IBM Decision Optimization on Cloud
サービス記述書
IBM Decision Optimization on Cloud
本「サービス記述書」は IBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書 (PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
「クラウド・サービス」オファリングには、以下の機能が含まれます。
● オンプレミス・インフラストラクチャーのインストール、導入、および保守の負担なしに、最適化モデルを解決する。
● 最適化モデルをドラッグ・アンド・ドロップして、ログおよびソリューションを解決し、表示する。
● エンタープライズ・アプリケーションに最適化機能を組み込む – 最適化モデルのソリューションおよびログの送信、解決、および取得を自動化するために、REST API を使用することができます。
● 異なるタイプの最適化モデルの解決をサポートする (例: LP/MIP モデル、CPO モデル、OPL モデル、または Python モデル)。
1.1 IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1A
IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1A により、お客様は、6 コアおよび 28GB RAM の性能を備えた仮想マシンのマルチテナント共有プールで最適化モデルを解決することができます。アップロード最大ファイルサイズはファイルごとに 1GB、およびキュー内の最適化モデル最大 5 の制限が適用されます。
1.2 IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1B
IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1B により、お客様は、10 コアおよび 60GB RAM の性能を備えた仮想マシンのマルチテナント共有プールで最適化モデルを解決することができます。アップロード最大ファイルサイズはファイルごとに 1GB、およびキュー内の最適化モデル最大 5 の制限が適用されます。
1.3 IBM Decision Optimization on Cloud Tier 2A
IBM Decision Optimization on Cloud Tier 2A により、お客様は、6 コアおよび 28 RAM の性能を備えた仮想マシンのマルチテナント共有プールで最適化モデルを解決することができます。アップロード最大ファイルサイズはファイルごとに 1GB、およびキュー内の最適化モデル最大 5 の制限が適用されます。
1.4 IBM Decision Optimization on Cloud Tier 2B
IBM Decision Optimization on Cloud Tier 2B により、お客様は、10 コアおよび 60 RAM の性能を備えた仮想マシンのマルチテナント共有プールで最適化モデルを解決することができます。アップロード最大 ファイルサイズはファイルごとに 1GB、およびキュー内の最適化モデル最大 5 の制限が適用されます。
1.5 IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB
IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB により、お客様は、「X コア」と「Y GB」の RAM で指定されるサイズの、専用仮想マシン上で最適化モデルを解決することができます。以下の「Xコア」および「Y GB」の組み合わせが提供されます。
X コア | Y GB RAM |
2 | 2 |
2 | 8 |
2 | 28 |
6 | 2 |
X コア | Y GB RAM |
6 | 8 |
6 | 28 |
10 | 8 |
10 | 28 |
10 | 60 |
14 | 8 |
14 | 28 |
14 | 60 |
14 | 124 |
30 | 124 |
30 | 238 |
54 | 124 |
54 | 238 |
以下の制限が適用されます。
● 最大アップロード・ファイル・サイズは 1GB です。
● キュー内の最大ジョブ数は、コア数の 5 倍になります (例: 最小マシンに対しては 10、最大マシンに対しては 270)。
お客様は、「インスタンス」ベースまたは「イベント」ベースのいずれかで、Decision Optimization on Cloud Flex Tier オファリングを取得できます。
1.6 IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB INSTANCE
IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB Instance により、お客様は、概説したオプションで定義されるお客様が選択した構成に基づいて、それぞれの専用仮想マシンの単一「インスタンス」上で最適化モデルを解決することができます。
1.7 IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB EVENT
IBM Decision Optimization on Cloud Flex-Tier X Cores Y GB Event により、お客様は、「イベント」により測定される専用仮想マシン上で最適化モデルを解決することができます。「インスタンス」の最大 24 時間の連続アップタイムとして測定される、各「イベント」は、お客様が、「クラウド・サービス」の
「インスタンス」をプロビジョニングするきっかけとなる API を呼び出したときに呼び出されます。
「クラウド・サービス」は、お客様が API 呼び出しにより「インスタンス」のプロビジョニングを要求した時点から最大 30 分以内に利用可能です。
2. コンテンツおよびデータ保護
「データ処理およびデータ保護に関するデータ・シート」(「データ・シート」) には、処理対象の「コンテンツ」の種類、発生する処理活動、データ保護機能、および「コンテンツ」の保存および返却に関する仕様書に関する、「クラウド・サービス」に固有の情報が記載されています。「クラウド・サービス」およびデータ保護機能に関する詳細または説明および条件 (お客様の責任を含みます。) がある場合には、本条に記載されます。お客様が選択したオプションにより、「クラウド・サービス」のお客様による使用に適用される「データ・シート」が複数ある場合があります。「データ・シート」は英語のみの提供となります (現地言語での提供はありません)。現地の法律または慣習の慣行にかかわらず、両当事者は英語を理解していること、および「クラウド・サービス」の取得および使用に関して英語が適切な言語であることに同意します。以下の「データ・シート」が「クラウド・サービス」およびその利用可能なオプションに適用されます。お客様は、i) IBM が、IBM のみの裁量により、「データ・シート」を随時変更することができ、かつ ii) かかる変更された内容が変更前の内容に置き換わることを承諾します。「データ・シート」に対する変更は、i) 既存のコミットメントの改善もしくは明確化、ii) 最新の採
用された基準および適用法への整合の維持、または iii) 追加コミットメントの規定のいずれかを行うことを意図しています。「データ・シート」のいかなる変更も「クラウド・サービス」のデータ保護を著しく低下させるものではありません。
適用される「データ・シート」へのリンク:
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=1399327958537
お客様は、「クラウド・サービス」の利用可能なデータ保護機能を注文、有効化、または使用するために必要な対策を講じる責任を負うものとします。お客様がかかる対策を講じることを怠った場合 (「コンテンツ」に関するデータ保護またはその他の法的要件を満たさないことも含みます。) には、お客様は
「クラウド・サービス」の使用に対して責任を負います。
EU 一般データ保護規則 (EU/2016/679) (GDPR) が「コンテンツ」に含まれる個人データに適用される場合に、その適用範囲に限り、xxxx://xxx.xxx/xxx にある IBM の「データ処理補足契約書」(DPA) および
「DPA 別表」が適用され、本契約の一部として参照されます。本「クラウド・サービス」に適用可能な
「データ・シート」は「DPA 別表」の位置づけです。DPA が適用される場合、「復処理者」の変更の通知を提供する IBM の義務およびかかる変更に異議を申し立てるお客様の権利は、DPA に規定されるとおりに適用されます。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント (以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間 (以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合 (個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別
「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
99.5% 未満 | 2% |
99% 未満 | 5% |
95% 未満 | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、オンライン・フォーラムおよびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM の IBM Software as a service support guide (xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxx_xxxxxxx_xxxxx.xxxx) には、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスが規定されています。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
● 「時間」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様の「証書 (PoE)」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」が処理する「時間」の全部または一部の総数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」は、
「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「証書 (PoE)」または
「取引文書」に定める課金期間中にアクセスおよび使用することが可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「イベント」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「イベント」のエンタイトルメントは、「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のイベントの発生数に基づいています。「イベント」のエンタイトルメントは、当該「クラウド・サービス」に固有のもので、イベント種類は、別の「クラウド・サービス」またはイベント種類に対する他の「イベント」のエンタイトルメントと交換、置き換え、または集約することはできません。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に生じるあらゆるイベントをカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
IBM Decision Optimization on Cloud – Flex-Tier において、「イベント」とは、「インスタンス」の最大 24 時間の連続アップタイムとして定義されます。例: お客様がインスタンスを開始し、5 時間の継続稼働後に停止した場合、これは 1 つの「イベント」とカウントされます。お客様がその 1 時間後に別のインスタンスを開始し、3 時間にわたって継続稼働させた場合、これは 2 つめの「イベント」(これについては、24 時間以内に生じたとしても、最初の「イベント」に追加して請求されます。) としてカウントされます。その一方で、お客様がインスタンスを開始し、30 時間にわたって継続稼働させた場合、これは 2 つの「イベント」とカウントされます。
5.2 オンデマンド料金
「取引文書」に明記されるオンデマンド料金は、お客様がオンデマンド部分のアクティブ化を要求した場合に適用されます。
以下のオンデマンド・オファリングは、「時間」を課金単位として入手することができます。IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1A および IBM Decision Optimization on Cloud On-Demand Tier 1B お客様は、請求期間中に「クラウド・サービス」を使用した「時間」の全部または一部の総数に対して課金されます。請求期間中に使用された合計時間数は、1 時間に満たない部分を切り上げて算出されます。
5.3 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
「時間」単位に基づく超過料金は、課金期間中に使用された合計時間数 (1 時間に満たない部分は切り上げます。) をカウントすることにより算出されます。
「イベント」単位に関連する超過料金は常にカウントされ、整数で請求されます。
5.4 請求頻度
選択された請求頻度に基づき、IBM は請求頻度期間の開始時点で支払い期日の到来している料金をお客様に請求します。ただし、後払いの対象となる超過分や料金の使用タイプは除きます。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
お客様は、「クラウド・サービス」を、単体または他のサービスもしくは製品と組み合わせて、高リスク活動、即ち核施設、公共交通システム、航空管制システム、自動車制御システム、兵器システム、または航空機の航行もしくは通信の設計、構築、管理、もしくは保守、または「クラウド・サービス」の障害が生命の危険や重大な人身傷害を引き起こすおそれがあるその他のいかなる活動のサポートのためにも使用しないものとします。