InSphero と大日本スクリーン 欧米での高速 3D 細胞スキャナーの販売契約を締結
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2014 年 4 月 5 日
InSphero と大日本スクリーン
欧米での高速 3D 細胞スキャナーの販売契約を締結
2014 年 4 月 5 日、InSphero AG 社(本社:スイス・シュリーレン/以下、InSphero)と大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市/以下、大日本スクリーン)は、3D 細胞培養における細胞の増殖・形態観察を実現した「Cell3iMager(スリー・ディー・セル・イメージャー)」の北米および欧州における販売パートナー契約を締結しました。
近年、3D 細胞培養は創薬分野で欧米を中心に急速な広がりを見せており、がん細胞を繊細かつ効果的に観察できる代表的な分析手法となりつつあります。がんの創薬研究では、細胞の大きxx形態が重要な判定基準となりますが、検査試薬を使用する従来手法では、同一細胞の経過観察が行えないことや、状況によっては手作業による視覚的な計測が必要になるなど、3D 細胞の大きxx増殖を高速かつ正確に計測するために、多大な時間を要することが課題となっていました。
大日本スクリーンが開発した 3D 細胞スキャナー「Cell3iMager」は、3D 細胞培養プレートの複数ポイントで細胞の直径、面積、疑似体積を、1 プレート当たり最短 1 分という速さで、検査試薬なしでの計測を可能にしました。また、3D 細胞培養に関して高度な技術を持つ InSphero の GravityTRAP™ プレート※と組み合わせることで、3D 細胞培養研究のさらなる加速を実現します。
InSphero CEO・共同創業者 Dr. Xxx Xxxxxxxxxxx は、「今回の販売契約に関する合意は、当社が 3D 細胞培養市場におけるトータルソリューションのプロバイダーとなる、新たなステップであると位置付けています。『Cell3iMager』を私たちの製品ラインアップに加えることで、3D 細胞や試薬、そして分析装置に至るまで、3D 細胞培養分析に必要なトータルソリューションの提供に近づきました」と述べています。
大日本スクリーン製造株式会社 G10 画像処理応用事業部 事業部長 xxxxは、「今回の契約締結によって、当社は欧米市場への販売をスタートします。欧米市場において、InSphero 社の GravityTRAP™ プレートと、当社の『Cell3iMager』組み合わせで、3D 細胞培養研究の合理化や簡易化が加速することを大いに期待しています」と述べています。
両社は、このたびのパートナー契約の締結により、InSphero の充実した販売ネットワークを通じて、今後ますます拡大していく北米及び欧州市場へ装置の提供を開始します。
■InSphero AG 社
創薬研究を高い予測性でサポートする、生体外 3D 細胞培養分野のリーディングカンパニー。器官型、生物学 上の 3D 細胞を提供している。スイス・チューリッヒ本社の他、米国、ドイツに拠点を持ち、製薬・化粧品分 野で世界のトップ 10 社に入る大手企業の全てを顧客に持つ。InSphero の「3D Insight™ Microtissues」は、生物学的薬剤の効能や毒性の臨床応用に活用されている。チューリッヒのSwiss Federal Institute of Technology (ETH)とチューリッヒ大学が共同で設立した会社で、科学的・商業的な成功により、数々のスイ ス国内の賞および国際的な賞を受賞している。また、品質管理システムISO9001:2008 認証を取得してい
■大日本スクリーン製造株式会社
1943 年設立。ウエハー洗浄装置やアニール装置など、半導体製造装置のトップ 10 サプライヤー。設立以来、xx培ってきた画像処理技術、フォトリソグラフィー技術、洗浄技術といったコア技術をベースに、薄型パネ ルディスプレーやプリント基板の各製造装置事業、およびメディアテクノロジー事業など、その事業領域を拡 大。現在では、画像入力や処理において培った技術を細胞培養市場にも応用し、最先端の装置を開発している。 URL:xxx.xxxxxx.xx.xx
※ GravityTRAP™プレート
InSphero が開発した 3D 細胞培養プレート。96 穴の SBS 標準準拠のプレートで、他のプレートから 3D 細胞の形態などに影響を与えずにウェル内に 3D 細胞を受け止める機能や、細胞の壁面への接着を防ぐ機能、不注意による溶媒交換時の吸い込みの防止の機能などを持ち、欧米を中心に多くの 3D 細胞培養研究で採用されている。
■お問い合わせ先
InSphero AG 社
グローバルマーケティング部 部長 Dr. Xxxxx Xxxxxx Tel x0 000-000-0000 (内線 102 番)
E-mail xxxxx.xxxxxx@xxxxxxxx.xxx CEO、共同創業者 Dr. Xxx Xxxxxxxxxxx Tel x00 00 0000000
E-mail xxx.xxxxxxxxxxx@xxxxxxxx.xxx
大日本スクリーン製造株式会社 G10 画像処理応用事業部 xxxx Tel 000-000-0000