(コード番号 2342 東証マザーズ) 問合せ先 IR・ 広報担当 森田貴子 電 話 番 号 0 7 8 - 3 0 6 - 0 5 9 0
2009 年 1 月 19 日
各 位
xxxxxxxxxxxx00x0x株 式 会 社 ト ラ ン ス ジ ェ ニ ッ ク代 表 取 締 役 社 長 x x x x
(コード番号 2342 東証マザーズ) 問合せ先 IR・ 広報担当 xxxx 電 話 番 号 0 7 8 - 3 0 6 - 0 5 9 0
国立がんセンターとの共同研究契約締結のお知らせ
株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:xxxx、熊本県熊本市)と国立がんセンター
(総長:xxxx、xxx中央区)は、2009年1月19日、特異抗体を用いた新規バイオマーカーの探索および特異抗体を用いた新規診断法の開発に関する研究を共同で行うことに合意し、共同研究契約を締結しましたので、お知らせいたします。
この共同研究はがんの治療成績の向上を目指すもので、当社が有する特異抗体の開発に係る独自の技術と国立がんセンターが有する最先端のプロテオーム解析技術を融合し、診断精度が高く臨床的に有用なバイオマーカーの同定を行います。
今後、当社と国立がんセンター研究所 プロテオーム バイオインフォマティクス プロジェクト xx xプロジェクトリーダーらの研究グループは、臨床検体を用いたプロテオーム解析によりバイオマーカー候補分子を探索し、同定されたバイオマーカー候補分子に対する特異抗体を開発します。そして、得られた研究成果をもってがん診断方法および治療方法の開発に取り組みます。
なお、このたびの共同研究契約に基づき、本共同研究の成果のうち、臨床応用が期待される成果についてはライセンスアウトなど事業化に向けて知的財産の確保など権利化を図ります。一方、基礎研究への貢献が期待される成果については特異抗体を抗体試薬として販売する予定です。
本共同研究が当社の業績に及ぼす影響は未定であります。今後、重大な影響を与えることが判明した場合には速やかにお知らせいたします。
ご参考:
バイオマーカー
バイオマーカーは病態や治療効果などに応じたからだの変化を測定する際の指標(マーカー)となる生体物質です。血液・尿あるいは組織などに含まれるDNA、RNA、タンパク質、またはタンパク質断片、低分子化合物などがバイオマーカーとして用いられます。
バイオマーカーを診断技術に応用することで、病気を早期に正確に診断することができます。また、治療効果や治療後の予後を正確に予測することによって、各個人に合わせた最適な治療を施行することが可能になります。したがって、バイオマーカーは個別化医療(テーラーメード医療)の実現のために重要な役割を担うと期待されています。また、治療標的としてのバイオマーカーの有用性も期待されるところです。
プロテオーム解析
タンパク質の構造、機能、局在そして相互作用を網羅的に調べる研究手法です。正常細胞とがん細胞が産生するタンパク質を比較したり、治療によく奏効した症例とそうでない症例の検体に含まれるタンパク質を比較することで、発がんやがんの悪性度に対応するタンパク質を同定することができます。そのようなタンパク質は、がんの発症・進展のメカニズムの解明、バイオマーカー開発、創薬のシーズ探索に有用です。
以上