Mail Safe サービス仕様書
Mail Safe サービス仕様書
この Mail Safe サービス仕様書(以下「本仕様書」といいます)は、SB テクノロジー株式会社(以下「SBT」といいます)が提供するクラウドサービス「Mail Safe」(以下「本サービス」といいます)の提供内容、提供範囲、提供方法、提供水準、利用時間帯その他の諸条件を定めるものです。本仕様書は「clouXion サービス約款」の一部を構成するものとします。 なお、当該サービス約款において定義された用語は、本仕様書において別段の定めのない限り、本仕様書においても同様の意味に用いるものとします。
目次
サービス内容、範囲
∙ 本サービスは、複数の誤送信防止機能を持つ、クラウド型メールセキュリティサービスです。
∙ 本サービスは、SBT と直接または販売店(第 2 次販売店以降含む)(以下、「販売店」)を通じて利用契約を締結されたご利用契約のご契約者に提供されるものとします。
本サービスのメニューは以下のとおりになります。
■基本メニュー
メニュー | 契約数 |
サービス利用料-単品 | 10 単位 |
サービス利用料-ADFS on Cloud 併用 | 10 単位 |
サービス利用料-Online Service Gate 併用 | 10 単位 |
※最低契約期間は 1 年となります。
※10 ID 単位の契約となります。
※利用ドメイン内のメールをご利用いただく全ユーザー数での契約が必要です。
■オプションメニーなし
∙ 環境情報一式
∙ マニュアル一式(ユーザーマニュアル/管理者xxxxx)
∙ 問い合わせサポート
※ サービス利用開始までに必要な内容を開通通知にてご連絡します。
∙ Microsoft365 向けのサービスとなります。
サービスレベルアグリーメント(SLA)
SBT から直接本サービスの利用権を購入した契約者に関しては契約者の管理責任者及び運用担当者(3 名以内)を、また販売店から本サービスの利用権を購入した契約者に関しては、問合せの一次窓口は販売店とし、販売店内にて管理責任者及び運用担当者(3 名以内) を決定していただき、SBT に通知(登録)いただいた管理責任者及び運用担当者からの問い合わせのみの受付とさせていただきます。
本サービスに関する仕様のお問い合わせ、障害
本サービスにて提供するサポート・資料は全て日本語での提供とします。
※ Mail Safe の範囲ではなく、Office 365 標準機能に対するお問い合わせは Microsoft 社へご案内する場合がございます。
∙ 電子メール送信による受付:24 時間 365 日(閏年 366 日)(受付メールに対する返信は SBT 対応時間内での対応とします)
∙ 対応:SBT 営業日の 10:00 - 17:00
∙ 問い合わせ担当者からの問い合わせに SBT が対応する時間は 1 ヶ月あたり 20 時間までとします。ただし、SBT の責めに帰すべき事由による障害対応時間は含めません。
∙ 問い合わせ受付後は速やかに受付のご回答及びその後の対応を開始するよう努めますが、保証値はベストエフォートとなります。
∙ 問い合わせに対し商業上合理的な範囲で問題解決が出来るよう努めますが、全ての問題解決を保証するものではございません。
本サービスの障害の対応
・ 障害対応時間:土、日、祝日および SBT 指定休日を除く平日 10:00~17:00
・ 障害対応時間内に、SBT にて、状況の確認を行うものとし、本サービスが提供する機能の利用可否を通知するものとします。
∙ SBT プログラムの障害の場合は、SBT にて再立ち上げを含め対応するものとします。
∙ 障害が発生した場合、商業上合理的な範囲でデータの復元が出来るよう努めますが、データの復元が可能であることおよびすべてのデータを完全に復元することを保証するものではございません。
∙ SBT は、本サービスにおいて、障害等によりデータが失われた場合、速やかに原因を追求し、復旧に努めるものとしますが、このこ
とは復旧を確約するものではありません。なお、販売店および契約者の責に帰すべきデータ消失について、SBT は復旧対応について何らの義務および責任を負うものではありません。
∙ SBT は、システム障害などで販売店および契約者のデータを確認する必要があると判断した場合に、当該データを確認することがあります。販売店および顧客は SBT が当該データその他必要情報の提供を求めた場合、すみやかに応じるものとします。
SBT は、本サービスにアクセスされた方の履歴「アクセスログ」を記録し、保守管理や利用状況に関する統計分析のために利用することがあります。SBT は、アクセスログを保守管理や利用状況に関する統計分析以外の目的で利用しないものとします。
SBT は、本サービスの可用性を 99.5%(ただし努力目標とし、保証値は「2.6 補償請求」に定める)とします。算定の際には計画停止時間は含まれないものとします。
SBT がアプリケーションの更新が必要であると判断した場合、バージョンアップおよび、メンテナンスを SBT 指定の時間で行います。
システム停止を伴うメンテナンスは 10 営業日前までにお客様へ通知します。緊急時のメンテナンスについては事前に通知することができない場合があります。
請求の前提条件 | SBT は、本仕様書に規定されているサービスレベルを達成しない場合、本項の定めに従い、契約者に対して補償を行います。契約者への補償は、契約者が SBT に請求した場合に限り実施するものとします。 契約者が本仕様書に基づく補償請求を行う場合、「障害」の発生後 3 営業日以内に SBT に補償請求の意思を報告し、障害発生の翌月 15 日までにその請求の内容を裏付ける根拠となる資料を提示するものとします。 また、契約者は、補償請求を行い得ることとなった日から 3 ヶ月を経過する日までに請求をしなかっ た時は、本規定に基づく権利を失うものとします。 |
補償の対象となる障害定義 | ① ダウンタイムの定義 契約者のドメインを利用した Mail Safe に対するメール送信時におけるエラー率が5%を上回る状態、または Mail Safe 環境への HTTP・HTTPS を利用したアクセスできない状態が 10 分以上継続した場合の 1 請求月間の合計累積時間(分)をダウンタイムとして定義します。 ② ダウンタイムの除外要件 以下の場合はダウンタイムとみなしません。 ∙ Mail Safe サービス提供環境に起因しない利用不可状態 ∙ 事前に通知を行ったメンテナンスによるシステム停止 ③ 障害起点定義 管理・監視時間内に SBT システム担当者が障害発生と判断した時間を障害起点とします。 |
➃ サービス停止 システムが停止した時間をサービス停止とします。 ※時間はシステムログにて確認 ⑤ 復旧定義 SBT システム担当者側で正常にシステムが稼働していることの確認が取れた状態を復旧とします。 | |
月間稼働率 | 各月の合計分数から、各月のダウンタイム期間の合計ダウンタイム分数を減算し、各月の合計分数で除すことにより算出されます。 ※ダウンタイムはサーバー側のエラー率に基づいて計測します。 ※ダウンタイム期間はドメインでダウンタイムが 10 分以上続く状態の期間のことです。 ※ダウンタイムの判定は SBT の監視システムより SMTP を利用したメール送信及び HTTP、 HTTPS を利用したアクセスができるかどうかを測定して行います。 |
補償内容 | 下記の「補償条件」に則って、影響を受けた当該暦月の月額料金に応じて返還します。 ※ 複数月一括払いを行っている契約者の場合、一括払いの料金を定められた一括払いの月数で除した金額(小数点以下の端数は切り捨て)を当月の月額料金とします。 ■補償条件 月間稼働率が 97.0%以上 99.5%未満の場合:10%の減額月間稼働率が 95.0%以上 97.0%未満の場合:25%の減額月間稼働率が 90.0%以上 95.0%未満の場合:50%の減額 月間稼働率が 90.0%未満の場合:100%の減額 |
セキュリティ
∙ SBT は、本サービスにおいて、以下のセキュリティ管理を行うものとします。
⮚ インターネットからの直接接続できなくなっており、アクセスの際には必ず設備のある現地、もしくは管理運営会社経由のみ許可されています。
⮚ Mail Safe 環境はお客様毎の仮想専用環境となっており、原則読み取り専用となっています。
⮚ 上位回線、サービス提供サーバーは共に冗長化構成を取っています。
⮚ 第三者機関を利用した脆弱性スキャンを行っています。
クライアント機器の利用環境
∙ お客様は Office 365 メールサービスに係る契約があることが前提です。
∙ PC 端末の対応ブラウザおよび対応 OS は以下のとおりです。
対応ブラウザ | 対応 OS |
Mozilla Firefox | WindowsOS および MacOS 共に対応 |
Google Chrome | WindowsOS および MacOS 共に対応 |
Safari | MacOS のみ対応 |
Microsoft Edge | WindowsOS のみ対応 |
∙ モバイルデバイスの対応ブラウザおよび対応 OS は以下のとおりです。
対応ブラウザ | 対応 OS |
Google Chrome | Chrome AndroidOS および iOS 共に対応 |
Safari | iOS のみ対応 |
Microsoft Edge | iOS のみ対応 |
ネットワーク
∙ Exchange Online に接続できる環境である必要があります。
∙ SMTP を利用したメール送信ができる環境である必要があります。
∙ 端末のネットワーク帯域が遅い回線をご利用すると、ご利用に支障をきたす場合があります。
※インターネット回線事業者・ISP の都合によりシステム利用に支障が発生した場合の責任は負わないものとします。
耐障害性
∙ システム構成とアーカイブのバックアップを 1 日 1 回実施します。
∙ 1 時間毎に差分バックアップを実施。誤ってデータを破棄してしまった場合は最長 1 時間までリストア可能。
但し、差分バックアップは環境毎に時間がランダムな為、すぐに連絡いただいてもリストアできない場合があります。
パフォーマンス
∙ レスポンスタイムはベストエフォートでの提供となります。
データ
∙ 契約期間終了日の翌日よりデータベース内のすべてのデータを削除します。
∙ IIS ログおよび、アプリケーションのトレースログを 365 日分保存しますが、基本的には開示しません。ただし、不正アクセス等、セキュリティ関連の特別な事象が発生した場合のみ、ご相談に応じて対応させて頂きます。
∙ 資料の提出等、お客様個別の監査依頼には対応しないものとします。
∙ お客様の過失により消失したデータの復旧サービスは提供していません。
トライアル
∙ 本番契約前に利用いただけるトライアルメニューとなります。
メニュー | 契約数 |
無償トライアル | 25 |
※ご契約数は 25ID 固定のお申込みになります。
※トライアルは 1 社 1 回、30 日間限定となります。
∙ トライアル環境一式
∙ マニュアル一式(ユーザーマニュアル/管理者xxxxx)
∙ 問い合わせサポート
※トライアル利用開始時に必要な内容を開通通知にて連絡いたします。
∙ Office365 のテストテナントはお客様ご自身でご準備ください。
∙ トライアル時の利用可能ドメインは 1 つとなります。
∙ トライアル用のドメインをご用意ください。業務利用中のドメインでご利用になるとトライアル終了時にメール送信に問題が発生します。
∙ トライアル終了日翌日からトライアル利用を停止します。トライアルは SLA の適用はありません。
∙ トライアル環境から本番環境へのデータ移行は行っていません。
∙ SBT の判断により、トライアル利用を停止、変更、終了させて頂く場合があります。
利用開始
∙ あらかじめ同意された利用開始日までに、開通通知を送付します。利用開始日をもってサービスの利用開始となります。
∙ サービスの利用開始の際は申込書の記載が必要です。その他、契約方法、課金についての重要事項、注意事項の詳細については、
利用終了
∙ 契約期間の終了をもってサービス利用の終了となります。
∙ 契約終了日の翌日より下記の対応を実施します。
⮚ お客様データの削除
∙ 削除したデータはいかなる場合も復元できません。
∙ サービス停止時にお客様環境での作業が必要となる場合は、管理責任者及び運用担当者へ作業内容をご連絡させていただきます。
∙ 終了時の契約方法、課金についての重要事項、注意事項の詳細については、「契約ガイド」をご確認ください。
その他禁止事項
∙ 本サービスの利用にあたり禁止事項を設けています。違反を確認した場合、サービス利用を停止させていただきます。
⮚ 本ソフトウェアの複製を作成すること。
⮚ 第三者に対して譲渡、貸与、もしくは再許諾すること。
⮚ リバースエンジニアリング、逆コンパイル、または逆アセンブルを行うこと。
その他制限事項
∙ その他、下記については SBT では対応できませんのであらかじめご了承ください。
⮚ お客様個別の監査対応。
⮚ SBT の提供するサービスに、SBT 以外の第三者から何らかのサービス等を受けた場合、当該サービス等について一切の責任を負わないものとします。
契約に関する注意事項
・ トライアル、本番(新規、変更、解約/終了時)の契約方法、課金方法の詳細については別紙「契約ガイド」をご確認ください。
・ 契約にあたっては申込書の注意事項をよくご確認ください。
以上 2022 年 7 月 20 日 改定