間以内 |
4 | 最小の事業影響 問い合わせまたは非技術的な依頼。 | 1 営業日以内 |
4. エンタイトルメントおよび課金情報
4.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
a. 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」とは、「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または
「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび使用が可能となる「クラウド・サービス」の各
「インスタンス」のために十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
b. 「許可ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様は、直接または間接のいかなる方法においても (例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーショ
ン・サーバーを通じて)「クラウド・サービス」へのアクセスを与えられた特定の「許可ユーザー」ごとに、個別に専用のエンタイトルメントをいずれかの手段により取得しなければならないものと します。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」への
アクセスを与えられた「許可ユーザー」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
4.2 1 か月に満たない期間の料金
「取引文書」に記載された 1 か月に満たない期間の料金は、按分にて算定される場合があります。
5. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
6. 追加条件
6.1 共通事項
お客様は、IBM が報道またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
6.2 Cookie
お客様は、IBM が「クラウド・サービス」の通常の運用およびサポートの一部として、トラッキングおよびその他の技術により、「クラウド・サービス」の利用に関連してお客様 (お客様の従業員および従契約者) から個人情報を収集することがあることを認識し、これに同意するものとします。IBM によるこのような情報収集は、ユーザー・エクスペリエンスの向上またはお客様との対話の調整を目的とし、「クラウド・サービス」の有効性について使用統計および情報を収集するために行うものです。お客様は、 IBM およびその他の IBM グループ会社が、営業活動を行ういずれの地域においても、適用法に従い、 IBM、その他の IBM グループ会社およびそれぞれの従契約者が収集した個人情報を上記の目的のために処理することができるよう、お客様が同意を取得すること、または取得済みであることを確認するものとします。IBM は、収集した個人情報へのアクセス、更新、修正または削除について、お客様の従業員および従契約者からの要求に従うものとします。
6.3 ベータ機能
「クラウド・サービス」の一部の機能、フィーチャーまたはコンポーネントは早期リリースまたはテク
ノロジーのプレビュー版で、「クラウド・サービス」内で「ベータ」として特定されることがあります。
(以下「ベータ機能」といいます。) これらの「ベータ機能」は、本項の制限および条件を前提として、
「クラウド・サービス」のお客様の許可された使用の一部として利用することができます。「ベータ機能」の使用はお客様自身の責任であり、いかなる種類のサポートの義務も伴わず提供されます。「ベー
タ機能」は、「現状有姿」で提供され、明示もしくは黙示のいかなる保証責任も負わないものとします。これには権原保証責任、権利の不侵害または不干渉に関する保証責任および商品性、特定目的適合性に
関する黙示的保証または条件を含みますが、これに限定されません。「ベータ機能」は、IBM によって、製品もしくはオファリングとして、または製品もしくはオファリングに組み込まれて一般出荷可能に
なっていない場合があります。IBM は、いつでも事前の通知なく、「ベータ機能」へのアクセスを中止または終了することができます。お客様は、「ベータ機能」を使用できなくなった場合に起こりうる データの損失を回避するため、予防措置を講じなければなりません。IBM に対しお客様が提供した
「ベータ機能」に関するフィードバックまたは提案は、IBM の製品およびサービスの開発、配布、展開および販売において、自由に使用、複製、変更でき、また組み込むことができます。
6.4 提供者の条件
お客様は、以下の提供者の条件に従って、「クラウド・サービス」に「コンテンツ」を公開できます。
● カタログ項目 – お客様が「クラウド・サービス」への公開を望む「コンテンツ」に関連してお客様が指定した、「コンテンツ」の特性、ユース・ケース、発信元、ご利用条件、およびその他の
フィーチャーを特定する、「コンテンツ」に関する情報をいいます。
● コンテンツ – 本契約に基づいて「クラウド・サービス」で公開される、データ、ソフトウェア、 コード、テキスト、イメージ、テンプレート、フレームワーク、関連資料、メディア、文書をいいます。制限はありません。
● エンド・ユーザー – 「クラウド・サービス」からの「コンテンツ」へアクセスまたはそれを活用するユーザーをいいます。
● 提供者またはお客様 – 本契約に従って「クラウド・サービス」へ「コンテンツ」を送信して公開する個人またはエンティティーをいいます。
6.4.1 提供者の連絡先情報
IBM は、お客様が Bluemix のユーザーとして登録している場合、お客様が送信する連絡先情報を検証することができます。また、IBM は、お客様が公開する「コンテンツ」についてお客様とコミュニケー ションを取るために、および「クラウド・サービス」関する情報をお客様に提供するために、お客様が
提供する連絡先情報を使用できます。IBM は、お客様が本契約の条件に違反していると IBM が判断する
場合、お客様の「クラウド・サービス」へのアクセスおよび「クラウド・サービス」へ公開するための機能を停止する権利を留保します。
6.4.2 コンテンツの公開
お客様は、お客様が「クラウド・サービス」に公開する「コンテンツ」が分析の実施または促進に関連する目的に提供されることに同意します。
お客様は、お客様が「クラウド・サービス」に公開される「コンテンツ」に関連する以下の条件を遵守することに同意します。
a. お客様または第三者にとって機密の情報を含む「コンテンツ」を公開しない。
b. 公開することについて事前に同意を得ることなく第三者に専有の情報が含まれる「コンテンツ」を公開しない。
c. 不法な、中傷的な、卑猥な、不正な、またはその他好ましくない「コンテンツ」やアクティビ
ティーを含むインターネット・サイトに、「コンテンツ」を公開したり、お客様の「コンテンツ」からの当該インターネット・サイトへのリンクを含んだりしない。
d. 「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律」(HIPAA) または「経済的および臨床的健全性のための医療情報技術に関する法律」(HITECH) で定義される、個人情報または「保護医療情報」を含む「コンテンツ」を公開しない。
e. 13 歳未満の幼児を対象とした「コンテンツ」を公開しない。
f. ウィルス、ワーム、欠陥、トロイの木馬、破損ファイル、その他の有害なアイテムや虚偽のアイテムを公開しない。
g. 特許権、商標権、著作権、営業秘密、またはいずれかの当事者のその他の権利で保護される「コンテンツ」(写真、イメージまたはグラフィックを含みますがこれらに限定されません。) を公開しない。第三者の権利者によって要求される場合は、「コンテンツ」の当該部分に対する著作権または商標権表示を行う。
h. これらの条件または適用される法律や規制に違反する「コンテンツ」を公開しない。
i. 別の人の名前を使用したり、あるいはお客様や「コンテンツ」のソースを不実表示したりしない。
j. 間違って表示される「コンテンツ」を公開したり、かかる「コンテンツ」が IBM の後援または承認を受けていることを示唆したりしない。
「クラウド・サービス」への公開をお客様が望む「コンテンツ」の各アイテムについて、お客様は「カタログ項目」を完了する必要があります。
IBM は、お客様の「カタログ項目」およびお客様の「コンテンツ」を確認することができ、「クラウド・サービス」上での公開を継続するためにお客様による修正を要求する権利を留保します。
お客様は、「クラウド・サービス」に「コンテンツ」を公開することにより、お客様の「カタログ項目」へのパブリック・アクセスおよびお客様の「コンテンツ」へのアクセスを、当該「コンテンツ」に関す
る「クラウド・サービス」の条件の下で、お客様が「エンド・ユーザー」に付与することになることに同意し、それを了承します。
お客様は IBM に、お客様の「コンテンツ」のマーケティングおよび宣伝に関連して、お客様の「コンテ
ンツ」に含まれるか、「クラウド・サービス」を通じて IBM に提供されるロゴ (以下「提供者のマーク」といいます。) としてお客様の商標を表示することのできる、非独占的且つ使用料を要しないライセンス を付与します。お客様は、お客様が「提供者のマーク」の所有者または許諾ライセンサーであることを
表明します。お客様および IBM の間では、「提供者のマーク」に関連するすべてののれんはお客様の利益のために効力を生じます。IBM は、「提供者のマーク」の全体的な外観を変えることなく、必要に応じて「提供者のマーク」の形式またはサイズを変更することができます。
お客様は、特許、著作権、商標のあらゆる権利、および「クラウド・サービス」に関するその他のすべての知的所有権は引き続き IBM およびそのサプライヤーに帰属することに同意します。
6.4.3 エンド・ユーザーへのライセンス
お客様および IBM の間では、お客様は、お客様の「コンテンツ」を「エンド・ユーザー」が利用できるようにすること、およびお客様の「コンテンツ」についてライセンスを付与するか、その他の方法で権利を付与することについて全責任を負います。かかるライセンスは直接お客様と「エンド・ユーザー」の間のものであり、IBM に対していかなる義務または責任も発生させるものではありません。
お客様は、お客様と「エンド・ユーザー」の間のライセンスには、少なくとも、「エンド・ユーザー」 (プラットフォームのプロバイダーとしての、および「エンド・ユーザー」としての IBM を含みます。)に、「コンテンツ」または「コンテンツ」の一部を、商業目的や非商業目的で、編集、コピー、複製、公開、宣伝目的の表示や実行、フォーマット設定、変更、二次的著作物の作成、翻訳、翻案、再使用許諾および配布できる、非独占的且つ取り消し不能の全世界にわたる支払い済みの使用権を許諾する条件が含まれることに同意します。
お客様は、お客様の「コンテンツ」に関して「エンド・ユーザー」にサポートを提供することについて責任を負います。
6.4.4 保証
お客様は以下を表明して保証します、(a) お客様が「コンテンツ」のすべてを所有していること (および
「コンテンツ」に関する十分な権利、権原および権益を有していること)、またはお客様が所有していない「コンテンツ」の部分に関して本契約において付与されるライセンスおよびその他の権利を付与するために必要な、書面によるすべてのリリース、許可およびライセンスをその他の所有者から取得済みであること。(b)「コンテンツ」が第三者の著作権、特許権、その他の知的財産権、プライバシー、その他の権利を侵害していないこと、またお客様に対して、またはお客様がかかる権利を取得した相手である法人に対して、かかる侵害についての請求のおそれがあるか、主張されないこと、および未解決の請求がないこと。(c)「コンテンツ」にはウィルスや有害コードが含まれていないこと。(d)「コンテンツ」には、お客様や第三者の機密情報や営業秘密が含まれていないこと。および (e)「コンテンツ」が公開投稿に合法的配布に対して適格ではない、または適格ではなくなった場合、お客様は即座に IBM (xxxxx0xx@xxxxxxxx.xxxxxxxx.xx) に通知すること。
6.4.5 補償
お客様は、あらゆる請求や要求 (合理的な弁護士費用を含みます。) について、IBM およびその子会社、関連会社、役員、代理人、コーブランダー、その他のパートナー、従業員を補償し、保護します。ここでいう請求や要求には、(i) お客様が「クラウド・サービス」に送信または公開する「コンテンツ」に起因して第三者が起こしたもの、(ii) 本契約のお客様による違反、または (iii) その他の権利のお客様による違反が含まれます。
IBM およびお客様の間では、お客様の「コンテンツ」に対して全責任を持つのはお客様であって、IBMではありません。お客様は、お客様の「コンテンツ」やお客様の「コンテンツ」の使用に起因するあらゆる請求については、IBM ではなく、お客様が責任を負うことを了承します。これには、以下について申し立てのあった違反が含まれますが、これらに限定されません。(a) 当事者の法的権利または知的財産権、もしくは (b) いずれかの国の制定法、規制または法律。
6.4.6 責任の制限
IBM は「クラウド・サービス」に公開された「コンテンツ」に対して責任を負いません。提供者は、提供者が公開する「コンテンツ」に対して引き続き全責任を負います。
IBM は、「クラウド・サービス」への「コンテンツ」の公開について、いかなる直接損害、間接損害、特別損害、その他の結果的損害にも、たとえかかる損害の可能性が知らされていた場合であっても、責任を負いません。これには、逸失利益、節約すべかりし費用、ビジネスの中断、プログラムおよびデータの損失、付随的損害、特別損害、その他の経済的結果的損害が含まれますが、これらに限定されません。
IBM は明示的にも黙示的にも一切の保証を行いません。これには、「クラウド・サービス」上で公開された「コンテンツ」に関する、非侵害の保証、および商品性、特定目的適合性に関する黙示の保証が含まれますが、これらに限定されません。IBM には、「コンテンツ」の技術サポートを提供する義務はありません。
6.4.7 事業活動の自由
お客様は、IBM にはいかなる形あれ、「コンテンツ」(または「コンテンツ」の一部) を使用、投稿、投
稿状態を維持する義務がないことを了解し、それに同意します。IBM は自らの判断で、理由に関係なく、通知することなく、「クラウド・サービス」を中止したり、アクセスを制限、中止したり、「クラウ
ド・サービス」から「コンテンツ」を削除できます。お客様は、IBM が「コンテンツ」の投稿または使用に関してお客様を補償しないことを理解します。
6.4.8 通知の回答
IBM は、「クラウド・サービス」を監視する権利を留保しますが、その義務はありません。IBM は、自らの裁量で、「コンテンツ」を拒否したり、以前に公開された「コンテンツ」を削除する権利も保持しています。
IBM は、「Digital Millennium Copyright Act Notices (デジタル・ミレニアム著作xxに関する注意)」に準拠する、申し立てのあった著作権侵害の通知に回答します。詳細については、「Digital Millennium Copyright Act Notices (デジタル・ミレニアム著作xxに関する注意)」を参照してください。