Contract
令和3年3月2日
随意契約結果及び契約の内容
工 | 事 | の | 名 | 称 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事 | |||
工 | 事 | 概 | 要 | ※ 本工事は、事業の効率的な進捗を目的とし、「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削等)工事」の一部を分割して、当初計画より前倒着工する工事である。 工事内容:仮設備として、電力設備のうち高圧受電設備、吹付プラント設備、吹付プラント排水処理設備、火工所、火薬類取扱所、上段ヤード等の舗装工の仮設設備一式工事 なお、「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事・業務」は下記の五つの工事及び技術協力業務で構成されている。 工事請負契約: 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事」、 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事」 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削)工事」、 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削に係るアプローチ坑道)工事」、 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事」、技術協力業務: 「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事等に かかる技術協力業務」 | ||||
契約担当官等の氏名並 | 国立大学法人 東京大学総長 五x x 代理人 施設部長 xx xxxxxxxx 0-0-0 | xx | ||||||
びにその所属する部局 | ||||||||
の名称及び所在地 | ||||||||
契 | 約 | 年 | 月 | 日 | 令和 3 年3月1日 | |||
契 | 約 | 業 | 者 | 名 | 鹿島建設 | 株式会社 | 中部支店 | |
契 | 約 業 者 の 住 | 所 | xxxxxxxxxxxxxxx00xx | |||||
契 | 約 | 金 | 額 | 74,030,000円(税込み) | ||||
予 | 定 | 価 | 格 | 74,822,000円(税込み) | ||||
随意契約によることとした理由 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事は、これまでに実績のない規模の地下空洞の掘削を行う工事であり、発注者によって最適な仕様を設定できない工事である。このため、技術提案・交渉方式を適用し、事業目的達成のために最も高い実績を持ち最も優れた技術提案を行った鹿島建設株式会社を優先交渉権者として選定し、当該提案を反映した設計を実施した。 本工事はこの設計に基づき施工するものであり、当該設計にかかる技術協力者である鹿島建設株式会社が工事の実施が可能な唯一の者である。 よって、東京大学政府調達協定実施規定第 14 条第 1 項第一号の規定に基づき 随意契約を行う。 |
施 | 工 | 場 | 所 | 岐阜県飛騨市神岡町xxx地内(岐阜県道 484 号xx神岡停車場線の一部) | |||
業 | 種 | 区 | 分 | 一般土木 | |||
履 | 行 | 期 | 間 | ( | 自 | ) | 令和3年3月2日 |
履 | 行 | 期 | 間 | ( | 至 | ) | 令和3年5月31日 |
備 | 考 |
東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事・業務に係る契約者の選定経緯について
1.工事概要
(1)発注者
国立大学法人 東京大学
(2)工事名
東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事
なお、「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事・業務」は下記の五つの工事及び技術協力業務で構成されている。
工事請負契約:①「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事」、
②「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事」、③
「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削)工事」、④「東京大学
(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削に係るアプローチ坑道)工事」、⑤「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事」
技術協力業務:「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事等にかかる技術協力業務」
※ ②、④の工事は、事業の効率的な進捗を目的として、②の工事は③の工事から、④の工事は
⑤の工事からそれぞれ分割して前倒発注する工事。
(3)工事場所
岐阜県飛騨市神岡町xxx地内(岐阜県道 484 号xx神岡停車場線の一部)
(4)工事内容
仮設備として、電力設備のうち高圧受電設備、吹付プラント設備、吹付プラント排水処理設備、火工所、火薬類取扱所、上段ヤード等の舗装工
(5)工期
契約締結日の翌日から令和3年5月31日
2.経緯
(1)契約者決定の流れ
公募型プロポーザル方式等に係る契約手続き開始告示
⇩
申請書及び実績審査資料の提出
⇩
技術提案書の提出
⇩
優先交渉権者の決定
技術協力業務・価格等交渉
⇩
※価格等交渉は工事ごとに行う。
見積合わせの執行・契約者の決定
⇩
※工事ごとに行う。
(2)契約者決定までの主な経緯
東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事請負契約者決定までの主な経緯は表―1 のとおりである
表―1契約者決定までの主な経緯
日付 | 内容 |
令和2年3月24日 | 技術提案等審査委員会(第一回) |
令和2年4月13日 | 公示 |
令和2年4月14日 ~令和2年5月1日 | 競争参加資格確認申請書及び配置技術者の資格・工事経験資料の提出期 x |
xx2年5月11日 | 競争参加資格審査委員会(参加申請のあった4社全てを資格有りと判 定) |
令和2年5月13日 | 競争参加資格確認通知書の発送 |
令和2年7月6日 | 技術提案書の提出期限 |
令和2年7月27日 | プレゼンテーション及びヒアリング 技術提案等審査委員会(第二回) |
令和2年8月7日 | 優先交渉権者選定通知 |
令和2年9月7日 | 基本協定締結、東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(xxx 洞掘削等)工事等にかかる技術協力業務委託契約、設計協力協定締結 |
令和2年9月28日 ~令和2年10月6日 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事 に関する価格等交渉(4回) |
令和2年10月22日 | 技術提案等審査委員会(第三回) |
令和2年10月23日 | 特定通知 |
令和2年10月28日 | 見積合せ |
令和2年10月28日 | 非特定通知 |
令和2年11月6日 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事 請負契約締結 |
令和2年12月3日 | 基本協定変更締結(工事の一部を分割し、三つの工事を五つに変更) |
令和3年1月14日 ~令和3年1月19日 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係 る準備)工事に関する価格等交渉(2回) |
令和3年2月8日 | 技術提案等審査委員会(第四回) |
令和3年2月9日 | 特定通知 |
令和3年2月19日 | 見積合せ |
令和3年2月19日 | 非特定通知 |
令和3年3月1日 | 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係 る準備)工事 請負契約締結 |
(3)工事実施者の選定方式
本工事は、これまでに実績のない規模の地下空洞の掘削を行う工事であり、発注者によって最適な仕様を設定できない工事であるため、設計段階から施工者独自のノウハウを取り入れる発注方式(技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ))を採用することとした。本方式は、 技術提案に基づき選定された優先交渉権者と技術協力業務の契約を締結し、別の契約に基づき実施している設計に技術提案内容を反映させ、目標工期、工事額を算定した上で、価格等の交渉を行い、交渉が成立した場合に施工の契約を締結するものである。
(4)工事実施者の選定体制
技術提案等の審査・評価は、中立かつxxな審査・評価の確保を図るため、学識経験者等で構成する「技術提案等審査委員会」(以下、「審査委員会」という。)を設置して行った。審査委員会は、公示前段階、技術審査段階、価格等の交渉段階の 3 段階において審議を行った。なお、審査委員会は非公開とし、審査委員名は、東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事請負契約締結後に公表する。
3.競争参加資格確認等
令和2年11月9日付公表「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事に係る随意契約結果及び契約の内容、選定経緯の公表」に同じ
4.実績審査
令和2年11月9日付公表「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事に係る随意契約結果及び契約の内容、選定経緯の公表」に同じ
5.技術提案審査
令和2年11月9日付公表「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事に係る随意契約結果及び契約の内容、選定経緯の公表」に同じ
6.東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事に係る価格等交渉
(1)実施方法
発注者及び優先交渉権者で技術協力業務の契約を締結するに当たり、設計業務及び技術協力業務完 了後の三つの工事の契約に向けた価格等の交渉等に関する基本協定を令和2年9月7日に締結した。その後、事業の効率的な進捗を目的として、「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アク
セス坑道掘削等)工事」の一部を分割し「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事」として、また「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削等)工事」の一部を分割し「東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(地下空洞掘削に係るアプローチ坑道)工事」として、それぞれ当初計画より前倒しで着工することについて、第三回
審査委員会で確認された。
これに基づき、基本協定書を令和 2 年 12 月 3 日に変更締結した。
(2)経過
基本協定書に基づき、4回の合同打合せ、2回の価格等交渉を実施した。主な経過は以下の通りである。
【第1回】令和2年 11 月5日
・着工時期、工期の確認
・準備工事に関する確認事項
【第2回】令和2年 11 月 19 日
・準備工事に関する確認事項
【第3回】令和2年 12 月3日
・準備工事に関する確認事項
・仮設構台に関する協議
【第4回】令和2年 12 月 17 日
・特記仕様書、工事費積算に関する見積条件の確認
・仮設構台に関する協議
令和2年 12 月 24 日 見積用図面等の提示
【第5回】令和3年1月 14 日
・工事費の確認①
・特記仕様書、工事費積算に関する見積条件の確認
【第6回】令和3年1月 19 日
・工事費の確認②
上記2回の価格等交渉を踏まえ、発注者において優先交渉権者の価格の妥当性を確認したことから、令和3年2月8日、第四回審査委員会に価格等交渉結果について報告し、価格交渉結果及び交渉成立の妥当性が確認された。
(3)価格の妥当性の検証について
優先交渉権者から提出された工種毎における見積額の妥当性の検証については、以下のとおり行い、見積り条件やヒアリング等により確認した。
① 歩掛については、原則、国土交通省土木工事積算基準の標準歩掛を使用し、妥当性を確認した。
②設計単価(労務単価、資材単価、機械経費)については、国土交通省の標準単価を使用し妥当性を確認した。
(4)その他
価格等交渉の過程で決定した下記の施工条件等については、特記仕様書及び図面に記載し契約に反映させた。
施工時期・支払条件
(5)見積合せ
実施日時 令和3年2月19日
7.契約相手方の決定
(1)工事名 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事
(2)契約者 鹿島建設 株式会社 中部支店
(3)工事場所 岐阜県飛騨市神岡町xxx地内(岐阜県道 484 号xx神岡停車場線の一部)
(4)工事請負契約締結日 令和3年3月1日
(5)契約金額 予定価格 74,822,000円(消費税及び地方消費税を含む)契約金額 74,030,000円(消費税及び地方消費税を含む)
8.技術提案・交渉方式に係る審査委員会の経緯
本工事の手続きにあたっては、中立かつxxな審査を行うため、学識経験者等で構成する審査委員会を設置し、全4回の意見聴取を行った。
各委員会の開催日及び意見聴取事項等は以下のとおり。
【第一回審査委員会 公示前】
1)開催日:令和2年3月 24 日(火)
2)意見聴取事項
①技術提案・交渉方式の適用の可否について
②契約手続きの流れについて
③技術提案項目・評価基準について
3)主な意見
・技術提案・交渉方式の適用理由について
・技術審査の評価内容について
【第二回審査委員会 技術審査段階】
1)開催日:令和2年7月 27 日(月)
2)意見聴取事項
①審査結果について
②価格交渉の手順について
3)主な意見
・個別評価項目について
【第三回審査委員会 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(県道切り回し等)工事に係る価格等の交渉段階他】
1)開催日:令和 2 年 10 月 22 日(木)
2)意見聴取事項
①価格等の交渉経緯について
②価格等の交渉の合意内容について
③予定価格の算定方法について
④公表資料について
⑤工事の分割について
3)主な意見
・技術協力業務について
・予定価格の妥当性について
・工事分割の妥当性について
【第四回審査委員会 東京大学(岐阜県神岡)ハイパーカミオカンデ(アクセス坑道掘削に係る準備)工事に係る価格等の交渉段階】
1)開催日:令和3年2月8日(月)
2)意見聴取事項
①価格等の交渉経緯について
②価格等の交渉の合意内容について
③予定価格の算定方法について
④公表資料について
3)主な意見
・技術協力業務について
・予定価格の妥当性について
以上