ニュース FPT キャピタル トラストベトナム バランス ファンド
ファンド形態 | ケイマン籍オープンエンド契約型外国投資信託 |
信託期間 | ファンドの受益者集会がシリーズ・トラスト決議により決定することがある日または信託証書に定めるその他のいずれかの終了事由の発生の いずれか早い日に終了します。 |
運用方針 | ファンド資産の成長を目指して運用を行いま す。 |
主要投資対象 | ベトナム国債・政府関係機関の債券、ベトナム の証券取引所上場会社等の持分証券および社債を主要投資対象とします。 |
運用方法 | ファンドの投資目的は、ベトナム国債・政府関係機関の債券、ベトナムの証券取引所上場会社等の持分証券および社債などに投資すること で、資本の値上がりを達成します。 |
分配方針 | 管理会社は、その絶対的裁量により、分配の支払いならびにその時期および額を決定することができ、その場合、まず純利益から、純利益がなくなったときはシリーズ・トラストの信託財 産の元本から支払われます。 |
ニュース FPT キャピタル トラストベトナム バランス ファンド
愛称 xxxx
運 用 報 告 書(全 体 版)
第 12 期
~
2020年1月1日
2020年12月31日
受益者のみなさまへ
毎々、格別のご愛顧にあずかり厚くお礼申し上げます。さて、「ニュース FPT キャピタル トラスト ベト ナム バランス ファンド」(以下「ファンド」といいま
す。)は、このたび、第12期の決算を行いました。
ファンドの投資目的は、ベトナム国債・政府関係機関の債券、ベトナムの証券取引所上場会社等の持分証券および社債などに投資することで、資本の値上がりを達成します。当期につきましてそれに沿った運用を行いました。ここに、運用状況をご報告申し上げます。
今後とも一層のお引立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
代 行 協 会 員
ニ ュ ー ス 証 券 株 式 会 社
管理会社
F P T ファンド・マネジメント・ジョイント・ストック・カンパニー
当期の1口当りの純資産価格等の推移について
当期中の1口当りの純資産価格と市況推移
年月日 | 1口当りの純資産価格 | 債券組入比率 | 株式組入比率 |
2019年12月末日 | 84.52米ドル | 32.01% | 65.33% |
2020年1月末日 | 80.04米ドル | 34.85% | 64.15% |
2020年2月末日 | 77.99米ドル | 35.10% | 64.90% |
2020年3月末日 | 71.05米ドル | 41.98% | 58.02% |
2020年4月末日 | 69.43米ドル | 40.32% | 59.34% |
2020年5月末日 | 73.91米ドル | 38.69% | 60.28% |
2020年6月末日 | 72.05米ドル | 40.16% | 57.64% |
2020年7月末日 | 71.32米ドル | 41.25% | 57.69% |
2020年8月末日 | 75.35米ドル | 39.16% | 59.52% |
2020年9月末日 | 77.58米ドル | 38.00% | 59.56% |
2020年10月末日 | 79.63米ドル | 35.11% | 64.04% |
2020年11月末日 | 85.44米ドル | 33.82% | 61.65% |
2020年12月末日 | 88.68米ドル | 32.91% | 67.11% |
当期末における純資産額計算書
(2020年12月31日現在)
(米ドル) | (千円) | |
I.資産合計 | 2,511,845.72 | 274,344 |
II.負債合計 | 51,811.04 | 5,659 |
III.純資産合計(I-II) | 2,460,033.85 | 268,685 |
IV.発行済口数 | 27,740口 | |
V.1口当りの純資産価格(III/IV) | 88.68米ドル | 9,686円 |
(注)本書において便宜上、一定の米ドル金額は2021年5月18日の株式会社三菱UFJ銀行が公表した対顧客電信直物売買相場の仲値である1米ドル=109.22円により円に換算されています。
2.運用状況の推移
設定以来の運用実績
決算期 | 期中騰落率 | 債券組入比率 | 株式組入比率 |
第1期 (2009年12月末日) | 10.52% | 22.67% | 67.13% |
第2期 (2010年12月末日) | -17.79% | 28.20% | 66.11% |
第3期 (2011年12月末日) | -34.27% | 43.26% | 55.81% |
第4期 (2012年12月末日) | 16.11% | 31.35% | 56.71% |
第5期 (2013年12月末日) | 17.57% | 27.45% | 72.05% |
第6期 (2014年12月末日) | 2.92% | 27.99% | 68.24% |
第7期 (2015年12月末日) | -9.12% | 31.40% | 66.62% |
第8期 (2016年12月末日) | -2.23% | 32.31% | 67.69% |
第9期 (2017年12月末日) | 21.29% | 20.11% | 75.86% |
第10期 (2018年12月末日) | -11.84% | 27.42% | 65.76% |
第11期 (2019年12月末日) | 6.03% | 32.01% | 65.33% |
第12期 (2020年12月末日) | 4.92% | 32.91% | 67.11% |
(注)ファンドは、ベンチマークおよび参考指数を設けていません。
純資産の推移
純資産価額合計 1口当り純資産価格
(米ドル) | (千円) | (米ドル) | (円) | |||||||
第1事業年度末 | ||||||||||
(2009年12月末日) | 4,675,889.76 | 510,701 | 110.52 | 12,071 | ||||||
第2事業年度末 | ||||||||||
(2010年12月末日) | 3,581,867.84 | 391,212 | 90.86 | 9,924 | ||||||
第3事業年度末 | ||||||||||
(2011年12月末日) | 2,116,474.28 | 231,161 | 59.72 | 6,523 | ||||||
第4事業年度末 | ||||||||||
(2012年12月末日) | 3,181,090.42 | 347,439 | 69.34 | 7,573 | ||||||
第5事業年度末 | ||||||||||
(2013年12月末日) | 3,532,134.06 | 385,780 | 81.52 | 8,904 | ||||||
第6事業年度末 | ||||||||||
(2014年12月末日) | 3,418,371.60 | 373,355 | 83.90 | 9,164 | ||||||
第7事業年度末 | ||||||||||
(2015年12月末日) | 2,873,345.02 | 313,827 | 76.25 | 8,328 | ||||||
第8事業年度末 | ||||||||||
(2016年12月末日) | 2,736,228.41 | 298,851 | 74.55 | 8,142 | ||||||
第9事業年度末 | ||||||||||
(2017年12月末日) | 4,466,514.08 | 487,833 | 90.42 | 9,876 | ||||||
第10事業年度末 | ||||||||||
(2018年12月末日) | 3,128,313.32 | 341,674 | 79.71 | 8,706 | ||||||
第11事業年度末 | ||||||||||
(2019年12月末日) | 2,537,909.25 | 277,190 | 84.52 | 9,231 | ||||||
第12事業年度末 (2020年12月末日) | 2,460,033.85 | 268,685 | 88.68 | 9,686 | ||||||
2020年1月29日 | 2,432,506.92 | 265,678 | 88.61 | 9,678 | ||||||
2020年2月26日 | 2,426,061.23 | 264,974 | 95.66 | 10,488 | ||||||
2020年3月31日 | 2,368,174.57 | 258,652 | 94.70 | 10,343 | ||||||
2020年4月30日 | 2,399,991.41 | 262,127 | 97.93 | 10,696 | ||||||
2020年5月29日 | 2,146,085.37 | 234,395 | 73.91 | 8,072 | ||||||
2020年6月30日 | 2,092,124.25 | 228,502 | 72.05 | 7,869 | ||||||
2020年7月31日 | 2,071,060.01 | 226,201 | 71.32 | 7,790 | ||||||
2020年8月31日 | 2,186,489.10 | 238,808 | 75.35 | 8,230 | ||||||
2020年9月30日 | 2,247,965.80 | 245,523 | 77.58 | 8,473 | ||||||
2020年10月30日 | 2,303,415.98 | 251,579 | 79.63 | 8,697 | ||||||
2020年11月30日 | 2,405,355.30 | 262,713 | 85.44 | 9,332 | ||||||
2020年12月31日 | 2,460,033.85 | 268,685 | 88.68 | 9,686 |
分配の推移
該当事項なし。
販売及び買戻しの実績
事業年度 | 販売口数 | 買戻口数 | 発行済口数 |
第1事業年度末 (2009年12月末日) | 45,038 (45,038) | 2,732 (2,732) | 42,306 (42,306) |
第2事業年度末 (2010年12月末日) | 1,923 (1,923) | 4,809 (4,809) | 39,420 (39,420) |
第3事業年度末 (2011年12月末日) | 230 (230) | 4,211 (4,211) | 35,439 (35,439) |
第4事業年度末 (2012年12月末日) | 12,303 (12,303) | 1,866 (1,866) | 45,876 (45,876) |
第5事業年度末 (2013年12月末日) | 0 (0) | 2,549 (2,549) | 43,327 (43,327) |
第6事業年度末 (2014年12月末日) | 883 (883) | 3,470 (3,470) | 40,740 (40,740) |
第7事業年度末 (2015年12月末日) | 0 (0) | 3,060 (3,060) | 37,680 (37,680) |
第8事業年度末 (2016年12月末日) | 1,100 (1,100) | 2,079 (2,079) | 36,701 (36,701) |
第9事業年度末 (2017年12月末日) | 19,823 (19,823) | 7,125 (7,125) | 49,399 (49,399) |
第10事業年度末 (2018年12月末日) | 2,991 (2,991) | 13,147 (13,147) | 39,243 (39,243) |
第11事業年度末 (2019年12月末日) | 4,702 (4,702) | 13,919 (13,919) | 30,026 (30,026) |
第12事業年度末 (2020年12月末日) | 0 (0) | 2,286 (2,286) | 27,740 (27,740) |
注:括弧内の数は本邦内における販売・買戻しおよび発行済口数である。
分配金について
該当事項はありません。
今後の運用方針
該当事項はありません。
投資の対象とする有価証券の主な銘柄
当期末現在における有価証券の主な銘柄については、後記「ファンドの財務書類、投資有価証券明細xx」をご参照下さい。
費用の明細
項目 | 項目の概要 | ||
受託報酬 | 純資産価格 | 年率 | 受託報酬は、ファンド資産の受託業務の提供にかかる対価として、受託会社に対して支払われます。 |
50,000,000米ドル以 下の部分 | 純資産価格の0.12% | ||
50,000,000米ドル超 100,000,000米ドル 以下の部分 | 純資産価格の0.10% | ||
100,000,000米ドル を超える部分 | 純資産価格の0.08% | ||
管理報酬 | 純資産価格の年率1.275% | 管理報酬は、ファンド資産の運用・管理、ファンド証券の発行・買戻業務の提供にかかる対価として、管理会社に 対して支払われます。 | |
販売報酬(*) | 年率 0.60% | 販売報酬は、受益証券の販売・買戻業務の提供にかかる対価として、販売会 社に対して支払われます。 | |
代行協会員報酬(*) | 年率0.50% | 代行協会員報酬は、代行協会員業務の提供にかかる対価として、代行協会員 に対して支払われます。 | |
保管報酬 | 保管・管理資産総額の年率0.05% | 保管報酬は、ファンド資産のベトナム での保管業務の提供にかかる対価として、保管会社に対して支払われます。 | |
その他の費用 (当期) | 年率0.46% | 専門家報酬は、監査および法律業務の提供にかかる対価として、監査人およ び弁護士に対して支払われます。 |
(注1)各報酬については、目論見書で定められている料率を記しています。
(注2)「その他の費用(当期)」には運用状況等により変動するものや実費となる費用が含まれます。便宜上、その他の費用(当期)の金額をファンドの当期末の純資産価額合計で除して100を乗じた比率を表示しています。
(*)ファンドの規模の縮小を考慮して、2019年7月1日(当日を含む。)から当分の間、かかる報酬は徴収されません。
グラントソントン
グラントソントン ケイマン諸島 ケイマン諸島、グランド・ケイマン KY1-1102
xxxx・xxx、xxxx・xxxxx171
クリケット・スクエア、センチュリー・ヤード2階
私書箱 1044
電話番号: x0 000 000 0000
ファックス: x0 000 000 0000インターネット: xxxx@xx.xx.xxx xxx.xxxxxxxxxxxxx.xx
独立監査人の監査報告書
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンドの受託会社へ
意見
私どもは、ニュース FPT キャピタル トラストのシリーズ・トラストであるニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド(以下「ファンド」という。)の 2020 年 12 月 31 日現在の財政状態計算書ならびに同日に終了した事業年度に関する包括利益計算書、株主持分変動計算書およびキャッシュ・フロー計算書ならびに財務書類の注記の監査を実施した。
本財務書類はここに含まれる会計方針に基づいて作成されている。
私どもの意見では、添付の財務書類はすべての重要な点において国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)に準拠して 2020 年 12 月 31 日現在のファンドの財政状態および同日に終了した事業年度の経営成績ならびにキャッシュ・フローを適正に表示している。
監査意見を含む本報告書は、全体としてのトラストの受益者のためにのみ、また当局への規制上
の提出のためにのみ作成されている。意見を述べるにあたり、私どもが事前に同意書で明確に同意している場合を除き、我々は、その他の目的に対して責任を負わず、また、本報告書を閲覧するその他の者または本報告書を入手する可能性のあるその他の者に対して責任を負うものではない。
意見の根拠
私どもは国際監査基準(以下「ISA」という。)に準拠して監査を実施した。これらの基準に基づく私どもの責任については、本報告書における「財務書類の監査に関する監査人の責任」の項で詳述されている。私どもは、国際会計士倫理基準審議会の職業会計士の倫理規定(以下「IESBA規定」という。)に従いファンドから独立しており、IESBA 規定に従いその他の倫理的責任も果たした。私どもは、私どもが入手した監査証拠が私どもの意見の根拠を提供するために十分かつ適切であると考えている。
財務書類に対する経営陣およびガバナンス担当者の責任
経営陣は、IFRS に準拠した財務書類の作成および適正な表示ならびに重大な虚偽記載(不正または誤謬によるかどうかを問わない。)のない財務書類の作成を可能とするために必要と経営陣が判断する内部統制について責任を有している。
財務書類を作成する上で、経営陣は継続企業としてのファンドの存続能力の評価、継続企業に関連する事項の開示(該当する場合)および継続企業の前提による会計処理の実施に責任を有する。ただし、経営陣がファンドを清算または運用の中止を意図する場合、あるいはそうするより他に現実的な選択肢がない場合はこの限りでない。
xxxxx担当者は、ファンドの財務報告プロセスを監督する責任を負う。
財務書類の監査に対する監査人の責任
私どもの目的は、本財務書類が全体として重大な虚偽記載(不正または誤謬によるかどうかを問わない。)がないかどうかについて合理的な保証を得ること、および私どもの意見を含む監査報告書を発行することである。合理的な保証とは高い水準の保証であるが、ISA に従い実施された監査に重大な虚偽記載があるときに、それを常に発見することを保証するものではない。虚偽記載は不正または誤謬から発生する可能性があり、個別にまたは集合的に本財務書類に基づいてなされる利用者の経済的意思決定に影響を与えると合理的に予想できる場合に、重要性があると判
断される。
ISA に従った監査の一環として、私どもは監査を通じて専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持する。また、私どもは以下も実施している。
● 本財務書類の重大な虚偽記載(不正または誤謬によるかどうかを問わない。)のリスクを識別および評価し、これらのリスクに対応する監査手続きを策定および実施し、監査意見の基礎を提供する上で、十分かつ適切な監査証拠を入手する。不正による重大な虚偽記載を発見できないリスクは、誤謬による重大な虚偽記載を発見できないリスクよりも高くなる。これは、不正は、共謀、偽造、意図的な脱漏、不実表示、または内部統制の抑制を伴うことがあるためである。
● 状況に応じて適切な監査手続きを策定するために、監査に関係のある内部統制を理解する。ただし、これは、ファンドの内部統制の有効性について意見を表明するためではない。
● 使用される会計方針の適正性ならびに経営陣によって行われた会計上の見積もりおよび関連する開示の合理性を評価する。
● 経営陣による継続企業の会計基準の使用の適切性、および入手した監査証拠に基づき、ファンドの継続企業としての存続能力に重要な疑義を生じさせる可能性のある事象または状況に関して、重要な不確実性が存在するか否かについて結論を下す。私どもが重要な不確実性が存在するとの結論に至った場合には、財務書類において関係のある開示について、私どもの監査報告書の中で注意を促す必要があり、かかる開示が不十分な場合には、私どもの意見を修正する必要がある。私どもの結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいている。ただし、将来の事象または状況によりファンドは継続企業として存続しなくなる可能性がある。
● 財務書類(開示書類を含む。)の全体的な表示、構成および内容ならびに財務書類が基礎となる取引および事象を適正に表しているかを評価する。
私どもは、特に、計画した監査の範囲とその実施時期、および重要な監査所見(監査の過程で発見した内部統制の重要な不備を含む。)に関して、ガバナンス担当者と協議する。
(署名)
xxxx・xxxx、xxxx・xxx
2021 年6月 30 日
1 財務諸表
(1) 貸借対照表
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド(ニュース FPTキャピタル トラストのシリーズ・トラスト)
2020年12月31日現在の財政状態計算書
(米ドルで表示されている。)
2020年12月31日 2019年12月31日
注記 | 米ドル | 千円 | 米ドル | 千円 | ||||||||
資産 | ||||||||||||
現金および現金同等物 | 11 | 72,181 | 7,884 | 136,747 | 14,936 | |||||||
損益を通じたxx価値による | ||||||||||||
金融資産 | 12 | 2,439,448 | 266,437 | 2,485,103 | 271,423 | |||||||
株式引受勘定 | - | - | 8,447 | 923 | ||||||||
未収配当金 | 216 | 24 | 2,503 | 273 | ||||||||
前払費用 | - | - | 4,878 | 533 | ||||||||
資産の合計 | 2,511,845 | 274,344 | 2,637,678 | 288,087 | ||||||||
負債 | ||||||||||||
未払運用報酬 | 18 | 7,396 | 808 | 8,163 | 892 | |||||||
未払買戻金 | 13 | - | - | 48,146 | 5,259 | |||||||
未払費用 | 14 | 77,591 | 8,474 | 43,460 | 4,747 | |||||||
負債の合計 | 84,987 | 9,282 | 99,769 | 10,897 | ||||||||
資本 | ||||||||||||
受益者に帰属する純資産 | 2,426,858 | 265,061 | 2,537,909 | 277,190 | ||||||||
純資産 | 2,426,858 | 265,061 | 2,537,909 | 277,190 | ||||||||
27,740口(2019年:30,026口) に基づく1口当りの純資産価額 | 15 | 87.49 | 9,556円 | 84.52 | 9,231円 |
添付の注記は本財務書類の不可分の一部である。
(2) 損益計算書
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド
(ニュース FPT キャピタル トラストのシリーズ・トラスト) 2020年12月31日に終了した事業年度の包括利益計算書
(米ドルで表示されている。)
2020 年 2019 年
注記 | 米ドル | 千円 | 米ドル | 千円 | ||||||||
受取利息 | 57,583 | 6,289 | 111,218 | 12,147 | ||||||||
受取配当金 | 39,099 | 4,270 | 62,851 | 6,865 | ||||||||
損益を通じたxx価値による 金融資産に対する正味実現利益 | 131,806 | 14,396 | 122,962 | 13,430 | ||||||||
損益を通じたxx価値による 金融資産に対する未実現利益の純増減 | 33,067 | 3,612 | 111,401 | 12,167 | ||||||||
為替換算差(損)/益純額 | (825) | (90) | 3,394 | 371 | ||||||||
利益合計 | 260,730 | 28,477 | 411,826 | 44,980 | ||||||||
管理報酬 | 18 | (28,232) | (3,083) | (33,643) | (3,674) | |||||||
保管報酬 | (14,305) | (1,562) | (14,431) | (1,576) | ||||||||
弁護士報酬 | (28,082) | (3,067) | (30,865) | (3,371) | ||||||||
管理報酬 | 18 | (60,000) | (6,553) | (60,000) | (6,553) | |||||||
代行協会員報酬 | 18 | - | - | (6,883) | (752) | |||||||
販売報酬 | 18 | - | - | (8,257) | (902) | |||||||
監査報酬 | (12,390) | (1,353) | (13,130) | (1,434) | ||||||||
専門家報酬 | (10,037) | (1,096) | (9,808) | (1,071) | ||||||||
その他営業費用 | 17 | (33,274) | (3,634) | (30,534) | (3,335) | |||||||
営業費用合計 | (186,320) | (20,350) | (207,551) | (22,669) | ||||||||
営業利益 | 74,410 | 8,127 | 204,275 | 22,311 | ||||||||
源泉所得税費用 | 16 | (2,872) | (314) | (5,103) | (557) | |||||||
当期利益 | 71,538 | 7,813 | 199,172 | 21,754 |
添付の注記は本財務書類の不可分の一部である。
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド
(ニュース FPT キャピタル トラストのシリーズ・トラスト) 2020年12月31日に終了した事業年度の株主持分変動計算書
(米ドル表示されている。)
2020 年 | 2019 年 | |||||||
1月1日現在の残高 | 米ドル 2,537,909 | 千円 277,190 | 米ドル 3,128,313 | 千円 341,674 | ||||
当期包括利益合計 当期利益 | 71,538 | 7,813 | 199,172 | 21,754 | ||||
所有者との取引で、資本に直接認識されるもの 受益者による拠出および償還: 当期中における受益証券の発行 | - | - | 390,154 | 42,613 | ||||
当期中における受益証券の償還 | (182,589) | (19,942) | (1,179,730) | (128,850) | ||||
所有者との取引合計 | (182,589) | (19,942) | (789,576) | (86,237) | ||||
12 月 31 日現在の残高 | 2,426,858 | 265,061 | 2,537,909 | 277,190 |
添付の注記は本財務書類の不可分の一部である。
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド
(ニュース FPT キャピタル トラストのシリーズ・トラスト) 2020年12月31日に終了した事業年度のキャッシュ・フロー計算書
(米ドル表示されている。)
営業活動によるキャッシュ・フロー:
2020 年 2019 年
米ドル 千円 米ドル 千円
当期利益 71,538 営業活動により生じた純現金への | 7,813 | 199,172 | 21,754 | |||
損益を通じたxx価値による 金融資産に係る正味実現利益 (131,806) | (14,396) | (122,962) | (13,430) | |||
損益を通じたxx価値による金融資産に係る未実現利益の 純増減 (33,067) | (3,612) | (111,401) | (12,167) | |||
未収配当金の減少 | 2,287 | 250 | 1,581 | (173) | ||
前払費用の減少 | 4,878 | 533 | - | - | ||
未払運用報酬の減少 | (767) | (84) | (2,320) | (253) | ||
未払費用の増加/(減少) | 34,131 | 3,728 | (21,419) | (2,339) | ||
損益を通じたxx価値による金融 資産の購入 | (137,146) | (14,979) | (882,350) | (96,370) | ||
損益を通じたxx価値による金融 資産の売却による手取金 | 347,674 | 37,973 | 1,546,598 | 168,919 | ||
営業活動により生じた純現金 | 157,722 | 17,226 | 606,899 | 66,286 | ||
財務活動によるキャッシュ・フロー | ||||||
受益証券の発行による手取金 | 8,447 | 923 | 381,707 | 41,690 | ||
受益証券の償還による支払い | (230,735) | (25,201) | (1,131,584) | (123,592) | ||
財務活動に使用された純現金 | (222,288) | (24,278) | (749,877) | (81,902) | ||
現金および現金同等物の純減少 | (64,566) | (7,052) | (142,978) | (15,616) | ||
期首現在の現金および現金同等物 | 136,747 | 14,936 | 279,725 | 30,552 |
当期利益の調整項目:
期末現在の現金および現金同等物 | 72,181 | 7,884 | 136,747 | 14,936 |
営業活動からのキャッシュ・フロー にかかる補足情報の内訳: | ||||
受取配当金 | 41,386 | 4,520 | 64,432 | 7,037,263 |
添付の注記は本財務書類の不可分の一部である。
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド
(ニュース FPT キャピタル トラストのシリーズ・トラスト) 2020年12月31日に終了した事業年度の財務書類の注記
(米ドル表示されている。)
1.報告主体
ニュース FPT キャピタル トラスト ベトナム バランス ファンド(旧 ニュース フィナンサ ベトナム バランス ファンド)(以下「ファンド」という。)は、2008 年 9 月 11 日付の信託証書に基づき設立されたニュース FPT キャピタル トラスト(旧 ニュース フィナンサ トラスト)(以下「トラスト」という。)のシリーズ・トラストをいう。トラストは、アンブレラ型のユニット・トラストであり、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づくミューチュアル・ファンドとして 2008 年 11 月 11 日付で登録されている。xxxxは、2008 年
10 月 30 日に運用を開始した。xxxxは日本の金融庁へ届出を行っている。
2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ファンドには従業員はいない。
(a) 受託会社
ファンドの受託会社は、ケイマン諸島に拠点を置くメープルズ FS リミテッド(以下「受託会社」という。)である。受託会社はケイマン諸島の銀行・信託会社法の規定に従い、信託業務を行う免許を有し、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づき、投資信託管理会社として認可されている。
(b) 管理会社
ファンドの投資活動は、FPT ファンド・マネジメント・ジョイント・ストック・カンパニー(以下「管理会社」という。)により運用されている。2013 年、管理会社であるフィナンサ・ファンド・マネジメント・リミテッド(旧管理会社)および FPT ファンド・マネジメント・ジョイント・ストック・カンパニー(新管理会社)との間で締結された 2013 年4月 22 日付の辞任・任命証書に従い、管理会社はフィナンサ・ファンド・マネジメント・リミテッドから、ベトナムで設立された投資運用会社である FPT ファンド・マネジメント・ジョイント・ストック・カンパニーに変更された。
(c) 事務管理会社
ファンドの事務管理会社は、投資信託事務管理会社として認可されケイマン諸島に本店を置くメイプルズ・ファンド・サービシズ(ケイマン)リミテッド(以下「事務管理会社」という。)であり、受託会社から適法に業務委託を受けている。事務管理会社は香港に拠点を置くメイプルズ・ファンド・サービシズ(アジア)リミテッドに一部業務を委託している。
(d) 保管会社
ファンドのカストディアンは、ドイチェ・バンク・アーゲー(ホーチミン支店)である。
(e) 販売会社および代行協会員
販売会社および代行協会員は、日本に拠点を置くニュース証券株式会社である。締結された代行協会員契約および販売・買戻契約に基づき、ニュース証券株式会社は代行協会員業務および受益証券の販売・買戻の取扱い業務を行う。
(f) ファンドの投資目的
ファンドの投資目的は、下記に掲げる証券への投資により、受益者にキャピタルゲインをもたらすことである。
■ ベトナムの国債・公的機関発行の債券、信用度が高いと評価されるベトナムの金融機関への預金(信用度の高い短期金融市場商品および現金を含む。)
■ ベトナム国内の証券取引所に上場されている企業によって発行される株式、転換社債、ワラント、ワラント債を含む持分証券ならびに債券
■ ベトナム国内の証券取引所に上場している投資信託
■ ベトナムの証券取引所への上場を検討している企業によって発行される株式、転換社債、ワラント、ワラント債を含む持分証券ならびに債券(ただし、非上場株式への投資はファンドの純資産の 15%を上限とする。)
■ その資産の大部分をベトナムに有するか、またはその売上の大部分がベトナムに由来するベトナムの証券取引所以外の証券取引所に上場している企業によって発行される株式、転換社債、ワラント、ワラント債を含む持分証券ならびに債券
(g) ファンドの投資制限
管理会社は、以下の投資制限に従う。
■ 単一企業の株式への投資は、対象企業の発行済株式総数の 25%を上限とする。
■ 未上場または容易に換金できない投資は、ファンドの純資産の 15%を上限とする。
■ ベトナム株式等の持分証券への投資は、ファンドの純資産の 70%を上限とする。
■ 1社への投資は、ファンドの純資産の10%を上限とする。ただし、非上場会社の場合はファンドの純資産の5%を上限とする。
■ 1業種への投資は、ファンドの純資産の 30%を上限とする。
■ 他の上場投資信託への投資は、ファンドの純資産の 10%を上限とする。
■ 有価証券の信用取引および空売りは行わない。
ただし、上記のファンドの資産額に対する上限比率については、時価の上昇又は下落によって、一時的にこれを超過する場合がある。
2.作成基準
ファンドの本財務書類は、国際会計基準審議会(IASB)が発行した国際財務報告基準(以下
「IFRS」という。)に従い作成されている。
本財務書類は、2021 年6月 30 日付で受託会社により発行を承認され、授権された。ファンドの重要な会計方針の詳細は、注記6に含まれている。
3.機能通貨および表示通貨
本財務書類は、注記8で経営陣によって決定されたファンドの機能通貨であるアメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」という。)で表示される。
4.測定基準
財務書類は、公正価値で測定された損益を通じた公正価値による金融資産として分類された有価証券への投資を除いて、取得原価主義を用いて発生主義で作成されている。公正価値を測定するために使用される方法は、注記6(g)(iii)に記載されている。
キャッシュ・フロー計算書は、間接法を用いて作成されている。
5.2020 年1月1日現在に適用されている新基準
財務書類に重大な影響を及ぼす新たな会計基準、改訂基準および解釈はなかった。
その他の基準
2020 年 1 月 1 日に発効し、適用されたその他の会計基準は、ファンドの財務成績や財政状態に重大な影響を及ぼさない。
6.重要な会計方針
ファンドは、以下の会計方針を本財務書類において表示されているすべての期間について一貫して適用する。
(a) 外貨
外貨建取引は取引日現在における為替レートで米ドルに換算される。
外貨建ての貨幣性資産および負債は、報告日現在の為替レートで米ドルに換算される。公正価値で測定される外貨建ての非貨幣性資産および負債は、報告日現在の為替レートで米ドルに換算される。
外貨換算による為替換算差額は、正味為替換算差額として利益または損失に認識される。ただし、損益を通じた公正価値による投資において生じたものを除く。これは、損益を通じた公正価値で測定されるものに係る未実現利益または損失および損益を通じた公正価値で測定されるものに係る正味実現利益または損失の純変動に含まれる。
(b) 受取配当金
受取配当金は、支払いを受け取る権利が確定された日の損益に認識される。上場持分証券については、通常配当落ち日に認識される。損益を通じた公正価値で指定された持分証券による受取配当金は、損益の独立した項目(源泉徴収税込)に認識される。
(c) 受取利息
損益を通じた公正価値による金融資産として分類された債務証券からの受取利息は、損益を通じた公正価値による金融資産に係る利益の一部として損益に認識される。
受取利息は実効利率法を用いて決定される。実効利率は、当初認識時に金融商品の残存期間に
わたって、または今後✰市場ベース✰金利更改日まで、将来✰貸倒損失を考慮せずに、見積将来現金受取額を金融商品✰帳簿価額まで正確に割り引く利率である。
(d) 損益を通じた公正価値による投資から✰利益および損失
損益を通じた公正価値による投資✰処分に係る実現利益および損失は加重平均法を用いて計算され、損益を通じた公正価値による投資に係る未実現利益および損失には、未実現✰公正価値変動が含まれる。損益を通じた公正価値による金融資産に係る利益および損失は、包括利益計算書に含まれる。
(e) 手数料費用
手数料費用は、関連する役務が遂行されているため、損益に認識される。
(f) 税金
ケイマン諸島における税法✰現行制度に基づき、ファンドは所得税✰納税を控除されている。トラストはケイマン諸島✰内閣による保証を受け、トラスト✰設定から 50 年間はすべて✰収益、利益および資本税について免除されている。したがって、本財務書類に含まれる法人税に関する規定はない。
ただし、ファンドがベトナム国債に対して受領した受取利息は源泉所得税✰対象となる。当該税金✰対象となる収益は税引き前金額として認識され、これに対応する源泉徴収税は源泉徴収税費用として認識される。
外国口座税務コンプライアンス法(以下「FATCA」という。)
2010 年3月 18 日、2010 年雇用回復✰ため✰採用促進法は、米国内国歳入法(以下「法律」という。)第4章からサブタイトル A(以下「第4章」という。)を追加した。第4章✰規定は、通常外国口座税務コンプライアンス法(以下「FATCA」という。)という。デューディリジェンス、報告および FATCA に基づく源泉徴収義務に関する指針を提供する米国財務省✰規定は、2013 年
1月に可決され、発効となった(以下「規則」という。)
規則は外国金融機関(以下「FFI」という。)が内国歳入庁(以下「IRS」という。)に対して、米国国外にある口座に投資する一部✰米国人および米国口座保有者に関する情報を提供する一部✰非米国事業体について情報を提供することを要求している。FATCA に基づく FFI ✰義務は、米国および FFI ✰設立国と✰間✰政府間協定(以下「IGA」という。)により変更することができる。ケイマン諸島は 2013 年 11 月 29 日付でモデル1 IGA を締結した。これは、地方当局により促進される FFI による報告および施行について規定している。またケイマン諸島は、英国とも類似✰ IGA を締結した。したがって、ケイマン諸島に拠点を置くすべて✰「金融機関」は、国内法および外国口座税法コンプライアンス法(以下「US FATCA」という。)およびそれに相当する英国版(以下「UK FATCA」および総称して「FATCA」という。)✰双方を組み入れた規則に従うも✰とする。国内法および規則により導入されたデューディリジェンスおよび報告体制は、米国もしくは英国口座保有者および/または米国もしくは英国✰資産または源泉所得に関わらず、すべて✰金融機関について適用される。
ファンドは報告 FFI であり、US FATCA に基づき要求されるグローバル仲介者証明者番号(以
下「GIIN」という。)で登録されている。ファンド✰登録 GIIN は C21XBY.99999.SL.136 である。
(g) 金融資産および金融負債
(i) 認識
ファンドは、損益を通じた公正価値による金融資産を取引日(金融商品✰契約条項✰当事者となる日)に当初認識する。そ✰他金融資産および金融負債は、これらが組成された日に認識される。
(ii) 分類
金融資産が保有されるビジネス・モデル✰目的を評価する上で、ファンドは事業✰管理方法について✰関連情報をすべて考慮する。ファンドは2つ✰ビジネス・モデルがあると判断した。
回収を目的としたビジネス・モデル:現金および現金同等物および受取配当金を含む。これら
✰金融資産は契約上✰キャッシュ・フロー✰回収を目的して保有される。
そ✰他ビジネス・モデル:債務証券および持分証券が含まれる。これら✰金融資産は管理され、実績は公正価値ベースで評価され、頻繁に売却が行われる。
上記✰ビジネス・モデル✰評価に基づき、ファンドは金融資産および負債を以下✰区分に分類する。
損益を通じた公正価値による金融資産:ファンドはそ✰すべて✰債務証券および持分証券を、損益を通じた公正価値に分類する。これは、ファンドは文書化された投資戦略に従い、公正価値 ベースでこれら✰金融商品を管理するためである。ファンドは売買目的ですべて✰投資を保有し、金融資産はそ✰他ビジネス・モデル✰一部として分類される。内部報告およびこれら有価証券✰ 業績測定は公正価値ベースで行われる。
償却原価による金融資産および負債:金融資産または金融負債✰償却原価は、当初認識時に測定された金融資産または金融負債✰金額から元金返済額を控除し、当初認識額と満期金額と✰差額✰実効金利法による償却累計額を加減し、減損を控除したも✰である。
償却原価による金融資産には、現金および現金同等物、株式引受勘定および未収配当金が含まれる。
償却原価による金融負債には、未払運用報酬および未払費用が含まれる。
(ⅲ) 測定
金融資産または金融負債は取得原価(付与された対価または受取対価✰公正価値)で当初測定される。
IFRS 第9号✰範囲において認識されたすべて✰金融資産は、金融資産を管理する事業✰ビジネス・モデルおよび金融資産✰契約上✰キャッシュ・フロー特性に基づき、そ✰後償却原価または公正価値で測定されなければならない。
当初認識後、損益を通じた公正価値によるすべて✰金融資産および金融負債は、公正価値で測定される。損益を通じた公正価値による金融資産または金融負債✰公正価値✰変動による利益および損失は、それらが発生した期✰包括利益計算書に表示される。
そ✰他金融資産および金融負債は取得原価で当初測定され、そ✰後、実効金利法を用いて償却
原価で計上される。ただし、償還金額で測定される償還株式は除く。
(ⅳ) 減損損失
IFRS 第9号✰導入により、主に既発生損失に基づく、IAS 第 39 号に従った減損を計算するために使用されたモデルは、予想信用損失に基づくモデルに置き換えられる。新モデル✰範囲には、償却原価で認識されたすべて✰金融資産が一貫して含まれている。
ファンドは、償却原価で計上された金融資産に付随する予想信用損失を、将来予測ベースで評価する。ファンドは、各報告日現在における当該損失に対する損失引手金を認識する。
予想信用損失✰測定は以下✰点を反映する。
● 様々な起こり得る結果を評価することで決定される、偏り✰ない確率で加重平均した金額
● 貨幣✰時間価値、および
● 過去✰事象、現在✰状況および将来✰経済状況✰予想に関する報告日現在における過度✰費用および労力なしに入手可能な合理的且つ裏付け可能な情報。
(ⅴ) 認識✰中止
ファンドは、金融資産から✰キャッシュ・フローに対する契約上✰権利が消滅したとき、またはファンドが金融資産✰所有による実質的にすべて✰リスクおよび便益を移転するか、もしくはファンドが金融資産✰所有による実質的にすべて✰リスクおよび便益を譲渡も保持もしておらず、金融資産✰支配を保持しない取引における契約上✰キャッシュ・フローを受領する権利を譲渡したときに、金融資産✰認識を中止する。
金融資産✰認識✰中止について、資産✰帳簿価額(または認識が中止された資産部分に割り当てられた帳簿価格)と受領した対価(取得した新たな資産から引き受けた新たな負債を控除したも✰を含む。)✰差額を包括利益計算書に認識する。ファンドによって生み出されたまたは保持される当該譲渡金融資産に対する利息は個別資産または負債として認識される。
ファンドは、契約上✰債務が免責、取消または失効したときに認識を中止する。
(h) 相殺
金融資産および金融負債は、ファンドがかかる金額を相殺する法的権利を有し、純額ベースで決済するか、資産✰実現と負債✰決済を同時に行うことを意図する場合に✰み、相殺され、財政状態計算書に純額で表示される。
収益および費用は、損益を通じた公正価値による投資に対する実現損益および未実現損益ならびに外国為替差損益について、純額ベースで表示される。
(i) 現金および現金同等物
現金および現金同等物は、銀行預金、当初満期日が3ヵ月以内✰定期預金、既知✰現金額に容易に換金可能であり、かつ価額✰変動について僅少なリスクを負う流動性✰高い短期投資として定義されている。
(j) 償還可能な受益証券
ファンドは、金融商品✰契約条件✰実体に従い、金融負債または持分証券として発行された金
融商品を分類する。
ファンドには発行済み✰償還可能な受益証券は1種類しかない。ファンド✰金融商品において最も劣後的なクラスとなる。償還可能な受益証券は、各償還日およびファンド✰清算時においてファンド✰純資産における受益者✰持分価額に比例して、現金で償還させる権利を提供する。
プッタブル金融商品には、現金または他✰金融資産と引き換えに金融商品を発行者が買戻したり、償還する契約上✰義務が含まれ、以下✰条件を満たす場合に資本に分類される。
● ファンド✰清算時に、保有者に事業体✰純資産✰比例持分に対する権利を付与する。
● 金融商品✰クラスが、そ✰他すべて✰金融商品に劣後している。
● そ✰他すべて✰金融商品に劣後する金融商品✰クラスにおけるすべて✰金融商品が、同一✰特徴を有している。
● ファンドが、現金またはそ✰他✰金融資産と引き換えに当該金融商品を買戻すか、または償還する契約上✰義務とは別として、当該金融商品が、負債として分類することが要求されるそ✰他✰特徴を有しない。
● 当該金融資産✰存続期間にわたって当該金融商品に帰属する見積りキャッシュ・フロー総額が、実質的に損益、認識された純資産✰変動または当該金融商品✰存続期間にわたるファンド✰認識した純資産または未認識✰純資産✰公正価値✰変動に基づいている。
ファンド✰償還可能な受益証券は、これらすべて✰条件を満たして、資本として分類される。
7.まだ発効していないが、公表されている基準
2021 年1月1日以降開始✰事業年度から有効となる複数✰新基準は、早期適用が認められて いるが、ファンドは本財務書類を作成する上で、本新基準または改訂基準を早期適用していない。まだ発効していない基準✰うち、ファンド✰財政状態または業績に対して重要な影響を及ぼす
と予想される新基準はない。
8.判断および見積り✰使用
本財務書類を作成する上で、経営陣は会計方針✰適用ならびに資産、負債、収益および費用✰報告金額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定を行う。実際✰業績はこれら✰見積りと異なる場合がある。
見積りおよび基礎となる仮定は、継続的に見直される。見積り✰変更は、将来に向かって認識される。
判断
機能通貨✰決定
「機能通貨」とはファンドが事業を行う主たる経済環境✰通貨である。主たる経済環境✰指標 が混合している場合、経営陣は基礎となる取引、事象および状況✰経済的影響を最も誠実に表し ている機能通貨を決定するために判断を用いる。ファンド✰投資ポートフォリオはドン建てで、そ✰他取引は主に米ドル建てである。投資家✰申込みおよび償還は純資産価額に基づき決定され、米ドル建てで受領し、支払われる。費用(管理報酬および事務管理報酬を含む。)は、米ドル建 てで建値され、支払われた。したがって、経営陣はファンド✰機能通貨は米ドルと決定した。
9.金融リスク管理
(a) エクスポージャー
ファンドは金融商品から✰以下✰リスクに対してエクスポージャーを有する。
■ 信用リスク
■ 流動性リスクおよび
■ 市場リスク
こ✰注記は、ファンド✰目的、方針およびリスク✰測定および管理に関するプロセスならびにファンド✰資本✰管理に関する情報を示している。
(b) リスク管理✰枠組み
ファンドは、注記1に記載された投資運用戦略に従い、様々な非デリバティブ金融商品においてポジションを維持している。ファンド✰投資ポートフォリオは上場持分証券および債務証券から構成されている。
ファンド✰投資活動は、金融商品および投資を行う市場に付随する様々な種類✰リスクに晒されている。ファンドはこれら✰リスクを全般的なリスク管理方針✰一部として投資活動に付随するリスクと共に集計ベースで管理する。財政状態計算書日現在✰金融商品残高✰性質および範囲ならびにファンドにより用いられたリスク管理方針は以下に開示されているとおりである。
(c) 信用リスク
信用リスクとは、金融商品✰取引相手が、ファンドと締結した義務またはコミットメントを履行できないことによりファンドに対して財務上✰損失をもたらすリスクである。信用リスクは、主に保有する債務証券ならびに現金および現金同等物から生じる。リスク管理✰報告目的上、ファンドは、信用リスク・エクスポージャー(個別✰債務者✰債務不履行リスク、カントリー・リスクおよびセクター・リスク等)✰すべて✰要素を検討し、集約している。
2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ファンドは保管会社に対して、個別✰取引相手✰信用リスク✰大部分を有していた。ファンドは定評✰ある金融機関に対して現金を預託し、有価証券
✰取引を行うことで、信用リスクおよび取引相手リスク✰軽減を図っている。ファンドはこ✰集中化により損失が生じることを予想していない。報告日現在におけるファンド✰信用リスク・エクスポージャー✰最大額は、財政状態計算書における該当する金融資産✰それぞれ✰帳簿価格で表示されている。保管会社✰信用格付は以下✰とおり、ムーディーズ長期預金格付けを参照している。
信用格付
保管会社
2020 年 12 月 31 日
ドイチェ・バンク・アーゲー(ホーチミン支店) A3
2019 年 12 月 31 日
ドイチェ・バンク・アーゲー(ホーチミン支店) A3
経営陣は、継続的に債務証券✰信用格付けを監視している。2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ファンド✰債務証券✰公正価値は以下✰とおりムーディーズ✰格付けを参照している。
信用格付 | 公正価値 米ドル | ||
2020 年 12 月 31 日 ベトナム国債 | Ba3 | 812,613 | |
2019 年 12 月 31 日 ベトナム国債 | Ba3 | 826,977 |
(d) 流動性リスク
流動性リスクとは、ファンドが現金またはそ✰他✰金融資産✰引き渡しにより決済される金融負債に付随する債務✰履行にあたり、困難に直面するリスクをいう。
ファンド✰オファリング・メモランダムは、各暦週✰2営業日における受益証券✰償還について定めている。ファンド✰金融商品には、ベトナム証券取引所において積極的に取引されている投資が含まれている。そ✰結果、ファンドは流動性✰要件を満たすためにこれら✰金融商品へ✰そ✰投資を公正価値に近い金額で速やかに換金することができる。したがって、経営陣はファンド✰流動性リスクはごくわずかであると考えている。
2020 年 12 月 31 日現在✰ファンド✰金融負債は、3ヵ月(2019 年 12 月 31 日:3ヵ月)以内に支払われる。
(e) 市場リスク
市場リスクは市場価格(金利、為替レート、株価および信用スプレッド等)における変動✰リスクをいい、これはファンド✰収益または金融商品✰持分✰公正価値に影響を及ぼす。
(i) 金利リスク
ファンドは、市場金利✰増減✰結果、金融商品✰公正価値または将来✰キャッシュ・フローが変動するリスクに晒されている。ファンド✰利付金融商品に関して、ファンド✰方針は短期的(すなわち 12 ヵ月以内)に満期が到来するか、または価格再設定する金融商品を取引することである。
したがって、ファンドは市場金利✰実勢水準✰変動により公正価値またはキャッシュ・フロー金利リスクに対するエクスポージャーは制限されている。
ファンドが投資する債務証券✰公正価値は、ベトナム国内で✰金利および市況✰変動に敏感である。これにより、ファンドは市場金利✰実勢水準✰変動により、公正価値金利リスクに晒される。2020 年 12 月 31 日現在、金利が1%上昇し、他✰すべて✰変数が一定だと仮定すると、純
資産✰減少および当期損失✰増加は約 8,126 米ドル(2019 年 12 月 31 日:当期損失✰増加は約
8,270 米ドル)となる。金利が1%下落した場合には、同じ金額✰逆方向✰影響が発生する。
ファンド✰利付商品は債務証券であり、2020 年 12 月 31 日現在✰帳簿価格は 812,613 米ドル
(2019 年 12 月 31 日:826,977 米ドル)で2年9ヵ月✰満期(2019 年 12 月 31 日:4年2ヵ月)を有している。
(ii) 為替リスク
ファンドは、ベトナムドン(以下「ドン」という。)建て✰資産に投資し、ドン建て✰収入を得ている。そ✰結果、ファンドは、ドンに対する米ドル✰為替レートが変動し、これによりファンド✰ドン建て資産✰かかる部分✰帳簿価額に悪影響を及ぼす可能性があるというリスクに晒されている。
経営陣は随時ファンド✰通貨エクスポージャーをヘッジすることができる。採算✰合う合理的 な条件でヘッジを行うことができる場合には、随時ファンド✰通貨リスクをヘッジすることがで きるが、ファンドにとって有利な条件でヘッジ取引を行うことは常に実行可能であるとは限らず、経営陣はヘッジ取引を行う義務を負っていない。
2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ファンドが有する外貨建資産および外貨建負債は以下
✰とおりである。
2020 年 12 月 31 日 米ドル相当額 | 2019 年 12 月 31 日 米ドル相当額 | |||
資産 ドン | 2,505,748 | 2,566,545 | ||
負債 ドン | (2,677) | (2,674) | ||
2,503,071 | 2,563,871 |
為替レート✰変動および現地通貨✰切り下げは、ファンド✰投資価額に重大な影響を及ぼす場合がある。2020 年 12 月 31 日現在、ドン✰対米ドル為替相場が1%値上がりし、そ✰他すべて
✰変数が一定✰場合、純資産✰増加および当期利益✰増加は、約 25,031 米ドル(2019 年 12 月 31 日:当期純資産✰増加および当期利益✰増加は約 25,639 米ドル)となる。為替相場が1%値下がりした場合、同じ金額✰逆方向✰影響が発生する。
ファンド✰投資✰全部ならびに現金および現金同等物はドン建てで保有される(ただし、事務管理会社が保管する現金を除く。)。注記 11 を参照されたい。
(ⅲ) 株価リスク
2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ファンドは普通株式へ✰投資✰範囲において✰み、株価リスクに晒されている。
2020 年 12 月 31 日現在、ファンド✰上場株式✰市場価格は 1,626,835 米ドル(2019 年 12 月
31 日:1,658,126 米ドル)(注記 12)である。2020 年度中、VN 指数✰月次最高値および最低値と✰差額と最低値を比較すると約 42%(2019 年度:25%)であった。2020 年 12 月 31 日現在、これら✰有価証券✰市場価格が 42%(2019 年 12 月 31 日:25%)上昇し、そ✰他すべて✰変数
が一定✰場合、ファンド✰純資産は増加し、当期損失は 683,271 米ドル(2019 年度:ファンド
✰純資産および当期利益は 414,532 米ドル増加する。)減少する。42%(2019 年度:25%)下落した場合、同じ金額✰逆方向✰影響が発生する。
10.金融商品✰公正価値
ファンドが測定日にアクセス可能な活発な市場で取引される金融資産および金融負債✰公正価値は、金融商品が取引されている証券取引所から直接取得される。そ✰他すべて✰金融商品について、ファンドはそ✰他✰評価技法を用いて公正価値を算定する。
ファンドは、測定するときに用いられるインプット✰重要性を反映して以下✰公正価値ヒエラルキーを用いて公正価値を測定する。
・ レベル1:同一✰金融商品✰活発な市場における取引相場価格(無調整)であるインプット。
・ レベル2:直接的に(すなわち価格として)または間接的に(すなわち、価格に由来するも
✰として)✰いずれかで観察可能なレベル1✰中に含まれる相場価格以外✰インプット。こ✰カテゴリーには類似✰金融商品✰活発な市場における取引相場価格、活発ではないとみなされる市場における同一または類似✰金融商品✰相場価格、または市場データから直接または間接的に観察可能なすべて✰重要なインプットにおけるそ✰他✰評価技法が含まれる。
・ レベル3:観察不可能なインプット。こ✰カテゴリーは、評価技法が観察可能な市場データに基づかないインプットを含んでおり、観察不能なインプットが金融商品✰評価に重大な影響を及ぼすすべて✰金融商品を含んでいる。こ✰カテゴリーには、類似✰金融商品✰相場価格に基づき評価された金融商品が含まれ、重要な観察不能な調整または仮定は金融商品✰差額を反映することを要求される。
公正価値測定が全体として分類される公正価値ヒエラルキー✰レベルは、公正価値測定全体にとって重要な最低レベル✰インプットを基準に決定される。こ✰目的上、インプット✰重要性は公正価値測定全体に対して評価される。公正価値測定全体に対する特定✰インプット✰重要性✰評価は、資産または負債に特有な要素を考慮した判断が要求される。何が「観察可能」を構成するか✰判断には、ファンドによる重要な判断が要求される。ファンドは、容易に入手可能で、定期的に配布または更新され、信頼性があり検証可能で、独自✰データではなく、かつ関連✰市場に積極的に関与している独立✰情報源から提供される市場データを観察可能なデータとみなしている。
(a)公正価値ヒエラルキー – 公正価値で測定された金融商品
下表は、報告日現在✰公正価値で測定された金融商品を公正価値測定が分類される公正価値ヒエラルキー✰レベル毎に分析されたも✰である。かかる金額は、財政状態計算書において認識された価値に基づくも✰である。下記✰すべて✰公正価値測定は経常的である。ファンドは報告ベ現在✰公正価値ヒエラルキー✰レベル間✰振替を認識しなかった。2020 年および 2019 年 12 月
31 日に終了した事業年度において、レベル3✰投資は保有していなかった。
2020 年 12 月 31 日 | レベル1米ドル | レベル2米ドル | 合計米ドル | ||
損益を通じた公正価値による金融資産 上場株式 | 1,626,835 | - | 1,626,835 | ||
上場債券 | - | 812,613 | 812,613 | ||
1,626,835 | 812,613 | 2,439,448 | |||
2019 年 12 月 31 日 | レベル1 | レベル2 | 合計 | ||
損益を通じた公正価値による金融資産 | 米ドル | 米ドル | 米ドル | ||
上場株式 | 1,658,126 | - | 1,658,126 | ||
上場債券 | - | 826,977 | 826,977 | ||
1,658,126 | 826,977 | 2,485,103 |
(b) 公正価値ヒエラルキー – 公正価値で測定されない金融商品
損益を通じた公正価値で測定されない金融商品は、短期✰性質を有し、金融資産については取 引相手✰信用度が高いため、帳簿価額が公正価値に近似する短期金融資産および金融負債である。
下表は公正価値で測定されない金融商品✰公正価値を示しており、公正価値測定が分類される公正価値ヒエラルキー✰レベル別で分析されている。
2020 年 12 月 31 日 金融資産 | レベル2 米ドル |
現金および現金同等物 | 72,181 |
未収配当金 | 216 |
72,397 | |
金融負債 未収運用報酬 | 7,396 |
未払費用 | 77,591 |
84,987 |
2019 年 12 月 31 日 金融資産 | レベル2 米ドル | |
現金および現金同等物 | 136,747 | |
株式引受勘定 | 8,447 | |
未収配当金 | 2,503 | |
147,697 | ||
金融負債 未収運用報酬 | 8,163 | |
未払買戻金 | 48,146 | |
未払費用 | 43,460 | |
99,769 | ||
11.現金および現金同等物 | ||
銀行預金 | 2020 年 12 月 31 日 米ドル 72,181 | 2019 年 12 月 31 日 米ドル 136,747 |
2020 年 12 月 31 日現在、現金および現金同等物として事務管理会社✰銀行口座において保管
されている 6,098 米ドル(2019 年 12 月 31 日:57,808 米ドル)を含む。 12.損益を通じた公正価値による金融資産
2020 年 12 月 31 日 2019 年 12 月 31 日
米ドル 米ドル
取得原価 公正価値 取得原価 公正価値
有価証券投資
上場持分証券 | 857,866 | 1,626,835 | 936,588 | 1,658,126 | |||
上場債務証券(*) | 820,827 | 812,613 | 820,827 | 826,977 | |||
1,678,693 | 2,439,448 | 1,757,415 | 2,485,103 |
(*)2020 年 12 月 31 日現在、上場債務証券✰帳簿価格は 14,726 米ドル(2019 年 12 月 31 日:14,638米ドル)✰を含む。
事業年度末における上場持分証券✰詳細は、以下✰とおりである。
2020 年 12 月 31 日 米ドル | 2019 年 12 月 31 日 米ドル | ||
上場持分証券 Refrigeration Electrical Engineering Corporation | 310,537 | 229,531 | |
Military Commercial Joint Stock Bank | 286,285 | 224,394 | |
Hoa Phat Group Joint Stock Company | 220,368 | 130,815 | |
FPT Corporation | 206,372 | 176,445 | |
Bentre Aquaproduct Import and Export Joint Stock Company | 111,475 | 125,389 | |
Vin Hoan Corporation | 107,542 | - | |
Phu Nhuan Jewelry Joint Stock Company | 91,110 | 244,859 | |
Vietnam Dairy Products Joint Stock Company | 87,613 | 150,816 | |
Petrovietnam Low Pressure Gas Distribution Joint Stock | |||
Company | 83,828 | 155,592 | |
Dat Xanh Group | 60,905 | 55,187 | |
Ha Do Joint Stock Company | 44,012 | 25,890 | |
Hai Phong Thermal Power JSC | 16,452 | - | |
Dabaco Group Joint Stock Company | 302 | 112 | |
Vingroup Joint Stock Company | 33 | 35 | |
Thu Duc Housing Development Corporation | 1 | 1 | |
Petrovietnam Southern Gas Joint Stock Company | - | 100,137 | |
Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam | - | 38,923 | |
1,626,835 | 1,658,126 |
事業年度末現在✰上場持分証券投資✰産業別✰詳細は以下✰とおりである。
上場持分証券投資(公正価値) | 2020 年 12 月 31 日 米ドル | 2019 年 12 月 31 日 米ドル | |
食品およびタバコ | 306,629 | 276,205 | |
機械、機器および部品 | 310,537 | 229,531 | |
銀行サービス | 286,285 | 263,317 | |
金属および鉱業 | 220,368 | 130,815 | |
ソフトウェアおよび IT サービス | 206,372 | 176,445 | |
不動産事業 | 104,952 | 81,114 | |
繊維およびアパレル | 91,110 | 244,859 | |
石油・ガス関連機器およびサービス | 83,828 | 255,728 | |
電気公益事業 | 16,452 | - | |
持ち株会社 | 302 | 112 | |
1,626,835 | 1,658,126 |
事業年度末における上場債務証券✰詳細は、以下✰とおり構成される。
非上場債務証券
ベトナム✰ソブリン債
2020 年 12 月 31 日 2019 年 12 月 31 日
米ドル 米ドル
(クーポンレート 8.90%、満期日:2023 年9月 30 日) 812,613 826,977
13.未払買戻金
2019 年 12 月 31 日現在✰当該残高は 2020 年に支払われたニュース証券株式会社に対する未払買戻金に関連するも✰であった。
14.未払費用 | ||
2020 年 12 月 31 日 | 2019 年 12 月 31 日 | |
米ドル | 米ドル | |
未払管理報酬(注記 18) | 14,000 | 17,750 |
未払財務書類作成費用(注記 18) | 7,000 | 7,000 |
未払監査報酬 | 12,390 | 3,245 |
未払 FATCA 報酬(注記 18) | 5,458 | 4,000 |
未払販売報酬(注記 18) | 3,704 | 3,704 |
未払代行協会員報酬(注記 18) | 3,088 | 3,088 |
未払 AMLCO/MLRO 報酬(注記 18) | 2,000 | 2,000 |
未払保管報酬 | 1,947 | 1,941 | |
利子所得に対する未払源泉徴収税 | 728 | 732 | |
未払弁護士報酬 | 27,276 | - | |
77,591 | 43,460 |
15.償還可能受益証券
2020 年および 2019 年 12 月 31 日に終了した事業年度における受益証券✰変動は以下✰とおりである。
発行・全額支払済み | 2020 年 受益証券 | 2019 年 受益証券 | |
1月1日現在✰残高 | 30,026 | 39,243 | |
当期中✰発行 | - | 4,702 | |
当期中✰償還 | (2,286) | (13,919) | |
12 月 31 日現在✰残高 | 27,740 | 30,026 |
ファンドは外部から強制された資本要件✰対象とならない。
2020 年および 2019 年 12 月 31 日現在、ニュース証券株式会社は発行済受益証券✰ノミニーとして行為する。
申込み
ファンドは各買付日において適用される買付価格で受益証券✰申込みを行うことができる。受益証券1口当り✰買付価格は、関連する買付日直前✰評価日における受益証券1口当り✰純
資産価格に、受益証券1口当り✰純資産価格に対する販売手数料として 3.00%(適用ある消費税を除く。)を上限として加算した金額となる。販売手数料は、販売会社に対して支払われる。
買戻し
受益証券は、保有者✰請求により、買戻日に買戻すことができる。
買戻価格は、関連する買戻日直前✰評価日における受益証券1口当り✰純資産価格から(該当する場合は)買戻される受益証券に配賦される未償却✰創立費用および募集費用✰比例的割合を控除した金額である。
管理会社が別段✰決定をする場合を除き、いずれか✰買戻日における買戻請求✰総数が、発行済受益証券✰ 10%(または管理会社が決定するそ✰他✰割合)を超える場合、管理会社は、当該買戻日に買戻され得る受益証券✰合計を当該日における発行済受益証券✰ 10%(または管理会社が決定するそ✰他✰割合)に制限することができるも✰とする。かかる場合、買戻請求は按分比例により縮小され、残り✰受益証券は次回買戻日に、かかる日に受領された買戻請求に優先
して買戻されるも✰とする(ただし、かかる日における買戻しが上記に従い制限される場合は、さらに繰り越されるも✰とする。)。
また、管理会社は、いずれか✰暦四半期における買戻請求✰総数が当該暦四半期✰最初✰買戻日における発行済受益証券✰ 25%(または管理会社が決定するそ✰他✰比率)(以下「四半期上限」という。)を超える場合は、当該暦四半期✰いずれか✰買戻日に、当該暦四半期において買戻され得る受益証券✰合計数を四半期上限に制限することを選択できる。そ✰場合、買戻請求は按分比例により縮小され、残り✰受益証券は次✰暦四半期✰次回買戻日に、そ✰後✰日に受領された買戻請求に優先して買戻されるも✰とする(ただし、かかる日における買戻しが上記に従い制限される場合は、さらに繰り越されるも✰とする。)。
16.源泉徴収税費用
ケイマン諸島における現行✰税制度に基づき、ファンドは所得税を課せられない。ただし、ファンドにより受領されるベトナム国債にかかる受取利息は源泉徴収税✰対象となる。かかる税金
✰対象となる収益は、税込みで認識され、それに相当する源泉徴収税は源泉徴収税費用として認識される。
17.そ✰他営業費用 | |||
2020 年 | 2019 年 | ||
米ドル | 米ドル | ||
AMLCO/MLRO 報酬 | 8,000 | 8,000 | |
財務書類作成費用 | 7,000 | 7,000 | |
FATCA 費用 | 4,958 | 4,000 | |
政府費用 | 4,878 | 4,878 | |
銀行手数料 | 3,774 | 3,590 | |
そ✰他 | 4,664 | 3,066 | |
33,274 | 30,534 |
18.関連当事者と✰重要な取引およびそ✰他主要な契約
(a) 関連当事者
(i) メイプルズ・ファンド・サービシズ(ケイマン)リミテッド- 事務管理会社
費用 | 2020 年 米ドル | 2019 年 米ドル |
事務管理報酬(受託業務費用を含む。) | 60,000 | 60,000 |
財務書類作成費用(注記 17) | 7,000 | 7,000 |
FATCA 報酬(注記 17) | 4,958 | 4,000 |
AMLCO/MLRO 報酬(注記 17) | 8,000 | 8,000 |
負債 | 2020 年 12 月 31 日 米ドル | 2019 年 12 月 31 日 米ドル |
未払事務管理報酬(注記 14) | 14,000 | 17,750 |
未払財務書類作成費用(注記 14) | 7,000 | 7,000 |
未払 FATCA 報酬(注記 14) | 5,458 | 4,000 |
未払 AMLCO/MLRO 報酬(注記 14) | 2,000 | 2,000 |
メイプルズ・ファンド・サービシズ(ケイマン)リミテッドはファンド✰事務管理会社である。事務管理会社は、受託会社✰関連会社であるため、関係当事者とみなされる。信託証書に従い、事務管理会社は、スライド制料率に基づき、毎月ファンド✰資産から受領する権利を有し、年間最低報酬額は1ヵ月当り 5,000 米ドルであり、管理業務✰提供および財務書類✰作成報酬は年間
7,000 米ドルである。事務管理報酬は各評価日に発生し、四半期毎に後払いされる。
(ii) FPT ファンド・マネジメント・ジョイント・ストック・カンパニー - 管理会社
管理会社は、ファンド✰決定および運営に重大な影響を及ぼすことから、ファンド✰関係当事者としみなされる。
管理報酬
管理会社は、年間純資産価額✰ 1.275%に相当する管理報酬を受領することができる。管理報酬は、評価日直前✰純資産価額に基づき各評価に発生し、四半期毎に後払いされる。2020 年 12月 31 日に終了した事業年度✰管理報酬は、28,232 米ドル(2019 年度:33,643 米ドル)であった。2020 年 12 月 31 日現在、未払管理報酬は 7,396 米ドル(2019 年度:8,163 米ドル)であった。
成功報酬
また管理会社が受領することができる四半期✰成功報酬は、当該四半期末における受益証券1口当り✰純資産価格が当該四半期✰前✰いずれか✰四半期末における受益証券1口当り✰純資産価格✰最高値を超過した額✰ 20%または当初発行価格 100 米ドル(もしこれが高い場合)に、当該四半期中に発行されている受益証券✰平均口数を乗じた額に相当する。2020 年 12 月 31 日に終了した事業年度✰成功報酬は、ゼロ米ドル(2019 年度:ゼロ米ドル)であった。
(b) そ✰他主要契約
ニュース証券株式会社 - 代行協会員および販売会社
費用 | 2020 年 米ドル | 2019 年 米ドル | |
代行協会員報酬 | - | 6,883 | |
販売報酬 | - | 8,257 | |
負債 | 2020 年 12 月 31 日 米ドル | 2019 年 12 月 31 日 米ドル | |
未払代行協会員報酬(注記 14) | 3,088 | 3,088 | |
未払販売報酬(注記 14) | 3,704 | 3,704 | |
販売報酬および代行協会員報酬は、各評価日直前✰純資産価格に基づき各評価日に発生し、以下✰とおり四半期毎に後払いされる。
サービス 報酬料率
代行協会員 年率 0.5%
販売会社 年率 0.6%
最近起きたファンド✰資産✰大幅な減少を考慮して、2019 年7月1日以降、ニュース証券株 式会社は、2015 年6月 26 日付✰受益証券販売・買戻契約書(修正再表示版)✰第5条に規定さ れている報酬および 2015 年6月 26 日付✰代行協会員契約書(修正再表示版)✰第 1 条第(d) 号に規定されている報酬✰権利を行使しない。ただし、(i)ニュース証券株式会社✰単独✰判断 でファンド✰資産✰規模が改善されたと判断した場合、または(ii)管理会社およびニュース証 券株式会社がそ✰時✰状況に照らして、当該報酬を復活させるべきであると判断した場合を除く。従って、2020 年 12 月 31 日に終了した事業年度において、請求された販売報酬および代理協会 員報酬はない。
19.後発事象
2020 年 12 月 31 日に終了した年度以降、ファンドは、取引日が 2021 年1月4日から 2021 年 5
月 17 日まで期間において、受益証券 20,793 口(発行済受益証券総口数✰約 75%)に相当する
2,042,610.17 米ドルを償還した。後発事象はすべて、本財務書類✰発行日まで評価されている。
(3) 投資有価証券明細表等
① 投資株式明細表
2020 年 12 月 31 日現在
(単位:米ドル)
- 37 -
順 | 投資比率 | |||||||||||||||||
位 | 銘柄 | 国名 | 業種 | 株数 | 単価 | 合計 | 単価 | 合計 | (%) | |||||||||
1. | REFRIGERATION ELECTRICAL ENGINEERING CORPORATION | ベトナム | 公益事業 | 146,533 | 0.7 | 106,713 | 2.1 | 309,039 | 12.81% | |||||||||
2. | MILITARY COMMERCIAL JOINT STOCK BANK | ベトナム | 銀行・金融業 | 287,505 | 0.5 | 138,359 | 1.0 | 284,904 | 11.81% | |||||||||
3. | HOA PHAT GROUP JOINT STOCK COMPANY | ベトナム | 工業 | 122,800 | 0.8 | 93,058 | 1.8 | 219,305 | 9.09% | |||||||||
4. | FPT CORPORATION | ベトナム | 電気通信・IT 業 | 80,656 | 1.4 | 114,744 | 2.5 | 205,376 | 8.51% | |||||||||
5. | BENTRE AQUAPRODUCT IMPORT AND EXPORT JOINT STOCK COMPANY | ベトナム | 水産業 | 80,716 | 1.7 | 134,275 | 1.4 | 110,937 | 4.60% | |||||||||
6. | VINH HOAN CORPORATION | ベトナム | 水産業 | 60,000 | 1.7 | 99,986 | 1.8 | 107,023 | 4.44% | |||||||||
7. | PHU NHUAN JEWELRY | ベトナム | その他消費財業 | 25,981 | 1.0 | 26,750 | 3.5 | 90,670 | 3.76% | |||||||||
JOINT STOCK COMPANY |
取得原価 市場価格
ベトナム | その他消費財業 | 18,600 | 4.7 | 92,834 | 4.7 | 86,549 | 3.61% | |||||
ベトナム | 石油・ガス業 | 68,419 | 1.1 | 73,876 | 1.2 | 83,423 | 3.46% | |||||
ベトナム | 不動産開発および建設業 | 88,200 | 0.8 | 70,769 | 0.7 | 60,611 | 2.51% | |||||
ベトナム | 不動産開発および建設業 | 26,000 | 1.2 | 30,597 | 1.7 | 43,800 | 1.82% | |||||
ベトナム | 公益事業 | 20,000 | 0.7 | 14,784 | 0.8 | 16,372 | 0.68% | |||||
ベトナム | 食品・飲料業 | 123 | 1.3 | 164 | 2.4 | 300 | 0.01% | |||||
ベトナム | 不動産業 | 7 | 1.9 | 13 | 4.7 | 33 | 0.00% | |||||
ベトナム | 不動産業 | 3 | 1.0 | 3 | 0.4 | 1 | 0.00% | |||||
1,025,543 | 996,925 | 1,618,343 | 67.11% |
8. VIETNAM DIARY PRODUCTS JOINT STOCK COMPANY
9. PETROVIETNAM LOW PRESSURE GAS DISTRIBUTION JOINT STOCK COMPANY
10. DAT XANH GROUP JOINT STOCK COMPANY
11. HA DO GROUP JOINT STOCK COMPANY
- 38 -
12. HAI PHONG THERMAL POWER SJC
13. DABACO GROUP
14. VINGROUP JOINT STOCK COMPANY
15. THU DUC HOUSING DEVELOPMENT CORPORATION
合計
② 株式以外の投資有価証券明細表
2020 年 12 月 31 日現在
- 39 -
償還日
利率 額面金額
(単位:米ドル)
投資比率
銘柄 | 国名 | 種類 | (年/月/日) | (%) | (ドン) | 取得価額 | 市場価格 | (%) | ||||||||
Vietnamese government bond (TD1323032) | ベトナム | 国債 | 2023 年9月 23 日 | 8.9% | 15,000,000,000 | 820,827.05 | 797,887.26 | 32.91% | ||||||||
15,000,000,000 | 820,827.05 | 797,887.26 | 32.91% |
③ 投資不動産明細表該当事項なし。
④ その他投資資産明細表該当事項なし。
⑤ 借入金明細表 該当事項なし。
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